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253. 2006年01月10日 23時31分16秒 投稿:のりりん |
私も高所恐怖症なんです。だから高い場所がたくさん出てくるシーンは怖いです。殺人事件の犯人になっても、絶対高いところで自白はしないです。探偵役の場合は助手に任せます。 さておき。 相棒の第4シリーズの「黒衣の花嫁」大好きなので、ショックです。まだお若いのに・・。 |
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252. 2006年01月10日 22時58分37秒 投稿:砂時計 |
「恐所高怖症なんです」 こんばんは、砂時計です。 色々あって本屋にも行けず録画したドラマも消化できてないこのごろ。 CS「ファミリー劇場」で『太陽にほえろ!』第405話「時効」が先月放映済みと知ってガックリ。油断してるうちに見逃してしまった……。本放送の時しか見てないけど、山さん推理編の傑作だという記憶はあったので楽しみにしてたのに。あああ……。 ドラマ『相棒』の脚本家の一人として最近まで活躍されていた砂本量さんが、昨年12月21日に病気のため47歳の若さで急逝されたということを今年に入ってから知りました(翌日には報じられていたようですが気づかなかった……)。 『相棒』での砂本さん担当の回を調べてみると以下の計15回(自分は未見のものもあります)。 1stシーズン/#6「死んだ詐欺師と女美術館長の指紋」 #9「人間消失」 2ndシーズン/#4「消える銃弾」 #5「蜘蛛女の恋」 #6「殺してくれとアイツは言った」 #9「少年と金貨」 #14「氷女」 #17「同時多発誘拐」 3rdシーズン/#6「第三の男」 #7「夢を喰う女」 #12「予告殺人」 #16「人間爆弾」 4thシーズン/#3「黒衣の花嫁」 #4「密やかな連続殺人」 #5「悪魔の囁き」(#4・#5は共同脚本・瀬巻亮犬) 『相棒』以外の脚本作品も調べてみたら、1999年にテレビ朝日系で放映された『舞妓さんは名探偵!』第6話「京都映画村大爆破!」もこの方によるものだったんですね。 走るのをやめると爆発してしまうルームランナー爆弾に乗ってしまい、走り続ける岸田今日子さん。この回だけは強烈に憶えています。 まだまだこれから活躍される筈の方だったのに、残念です。 ご冥福を祈ります。 |
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251. 2006年01月08日 11時54分51秒 投稿:砂時計 |
「最高の誉め言葉です」 こんにちは、砂時計です。 かい賊さま いらっしゃいませ。 >>T社 >ああ、島耕作が勤めている会社のモデルっすね。 えっ、そうなんですか。知りませんでした。今は取締役なんでしたっけ?(実は一度も読んだことがない) >本来法律の関係で1%未満のお酒しか作れない仕様に >なっているものの、故障した結果、偶然にも1%以上の >お酒ができてしまうこともありうる、ということなのですね! >むう、やはり買いかも…… そうなるケースもあるとは聞きますが、自分は一度も出くわしたことがありません。 「あい」と名乗る変な服の少女が出てきたり、井戸が映っている変な映像がハードディスクに残って削除できない(&7日以内にどうとかこうとかいうメッセージが出る)、なんてことはありましたが。 実は純米酒や吟醸酒も作ろうと思えば作れるんですが、その場合の故障はメーカー保証の対象外みたいです。 >自分も「第二夜」「第三夜」「女王蜂」を見る時間を >捻出しなければなりません。 >積読以上に積録りは取り返しがつかなくなるからなあ 結局『女王蜂』も途中で眠ってしまい、まだ最後まで見ていません。 ネット上で「古畑FINAL」の感想をいくつか読んでみましたが、総じて第二夜の評判が良くないですね。自分は結構好きなんですが、欠点の指摘は頷けるものばかり。 特に根本的な部分で「フェアプレイ」がバカにしか見えない、わざと手がかりを残さなければ古畑は事件を解決できなかった、というのは痛い所を突かれた感じなんですが、えーと、そうだ、それはほら、アレですよ、『獄門島』へのオマージュではないかと(……く、苦しい?)。 『喰いタン』ですが、昔『ミスター味っ子』や『将太の寿司』を雑誌で読んでいて寺沢マンガは肌に合わないと感じていたこともあり、原作は未読です。ミステリ・コミックとして読む価値あり、という声をチラホラ耳にするので、気が向いたら読んでみようかと思っていたところなんですが、かい賊さまの入れこみ方からすると、なかなか面白そうですね。 ドラマの方は伴一彦脚本ということで最初からチェックするつもりではありました。 今月スタートの連ドラでは、『時効警察』(<一番期待)、『アンフェア』もミステリファンとしては要チェック、と思っています(スタッフの名前を見ると期待できそうですし)。 佐野史郎氏といえば、東野圭吾の「探偵ガリレオ」シリーズの探偵役・湯川助教授のモデル(作者のイメージ)なんですよね。『容疑者Xの献身』は映像化される可能性大だと思いますが、その時は彼の起用はあるのかしら? 名探偵のモデルといえば、さだまさし氏がまだ若いうちに、伊集院大介を演じてほしかったなあ、という思いがちょっとだけあります。 書きこみ、どうもありがとうございました。 さあ、「古畑FINAL」第三夜と『女王蜂』と、あと『トゥルー・コーリング』第15話「ミシェルの災難」を観ないと(ほんとに積録りは積読以上に大変だなあ)。 |
