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乱読の部屋(ネコソギって!)
PLMS : mys051  
オーナー:きっし〜 
皆さん、本当にご無沙汰しております
ミステリーから伝奇・SFまで乱読している「きっし〜」です。

真面目に自分の部屋に来ることさえ久しぶりすぎるくらい。。。
濫読のペースが落ちている最近ですが、月に2〜3冊はこなしています。
とりあえず今しばらくは感想なんぞを書いていきましょうかねぇ。
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63. 2002年07月18日 01時40分45秒  投稿:きっし〜 
 台風一過、今日は晴天かと思ったら、意外や意外。
 昼に雨が降って参りました。。。
 さて、昨日読了本を。。。
 ミステリーでは無いので興味ない人は無視してくださいな。

『鬼の武蔵』志津三郎氏(光文社文庫)
 久し振りの時代小説。しかも題材は武蔵と小次郎。その因縁を鬼一族(といっても
普通に想像する鬼という意味ではないです。)と「六韜三略」という秘伝書に持って
きているのですが、いやはや、久し振りに最低の気分を味わされてしまいました。
 この内容ならば普通に伝奇的に小説として書けばいいのに、歴史書のような形を
取り、しかも文章が乗ってきてかと思うと、読者に対しての妙な語りかけがあり、
興を削ぎます。
 特に許せないのは、先人達や伝承の気に入らない点(というかこの小説の流れに
合わない部分)は徹底的におかしいと叩いており、倣岸なその手法にあきれはてて
しまいました。
 その割に武蔵は宿命というかまるで一族の傀儡のようにしか動いておらず、武蔵の
心も性格も何も表現しておらず、根本の「六韜三略」も世を動かす、あるいは権力の
基盤となりうるとしているくせに、その内容の説明を読むと、全く大したこともなく、
結局この秘伝書によって成功した大人物が全く見受けられないし、最終的に手に入れた
武蔵側もどうするでもなく。。。という全く一本の筋すら通っていない作品でした。
 まじめにこの作品を楽しめる人っているのでしょうか?この作家は何を書きたかった
のでしょうか?来年のNHK大河に武蔵が決まったので、鬼一族や「六韜三略」という
思いつきに合わせて書いてしまったのではないかな?と思ってしまいました。
 微妙に史実と合わせようとしたり、合わない部分を攻めるような無駄なこともしないで、
この筋を膨らませた上で、不要なコメントや説明を抜いて文章をスリム化すれば、きっと
もっと良い作品なったはずだと思います。
 まあ、読者の勝手な言い分の領域を越えてしまっているかもしれませんが、久し振りに
読書をしながら、ムカついてしまいました。
[210.198.170.228][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

62. 2002年07月15日 23時40分24秒  投稿:きっし〜 
あ、暑い。。。暑すぎる。。。。

さ、早速、読了本をやっつけちまいましょう。

まずは一昨日の読了本。
『月の影 影の海(下)十二国記』小野不由美嬢(講談社文庫)
 上巻から続けて一挙に読み終えました。上巻ではまだまだ何のことか分からなかった事が
下巻になって(しかもラストに近付いて)一挙に解明されていきました。
 十二国のほんの3国だけの話ではあるのですが、十二国の世界観を知るには丁度良い作品
だったと思います。でも、主人公の陽子の成長、自覚の旅の話であったのが、最後の方に
なって、急遽歴史書のような事実の羅列になって終わったのは、少し残念でした。
 名前だけ出てきて、どういうつもりでその行動を起こしていたのかが気になる舒栄や、
大きな役割なのに少しだけ幻影の中で自分の意志を述べただけの塙王をもっと掘り下げて
欲しかったと思います。もしかしたら、後に続く作品にそのあたりが出てくるのかも
しれませんが。。。

