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これがワテのお勧めやねん!! |
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2541. 2023年04月02日 13時21分24秒 投稿:SAMANA |
2023年度を迎えてもあれこれ忙しく、気の休まる時がなくて本当にキツい毎日なのが 悲しい。う〜ん、直近に読んだ笹沢ミステリの影響のせいか、マイナスの内容しか思い浮 かばないです<いつもそうやがな┐( -"-)┌ ヤレヤレ さてさて。それでは積読本状況詳細報告。 2023年3月の読了本 1.『中空』 鳥飼否宇 2.『飛蝗の農場』 ジェレミー・ドロンフィールド 3.『暗い傾斜』 笹沢左保 3冊読了等。 忙しさも相まって予想以上に読書進まず( ノД`)シクシク…。4月は無理でも5月には 読書ペースをあげたいものです……(・∀・)ウソツケ!!。 極私的超アバウト評価 ◎とても楽しめた なし ○楽しめた 『中空』『暗い傾斜』 ・普通 『飛蝗の農場』 △あまり楽しめなかった なし ×楽しめなかった なし 『中空』は横溝正史ミステリ大賞優秀作で長編デビュー作品らしい。 限界集落竹林歴史閉鎖ミステリ(何じゃそら?)で、多くのネタが盛り込まれていて、 自分が歴史に造詣深かったらより楽しめたんだろうなぁと思いました。 『飛蝗の農場』は、長編で「このミス」2003年版海外1位作品。自分には苦手な錯綜 サスペンス系で、案の定、理解が追いつかないまま終わってしまったのが残念。訳者の 功績かもしれないけれど、文章がすごく上手な作家だと感じました。 『暗い傾斜』は、仕事に生きる女性にまつわる事件を描いた長編推理作品。静かな 迫力を備えた笹沢ミステリですが、この作品はそのなかでもかなり沈痛ダウナーな内容 ですが、ネタはしっかり考えられていて安定のミステリ度がとてもいい心地でした。 2023年3月の購入本等 1.『遺品博物館』 太田忠司 2.『月下美人を待つ庭で 猫丸先輩の妄言』 倉知淳 3.『たかが殺人じゃないか 昭和24年の推理小説』 辻真先 4.『都会のトム&ソーヤ 20 トムvs.ソーヤ 』 はやみねかおる 4冊購入等。 1、2、4は定番作家信頼買い。1がミステリ度少し薄い感じがしてちょと心配。 3は、最初購入しない予定でしたが、「このミス」2021年版国内1位ほか、当時のラン キング各種企画に名を連ねていたのを思い出して購入決定。相変わらずブランドに名 声に弱い私です(^_^;。 そいでは!! |
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2540. 2023年03月05日 11時43分35秒 投稿:SAMANA |
年度末のバタバタで忙しさがいつもの100万倍(体感)のため、今回は先月 よりももっと必要最小限の記載のみ。辺境の地の駄文をお読みいただいている 奇特な皆々様、なにとぞお許しくださいませぇ…<(_ _)>。 ………と書込み後、最小限記載したらこれがとっても楽ちん。これからもこの書き 方で(遠い目)していこうかなぁぁ〜〜………(^_^;(^_^;(^_^;。 さてさて。それでは積読本状況詳細報告。 2023年2月の読了本 1.『ハイヒールの死』 クリスチアナ・ブランド 2.『『禿鷹城』の惨劇』 高柳芳夫 3.『和時計の館の殺人』 芦辺拓 3冊読了等。 少ない。 極私的超アバウト評価 ◎とても楽しめた なし ○楽しめた 『和時計の館の殺人』 ・普通 『ハイヒールの死』『『禿鷹城』の惨劇』 △あまり楽しめなかった なし ×楽しめなかった なし 今年から評価厳しめ。 『和時計〜』。楽しめたもののちょと盛りすぎ&ややこしめ。 『ハイヒール〜』。タイムスケややこしすぎ。 『『禿鷹城』〜』。2密室、1点だけ面白味あり。他は関心持てず。 2023年2月の購入本等 1.『雪月花 謎解き私小説』 北村薫 2.『サーチライトと誘蛾灯』 櫻田智也 3.『蝉かえる』 櫻田智也 4.『スノーバウンド@札幌連続殺人』 平石貴樹 5.『名探偵のはらわた』 白井智之 5冊購入等。 1.は1月刊行分の買い残し。 2&3.は3のネット評判買いに引きずられてシリーズ1作目も合わせ買い。 4.は定番作家信頼買い。 5.はネット評判買い。あまりグロくなさそうな感想が後押し。 そいでは!! |
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2539. 2023年02月05日 12時28分08秒 投稿:SAMANA |
今月は忙しいので最小限の書込みにしたいです。あああ、心の安定が 欲しい(^_^;。 さてさて。それでは積読本状況詳細報告。 2023年1月の読了本 1.『ピンク・エンジェル』 ウィリアム・L・デアンドリア 2.『真珠郎』 横溝正史 3.『美の神たちの叛乱』 連城三紀彦 4.『墜ちていく僕たち』 森博嗣 4冊読了等。 いきなり今年の目標「5冊読了」未達成。先行き不安だけど出来る範囲で がんばろうっと。 極私的超アバウト評価 ◎とても楽しめた なし ○楽しめた 『ピンク・エンジェル』『真珠郎』『墜ちていく僕たち』 ・普通 『美の神たちの叛乱』 △あまり楽しめなかった なし ×楽しめなかった なし 『ピンク〜』は1900年代初頭(1890年代?)のアメリカを舞台にした 通俗的ミステリ。元大統領のルーズベルトも警察の指揮者として活躍。 本格系作家として知られるデアンドリアが書いたとは思えないほど通 俗的展開ですが、ストーリーとキャラが結構はっちゃけていて面白か ったです。本格系と思わせる最終盤の犯人特定推理は、実はよく理解 できず。個人的にはこの犯人にはしてほしくなかったなぁ…(^_^;。 『真珠郎』は、目を引くミステリ的思考が1つあったものの、正直少し 物足りない感じ。同じ土着的テイストなら同所収の短編「孔雀屏風」の ほうが楽しめました。事件を軽く処理してるところがかえって好印象。 それにあまり横溝作品らしくないハッピーエンドが気持ちよかったり。 『墜ちて〜』は、SF的設定で変化男女の様子からジェンダーに対する 意識が芽生えてくるような短編集。「事象としてはなんでもよくて、 そこから派生するものが大事」的な森ワールドが感じられて楽しかった です。最初2作のような雰囲気が続いた方がよかったかもしれない。 『美の神〜』は、主にパリを舞台にした美術ミステリ長編。連城反転 世界が冒頭から全開ですが、長めの長編(?)で多様な反転構造が各 所に描かれてるがゆえに反転構造そのものが埋没したような印象と、 各種恋愛の正解がない曖昧さから、中途半端に終わったような印象。 キャラは一番魅力的ながら生物学的にありえない状況に結局納得しき れなかったのも残念。 2023年1月の購入本等 1.『沈黙の目撃者』 西澤保彦 2.『絞首商會』 夕木春央 3.『濱地健三郎の幽たる事件簿』 有栖川有栖 3冊購入等。 1&3は定番作家信頼買い。死ぬまでには絶対に読むことをここ に誓います。誓う事だけはできます(^_^;。 2は、世評の高い『方舟』作者のデビュー作という事で信頼買い。 恐らく『方舟』が文庫化されたら買うでしょうけど、その先は不明。 そいでは!! |
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2538. 2022年12月31日 17時04分10秒 投稿:SAMANA |
