黒猫荘
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短いことはいいことだ
PLMS : mys020  
オーナー:花井圭太 
長〜いミステリを読む時間も根気もない貴方(勿論!僕)
短くもミステリテイストに溢れた作品を僕に教えて!
出来れば、手に入りやすい奴をね。(探す時間も根気もないのだ。失礼!)

まあ、別に上記にこだらわず投稿ください。話のきっかけですから。
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1070. 2004年05月11日 06時51分12秒  投稿:花井圭太 
おはようございます、花井です。

『篠沢フランス文学講議1』(篠沢秀夫)読了。

 一冊、読書が進まない本があると別のを読みたくなってくるのは、どういうもんだ?
この本は、昔、大学生協で立ち読みして(←何年前だ?)無闇におもしろかったんで、いつか通読したいもんだとおもっていた本です。
 やっぱり、おもしろいわあ〜。他にやんなきゃいけないことも有った筈なのについ読み耽ってしまった。
 中味は学習院大学での著者の講議=そのままです。録音をおこしたものです。しゃべくり体ですから、お気楽に読める。たしかに、しゃべくりなので眉唾なはなしなんかが生で入ってるし、気○いなんて言葉使いも平気でされてるが、中味はほんとに考えられているという感じがビンビン伝わる講議ですね。こんな講議なら是非、受けてみたいですねえ。
 そうそう、聞き書きスタイル(額縁小説という)というのにも言及されてました。このスタイルがとれてくるのは、やっぱ『ボヴァリー夫人』からなんだそうですね。そういう意味でも小説が完成されてくるのはこのへんなんでしょうね。

さて、『蝦夷地別件』は、どうなる?では。
[211.133.237.3][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.17; Mac_PowerPC)]

1069. 2004年05月10日 11時08分12秒  投稿:花井圭太 
こんにちは、花井です。

ううっ、『蝦夷地別件』は長過ぎる。一冊でも厚めの本という感じなのに上下巻だもんなあ。読み中です。いつ終えられることやら…

代わりといってはなんですが

『小さな吹雪の国の冒険 英国短編小説の愉しみ2』読了。
 「小さな吹雪の国の冒険」          (F・アンスティー)
 「パール・ボタンはどんなふうにさらわれたか」(キャサリン・マンスフィールド)
 「怒りの歩道―悪夢」            (G・K・チェスタトン)
 「アセム―東方の物語」           (O・ゴールドスミス)
 「ピム氏と聖なるパン」           (T・F・ポウイス)
 「決して」                 (H・E・ベイツ)
 「神の眼」                 (ロレンス・ハウスマン)
 「悪魔法王」                (R・ガーネット)
 「輝く顔の人」               (ジョーゼフ・ダウスン)
 「皇子の見た幻」              (ジョーゼフ・アディスン)
 「羊飼いとその恋人」            (エリザベス・グージ)
 「プロメテウスを発見せること」       (マックス・ビアボーム)
 「エウダエモンとオレンジの樹」       (ヴァーノン・リー)

ファンタジックなはなしが集められている2集。どうしましょう!と、おもいましたが、短編の有り難さ。スラスラ読めました。英国は紛う方なきキリスト教圏、こんなはなしはワンサカあるんでしょうね。どれもこれもおもしろかったです。
よく知らない作家さんが多いせいで、各編の扉裏の案内欄がいつも以上に興味深く読めました。作家さんには変わった方が多そうですよね。ちょっとお友達には、なりたくないかも(笑)。素敵な作品でおつきあいできるだけで十分でしょう。

それでは。
[211.133.237.67][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.17; Mac_PowerPC)]