お次は昨日、読了本。
『樒/榁』殊能将之氏(講談社ノベルス)
 登場人物はかなり嬉しいです。これまで3作の名探偵、石動戯作と前作に出てきた過去の
名探偵、水城優臣。競演とは言いませんが、まあすれ違い程度はあったので、何故か
嬉しく思ってしまいました。
 この作品を読む前に、前作の『鏡の中は日曜日』を読むべきだと思いますが、それにしても
石動探偵よりも水城探偵の方が上だなと思ってしまいました、今回も。
 さて、これは密室本なのですが、トリック的にはまあ不満かな。どこかで使われた手だと
思いますが、そんなことは気にせず、ニヤリとできる箇所が多くあるので、それを楽しめる
作品だと思います。満足、満足。
 ただ不満なのは、本の帯や裏表紙のコメントです。確かに内容に嘘はないと思うのですが、
中身の雰囲気と全く違う。。。実際、これまでの作品と同様、重い雰囲気を出しているかの
ようになっていますが、そうではありません。内容がこれまでの作品と毛色が違うのは、
当たり前の話だと思いますし(逆に同様の事件にばかり遭う探偵も変ですよね。)、そこに
不満はないのですが、本を購入するのに参考になる部分が中身を正直に表現していないのは
いただけないと思います。このあたりは発行側に責任があると思います。
[218.222.91.200][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

61. 2002年07月13日 01時25分51秒  投稿:きっし〜 
 昨日読了本。
『月の影 影の海(上)十二国記』小野不由美(講談社文庫)
 別世界である十二国を舞台に、妖魔なんかも出てくる中国的な伝奇ファンタジーである
十二国シリーズの第一作目の上巻です。まだ下巻を読み終えていないので、謎の部分も多く、
感想も書ききれません。今のところは、主人公の陽子が現実世界から別世界に連れ込まれて
戸惑いながらも旅をしてタフになっていく過程が書かれており、あまり妖魔との戦いや、
緊迫したシーンは少ないので、今ひとつ物足りない気はしています。
 しかしながらこれから下巻で色々な事が判明してくるのでしょうから楽しみにしています。
確かにティーン向けの作品の内容だと思いますが、まだ一作目だからでしょうかね。
[210.198.192.144][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

60. 2002年07月10日 23時35分34秒  投稿:きっし〜 
まだらのひもさん
>「ドラキュラ」なんですラヴクラフトの・・・「少年少女世界不思議・怖い話」のはず
 なのに挿絵が健全なる少年少女がうなされそうなほど(笑)グログロだったのを覚えて
 いまして、最近図書室で再発見。

う〜ん。ラヴクラフトのドラキュラって何?知らないぞぉ〜。ブラム・ストーカーの原作では
ないやつなのかな?確かにドラキュラは城が舞台でしたねぇ。

 本日の読了本。
『奇巖城』モーリス・ルブラン(創元推理文庫)
 当たり前のことながら、アルセーヌ・リュパンもの。だから純粋な推理小説ではありません。
 でも、この話は一種、歴史ミステリーではあります。ルイ十四世以降見つからなかった
エギュイーユ城を探す事がメインの謎解きなのですが、ここで注目!リュパンの敵役が
ガニマール警部やホームズではなく、高校生のイジドール・ボートルレなのであります。
 しかもかなりの線までリュパンを追い詰めるのですよ!これが!!でも一方で、ホームズの
ポジションがかなり許せないほど良くない。さすがにホームズをここまで貶めるのは、
いかがなものかと思います。
 また、リュパンの性格や言動が、今回はあまり好きになれないですね。まあリュパンに
とっては哀しい物語ではあるので同情はしますが、その原因となる人間を考えると。。。
 しかし、他のリュパンシリーズにこのボートレルほどの人物が出ていないと思うのですが、
何故でしょう?
[210.198.192.202][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

59. 2002年07月08日 20時48分12秒  投稿:まだらのひも 
ど〜もこんばんはっ!39号室のホームズバカ(笑)、まだらのひもです。
 古城が舞台のミステリー→かなり前に読んだので内容の細かいとこは忘れてる&ミステリーなのか・・・な?コレは。「ドラキュラ」なんですラヴクラフトの・・・「少年少女世界不思議・怖い話」のはずなのに挿絵が健全なる少年少女がうなされそうなほど(笑)グログロだったのを覚えていまして、最近図書室で再発見。
 あと、本屋で見つけた「ゼンダ城の虜」も読みたいなぁ。
 では、このへんで!
[61.200.136.69][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90)]