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250. 2006年01月07日 22時57分44秒 投稿:かい賊 |
こんばんはです。 >T社 ああ、島耕作が勤めている会社のモデルっすね。 で、あの、ヨーグルトってのは……。 二礼、二拍、一礼……科学の進歩を感じます。個人的にはタケルと委員長を思い出しました。 確実に故障、ということは、本来法律の関係で1%未満のお酒しか作れない仕様になって いるものの、故障した結果、偶然にも1%以上のお酒ができてしまうこともありうる、 ということなのですね! むう、やはり買いかも…… >『土曜ワイド劇場』版二作 お互いにキャラがつかめてきた、はっちゃけ薫ちゃんとつねりたくなるほど小憎らしい 右京さんの二作目の方が好きです。つうことで、BOXで。 自分も「第二夜」「第三夜」「女王蜂」を見る時間を捻出しなければなりません。 積読以上に積録りは取り返しがつかなくなるからなあ、意味も根拠もありませんが、 「喰いタン」が始まる14日までには全部見ておこうと思います。ところで、日テレの 喰いタン紹介ページはなかなか面白いですよ。原作と違って高野が作家ではないのが残念。 佐野史郎がやる気で演ってくれているといいな、だってこの人どう見ても内容や役に よって出来に大きな差があるような「気が」するので。と生意気な口をきいて、ではまた! |
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249. 2006年01月06日 21時01分20秒 投稿:砂時計 |
「役者の鑑でしょ」 こんばんは、砂時計です。 外を見ると「吹雪の山荘」という言葉が頭に浮かぶような天候。地元の降雪が全国区のニュースになるのを見るのは初めてです。 ゆうべは「古畑任三郎FINAL」第三夜「ラスト・ダンス」を視聴……の予定だったんですが、猛烈な眠気に襲われてしまい、リアルタイムで見るのを断念。録画はしましたが、見る時間を取れるのは日曜あたりかな。 その前の時間に放映されていた日テレ系の「西村京太郎からの挑戦 本格ミステリークイズ 芸能界推理王決定戦!」は見ました(ミステリーブレーンとして杉江松恋氏が関わってるんですね。西村氏ご本人も出演)。 出題ドラマ三作では、それぞれ西村作品の名探偵が登場。これは予想外でした。ちなみにキャスティングは、 ●十津川警部・・・渡辺裕之/亀井刑事・・・石田太郎 ●私立探偵・左文字進・・・保阪尚希(妻・史子役は知らない女優さん) ●十津川警部夫人・直子・・・坂口良子 普通にこの面々で二時間ドラマを作ってもいいような。 二問目の「中継捜査」(ドラマの舞台に「捜査官」を送って「関係者」に質問をしたり現場を調べたりする)は面白い趣向でした。 さあ、これから『女王蜂』を見なきゃ(テレビっ子だなあ)。 |
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248. 2006年01月05日 09時10分46秒 投稿:砂時計 |
「♪ああ 日本のどこかに 耳だけ外せる人がいる」 こんにちは、本日二度目の砂時計です。 追記&お詫び。 >「古畑任三郎FINAL」第二夜「フェアな殺人者」 >最後の決め手が決め手になっていない(論理が破綻している)のが何とも惜しいです。 よく考えたら破綻などしていませんでした。うう、恥ずかしい。 となると、やっぱり傑作だなあ、これ。 |
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247. 2006年01月05日 08時00分12秒 投稿:砂時計 |
「♪ああ 日本のどこかに マドンナみたいなオカマがいる」 おはようございます、砂時計です。 ゆうべは「古畑任三郎FINAL」第二夜「フェアな殺人者」を視聴。 イチローは凄いなあ。素人演技の拙さを微塵も感じさせず、あの存在感。 序盤は彼に引きつけられて見てました。 作品のほうは、職業と犯行の密接な関係、推理の筋道の積み重ね方の丁寧さなど、ファースト・シーズンを思わせる出来。 それだけに、最後の決め手が決め手になっていない(論理が破綻している)のが何とも惜しいです。 今日はいよいよラスト。しっかりと堪能するつもりです。その前に日テレ系の「西村京太郎からの挑戦 本格ミステリークイズ 芸能界推理王決定戦!」なんてのもありますね。 |