1068. 2004年05月07日 16時59分19秒  投稿:花井圭太 
こんにちは、花井です。

去年は、5月10日にやったのか〜。オフ会。

『怪奇小説の世紀 第1巻 夢魔の家』(西崎憲 編)読了。

続いて西崎編集本です。
マージョリー・ボウエンとかW・F・ハーヴィーとか被ってますね。
なんとか未読の読者に紹介したいという情熱のあらわれなんでしょうか。

「火宅」             (ヴィンセント・オサリヴァン) 
  * ここに座ってしばらくお相手願えればことの顛末をお聞かせしましょう。なに、
    この隅っこなら風も来ませんよ。     聞き書きスタイル 1
「岩のひきだし」         (ヨナス・リー)        
  * ソルバーグのとある商店に、ひとりの若者が奉公していた。
                        直接スタイル   1
「旅行時計」           (W・F・ハーヴィー)     
  * ミス・コーネリアスについての話をきいて、私はちょっとそれに似たところのあ
    ることを思いだしました。あれは、二十年前のことで、
                        聞き書きスタイル 2 
「夢魔の家」           (エドワード・ルーカス・ホワイト)
  * 一軒の家が垣間見えた。         
                        直接スタイル   2
「花嫁」             (M・P・シール)        
  * 二人が知り合うきっかけになったのはクラップ・アンド・メイスン商会である。
                        直接スタイル   3
「違う駅」            (A・M・バレイジ)       
  * ではお話いたしましょう。私はある大手の櫛製造会社で行商をしているのですが
                        聞き書きスタイル 3
「人形」             (ヴァーノン・リー)       
  * さあ、薪をもっと持って来るように云いつけて下さいな、それからその衝立をラ
    ンプの前に……             聞き書きスタイル 4
「フローレンス・フラナリー」   (マージョリー・ボウエン)    
  * フローレンス・もとフラナリーは、埃まみれの階段に点々と広がる水の染みをじ
    ろじろと見た。             直接スタイル   4
「湿ったシーツ」         (H・R・ウエイクフィールド)  
  * 「ロバート、あなたいったいどれだけ借金があるの?」
                        直接スタイル   5
「戦利品」            (A・N・L・マンビー)     
  * そう前置きしたうえで、牧師は次のような話を聞かせてくれた。
                        聞き書きスタイル 5
「アルフレッド・ワダムの絞首刑」 (E・F・ベンスン)       
  * ここから先はデニス神父自ら語った話であり、またその直後、その場で実際に起
    こったできごとでもある。        聞き書きスタイル 6
「陽気なる魂」          (エリザベス・ボウエン)     
  * 到着して、最初に会ったのは、話に聞いていた叔母さんだった。
                        直接スタイル   6

 黄金時代の怪奇小説は聞き書きというスタイルを確立してはじまり、より身近に恐怖を近付けていく直接スタイルに変わっていき(最後のゴーストストーリー作家ウエイクフィールドに至っては会話で始まっちゃう)終焉を向かえる、いまでは近付き過ぎて人間の内面に恐怖が入り込むモダン・ホラーになるんだそうな…
 あやふやな受け売りでした。

では。
[211.133.237.180][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.17; Mac_PowerPC)]

1067. 2004年05月06日 15時52分56秒  投稿:花井圭太 
こんにちは、花井です。

>みわっち。様

お〜、生きていらしたのですか〜(爆)。。麻雀やってる暇が有ったらお部屋に顔出してくださいませ。黒猫荘が活気づきませんよ。
んで、岡崎オフ??そんなもん恒例でしたっけ(←逃げ腰なやつ)考えておきましょう。

『看板描きと水晶の魚 英国短編小説の楽しみ1』(西崎憲 編)読了。

モームさんは英国の短編小説について随分な謙遜をされていましたが、実際は達者なものなんでしょうね。本書を読めばその魅力は十二分に伝わってきます。

「豚の島の女王」    (ジェラルド・カーシュ)
  * いまでは、相当名高い作品ですよね。
「看板描きと水晶の魚」 (マージョリー・ボーエン)
  * 文体の魅力。単語の魅力。雰囲気の魅力。
「羊歯」        (W・F・ハーヴィー)
  * いっちばん俗におもしろかったです。皮肉で。
「鏡の中の貴婦人―映像」(ヴァージニア・ウルフ)
  * 名高きウルフさん。けっこう巧みに作り込むじゃないですか。ラスト1行に
    効果を持ち込んでますよ。必見。
「告知」        (ニュージェント・バーカー)
  * 誰、この人?っていっても侮ってはいけません。ミステリ集に収めてもよいなあ
「詠別」        (J・ゴールズワージー)
  * 偉大なノーベル賞作家。肅然、襟を糺す御作です、ちょい、こそばゆい。
「八人のみえない日本人」(グレアム・グリーン)
  * とってもとぼけた味わいがよろしいです。
「花よりもはかなく」  (ロバート・エイクマン)
  * こういう身近な狂気の世界は僕には微妙。 
「リーゼンベルク」   (F・M・フォード)
  * ドイツが舞台でちょっと味わいが異質かな?伝説のオーディンの世界。