58. 2002年07月07日 23時10分58秒  投稿:きっし〜 
 本日読了本について。
『琥珀の城の殺人』篠原真由美嬢(講談社文庫)
 建築探偵シリーズはまあまあ好きなので、文庫化されたものは読んでいたのですが、
デビュー作といえるこの作品は未読でした。
 本文の最初の方では、文章や説明、表現に不満があったのですが、(誤植もあったし)
内容には引き込まれていきました。後々人気シリーズを出していかれた実力が充分に
発揮されていると思います。
 まあ現代にの話ではないので、科学的捜査が出来ない中で、科学的なトリックがあったのは
少し疑問ではあるのですが、全編に見え隠れする神秘と狂気は舞台とマッチしていて
嬉しかったです。
 しかし、建築探偵の桜井京介の美貌と同様、探偵役のプレラッツィの美貌や、登場人物の
秘密の一つは女性作家ならではのものだと思いましたね。
[218.222.244.20][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

57. 2002年07月06日 12時02分12秒  投稿:きっし〜 
ロックさん
>そういう系だとカーなんかがいいです。
 不可能犯罪、怪奇趣味ともう最高です!
 そんなわけでカーは好きな作家の一人です。

 そうですね。カーは最近読み出しています。舞台やプロットはなかなかに凝っていると
思います。
 でも意外とスムーズに話が流れて解決されるとも思っています。短編作家でもあることが
その一因かもしれませんね。
 同じ題材で書いても、最近の日本人作家ならば肉付けして倍以上の厚さになりそうな
気がします。

 さて、一昨日読了の本がまさしくそれなんですよね。
『髑髏城』ディクスン・カー(創元推理文庫)
 川をはさんだ古城と別荘が舞台。独仏の名探偵の対決。舞台とプロットはかなり
そそられます。創始者や先代の城主は魔術師(というか奇術師?)であったとなれば、
もう期待して読み進めるしかないですね。
 全体的に面白かったのですが、やはりもっと書き加えて倍くらいの作品になっても
耐えられるものだと思いました。別に衒学趣味に走らずとも、肉付けできる?したくなる
内容でしたね。
 多分この作品に肉付けしたくて二階堂氏の「人狼城〜」が出来上がったのではないかと
思いました。城の構造なんかはヒントになったと思いますしね。また加賀美氏の「双月城〜」は
元々カーの偽作として書いているだけあって、そのままですからね。
 しかし、今回は主役のフランスの予審判事アンリ・バンコランよりもドイツの警部である
フォン・アルンハイム男爵を応援したくなったのですが、やはり私はドイツ人贔屓なのかも!
[210.198.150.28][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

56. 2002年07月05日 15時48分33秒  投稿:ロック 
こんにちは!57号のロックといいます。
この前本屋で、めちゃくちゃ自分の好きな理想の小説とぴったりだった二階堂の「人狼城の恐怖」を買ったのですが、まだ読んでません。
日本のより海外の本(古典)のほうが好きなので、どうしても海外物優先になってしまうんです。
そんなわけでいつ読めるかわかりませんが、できるだけはやく読みたいです!
そういう系だとカーなんかがいいです。
不可能犯罪、怪奇趣味ともう最高です!
そんなわけでカーは好きな作家の一人です。
Wカップが終わったので、本がたくさん読める!とか思ってましたが、全然かわってません。なぜ!
[210.165.203.188][Mozilla/3.0N AVE-Front/2.5 (Screen=640x390x256;Product=NTT/PI-2000_1.20; )]

55. 2002年07月03日 22時39分29秒  投稿:きっし〜 
ふぅぅ!
W杯も終わって何か落ち着いた雰囲気の今日この頃、読書に勤しみましょうか。

あきらさん
>岩崎るりはさんの作品で、「銀猫堂奇憚 水琴館の惨劇」です。
 わりかし最近の作品なので、すぐに見つかるかと思います。徳間書店のノベルスです。
 この作品は昭和初期を舞台にしています。一応探偵小説です。

情報ありがとうございます。
そうですね。2,3ヶ月前に出版されていたようですね。店頭で見掛けました。
まずは文庫で攻めているので、ネタがなくなったら挑戦してみます。