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246. 2006年01月04日 10時59分54秒 投稿:砂時計 |
「あのー、アヘアヘはあの、どのくらい続くんでしょうか?」 こんにちは、砂時計です。 かい賊さま いらっしゃいませ。明けましておめでとうございます。こちらこそよろしくお願いします。 >にしても「どぶろく機能」は是非欲しいものです。 >今度、対象メーカーをこっそり(なんで?)教えてください。 T社の2004年夏以降発売の機種に付いています。 専用のカートリッジに麹、米、水、イースト、ヨーグルトをそれぞれカートリッジ内側に示された線の位置まで入れ、そのカートリッジをDVD用トレーに乗せて閉めます。 それから、本体の受光部に向かって二礼、二拍、一礼してからリモコンの「醸造」ボタンを押します。4倍速なら5分、8倍速なら2分半程度で完成です。 便利な機能ではあるのですが、水を入れるので確実に故障して使い物にならなくなってしまうのだけが難点です。 >>「相棒」DVD化 >ドカンとBOXで、なんてどうでしょう? やっぱりBOXですよねー。とりあえず最初の『土曜ワイド劇場』版二作とファースト・シーズンを収録したBOX−1を発売してほしいものです。 そうそう、『氷菓』と『愚者のエンドロール』、自分は角川スニーカー文庫版で持っています。 文庫本のバージョン違いは結構買うほうなんですが、この二作のリニューアル版はちょっと買う気になれませんでした(新しい解説などがあったら別だったんですが)。 どっちにしろ積読なんですけどね。 書きこみ、どうもありがとうございました。 さて、ゆうべは「古畑任三郎FINAL」第一夜「今、甦る死」を視聴。横溝ネタ満載でしたね。 ツッコミどころもいくつかありましたが(早い段階で「甘い水」に気づいていながらその意味を追究もせず鑑識に回しもしない、など)、自分はああいう(犯罪の形の)パターンに弱くて、その部分でかなり魅力的な仕上がりになっていたので満足でした。 クリスティーのアレも読み返してみたいなあ。 このまま有終の美を飾ってほしいものですが、最終夜はこれを超える出来なのでしょうか。そこがちょっと不安ではあります。 |
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245. 2006年01月03日 20時56分30秒 投稿:かい賊 |
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。 >どぶろく機能、睡魔 新年早々素晴らしい飛びっぷりですね。ますますお盛んなことで大変結構かと。 にしても「どぶろく機能」は是非欲しいものです。今度、対象メーカーをこっそり (なんで?)教えてください。 >「相棒」DVD化 これも是非お願いしたいですねえ。ん?でもGETが必至になるから、お財布的にも 時間的にも考え物かしらん。この作品って基本的には各話完結でありながら、連ドラ的 要素も強いのでDVDで売るのがイメージしづらいですね。いっそある程度圧縮して ドカンとBOXで、なんてどうでしょう? …………なんて勝手な……、ではまた。 |
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244. 2006年01月02日 10時32分20秒 投稿:砂時計 |
「エリザベスは生きる!長く健康に生きる!」 こんにちは。毎年、テレビで西村知美・山田花子のペーパードライバー対決を見て年明けを実感する砂時計です。 書き落としてましたが、『名探偵 赤富士鷹』の「ABC殺人事件」、ポワロ風の服装(しかも髪型は真ん中分け)での熊倉一雄さんの登場は嬉しいボーナスでしたね。 さて、自分が使っているHDD/DVDレコーダーには、濁り酒を作ることができる「どぶろく機能」、違った、二つのチャンネルを同時に録画することができる「W録機能」があるんですが、HDDの残量が標準画質で約10時間相当以下になると、この機能が使えなくなります。 昨日は夜9時からの『相棒』スペシャルとその裏番組の両方を録りたかったのですが、それには残量不足だったので、録画済みの番組を編集しDVD−Rに焼いてHDDから削除しHDDの領域を確保するという作業を夜の7時台から8時台にかけて行っていました。 で、あと残り一番組となって、編集が終わり、ダビングを開始したところまでは記憶にあるんですが……ハッと気がつけば既に深夜。 そう、水泳選手に負けてしまったのです、違った、睡魔に負けてしまったのです(朝の雪寄せ作業の疲労が溜まっていたのかもしれません)。 ああ、『相棒』スペシャルは、年末年始・怒涛の名探偵ドラマラッシュの一つとして期待してたのに〜。 ま、いずれ再放送などで見られる機会もあるじゃろうて(と、自分を慰める)……とほほ。 てゆーか、根強いファンの多いドラマなんだから、DVD化してくれればいいのになあ。 ■1/1の購入本 ●『ミステリーズ!』Vol.13 ●『ミステリーズ!』Vol.14 |