正直、最近はミステリ読書よりもアニメ視聴の方に時間を割いている状況。 そんななか、今年のベスト3は 『明日ちゃんのセーラー服』 『ぼっち・ざ・ろっく』 『その着せ替え人形は恋をする』 といったところか……って、60歳手前ジジイのマイアニメベスト3って気 持ち悪いだけやっちゅうねん☆(゚o゚(○=(`ε´○# さてさて。それでは積読本状況詳細報告。 2022年12月の読了本 1.『狸はどこへ行った 大浪花諸人往来 第2集』 有明夏夫 2.『螢草』 連城三紀彦 3.『2023年版 このミステリーがすごい』 このミステリーがすごい!編集部編 4.『2023本格ミステリ・ベスト10』 探偵小説研究会編 5.『アリア系銀河鉄道 三月宇佐見のお茶の会』 柄刀一 5冊読了等。 よく読んだほうです。終わりよければすべて良し!<無理やり感満載(^_^;。 極私的超アバウト評価 ◎とても楽しめた なし ○楽しめた 『狸はどこへ行った』『螢草』『2023年版 このミステリーがすごい』 『2023本格ミステリ・ベスト10』 ・普通 『アリア系銀河鉄道 三月宇佐見のお茶の会』 △あまり楽しめなかった なし ×楽しめなかった なし 『狸は〜』明治初期の大坂を舞台にした捕物帳短編集。 浪華の維新世話物との感じで楽しめたけど、コンプラセクハラパワハラモラハラ の上っ面を褒めそやすこのご時世、ひょっとしたら眉ひそめる人もおるんかなぁ。 ふざけんな。 『蛍草』は各種愛憎の機微を描いた短編集。それぞれにミステリテイストがあっ たので無骨な私でも楽しめました。ある意味『狸は〜』と真逆の世界観だけど根 つこは通じてると思いたい。 『このミス』『本ミス』は面白そうな作品が見つけられるのでやっぱり好き。気 にかかった作品は文庫化したときに買うつもりで毎年いるのですが、果たしてい つまで覚えているのやら…(^_^;。 『アリア系〜』は、SFファンタジーミステリ短編集。ファンタジーは苦手分野な ので、スゴイことをしている作品だと思ってはいるものの乗り切れず。損してる なぁと思うことしきりですo(TヘT)oショボーン 2022年12月の購入本等 1.『2023年版 このミステリーがすごい』 このミステリーがすごい!編集部編 2.『2023本格ミステリ・ベスト10』 探偵小説研究会編 3.『逢魔が刻 腕貫探偵リブート』 西澤保彦 4.『11文字の檻 青崎有吾短編集成』 青崎有吾 5.『黒真珠 恋愛推理レアコレクション』 連城三紀彦 5冊購入等。 1&2は、年末恒例ミステリ企画もの2大冊子。買わない選択肢は今のところあ ありません。 3と4は、定番作家信頼買い。『腕抜』シリーズは7作全部積読中で、その面白 さをいまだ味わっておりません<(_ _)>。『11文字〜』も青崎ミステリすべて 未読で面白さ未体験。退職して時間できてから読書邁進するつもりだけど、本当 に死ぬまでに読めるか心配になってきた……。 5は、「単著未収録」の文字を目にして即購入決定。まだまだ連城未購入本たく さんあるはずだから、そっちを先買えっ!て話なんですけど(^_^;。 で、2022年のお勧め本は2冊。あって良かった…(^_^;。 ここに再掲して今年の駄文は終了。 『標的』 ディック・フランシス ハヤカワミステリ文庫 競馬シリーズもの長編。 今作は主人公がサバイバル作家という、ストイックの面白さに満ちたフランシス 作品世界にうってつけの設定。のみならず他の登場人物も魅力的であるがゆえに、 真相究明後にそれぞれが歩む茨の道のりを想起させる苦い味わいがとても良かっ たです。 『過去を連れた女』 笹沢左保 角川文庫 5作所収の短編集。 その最後をかざる「曇天」は、事件が起きないからこそ徐々に迫る不穏の影に対 する苦悩と、それゆえにありきたりな生活の尊さが本当に心に沁みこんでくる、 地味だからこその名短編。様々なミステリの有り様のうち、1つの正解作みたい な印象を持ちました。 皆さま、来年もよろしくお願いいたします<(_ _)>。 そいでは!! |
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2536. 2022年12月03日 16時06分52秒 投稿:SAMANA |
12月に入り急に寒くなり、先月末に散髪した先で5.000円落としたことも あって身も心も頭も財布も寒々しいことこの上ない師走はじめなのがとて も悲しい( ノД`)シクシク…。 さてさて。それでは積読本状況詳細報告。 2022年11月の読了本 1.『相続人TOMOKO』 大沢在昌 2.『長い腕』 川崎草志 3.『暗黒童話』 乙一 4.『横断』 ディック・フランシス 4冊読了等。 この作家メンツならもう少し読了数かせぎたかったところ(あああ、何度 も同じこと言ってるデジャブ感が抜けない…)ですが、まぁ『横断』が500 ページほどの厚め本だったので良しとします(^_^;。 極私的超アバウト評価 ◎とても楽しめた なし ○楽しめた 『相続人TOMOKO』『長い腕』『暗黒童話』『横断』 ・普通 なし △あまり楽しめなかった なし ×楽しめなかった なし 『相続人〜』は、復讐に燃える女性主人公によるアクション長編。 書き込めば書き込むほどシリーズ化できそうな設定ながら、短めの長編 1作でケリをつけさせたようなイメージ。○○○・エンドでなかったの が個人的には好みでした。 『長い腕』は、身の回りに起きた不可解な事件を追う女性主人公のサスペ ンスもの。 起きた事件の大きさと事件の真相・犯人像との関係が今ひとつしっくりこ ない気がするものの、ゲーム業界の裏側部分を描いた部分も含め、なぜか 読ませるストーリー運びなのが本当に不思議。なんなんだろうこのちぐは ぐ感は……(^_^;。 『暗黒童話』はホラー・ミステリー長編。 ミスリードの仕掛けや諸星大二郎ワールドを彷彿させる男女キャラなど、 かなり満足いく出来だっただけに、犯人像と主人公の周辺キャラの話の中 での「薄さ」が残念でした。 『横断』は、競馬シリーズもの長編。 今作の主人公は、遺産で働く必要のない環境に甘んずることなく、競馬界 の調査員として生活する若い男性。北米を縦断する競馬列車に乗り込んで、 法の裁きを逃れ続ける悪党を拿捕しようとするストーリー。スリル感は所 々あるものの、主人公を襲う苦境・困難度合いが、今作では結構少ないよ うに感じたのがちょと不満……って、フランシス作品にどんだけ高いハー ドル課してんねん私は(;`O´)oコラー! 2022年11月の購入本等 1.『喪を明ける』 太田忠司 2.『ノッキンオン・ロックドドア 2』 青崎有吾 2冊購入等。 少冊数で嬉しや嬉し。 共に定番信頼買い作家作品ながら、1はホラーらしいのでちょっと悩み ましたが「冊数少ないからまぁいいか」とだらしなく購入決定。いかんい かん。もっとシビアに考えないと…。┐( -"-)┌ヤレヤレ... そいでは!! |
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2535. 2022年11月05日 11時48分06秒 投稿:SAMANA |
仕事が少し落ち着いたので早めに帰る今日この頃。本当は準備しないといけ ない作業もあるので残業してやらないといけないんだけど、コロナ陽性以降の 疲れやすさが抜けなくて全くやる気がおきない……。師走になったら気合い入 れるようにしよう<あくまで【予定】です(^_^;。 さてさて。それでは積読本状況詳細報告。 2022年10月の読了本 1.『標的』 ディック・フランシス 2.『陽だまりの迷宮』 青井夏海 3.『密航定期便』 中薗英助 4.『過去を連れた女』 笹沢左保 5.『海底のUボート基地』 ハモンド・イネス 5冊読了等。 あと1冊は今月中に読みきりたかったなぁ…。 極私的超アバウト評価 ◎とても楽しめた 『標的』『過去を連れた女』 ○楽しめた 『陽だまりの迷宮』『密航定期便』『海底のUボート基地』 ・普通 なし △あまり楽しめなかった なし ×楽しめなかった なし 『標的』は、競馬シリーズもの長編。 今作は主人公がサバイバル作家という、ストイックの面白さに満ちたフランシス 作品世界にうってつけの設定。のみならず他の登場人物も魅力的であるがゆえに、 真相究明後にそれぞれが歩む茨の道のりを想起させる苦い味わいがとても良かっ たです。 『過去を連れた女』は、5作所収の短編集。 その最後をかざる「曇天」は、事件が起きないからこそ徐々に迫る不穏の影に対 する苦悩と、それゆえにありきたりな生活の尊さが本当に心に沁みこんでくる、 地味だからこその名短編。様々なミステリの有り様のうち、1つの正解作みたい な印象を持ちました。 『陽だまり〜』は、日常の謎系短編集。 小学生の主人公の身の回りで起きた謎を下宿人が解決するパターンで、ラストは ハートウォーミングで心地よかったものの、各話のミステリ部分がちょっと座り が悪く、もぞもぞした感覚が残ってしまったのが残念。 『密航〜』は昭和諜報サスペンスもの。 