ジャスミンさん
>古城で思い出すのは「人狼城の恐怖」です。
 なぜかハマッて一気に読んでしまいました。
 ムードがドイツのカーンみたいでしたね・・。

おっしゃる雰囲気はよく理解できます。ドイツというと、厳かというか
重々しいというか、質実剛健が言葉としてはピッタリでしょうか。

>ワールドカップ中は1冊しか読めませんでした。
 ヨーロッパスタイルの方が好きだったのですが
 今回ブラジルの見て個人技の美しさに感動しました。

そうですね。あとセネガルの11番のドリブルも凄かったです。
やはり肉体が違うのではないでしょうか!

さて、さて昨日読了本。
『連続殺人事件』ディクスン・カー(創元推理文庫)
スコットランドの古城が舞台ですが、メインはその中の塔での密室事件です。
古城全体を有効に使ってくれると嬉しいのですが、まあこの内容では必要ない
でしょう。
まあトリックや動機はやはり古典だな、と思ってしまいましたが、その分、
登場人物の関係や言動の面白さは主人公のフェル博士もかすむくらいですね。
コメディー要素たっぷりの作品でした。フェル博士の行動も相変わらずでした。
[218.222.93.152][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

54. 2002年07月02日 12時39分13秒  投稿:ジャスミン 
40号のジャスミンです。

知らないうちに「Jの神話」を買っていたようです。
今回は後ろから読んでみます。(・・;)アレッy-~~

古城で思い出すのは「人狼城の恐怖」です。
なぜかハマッて一気に読んでしまいました。
ムードがドイツのカーンみたいでしたね・・。
      ↑意味不明です。

ワールドカップ中は1冊しか読めませんでした。
ヨーロッパスタイルの方が好きだったのですが
今回ブラジルの見て個人技の美しさに感動しました。
ブラジルのドリブルって不思議なリズムと思うのは
私だけでしょうか・・。(やはりサンバの影響?)
[211.2.80.223][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

53. 2002年07月01日 21時02分08秒  投稿:あきら 
 58号室の、あきらです!

古城を舞台にした作品をお探しだということで、お勧めしたい作品があります。
岩崎るりはさんの作品で、「銀猫堂奇憚 水琴館の惨劇」です。

わりかし最近の作品なので、すぐに見つかるかと思います。徳間書店のノベルスです。
この作品は昭和初期を舞台にしています。一応探偵小説です。
独特のリズムと、凝った仕掛け、魅力的な登場人物がいいですね。

この本の作者はペルシャ猫のブリーダーで、猫好きが興じて、探偵小説を書いてしまったという人物です。

なかなか、探偵小説としては、完成度が高いと思います。とても面白く読めました。是非読んでみてください。

では、またー

[219.164.17.218][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

52. 2002年07月01日 00時33分33秒  投稿:きっし〜 
 ワールドカップが終わってしまった。祝!5度目の優勝!!ブラジル!!!
でも本当はドイツを応援していたんですがねぇ。
 基本的にヨーロッパ好きな人間で、国としてはイギリス(イングランド)や
ドイツが好きだし、チームスタイルではスペイン、ポルトガル、本大会には
出れなかったオランダが好きなので、その中のドイツが決勝進出して嬉しかった
のですが、さすがに地力の差が出てしまったようですね。
 まあ卓越した技を見せてくれたブラジルの優勝は納得物です。

 さてミステリーの話題に。。。
 一応、現在のお題にあわせて古城が舞台のミステリーを読もうと思っているのですが、
意外とないのですよねぇ。
 古典の方が多いだろうと思って探したのですが、まあディクスン・カーには多い
ようですが、意外とクリスティーでは見あたらないのですね。ミス・マープルは
とにかくポアロにも古城という仰々しい舞台は似合わないのかもしれません。
 館とは違って古城という重々しい舞台では、それに伴った設定、人物、トリック、
そして雰囲気を醸し出す表現方法が必要になるのかもしれませんね。
 わざわざそのような枠内で書きたいと思う作家もいない反面、得意な人もいるの
でしょう。二階堂氏なんかは大得意だと思うし、日本人作家には合う人多いと思います。
 でも古城とはいえ、日本の城を舞台にするには難しいから西洋が舞台になるので
しょうが、そうなると登場人物は基本的に西洋人、う〜ん、日本人作家の西洋物は
読者も敬遠するだろうなぁ。そういう点では「人狼城〜」は上手な設定ですね。

