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幽霊だし。 |
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33. 2004年06月19日 09時58分49秒 投稿:杜呂 |
ご無沙汰しております。33号室の杜呂です。 HP開設おめでとうございます! 私のようにだらけずに、日々更新なさってください。(^^)ニコ sokaさんの読了本リストを見ていて、「空の境界」があったのでお邪魔しました。 先日、私もこの本を読んだのですが、おもしろかったのかおもしろくなかったのか未だにわからないのです。 こんなことを悩んでいるってことは好みでなかったのかな・・・とも思いながら、でも理解不能な箇所もありながら作品に惹きつけられたのも確かです。 やっぱり多重人格サイコパス・キラーものの金字塔でしょうかね? 若いsokaさん方は、この作品どう感じたのかな〜ってちょっと思ってみたりしました。(笑) ではでは。 |
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31. 2004年06月17日 20時33分47秒 投稿:soka |
「月は幽咽のデバイス The Sound Walks When the Moon Talks」(森博嗣) オオカミ男が出るという噂が流れる篠塚邸。そこでのパーティ中、リヴィングのすぐ隣のオーディオ・ルームで死体が発見される。入口のドアは一人しか通っておらず、死体はまるで猛獣にでも襲われたかのような損傷を受けていた。 Vシリーズ第三作。この仕掛けは結構凄いです。ラストの方の保呂草さんと紅子さんの雰囲気が良いですね。 【グッと来た文】 「勘違いしないでね」紅子は髪を払いながら言った。「ちょっと高級なお酒が飲みたくなっただけです。私、貴方には興味はありません。保呂草さんがどこかの国の王子様でも、働き者の便利屋さんでも、ハードボイルドを地で行く探偵さんでも、それとも、たとえば泥棒でも……、私の知った事じゃないのよ。貴方はね、私の飲んだお酒のお代を支払う。そのために地球にいるの。それを忘れないでほしい」 |
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30. 2004年06月05日 20時40分33秒 投稿:soka |
「墜ちていく僕たち」(森博嗣) 食べると性別が反転してしまうというインスタントラーメンを巡る五つの話。一人称が結構多いです。「そこはかとなく怪しい人たち」のラストにはニヤリとさせられます。 【グッと来た文】 夕暮れの海辺に遠い記憶の音がするよ。 ぼうっとして、 繰り返すんだ。 知らないうちに、 消えていくよ。 |
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29. 2004年06月04日 21時51分11秒 投稿:soka |
「マリア様がみてる チェリーブロッサム」(今野緒雪) 「銀杏の中の桜」 新年度。物語は仏像愛好家の二条乃梨子の視点から始まる。第一志望の高校受験に失敗し、キリスト教系のリリアン女学園に入学することになってしまった乃梨子。自分が仏像愛好家ということも言い出せず、かといってお嬢様お嬢様なリリアンの校風にもついていけない毎日。そんなある日、講堂の裏に一本だけ咲いている桜の下で、乃梨子は制服を着たマリア様と出会う。 前作で一応区切りという感じなのでしょう。視点が祐巳から乃梨子へ(一時的にですが)変わっています。とうとう明かされた志摩子さんの秘密。縦ドリル娘・瞳子ちゃんも初登場。 「BGN」 志摩子の異変に、祐巳は気付いていた。てっきり前白薔薇・佐藤聖の卒業の悲しみにくれているかと思っていたのに、彼女はそんな素振りは見せない。聞けば、彼女はある新入生と仲良くなっているという。楽しそうに会話する二人を見て、志摩子が遠くに行ってしまったような気がした祐巳は、何となく喜べないでいた。 BGNと書いて『バック・グラウンド・ノイズ』と読みます。「銀杏の中の桜」を祐巳視点で見た作品。裏ではこんな事があったのですねー。あ、それと、前作で卒業してしまったあの方もひょっこり登場。この人も、出番がどんどん無くなっていくのか……(哀愁)。 【グッと来た文】 「仲間って何なのか。そんなことを真剣に考えている時には、仲間と距離を置きたくなるものだわ」 「おみたま通販便」(ももせたまみ、南央美) 声優・南央美さんが、大好きな通販について語ったコラム集。可愛い文章ですね。購入する商品は、実用的なものから、「えー」と思うものまで(笑)。ももせたまみさんのイラストや漫画も素敵でした。 |