圧倒的リアリズムで描かれた日本と朝鮮半島の情勢を背景にしたスパイヒューマ ンドラマといったところ。3国情勢のリアルさに圧倒されつつも、基礎知識が全 くないので面白どころをほとんど見逃してるのが悲しい。ラストのシビアさはシ ビれました。 『海底の〜』は巻き込まれ型海外冒険小説。 読解力のなさで終盤の手に汗握る状況に今一つ乗れなかったのが悲しい。でも、 個人的には主人公の一人の出番の少なさなど、もうちょっと"熱さ"が欲しかった ところです。 2022年10月の購入本等 1.『監禁探偵』 我孫子武丸 2.『猿神』 太田忠司 3.『潮首岬に郭公の鳴く』 平石貴樹 4.『法月綸太郎の消息』 法月綸太郎 5.『絶対猫から動かない(上)』 新井素子 6.『絶対猫から動かない(下)』 新井素子 6冊購入等。 すべて定番作家信頼買い。ただ、2についてはミステリでなくホラーらしいので 少し悩みましたが、サスペンスのみならずミステリ趣向もあるだろうと思い込んで 購入(^_^;。 5,6はそもそもミステリ趣向を望んでないのですが、50代の男女の群像劇?ら しいけれど、無茶を承知で言えば今の10代男女群像劇を「そんなの無理!」と言わ ず、インタビューその他を駆使して、この作者に書いてみてほしいと思ったり。 そいでは!! |
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2534. 2022年10月08日 22時12分33秒 投稿:SAMANA |
コロナ後遺症なのか、ものすごく疲れやすくなりました。以前は仕事 で踏ん張りがきいていたのに最近はめっきり意欲が減退。う〜ん、単に さぼり癖が身についたとは思いたくないので、やっぱりコロナのせいに しよう(^_^;。 さてさて。それでは積読本状況詳細報告。 2022年9月の読了本 1.『観月の宴』 R・ファン・ヒューリック 2.『魔女』 樋口有介 3.『恋霊館事件』 谺健二 4.『牛乳アンタッチャブル』 戸梶圭太 4冊読了等。 2冊が厚めだったのでぼちぼちなペース。でも読みやすい作品が多か ったのであと1冊ぐらいは読了したかったかな。 極私的超アバウト評価 ◎とても楽しめた なし ○楽しめた 『魔女』『恋霊館事件』『牛乳アンタッチャブル』 ・普通 『観月の宴』 △あまり楽しめなかった なし ×楽しめなかった なし 1.はディー判事シリーズ長編。ひょっとしたらシリーズ最終作 (執筆順)かも? 珍しくこの作品は驚いたり感心したりするところが見当たらず。 次積読作に期待です。 2.は元カノの不審死を知った青年が事件を追う青春ミステリ。 私にしては珍しく樋口作品(&主人公キャラ)を面白く感じまし た。事件の構造も楽しめたし、何より主人公がいじられ系だった のが良かったのかも(^_^;。 3.は阪神・淡路大震災とそれをとりまく環境の推移を舞台にし たミステリ短編集。 とにかく1作目が個人的に「なんじゃそら?」としか思えない作 品(何でこれがアンソロジーに選ばれるんだ?)でゲンナリした んですが、読み進めるにつれ少しずつ楽しめてきたのでほっと一 息。新本格の悪しき呪縛が徐々に薄まり、ミステリの水滴がじん わり広がっていった感じでしょうか…←ナンジャソリャヽ( `д´*)ノ 4.は食中毒事件を起こした大会社の腐敗と再生を極端に戯画化 したギャグ&ポップ&バイオレンス長編。 最初、会社名が実物だと驚くも、よく見たら「雲印乳業」。字面 がすっごくポップでお気に入りo(^-^)o。個人的に「これいる?」 な展開もありましたが、気楽に楽しめました。 2022年9月の購入本等 1.『獣たちのコロシアム 池袋ウエストゲートパークXVI』 石田衣良 2.『Iの悲劇』 米澤穂信 3.『間宵の母』 歌野晶午 4.『殺しへのライン』 アンソニー・ホロヴィッツ 4冊購入等。 1〜3は定番作家信頼買い。1のIWGPも16作目ですか。まだ2作と 外伝1作しか読めてないっす(^_^;。 4はやっぱり今年も各種ランキングで1位になるのかなぁ…。1冊 も読めてないので面白さが判ってないないですバカーヾ(*д*)ノ゛ そいでは!! |
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2533. 2022年09月10日 15時25分59秒 投稿:SAMANA |
8/8にコロナ陽性者になりました……(^_^; 38度台の熱が2日程度で大事には至らず。ただまとわりついてきた倦怠感 には悩まされました。一部分を無理やり進める、慣れない在宅勤務(しかも 年休扱いの中)に時間をとられて本を読む暇なんてこれっぽっちもありゃし ない。やっぱり病気にかかるもんじゃないっすね(゚゚)(。。)(゚゚)(。。)ウンウン さてさて。それでは積読本状況詳細報告。 2022年8月の読了本 1.『QED 東照宮の怨』 高田崇史 2.『現代夜討曽我 墨野隴人シリーズ』 高木彬光 3.『時の誘拐』 芦辺拓 3冊読了等。 実はコロナになったら「本がたくさん読める」と思っていた私。本当にバ カ者でした(^_^;。 極私的超アバウト評価 ◎とても楽しめた なし ○楽しめた 『時の誘拐』 ・普通 『QED 東照宮の怨』『現代夜討曽我』 △あまり楽しめなかった なし ×楽しめなかった なし 『QED〜』は、東照宮の史実?がもたらす驚きの説と、現実世界の事件 を組み合わせたミステリのシリーズ4作目の長編。 毎度のごとくウンチクについていけず凄さも実感できず。ミステリ部 分もコロナ後では全く思い出せず、申し訳ないが普通扱い。たぶん私は 都市伝説がもたらす驚き話は好きでなく、その伝説のほころびをついて 一刀両断するような推理を読みたいんだと思います。 『現代〜』は、"陽気な未亡人"の村田和子が関わる事件で、名探偵の 墨野隴人が活躍するシリーズの4作目。 どこかのHPかツイッターの高木彬光評で「洗練された〜」という表現 があったんですが、私の高木彬光イメージは良くも悪くも「バタ臭さ」。 この作品では少し良くないほうの「バタ臭さ」を感じました。昭和62年 作とのことですが、この時代で「夜討曽我」や芸能世界描写のセンスは 少し違うような気がしたり…(^_^;。時代センスがあっていればストー リー自体はもう少し楽しめるものになるような気がします。 『時の〜』は、弁護士名探偵森江春策が誘拐事件を解決するため、戦 後間もない事件の謎にも取り組むダブル長編ミステリ。 誘拐事件序盤のとあるネタは、根っからの意外性で普遍性を感じさせ るものでしたが、"あれ"にまつわる他のネタは発刊された旬の時期に読 んだほうがより楽しめるもので、時の流れの速さを痛感。まさに私の時 が誘拐されました……<いや、全然うまくないから┐( -"-)┌ヤレヤレ... 2022年8月の購入本等 1.『現代夜討曽我 墨野隴人シリーズ』 高木彬光 2.『おじさんのトランク 幻燈小劇場』 芦辺拓 3.『人間じゃない 〈完全版〉』 綾辻行人 4.『殊能将之 未発表短篇集』 殊能将之 5.『魔眼の匣の殺人』 今村昌弘 6.『いけない』 道尾秀介 6冊購入等。 『現代〜』は実際に購入したわけでなく、なぜか所有本データで既読 になっていて、数合わせで購入本にしたもの。床の積読山が何回か崩れ たりしているので、ひょっとしたら本棚においてた既読の『現代〜』を 崩れた時に巻き込み、間違って積読本においてしまったのかもしれませ ん…<こんな話、誰が興味あんねん!ヾ(゚ε゚ )ォィォィ 2、3、5は定番信頼買い作家本。綾辻文庫本購入は、けっこう久し ぶりかも。 4は「未発表」の文字に気持ちが揺れ動いて購入。 5は、書店でみかけて帯か何かの煽り文句にゆすぶられ、迷いに迷っ て結局購入。どちらも販売戦略にまんまと乗せられまくりです(^_^;。 そいでは!! |
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2532. 2022年07月30日 19時58分40秒 投稿:SAMANA |
