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僕の誕生した部屋の名前は「青空といっていつも青空が見渡せました。

男の日記なんて流行らないと思いつつ、今日から日記を付けたいなと思った次第である。さて、日記の名前をなんと付けるか?そう僕の生家・・・僕の生まれた部屋には名前があった。「青空」これがその部屋の名前。いつでもその部屋からは青空が見渡せた。ヒトは、病気になったり、暗くなったりするとつい下を向いてしまう。いつでも夢を持って前向きに・・・そんな願いを込めてこの部屋を「青空」と銘々することにする。いつまで続くかわからないが・・・ぼつぼつ行こう。(2001.2.10)

                                                          This music byユキぽん


2001.6.7.

明日がある。上をむいて歩こう。希望を持って生きる姿勢が必要だ。貴方なら過去ばかりを気にしますか?それとも明るい未来を夢見ますか?僕は、一番信用できる自分と共に未来を創造します。



2001.6.6.

巨峰もいよいよハウスものから露地ものがでる季節になる。今年のクリスマスには巨峰が食べられるか?それが当面の僕の目標である。生態活性・・・挑戦するには実に面白い分野である。



2001.6.5.

紙一重。天才とキチガイは紙一重。幸せと悲しみは紙一重。心が豊かでいれば、どっちになるか?裸で生まれて、裸で死んでいく。これが人間だ。



2001.6.4.

なんでも大事に使いたいものである。ただし、畳も古くなると色あせるし、障子も黄色に変化する。ヒトの臓器も時がたてば澱む。仲良く付き合い澱みを少しでも綺麗にしなくては。女性もそうであるが、本質を知ることからその治療が始まる。



2001,6.3.

疾病の蔓延と農作物の普及はかつて世界の人口に大きな影響を及ぼしていた。中国では早生種の米の普及により1000年には6000万人だった人口が1100年には1億人に1200年には1億1500万人に達した。しかし、腺ペストが中国からモロッコにかけて大流行すると人口は激減。1400年には7000万人に落ち込んだ。癌を征圧すれば次の疾病がヒトを襲うことになるかもしれない。チト今日はテーマが大きすぎたか?・・・



2001.6.2.

奴眼たれ。久しぶりに聞いた言葉である。ヒトは皆良いときは皆が向いている方向を見つめる。鳩にたとえると餌があれば餌を食うことだけに集中し他を見つめない。頭上の隼や鷲を意識しない。大丈夫と思う。いやそれすら意識しない。大きく判断できること・・・ヒトの偉大さはそこで決まる。奴眼たれ!!!



2001.6.1.

今日は衣替えの日。学生時代には「そうか」と意識したことはあるが、最近はどうも季節感がなくなっている。冬でも毛皮の下は・・・何てこともあるのである。武家社会の時代であればたいへんである。さて、絽の着流しでも着てクタの街にでも繰り出しますか!



2001.5.31.

今日は親父殿の誕生日。生きていれば・・・とふと考えてしまった。良いことのありそうな予兆を感ずる。サントリーフーズが面白いものを考案した。人工知能を備えた自動販売機は何時発売になるのであろうか?



2001.5.30.

人生はいろいろある。病気もその一つである。息子さんが膠原病になり、そのことにより借金、借金取りに追われどうにもならないとき、恩人に遭遇、恩人の会社に入社、素の自分をさらけ出す、精進、ネバーギブアップ、恰好つけない、食べられれば良い、現在大成。出会いを大切にし諦めない。これが肝腎だ。



2001.5.29.

野菜の効用は多岐に渡る。最近、ベジタブルジュースがいろいろな場所で飲めるようになった。どういった症状に良いか把握しているときっと自分に合ったものがあるはずだ。もっとも好き嫌いがあるのでは、健康は語れない。きっちん野菜



2001.5.28.

癌になると手足の痺れを訴えるヒトがいる。また、抗癌剤を投与されるとさらにその症状が増す。そうなったときは的確な医師の指導を仰いだ方が良い。いずれにしても痺れは不快である。



2001.5.27.

30代の男性の夜尿症が流行っていると聞く。大部分がストレスが原因である。バツが悪いので言い出しにくくなり病状が進むのだ。どんな病気でも進行してしまうと始末に悪い。恥ずかしがらずに名医に診てもらえれば治る。勉強も同様で判らないことがあれば聞く。即、対応が肝腎である。小建中湯



2001.5.26.

ヒトはどうも先に生まれると先輩風をふかせるのが好きなようだ。そういうヒトに限って中身がないヒトが多い。実に寂しいことである。地域だけで仕事をしているヒトに多く見かけられる。ただのお山の大将。大人ではないのである。錯覚はヒトを驕らせる。ただのヒトに過ぎないのに存在をひけらかす。そういう人間にはなりたくないものである。腹を立てるにも腹を立てると体に悪い。辛抱辛抱・・・



2001.5.25.

痛みは辛い。末期の癌患者は、痛みを訴える。堪えかねてモルヒネを打つ。本人の痛みは他人には解らない。「そんなの大丈夫、気のせい」と他人いう。家族は「痛い」と言えば心配する。本人は我慢する。癌死には、各々癌史がある。



2001.5.24.

生きているということは、それだけで素晴らしい。だが、毎日それを実感しているヒトは少ない。癌になった場合ある意味で死期が近いことを意識する。しかし、何時死ぬか解らぬより終幕のシナリオが書ける。少なくとも、交通事故とは違う。ある程度予測がつくから怖くもあり、楽しくもある。また、全身、特に脳に転移すれば安らかに自分では痛みもわからずに昇天することができる。



2001.5.23.

ハンセン氏病訴訟の結審がなされた。小泉純一郎首相の英断である。素直に素晴らしいと思った。立派だと思った。悪いことは悪いで認め責任を取る姿勢、ヒトにとって大切である。患者の皆さんもご苦労された。本当にご苦労様でした。僕は、久しぶりに大道を行く日本人を見た気がする。実に嬉しい。
C型肝炎に感染しているヒトを解雇するという企業があるというが・・・誰が悪いのだろうか?

NOTEのFTPの調子が悪く、出張先で更新できなかった。こういうことがあるのも生きている証拠である。5/22



2001.5.22.

ムクダイ農法を踏襲するS技術員が中国から戻った。しばし中国の農業情勢を聞く。肥沃な土地に十分な労働力。頭の中に創造できないくらいの広大な大地が広がる。共産党の幹部の倅たちは、上手い飯を食い、昼から酒を交わしながらマージャンに耽る。それが彼らの仕事だそうだ。貧富の格差が大きい。幸せって何なのだろう?



2001.5.21.

来年の今ごろ日本はどうなっているのかとふと思った。取り残される産業の中にいる人ほど実感できないであろう。日本の産業構造は官主導であるからどうしても弱者排除の論理が優先される。世界的にはおかしな論理だ。極めて効果のある薬を弱小企業が開発しても良いと評価できない土壌が存在する。その土壌、どなたが作ってらっしゃるの?既得権があるのも判る。しかし、努力もしないで能力ははたして存在できるのか?



2001.5.20.

畠中水溶性キトサンというのを聞いたことがあるだろうか?あまり僕は固有名詞は使いたくないがこの製品は違う。実に親父殿の肝機能改善には寄与した。肝臓癌になると肝硬変がパラレルに進む。いわゆる肝臓の予備機能が低下する。このキトサンは、他のキトサンより数段良い結果が出たというのが、僕も含めての実感である。考案者の畠中理務氏は昨年他界したが、彼の意志を継ぎ黙々と製品の向上を目指し、製造部門を担当するキトサン食品工業で研究が進んでいる。



2001.5.19.

イソニアジドの副作用は肝臓疾患のヒトには深刻だ。十分注意を払いたいものだ。



2001.5.18.

人気があるということは必要だが、実力は人気と違う。確かに人気もパワーになり得るが、本来そのヒトが持つ力がなければ大きな仕事はなし得ない。本当の意味で、日本の政治の実力を問いたい。頑張れ日本の政治家!!!



2001.5.17.

やっぱり僕が落ち着くホテルは、The Oberoi。遊びに行くにも、ゆっくりするのも、散歩に行くのも勝手が良い。朝日が昇る前の散歩、日が昇ったときの感動、何もかも僕の頭の中で描ける景色と同じ位置にあるのが自然で良い。



2001.5.16.

世界の常識が早く日本の常識になって欲しい。IT社会になり益々情報は海外から入ってくる。バリアフリーは、まさに実現している。デリバリーシステムが確立されていなくともこの小さくて大きな世界は情報の泉として機能している。次々に興味がある分野へとリンクができる。海外の治検データも一瞬にして取り出すことが可能なのである。知らなかったでは済まされない。癌に対する標準治療薬並びに二次薬



2001.5.15.

アメリカでは、A balance of the power(力の均衡)という非常に良い慣習がある。行政を推進するにあたって極めて重要な課題である。弱いものから優先順位が与えられる。だから、小さな会社でも能力さえあれば大きくなれる状況を与えられる。だから、新しい産業も芽生える。僕が感じるにどうも日本はその反対のようである。最近、ISO取得が出来ない企業は、官公庁の入札業者からはずすという傾向がある。すべての業者がISO取得に躍起になる。取得をするのに大きなお金が必要になる。大きなお金が動くと会社の経営状態が悪くなる。取得をしなければ、官公庁の指名業者には入れない。やがて、技術能力はあるが、体力のない会社は淘汰される。技術能力はなくとも、お金だけある会社は、金にものをいわせ取得する。どうも、The struggle for existence(生存競争)が行政の場においても優先される。これで良いのか日本!!!