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243. 2005年12月31日 15時55分48秒 投稿:砂時計 |
「ほんとに、がっかりです」 こんにちは、砂時計です。 日本テレビ系で昨日放映された『報道特捜プロジェクト』スペシャルの最後のパートは、イマイ記者VS.架空請求業者。以前読んだ『イマイと申します。―架空請求に挑む、執念の報道記録』(ダイヤモンド社)の内容がメチャクチャ面白かったので期待してたんですが、放映されたのはその本にも収録されていた過去の素材でちょっと肩すかし。まあ自分は実際の放送を見ていなかったので、その意味では楽しめたんですが。 ただ、VTRにスタジオの笑いのリアクションの音声をかぶせるのは方向が間違っているような気がしました。同じ日テレの『THEサンデー』での「元木リポーター」もそうですが、取材・報道する側を主役扱いしてはイカンですよ。 あ、上記の番組本は本当に面白いので、放送未見の方にはオススメです。 電話のやり取りだけで悪徳業者に架空請求の事実を認めさせるまで闘うイマイのしつこさは笑えるし痛快で、かつスリリング。ある意味(広義の)ミステリを読む楽しさがあるような気がしないでもないような。 NHKの二夜連続ドラマ『名探偵 赤富士鷹』を観ました。 制作統括・安原裕人、脚本・藤本有紀、 時代考証・天野隆子と、大好きなドラマ『ミニモニ。でブレーメンの音楽隊』の世界を作り上げた人たちが、クリスティー作品を原作に昭和11年の日本を舞台としたミステリ・ドラマを手がけるということで期待してたんですが、いや、さすがの出来。 「ABC殺人事件」では、それぞれの事件の関係者を一箇所に集める理由付けの部分がちょっと強引に感じられたのと、Dの殺人の時に三つの地域ではなく百貨店が選ばれると赤富士が判断した理由が不明瞭なところなど少し引っかかる点もありましたが、とにかくアレンジの巧さが光っていました(主演の伊東四朗氏に最初届けられたシナリオは膨大な分量だったそうなので、後者の疑問については脚本段階では説明があったのかもしれません)。 原作のABC鉄道案内に代わるものや「ヘボン式」の手がかりなど、舞台を日本に移し変える上での工夫には唸らされたなー。ただ後者については、せっかく説明ゼリフが少なめでも視聴者が理解できるような処理をしていたのに、黒板に日光が当たって肝心な部分が読みにくくなっていたのが残念。あそこは撮影上の不手際だと思います。 それはともかく、ミステリとしての構成要素、ドラマとしての情感部分の両面でラジオという小道具が見事な効果を上げていて感心させられました。 取調べで被疑者に暴力を振るう刑事を見たあとのセリフや、事件が解決して良かったという警部に応えてのセリフなど、人間に対する赤富士の視線にも魅力があります。 ゲーム性が際立ったミステリとしての面白さと、被害者たちの命を軽く扱わない姿勢の両立には好感が。 長い感想になっちゃったので、二日目の「愛しのサンドリヨン」については割愛。原作の『ゴルフ場殺人事件』はヘイスティングス版『四つの署名』というイメージしか残ってなくて内容を全然憶えていないので、読み返してみたくなりました。 時代設定を含めて魅力的な世界観。若き相棒・如月や警部のキャラもイイ感じで、シリーズ化してくれたらいいなあ、と思います。個人的には『スタイルズ荘の怪事件』を希望。 ■12/28の購入本 ●『ミステリマガジン』2月号――特集「ファンタスティック・ミステリ」(SF&幻想ミステリ)。掲載作品にはランドル・ギャレットのダーシー卿ものの初訳中篇もありますね。自分は昔かなり偏ったミステリ読者でSF的設定やスーパーナチュラルな設定のミステリがダメだったせいで(今はちょっとだけ範囲が広がった)、『魔術師が多すぎる』も『魔術師を探せ!』も読んでないんですよね。同特集には先月号の特集とリンクしたようなホームズ作品も。「ミステリアス・ジャム・セッション」は道尾秀介インタビュー。笠井潔の『ミネルヴァの梟は黄昏に飛びたつか?』第90回突破記念の特別座談会「現代本格の行方―21世紀を担う新進作家たちの世界」は笠井潔に加え、北山猛邦、辻村深月、米澤穂信という顔ぶれ。どうせなら西尾維新も呼んでほしかったなー。 |
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242. 2005年12月27日 00時39分14秒 投稿:砂時計 |
