黒猫荘
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オーナー:かい賊
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24. 2005年10月15日 00時12分51秒
投稿:かい賊
「パラダイス・キス」(フジTV 木曜深夜)
ハチクロのあと番組&主人公の声を山田優、不安要素は絶大だったが、なかなかどうして、
オシャレな(当然か)作りで、今後に期待できる作りになっています。
原作は矢沢あいで全5巻すでに完結していますが、残念ながら未読です。これを機に
読んでみようかしら、あんま長くもないし。公式ホームページを覗いてみましたが、
日本語版はもちろんですが、英語版の表紙がメチャかっこいいっす。気に入ったら
読めもしないのに思いっきり購入しちゃいそうで怖い。
ハチクロがアニメの作りは大してはじけていなかったので、今回は製作側の意欲を大いに
感じます(別にハチクロやる気なし、という意味ではありません)。「サムライ・チャンプルー」
といい、フジの深夜アニメは挑戦的・実験的・ついでにスタイリッシュで見ていてワクワク
します。どこかアンバランスな危うさを持ったこの作品、とりあえず山田優はプカプカと
浮きまくっていますが、それすらも計算の上?とか思わせるパワーを秘めています。
今後が楽しみ♪
23. 2005年10月14日 23時43分42秒
投稿:かい賊
新井輝「Room No.1301 #6 お姉さまはストイック!」(富士見ミステリー文庫)
話が進んでるんだか停滞しているんだか。新キャラも登場しているし一応匍匐前進ぐらいは
してるのかしらん。それはそれでまったりとしていて好きなんですねえ。この調子で
細く長く頑張ってほしいものです。だって物語の終着駅はたぶん幽霊マンション(での生活)
消滅なのだろうし、そうでなくても最悪冴子との訣別までは語られなくちゃいかんし、
刻也のエピソードとか入ってきたらいったい何時になったら完結するのか想像するだに
わくわくしてしかたがない。
今巻のベスト台詞
『悲しすぎるだろう』
もともと好きなキャラ(かなり笑えるので)だったけど、さらに好きになりました。
プロローグとエピローグのギャップがたまらん。実際おさまるもんじゃないよなあ、
とバリ共感。
22. 2005年10月12日 23時14分04秒
投稿:かい賊
川原正敏「修羅の刻 雷電編」(月刊少年マガジン 11月号)
究極を求め続けることは幸せなのか不幸せなのかどうにもわかりませんねえ。
でも間違いなくそこまで、または見えるところまでたどり着けば、本人は幸せなんだろうなあ。
また間違いなく本人に近しい人間は、近しければ近しいほど不幸せなんだろうなあ。
雷電は本当に幸せそうだったし、それで納得だ。
問題は葉月さん。女の身であるが故に最強の称号(“業”と言ってもいいだろう)である
「陸奥」を名乗ることができず、子を産みその子を鍛え上げ「陸奥」を継がせ、「陸奥」を
切望するものと闘わせる。それをあくまで「あたしの仕合だ」と言い切る。
想いは昇華したものと信じたいです。
これはこれで、切ないお話。
21. 2005年10月12日 22時18分54秒
投稿:かい賊
小林めぐみ「星屑エンプレス 僕がペットになった理由」(富士見ミステリー文庫)
今年の積み本より。スラップスティックSF……かな?
世界解説&キャラクター紹介編ですね。多種多様な宇宙人が出てきて、
みなそれぞれかわいくていいです。すべて地球上の生物の発展系というのは
ツッコミどころじゃないのかな。だからこそ親近感がわくというものかもしれないし。
主人公はいきなり「ぷちっ」と踏み潰されお亡くなりになりますが、わずか三十分で
サイボーグとして復活します。機械の身体と人間の意識の狭間で苦悩する石森章太郎な
展開があるわけもなく、典型的な引きずられキャラとしてその実力を遺憾なく発揮します。
あまり悪人の登場しない、というか、悪人だけれども憎みきれないかわいい奴らの
ストーリーです。
作中殺人事件が起こりますが、真剣に推理するとしっぺ返しを食らう可能性が大きいので、
主人公といっしょにそのドタバタ劇に巻き込まれながら読むのが、もっとも楽しい
読み方だと思います。
緊迫感を削ぐ、という点で、イラストがかわいすぎるというのが欠点?かもしれません。
肩の力を抜いて一気に読んじゃってください。
[NAGAYA v3.13/N90201]