2001.5.14.

果物のおいしいシーズンになった。葡萄の中でも巨峰が王様だ。この時期は、いわゆるハウスものであるが、産地銘柄としては、日本の30%以上のシェアを有するJA長野の須高、中野の巨峰は絶品である。



2001.5.13.

本当に今日は寝て曜日。更新が辛かった。いびき



2001.5.12.

蒸し鶏の亜麻仁油ブレンドごまソース

材料(4人分)

鶏むね肉………1枚(200g)

ホウレンソウ………1ワ

ごまソース

酢………………大さじ2

しょうゆ………大さじ5

ごま油…………大さじ2

砂糖……………大さじ2

練りごま…………大さじ3

<つくりかた>

@    鶏むね肉は皮を取り除き、酒おおさじ1を手でなじませる。蒸器で強火8分程度十分に火が通るまで蒸す。少し冷めてから食べやい大きさに裂く。
A 水に数分間したしておいたホウレンソウを食べやすい大きさにカットして少量の亜麻仁油をなじませる。
Bごまソースの材料を合わせて砂糖をよく溶かす。さらに、練りごまを少量ずつ加える。これでなめらかなごまソースのできあがり。
C 亜麻仁油をなじませたホウレンソウを器に載せ、鳥むね肉をその上に載せる。ごまソースをかけて今日の一品のできあがり。



2001.5.11.

グリービックという白血病の薬がアメリカで認可された。9割のヒトに効果が出ているということである。アメリカという国は、実に対応が早い。認可を審議するにしても患者がその審議会の一員になる。そして、その選択権を主張する。日本のように余命数ヶ月といわれ、病気に効く薬があるにもかかわらず認可に8年掛かるなどと知ったらその審議会のメンバーはなんと思うだろう。なぜ、必要なときに必要なものが供給されないのか?この薬は、一部の癌にも有効と聞く。肺癌の治療薬として使われていたジェムザールが、実は末期の膵臓癌に良いことは、アメリカでは常識であった。何故薬が認可されていたのに、膵臓癌には使えなかったのか・・・変人といわれるヒトは、この分野での変革が果たして出来るであろうか?グリーンビック



2001.5.10.

硬くなると駄目なもの。『頭』『腹』。ふと気がついてみると、共に硬くなりすぎると『頭痛』にもなり『腹痛』にもなる。何時もニュートラルな生きる姿勢が必要だ。常にトップでは車は走らない。小柳ゆきのニューアルバムを聞きながら休むことにする。



2001.5.9.

今日は疲れた。ただそれだけ・・・ツボ探検隊



2001.5.8.

テレビ等で「ブロードバンド」という言葉を耳にするようになった。「ブロードバンド」によって大量のデータ通信が短時間で出来、インターネットを通じてやりとり出来るようになる。 僕はその道のツウでないので良くわからないが、ただ、「ブロードバンド」の本当の意義は、現在のような形での PC が不要になることであると言うことだけは理解している。現在、PC には OS が入っていて、そこにアプリケーションが存在し、個々のデータが蓄積されている。ブロードバンドを前提に考えると、アプリケーションもデータも PC の中に存在する理由がない。ネットを通じて自分が欲しているものを欲しいときに得る。そういうことが現実となる。また、データはレンタルサーバーなどに保管される。その方が個人のセキュリティ管理も万全である。マイクロソフト社が日本を一番のターゲットに置くのは、保管言う点でアジアの中で一番安全であり、インフラ整備がある意味では先行していると見ているからであると思う。ITでは日本は勝つ。それが僕の実感だ。ただし、それを達成するには子供たちの教育環境の整備が第一条件だ。



2001.5.7.

人間というものは不思議な生き物である。相手より優位に立っていると見るや相手を見下す。その反対に尊敬に値すると解ると媚を売る。自分の内面は、自分だけにしか解らない。自分への嘘は、自分が一番良くわかる。肩肘張らないで自然体で生きたい。相田みつお



2001.5.6.

連休中に温泉に行かれた人が多いと思う。至るところで第三セクターと称し温泉センターが建設された。気軽に入れるのもよろしいが、財政破綻で潰れるところも出てきている。民間でやれば、夜逃げになるが、官庁主導だと税金で補填する。日本は本当に不思議な国だ。温泉効能分類表



2001.5.5.

今日は5月5日である。男児たるもの雄々しくいたいものである。足柄山の金太郎も褌姿であるが、祭りの時の褌姿は凛々しくも在る。本当に性根の座った男が少なくなった今、褌で気を締めては如何だろうか?褌と和物の雑学大全



2001.5.4.

次亜塩素酸ナトリウム

「選択」ではなく「洗濯」に使われる漂白剤は、ツーンと鼻につく。この匂いは塩素が蒸散したものである。ほとんどといっていいくらい「コンビニ」で扱われているカッティング野菜の洗浄やおにぎりのなどの殺菌剤として希釈溶液が使われている。試してみれば解ることなので、試してみるといい。普通、常温で放置すると菌が増殖する。しかし、次亜塩素酸ナトリウムが使われたものは菌の増殖が見られない。はなはだしいのは、何時間たっても菌が0なんていうものもある。製造工程の各種の食品加工機械やロボットの洗浄にも使われている。この物質の特徴は、最終食品に残らないということで、加工助剤としてみなされ、使用表示義務はない。ただし、放置したものの匂いをかげば「ツーン」とするので一目瞭然だ。マウスの毒性試験において体重1kgあたり12mg食べさせると半数が死に至る。ヒトの致死量は、わずか茶さじ一杯である。あなたの子供や孫に食べさせ「選択し」ますか?



2001.5.3.

性行為によるC型肝炎感染の証拠は不足している。どんな病気でもそうであるが、流行するとその症例に対する裏付けを多くとるようになる。多くとればとるほどその確率から因果関係等について信憑性が高くなる。当初、HIVもそうであったように血液製剤で感染することは稀であるとされた。司法の判断と国民意識には多くの隔たりがあることは、薬害エイズ裁判をみても明らかである。時代にそぐわないのであれば、立法府で法制化をきちんとすることが大切である。医者も人間である以上、上手く治療が施せるようになるまでには時間がかかることは解る。しかし、勉強不足から抗癌剤の投与量を間違えられたのでは、患者のほうは堪らない。セカンドオピニオン制度の推進や医療チームを組むことで患者に対し最良な診療を施す環境ができあがる。チェックを幾重にもできるようなシステムを確立することが医療災害を防ぐ得策だ。



2001.5.2.

新幹線もさほど混んでいる感はなかった。連休は、やはり車での移動の方が多いようである。毎年のことであるが、この時期、交通事故が多発する。交通ルールを守ってこれもまた自己防衛に努めたい。交通事故総合分析センター



2001.5.1.

下表をごらんの通り?がついているのはG型肝炎だけである。G型肝炎ウイルス(HGV)は、血液によって感染することはわかっているが、全貌は解明されていない。C型肝炎も嘗ては非A非B(NANB)肝炎と呼ばれていて原因不明と片付けられていた。肝臓病学は、ウイルスとの戦いと言っても過言ではない。

肝炎ウイルスの特徴
 
因子 A型肝炎
ウイルス
B型肝炎
ウイルス
C型肝炎
ウイルス
D型肝炎
ウイルス
E型肝炎
ウイルス
G型肝炎
ウイルス
核酸 RNA DNA RNA * RNA RNA
血清学的診断 抗HA-IgM HBs抗原 抗HCV 抗HDV 抗HEV
主な感染経路 糞便-経口 血液 血液
流行性 あり なし なし なし あり
慢性型 なし あり あり あり なし あり
肝癌 なし あり あり あり なし

*不完全RNA,複製にはB型肝炎ウイルスの存在が必要
HBs抗原=B型肝炎表面抗原 ; −=できない ; ?=不明



2001.4.30.

旬のうまいものを食いたいというのは、僕ばかりではない。倅は、学校帰りにタラノ芽をつんだり、野草を取ったりして女将さんに天麩羅などを揚げてもらい美味いよと僕に差し出す。「調子が良い」のは誰に似たのか解らない。勉強しないで野山を思う存分キャンバスにしている。僕は「語学だけは、最低3カ国語くらい話せるようになれよ」「あと、中途半端に遊ぶなよ」と言っている。女将さんは、「まったく」と言うばかりでもう呆れている。良いものを食っていればニセモノはわかる。また、良いヒトと付き合えば偽者は自然とわかるものである。現場で肌で体験することが大切だ。彩食倶楽部



2001.4.29.

今年のゴールデンウィークに海外に出掛ける人は多い。いろいろな国に行くと風土やたべものが違う。あまりナーバスになる必要もないが、いろいろな危険性を孕んでいることを理解して行かれると良い。ハワイだって寄生虫はいるし、アジアは無論いる。国家もそうであるが転ばぬ先の杖は必要である。勉強や予防接種をしていくのも自己防衛のひとつである。浮かれすぎる旅は危険である。アジア寄生虫学者連盟



2001.4.28.