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28. 2004年06月03日 21時44分19秒 投稿:soka |
久し振りの書き込み。いやぁ、読むのが遅い遅い。 「人形式モナリザ Shape of Things Human」(森博嗣)読了。 避暑地にやってきたいつもの阿漕荘一行。訪れた人形の館で、伝統芸能『乙女文楽』の観覧中、演者が謎の死を遂げる。数年前に他界した天才人形師が遺した最後の作品『モナリザ』と、殺人事件はどう関係があるのか。 Vシリーズ第二段。今回は林さんの浮気相手(?)、祖父江七夏さんが登場します。この二人と紅子さんの三角関係も見どころ。『モナリザ』の正体も良かったです。 【グッと来た文】 「そんなの、言葉だけのことだわ」紫子が顔を上げる。 「そう」紅子は頷いた。「それを忘れないで。言葉だけのことなの。全部そうなんです。言葉で理由をつけて、どんなふうにでも変えてしまえるの。言葉こそが、神であり、悪魔であり、私たちの罪でもある。でも、そこにしか、真理はないのよ」 |
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27. 2004年05月09日 00時20分50秒 投稿:soka |
「マリア様がみてる いとしき歳月(前編)」(今野緒雪)読了。 「黄薔薇まっしぐら」 黄薔薇さまこと鳥居江利子が、ここ数日の間、複数の男性とデートをしているところを目撃されていた。さては援助交際か、と焦る山百合会面々。そしてとうとう、江利子は生活指導室に呼び出されてしまう。 そういえばあまり紹介されていなかった、我らがデコ様の話です。デコ様の好みが最高です。 「いと忙し日日」 学校行事である三年生を送る会の準備に忙しい山百合会。さらに山百合会内での『三年生を送る会』では、一年生は出し物をする事になり、その準備も大忙し。薔薇様方が抜けた山百合会は、無事に二つの会を成功させられるのか? 仲間の大切さが解かる話。祐巳の笑いのセンスはもう、神のレベルにまで達しているようです(笑)。 「一寸一服」 動物園で観た不思議な光景。『彼』と『私』の出会いの物語。 ほんわか。良いですね。その後の話も読んでみたいです。 【グッと来た文】 たぶん、大丈夫。 私が、私を過大評価したり過小評価したりしない限り、今みたいにお互いを信頼していられるならば、私たちはきっと助け合っていける。 「マリア様がみてる いとしき歳月(後編)」(今野緒雪)読了。 「will」 卒業が迫っていた。薔薇様達は各々、後輩に意志を託し、後輩は先輩に餞別を渡す。心残りが、無いように。 この、もうすぐいなくなる雰囲気が寂しいです。祥子の、「もちろん、わかるわよ。だって、私たちは妹ですもの」の台詞がもう……。 「いつしか年も」 ついに始まった卒業式。蓉子、聖、江利子は、いまいち緊張感がなかった。友人達との出会いを思い出す。国家斉唱、仰げば尊し、送答辞……。温かい日差しの中、誰も「さよなら」とは言わずに、そうして三人は旅立った。 紅薔薇姉妹による送答辞に泣きました。寂しいですが、しょうがないですね。最後の一行が最高。 「片手だけつないで」 しかし、それにしても何ということだろう。 白い少女は、まるで鏡に映った自分のようではないか。 ――ソメイヨシノの花びらが舞う中、佐藤聖と藤堂志摩子は出会った。 聖と志摩子が姉妹になるまでの物語。この「片手だけつないで」というタイトルも、「いばらの森」を読んでおくと、意味が判ります。二人の距離感がなんとなく良いな、と思いました。 【グッと来た文】 「なぜ?」 私はそう言って、身を翻した。 「志摩子には、私の方がいいに決まってるからじゃない」 |