7月末は初めて在宅勤務というものを経験しました。いやはや在宅っ てやっぱり難しい。気持ちの切り替えが上手くできません。結局、2日 間は午後半夏休をとって家でのんびりしてしまいましたヤレヤレヽ(~〜~ )ノ。 さてさて。それでは積読本状況詳細報告。 2022年7月の読了本 1.『はじまりは青い月 スカーレット・パラソル1』 新庄節美 2.『今夜はパラシュート博物館へ』 森博嗣 3.『スティームタイガーの死走』 霞流一 4.『イリーガル・エイリアン』 ロバート・J・ソウヤー 4冊読了等。 少しペースが落ち着いてきたかも。でも以前と比べたらハイペース。 この調子を続けていきたいものです。 極私的超アバウト評価 ◎とても楽しめた なし ○楽しめた 『はじまりは青い月』『今夜はパラシュート博物館へ』 『スティームタイガーの死走』『イリーガル・エイリアン』 ・普通 なし △あまり楽しめなかった なし ×楽しめなかった なし 1.怪盗女子高生と探偵助手青年が活躍するほのぼの系怪盗もの。こん な世界観が味わえれば、もうそれだけでいいです。 2.はあのシリーズキャラが登場する作品もある短編集。この作者のポ エム系短編は馴染めないけど、それはこの作者の仕掛けに気づいけない からかもしれない。 3.はドタバタスピーディミステリ長編。大き目の一発ネタには久々に 驚きの快感を味わうことができました。 4.は異星人ファーストコンタクトからの法廷ミステリというトンデモ 展開なSFミステリ。面白かったのは確かなのに、読後感が「被害者が哀 れ」「裁判上の考え方が捻じれに捻じれ過ぎて変なことになってる」よ うに感じてしまいました(;^_^。 2022年7月の購入本等 1.『凛の弦音』 我孫子武丸 2.『希望の糸』 東野圭吾 3.『死が招く』 ポール・アルテ 4.『優等生は探偵に向かない』 ホリー・ジャクソン 5.『ギャンブラーが多すぎる』 ドナルド・E・ウェストレイク 5冊購入等。 読了ペースが良いのでちょっと買いすぎ傾向。自制しないといけない のに、ネット情報だとどうも8月はたくさん購入しそうな予感……。 1〜3は定番作家信頼買い。1の設定には胸キュンしかありません。 4.は評判いいので楽しみだけど、読書時はたぶん80歳代なので主 人公の心情に共感できるのかどうかちょと心配。というか、そもそも生 きてるのか私?(´・ω・`)シランガナ 5.は謳い文句「1960年代のNYムード満載、巨匠による幻の逸品」に やられて購入決定。ウェストレイク作品の良い読者ではないけれど、ウ ェストレイクが描くNYムードには浸ってみたいものです。 そいでは!! |
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2531. 2022年07月02日 23時19分35秒 投稿:SAMANA |
超短い梅雨が去り(また戻ってきそうな気もするけど)、暑すぎる 夏が到来。今年は本当に部屋の中の熱気がこもりまくりで息苦しくな るほど。本と一緒に干からびないように注意します(・ω<) テヘペロ さてさて。それでは積読本状況詳細報告。 2022年6月の読了本 1.『神戸異人館事件帖 《夏の海の水葬》』 陳舜臣 2.『真珠の首飾り』 R・ファン・ヒューリック 3.『海の稜線』 黒川博行 4.『殺人リハーサル』 梶龍雄 5.『アルバイト探偵 拷問遊園地』 大沢在昌 6.『九時から五時までの男』 スタンリイ・エリン 6冊読了等。 先月に続き、私にしてはかなりのハイペース。やっぱり職場環境が 変わったのが大きかったかも。限定的とはいえ今のほうが忙しいのに …(;^_^。 極私的超アバウト評価 ◎とても楽しめた なし ○楽しめた 『神戸異人館事件帖』『真珠の首飾り』『海の稜線』 『殺人リハーサル』『アルバイト探偵 拷問遊園地』 『九時から五時までの男』 ・普通 なし △あまり楽しめなかった なし ×楽しめなかった なし 『神戸〜』は、神戸異国情緒を背景に老人2人のミステリ的回顧話 短編集。前半のほうがミステリ的には楽しめた感じ。 『真珠〜』は、名探偵ディー判事シリーズ長編。描写についていけ ないところがあったものの、あっと驚くネタは満足。ディー判事作 品、やっぱり楽しめます。 『海の〜』は、大阪府警の「総長とブン」もの長編。ブンとキャリ ア警部補のやりとりに今ひとつ乗り切れず。このレベルだと一回は 破綻しそうな気がする。そこからの認め合いドラマがほしかったか も。事件の構図とツメ具合は相変わらず緻密でさすがです。 『殺人〜』は、トリック系推理長編。しっかりと考えて作り込まれ ていると思うけれど、推理ブームで様々な人達により生み出された 推理小説の膨大すぎる作品群に埋没するぐらいの出来だったように 思えたのが残念。 『拷問〜』は、主人公の小生意気浪人生が親父とコンビで活躍する シリーズのライトアクション長編。これまでのシリーズ作になかっ た主人公の苦悩からの成長描写が印象的。主人公が対峙した出来事 は「へ? こんな大したことないことで?」と正直思いましたが、 ちっぽけな生身の人間が味わうものって「実はこんな程度やよな。 でも、これがツライんよな」と気づかされた後は、しばらく続く主 人公の等身大の率直な描写にちょと感動。 『九時から〜』は、「奇妙な味」の作家、ロアルド・ダールとよく 比べられる短編の名手の作品集。最終話「倅の質問」もいいんです が、なぜか蚤の大道芸という不思議な世界が描かれた「蚤をたずね て」が印象に残りました。ちょっと斜め上の「奇妙な味」?(;^_^。 2022年6月の購入本等 1.『黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続』 宮部みゆき 1冊購入等。 4、5月と2冊ずつと少購入だったのが今月はとうとう1冊のみ。 来月以降の反動に今からビクビク中((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル。 宮部文庫本もこれで83冊目。うち47冊が積読で宮部積読率は57%。 早く50%をきりたいなぁ〜<目標低っ!(>ェ<; そいでは!! |
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2530. 2022年06月04日 22時21分29秒 投稿:SAMANA |
異動先業務の知識&経験皆無に加え、特殊事情のよる大幅業務量で超多忙。 早くヤマを越えたい。ほんっっっっっっっとうに越えたいです( ノД`)シクシク…。 さてさて。それでは積読本状況詳細報告。 2022年5月の読了本 1.『最後に死ぬ奴、笑う奴』 有明夏夫 2.『カウント・プラン』 黒川博行 3.『危険なあなた』 山崎洋子 4.『怪盗クイーン 楽園の名画を追え』 はやみねかおる 5.『捕虜収容所の死』 マイケル・ギルバート 6.『不思議の国のアルバイト探偵』 大沢在昌 7.『白公館の少女』 伴野朗 7冊読了等。 久々に5冊以上の読了。職場異動効果によるものですけど、要因が「超多忙 ストレス」というところが少し悲しい…(;^_^。 極私的超アバウト評価 ◎とても楽しめた なし ○楽しめた 『カウント・プラン』『危険なあなた』『怪盗クイーン 楽園の名画を追え』 『捕虜収容所の死』『白公館の少女』 ・普通 『最後に死ぬ奴、笑う奴』 △あまり楽しめなかった なし ×楽しめなかった なし 超多忙ストレスのため今回は感想お休み。ご了承くださいませ。 閉店ガラガラ(;-_-)ノガラガラ 2022年5月の購入本等 1.『或るエジプト十字架の謎』 柄刀一 2.『怪盗クイーン 楽園の名画を追え』 はやみねかおる 2冊購入等。 超多忙ストレスのため今回はコメントお休み。ご了承くださいませ。 ………これがクセになったらどうしよう・・・(゚_゚i)タラー・・・ そいでは!! |
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2529. 2022年05月03日 22時31分32秒 投稿:SAMANA |