いよいよゴールデンウイークの到来である。しかし、僕は何処にも出掛けない。21世紀には、休日と休暇の違いのわかる日本人が多くなると思うが、まだまだ3ヶ月バケーションでBaliにいるという欧米人の感覚は理解できないと思う。
通信インフラが整備されれば、リゾート地の方がかえって便利になる可能性は大きい。電子会議や決済がネット上でできれば基本的に何処にいても仕事はできる。10年以上前になるが、NTTドコモのアンテナの整備は、まず首都圏、そして軽井沢に向かう高速道路沿線から整備が始まったことを目の前で実感している。他国に遅れることなく将来に向けてのIT化を積極的に推進する必要がある。少なくとも、学生のインターネット使用料金は、どんなに使っても¥1,000/月程度にしてあげることが、道具としてPCを使える環境にする第一の得策であると思う。そうは思いませんか?



2001.4.27.

今日は、ソクラテスが獄中で自殺をした日である。最近、自殺の増大が社会問題になっているが、先日、C型肝炎の治療薬であるインターフェロンを投与して鬱状態になり自殺を考えたことがあると友人のひとりが言っていたのを思い出す。事業に失敗して自殺をしたヒトの中にも、C型肝炎の治療をしていたヒトもいるのではないかなと思ったりもする。僕のようにノー天気で生きているものは、「南の島へ行ってしまえばいいや」なんて思ったりするので、ある意味では回避(逃避)できると思うが、多くの場合、プライドや世間体を気にして覚悟と称して「かっこ良さ」を求めて?自らの命を絶つことを選択する。そんなことは実にくだらない。「生きる」ことは、かっこいいことばかりではない。むしろ、汚いことの方が多い。ヒトは玄関ばかりでは生きていけない。時にはトイレにも駆け込むことだってある。疲れたときは休む。そうした方がどんなに良いか!
南の島で可愛い娘と一緒に泳いだり、この年になって明日を語りあいたいと思うのは不謹慎なことだろうか?ソクラテスの弁明



2001.4.26.

情報共有により患者の自己決定を支援し、患者を中心としたチーム医療にとり組む中で、医者のコミュニケーション能力は高まる。ネットカルテと称してカルテやレセプトを開示する病院が増えてきた。閲覧ソフト(ブラウザー)にIDとパスワードを入力すれば、いつでも自分の病状や治療内容を自宅などのパソコン画面で見ることができるものである。この方法は、医者にとってプレッシャーにもなるが、有能な医者にとっては良い傾向なのだ。勉強しない医者は、社会から置いてきぼりを食い、医者本来の信用の基盤(能力)を見透かされる。また、患者側から見ても医療の質の向上にもつながるし実に良い傾向である。どんな業でも研鑚ないところに成功などありえない。ネットカルテを推進する姫野病院



2001.4.25.

よく健康食品で「私はこれを飲んで癌が治った」と広告しているものを見かける。中には、優れているものもあるのは事実である。僕の経験では、併用して初めて改善されるものと理解している。しかし、「癌が治る」というのは、チト言い過ぎである。また、量をいっぱい飲めば良いっていうものでもない。得てして、「何錠飲めば良い」と指導するが、はじめから多く言ったり、調子が悪くなると「好転反応」と一方的にいうのはもう対象外。会社の応対を見れば良いか悪いかすぐわかる。本当に良いものは言わなくとも自然に普及するものである。
抗癌剤は、そうはいかない。判断が実に難しい。そして、治療に失敗すれば、即、死が待っている。また、抗癌剤治療は、その性質上、患者により大きな差がある。現在、治療ガイドラインが、日本の学会でまとめられているが、個人差と個体差(癌の発症部位)の観察と治療をしながらの調整が必要になる。ガイドラインにそれらの標準適量が示せれば良いが、オンコロジストの数が40人そこそこではかなり難しい。また、出すにしては治検データや論文も少なすぎる。健康食品のように「この抗癌剤で私は癌を克服した」というヒトが多くでることを望むが、それにしても職人的な医者が必要なことは言うまでもない。



2001.4.24.

肝臓癌の治療法は、肝臓癌の項で述べたのでここでは割愛するが、原発性肝臓癌が他に転移している場合、手術はせずに抗癌剤を用い治療する。日本では、オンコロジスト(腫瘍内科専門医)は少ないが、現在、治療において、ドキソルピシン、エトポシド、イリノテカン、5FU、マイトマイシンなどの抗癌剤が調整されて使われる。また、胆道癌では、5FU、マイトマイシン、シスプラチン、ジェムシタビン、イリノテカンなどが選択され治療に使われる。

長命になればなるほど癌になる確率は多くなり、こういった抗癌剤治療が必要になる。体が大きいからといって使用量を多くしなければならないわけでなく、そういう意味では、検査データを基に的確でしかも気遣いの行き届いた処置ができる医者がこれから益々必要になる。

医者の立場から見れば、今までのように腰だめでできた治療の域を脱するにはかなりの労力と努力が必要である。



2001.4.23.

埋骨何期墳墓地 人間到處有青山  自分が思っている通りに人生をおくれたヒトはいない。だから面白くもある。



2001.4.22.

ソルボリシス工法という石炭を液化する方法がある。SRC-U工法と並び昭和55年頃から石油代替エネルギーの1つとして、なおかつ我が国の1次エネルギー供給の中で大きな役割を担うであろうことを予測して研究が推進されている。当時、その貯蔵タンクの基礎工事を請負えとある人物からTガスのTOPを紹介されたことがあった。今の景気が低迷しているのは、あまり多くの人は語らないが、原油の高騰がその要因でもある。何れにしても石油に代わるエネルギーの研究は21世紀における最大課題のひとつである。



2001.4.21.

肝臓嚢胞とはイヤなものである。本日は、早く就寝することにする。



2001.4.20.

割礼という言葉が存在するが、日本では習慣や儀式としては存在していない。日本人は、包茎が多い。言うまでもなく、陰茎癌の原因となりうる。息子がいたらこの辺に対して配慮するのも父親の役目。体格差もあるが、8歳くらいになると「おちんちんが痒い」と亀頭包皮炎の症状を訴える。僕も嘗て、メンソレータムを塗ったことがあった。包皮炎ぐらいであればいいが嵌頓(かんとん)包茎にでもなったら大変だ。親の子であるから僕の倅は大丈夫か、それとも・・・指導はしなければと背中を流してもらってフト思った次第である。包茎について



2001.4.19.

良い先生や良い療法がテレビで紹介されると、相手の状況やキャパシティを考えず問い合わせをして、「診てくれ」と凄む。挙げ句の果てに「全員診ることが出来ない」と告げられると、今度は「人道に反する」と批判に廻る。多くのヒトは身勝手である。医者も人間である以上、全員は診られない。今度は、「良い薬が出来た」と報道されると「入手は?」「どこで治療を受けられるのか?」と問い合わせする。「教えられない」と告げられるとこちらも「人道に反する」と批判する。丁寧にいろいろなところにアンテナを張っていれば入手方法や治療出来る病院の情報は、他のメディアでもう紹介されていたりする。
僕もそうであるが、「自分中心」のヒトが多い。癌患者の場合、病気が病気だけに「人生の羅針盤」まで狂わされてしまうのか、はたまた「本性」なのか、追いつめられたときにそのヒトの本当の強さがわかる。三浦捷一先生新山義昭さんを見習いたいものである。



2001.4.18.

癌という病気は厄介である。一般的に「癌は不治の病である」ということから会社の社長などが、その病気にかかると箝口令を敷く。それは、先ず第一に金融機関対策である。中小企業の場合、有利子負債を持たない企業は少ない。そのため、社長の裁量が大きな鍵となる。後継者が育っていればいいが、そうでない場合、資金繰りが逼迫する。金融機関は、そのことを知ると当然のことながら「保身」に入る。それを治すお医者さんの場合も同様で、資金繰りに苦労されている医院も多いと聞く。「企業のIT化」が叫ばれる中、それらを推進出来るかどうかが生き残る鍵であることは間違いない。政治家は、それらを公約するが契約はしない。言い放しでは駄目である。中小企業のIT化



2001.4.17.

僕の義理の弟は、ある大学病院の脳外にいますが、彼から脳腫瘍は他の部位に転移することは少なく、逆に、肺ガンや乳癌の転移で脳腫瘍になるケースがあると聞きました。脳腫瘍は、良性であっても放っておくと意識障害などの原因になります。年をとると惚けるということがありますが、痛みの軽減という意味からすると神様は、僕たちをうまく創造されたのかも知れません。脳腫瘍



2001.4.16.

自分は自分の既往歴については覚えていなくとも、自分の身体は、ちゃんと認識している。ウイルス感染や細菌感染が多ければ多いほど、身体は酷使され、悪い病気になる確立は高くなる。「食中毒に注意しよう」と毎年いわれているが、日本の何処かで毎年発症している。昨年は、天下の雪印が大きな過失事故を起こしたが、二度と起きないようにお互い注意したいものである。イセ食品という卵の出荷シェアの日本一の企業がある。卵はその性質上、サルモネラ菌に侵されることが多い。同社は、独自の衛生管理体制を敷き流通させている。安全な環境は誰もが望むものである。かからないように努力することは実に重要だ。肝臓癌の再発を抑制する非環式レチノイドにもこういった要素はあり、早く試せるようにする価値はある。たまご博物館



2001.4.15.