「やっかいなのは・・・ もう1人の上司の方かもしれねー」 こんばんは、砂時計です。 前回の書きこみの中のリンク先にあった「平家伝説殺人事件」のポスター(?)画像、よく見ると出演者名に「玉袋筋朗太」とあったんですが(隣の宮川一朗太に引きずられたみたいに)、いつの間にか「玉袋筋太郎」に直ってましたね。 でも「玉袋筋朗太」って何かイイ響き。 「2005 ミステリーベスト10」目当てで『週刊文春』を購入。 今年は組織票対策が講じられたようでW氏と愉快な仲間たちによる暴挙は見られず(それはそれで物足りないような気がするから不思議だ)。 相変わらず乱歩賞作品が強いですね(今年のは評判がいいようなので順位はともかく過去にあったような違和感は感じませんが)。 おお、投票者コメントの中に中江有里さんの文が。NHK BS2の『週刊ブックレビュー』の司会をやっている関係か、日本推理作家協会員の秦建日子さんとの友人関係からか……なんて所に一番興味を引かれたりして。 ■12/22〜25の購入本 ●『ギャンブル・アンソロジー[競馬編] 白熱』 結城信孝編 (ハヤカワ文庫JA) ●『推理小説』 秦建日子 (河出文庫)――ドラマ化作品『アンフェア』(主演・篠原涼子、脚本・佐藤嗣麻子)が一月から始まるので、その前に読んでおきたいところです。 ●『ねじの回転 FEBRUARY MOMENT』(上・下) 恩田陸 (集英社文庫) ●『模倣犯』(四・五) 宮部みゆき (新潮文庫) ・角川文庫 ●『セント・ニコラスの、ダイヤモンドの靴』 島田荘司――親本積読中。 ●『くもはち 偽八雲妖怪記』 大塚英志 ●『痙攣的 モンド氏の逆説』 鳥飼否宇 (光文社) ●『ジャーロ』冬号――特集「3回忌追悼――都筑道夫の世界」。法月綸太郎によるクォート・ギャロン物、西澤保彦による物部太郎物、霧舎巧による”新本格もどき”が並んだ<リスペクト短編競作>、いしいひさいちの『コミカルミステリーツアー』「依願退職刑事」、栗本薫の都筑道夫論、堀燐太郎による都筑愛用グッズ・都筑作品に登場の小道具等の写真紹介企画など読み応えのありそうなラインナップですが、何といっても最大の目玉は「未発表原稿130枚」(遺品のフロッピーディスクに保存されていたという無題の未完成原稿)の掲載でしょう。読むのが楽しみ。 ●『TITLe』2月号――特集「完全無欠のミステリー!全280冊。」目当てで購入(文藝春秋がこんな雑誌を出してるのを初めて知った)。数多くの作家や有名人が参加していて(あ、ここにも中江有里さんが)、一般雑誌のミステリー・ガイドとしては珍しいくらいの楽しさを感じます。 |
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241. 2005年12月22日 12時43分45秒 投稿:砂時計 |
「泣くなぁ。笑うな!泣くなぁ。笑うな。泣くな!」 こんにちは、砂時計です。 書店で『小説すばる』1月号をチェック。 犬にまつわるショートショート特集の中の柳広司「バスカヴィルの犬(分家編)」は著書への収録希望。ホームズ物のパロディ・パスティシュには弱いんですが、さすがにこれ一編だけのために雑誌を買う気にはなれなくて。 TBS系の『月曜ミステリー劇場』で12/26に放映される内田康夫原作『平家伝説殺人事件』。 浅見光彦(沢村一樹)初のキスシーンがあるそうですが、その相手のヒロイン・佐和を演じるのが黒川智花。つい数ヶ月前のテレビ朝日系の連ドラ『雨と夢のあとに』では父娘だったのにねー。 原作は自分が読んだことのある数少ない内田作品の一つ。 トリックを含めた推理小説としてのバランスの悪さが印象に残っています(いや、悪球打ちの自分にとってのストライクゾーンに入ってくる変さ加減があって嫌いじゃないんですけどね)。 内田作品といえば怪作『終幕のない殺人』についても語りたい気持ちがあるんですが、それはまたの機会に。 ■12/21の購入本 ●『心の中の冷たい何か』 若竹七海 (創元推理文庫)――親本積読中。 ●『神の手』(上・下) パトリシア・コーンウェル (講談社文庫)――このシリーズは第一作しか買ってないんですが(それも積読中)、「検屍官スカーペッタvs.IQ150 超人的シリアル・キラー」ということで、それは読んでみたいなー、と思い購入。 ●『本の窓』1月号 |
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240. 2005年12月19日 12時44分31秒 投稿:砂時計 |