 今の所、文庫ではディクスン・カーの「連続殺人事件」「弓弦城〜」「髑髏城」、
ルパンシリーズ「奇巖城」、二階堂氏の「人狼城〜」篠田真由美嬢の「琥珀の城〜」
ぐらいでしょうか。芦辺氏の「グランギニョール城〜」が文庫化されるのはまだまだ
先でしょうが、それまで待ちながらゆっくり読みましょう。。。
 とりあえず現在は「連続殺人事件」を読書中です。
[210.198.248.3][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

51. 2002年06月28日 01時21分47秒  投稿:きっし〜 
連続して読了本について。。。
『ケイゾク/シーズン壱 完全版』西荻弓絵嬢(角川ホラー文庫)
知っている人も多いと思いますが、TV放映されていた連続ドラマの
小説化されたもので、作者も脚本家。それ故か、かなり客観的な視点から
書かれた表現方法でした。このドラマはほとんど観ていないので、全く
結末も知らず読んだので、結構驚きました。時系列通りに事件が次々起こり、
解決していくという短編的な部分も大部分を占めるのですが、全体を流れる
大きな事件も進んでいくので、一気に読了してしまいました。
最近映画(ジェヴォーダンの獣やスパイダーマン)TVドラマ(トリック)の
小説版を読んで、意外と面白いものだと発見したのですが、これもなかなかの
ものでした。まあ短編部分のトリックは普通といえば普通ですが、話の流れ、
構成は流石に人気ドラマになっただけはあると感心しました。

ユラさん
>ほかのお部屋の書き込みからして、共通項がありそう?と思ったのですが、
 拝見したところ自信もって喰いつける話題がありませんでした

私もそちらのお部屋でお気に入りの作品を拝見したのですが、これまで読んだものが
少ないな!と思いました。でも、おかげで範囲が広がる良いチャンスだと思いますので、
いろいろお薦めを教えあいませう!

あきらさん、雅さん
十二国記の情報有難うございます。
元々、西遊記や水滸伝、封神演義といった中国系伝奇(四大伝奇を全部読んだわけでは
ないのですが)は大好きですし、龍や麒麟、鳳凰といった中国発祥の想像上の動物も
小さい頃から興味ありました。
また、指輪物語やナルニア国物語、マイケル・ムアコック系も好きなので、凄く趣味に
合う作品かもしれません。お二人の話を総合すると大人版ナルニア国物語の中国風と
いった感じなのでしょうかね。

matsuoさん
早速の乙一氏長編情報ありがとうございます。
文庫で出ているなら速攻購入いたします。あまり積読本を作らない人なので、近いうちに
読了感想を掲載できると思います。
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50. 2002年06月27日 21時38分53秒  投稿:matsuo 

matsuo@15号室です。

>乙一
乙一の長編はまだ少ないんですんですよ。
「暗黒童話」「死にぞこないの青」「暗いところで待ち合わせ」ぐらいでしょうか。

この中で1作挙げるなら、僕なら、「暗いところで待ち合わせ」ですね。
「暗黒童話」も捨てがたいんですが、万人薦められるのは「暗いところ〜」でしょう。
「死にぞこない〜」は積読中です(^^;;

>十二国記
またまた横レスなんですが。
「魔性の子」だけが新潮文庫で、他は講談社X文庫ホワイトハートから出ています。
で、ホワイトハートに手を出しにくい人のために、最近では普通の講談社文庫から出ています。(屍鬼で直木賞の候補になってからですね)

内容は基本的に同じなんですが、僕はホワイトハートの方をオススメしますね。
こちらの方が詳しい感じです。

[202.247.25.95][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1)]