価値観の大きな変動が起こっている。大きなうねりが日本にも起こっている。知ってしまったヒトは、もう後戻りできない。しかしその全体像は、まだ皆が実感できない。機械の組み合わせにより新たなものを創出した500年前と酷似している。政治と科学は、その時評価されなくとも、後世に評価されるものである。目先だけを心配している政治家や科学者だけでは、変革は訪れない。今日は、レオナルド・ダ・ビンチの生まれた日である。



2001.4.14.

8,602。3,469億1千6百万円。昭和48年11月20日。2兆466億4千万円。答えはセブンイレブンである。個々のインセンティブな部分には決して立ち入ろうとしない。儲けるこつはここにあるのかも知れない。



2001.4.13

ミクロであるが中身は茫々として奥深い医療を実現するには、トンボのような複眼を持った医者が必要ではないか?トンボは昼行性であるが、癌細胞は夜行性である。トンボは肉食性で蚊や蝿のような小型の昆虫を主食とするので益虫とされる。癌細胞はヒトの天敵である。トンボは種による極端な形態変異も見られない。癌細胞は、種々により性質が異なる。そう言う意味では手探りの治療データが必要だ。何れにしても寝る子は育つの癌細胞をやっつけるにはクロノテラピーが出来る環境が必要だ。



2001.4.12

よくヒトは平等だという。僕の友人の一人に膠原病ににかかっている非常に気のいい男がいる.最近、僕も会えないが北海道のA市にある総合病院に入院している。病魔に冒されてからもう15年以上になる。バージャー(ビュルガー)病である。最近はいろいろな合併症が併発していると聞く。さぞかし辛いだろうと思う。自分の一生を病魔と闘わずして黄泉字にたてるヒトは幸せである。彼曰く「病気になってみて始めて人の心がわかるよ。そう言う意味では、人の心がわかるようになれただけ幸せだよ」良い奴は受け止め方が違う。ヒトの幸せは、心の中にあるものとつくづく思い、瞼にあついものを感じた。



2001.4.11.

橋本龍太郎元首相、森派の小泉純一郎会長、亀井静香政調会長の3氏に加え、麻生太郎経済財政担当相が自民党総裁選に出馬する方向になった。日本の将来を決める大事な総裁選になることを実感しているヒトはどれだけいるだろう。日本は、いろいろな部分で閉塞している。必至でやっても結果が出せない時は、目指しているものが根本から違っている場合が多い。事業の場合は、転換を図れば立ち直ることは可能な場合もある。政策がコロコロ変わっていたのでは、政治の成果は期待できない。そう言う意味では、公選の必要性を感じる。世界の標準治療薬くらいすぐ認可出来るくらいの度量のある首相がいても良いのではないか。



2001.4.10.

セーフガードが発令されたが、農業経営学の大家、横井時敬(ヨコイ・トキヨシ)氏が「農学栄えて農業滅ぶ」といってから約1世紀を経過するが、残念ながら、農業経営学という見地では新技術が現実の農業の発展に貢献していない。



2001.4.9.

野菜や果物などの長時間加熱
野菜や果物などの天然食品を長時間加熱することにより抗ガン作用、抗ウイルス作用、抗菌作用をもつ物質DHCP(4,5-ジヒドロキシ2-シクロペンテン-1-オン)が生成されることがわかった。キャベツは、火を通すとビタミンC、ビタミンUは壊れるが、アリルサルファイド(滋養強壮作用)、アミノ酸、フラボン系統(痙攣を鎮める鎮痙作用がある)等の成分が出て、血管を強くし血行をよくする作用がある。



2001.4.8.

今日はお釈迦様の誕生した日。学術名をHydrangea serrata var. thunbergiiといい、ゆきのした科 (Saxifragaceae)に属するあまちゃを飲むお祭りがいろいろなお寺で催される。花はガクアジサイに酷似し多少小柄である。あまちゃは葉および枝先を用いる。江戸中期からこれを煎じて4月8日の潅仏会に甘茶湯として使われるようになった。発酵させてから手揉みすると、葉内に含まれる酵素によって加水分解が起こり、Phyllodulcinが出来る。Phyllodulcinはイソクマリン系化合物であり、甘さはショ糖の約1000倍。甘味料,矯味薬、口腔清涼剤として重宝された。現在は、葉に含まれる成分がアトピーや便秘、血圧抑制、ダイエット等に効果があるといわれ、漢方薬や健康飲料としての方が需要があるようである。  甘茶



2001.4.7.

今日は公立高校の入学式があったようである。いたるところに真新しい制服を着た学生を見かけた。父兄も引率でいる。僕らがその年頃には、親と一緒に行動することはイヤであった。僕の場合、小学校の卒業式まで親が参列したのを覚えている。あとは独り、僕も子供にはそうしたいが、遅くに子供が授かったせいか女房殿はそうはいかないと思う。野人が少なくなった近年政治でも皆お利口さんがはびこる。独立独歩の教育これも必要ではないか?



2001.4.6.

4月4日に膵臓癌の世界標準治療薬の一つであるジェムザール(塩酸ゲムシタビン)が保険適用薬として厚生労働省より認可された。実に嬉しいことである。と同時に抗癌剤の治療の出来る専門医の必要性も感じる。毎日新聞が日本の学会でまとめられている抗癌剤の治療ガイドライン案を報じた。最近では、患者の個人差の「観察」と治療の「調整」は論文で報告されるようにまでなったそうであるが、茶の世界ではないが匙加減がこれからは重要だ。各々の患者によって処方が違う。当然である。体が大きいから2000mg投与、大人だから3000mg投与などという雑な対応ではなく患者にあった抗癌剤治療が出来る医者の育成も必要とつくづく感じる。



2001.4.5.

川田龍平さんも非加熱製剤でC型肝炎に感染していることを今日のニュースジャパンで知った。多くの非加熱製剤によHIV感染者は、C型肝炎にも感染していると言う。知らない内に感染させられ、自覚症状もないまま病気が進む。どうも最近疲れるからと行って病院を訪れると肝硬変になっていると言われる。肝硬変が進んでからではもうとる手だては進行しないように自分自身気をつけるしかない。本人の倦怠感はもとより、廻りからの「キャリア」に対する理解は薄く、精力的に動けないため「怠け者」とレッテルを貼られたのでは怒りをどこにぶつけて良いかわからない・・・こういう現実がたくさんある。どんな事業を完遂させるのも健康が存在しない限り本当のパワーは発揮できない。



2001.4.4.

昨晩、十数年来の友人が亡くなった。死因は、間質性肺炎。もともと血友病だった彼は非加熱製剤を輸血されていた。HIVにこそ感染していなかったが、ご多分に漏れずC型肝炎には感染していた。あらゆる病気を一人でしょっていたようなヒトであった。若い頃は、元気がよく横道にそれ極道を張っていたこともあった彼であるが、実に人間味溢れる頭の切れるヒトであった。その彼が、急に逝ってしまった。実に悲しいことである。やはり、日本は、根本のところで何かが違う。アメリカでは、非加熱製剤によるHIVの感染者の5倍に昇るヒトがC型肝炎に感染している。その多くはやがて肝臓癌との闘いを強いられる。アメリカ政府は、それらに対し全国家的レベルで対応している。HIV問題で非加熱製剤問題が問われる中、危機感を持たない方がどうかしている。いろいろな方法はあると思うが、少なくとも前癌状態で病気をとめることができる非環式レチノイドなどの世界標準薬をいち早く認可をして「いのちの選択」が出来る権利を与えることである。これを実感できない為政者はチト寂し過ぎる。



2001.4.3.

風邪が流行っているようである。インフルエンザはたいへん怖い。ましてやからだが弱っている人はなおさらだ。この間まで元気でいた人が急に肺炎になり黄泉字へと旅立ってしまう。ヒトの一生は自分には計り知れないが、全うするまでは死ぬわけにいかない。僕の場合は、「馬鹿ほど長生きする」の部類である。インフルエンザ



2001.4.2.

ヒトの一生というものは何があるかわからない。何かがあるから楽しくもあり悲しくもある。神様は、良い人生設計をしてくれる。僕が生まれた頃、この街で自家用車を持っていた家は少なかった。飲んべえの祖父が料理屋から帰ってくると車から祖母がだましだまし降ろしたものだ。それを見てグタグタになるほど飲まなくともと思ったりもしたが、僕も大学に通っている頃は同じようなことをしていた。何とも皮肉なものである。あれほど飲んだ祖父は、当時にしては85歳と長命だった。生命力がある人は、よく食う。僕も大食いの方であるが、最近は些か食が細くなったような気がする。あれほど元気な人だったのに・・・だいたい若い頃大酒を飲んで暴れていたようなヒトは、ある年齢が過ぎると皆逝ってしまう。でかい声だけ張り上げている馬鹿だけが残るのでは本当の意味で元気な日本が復活できない。チト、ことばが過ぎるか今日は・・・



2001.4.1.

今日はエイプリルフール。元気なときは、健康の有り難さがわからないものである。ヒトにとって何が必要か苦しいときにこそはっきりするものである。いい時期だから自分にとって何が大切か問うてみてはいかがだろうか?もし疲れていたらお読みください。http://webmagazine.gentosha.co.jp/backnumber/20000901/shortstory/shortstory.html




2001.3.31.

今日はちょっと疲れたかな・・・ファイト一発!・・・・・   治療薬タウリンの現状



2001.3.30.