4月の異動で全く未経験の仕事にとりかかりました。 ………むっちゃキツイっす( ノД`)シクシク…。 5月末をめどに大量にこなさないといけない業務があるんですが、正直、 出来る気がしません(;-_-) =3 フゥ さてさて。それでは積読本状況詳細報告。 2022年4月の読了本 1.『バグ』 松岡圭祐 2.『女王陛下のアルバイト探偵』 大沢在昌 3.『龍神池の小さな死体』 梶龍雄 4.『大氷原の嵐』 ハモンド・イネス 4冊読了等。 あと1冊は読み切りたかったけれど、まぁ納得の範囲。仕事のヤマを 越えたら頑張りたいです(;^_^。 極私的超アバウト評価 ◎とても楽しめた なし ○楽しめた 『女王陛下のアルバイト探偵』『バグ』『龍神池の小さな死体』 『大氷原の嵐』 ・普通 なし △あまり楽しめなかった なし ×楽しめなかった なし 『女王陛下〜』は、バブル全盛期の時代性を完璧に体現したコジャレた 高校生が、一国の女王の警護につくなかでひとときの恋に落ちるライト ハードボイルドもの。思い切りベタなストーリー展開だけど、それが本 当に心地いい。ジジババが水戸黄門・暴れん坊将軍を愛していた意味が わかったような気がしました(;^_^。主人公にからむシリーズキャラの 女性たちを今作ではいっさい登場させていないのはグッジョブ。 『バグ』は、人気ゲームソフトが招く子どもたちのトラブルを主軸にし たサスペンスもの。キャラ造形とリーダビリティは確かながら、ストー リー中盤のとある展開に少し無理を感じて、そこだけは素直に楽しめな かったのが残念。 『龍神池〜』は、過去に起きた弟の死に疑念を抱いた建築系大学教授を 主人公にした推理もの。最近、徳間文庫で復刻されましたが、そんな時 期にたまたま積読ケイブンシャ文庫版の読書順番がまわってきました。 奇跡です<そんなたいそうなもんでは全然ない(;^_^。 メインのトリックは180度どころか、全くの別世界にいざなわれたほど の様相でとても鮮やかでした。作中で例えにだされたシャーロック・ホ ームズのあの短編の偉大さを痛感。今作は長編ならびに殺人を扱ってる だけに少しばかり実感できないところがあったのがちょと悔しかったり。 『大氷原〜』は南極近海を舞台にした冒険もの。大自然の厳しさに対峙 する人達の行動はさすがにドキドキワクワクしたものの、緻密な描写を 吸収する気力と想像力がなく、堪能できるレベルまで至らず。あと、と あるキャラをもっと掘り下げて書いてほしかったかも。 2022年4月の購入本等 1.『殺人鬼がもう一人』 若竹七海 2.『フェティッシュ』 西澤保彦 2冊購入等。 この冊数はナイス。このペースがずっと続けばいいの に……って、本当にいいのか?(;^_^ どちらも定番作家信頼買い。 2.はどうも当初文庫化の時に買い漏らしていたみたいで、今回の復刊 は素直に感謝です。 そいでは!! |
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2528. 2022年04月03日 12時02分32秒 投稿:SAMANA |
4月に入り、勤務地異動で全く未経験の職種に就くことになりました。 精神的にはかなり負担が軽くなりそうな気もしてるんですが油断は禁物。 しばらくは様子見です。でも楽になったらいいなぁ…(;^_^。 さてさて。それでは積読本状況詳細報告。 2022年3月の読了本 1.『文福茶釜』 黒川博行 2.『横浜秘色歌留多』 山崎洋子 3.『都会のトム&ソーヤ 19 19BOX〜日常〜』 はやみねかおる 4.『マローン御難』 クレイグ・ライス 4冊読了等。 この作家メンツだとあと1冊は読了させたかったんですが、年度末に異 動が重なりかなりバタバタしていたので仕方ない…と自分に言い聞かせて ます(´-ω-`;)ゞポリポリ 極私的超アバウト評価 ◎とても楽しめた なし ○楽しめた 『文福茶釜』『横浜秘色歌留多』『都会のトム&ソーヤ 19』 『マローン御難』 ・普通 なし △あまり楽しめなかった なし ×楽しめなかった なし 1.は関西美術界に巣食う小悪党たちがうごめき合うユーモア・プチプリ ティ・ノアール短編集。小説で読むと愛らしいけど、実際に付き合うのは やっぱり遠慮しときたい人たちばかり(;^_^。 2.は大正時代の横浜を舞台にロシア革命に関わる暗躍を題材にした長編 ミステリ。イヤミス系でラストはさすがの味わいでしたが、そこに至るま での、主人公とその母を除く登場人物たちと暗躍ストーリー自体に、何か うっす〜い靄がかかったような感じで話に入り込めなかったのが残念。 3.は中学生2人が主人公のシリーズ長編19(20?)作目。「"日常"とい う名のリアルの不確定さを描いた乱歩テイスト変格ジュブナイル」といっ たところでしょうか。 4。は弁護士マローンシリーズの長編作。切っても切れない関係のジェイ ク&ヘレンの出番は控えめで、その分、他の脇役関係の出番が多かった印 象。事件の構図と犯人像はいかにもマローンものらしくて手堅い印象。た だ、子どもの年齢は6、7歳ぐらいのほうがより説得力を感じたかも。 2022年3月の購入本等 1.『きたきた捕物帖』 宮部みゆき 2.『都会のトム&ソーヤ 19 19BOX〜日常〜』 はやみねかおる 3.『歌舞伎座の怪紳士』 近藤史恵 4.『論理仕掛けの奇談 有栖川有栖解説集』 有栖川有栖 5.『ベルリンは晴れているか』 深緑野分 5冊購入等。 1〜4は定番作家信頼買い。 5は予定外で、書店でたまたま見つけ迷いつつも結局、購入。「このミス 第2位」の謳い文句に踊らされてしまいました…エヘ(´∀`)。 また、今回の購入で宮部・近藤・有栖川の未読冊数は46・46・32冊。 なかなか読書順がまわってこないからなぁ……と、自分を富士山より高く 棚上げしつつウンウン頷く春日和です(;^_^。 そいでは!! |
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2527. 2022年03月02日 22時25分35秒 投稿:SAMANA |
早いもので今年も既に1/6が過ぎました。年度でいえば11/12が過ぎて 残りあと1ヶ月。来年度はちょっと環境も変わりそうで、はてさていった い私はどうなってしまうんだろう…(((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル。 さてさて。それでは積読本状況詳細報告。 2022年2月の読了本 1.『宇宙よりも遠い場所 ファンブック』 アライブ編集部 2.『ぼんくら (上)』 宮部みゆき 3.『ぼんくら (下)』 宮部みゆき 4.『暗黒10カラット 十歳たちの不連続短篇集』 千澤のり子 4冊読了等。もう少し読了したかったけどやっぱり無理…(;^_^。 極私的超アバウト評価 ◎とても楽しめた なし ○楽しめた 『宇宙よりも遠い場所 ファンブック』『ぼんくら(上・下)』 『暗黒10カラット』 ・普通 なし △あまり楽しめなかった なし ×楽しめなかった なし 1は、2021年お勧めエンタメで取り上げたアニメのファンブックで、制作者側のイン タビューを特に堪能。TVアニメ『宇宙よりも遠い場所』の制作に関わった方々全員は、 この名作アニメを世に生み出したことを、本当に誇りにしていただきたいなぁと勝手 に願ってます。そう思うほどこのアニメは名作です。ホントに。 全話のアフレコ現場ノンフィクションなんてものが書かれたら絶対買って読むんだけ どなぁ…(  ̄- ̄)トオイメ 2と3は、宮部時代物でめんどくさがり屋の同心が主人公の連作長編。 読み始めの時の感想は「見た目は短編集で1章・2章とも各話完結(これがめっぽう 出来がいい)。連作短編集より密接のため長編扱いされてるなら先が楽しみ」でした が、この作り込み度合いはまさしく長編テイスト。ただ、宮部みゆきの文章の上手さ にストーリーと各キャラが追いついていない(負けている)ように思え、長編全体内 の配分が少しズレてるように感じたのが残念。1、2章が単体でものすごく良かった ので本当に残念( ノД`)シクシク…。 4は、数度のオフ会で面識のあるネット知人さんのミステリ短編集。 「口紅」「初恋さがし」「半分オトナ」が好み。全体を通じてネタ部分には大なり小 なり整理が欲しいのと、この文章は誰の・何を・どこを指しているのか、けっこう読 みづらくて混乱し、たびたび迷子に(;^_^。意図的に読み手を迷い込ませる感じでもな かったので、もう少し読み手に優しい文章であったほうが嬉しいです。 2022年2月の購入本等 1.『生還』 小林信彦 2.『暗黒10カラット 十歳たちの不連続短篇集』 千澤のり子 3.『カエルの小指 a murder of crows』 道尾秀介 4.『ダミー・プロット』 山沢晴雄 5.『世界推理短編傑作集〈6〉』 戸川安宣 編 5冊購入等。もう少し抑えたかったけどやっぱり無理…(;^_^。 1は、久々に文庫がでたので購入。老いた身の話のようで好みでない内容なので少し 迷いましたが…。 2は、面識のあるネット知人さんのミステリ短編集なので、珍しく単行本買い。 3は、エンタメ系コンゲームっぽいようだし前作『カラスの親指』も積読だったので。 4は、迷ったけれど「私の書いた全作品中一番出来のいい作品」という出版社紹介文 に惹かれて(;^_^。 5は、出版情報入手時点で即購入決定。まさかこの歳になってこのシリーズ新刊が、 しかも戸川安宣編で刊行されるとは…。知ったときはまさしく嬉しい悲鳴をあげまし たヒェーッヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノヒェーッ♪ そいでは!! |