「わたし、笑えるようになったよ。ちゃんと、笑えるようになったよ」 こんにちは、砂時計です。 高田崇史『試験に出ないパズル 千葉千波の事件日記』(講談社文庫)の有栖川解説、よく読んだらノベルス版の再録でしたね。 前の書きこみで触れた『土曜スタジオパーク』の『名探偵 赤富士鷹』特集(ゲスト・伊東四朗)を見ました。触りを見ただけですが映像的にはイイ感じ。 さて、主演の伊東四朗さん。 クリスティー作品の読書経験を聞かれて若い時はクリスティーも読んだしクロフツ、ヴァン・ダイン、エラリー・クイーンも読んだと答えたり、このドラマは「推理小説じゃなくて探偵小説」だという表現をしたりと、伊東さんはこっち側の人なんだ、と嬉しくなりました(<何だよ、こっち側って)。 ところで、ポアロと赤富士の比較という趣向でそれぞれの特徴が書かれたボードを出した時、「ポアロの写真はないので」とアニメの絵が使われてました。 スーシェの写真を使えよー。 ドラマもアニメも「ポワロ」表記のNHKですが、そのボードでは「ポアロ」。結構アバウトなのね。 ■12/18の購入本 ●『日本怪奇小説傑作集3』 紀田順一郎・東雅夫 編 (創元推理文庫) ・講談社文庫 ●『天使と髑髏の密室 本格短編ベスト・セレクション』 本格ミステリ作家クラブ 編――親本積読中。 ●『黄色い目をした猫の幸せ 薬屋探偵妖綺談』 高里椎奈 ●『IN★POCKET』12月号 |
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239. 2005年12月16日 12時42分39秒 投稿:砂時計 |
「わたし狐に憑かれたことがあるじゃないですか」 こんにちは、砂時計です。 ナンノの現在のマネージャーが浅井企画の川岸さんの息子だというのは現役コサキンリスナーの間では知られていることなのだろうか。 以前にも触れたNHKの年末のスペシャルドラマ『名探偵 赤富士鷹』。 アガサ・クリスティーの原作を昭和11年の日本を舞台としてドラマ化(12/29は「ABC殺人事件」、12/30は『ゴルフ場殺人事件』が原作の「愛しのサンドリヨン」)ということで「どんなもんかなあ」と不安視してましたが、脚本・藤本有紀と知って「おおっ!」。 ドラマ『ミニモニ。でブレーメンの音楽隊』での伏線の張り方や構成の巧さに、彼女によるミステリ・ドラマが見てみたいと思ってたんですよねー。 しかも、二日目の「愛しのサンドリヨン」は演出・渡辺一貴。『ミニモニ。でブレーメンの音楽隊』の第5回〜第8回の演出を手がけた人で、同作品を愛する自分にとっては嬉しい限り。 放送が楽しみになりました。 とりあえず、明日午後2:05からのNHK『土曜スタジオパーク』は伊東四朗ゲストで『名探偵 赤富士鷹』特集なのでチェック、チェック。 ■12/15の購入本 ●『断崖 松本清張初文庫化作品集2』 松本清張 (双葉文庫) ●『試験に出ないパズル 千葉千波の事件日記』 高田崇史 (講談社文庫)――親本積読中。解説・有栖川有栖。 |
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238. 2005年12月15日 12時43分33秒 投稿:砂時計 |
「意外と井川です」 こんにちは、砂時計です。 前回の訂正。×「福本和也・一峰大二」→○「福本和也・ちばてつや」。コピペ→一部変更のつもりだったのが直し忘れてました。 『2006本格ミステリ・ベスト10』読了(ランキング発表部分の作品解説を除く<なるべく予備知識なしで読みたいほうなので)。 ゲッ、アーロン・エルキンズ『骨の島』って初訳だったのか。ミステリアス・プレス文庫で出てたぶんの再刊だと思って買ってませんでした。 石持浅海インタビューで『扉は閉ざされたまま』の碓氷優佳を使う作品の構想があるという話が出ていてちょっとビックリ&ウキウキ。 フジや座間味くんよりもキャラクターとしては魅力がありましたからね。 「おなじみの名探偵が登場する謎解き小説」を偏愛する自分にとって、「形の良い自分好みの謎解き物で、探偵役には名探偵性が備わっていて、でも単発作品」という場合程もどかしいものはありません。 その代表的なものが泡坂妻夫『乱れからくり』とW・L・デアンドリア『ホッグ連続殺人』でした。 なので、デアンドリアの『ウルフ連続殺人』が発表された時は狂喜したものです。 作品の評判は芳しくなかったんですが、そんなことはどーでもいいのです。ベイネデイッティ教授の再登場こそが重要で、これによって自分の中では『ホッグ連続殺人』の価値が高まり、光り輝く作品となったのです(他の人には理解してもらえない感覚だとは思いますが)。 そんなわけで、お願いです!泡坂先生。どーかどーか、一作だけでいいので宇内舞子を復活させてください(って、ここで書いてもしょうがないんですけれども)。 ところで、すべてのミステリの名探偵の中で、一回きりの筈だったのがシリーズ・キャラクターに、というケースはどれぐらいの割合なんでしょうね。 明智小五郎や浅見光彦なんかの場合は作者が明言してますが。 ■12/14の購入本 ●『2006本格ミステリ・ベスト10』 探偵小説研究会・編著 (原書房) |
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237. 2005年12月14日 17時12分45秒 投稿:砂時計 |