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26. 2004年04月11日 20時21分50秒 投稿:soka |
「マリア様がみてる ウァレンティーヌスの贈り物(前編)」(今野緒雪)読了。 「びっくりチョコレート」 新聞部のヴァレンタイン企画により、宝探しゲームをする事になった薔薇のつぼみ達。宝は薔薇のつぼみとの半日デート券。ゲームに参加した祐巳は、祥子さまに一番似合う花、ロサ・キネンシスの根元に宝があると予想したのだが、掘ってみても宝はない。しかし暫くして、祥子さまと共にもう一度そこを掘ってみると、なんと宝はあったのだった。 ミステリ風味な感じがグッド。この謎は、後編にて解かれます。 「黄薔薇交錯」 鳥居江利子と島津由乃は悩んでいた。支倉令から貰ったヴァレンタインチョコは、もしかしたら誰かのと間違えたのではないだろうか――。悩む二人をよそに、当の令は自宅でのんびり風呂に浸かっていた。 最後のオチが良いですね。ほのぼの。ところで、風呂に浸かっている令ちゃんの挿絵があるのですが、これが男にしか見えなかったり。 【グッと来た文】 「やだやだ。チョコレートくれなきゃ、祐巳ちゃんを食っちゃうぞ」 「マリア様がみてる ウァレンティーヌスの贈り物(後編)」(今野緒雪)読了。 「ファースト デート トライアングル」 「びっくりチョコレート」の当たりを引いた祥子さまに、思わず「当たりは私とのデート券です」と答えてしまった祐巳。令の宝を見つけられず、令が他の人とデートをするのに耐えられなくて、二人を尾行してしまう由乃。生徒会選挙で敵だったロサ・カニーナに宝を見つけられ、その真意が解からぬままデートをする事になった志摩子。更には新聞部と写真部がスクープを押さえようと街中をうろついていて――。 オムニバスっていうんですか。色々な人がひとつの街で繰り広げる物語の数々。視点が目まぐるしく変わりますが、それぞれのストーリィがきちんと面白いのです。 「紅いカード」 密かに祥子さまに憧れている鵜沢美冬。ヴァレンタインデーの朝、彼女は宝を隠す祥子さまの姿を見てしまい――。 前作の「びっくりチョコレート」で謎のままになっていた部分が明かされます。あとがきに書かれている、「福沢祐巳にあって鵜沢美冬に足りない物」の解答も綺麗ですね。 「紅薔薇さま、人生最良の日」 乗り越してしまったバス、生理痛と風邪を抱えたまま迎えた受験日。そんなヴァレンタインデーの中、ロサ・キネンシスこと水野蓉子は、それでも今日は人生最良の日だと確信する。 そういえば前作の宝探しの時に紅薔薇さまがいなかったなーという疑問が解ける作品。物語の回収が巧いですね。ラストも綺麗でした。 【グッと来た文】 今日の日が、こんなに楽しいものだったから、たぶん、明日も素晴らしい日になるに違いないと思えた。 |
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25. 2004年04月03日 22時05分36秒 投稿:soka |
>キリさん よつやさん 初めまして。よろしくお願いします。 「マリア様がみてる ロサ・カニーナ」(今野緒雪)読了。 「ロサ・カニーナ」 リリアン女学園次期山百合会役員選挙に、「ロサ・カニーナ」と呼ばれる二年生が立候補する事になった。薔薇のつぼみ達は勝てるのか? 【グッと来た文】 (もしかして私、マゾ?) 「長き夜の」 正月。白薔薇さまに合宿に誘われた祐巳。しかし、合宿先はお姉さまの実家で―― 【グッと来た文】 ああ、もう完全にヘンタイ親父だよこの人。 やっぱり面白いです、このシリーズ。姉妹のやりとりに、思わずニヤニヤしてしまいます。良作。 |
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24. 2004年03月30日 23時57分48秒 投稿:よつや |
