黒猫荘
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やわらかそうな本の上へでもすわってください
オーナー:砂時計

床を埋めつくす積読本の山、山、山。
ドアからベッドへと続く一筋のケモノ道。
最後に掃除機をかけたのは何年前だっけ……(遠い目)。
そんなダメ人間の部屋へようこそ。

  133〜136件 
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241. 2005年12月22日 12時43分45秒  投稿:砂時計 
「泣くなぁ。笑うな!泣くなぁ。笑うな。泣くな!」
こんにちは、砂時計です。

書店で『小説すばる』1月号をチェック。
犬にまつわるショートショート特集の中の柳広司「バスカヴィルの犬(分家編)」は著書への収録希望。ホームズ物のパロディ・パスティシュには弱いんですが、さすがにこれ一編だけのために雑誌を買う気にはなれなくて。

TBS系の『月曜ミステリー劇場』で12/26に放映される内田康夫原作『平家伝説殺人事件』。
浅見光彦(沢村一樹)初のキスシーンがあるそうですが、その相手のヒロイン・佐和を演じるのが黒川智花。つい数ヶ月前のテレビ朝日系の連ドラ『雨と夢のあとに』では父娘だったのにねー。

原作は自分が読んだことのある数少ない内田作品の一つ。
トリックを含めた推理小説としてのバランスの悪さが印象に残っています(いや、悪球打ちの自分にとってのストライクゾーンに入ってくる変さ加減があって嫌いじゃないんですけどね)。

内田作品といえば怪作『終幕のない殺人』についても語りたい気持ちがあるんですが、それはまたの機会に。

■12/21の購入本

『心の中の冷たい何か』 若竹七海 (創元推理文庫)――親本積読中。
『神の手』(上・下) パトリシア・コーンウェル (講談社文庫)――このシリーズは第一作しか買ってないんですが(それも積読中)、「検屍官スカーペッタvs.IQ150 超人的シリアル・キラー」ということで、それは読んでみたいなー、と思い購入。

『本の窓』1月号
240. 2005年12月19日 12時44分31秒  投稿:砂時計 
「わたし、笑えるようになったよ。ちゃんと、笑えるようになったよ」
こんにちは、砂時計です。
高田崇史『試験に出ないパズル 千葉千波の事件日記』(講談社文庫)の有栖川解説、よく読んだらノベルス版の再録でしたね。

前の書きこみで触れた『土曜スタジオパーク』の『名探偵 赤富士鷹』特集(ゲスト・伊東四朗)を見ました。触りを見ただけですが映像的にはイイ感じ。

さて、主演の伊東四朗さん。
クリスティー作品の読書経験を聞かれて若い時はクリスティーも読んだしクロフツ、ヴァン・ダイン、エラリー・クイーンも読んだと答えたり、このドラマは「推理小説じゃなくて探偵小説」だという表現をしたりと、伊東さんはこっち側の人なんだ、と嬉しくなりました(<何だよ、こっち側って)。

ところで、ポアロと赤富士の比較という趣向でそれぞれの特徴が書かれたボードを出した時、「ポアロの写真はないので」とアニメの絵が使われてました。

スーシェの写真を使えよー。

ドラマもアニメも「ポワロ」表記のNHKですが、そのボードでは「ポアロ」。結構アバウトなのね。

■12/18の購入本

『日本怪奇小説傑作集3』 紀田順一郎・東雅夫 編 (創元推理文庫)
・講談社文庫
『天使と髑髏の密室 本格短編ベスト・セレクション』 本格ミステリ作家クラブ 編――親本積読中。 ●『黄色い目をした猫の幸せ 薬屋探偵妖綺談』 高里椎奈

『IN★POCKET』12月号
239. 2005年12月16日 12時42分39秒  投稿:砂時計 
「わたし狐に憑かれたことがあるじゃないですか」
こんにちは、砂時計です。
ナンノの現在のマネージャーが浅井企画の川岸さんの息子だというのは現役コサキンリスナーの間では知られていることなのだろうか。

以前にも触れたNHKの年末のスペシャルドラマ『名探偵 赤富士鷹』
アガサ・クリスティーの原作を昭和11年の日本を舞台としてドラマ化(12/29は「ABC殺人事件」、12/30は『ゴルフ場殺人事件』が原作の「愛しのサンドリヨン」)ということで「どんなもんかなあ」と不安視してましたが、脚本・藤本有紀と知って「おおっ!」。
ドラマ『ミニモニ。でブレーメンの音楽隊』での伏線の張り方や構成の巧さに、彼女によるミステリ・ドラマが見てみたいと思ってたんですよねー。
しかも、二日目の「愛しのサンドリヨン」は演出・渡辺一貴。『ミニモニ。でブレーメンの音楽隊』の第5回〜第8回の演出を手がけた人で、同作品を愛する自分にとっては嬉しい限り。
放送が楽しみになりました。

とりあえず、明日午後2:05からのNHK『土曜スタジオパーク』は伊東四朗ゲストで『名探偵 赤富士鷹』特集なのでチェック、チェック。

■12/15の購入本

『断崖 松本清張初文庫化作品集2』 松本清張 (双葉文庫)
『試験に出ないパズル 千葉千波の事件日記』 高田崇史 (講談社文庫)――親本積読中。解説・有栖川有栖。
238. 2005年12月15日 12時43分33秒  投稿:砂時計 
「意外と井川です」
こんにちは、砂時計です。
前回の訂正。×「福本和也・一峰大二」→○「福本和也・ちばてつや」。コピペ→一部変更のつもりだったのが直し忘れてました。

『2006本格ミステリ・ベスト10』読了(ランキング発表部分の作品解説を除く<なるべく予備知識なしで読みたいほうなので)。
ゲッ、アーロン・エルキンズ『骨の島』って初訳だったのか。ミステリアス・プレス文庫で出てたぶんの再刊だと思って買ってませんでした。

石持浅海インタビューで『扉は閉ざされたまま』の碓氷優佳を使う作品の構想があるという話が出ていてちょっとビックリ&ウキウキ。
フジや座間味くんよりもキャラクターとしては魅力がありましたからね。

「おなじみの名探偵が登場する謎解き小説」を偏愛する自分にとって、「形の良い自分好みの謎解き物で、探偵役には名探偵性が備わっていて、でも単発作品」という場合程もどかしいものはありません。
その代表的なものが泡坂妻夫『乱れからくり』とW・L・デアンドリア『ホッグ連続殺人』でした。
なので、デアンドリアの『ウルフ連続殺人』が発表された時は狂喜したものです。
作品の評判は芳しくなかったんですが、そんなことはどーでもいいのです。ベイネデイッティ教授の再登場こそが重要で、これによって自分の中では『ホッグ連続殺人』の価値が高まり、光り輝く作品となったのです(他の人には理解してもらえない感覚だとは思いますが)。

そんなわけで、お願いです!泡坂先生。どーかどーか、一作だけでいいので宇内舞子を復活させてください(って、ここで書いてもしょうがないんですけれども)。

ところで、すべてのミステリの名探偵の中で、一回きりの筈だったのがシリーズ・キャラクターに、というケースはどれぐらいの割合なんでしょうね。
明智小五郎や浅見光彦なんかの場合は作者が明言してますが。

■12/14の購入本

『2006本格ミステリ・ベスト10』 探偵小説研究会・編著 (原書房)

[NAGAYA v3.13/N90201]