黒猫荘
(mobile版)

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やわらかそうな本の上へでもすわってください
オーナー:砂時計

床を埋めつくす積読本の山、山、山。
ドアからベッドへと続く一筋のケモノ道。
最後に掃除機をかけたのは何年前だっけ……(遠い目)。
そんなダメ人間の部屋へようこそ。

  129〜132件 
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245. 2006年01月03日 20時56分30秒  投稿:かい賊 
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

>どぶろく機能、睡魔
新年早々素晴らしい飛びっぷりですね。ますますお盛んなことで大変結構かと。
にしても「どぶろく機能」は是非欲しいものです。今度、対象メーカーをこっそり
(なんで?)教えてください。

>「相棒」DVD化
これも是非お願いしたいですねえ。ん?でもGETが必至になるから、お財布的にも
時間的にも考え物かしらん。この作品って基本的には各話完結でありながら、連ドラ的
要素も強いのでDVDで売るのがイメージしづらいですね。いっそある程度圧縮して
ドカンとBOXで、なんてどうでしょう? …………なんて勝手な……、ではまた。
244. 2006年01月02日 10時32分20秒  投稿:砂時計 
「エリザベスは生きる!長く健康に生きる!」
こんにちは。毎年、テレビで西村知美・山田花子のペーパードライバー対決を見て年明けを実感する砂時計です。

書き落としてましたが、『名探偵 赤富士鷹』の「ABC殺人事件」、ポワロ風の服装(しかも髪型は真ん中分け)での熊倉一雄さんの登場は嬉しいボーナスでしたね。

さて、自分が使っているHDD/DVDレコーダーには、濁り酒を作ることができる「どぶろく機能」、違った、二つのチャンネルを同時に録画することができる「W録機能」があるんですが、HDDの残量が標準画質で約10時間相当以下になると、この機能が使えなくなります。
昨日は夜9時からの『相棒』スペシャルとその裏番組の両方を録りたかったのですが、それには残量不足だったので、録画済みの番組を編集しDVD−Rに焼いてHDDから削除しHDDの領域を確保するという作業を夜の7時台から8時台にかけて行っていました。
で、あと残り一番組となって、編集が終わり、ダビングを開始したところまでは記憶にあるんですが……ハッと気がつけば既に深夜。
そう、水泳選手に負けてしまったのです、違った、睡魔に負けてしまったのです(朝の雪寄せ作業の疲労が溜まっていたのかもしれません)。
ああ、『相棒』スペシャルは、年末年始・怒涛の名探偵ドラマラッシュの一つとして期待してたのに〜。
ま、いずれ再放送などで見られる機会もあるじゃろうて(と、自分を慰める)……とほほ。
てゆーか、根強いファンの多いドラマなんだから、DVD化してくれればいいのになあ。

■1/1の購入本

『ミステリーズ!』Vol.13
『ミステリーズ!』Vol.14
243. 2005年12月31日 15時55分48秒  投稿:砂時計 
「ほんとに、がっかりです」
こんにちは、砂時計です。

日本テレビ系で昨日放映された『報道特捜プロジェクト』スペシャルの最後のパートは、イマイ記者VS.架空請求業者。以前読んだ『イマイと申します。―架空請求に挑む、執念の報道記録』(ダイヤモンド社)の内容がメチャクチャ面白かったので期待してたんですが、放映されたのはその本にも収録されていた過去の素材でちょっと肩すかし。まあ自分は実際の放送を見ていなかったので、その意味では楽しめたんですが。
ただ、VTRにスタジオの笑いのリアクションの音声をかぶせるのは方向が間違っているような気がしました。同じ日テレの『THEサンデー』での「元木リポーター」もそうですが、取材・報道する側を主役扱いしてはイカンですよ。
あ、上記の番組本は本当に面白いので、放送未見の方にはオススメです。
電話のやり取りだけで悪徳業者に架空請求の事実を認めさせるまで闘うイマイのしつこさは笑えるし痛快で、かつスリリング。ある意味(広義の)ミステリを読む楽しさがあるような気がしないでもないような。

NHKの二夜連続ドラマ『名探偵 赤富士鷹』を観ました。
制作統括・安原裕人、脚本・藤本有紀、 時代考証・天野隆子と、大好きなドラマ『ミニモニ。でブレーメンの音楽隊』の世界を作り上げた人たちが、クリスティー作品を原作に昭和11年の日本を舞台としたミステリ・ドラマを手がけるということで期待してたんですが、いや、さすがの出来。

「ABC殺人事件」では、それぞれの事件の関係者を一箇所に集める理由付けの部分がちょっと強引に感じられたのと、Dの殺人の時に三つの地域ではなく百貨店が選ばれると赤富士が判断した理由が不明瞭なところなど少し引っかかる点もありましたが、とにかくアレンジの巧さが光っていました(主演の伊東四朗氏に最初届けられたシナリオは膨大な分量だったそうなので、後者の疑問については脚本段階では説明があったのかもしれません)。
原作のABC鉄道案内に代わるものや「ヘボン式」の手がかりなど、舞台を日本に移し変える上での工夫には唸らされたなー。ただ後者については、せっかく説明ゼリフが少なめでも視聴者が理解できるような処理をしていたのに、黒板に日光が当たって肝心な部分が読みにくくなっていたのが残念。あそこは撮影上の不手際だと思います。
それはともかく、ミステリとしての構成要素、ドラマとしての情感部分の両面でラジオという小道具が見事な効果を上げていて感心させられました。