春は引っ越しシーズンである。運送会社もずいぶん営業形態が変わってきた。総花的にはいえないが、インターネット社会において一番儲けたのは、モノを運ぶ仕事をしている人達であるかも知れない。華僑社会では名の売れている僕の友人の一人が曰く「インターネット販売は儲からない。儲かったのは、代金代理回収をした運送会社だよ。秀さん」そう言えば、カード犯罪のことを思うと着払いの方が安心していられる。これからは益々、モノを運ぶ仕事が増える。工夫次第では、こちらの方がビッグマーケットになる。



2001.3.29.

鮮度保持の現状

生鮮食品、特に野菜や果物は、「追熟」という名の収穫したときから始まる宿命を背負っている。この「追熟」は、やがて、「腐敗」へと進み商品価値は消滅する。
青果物の鮮度保持資材は、昭和50年代、活性炭を利用した「鮮度保持パック」の効果が、不安定性や作業性等の課題を克服することができなかったため、それ以後、「予冷(冷蔵庫)」を中心に展開しているのが現状である。
また、その目的別に、
@ 保冷−断熱段ボール、発泡スチロール、蓄冷材
A 防曇−防曇フィルム練り込み型、塗布剤
B 水分蒸散防止−ポリプロピレン(OPP)主流、他ポリエチレン系のストレッチフィルム
C 簡易CA効果−CA(コントロール・アトモスフィア)条件又は、最適保存条件
D 追熟防止−フィルム(3〜5%程度の多孔質の鉱物を含んだものでは、エチレンを吸収する能力に関しては期待できない)、鮮度保持剤(エチレン吸着については活性炭による吸着と、吸着したエチレンを分解する化合物が入っている)長期保存目的
E短期腐敗−(イチゴ、サクランボ、トロケの発生−茸類)等がある。



2001.3.28.

HIV訴訟の阿部被告に対する無罪判決が出た。司法の厳正な判断に対してとやかく言うつもりはないが、その当時のHIV認識と現在のC型肝炎ウイルスの肝臓癌発症の認識が同じようでないことを祈っている。「必ずしも癌に移行するとは限らない」非常に曖昧なことばである。「貴方はC型肝炎から肝臓癌になりました」と告知されたらどうであろう。そうでなくともC型肝炎イコール死を意識するヒトもいることは事実である。いくら20年から30年後といえども医療ミスから癌が発症したのではたまらないし、悔やんでも悔やみきれない。一度きりの人生を不可抗力で台無しにされただけでは到底怒りはおさまらないと今日の判決をそう受け止めたのは僕だけであろうか?




2001.3.27.

大分暖かくなってきたが、懐の方は一向に暖かくならない。デフレ社会になるとモノが売れない。バーチャルで売れたような錯覚に陥っているヒトが多い中、凄く売っている一団がある。彼等のマーケティングは素晴らしい。明日は、教えを請いに行く。参考になってくれると良いのであるが、僕にももう春が訪れても良いのであるが・・・体のことを心配しながらはチト辛いものがある。




2001.3.26.

癌になっても活き活きしているヒトがいる。たいていは意気消沈するものである。高僧でさえ告知をされた途端泣きわめくヒトさえいるという。ヒトとはわからないものだ。僕の場合、自分が病気にかかるより家族が病気にかかる方が落胆は大きいと思う。親父殿の癌告知を主治医からされたときは、本当にがっくりきた。空は晴れていたはずなのに何時も曇っているような天気にしか感じなかった。ある時病院の庭で猫の糞を踏んだまま親父殿の病室に入っていった。親父殿曰く「オマエ、こんなに臭いのがわからないのか?」一点をみていると他は感じなくなるものである。



2001.3.25.

政治は、国民のためにあるもの。国民不在では何もならない。「今出たら出番がなくなるから様子をうかがう」期をみなければ日本の金利政策のようになってしまう。誰が良いではなく、「この人が今の日本には必要だ」である。若返りも維新の頃のように必要なのかも知れない。少なくともキレル男を選ばなくては!


2001.3.24.

日本は、高度成長期より超消費社会であるが、ものを大切にするという思想はどうも薄れているようだ。商品寿命と称してテレビなどもまだ使えるのに捨ててしまう。PCもそうである。関税の問題などいろいろ問題はあるが、低開発国に持っていってあげたらまだまだ喜ばれる。良い手だてはないものだろうか?



2001.3.23.

どうも調子が良くない。膨満感がある。ずっと良い調子であったのに。思考することが辛い。今日も一行でこの日記が終わりそうである。


2001.3.22.

2〜3日前からみぞおちより右からミゾオチの高さの右背骨かけて何ともイヤな重痛を感じ今朝はまともに起きられなかった。この不快感は何なのだろう。怠さもある。イヤになってしまう。どうしてもHPの作成に身が入らない。友達はいう。「ちょっとナーバスになりすぎているよ」「肝臓疾患を経験したことのないヒトはたぶんみんなそう思うだろう、調子が悪いと思考するのもイヤになるのである。そう言う意味では、PCは大敵である。




2001.3.21.

苦痛  富士山 疲れたときとっても癒される。日本人の心なのかも知れない。



2001.3.20.

倅に三蔵法師のことを聞かれた。ルビ付きで答えた。倅曰く、「読み仮名ふってくれたん。読める漢字は大分あったのにご苦労様」何時までも僕の中では小学1年生である。

三蔵法師(さんぞうほうし)・玄奘(げんしょう)
602〜664 中国(ちゅうごく)、唐代(とうだい)の僧侶(そうりょ)。
長安(ちょうあん)より)西域(せいいきをへてインドに至(いた)り、多(おお)くの仏典(ぶってん)を持(も)ちかえった。
小説(しょうせつ)「西遊記(さいゆうき)」に登場(とうじょう)する三蔵法師(さんぞうほうし)のモデルとしても知(し)られる。
この三蔵法師(さんぞうほうし)とは、本来(ほんらい)は三蔵(さんぞう)経蔵(きょうぞう)・律蔵(りつぞう)・論蔵(ろんぞう)を中国(ちゅうごく)につたえ翻訳(ほんやく)した僧(そう)一般(いっぱん)を指(さ)したが、のちに、その中(なか)でもっとも功績(こうせき)のあったとされる玄奘(げんしょう)の代名詞(だいめいし)のごとくなったものである。

13歳(さい)のときに出家(しゅっけ)して洛陽(らくよう)の浄土寺(じょうどじ)にはいり、隋(ずい)・唐(とう)交代時期(こうたいじき)の混乱(こんらん)の中(なか)、長安(ちょうあん)、ついで四川(しせん)へうつり、唐(とう)の支配(しはい)が安定(あんてい)した623年にふたたび長安(ちょうあん)へもどった。
この間(かん)、各地(かくち)の高僧(こうそう)に師事(しじ)したが、なお判然(はんぜん)としない事柄(ことがら)をきわめるために、仏教発祥(ぶっきょうはっしょう)の地(ち)インドへおもむくことを決意(けつい)した。
当時(とうじ)、唐(とう)は国外(こくがい)への旅(たび)を禁止(きんし)していたが、629年ひそかに長安(ちょうあん)を出発(しゅっぱつ)、長(なが)い旅(たび)のすえインドのマガダ国(こく)ナーランダ寺院(じいん)に入(はい)る。
以後(いご)インド各地(かくち)をめぐって修養(しゅうよう)を重(かさ)ね、当時(とうじ)北(きた)インドを支配(しはい)していたハルシャ・バルダナ王(おう)の厚(あつ)いもてなしをうけた。その間(かん)あつめた仏典(ぶってん)を手(て)に645年、長安(ちょうあん)にかえり着(つ)いた。
帰国後(きこくご)は太宗(たいそう)の大歓迎(だいかんげい)をうけ、以後(いご)は、持(も)ちかえった仏典(ぶってん)の翻訳(ほんやく)に専念(せんねん)した。
弟子(でし)に編述(へんじゅつ)させた旅行記(りょこうき)「大唐西域記(だいとうさいいきき)」12巻(かん)は、当時(とうじ)の西域(さいいき)、インドの様子(ようす)をつたえる貴重(きちょう)な史料(しりょう)となっている。



2001.3.19.

我が家は曹洞宗である。波羅蜜多、明日は春彼岸の中日である。ご先祖様にご挨拶に行って来る。なんと報告して良いかわからないが、家族を連れ立って墓参りにいくつもりだ。つもりだなどというと親父殿におこられるかも知れない。「今、日本はたいへんなことになっているよ」そう語りかけたら答えてくれるだろうか?此岸と彼岸



2001.3.18.

昨日ヒアルロン酸を理解することができるサイトに「今日のいちおし」からリンクを張ったが、肝臓の調子が悪くなると肌の艶も良くないし、かさかさ状態になるようである。生え際など(薄くなってしまった人は実感できないが)特にカサカサになってしまう。とにかく、ゆっくり休んで(そう言いながらパソコンで夜更かしするが)、特に食事の後には、1時間ほど横になれればなった方がいい。肝臓の疾患は、長きにわたりおつきあいしなければならないので飾ってみたところでしょうがない。今日は、このくらいで寝ることにする。 ヒアルロン酸再び




2001.3.17.