「脚本・山内、演出・小ナベ、語りは座長の笑福亭鶴光でお送りしました」 こんにちは、砂時計です。 福本和也・一峰大二『ちかいの魔球』と『巨人の星』の関係を『黄色い部屋はいかに改装されたか?』風に表現すると「『巨人の星』は名誉の盗作」ということになるのかな、なんてことを昨日の書きこみの後で考えてみたり(『新巨人の星』の大リーグボール右1号は、『ちかいの魔球』に出てきた「新魔球」の安易なパクリとしか思えなかったけれど)。 kanauさま いらっしゃいませ。 >教えて頂いた『エラリー・クイーン パーフェクトガイド』の >文庫版買いました。 >まずはお薦めに従って、レーン4部作から手をつけていこうかと >考えております。 そうそう、この本の作品ガイドの配列は発表順じゃなくて「読んでほしい順」になってるんですよね。これをお節介と見る向きもあるかもしれませんが、最初の出会いが良くなかったせいでその作家の他の作品を読む気がなくなる(実はいくつも傑作があるのに)というケースはままあるので、いいやり方だと思います。 お部屋でのクイーン作品の感想、楽しみにしています。自分も長年ほったらかしの未読クイーンに手をつけていこうかな。 書きこみ、どうもありがとうございました。 『QuickJapan』最新号を総力特集「ラジオ」目当てで購入。十代の頃ラジオ漬けの生活を送っていた自分には嬉しい企画。伊集院光『深夜の馬鹿力』についての乙一コメントもあります。ザッと目を通しただけですが、個人的なツボは明石家さんまのロング・インタビュー。 現在、大阪の毎日放送で『MBSヤングタウン』の土曜日を担当している彼。かつては関西の『オールナイトニッポン』とでも呼ぶべき人気オビ番組だった「ヤンタン」の番組名を日曜の笑福亭鶴瓶と共に守りつづけているのですが(同じようなケースで『さだまさしのセイ!ヤング』がありましたね)、自分にとってさんまのヤンタンといえば、昔の「ヤン月」なんですよね。 当時公開番組だった土曜からスタジオ放送の月曜に。前任者の鶴瓶と一緒にやっていた堀江美都子・あさみあきおがそのまま残っていた最初の一年は、まあそれなりに面白いという程度でしたが、メンバーを一新しての最初の放送が忘れられません。 三時間の生放送中、一曲も曲をかけずに喋りっぱなし。今よりもずっと天才的な閃きを見せる冴えたトークで速射砲のように笑いを生み続けるさまに圧倒されました。そして、そのスタイルは翌週以降もずーっと続くことに。卓越した比喩表現能力やアクロバティックな着地を見せるアドリブ・トークに何度唸らされたことか。あの頃のさんまは凄かった。 といった思い出話はさておき、「ラジオ」を描いたミステリとして忘れがたいのが、島田荘司の短編集『毒を売る女』に収録されている「糸ノコとジグザグ」。 あるリスナーから電話メッセージとして送られてきた自殺予告ともとれる現代詩。その意味を生放送中に他のリスナーたちの力を借りて解こうとするパーソナリティー。「深夜放送」というものにパワーがあった時代の熱気が伝わってくる作品で、展開の迫力と島田荘司らしい人間ドラマが胸を直撃。登場人物のネーミングからは、島田氏が愛聴していたであろう番組のパーソナリティーが窺えて、こういったオマージュには、世代的にその人たちの放送に触れたことのない自分も温かい気持ちにさせられます。 この短編、たしかNHK−FMでラジオドラマ化されたことがあって、「これは好企画」とワクワクして聴いたんですが、満足はできませんでした。 パーソナリティーが男性から女性に変えられていたのはともかく(落合恵子のイメージ?)、あの眠そうな声の男に勝手にテキトーな名前がつけられていたのはちょっと……というのもともかく、あまりにもドラマドラマした演出に拍子抜けしちゃいまして。 もっと、途中から聞いた人が本当の生放送と勘違いするくらいの真に迫ったライブ感を期待してたんですよねー。 そんな感じでもう一度ラジオドラマにならないかなあ(もちろん、眠そうな声の男は名無しのままで)。 ■12/13の購入本 ●『QuickJapan』Vol.63 |
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236. 2005年12月13日 15時27分24秒 投稿:kanau |
こんにちは。78号室kanauです。 教えて頂いた『エラリー・クイーン パーフェクトガイド』の文庫版買いました。 作品紹介に一通り目を通しただけですが、「こんなに奥が深かったんだ」と思いました。 まずはお薦めに従って、レーン4部作から手をつけていこうかと考えております。 用件のみですが、これで失礼致します。 |
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235. 2005年12月13日 12時45分10秒 投稿:砂時計 |