49. 2002年06月27日 20時51分38秒  投稿:あきら 
58号室 あきらです

十二国シリーズはファンタジーですよ。
最初に、新潮文庫の「魔性の子」を読んでから「月の影 影の海」「風の海 迷宮の岸」と読んでいった方が分かりやすいと思います。

新潮文庫の「魔性の子」が先に書かれて、それから十二国シリーズが出たと記憶しています。話し的にはつながっています。一冊一冊時代とか主人公が違っているので、どれも面白いです。
[218.47.114.55][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

48. 2002年06月27日 13時28分32秒  投稿: 
はじめまして、34号の雅と申します。

伝奇ものですか?
どういったのをお読みになってたんでしょう。
お薦めがありましたら、是非教えてください。

十二国記はどちらかといえばファンタジーではないかしら。
中国っぽいけど中国ではない、別の世界の神話。
王と、そしてその王に仕える麒麟がいて、いろいろなタイプの妖獣がいる。
というようなお話です(すいません、文章力がなくって)
面白いですよ、一言でいえば。

それでは、おじゃましました。



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47. 2002年06月27日 08時35分26秒  投稿:ユラ 
56号室です。こんにちは。

ほかのお部屋の書き込みからして、共通項がありそう?と思ったのですが、拝見したところ自信もって喰いつける話題がありませんでした(泣)勉強不足ですみません。

森さんは「すべてがFになる」のみで疎遠になってるし、高橋克彦さんは記憶シリーズとかの短編集が好きだったのですが、伝奇ものは敬遠してるし。。
殊能さんをこれから読もうと思ってるので、そのへんで絡ませていただきましょうか。
どうぞこれからよろしくお願いします〜
[61.117.56.68][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90)]

46. 2002年06月27日 00時51分17秒  投稿:きっし〜 
あきらさん
>森さんの作品では、ノベルス版のVシリーズもとても面白いです。是非読んでみてください。
 S&Mシリーズとは全然感じが違いますが、こちらも、とても面白いです。

来月、一作目が文庫化されるはずなので、購入する予定です。

>小野さんの作品では、もちろん、十二国シリーズですね。

これはファンタジーかSFなんでしょうか?店頭で見かけたことはあるのですが、
手には取っていないので、ジャンルを知らないのです。

なっきぃさん
>独身時代は大学へ行くかばんに必ず3冊(ハードカバー含む)は入れていた人種
 なんですから…
 人に薦められれば尚更読みたくなるもの。

そのカバンはかなり重そうですね。通勤の混雑内では耐えられないかも。。。

奇巌城はかなり前ですが、人狼城は最近読了しました。
ディクスン・カーには何冊かあるようなので、まずはそこからいってみようかと
思っています。
[210.230.106.118][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

45. 2002年06月27日 00時29分29秒  投稿:きっし〜 
まじめに読了本の感想を。
『Jの神話』乾くるみ嬢(講談社文庫)
現在何人いるのか、もう知らないメフィスト賞作品ですね。
2作目が「匣の中の失楽」へのオマージュ作品だと聞いていたので、
純粋な本格ミスかアンチかと思いながら期待していたのですが、残念。
ネタばれになるから内容に関しては詳しく書かないけれど、不満は多いです。
筋自体は悪くないからミステリーファンを相手に考えて書くより、薀蓄と筋の
整合性を考えて、書きたいように書いて欲しかったと思います。
後は、登場人物に関して少しだけ背景や特技を書いておいて、そのままにして
いるという、投げっぱなしのジャーマンスープレックス攻撃には、やはり疑問を
感じます。
このままでは、「匣の中」にも期待できないかも。。。
[210.230.106.118][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

44. 2002年06月26日 00時04分28秒  投稿:あきら 
あきらです。コメントありがとうございました。森さんの作品では、ノベルス版のVシリーズもとても面白いです。是非読んでみてください。S&Mシリーズとは全然感じが違いますが、こちらも、とても面白いです。小野さんの作品では、もちろん、十二国シリーズですね。これは最初、講談社ティーンズ文庫として出ていたんだですが、あまりの人気に講談社文庫になって、9冊もえています。これは、どの世代にも人気で、テレビアニメ化にもなっています。
是非読んでみてください。あと、森さんのエッセイ「すべてがEになる」も、森さんの日常が伺えて、ファンにはたまらない一冊です。
では、また投稿してください。
[218.47.114.148][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

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