血(オケツ)という東洋医学的な概念があるが、東洋医学の叡智という点で認識しておく必要がある。腹診により肺からの血液循環、肝臓までの門脈血の状態を診て、痛みがあればお血の症状があるということだ。婦人科の病気である子宮筋腫などもこのお血が原因といわれている。最近では、更年期障害の低年齢化や男子の更年期障害など昔では考えられない症状を持った人がいる。ヒアルロン酸というヒトの体内で不可欠なのムコ多糖の一種の物質がある。そのムコ多糖の欠乏により何らかの異常をきたす。ヨシコさんこと高木嘉子先生は、漢方処方のオーソリティーで何人もの婦人科でお悩みの女性を救っている。彼女曰く「血液検査データだけを気にして、数値が上がったり下がったりするのをただ喜んでいるより、血液の流れが良くなれば肝臓の調子も良くなる」とのことである。当帰芍薬散、桂枝茯苓丸、桃核承気湯、加味逍遙散など彼女の薦める漢方生薬はまだある。



2001.3.16.

生姜の味噌漬け
健康情報にも嘗て効能については記載したが、今日は、味噌漬けについて簡単に記したいと思う。先ず、有機農法で作られた生姜を用意し、綺麗に水洗いをする。そして布巾で水気をとり5mm位の間隔で輪切りにし、天日で乾燥させる。(約1日)。ポリウレタン製でできた容器に味噌を敷き詰める(約2cm)。その上に乾燥した生姜を綺麗に並べ置く。その上にまた味噌を敷き込みその上をポリウレタン製のラップで空気の入らないように覆う。(味噌とラップがくっついた状態)。そこまでできたら、後は2〜3日程度冷蔵庫の中においておけば「生姜の味噌漬け」の出来上がりである。生姜本来の殺菌作用や解毒作用に大豆が持っているイソフラボン等の抗酸化作用により疲労回復にはもってこいの食材である。お茶うけにも最高である。ただし、漬け込んだものは1週間以内にめしあがれ。 生姜湿布  野菜の切り方の名称と説明



2001.3.15.

後の祭り 親父殿をふと思い出した。癌の告知は敢えて親父殿にしなかった。主治医から余命・・・といわれたからである。しかし、彼はそれから4年7ヶ月生きながらえた。生活態度は、倅の僕がいうのも何だが前にくそがつくほど真面目であった。冗談は一切通じない。その彼が長らえたのも彼自身の品行にもあったと思うが、良き医者や薬また民間療法との出逢いでもあったと思う。現在、三浦先生が、非環式レチノイドの使用許可の運動をなされているが、もっと早くこの薬の良さを認識していればと思いつつ、自分の感性のなさと親父殿にその存在を知りながら試してやれなかったことを申し訳なく思っている。今、「ああやっておけば良かった」と思うことは山ほどある。患者はもとより家族も延命してほしいことには変わらない筈である。僕も親父殿にもっと長く生きて欲しかった。癌という病気を馬鹿にしないで真摯に闘う姿勢を示せば必ず救いがある。自分の体の状態を認識し、GOTが下がったなどと喜んでばかりいないで(数字だけで判断してはいけない。肝臓の病はそんなに甘くない)根本から自分改造に心がけることだ。なぜなら、超慢性病を克服するには、商売の鉄則ではないが何でも「あ(飽)きない」で続けることなのだ。非環式レチノイドも早く保険薬として認可されて欲しいものである。後の祭りになってしまっては何もならない。
鉄摂取制限で肝機能改善
肝臓に良いといったらとにかくやって見ることだ。
鉄の少ない食品 米、餅、おから、たい、たら、いか、ホタテ貝、カニ、たこ、カレイ、鮭、白味、ヨーグルト、チーズ、バター、アイス・クリーム、キャベツ、レタス、キュウリ、タマネギ、トマト、大根、カボチャ、人参、トウモロコシ、唐辛子、タケノコ、りんご、オレンジ、バナナ、桃、レモン、柿、西洋なし、ワカメ、しいたけ、しめじ
鉄の多い食品 ソバ、白パン、大豆、豆腐、納豆、牡蛎、どじょう、わかさぎ、いわし、まぐろ、かつお、さば、たらこ、レバー、黄身、ほうれんそう、パセリ、ひじき



2001.3.14.

誰でも事業をやっていれば何度となく苦難を体験していることだろう。今回の日本における不況は、たいへん深刻である。心配事、不安、思い煩いは皆ないと云えば嘘になる。「その内また量り売りの時代が来るかも知れないね」ぽつりと老齢のお袋殿が呟いた。大量生産、大量消費、ものに対するありがたみもなくなっていることも事実である。しかし、コンピューターの世界では、技術も機器も日進月歩だ。ハードウエアの部分にシリカゲルが使われている。シリカゲルを使った環境下では、ハードウエアの寿命は3年が限度であるとある化学薬品メーカーの部長から聞いたことを思い出した。今更、昭和の初期には戻れない。文明は、ある意味では、幸せでありまた不幸せである。  ピリピ人への手紙



2001.3.13.

日光のニホンザルと屋久島のニホンザルの気性は違う。後者は、共生を旨とし、前者は、生存競争むき出しである。ボス猿の群に対する対応も違う。前者は、威嚇をし、弱者を痛めつけ服従させる。後者は、弱いものにも平等に餌を与える。群のメスの長老がそれを仕切リボスはそれに従うのだ。日本は最近暴動が起こっていない。団塊の世代が学生運動で暴れてからは、暴動らしい暴動がない。本当の不景気に突入するのはこれからだ。平穏な田舎にもボス猿達が表れ、片っ端、荒らされないだろうか?今日接見したM氏がが云っていた。「株価下落、たいへんなことになったよ。これから益々治安が悪くなる。コンビニは、悪の格好の的になるだろうな」強面の彼が云うとやけに説得力がある。



2001.3.12.

ノアの3人の息子のセム、ハム、ヤペテは、それぞれ「黄色人=有色人(セム)」「黒人(ハム)」「白人(ヤペテ)」の祖先となった。アブラハム、ダビデ、ソロモン、イザヤ、更に、イエス・キリストを含む全てのヘブライ人は、ノアの3人の息子の中の「セム」の子孫である。システィーナの天井画に何故飲んだくれのノアの爺さんが描かれているのか?歴史は紐解いてみると実に面白く、ときには脅威も感じる。



2001.3.11.

若者が世界を変える変革期の到来を感じる。昨日の常識は、今日の非常識になりかねない。しかし、変革があるからまた素晴らしい。変革があるから、ヒトは切磋琢磨する。しかし、その切磋琢磨する方向がヒトを見つめていなければ何もならない。日本には現在インキュベートする資産家や財閥が少ない。どうしてなのか?希望に輝いている瞳を持った青年はいるのに何故?失敗すると終わり・・・次がない。それで良いのだろうか?経験から得た知恵などと云うことは、次の事業の成功に必ずしも通ずるとは限らない。少なくとも20世紀より21世紀の方が変革の速度は増している。昨日流行っていたことが、今日は流行らない。また、10ヶ月前の資産の1/10になってしまったなんてことは昔では到底考えられない。IT化が加速度的に進めば、こういった数字も天文学的になる。切磋琢磨しているだけでは到底追いつかない。情報を集積しそれらの情報を処理する能力持つことが鍵になる。僕が生まれた頃には、自家用車を持っている世帯など地方ではよほどの資産家でない限り持っていなかった。今は、家族全員が1台ずつ持っている。また、僕が始めて、コンピューター(オフコン)を導入したときは、680万円くらいかかった記憶がある。それが、20年足らずで、それよりも何十倍の能力を持ったPCを20万円もだせば購入することができる。そして、家には現在5台のPCがある。3年後、いえ半年後はどうなっているのだろう。   大道



2001.3.10.

今日は、今シーズン始めてスキーに行った。倅にせがまれてのことである。午前中は、倅の許可を得てロッジでゆっくりしていた。そんな中、51.69%/36.94%のポスターを見つけた。51.69%とは、スノーボードの事故や怪我の経験ありの数字、36.94%は、その内スノーボードの怪我で病院へ行った数字・・・「スノーボードは雪山という自然の中で楽しむスポーツ、自分のリミットを越えたり、ナメてかかったときには、大きなミスを侵すことになるのです」  safety snouboarder  ふと、80%/20%、C型肝炎から肝臓癌になった数字、20%B型肝炎から肝臓癌になった数字・・・「癌という病は、医者の適切な治療のもとで治す病、自分の知識の過信や、担当医だけに任せきり(頼り過ぎた)にしたときには、大きなミスを侵すことになるのです」  safety person who got a cancer  つい、置き換えてしまった。午後1時から2時間ほどつきあったが、足下がふらふらしているのを実感した。人間何はなくとも健康一番である。



2001.3.9.

「モロヘイヤ」が健康野菜として注目されて久しい。しかし、数年前に茎と種子から強心作用の強い「ストロファンチジン」という物質が確認された。「ストロファンチジン」は、強心剤や不整脈の薬として使われているが、健康な人が使用すると、逆に不整脈になったり、場合によってはドウキや悪寒等の強い発作をおこし、危険な状態になることもある。モロヘイヤは、エジプト原産の緑黄色野菜で、クレオパトラの時代から神秘の野菜として好まれてきた。事実、故事などに、病に伏した王様がそのスープを飲んで元気になったとされ、以来「宮廷野菜」として珍重されたとある。しかし、クレオパトラの時代にも処方箋は必要であったはずであり、薬もむやみに飲むと毒になるのである。ビタミン、ミネラルの含有量が多いといえどもデリカシーを備えた農業者ばかりではないので茎が混ざっているパウダーでも出荷されたらたまらない。



2001.3.8.