では、では。
[211.133.237.167][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.17; Mac_PowerPC)]

1066. 2004年05月05日 13時08分59秒  投稿:みわっち。 
お久しぶりです。13号室のみわっち。です。

え〜っと。そろそろでしたっけ?恒例の岡崎オフは。と、催促してみたり。
[220.105.131.164][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1)]

1065. 2004年05月05日 06時49分47秒  投稿:花井圭太 
おはようございます、花井です。

『銀の仮面』(ヒュー・ウォルポール)読了。
「銀の仮面」のみで知っていた御方の作品集です。素晴らしいです!
「みずうみ」や「虎」もよいですが、「銀の仮面」と同パターンの「トーランド家の長老」が笑ってしまってよろしかったです。題がちょっと損ですね、印象に残らんかも。
千街さんの解説(秀逸)でも触れられてましたが、「銀の仮面」の収録されていた『世界短編傑作集 4』は秀作揃いですよね。子供心には「銀の仮面」はちょっと怖くて印象悪かったですけどね。

収録作
 ノン・スーパーナチュラル
  「銀の仮面」「敵」「死の恐怖」「中国の馬」「ルビー色のグラス」「トーランド家の長老」
 スーパーナチュラル
  「みずうみ」「海辺の不気味な出来事」「虎」「雪」「ちいさな幽霊」

では、では。
[211.133.237.144][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.17; Mac_PowerPC)]

1064. 2004年05月03日 06時50分31秒  投稿:花井圭太 
おはようございます、花井です。

『夕陽のカスカベボーイズ』観てきましたよ。
へんに映画おたくっぽくなりすぎていないか不安でしたが、オバカなつくりでカバーされてて一安心でした。(僕が心配するこっちゃないか、しんちゃん。)

『世界100物語 2 奇妙なこぼれ話』読了。
「オランプとアンリエット」      (ヴィリエ・ド・リラダン)
   * ”生活?んなもんは下男に任せている!”と、豪語なさった貧乏人。
「三人の男」             (トマス・ハーディ)
   * もちろん、『テス』の御方です。嗚呼!ナスターシャ・キンスキー??
     おはなしは、この手のはなしの古典ですね。
「愉快な街角」            (ヘンリー・ジェイムズ)
   * マッタク、、いちいち比喩はなんのこっちゃ、わからんし、センテンスは
     長過ぎてどこがどう係るのか混乱の極み。『ねじの回転』を読み返すのは
     やめよう(汗)
「ユダヤの総督」           (アナトール・フランス)
   * 誰かがフランスなんて大袈裟な名前だっていってたっけ。
「青春」               (フランツォース)
   * WHO? ちょっと効果の統一がなされてないんじゃ。
「マーカイム」            (スティーヴンソン)
   * モーッパッサンとほとんどかぶる同時代人なんですね。おはなしはグッド。
「くびかざり」            (モーパッサン)
   * この前、読んだばっかし。
「遺産」               (モーパッサン)
   * おはなしは置いといて、市民社会はサラリーマン社会なんだな と、しみじみ
「ごくつぶし」            (オクターヴ・ミラボー)
   * オソロシイおはなし。
「幸福の王子」            (オスカー・ワイルド)
   * そうなんだ!フランスの燕はエジプトに渡るんだ。
「ブルース・ッパーティントン設計書」 (コナン・ドイル)
   * なんでホームズ譚から、これをとるかね?