soka さま 先日36号室に入居させていただいた、よつやです。 本当はもう少し早く各部屋の方々にご挨拶するつもりでしたが、 遅くなって申し訳ありません。 部屋の数が多いので、これから少しずつ巡回していこうと思っています。 文字を打つのが遅いので、 1日3件まわるのがやっとという、困った中年です(笑)。 読書の感想ですが、 >【グッと来た文】 というのがいいですね。 どうも最近は個別の文章より、ストーリーを追う方に夢中になりがちで、 小説の一場面をじっくり読むことが少なくなっていましたので。 それでは今後ともよろしくお願いします。 |
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23. 2004年03月29日 21時51分14秒 投稿:キリ |
はじめまして。3月23日に65号室に入居いたしましたキリと申します。 ご挨拶が遅くなりまして申し訳ございません。 部屋数が多いので、全室にご挨拶をするのは無理と思い込み、 集会室にてご挨拶はしてあったのですが、 とりあえず、今月に入ってからオーナーさんご自身の書き込みがしてあるお部屋には ご挨拶に伺おうかと思い立ち、ぼちぼち始めたところでございます。 以後お見知りおきの程よろしくお願い申し上げます。m(_ _)m |
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22. 2004年03月29日 20時21分35秒 投稿:soka |
「マリア様がみてる いばらの森」(今野緒雪)読了。 「いばらの森」 クリスマスも間近のある日、リリアン女学園に噂が流れる。「いばらの森」という小説の作者が白薔薇さま(ロサ・ギガンティア)だというのだ。小説の内容と、彼女の過去とが似過ぎているという。作者は白薔薇さまなのか? 違うのならば誰か? 「白き花びら」 ――こんな思いをするくらいなら、二度と他人を求めたりはしない。 ロサギガンティア・佐藤聖が、一年前のクリスマス・イヴに経験した別れ。「いばらの森」では語られなかった彼女の過去が、今、語られる。 「いばらの森」は、作者を突き止めていく感じがミステリだと思いました。「白き花びら」も、「いばらの森」を読んでおくと、学園長の言葉にどうして栞が共感したかなどが判って良い感じです。白薔薇さま、最高。 【グッと来た文】 私は、生きていくことでお姉さまの言葉を実践しようと決めた。 傷は癒えるのだ、と。 未来が過去を清算するのだ、と。 |
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21. 2004年03月28日 20時38分07秒 投稿:soka |
「マリア様がみてる」(今野緒雪)読了。 幼稚舎から大学までの一貫教育が受けられるお嬢様学園、私立リリアン女学園。一応幼稚舎から通っているものの、あまり目立たない平凡なお嬢様(変な言葉)である福沢祐巳は、ある月曜日、銀杏並木の先にある二股の分かれ道で、憧れの小笠原祥子さまに呼び止められる。 リリアン女学園には『姉妹(スール)』という制度がある。上級生が下級生にロザリオを渡す事で『妹』とするシステムである。ひょんな事から、学園祭までに祥子さまのロザリオを受け取るかどうかの賭けをする事になった祐巳。受け取れば、学園祭の劇で自分がシンデレラ役に、受け取らなければ祥子さまがシンデレラ役になってしまう。祐巳は祥子さまとお近づきになれるのか? そして、賭けの行方は? ニヤニヤしながら読みました。読んでる所は絶対見られたくない小説ですね。好きなキャラクタは白薔薇さま(ロサ・ギガンティア)です。アニメでも抱き付きまくりです。 【グッと来た文】 「おのれ柏木、両刀だったか……!」 「マリア様がみてる 黄薔薇革命」(今野緒雪)読了。 新聞部の「理想の姉妹(ベスト・スール)賞」に選ばれた、黄薔薇のつぼみ(ロサ・フエテイダ・アン・ブウトン)である支倉令と、その妹の島津由乃。しかしある日、由乃が令にロザリオを返し、姉妹の関係を解消してしまう。その影響で、ロザリオを姉に返す妹が学園中に続出する。令と由乃は元の姉妹に戻れるのか? 令と由乃の関係が、とにかく良いです。アニメでも令ちゃん令ちゃん言ってましたねー。 【グッと来た文】 「由乃のために強くなる、って。じゃあ、私がいなくなったらどうするわけ? 本当は令ちゃんって芯がしっかりしていて強い人なんだけれど、今は私の存在を盾にして強がっているだけだから。それに早く気がつかないとね」 |