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2526. 2022年02月03日 09時52分28秒 投稿:SAMANA |
新年もまたコロナ禍にふりまわされる社会状況が続き、もう出来の悪いコン トに知らぬ間に強制参加させられて自分なりに必死に対応している悪夢を漂っ ているかのよう。今年の読書はこの悪夢の漂いを少しでも途切れさせてくれる でしょうか……(~ヘ~;)ウーン。 さてさて。それでは積読本状況詳細報告。 2022年1月の読了本 1.『我が青春に殺意あり』 梶龍雄 2.『青春迷路殺人事件』 梶龍雄 3.『幻獣遁走曲 猫丸先輩のアルバイト探偵ノート』 倉知淳 4.『怪盗ニックの事件簿』 エドワード・D・ホック 4冊読了等。 ただ、1は積読中の2の改題作品と判明したため、1の読了とともに2も ダブリ本として読了扱いで整理。なので実質は3冊しか読了してません。 少ないなぁ……(;´ρ`) ハァァァァ〜。 極私的超アバウト評価 ◎とても楽しめた なし ○楽しめた 『我が青春に殺意あり』(=青春迷路殺人事件) 『幻獣遁走曲 猫丸先輩のアルバイト探偵ノート』『怪盗ニックの事件簿』 ・普通 なし △あまり楽しめなかった なし ×楽しめなかった なし 1は、作者の代表シリーズともいえる昭和初期の旧制高校の学生を主人公にすえた 青春ミステリ長編の一作。今作では一高生と三高生がタッグを組んで探偵役をつと めています。派手さケレン味はないものの、ミステリとしてのトリッキーさはしっ かり押さえられているし、スポーツ対抗戦への旧高応援気質をはじめ描かれた昭和 初期風俗の世界はやっぱり面白く読めました。 3は、この作者の名探偵キャラ、童顔&年齢不詳の猫丸先輩が活躍する日常系ミス テリ短編集。細かいところで引っかかる作品(「猫の日の事件」の犯人のあぶりだ し方法、「たたかえ、よりきり仮面」の犯人の思考)はあるものの、各話の世界観 はそれぞれいい気持ちを与えてくれるものだったので総じて楽しめました。 4は、怪盗ニックものの日本独自短編集シリーズの3作目。こちらは話数が多いの で作品によって面白さにバラツキがあるものの、駄作と感じるものがないのはさす がだなぁと思ったり。ニックのスタンスに変化が生じてきたことに軽く驚きました。 2022年1月の購入本等 1.『記憶の中の誘拐 赤い博物館』 大山誠一郎 2.『密室蒐集家』 大山誠一郎 3.『早朝始発の殺風景』 青崎有吾 4.『帝都探偵大戦』 芦辺拓 5.『宇宙よりも遠い場所 ファンブック』 アライブ編集部 5冊購入等。 1〜4は定番作家信頼買い。2については1の内容確認していたなかで買い漏 れに気づいて購入。1冊増えちゃったけどこれは仕方ない…というか、むしろ気 づいて良かったという思い。ありがとう、wikipedia。 それにしてもこのメンツ、何だか見た目すっごくコッテコテです。 5は2021年唯一のお勧めだったエンタメ作品の企画本。まぁそこまで入れ込ん でいるということで…(;^_^。 そいでは!! |
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2525. 2021年12月31日 18時23分17秒 投稿:SAMANA |
とうとう2021年も残すところあと1日。今年も何とかミステリ系 エンタメ読書の書き込みを続けていくことが出来ました。 またたく間に2021年が過ぎ新年が開幕。昨年も何とかミステリ系 エンタメ読書の書き込みを続けていくことが出来ました。 ※目にした時点に応じてどちらかお選びくださいませ(;^_^ いつまで続くわかりませんし、そもそも実のない書込みを何で続けてるんだろ うとも思うのですが「止めよう!」との決意も起きていないので、 もしよろしければこれからも、ながああぁぁぁ〜〜〜い目でお付き 合いいただければ嬉しゅうございます。 よろしくお願いいたします<(_ _)>。 さてさて。それでは積読本状況詳細報告。 2021年12月の読了本 1.『閉鎖病棟』 帚木蓬生 2.『リアル鬼ごっこ』 山田悠介 3.『2022本格ミステリ・ベスト10』 探偵小説研究会編 4.『2022年版このミステリーがすごい』 「このミステリーがすごい!」編集部編 5.『朝霧』 北村薫 6.『まっ白な嘘』 フレドリック・ブラウン 7.『アルバイト探偵 調毒師を捜せ』 大沢在昌 7冊読了等。 2021年最後の月の読了数は順調な数。 終わりよければ全てよし! といたしますd(^^*) 極私的超アバウト評価 ◎とても楽しめた なし ○楽しめた 『閉鎖病棟』『リアル鬼ごっこ』『2022本格ミステリ・ベスト10』 『2022年版このミステリーがすごい』『朝霧』『まっ白な嘘』 『アルバイト探偵 調毒師を捜せ』 ・普通 なし △あまり楽しめなかった なし ×楽しめなかった なし 1.は精神病棟の患者たちの日常生活で起きる出来事を患者目線で 描かれた長編。 事件は確かに起きるけれども推理&捜査的要素はほとんどなく、人 間ドラマとして楽しめました。文庫裏表紙梗概に引っ張られてしま ったことをちょと後悔。 2.は刊行当時、ベストセラーとなった長編エンタメ。 思っていたより文章は読みやすく、小説の世界観とテーマの決め打 ち&絞込みで無駄(余韻)を排除したストーリーに違和感を感じる ことなく楽しめました。でも、この世の全ての小説がこのテイスト だと面白くないだろうなぁとしみじみ思ったり。 3と4は年末恒例ベストテン本。読了済のランクイン作品は当然な し。今のところ積読順で17,8年前の文庫新刊を読んでるぐらいです から…(;^_^。 5.は「円紫さんと私」シリーズで日常の謎系の短編集。どこがど うと言えないけれど、作品の世界観や主人公の感情が、全ての文章 に内包されていて、すっごくしみじみします。安定の面白さ。 6.は海外SF・ミステリ・ショートショートの世界で著名な作家の ミステリ系短編集。 これが元ネタ?「笑う肉屋」、あったかい気持ち「メリーゴーラウ ンド」、最後一行の驚きと納得「闇の女」、トリッキー「カイン」 が楽しめました。 7.はバブル期の不良親子探偵が主人公の軽ハードボイルド短編集。 こういう世界なんだと飲み込んだら意外と面白く読めました。ぶっ 飛んだ設定も気にならず読み進められたのには我ながらビックリし ましたが(;^_^。 2021年12月の購入本等 1.『2022年版このミステリーがすごい』 「このミステリーがすごい!」編集部編 2.『2022本格ミステリ・ベスト10』 探偵小説研究会編 3.『この橋をわたって』 新井素子 4.『影絵の街にて』 新井素子 4冊購入等。 1&2は年末定番購入本。今年ってそんなに本格ミステリが豊作だ ったんだ…。 3&4は、作家信頼買い。4は書店で手にしたとき、文庫にしては お高めの価格だと知ってちょっとぐらつきましたが、文庫初収録・ 未収録短編という言葉に負けて購入決断。 で、2021年のお勧め本(再掲)ですが、実は今年は「なし」となっ てしまいました( ノД`)シクシク…。まぁこれはひとえに私の精神状況の 余裕のなさが原因だと思うのですが、このままでは何なので本でな い「エンタメ」をひとつだけお勧め。 アニメ『宇宙(そら)よりも遠い場所』 通称:よりもい。全13話。 原作:よりもい。