では、では。
[211.133.237.6][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.17; Mac_PowerPC)]

1063. 2004年04月30日 06時37分50秒  投稿:花井圭太 
おはようございます、花井です。

『モーツァルト荘』(三浦哲郎)読了。
「拳銃」を読んだときにうしろの案内にミステリーと紹介されていたので気になったので読んでみました。たしかに立派にミステリーしているのもあります。つねに謎なことがおこったり、みつかったり、それが解ける所を鮮やかにみせればミステリーになり、淡々と流せばしみじみとした小品になったりという工合でしょうかしら。謎はミステリーだけの専売特許じゃないことが改めてよくわかりました。佳品でした。

「モーツァルト荘のロック」 まずはペンション、モーツァルト荘の紹介。
「モーツァルト荘の子守唄」 これが、いちばんの不可解状況かな。といっても予想は   
              つきますが。
「モーツァルト荘の休日」  短いですが、いちばんミステリーとして決まっているか
              な?アンソロジーにいれたい。
「モーツァルト荘の裸婦」  謎は、放り出されたまま。
「モーツァルト荘の晩餐」  これは、泣けてしまいます。
「モーツァルト荘の聖夜」  高校生の妊婦が出てきたりして、湿っぽくなるかと思い
              きや、さすがに聖夜です。この食い逃げ夫婦に乾杯です
              微笑ませてもらいました。

では、では。
[211.133.237.204][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.17; Mac_PowerPC)]

1062. 2004年04月29日 15時47分29秒  投稿:花井圭太 
こんにちは、花井です。

GWだあ〜〜、そんなものなんの関係もない花井でした(涙)。
GWというのは最初は映画興行関係者で使われた言葉だそうです。むかしはGWといっても映画を見に行くくらいが関の山ということです。大型旅行なんてのは考えられなかった訳だ。だからってなに?

『モーパッサン短篇選』の残りを読みました。
「ソヴァージュばあさん」とかは、そうそう強烈なはなしだったよなあ、と、遠い目。
「首飾り」は、超々有名作。このOヘンリー的なつくりのはなし。子供心にはウットリしたものでしたが、さすがに、いま、読むと漱石さんのおっしゃる”不愉快”の方にやや傾く自分がみえる。作り過ぎだろうっと。これは、いいことなんだろうか?

では。
[211.133.237.194][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.17; Mac_PowerPC)]

1061. 2004年04月28日 06時49分23秒  投稿:花井圭太 
おはようございます、花井です。

『モーパッサン短篇選』(高山鉄男編訳)読中。
春の陽気に誘われて(嘘吐け!どしゃ降りだったじゃんか)おかしな本を読み始めてしまった。ま、しかし短編の基本といえば基本。
「水の上」「シモンのパパ」「椅子直しの女」「田園秘話」「メヌエット」「二人の友」「旅路」「ジュール伯父さん」「初雪」「首飾り」「ソヴァージュばあさん」「帰郷」「マドモアゼル・ペルル」「山の宿」「小作人」の15編。
「ジュール伯父さん」まできました。これ、有名よね。
達者なものですが、とりたてていうほどのことはなし(汗)。
強いて言えば、語り手を冒頭で紹介してからはなしに入っていく、というパターンが多いかしら。これは、当時としてははなしの真実味を増すという意味合いが大きかったのでは?と、愚考仕りました。新青年系の短編にもよく見られますよね、これって。

では、では。
[211.133.237.194][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.17; Mac_PowerPC)]

1060. 2004年04月27日 10時28分40秒  投稿:花井圭太 
こんにちは、花井です。

『かくも短き眠り』(船戸与一)読了。
日本人である必要がちっともない日本人(こんかいは名前もない)が主人公の外国が舞台(こんかいはチャウシェスク政権崩壊後のルーマニア)のおはなし、といういつもの船戸作品(汗)。
こんな大冊を いつもの で片付けてしまうのは失礼の極み。じっさい巻置く能わずで読ませる力はあるし、そつなく纏まっているし、問題ないんですが。
なんというか、先が読めてしまうとかんじさせてしまうところがなあ、という不満がちょい。(あの人物が最後に出てくるのは常套手段すぎない)

では。
[211.133.237.144][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.17; Mac_PowerPC)]