「♪一家離散に自己破産 悪い薬がやめられない」 こんにちは、砂時計です。 ゆうべのテレビ朝日系『アメトーク』スペシャルでの「江頭2:50モノマネ傑作集」には笑い死にしそうになりました。テレビを見てあんなに笑ったのは『名探偵モンク』の猿の回のストットルマイヤー警部の取り調べシーン以来だ。 こちらでは昨日からの本格的な雪で、外は一面真っ白。 子供の頃はよく吹雪の中に雪玉を投げこんで「消える魔球だ」などと遊んでいたっけ。 『巨人の星』の消える魔球の謎解きを「本格ミステリ」になぞらえたのは綾辻行人氏でしたが(「消える魔球は風に弱い」「消える魔球は水に弱い」「星投手が右足を高く上げると青い虫が飛んで来て青葉に止まる」など今でも暗唱できる印象的な「手がかり」がありましたからね。その見方でいくと、先輩格にあたる福本和也・一峰大ニ『黒い秘密兵器』なんかはトリックの種明かしがメインのミステリといったところかな)、山崎敬之『テレビアニメ魂』(講談社現代新書)によれば、原作者からボールが消える秘密を教えてもらえないまま魔球を描いていたアニメ・スタッフによる「謎解き合宿」なんてのがあったそうで。 同書では初めて知ることが多く、消える魔球の構成要素である「右足を高く上げる」投球フォームは、実はアニメ版のサブタイトル部分の投球シーンがヒントになったとか。 また、星飛雄馬は最後、大リーグボール3号の投げすぎで死ぬことになっていたのがギリギリで回避されたそうで、もしそれが原作者・梶原一騎の元々の構想だったとしたら、『侍ジャイアンツ』(原作版)で実現させたということになるのかな。 ところで、アニメの主題歌の「♪おもいこんだら」のところでバックにグラウンドをならすローラーを引く場面が映っていたため、そのローラーを「重いコンダラ」だと思いこんでいた、という定番ネタを目にすることがよくありますが、少なくともオープニング・アニメには、そんなシーンは一切ないんですよね。エンディングにはそういうバージョンあったっけ? 『巨人の星』に関する本で面白かったものといえば、河崎実『「巨人の星」の謎』(宝島社)と堀井憲一郎『『巨人の星』に必要なことはすべて人生から学んだ。あ。逆だ。』(双葉社→講談社文庫。『小説推理』連載時のタイトルは「が〜んの時代」)があります。 後者は特に大好きなんですが、その最終章での、『巨人の星』の最後で飛雄馬を蝕んだ奇病の正体を作品中の記述から論理的に割り出すくだりは、ミステリの謎解きに通じる面白さです。オススメ。 |
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234. 2005年12月12日 18時11分03秒 投稿:砂時計 |
「死にたい乳首」 こんにちは、砂時計です。 本屋で『ファウスト』最新号に目を通したところ、連載されていた箸井地図によるコミック版『そして五人がいなくなる 名探偵夢水清志郎事件ノート』(原作・はやみねかおる)の単行本が来年夏に発売とのこと。これは買おうっと。 映人社の雑誌『シナリオ』1月号を購入。 映画『ALWAYS 三丁目の夕日』の脚本が掲載されていて、山崎貴監督と共同で脚本を執筆した古沢良太氏(ドラマ『相棒』今シーズンで「殺人講義」「監禁」の脚本を書いた方でもあります)の「創作ノート」ではどのような役割分担だったのかが明かされていて興味深かったです。 さて、同誌に「作家通信」という脚本家の近況報告ページがあるんですが、そこで小山内美江子さんがこんなことを書かれていました(一部抜粋)。 「TBSの「金八番組」のプロデューサー柳井満氏の不可思議な考えで原作者は金八の乗っとられに会っています。ライターの社会的な立場を考え、戦うだけは戦おうと著作権法を勉強しました。でも、認めないという強情な人に出会うとホントに困ってしまいます」 うーん、小山内さんの著書『さようなら私の金八先生 25年目の卒業』(講談社)にも、プロデューサー・脚本家との意見の対立から第7シリーズ途中で降板した経緯について、ある程度書かれてはいましたが、かなりゴタゴタしているみたいですね。 『金八』ウォッチャーとして何とか円満に解決されることを望みますが。 同じ今月号で野上龍雄「私が『男たちの大和』の脚本家を降りた理由」なんて文章もあって、こういったトラブルを知ると、「脚本家と作品」ということについて考えてしまいますね。 ■12/11の購入本 ・ハヤカワ・ミステリ文庫 ●『11の物語』 パトリシア・ハイスミス ●『ロスト・ファミリー』 ローラ・リップマン ●『神様ゲーム』 麻耶雄嵩 (講談社ミステリーランド)――本屋の「このミス」ランクイン本コーナーに並んでいるのを見て衝動買い(この叢書は買わないことに決めてたんだけどなあ)。 ●『向日葵の咲かない夏』 道尾秀介 (新潮社)――『週刊文春』の千街晶之氏の書評を読んで気になっていたところ、本屋で見かけて衝動買い。 ●『メイキング・オブ・アストロ球団』 アストロ球団製作委員会 (太田出版) ●『シナリオ』1月号 ●『本の雑誌』1月号 |
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