黒猫荘
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ときどきしか来れませんが・・・
オーナー:さとし

コメントを入れようと思ったら消えてしまいました。その後、時間がなくてブランクとなってしまいました。
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143. 99年08月24日 18時57分31秒  投稿:さとし 
こんにちは、さとしです。

少し夏休みを取っていたら、映画の話がいっぱいです。
私も映画は大好きなので、大歓迎です。

MMさん、「救命艇」は一度だけですがレンタルして見ました。
ヒチコックの傑作と言われている作品と比べると少しおちるかな、という気がしました。
たしかにモノクロ画像の方がいい雰囲気です。そういえば「サイコ」はわざとモノクロで作ったものでした。
昔のモノクロはコントラストが強くて(技術のせいです)、それが独特の雰囲気となっていたんですね。
「レベッカ」もモノクロ画像がいいムードを出していた作品で、私も好きな一作です。

PAOPAOさん、クルーゾー「悪魔のような女」は、ご覧になる機会があったら、ぜひ予備知識なしでご覧下さい。
私はある程度のストーリーを知っていて見ましたので、いくつかあるショックシーンにもショックを受けませんでした。残念です。
部分的に記憶喪失になって見たいと思う作品です。
レンタル店にあるはずですので、探してみて下さい。
加納一郎「推理・SF映画史」は持っています。
一度増補・改訂されているのですが、改訂前の実にムードのあるカバーのものを持っています。
改訂後のにぎやかでカラフルなカバーのものも増補部分のためだけに買いました。
その他、ミステリ映画関連の本はかなり持っていると思いますが、今すぐタイトルが出てきません。植草甚一氏の物もあります。
かつて文春文庫だったと思いますが、推理・サスペンス映画に関するビジュアル版が刊行されていました。
まだ書店にあるかもしれませんが、あれはいいガイドブックです。知らなかった作品をたくさん教えてもらいました。
ところで「サボタージュ」、しぶい好みですね。でもいい作品です。レンタル店に置いてあります。

森下さん、はじめまして。
ヒチコックのイギリス時代の作品は、私も全部カバーしているわけではありませんが、川口さんがあげている「バルカン超特急」「下宿人」はいい作品です。
「下宿人」はあの有名な殺人鬼がモチーフで、ラストはヒチコックが当初考えていたものとは変わっていると聞いた覚えがあります。
「海外特派員」がイギリス時代の作品かどうか確認できませんが、あれもいい作品です。
MMさんが言っているように、あの時代の作品はモノクロ画像で、それをうまく利用して雰囲気を作り出すテクニックに、ヒチコックの才能が見て取れると思います。

川口さん、「世界の映画作家35」私も持っています。
かなり繰り返して読んだ覚えがあります。
あの本を買った当時は、海外の推理・サスペンス映画関連の本はほとんどなかったんです。
書店で見つけたときは欣喜雀躍しました。
かなりページが変色したものが私の書棚にしまってあります。
「映画術」もいい本ですね。ただあれは大きいので、書棚に納めるときに場所をとってしまう、という欠点があります。
私もあの本でヒチコックの登場シーンを確認しました。
「ロープ」の登場シーンは見た覚えがあるようなないような・・・
ノーカット版があるはずですので、いずれ確認してみます。
クルーゾーの「犯罪河岸」、初見当時はつまらない映画だと思いました。
スリラーを期待するとつまらないと思うのかもしれません。今では一種の恋愛映画かな、と思っています。

最近はあまり映画を見に行くことがありません。どうしてもレンタルを借りてきてしまいます。
でも、スクリーンで見ると格別、という作品はたくさんあります。
できれば映画館に行きたい、とは思っているのですが。
ヒチコック作品では「めまい」、「裏窓」などのジェームス・スチュアート主演のものもいい味です。
「裏窓」の原作がアイリッシュだと知ってから見直したときに、なるほど、と思いました。
都会の裏側の雰囲気、確かにアイリッシュでした。
「幻の女」から「自殺室」まで、アイリッシュもかなりの作品を読んでいます。
そういえば先日の深夜TVで「黒衣の花嫁」を放送していました。

それでは。

142. 99年08月23日 15時08分22秒  投稿:PAOPAO 
>川口様
 ヒチコック・トリュフォー「映画術」に一覧があるんですか。この本、持っているのに知らない私。私のガイドブックはもっぱら「ヒチコックを読む」だったものですから。こちらの本も時々、間違いが指摘されておりますので、鵜呑みは禁物ですネ。

