黒猫荘
(mobile版)

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回廊亭
オーナー:のりりん
ようこそ、回廊亭へ!
読了本と一言感想を目的に間借りしています。書き込みはどなたでもお気軽にどうぞ。
自己紹介でも。
読書特徴・・・広く浅く、気にいった作家の本は徹底的に読む
欠点・・・忘れっぽい。内容を覚えている本は1割に満たない
好きなミステリジャンル・・・叙述トリック、ミッシングリンク、孤島や嵐の山荘などの閉鎖状況における連続殺人もの、変わった動機、青春もの、バラバラ殺人
苦手なジャンル・・・薀蓄たっぷり、歴史もの、描写が痛すぎる暴力シーン、官能もの、幻想系
追っかけ作家
綾辻行人・東野圭吾・麻耶雄嵩・歌野晶午・浦賀和宏・乙一・近藤史恵・貫井徳郎・本多孝好・北川歩実・法月綸太郎・黒田研二・谺健二・道尾秀介・三津田信三
そして…折原一&中町信&リチャードニーリー
中西智明『消失!』をマイベストにしています。
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339. 2005年09月20日 01時36分29秒
投稿:杜
<ある鏡に映ると、鏡の中から分身が飛び出てくる話
これ、テライユキのDVDにも同じような話があります。地下鉄に乗っていたら、車窓に映る自分の姿がすべて分身となって無限に追いかけてくるという話です。映像なので、とてもよくできています。一瞬「リング」を思い起こさせるシーンもあったりします。見てみます?
『家畜人ヤプー』は高校生のとき、同じクラスの子が「傑作だ!」といって、まじめな顔をして読んでいたので、ずっと気になっていたのですが、幻冬舎から文庫で出たときに5巻まとめ買いして「さあ読むぞ!」と期待わくわくで読みはじめたものの、3巻でダウンしました(笑)。確かに傑作だとは思うのですが、あの詳細な設定についていくのが必死で、さすがに連続で読むのは至難の業ですね。
338. 2005年09月09日 00時33分04秒
投稿:のりりん
台風の後って暑すぎですからいやです。ばてました。パタン。
今日は遠征して買い物。が、本屋に寄る時間がなかったのが残念!
読了本
・『シリウスの道』藤原伊織
昔仲良かったこたちが別々になって三者三様の人生を歩む。よくありがちな設定だと思うが、人間ドラマとして面白かった。一番不器用に生きてきた人が、味があるのが不思議だ。カレーうどん、インスタントコーヒー、ホットドックしかつまみがないバー、小道具として使われる食べものがやけに映える。
・『モーダルな事象』奥泉光
「あっちからださいおさむ(太宰治)らいがくるよ」「ほう、さよう(斜陽)ですか」
なんだこの寒いギャグはー! ある作家の遺稿が出版され、ものすごくヒットして、そして。文学教授と元夫婦、二組の探偵役が、殺人事件を追いかける。が。この文学教授があまりにも下品でぶっ飛んでしまう。下品すぎて人間味を感じさせられるが、肝心のストーリーを楽しむよりも、あっけにとられてたら終わってしまった。おそらく作者自身も楽しんでるんだろーなあと思った。
337. 2005年09月05日 13時53分28秒
投稿:のりりん
読了本
・『女王様と私』歌野晶午
すごい話だ。インパクトが強烈ではなく。本の見開きにある文は、読んだ後で本来の楽しさがわかる。普通ならここでトリックの1つにできるような箇所を、最初からことごとく崩してそれでもちゃんと落ちがある。面白い作品だ。
・『容疑者xの献身』東野圭吾
おおお。「ガリレオ」シリーズの長編。でも、前回までの中心人物はただの脇役に見える。計算がすごい。伏線もすごい。納得も行く。非常に不条理な結末が東野らしい。久々に東野本格を読んだなあ。
336. 2005年09月02日 17時00分46秒
投稿:のりりん
最近、黒猫荘の入口のカウンタ数減ってますよね。何か寂しい・・。
読了本
・『天の前庭』ほしおさなえ
こういう設定のもの、流行ってるのかな。宗教団体とSFチックな設定。何か納得いかず、私的にはイマイチ。9年も意識戻らなかったら、目覚めたあと、こんな感じではないでしょ、というくらい現実感皆無。自分が細かいところを気にしすぎなのかもしれないが。
・『天使のナイフ』薬丸岳
少年法をテーマにした本格ミステリ。今年の乱歩賞受賞作。消去法で謎解きは比較的容易だが、ストーリーが非常に面白い。最後まで一気に作品世界に吸い込まれた。特に前半は主人公に感情移入してしまい、精神的にきつかった。少年犯罪の加害者が、こういう本を読むとどう思うのだろうと率直に疑問を持った。
[NAGAYA v3.13/N90201]