1059. 2004年04月26日 09時51分21秒  投稿:花井圭太 
おはようございます、花井です。

今日は、子供達がコナン君を見に行くのに付き合わされる破目に!黄色い喧しい声に悩まされそうです。。

『赤い館』読了。
一発だけではもったいない。ほかのも読んでしまった。
たしかに、癖になりそうな味わい。常に出すものを出していって飽きさせないのは至難の技でしょうね。(あっ、出すものって幽霊のことね)
最後のゴーストストーリー作家!ですからね。
[魔法の本棚]は読んでみようかしら。
 「赤い館」           (訳 西崎憲)
 「ポーナル博士の見損じ」    (訳 倉阪鬼一郎)
 「ゴースト・ハント」      (訳 西崎憲)
 「最初の一束」         (訳 西崎憲)
 「死の勝利」          (訳 倉阪鬼一郎)
 「”彼の者現れて後去るべし”」 (訳 鈴木克昌)
 「悲哀の湖」          (訳 西崎憲)
 「中心人物」          (訳 倉阪鬼一郎)
 「不死鳥」           (訳 倉阪鬼一郎)
                          以上でした。
では。
[211.133.237.3][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.17; Mac_PowerPC)]

1058. 2004年04月25日 13時34分02秒  投稿:花井圭太 
こんにちは、花井です。

短編一発読み第2弾。
「赤い館」(H・R・ウエイクフィールド)読みました。
堂々の幽霊屋敷ものです。明るい春の日射しのもとで読むのは、どうよ。
それでもちょっと怖し。
とっても読み易いので眠れない夜にお薦めです。

では〜〜。
[211.133.237.227][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.17; Mac_PowerPC)]

1057. 2004年04月23日 13時33分14秒  投稿:花井圭太 
こんにちは、花井です。

予告通り『夜の記憶』(トマス・H・クック)読了。
語り口はより手が込んできまして、現在、自分の過去、依頼事件の過去、自分(犯罪小説家)の作中事件と描写が4つをいったりきたり。まあ、しかしもう慣れたもので混乱もせずにぐいぐい惹き付けられます。途中経過は満点。
でも、締めがねえ。趣味の問題かもしれませんが、こういうのは小さな町の小さな事件で纏めてほしい。事件の背景にとんでもないでかい問題を持ち込んだのはどうよ?
僕的には興醒めだったかな?
そういう難癖を付けなければ、おもしろかったです。

では。
[211.133.237.132][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.17; Mac_PowerPC)]

1056. 2004年04月23日 00時03分46秒  投稿:花井圭太 
こんばんは、花井です。

ナゴヤドームに行ってまいりました。 ○ 阪神 2 - 1 中日 でした。
競った試合の割りには、締まらなかったなあ。というよりスカットせんかったなあ。
エラーや四球が多くていらんチャンスを作っては、拙攻で潰す(併殺ばっか)という繰り返し。
ま、しかし、どんな勝ちでも嬉しいにはかわりなし(笑)。

『恐怖の黄金時代』(南條竹則)読みました。
かたっくるしくなく気楽に書かれています。スイスイ読めること請け合い。
英国人の怪談好きというか幽霊好きにはおそれいりますね。
どうも、雰囲気だけの幽霊話には、いまいち乗れんなあ。修行が足らんのでしょうか。
本書にたっぷり紹介されているやつで修行しましょうか?

次は、ナゴヤドームでも読んでた『夜の記憶』。では。
[211.133.237.3][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.17; Mac_PowerPC)]

1055. 2004年04月20日 20時17分18秒  投稿:花井圭太 
こんばんは、花井です。

図書館には何処のそれにも必ずある本というものが有るような気がする。まあ、全集の類いですね。高くてきれいで飾るにはちょうどよいというやつだが、これって本当に読む方は、そうはおられないのでは?向学心のある学生さんくらいじゃなかろうか。てんで、ためしにその手のやつを読んでみた。オオバカモノ!それなら、わしが読んどるわい という方がおられたら ゴメンナサイ。