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20. 2004年03月17日 20時37分09秒 投稿:soka |
「これで終わりと思うなよ!」(秋田禎信)読了。 魔術師オーフェン・無謀編の最終巻。コギー、キース、地人兄弟など、いつもの面子がいつものように大暴れ。<そこまで責任もてねえよ!>では、オーフェンに縁のある新キャラクタも登場。 相変わらずのドタバタが面白いです。ラッツベインが主役の話も読んでみたいなっと。 【グッと来た文】 「この地獄四人衆、戦いの煉獄に身を置く修羅の群! 蜂以外の虫はそんなに怖くない。それを理解してもらえばそれで結構!」 |
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19. 2004年03月08日 22時08分39秒 投稿:soka |
「封印サイトは詩的私的手記 I Say Essay Everyday」(森博嗣)読了。 森博嗣氏のホームページ上で公開されていた日記の、1999年度版。相変わらず忙しく、それでいて充実した氏の生活が伺える一冊。 【グッと来た文】 「僕にはこんな夢がある」「でも、今日は二日酔いだから寝ていたい」つまりは「寝ていたい」がその人の夢なのですね。だから、夢は必ず叶うでしょう。 |
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18. 2004年02月28日 21時56分34秒 投稿:soka |
「ライ麦畑でつかまえて」(J.D. サリンジャー)読了。 落第し、学校を追い出される事になったホールデン。その事が親に知られるまでの数日間、旅行をしようと彼は思い立つ。行く先々で会う、「インチキ」で、「いやらしい」、「クソくらえ」なものたち。彼は妹のフィービーに、自分は「ライ麦畑のつかまえ役」になりたいと言う。 とにかく見るもの聴くもののほとんどに不満を言う主人公に少し腹が立ちました。あまり言い過ぎて、妹に「兄さんは世の中に起こることが何もかもいやなんでしょ」と言われる始末。彼は夢ばかり観てるなーと思った私はもう、ホールデンの言う「インチキ」な大人なのでしょうか。 【グッと来た文】 「幸運を祈るよ!」なんて、僕なら誰にだって言うもんか。ひどい言葉じゃないか、考えてみれば。 |
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16. 2004年01月26日 20時56分06秒 投稿:soka |
「魔法飛行」(加納朋子)読了。 瀬尾さんの薦めにより、自分も物語を書いてみる事にした駒子。幾つもの名前を持つ<茜さん>の話、十字路に現れる少年の幽霊の話、双子の兄弟が見せるテレパシー……物語に込められた日常の疑問を、瀬尾さんは綺麗に解いていく。最終章で明かされる、「誰かから届いた手紙」の示す真相とは? 「ななつのこ」の続編。こちらも表紙がヴェリグです。 こういう優しい文体って、中々真似出来ません。 【グッと来た文】 さぁ行っといで、と瀬尾さんに促され、私は今さらのように尻込みした。 「でも、もう子供じゃないから」 「そうさ、子供じゃない」瀬尾さんはにこりと笑った。「でも大人でもない。そうだろ? だからいいんだ」 |
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15. 2004年01月11日 16時04分33秒 投稿:soka |