>森下様
 川口様の推薦作品に加え「サボタージュ」もなかなか面白いと思います。是非、一見してみてください。
 「三人の女」ってもしかしたら、R・アルトマン監督の?これって劇場公開されたんですか。ある時期から映画に関しては、時間が止まっていますので。だったら、是非観たい私。ところで同じ監督の「ナッシュビル」ってビデオ化されましたでしょうか?これは、もう一度観たい私。
141. 99年08月23日 10時38分04秒  投稿:川口且真 
クルーゾは『恐怖の報酬』『悪魔のような女』が飛びぬけてますね。
あと1本を選べば「犯人は21番に住む」「犯罪河岸」のどちらかでしょうか。
未見ですがステーマン『六死人』の映画化「六人の最後の者」の脚本もして
いるみたいです。ミステリとは少し違うけど、映画のできなら「情婦マノン」。
「囚われの女」は趣味じゃありません。

>PAOPAO様、「救命艇」はのちビデオ出ております。最初から廉価版
(2900円くらい)での発売でした。

加納一郎の本は私も愛読書です。ただ索引がないのが不満ですね。
私にとって、並んで役立っているのは『世界の映画作家35 探偵映画の作家と
主役』(キネマ旬報社)かなあ。

>森下様、『傍役グラフィティ』と『女優グラフィティ』の2冊です
(『スキ・スキ・バンバン』という本もありましたが)。
僭越ながら申しますと、ヒッチコックイギリス時代は
「暗殺者の家」「39夜」そして「バルカン超特急」がベスト3だと思います。
特に「39夜」は是非見て欲しいです。
その他、余裕があれば、「殺人!」「恐喝(ゆすり」「下宿人」の三作もご覧
戴きたいと愚考しております。

なお「ロープ」のヒッチ登場シーンは冒頭のクレジットタイトルが終わった後、
街路を横切っているそうです(確認してません)。
ヒッチコック/トリュフォー『映画術』(晶文社)151頁に一覧が載っております。

140. 99年08月22日 01時34分33秒  投稿:森下祐行 
 はじめまして。森下というものです。
 映画の話題、仲間に入れてください。

 わたしのヒッチコックのベスト3は
   「バルカン超特急」
   「見知らぬ乗客」
   「汚名」
 でしょうか。
 「バルカン超特急」はリメイクの「レディ・バニッシュ/暗号を歌う女」も観たのですが、あんまり面白くなかったです。主演がシビル・シェパードとエリオット・グールドで、どうもシビル・シェパードにはヒッチコック映画の女優さんのような気品がないですね。

 ヒッチコックのイギリス時代の未公開作品がビデオでかなりでていますが、ほとんど観ていません。なにかお薦めの作品はあるのでしょうか? 

>PAOPAO様
 たしかに、ヒッチコック本によると、「ロープ」ではネオンサインが……となっているのですが、わたしもそんなところは見えませんでした。〈何度〉も観たわけじゃないですが。
 「傍役グラフィティ」って、男優編と女優編の二冊あった本でしたか? 執筆者が数人いたように記憶しているのですが。(もしかしたら他の本と記憶違いをしているかもしれません。わたしも、今、手元に本がないので確認出来ないのです)もしその本でしたら、わたしも随分と楽しませてもらった本です。

>MMさま
 鈴木清順の「刺青一代」の殴り込みシーンは、なんともかっこいいですよね。
 最近、「殺しの烙印」を久しぶりにLDで観たのですが、これがじつに面白く感じられました。昔、二十代に観たときは、馬鹿にしていたのを反省しています。

>オーナーさま
 中川信夫はわたしも大好きなのですが、あまり作品を見られません。最近はビデオやLD情報をこまめにあたってないのですが、お薦めの作品はありますか?


 ところで、むかし観た映画で「三人の女」という、シシー・スペイセクとシェリー・デュバルともう一人、今名前が思い出せない女優さんが出てくる映画があるのですが、この映画が(当時)結構好みでした。ホラーというより、サイコ・サスペンス風の作りで、出てくる三人の女優がいずれも好みだったせいもあるのですが。もう一度観たいのですが、どうもビデオにもLDにもなっていないようです。


[NAGAYA v3.13/N90201]