『世界100物語 1 おしゃべりな小説 サマサット・モーム編』(河出書房新社)
「二人の牛追い商人」       (ウォルター・スコット)
  * 古う〜、『アイヴァンホー』の人だよ。『アイヴァンホー』読んだことある人
    いるのか?スコットランドとイングランドの貶しあいって江戸っ子と上方もん
    とのそれと似たようなもんなんでしょうか?でんでん違いますか?
「リップ・ヴァン・ウィンクル」  (ワシントン・アーヴィング)
  * 西洋版浦島太郎ですね。これは有名。
「でっぷり肥った紳士」      (ワシントン・アーヴィング)
  * ちょっとしたおはなし。ワシントンて姓名両刀使いなんですか?ワシントン・   
    ワシントンて人がいたりして。マイヤー・マイヤーみたい。
「ラ・グランド・ブルテッシュ」  (バルザック)
  * 大物。もちろん『人間喜劇』の一編。ミステリーっぽい香り漂ってます。地の
    文でも会話でもちょくちょく余計な一言が混ざります。効果の統一っていうの
    を、あんまり意識してないんちゃいますか、よう判らんけど。
「老闘士」            (ホーソーン)
  * おもしろくな〜い。
「深紅のカーテン」        (バルベイ=ドールヴィリー)
  * 洗練されてませんが、おもしろい。余計な描写が混ざるしどっちつかずだけど
    もうちょっと狙いを絞れば怪奇小説にもなれたし恋愛小説にもなれたしひょっ 
    としたら本格ミステリーになったかもしれないのに。まっ、しかしこういう感
    想は後世の常識に毒された見方なんでしょうね。んなことしたら味がなくなる
    のでしょうか?
「黄金虫」            (ポー)
  * モチロン、例のやつです。いままで僕は、これってどこがおもしろいの?って
    おもってきましたが、こういう流れで読んでくると流石にこれ、現代の小説と
    いって遜色ないところが凄いような気がしてきた。相変わらずおもしろくない
    が(爆)
「純な心」            (フローベール)
  * 室内の状景とかが一番なんだけど描写が古くてイメージ湧かんなくて退屈。
    『ボヴァリー夫人』を思い出した。いいおはなしなんだけど。
「クラムバムブリ」        (E・エッシェンバッハ)
  * 犬の話としてアンソロジーにも載っている一編。オーストリアの閨秀作家だそ
    うだ。死後だろ閨秀って。
「ポーカー・フラットの流罪人たち」(ブレット・ハート)
  * 一番好き、こういう通俗なの。っていうか西部小説か。泣けるなあ。

では、では。
[211.133.237.188][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.17; Mac_PowerPC)]

1054. 2004年04月19日 22時47分29秒  投稿:花井圭太 
こんばんは、花井です。

『緋色の記憶』(トマス・H・クック)読みました。
語り口というかみせかたのテクニックというかおちゃらけないというか、、、
もう〜、そのあたりは完璧です。
が、前2作に比べて驚きはおさえめ、な〜んだ、んなもんか、でした。
ま、このへんは、その時の頭の冴え具合や馴れにおおきく左右されるんでしょうが。
っちゅうか、評価のポイントはそこにないのかもしれませんが、ミステリっちゅうからには、ねえ。
『夜の記憶』というのもあるらしい。。
では。
[211.133.237.56][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.17; Mac_PowerPC)]

1053. 2004年04月18日 06時40分41秒  投稿:花井圭太 
おはようございます、花井です。

>のりりん様

読めるコツですか(汗)!
たしかに地味〜な筆致で延々と続きますからね。
時間のある時に覚悟を決めて読むしかないんじゃないんですか。のってしまえばこっちのもんですよ。
も一つの手は、もっと短い『死の記憶』か『緋色の記憶』を先に読むっちゅうのはどうでしょう?これであわなきゃあきらめましょう(爆)。

わあ、時間がない。本日の読了報告はまたにします〜〜。
では。
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1052. 2004年04月17日 20時41分27秒  投稿:のりりん 
 とってもご無沙汰しています、24号室・のりりんです。

 実は、『夏草の記憶』を2、3年前に友人にもらったのですが、いまだ手にとっておりません(汗)。最初の数十ページで止まったままなのですが、一気にががっと読めるコツみたいなのってありますでしょうか?
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1051. 2004年04月17日 17時09分29秒  投稿:花井圭太 
こんにちは、花井です。

記憶シリーズ第2弾。
『夏草の記憶』(トマス・H・クック)読みました。
あとをひきます、このシリーズは。
読了後もしばらくは余韻をひきずって、あっちこっち読み返したくなりますがな。
一瞬にあっと驚く可能性に収斂させる手際は見事の一語にございます。
ホント!鮮やかなもんだなあ。。
が、もう一つのサプライズは、やりすぎっちゅうもんじゃございませんか?
法月さんが疑問を呈していたわけだわ。
ま、とにかく、お次はMWA賞を受賞した『緋色の記憶』です。
では。
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