インターネットは情報の宝庫

僕の名前 優 秀作 は、加山雄三さんのペンネーム弾厚作をもじったものであるが、本当は大学時代の成績からいって可山優三(可が山ほどあって優が三つ)が正しい名前なのかも知れない。何とか卒業できたが、入った業界が「KKDH」「経験と感と度胸とハッタリ」の業界であったから始末に悪い。
その道しか勉強しなかったのである。「酒とバラの日々」という有名な曲があるが、環境は「酒と馬鹿殿(との)日々」であった。
「英語が話せるのと話せないのでは住む世界が変わってしまう」旅行へ出掛けたときにも「KKDH」だから「大丈夫」と思っていたが、最近は、いささか浅学非才を恥じ入る毎日が続いている。女房殿もインターネットを始めたので情報を入手する方法がわかれば英語ができる分彼女の方が上に行く。インターネットは宝の宝庫だが、理解するまでの基礎学習を怠った僕としてはチト辛い。加山雄三



2001.3.7.


負の遺産と生活と経済行為

産業革命を契機として大量生産、大量消費、大量廃棄がまさに文明国の象徴であった。今日本において、ツギハギをして衣類を着ている子供達は、殆ど視られない。そんな中、世界的レベルでは、森林が破壊され、それによって確実に生態系(バイオロジカル・ダイバーシティ)は侵されている。生殖異常をもたらすといわれる環境ホルモン、毒性が強いダイオキシン、残留農薬等、もはや気体で繋がれている地球には国境は存在しない。
しかし、一方で森林破壊がなされている地域で植林をし生活をしている人達がいる。日本では、楊子や割り箸などに木材が多く使われる。それらは、一度使われると廃棄される。余談であるが、税務署などが、査察を内定するときそれらの廃棄数量を参考にすることもあるということを査察をうけた飲食店主から聞いたことがある。
数年前は、日本で使われている楊子や箸の原材料は、熱帯や亜熱帯のメルクシー松という松やクバツといういわゆる生産林から供給されていた。熱帯で生産されるだけに、生産サイクルは早い。そして、彼等にとっては飯の種であったはずであるが、今は、中国に取って代わられている。経済は、風と同じように低気圧の方から高気圧の方へ流れる。察するに輸送コストの問題であろう。さすれば中国の森林はどうか?…熱帯や亜熱帯の生産林に、また、日本の間伐材利用を…思いはとどまるところを知らない。
我が街に嘗て義範という僧正がいた。「山林取立木を植え候事、莫大の功徳と存知候」と唱え、檀家に山林を寄進させ、自らの手で植林をし人々にその思想を啓蒙した。
誰もが裕福の暮らしを望むのはある意味では正しい。文化や研究にも金がかかることも事実である。ただ、僕たちが何もしなければ次世代はどうなるだろうと考えるだけで良いのであろうか?その答えは義範に学びたい。
環境の世紀「持続的社会」



2001.3.6.

いよいよか今更か大切な蛋白質

蛋白質の構造からそのもとになるゲノムの塩基配列を推測するようになることも近い将来訪れることとなるであろうが、地図はできても目的地に行くにはいろいろな道のり(理則)がある。人の遺伝子の機能解明はまだ始まったばかりである。
化学物質としての蛋白質は、DNAに比してずっと多様である。DNAは4種類の塩基からなるポリマーであるのに対し、蛋白質は20種類のアミノ酸から成り立っている。また、その特性は、特定の立体構造をとることにより、はじめて機能する分子となりえる。
燐酸化されるということは、生命体が流動を起こす上で不可欠なことである。また、その流動はある一定に秩序が保たれていなければ決しておこらない。つまり、生き続けるということは一定の秩序が必要である。
蛋白質の分解−「完全にマニュアル化されていない」という意味で、蛋白質を扱う「生化学的技術」は「未熟な技術」といえる。蛋白質の担う反応から蛋白質の機能を特定してそのアミノ酸配列から遺伝子をクローニングする。すなわち蛋白質の精製である。
ヒトゲノムは、DNAの塩基配列だけのデータを示すが、蛋白質の構造はわからない。山を昇るコースも沢登りもあれば尾根登りもある。
アミノ糖のアセチル化…まだまだ難関はありそうだ。
Science  http://www.sciencemag.org/content/current/



2001.3.5.

流れている曲に勝手に詩をつけてしまった。おかしいことはわかっているのだけど・・・

僕の瞳の青空

小さな飾りの窓に
夢を持ったあなたがいるの
いつかきっとあの大きな空を
雄々しく包んでくれるの

小さなデッキの船に
夢を持ったあなたがいるの
いつかきっとあの大きな海を
雄々しく包んでくれるの



2001.3.4.

日曜日は、どうしても倅や娘にかまわれる。二人ともまだ小さいのでいろいろなことに興味を持つ。娘は、誰に似たのか非常に器用で編み物などをしている。彼女によると自分のマフラーを作っているそうなのであるが・・・いつかは自分の大切な人に作ってあげられるようになるのだろうか?早くそうなってももらいたいし・・・チト父親としては複雑である。倅のMYブームは、もっぱら貝の研究である。石川さんに貰った「夜光貝」が彼に火をつけた。「動物奇想天外」があるといって僕の部屋から出ていった。また、番組が終われば僕のところに押し寄せて来るのであろう。倅専用のパソコンで「微小貝」を検索するために・・・  微小貝



2001.3.3.


UNIQLOが期間限定でデニム・パンツ(ジーンズ)を今日から売り出だした。最近、家にいるときなど殆どユニクロ製を着ている。とにかく安いし、カラーバリュエーションが豊富である。僕は、根っから地味であるから(*^_^*)、ピンクや赤のスウェターを着たりしている。靴だけ良い靴を履いていると、ヒトは2000円や3000円の商品とは評価しない。また、昔よく言った「安物買いの銭失い」といったことばはこの商品にはあたらないし、モノも良い。不経済学部に在籍していた頃、UNIQLOがあれば、どんなにか母上殿が助かったかわからない。社長のポリシーが、商品に反映しているのだろう。ところで、抗癌剤も世界の標準治療薬として認められているアイテムは多い。癌もヒトによって種類や形や性格も違う。あらゆる種類が揃えられていて好きに選べるUNIQLO主義が抗癌剤治療においても存在しても良い。カジュアル−この言葉も医学界に必要だ。UNIQLO



201.3.2.

使命

医者の使命は…いろいろな思いで医者を志す人がいるであろう。かの平岩正樹先生は、休みなしで患者のための医療を実践しているようであるが、彼も人間である以上風邪もひく。12月のサンデープロジェクトで取り上げられて以来、いろいろなコネクションを通して「俺をみてくれ、頼む」といった患者が急増したようだ。全員診て差し上げたいという気持ちはあるにせよそれは物理的に無理である。彼も優秀な医者に違いないが、彼の実践する医療ができる環境ができれば、他にも優秀な医者は大勢いる。47歳−働き盛り、しかし彼もヒトである。たまには休まないと「医者の不用心」なんてことになるかもしれない。そういう意味での医療環境の確立も必要と実感しているお医者さんも多いはずである。



2001.3.1.

花粉症のヒトにはいやな季節が訪れた。電車などに乗ると大きなマスクをして色気も何もあったものではない。重症ヒトは、涙も止まらないというから始末に悪い。オーストラリアのブリスベンを訪れたとき現地に滞在する女性日本人観光ガイドにコアラの好物ユーカリのハーブを薦められた。鼻づまりや鼻水が垂れそうに(色気などないが)なったときに吸引すると鼻の通りが良くなるのだそうである。また、ある種の植物油にラベンダーなどをブレンドして点鼻するとすっきりするのだそうだ。僕はお陰様でその兆候はないが、試されては如何と思う。



2001.2.28.

今日、取引先で水の話がでた。最近の傾向として硬水がトレンドのようである。水については、後に健康情報に記載したいと思うが、クラスターのことを簡単に記載することにする。クラスター(水は本来HO単独で存在せずブドウの房のように手を繋ぎあっている)が汚染された水は200〜300個くらいになっているという。ちなみに、水道水は、地域によって違うが、120個〜150個くらいといわれている。生体にもっとも吸収される水のクラスターは、8〜15個くらいといわれている。現在実存する水の還元装置は、最大値で50個くらいまで持っていくことができるようになった。また、NMR装置等でクラスターは検体することができ容易に測定することができるようになった。ヒトの体を物質でみた場合,実に68%が水である。ヒトにとって水は、一番大切な物質でもある。



2001.2.27.