監督:いしづかあつこ。 シリーズ構成・脚本:花田十輝。音楽:藤澤慶昌。 正直、このアニメを初めて見たのが2021年だったかその前年だった かすら、はっきりと覚えていないんですが…(;^_^。それでも「書き たい」気持ちに嘘はつけないので、駄文を連ねることにします。 内容は、大なり小なり心に何かを抱えている10代女子4人が南極に 行き、それぞれの成長体験を経てちょっと成長して帰ってくるとい う、恋愛要素とキャピキャピ感がほぼゼロながらそれがいっそ心地 よい、青春王道ドラマ。 よく使われる標語「友情・努力・勝利」になぞらえれば「意志・友 情・成長」といったところでしょうか。 以下、極力ネタバレとならないように魅力をだらだら書込み。 1.ストーリーが素晴らしい。 南極に行って成長して帰ってくるという全13話を通じた1つの骨 太なストーリーがありながら、各話完結方式でしかも各話の完成度 がメチャクチャ高い。その完成度の高さが、複数回の関連性や伏線 の妙も含めて全体ストーリーをさらに骨太にさせているという、こ れ以上の相乗効果は目にしたことがないようなストーリです。 ミステリで「連作短編」の型がありますが、これほど「秀逸な各話」 で「骨太の長編」が構築された作品は見たことがありません。 各話の印象を一言にするならこんな感じでしょうか。 1話:一歩前に踏み出す不安と決心 2話:他愛ないことの青春のワクワク感 3話:無意識の期待が実現した時の喜び 4話:南極に行く意義と夜の青春高揚感 5話:友情の形って決まりきった形だけじゃない 6話:意地の張り合いで良くなる関係 7話:一つにまとまる瞬間はやっぱり熱い 8話:無邪気さも青春 9話:達成した時の本音は人を揺さぶる 10話:友達のありかた 内部編 11話:友達のありかた 対外編 12話:一つだけじゃない友情の形と迎えなければならない通過儀礼の悲哀 13話:キング・オブ・大団円 2.各話の繋がりが見事 各話完結ですが、複数回が関連していることで全体ストーリーが骨 太になっています。 大きなところでいえば3話と10話。6話と11話。5話と13話。 2話と9話と12話。それに存在自体がストーリーの一つの武器と もいえる「しゃくまんえん」に始まり、最強の伏線といえる「報瀬 のスマホ」や"そんなとこまで!"の「ピーラー」など含めると各話 全てが他の回と繋がっているようにも思えるほどの繋がりが、本当 に見事です。 3.コメディとシリアスのバランスが絶妙 「よりもい」がシリアスシーンだけだったら、恐らくここまでハマ っていませんでした。私見ですがよりもいのベースはコメディだと 思っています。基本、全話がコメディベースと言ってもいいかもし れません。あの12話ですら「美容室のかなえ」「どぼじよう…の キマリ」「結月のジャンキー笑顔」等のコメディシーンがいくつも。 このコメディセンスがまた自分に良くあって、飽きることがありま せんでした。ここまで笑いと感動が同居したストーリーは未体験で した。 4。音楽が秀逸。 これまで音楽はまぁまぁ聴いてきたほうだと思うのですが、正直、 音楽で「心が救われた」「人生の想い出として心に残る」なんてこ とはありませんでした。ところが「よりもい」の音楽と出会ったこ とで、私もその仲間入りをすることになりました。 OP曲・挿入歌・ED曲・BGMと、よりもいで流れる音楽すべてが良い メロディなんですけど、まず、ストーリー佳境のシーンでふと挿入 歌が流れだすタイミングが、本当に素晴らしい。私もネットでよく 目にする「パブロフの犬」状態で、目が自然とウルウルしてしまい ます。挿入歌の選曲も本当にバッチリ。2周目3周目となると、ス トーリーシーンに直接関係しないOP曲を聴いてもウルウルするぐら い。我ながら一番驚いたのが、歌ですらないBGMを耳にして涙がこ ぼれてしまったこと。12話の報瀬のモノローグのところで流れた 「大人からのYell」には、女子4人の素朴な仲の良さを描いたシー ンとあいまって、報瀬に対し「本当に良かったね」と思わずにいら れない感情を昂られて涙させられました。映像と音楽の合致がここ まで見事な作品を他には知りません(そんなにアニメを見てるわけ ではないのですが…(;^_^) 5.その他もろもろ 1)繰返し見ることで面白さが増していくのが素晴らしい。 2)主人公の女子4人以外の人物像も本当に素敵。特にめぐっちゃ んの存在はお見事の一言。 3)声優の演技は良く判りませんが、素晴らしかったと思います。 全話通じてと12話後半(「くぅ〜」と報瀬への叫び)の水瀬さん。 12話後半(昭和基地以降)の花澤さん。 5話後半(キマリ自宅前)の金元さん。 13話後半(PC受取り前「言うようになったね」)の能登さん この4人が個人的な最優秀演技賞。 最後に。 『宇宙よりも遠い場所』に対する私のワガママな願い事。 この作品を見たことがない「初見」の人は、ぜひ見てほしい。 「面白かった」ときっと思ってもらえると思うから…o(^◇^)o そいでは!! |
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2524. 2021年12月02日 13時14分27秒 投稿:SAMANA |
早いものでもう師走の月になりました。いっそ一足飛びに5年後になっ てくれないものか。そうなったら定年退職してるはずなのに…(爆)。 さてさて。それでは積読本状況詳細報告。 2021年11月の読了本 1.『悪魔の設計図』 横溝正史 2.『アルバイト探偵』 大沢在昌 3.『追込』 ディック・フランシス 3冊読了等。 少なし。仕事辞めたら頑張って読書を楽しもう。まだまだ辞められそうに ないけど( ノД`)シクシク…。 極私的超アバウト評価 ◎とても楽しめた なし ○楽しめた 『悪魔の設計図』『追込』 ・普通 『アルバイト探偵』 △あまり楽しめなかった なし ×楽しめなかった なし 『悪魔〜』は、金田一モノでなく由利モノ短編3作。 講談色の強い文体で内容も活劇物に近い感じ。その世界色を楽しめました が本格ミステリだったらもっとよかったなぁ〜というのが本音。 『追込』は、競馬シリーズ長編15作目(だと思う)。 画家である一般人の主人公の危機に加えて意外な犯人と面白要素充分なは ずなのに、そんなにのめり込めず。主人公にもっとピンチになってほしか ったかも(;^_^。 『アルバイト〜』は、主人公の不良高校生ボーイがちょい悪でスーパーな 親父と共に探偵をつとめるライト(?)ボイルド。 バブル期の作品らしく、ノリがよく軽薄さすら感じさせる世界観。思わず ダブル浅野の姿を探していました。これはこれで楽しいんですが、同じキ ャラながらもう少し暗めの芯が別に一本通っているような世界であってほ しかった。未読の長編作にちょっと期待。 2021年11月の購入本等 1.『死だけが私の贈り物』 小泉喜美子 2.『中野のお父さんは謎を解くか』 北村薫 3.『落語魅捨理全集 坊主の愉しみ』 山口雅也 4.『こうして誰もいなくなった』 有栖川有栖 5.『ノースライト』 横山秀夫 5冊購入等。 購入やぬを得ないメンツがほtぽんどなので、仕方ない。 2.はミステリ系作品らしいし、前作の短編集も買っていたので購入。 他は全て定番作家信頼買い。収集してるわけではないけれど、初文庫化の 1が、やっぱり嬉しかったかな。 そいでは!! |
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2523. 2021年11月03日 08時20分46秒 投稿:SAMANA |