取調べで被疑者に暴力を振るう刑事を見たあとのセリフや、事件が解決して良かったという警部に応えてのセリフなど、人間に対する赤富士の視線にも魅力があります。
ゲーム性が際立ったミステリとしての面白さと、被害者たちの命を軽く扱わない姿勢の両立には好感が。

長い感想になっちゃったので、二日目の「愛しのサンドリヨン」については割愛。原作の『ゴルフ場殺人事件』はヘイスティングス版『四つの署名』というイメージしか残ってなくて内容を全然憶えていないので、読み返してみたくなりました。

時代設定を含めて魅力的な世界観。若き相棒・如月や警部のキャラもイイ感じで、シリーズ化してくれたらいいなあ、と思います。個人的には『スタイルズ荘の怪事件』を希望。

■12/28の購入本

『ミステリマガジン』2月号――特集「ファンタスティック・ミステリ」(SF&幻想ミステリ)。掲載作品にはランドル・ギャレットのダーシー卿ものの初訳中篇もありますね。自分は昔かなり偏ったミステリ読者でSF的設定やスーパーナチュラルな設定のミステリがダメだったせいで(今はちょっとだけ範囲が広がった)、『魔術師が多すぎる』も『魔術師を探せ!』も読んでないんですよね。同特集には先月号の特集とリンクしたようなホームズ作品も。「ミステリアス・ジャム・セッション」は道尾秀介インタビュー。笠井潔の『ミネルヴァの梟は黄昏に飛びたつか?』第90回突破記念の特別座談会「現代本格の行方―21世紀を担う新進作家たちの世界」は笠井潔に加え、北山猛邦、辻村深月、米澤穂信という顔ぶれ。どうせなら西尾維新も呼んでほしかったなー。
242. 2005年12月27日 00時39分14秒  投稿:砂時計 
「やっかいなのは・・・ もう1人の上司の方かもしれねー」
こんばんは、砂時計です。
前回の書きこみの中のリンク先にあった「平家伝説殺人事件」のポスター(?)画像、よく見ると出演者名に「玉袋筋朗太」とあったんですが(隣の宮川一朗太に引きずられたみたいに)、いつの間にか「玉袋筋太郎」に直ってましたね。
でも「玉袋筋朗太」って何かイイ響き。

「2005 ミステリーベスト10」目当てで『週刊文春』を購入。
今年は組織票対策が講じられたようでW氏と愉快な仲間たちによる暴挙は見られず(それはそれで物足りないような気がするから不思議だ)。
相変わらず乱歩賞作品が強いですね(今年のは評判がいいようなので順位はともかく過去にあったような違和感は感じませんが)。
おお、投票者コメントの中に中江有里さんの文が。NHK BS2の『週刊ブックレビュー』の司会をやっている関係か、日本推理作家協会員の秦建日子さんとの友人関係からか……なんて所に一番興味を引かれたりして。

■12/22〜25の購入本

『ギャンブル・アンソロジー[競馬編] 白熱』 結城信孝編 (ハヤカワ文庫JA)
『推理小説』 秦建日子 (河出文庫)――ドラマ化作品『アンフェア』(主演・篠原涼子、脚本・佐藤嗣麻子)が一月から始まるので、その前に読んでおきたいところです。
『ねじの回転 FEBRUARY MOMENT』(上・下) 恩田陸 (集英社文庫)
『模倣犯』(四・五) 宮部みゆき (新潮文庫)
・角川文庫
『セント・ニコラスの、ダイヤモンドの靴』 島田荘司――親本積読中。 ●『くもはち 偽八雲妖怪記』 大塚英志

『痙攣的 モンド氏の逆説』 鳥飼否宇 (光文社)

『ジャーロ』冬号――特集「3回忌追悼――都筑道夫の世界」。法月綸太郎によるクォート・ギャロン物、西澤保彦による物部太郎物、霧舎巧による”新本格もどき”が並んだ<リスペクト短編競作>、いしいひさいちの『コミカルミステリーツアー』「依願退職刑事」、栗本薫の都筑道夫論、堀燐太郎による都筑愛用グッズ・都筑作品に登場の小道具等の写真紹介企画など読み応えのありそうなラインナップですが、何といっても最大の目玉は「未発表原稿130枚」(遺品のフロッピーディスクに保存されていたという無題の未完成原稿)の掲載でしょう。読むのが楽しみ。
『TITLe』2月号――特集「完全無欠のミステリー!全280冊。」目当てで購入(文藝春秋がこんな雑誌を出してるのを初めて知った)。数多くの作家や有名人が参加していて(あ、ここにも中江有里さんが)、一般雑誌のミステリー・ガイドとしては珍しいくらいの楽しさを感じます。

[NAGAYA v3.13/N90201]