>室長飛鳥さん 御来室有難う御座います。 投票しました。あまり参考にはならないかもしれませんが(笑)。 「きみとぼくの壊れた世界」(西尾維新)読了。 「持てる最大の能力を発揮して最良の選択肢を選び最善の結果を収める」――実の妹・夜月を溺愛する櫃内様刻は、ある日、妹を苛めていた男子生徒が何者かに殺害された事を聞かされる。様刻は、その死に疑問を持った保健室登校の病院坂黒猫と共に事件の捜査を開始するが―― 相変わらずの西尾節。しかし今回は西尾さんには珍しくトリックをしっかり創っていますね(失礼)。堪能させて頂きました。 |
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14. 2004年01月08日 11時22分03秒
投稿:室長飛鳥 [http://www.h5.dion.ne.jp/~e-asuka/] |
69号室 室長飛鳥です。 ご無沙汰しております。 読書量のすごいsokaさんの意見お待ちしてます。 宣伝の書き込みで恐縮ですが、是非参加してやってください。 「Kasuri's WEBSITE」「Asukaの図書室」合同企画 『第一回「廉価版ミステリ」はこれだ!!』 を開催しております。 「国内外合わせて20作品を廉価版ミステリとして店頭に並んだら、どの作品を購入しますか?」 というのが、大まかな主旨です。 ★とにかく「廉価」ですので既に持っているという場合や、既読だけど借りて読んだので手元に置きたい、再読したいけど蔵書を探すのが面倒などの動機で購入するのもアリではないかと。勿論これはひとつの例に過ぎず、既読だから買わない、という判断もアリです。布教用という動機もアリかな。(かすりさんコメント) ★今回廉価版として選出した20作品に賛成なら「買う」、反対なら「買わない」というスタンスでも良いと思われます。(室長飛鳥コメント) 要望を申しますと、その辺りの判断基準を「ご意見」の欄にお書き下されば幸いです。 肩肘はらずに、お気軽に投票してみてください。 サイトの宣伝で恐縮ですが、よろしくお願いします。 |
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13. 2004年01月05日 19時37分42秒 投稿:soka |
明けましておめでとうございます。 すっかり読了本と感想の倉庫になってしまっていますが、これからも宜しくお願い致します。 でわわ。 |
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12. 2003年12月13日 18時19分51秒 投稿:soka |
「ヒトクイマジカル 殺戮奇術の匂宮兄妹」(西尾維新)読了。 夏休みのアルバイトとして、木賀峰助教授の<死なない研究>を手伝う事になったいーちゃん。そこに<人喰い>の匂宮理澄、<人喰い>の匂宮出夢、<死なない身体>の円朽葉、そして<人類最悪の遊び人>の狐面の男が関わってきて―― ひーめーちゃーん(泣)。 しっかし、段々とミステリじゃなくなって来ましたね、このシリーズ。 「少年名探偵 虹北恭助の新冒険」(はやみねかおる)読了。 「夜間飛行」 商店街のプロモーションビデオコンテストに(ブラックリストに載せられている為)別名義で応募する事にした、<燃える一介の映画人>若旦那、イラストレータ宮崎、<純喫茶『FADE IN』マスター>青谷。しかし、三人が映画創りに燃えるその裏では、謎の転落事件が起こっていた。果たして、旅に出たままの恭助は帰ってくるのか? 「外伝の一 おれたちビッグなエンターテイメント」 館主に認めたもの以外は上映を許されない、自主制作専門映画館、<虹北キネマ>。しかしそこは、十年前に現れた『妖』という映画を最後に、上映会が行われていなかった。「『妖』を超える作品だけを上映する」という館主の言葉に、燃え上がる三人。三人の映画は、『妖』を超える事が出来るのか? 短編が二つしか入っていないので薄いです。 今回は間違いなく、若旦那達が主役でしょう(笑)。 |
[211.123.225.219][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1)] |
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