休日のみが生きがいの今日この頃、読書もその精神状態にそってボチ ボチと進んでおります。ああもう、もっと晴れ晴れした気分で生活を過 ごしたい…(;^_^。 さてさて。それでは積読本状況詳細報告。 2021年10月の読了本 1.『ささら さや』 加納朋子 2.『チェーン・レター』 折原一 3.『怪盗ニックを盗め』 エドワード・D・ホック 4.『人狼』 今野敏 4冊読了等。 もっと読了数がかせげそうなリーダビリティ高い顔ぶれなのに、結局 は4冊どまり。今年度に入っての精神状態と3の作風が合わなかったの が大きな要因かと…(;^_^。 極私的超アバウト評価 ◎とても楽しめた なし ○楽しめた 『ささら さや』『チェーン・レター』『怪盗ニックを盗め』『人狼』 ・普通 なし △あまり楽しめなかった なし ×楽しめなかった なし 1.はゴーストファンタジー設定ミステリ連作短編集。 作品が進むにつれて主人公をとりまくキャラと世界観が固まり、面白く なってきて、全ての作品でネタ&ドラマが楽しめましたがが、ネタまた はドラマに突出したものが1話でもあってほしかったです。欲張りです けど(*_ _)スミマセン 2.は発表当時は別名義でホラー小説としてだされた長編。 定期的かつ一定数の作品を継続刊行していた印象のある時期の折原作品 に感じていた「この行動・感情は不自然すぎひん?。説得力持たせる記 述してくれへんかなぁ。放置しないで」という印象は今作でも変わらず。 残念。 3。は価値のないものしか盗まない怪盗の海外モノ短編集。 こちらはネタで、突出作があったりよく理解できない作があったりと、 バラツキのある印象。「価値のないものしか盗まない」という難しい設 定で、各話平均以上・突出1〜2作の出来を望むのも無茶な話だとは思 うのですが…(;^_^。 4.は街の悪を痛めつける"人狼"を探し出す感情系アクションエンタメ。 今月読了作の中で1番リーダビリティ高く、スイスイ読み進めました。 今野敏作品はどの作品も安定したレベルの印象。 今作は、ページ数を増やしてでもストーリーにもう少しミステリ要素と 各所の小ドラマ掘下げを盛り込んでほしかったところ。 2021年10月の購入本等 1.『ドッペルゲンガーの銃』 倉知淳 2.『焼跡の二十面相』 辻 真先 2冊購入等。 お財布に優しい冊数で良かったですσ(゚ー^*) 1.は定番作家信頼買い。でも、内容覚えてる作品がほとんどないと いうていたらく。世評の高い『星降り山荘の殺人』すら"長編"というこ としか記憶にありません(;^_^。 2.はネット書き込みで存在を知って購入。こちらも中身は忘却の彼 方なので、本家乱歩の少年探偵団シリーズを再読すればいいのかもしれ ませんが、まぁソコはソレということで…(゚ペ)ソコハソレ? ちなみに本家では『怪奇四十面相』が好き。 そいでは!! |
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2522. 2021年10月03日 12時17分16秒 投稿:SAMANA |
緊急事態宣言が解除されて人の動きがかなり多くなってきた印象。でも また人間って懲りないから酒食・旅行・移動の大密集とか、はたまた新た な変異種発生とかで、感染者急増するに違いない…と思ってしまうのはネ ガティブすぎ?(;^_^。 さてさて。それでは積読本状況詳細報告。 2021年9月の読了本 1.『新・本格推理 04 赤い館の怪人物』 二階堂黎人 編 2.『湯布院の奇妙な下宿屋』 司凍季 3.『スリーピング・マーダー』 アガサ・クリスティ 4.『龍の議定書』 多島斗志之 4冊読了等。 読書ペースとしてはまぁまぁだけど、今月は買いすぎてしまったから なぁ…┐(´〜`)┌ ヤレヤレ 極私的超アバウト評価 ◎とても楽しめた なし ○楽しめた 『新・本格推理 04 赤い館の怪人物』『スリーピング・マーダー』 『龍の議定書』 ・普通 『湯布院の奇妙な下宿屋』 △あまり楽しめなかった なし ×楽しめなかった なし 1.は短編本格ミステリ公募企画での当選作短編集。先月読んだのに手 元に本がないと、どんな作品があったか全く覚えていない(;^_^。1作を 除いてそこそこ楽しめたけど突出作がなかった印象。 2.は名探偵の一尺屋遥が登場する長編。細かい事件の構図(手がかり?) が複雑で邪魔くさく、本格風驚かし系ネタも面白く感じず。やはりこの作者 とはあわないです。 3.はミス・マープルものの長編。作中で描かれる容疑者たちの人間観に マープルの推理のもととなる思想・洞察力が楽しめました。ただ、犯人と する決め手が乏しかった=誰が犯人でも成立できたような気がするのは、 私の見落とし(;^_^? 4.は日本最大広告会社による中国台湾友好イベントの動きを主軸とした 謀略小説。この作者らしい豊富な情報量と緻密な構成でかなり楽しめたの ですが、ページが増えてもいいからいくつかのエピソードをもっと深く書 き込んでほしかったのと、あの団体にどうしても都市伝説的イメージしか 持てなくて乗り切れなかったのが残念。 2021年9月の購入本等 1.『沈黙のパレ―ド』 東野圭吾 2.『自由研究には向かない殺人』 ホリー・ジャクソン 3.『絶望スクール 池袋ウエストゲートパークXV』 石田衣良 4.『ヨルガオ殺人事件〈上〉』 アンソニー・ホロヴィッツ 5.『ヨルガオ殺人事件〈下〉』 アンソニー・ホロヴィッツ 6.『medium 霊媒探偵城塚翡翠』 相沢沙呼 7.『ゆっくり十まで』 新井素子 8.『怪異筆録者』 太田忠司 8冊購入等。 本当なら5冊で終わってるはずなのに…バカタレ!( -_-)ノビシ*)゚O゚) 。 でも実はあまり後悔してなかったりします( ̄∇ ̄)エヘヘ。 1・3・7・8は定番作家信頼買い。6は以前のランキング本の影響。文 庫化したら絶対に買おうと思ってました。でも忘れそうだったのでその時 にデビュー作だけ買っておきました。 問題は2・4・5。本来なら年末ランキング本からピックアップして、数 少ない海外ミステリ文庫の年明け購入のパターンになるだろう本なんです が、ツィッターで「面白い」という情報がどんどん入ってきて、心が動か されてしまいました。購入数を抑えたい私みたいな人間からすると、ツイ ッターって実は弊害でしかないかもしれない……って、嘘です。ごめんな さい。皆様、どんどん面白い本の情報を発信してください<(_ _)>。 そいでは!! |
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2521. 2021年09月02日 10時18分38秒 投稿:SAMANA |
新型コロナ騒動発生から約1年半? ずっと思い通りにいかない 状態で、楽しいと思うことが本当に少なくなったと実感中。何とか 楽しいことを1つでも見つけていかないと、もう心身がもたないレ ベルかも…(ノД`)ハア・・・。 さてさて。それでは積読本状況詳細報告。 2021年8月の読了本 1.『マーチン・ヒューイット【完全版】』 アーサー・モリスン 2.『夏休みルーム』 はやみねかおる 3.『怪盗クイーン 煉獄金貨と失われた城』 はやみねかおる 4.『都会のトム&ソーヤ 18 未来からの挑戦』 はやみねかおる 4冊読了等。 冊数的にはまずまず。それにしても1の読了には本当に時間がかかっ たなぁ…(-д-;)。 極私的超アバウト評価 ◎とても楽しめた なし ○楽しめた 『マーチン・ヒューイット【完全版】』『夏休みルーム』 『怪盗クイーン 煉獄金貨と失われた城』 『都会のトム&ソーヤ 18 未来からの挑戦』 ・普通 なし △あまり楽しめなかった なし ×楽しめなかった なし 1.は海外古典ミステリ短編シリーズの完全所収編集本。冒頭1作目 「レントン農園盗難事件」がやっぱりマイベスト。名作。ただ、この マイベストに迫る出来の短編があと2、3作は欲しかったというのが 正直な感想。この時代(110年以上前)に連作短編的構成が編み出され ていたことにはちょと驚き。 2.3.4は、はやみねかおる作家デビュー30年を超えた今年に、シ リーズ作の実写化・アニメ製作発表とイベント続きの一環?として7 月に一度に刊行された新作3冊。3作とも各シリーズの持ち味が生か された安定の出来。特に『夏休み〜』は、あの1ネタに気づけなかっ たら、ネタが明かされた時の衝撃は結構大きいだろうなと思ったり。 2021年8月の購入本等 1.『カナダ金貨の謎』 有栖川有栖 1冊購入等。 今月はガマンして定番作家信頼買いの1冊のみ。 ヤッタネ!v(≧∇≦)vブイッ♪でも、最近ツイッターをやりだして、そう なると新刊ミステリ書き込みを目にする機会も多くなり、買おうか買う まいか考えることが増えてきました(特に海外ミステリ)。これは来月 あたりヤバいことになるかもしれません…(;^_^。 そいでは!! |
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