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肝臓のはなし
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肝臓の働き
肝臓は、眠れる臓器といわれるように本当に悪くなるまで症状が表れません。しかし、生命活動をしていく上で非常に大切なこと、すなわち、吸収した栄養を分解、解毒、排泄を行うなどまさに多様な機能を営み身体全体を支えている大黒柱と言っていいと思います。
解毒
アルコール・薬物食事中の有害物質を分解解毒。
分解合成
体をつくるタンパク質や脂肪合成、分解、貯蔵。
貯蔵
栄養素を分解してエネルギー源となるグリコーゲンを貯蔵。
排泄
消化・吸収に必要な胆汁を作り不要なものを排泄。 |
肝炎ウイルスについて
肝炎の原因となるウイルスは、A、B、C、D、E、F、G型肝炎があります。中でもA型、B型、C型が重要であります。A型は、ピコルナウイルスに属し、経口感染をします。B型は、DNA型のヘパドナウイルス、C型は、RNA型のフラビウイルスで共に血液感染により起こります。A型は、症状が治まった後はキャリアになることはないですが、B型、C型はキャリアになり、肝硬変、肝細胞癌への道を歩みます。また、最近TTBといわれる8番目のウイルスが国内で発見されましたが、肝炎との関わりについては、まだ不明。何れにしても国内の感染者は、500万人以上とされているから放置することができません。また、HIV同様輸血による感染がアメリカでは、400万人以上のC型肝炎キャリアを生んだといわれており、輸入血液製剤による汚染の心配もあります。ちなみにアメリカでの感染者の数は、HIV感染者の4倍にも上るというからまさに驚異であると同時にC型肝炎は、合法的な殺人(腫瘍ウイルス)と認識し、国として早急な対応をしなければなりません。HIVの世界的治療薬が日本においてもすべて認可されているにもかかわらず、標準医学テキストであるCURRENT Medical Diagnosis
& Treatment2001やメルクマニュアル日本語版などに掲載されている各種の疾患に対する選択薬(世界の標準治療薬)が使用できないのが実体であります。
眠れる臓器であるから患者も眠っているのであろうか。いえ、そうではないはずです。 |
肝臓が悪いということ
日本では、昔から肝臓が悪いというと「大酒のみ」と烙印をされるようなことがありますが、むしろウイルス肝炎の方が前述したように怖い。予防についても周知する必要があります。
日本のHCV(C型肝炎ウイルス)感染の原因は、昔の種痘や注射筒を変えない予防注射と考えられていますから潜在的にはまだまだキャリアが多いと推定できます。 肝炎の予防接種について |
99年の死亡推計によると
1位 肺ガン 37,933人
2位 胃ガン 32,775人
3位 肝臓癌 23,487人
4位 大腸ガン 19,415人 の順である。
しかし、肝硬変による死亡原因も依然として多いことから、肝硬変の治療方法が進歩すると肝臓癌による死亡原因は増大すると思われます。
死因順位別死亡数の年次推移 |
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