黒猫荘
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みわっち。の『それさえも恐らくは平穏な日々』
オーナー:みわっち。

まだまだ、勉強中ですが、とりあえず顔を出すようにしようかな、と。
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1903. 2003年11月17日 20時25分15秒  投稿:森下祐行 
砂時計さま
「アクチュアリティを重視した作風」というのが綾辻以降と以前を
分けるキーワードというのは、同感です。
「リアリティ」ではなく「アクチュアリティ」ですね。

しかし、現在でもアクチュアリティを重視した作風は継続していますから、
日本のミステリの「全体」を綾辻以降と以前に分けるのは、いくらなんでも
無理だろう、というのがわたしの意見です。

「新本格」といわれるミステリを進化の結論として、その発生の過程を過去
にさかのぼって理屈つけようとするのなら、それなりに理解できますが。
でも、それは「全体像」ではないでしょう。

このへん、今度、またどこかに書いてみたいです。



1902. 2003年11月17日 12時19分55秒  投稿:砂時計 
SAMANAさまの書きこみを読んで再読してみたくなり、『推理日記II』を本棚から出しました。で、気がついたこと。

以前『黄色い部屋はいかに改装されたか?』を読み返した時に、記憶にあった「「黄色い部屋」は改装しなくてもいい。そこに現代人を住まわせればいいのだ」という文が見当たらず「あれ?」と思ったんですが、これ、『推理日記II』で読んだ言葉だったんですね。
今までひっかかっていたのが、おかげでスッキリしました。


みわっち。さま

大したことではないのですが、一応、自分が「1884」の書きこみの前の時点で口を挟むつもりだったことを書きますと、

森村誠一を含め、当時「新本格」と呼ばれた作品群には、

「謎解きの面白さ」と「アクチュアリティを重視した作風」のハイブリッド

という大きな特徴があったと思うのですが、森下さまは、森村作品の主に謎解き部分に関わるプロット面を指して「古いタイプの本格」と表現し、みわっち。さまは(単に読んだことがないからということやタイトルの印象だけではなく)、アクチュアリティを重視した作風の匂いを嗅ぎ取って、「社会派」のイメージを抱かれたのではないかと自分には感じられました(違ってたらすみません)。

これに関係したことですが、どうも、綾辻デビュー以前は社会派全盛であった、と主張する人の多くは、謎解き興味の強さに関わらず(また「社会派」と呼べるようなテーマ性の有無にも関係なく)、アクチュアリティを重視した作家・作品群を全てひっくるめて「社会派」と呼んでいるフシがあるように思えるんですよね。
そこらへんの認識の違いが問題の一因なのかも。

……といった思いつきを書いてみようかなと思っていたのでした。
1901. 2003年11月16日 12時02分36秒  投稿:森下祐行 
ないとーさま

>ポケミスが何点か現役です。なぜか、ブラウンはまとめて買う人が多いような。

そーでしたね。前の文章を書いたあとで、よく考えたら、たしかに
当のポケミスで、何点か現役だったような。
C・ブラウンは読むと癖になるので、まとめ買いも分かる気がします。

1900. 2003年11月15日 23時47分22秒  投稿:ないとー 
論争、楽しく読ませてもらってます。
ちょっとだけ、些細なことですが、ツッコミを。


森下さん
>現在、カーター・ブラウンは新刊書店では一冊も読めないハズですが、

ポケミスが何点か現役です。なぜか、ブラウンはまとめて買う人が多いような。
「我が青春のブラウン」ということなんでしょうか^^

[NAGAYA v3.13/N90201]