HACCP

昨年は、雪印の食中毒でたいへんな騒ぎになり、僕としても自分的に事業への影響がでた。というのも牛乳の供給体制が十分できない環境になったため他メーカーが、一斉にサポートした。その結果、本来進められる企画案件が後回しになり、そのため製造ラインが牛乳供給のために使われた。企画を推進できなかったということは、表面的に表れない。製造者の責任は供給者(消費者)に対してだけでなく、そう言う意味では、社会的な責任が大きい。雪印の当時社長の「僕は、寝ていないんだ」といった他人のような対応は管理者として取ってはいけない態度であった。寝ずにその巻き返しに躍起になって頑張っている人達も大勢いることを承知して貰いたい。まだ、いろいろなところに迷惑をかけた目に見えない残債が残っているであろう。そう言う意味で危機意識を持ってHACCPについて今日は触れることにする。

HACCPの由来

HACCPの概念は、1960年代に開始された米国の宇宙開発計画(アポロ計画)における宇宙食の開発に当たって、高度に安全性を保証するシステムとして米国航空宇宙局(NASA)が中心となって策定され、 日本では、1995年に導入された。ずいぶん遅かったのである。

HACCP手法の内容

HACCPシステムによる衛生管理は、最終製品の検査に重点をおいた従来の衛生管理とは異なり、食品の安全性について危害(細菌繁殖、異物混入、薬物混入)を予測し、製品にダメージを与える恐れのある工程を重要管理点として特定し、重点的に管理することにより、製品の安全確保を図るという方法である。

HAとは、Hazard Analysis(危害分析)のことで、食品の製造又は加工工程のあらゆる段階で発生するおそれのある食品衛生上の危害について調査・分析し、製造又は加工の各工程においておこる可能性のある危害を特定した上で、その防止措置を設定することである。

CCPとは、Critical Control Point(重要管理点)のことで、HAの分析結果に基づいて、防止措置のうち、危害の発生を防止するため、連続的又は相当の頻度でモニタリングして、管理状態を確認しなければ、製品の安全性が確保されない工程と定めた管理点のことである。

以上、簡単にHACCPについて説明し、今年は、昨年のような事故がないように望むものである。

危害分析重要管理点対策共同事業センター(略称:HACCPA JVC)



2001.2.26.

三浦捷一先生

今、自分の部屋に戻ったところである。今日は、昼間から是非書いておきたいと思ったことがある。それは、昨日、西宮市にお住まいの三浦先生からのメールにあった非環式レチノイドのことである。僕のつたない記憶をたどると、岐阜大学の武藤先生がこの物質を発見したということ、また、肝臓癌の再発を防ぐ薬を同医学部第一内科で開発したことを思い出していた。親父殿が、C型肝炎から肝臓癌に移行したのが1994年であったが、そのころレチノイドとサイトカインの因果関係についての文献を読んだことがあった。というのは、「今でこそサイトカインとは何か?」を少しではあるが、理解しているが、当時は(白血球のリンパ球から作られる物質)といってもどういう作用が体の中でおこるのか、そのメカニズムなど理解できようはずはなかった。ただ、抗癌性物質であることは間違いなく、健常者においては、腫瘍の壊死因子と共にこれらのサイトカインが充分産生していると親父殿の主治医に聞いて文献を調べたのであった。また、当時の肝臓癌の患者は、2回目の入院か、3回目の入院を迎えるとそのほとんどのヒトが黄泉に旅立っていた。「お父さんも6ヶ月か1年くらいか…何とも言えませんが…」力無い申し訳なさそうな主治医の顔が今でも思い出される。しかし、彼の指摘によりサイトカインの産生が正常化できるような誘導物質を含むもの、天然のレチノイド(ビタミンA誘導体)等を求める行脚が始まったのである。現在では、多糖類を含む茸やある薬草に含まれていることがわかってきている。余談であるが、エヌ・アセチル・グルコサミンという物質も注目されている物質である。
AFPとPIVKAUについては、過日健康情報において記述したが、特別な蛋白質に反応することを利用し前癌状態であることや肝臓癌であることを血液から判断できるというものであるが、前癌細胞があるヒトや慢性肝臓疾患のヒトには、いわゆる悪い癌細胞の元細胞がある。そして、それが分化しやがて画像でも認識できる肝臓癌になる。非環式レチノイドは、前癌細胞や慢性肝臓疾患のヒトからでる蛋白質と反応し悪い細胞の分化を促すのではなく、正常な細胞の分化を促し、なおかつ癌細胞の増殖を抑制する。
文献目録については後日ご案内したいと思うが、こうした素晴らしい研究者が日本にいらっしゃること、しかしながらその情報の発信は当初アメリカから発信され、現実には今も日本において認可に対する運動をしなければならないことを考えると三浦先生がおっしゃられる「自己決定権」がどうして余命何ヶ月と宣告される患者に与えることができないのか、「いのちの選択」が何故自身でできないのか?…かの竹村健一氏が、「日本の常識は、世界の非常識」といった言葉を思い出す。親父殿は、僕の探索の結果4年7ヶ月生きることができたが、500万人ともいわれる肝炎キャリアのご家族やご自身が問題意識も持てないまま黄泉に旅立たれることは実に忍びない。三浦先生の運動に微力ながらご協力できればと思う。     
                                     三浦捷一先生のホーム・ページ



2001.2.25.


夕暮れの雲は何故かもの悲しい。夕日が綺麗であると明日天気・・・夕日に映える雲は明日が素晴らしい一日であることを示してくれている・・・と思えるはずなのに・・・昔の冬空は好きであったが・・・どうも親父殿の入院以来、夕方の夕焼けに映える空が寂しく感じるようになった。沈む夕日に祈るよりも海から昇るSanurの朝日の方がずっと好きになった。綺麗な空気の中でMatur sukseme.と人々に語りかける方がいい。



2001.2.24.

岸翁

今日の新聞に青山学院大学の秋光純教授らの研究グループが、金属化合物としては最高温の約39K(ケルビン=摂氏零下234度)で、電気抵抗がゼロになる超伝導材料を発見したとあり、3月1日付けのイギリスの科学誌ネイチャーで内容が発表されるそうである。安価であるため電子機器やリニアモーターカーへの応用が期待されているとあったが、僕は、ふと昨年他界した僕の健康管理指南役であった岸翁のことを思い出した。彼は、電気の技術屋でありながら中国の経絡を周知しており、ヒトの病気の根本は、筋肉の伝導機能低下によるものであると説き、彼独自の「ヒト筋肉のインピダンス理論」を確立していた。「秀作ちゃんは、膵臓系と肝臓系が悪いからここからここへ電気を通すと良い」と体調の悪いときには治療に家まで訪れてくれた。また、自身の簡単な打撲など自分で改良を加えた低周波装置であっという間に直してしまう。86歳にしては信じられない快復力であり、傍目からは到底彼の歳は当てることができなかった。不慮にして、大型犬の散歩の途中の事故がもとで他界されたが、彼が生きていれば、超伝導材料を使いきっと素晴らしい治療器の開発をしていたに違いない。「秀作ちゃんが100歳になるまで面倒みてやるよ」といった気強い和やかな笑顔がやけに懐かしい。ご冥福を心からお祈りする。合掌



2001.2.23.


Jazzが好きなヒトであれば、当然澤野工房の名前は知っている。いろいろなアーティストを発掘している。レコーディングは、2000年8月であるが、近頃発売された「The Joy of Standards」は素晴らしい。オーストラリアのJoe Chindamo Trioが演奏している。Baliでも多くのオーストラリアアーティストが本土とBaliを行き来している。ライブハウスなどで結構有名なアーティストも出演していることもある。そう「Moon And Sand」は圧巻だ。



Shooting Star 畑野淳、藤沢孝、川上和孝の三人のトリオである。今日、新宿の高島屋に行く路上でライブをしていた連中である。嘗て新宿という街は、いろいろなアーティストを生み出した。また、最近では、椎名林檎も有名である。彼等の素性は知らないが、渋谷の屋根裏(僕が知っているところ)でライブを経験しているという。どことなく誰かに似た哀愁を感じる彼等に共感した。屋外であったため詩があまり理解できなかったが、最後に歌った唄[ I say ''GO'']は素晴らしかった。頑張って貰いたい。
URL: http://www13.u-page.so-net.ne.jp/bg7/k-44nori/i-mode-index.htm




2001.2.22.


昨日は、久々に東京泊であった。出張してもほとんど日帰りが多かったが、ネオン街は、今の経済を繁栄してか元気がない。あれだけ飲んだ僕が、(友が傾ける杯にちょっとヤキモチが焼けたが)飲もうという気にならなかったのは自分ながら感心した。国立大学の受験日と重なったせいで普段難なくとれるホテルも宿泊先を探すのに難儀したが、友の計らいにより銀座周辺のホテルに泊まることができた。友は、酒とつまみで満腹になったと言っていたが、食事をした気になれなかった僕は、久々に支那麺『はしご』銀座八丁目店に寄り「ざーさいだんだんめん」を戴いた。細麺が実においしい。ご飯も自由に戴けるのであるが、さすがに辞退した。午後10時過ぎにはもうホテルの部屋に戻っていたのには、当の僕も自分自身に驚いている。
『はしご』銀座八丁目店:中央区銀座8−10−7東成ビル1F 03-3572-6986 日休


米清涼飲料のコカ・コーラと米日用雑貨などのプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)は21日、折半出資の新会社を設立し、飲料とスナック菓子の製造販売を共同で手掛けると発表した。両社は一部の主力ブランドを新会社に移管する。コカ・コーラが持つ配送網や販売力、P&Gの製品開発力など両社の強みを生かした新製品の共同開発も進める。新会社は年商40億ドル規模になるとしている。
新会社の名称は未定。コカ・コーラ傘下の「ミニッツ・メイド」「ハイシー」などのジュース類や、P&Gのポテトチップス「プリングルス」などを移管。プリングルスがコーラの配送網の利用により年間1億2000万ドルの販売増を見込むなど相乗効果も期待する。新会社は既存商品だけで世界各地で15工場、40ブランド、6000人の従業員を持つことになる。最高経営責任者にはコカ・コーラ幹部のドナルド・ショート氏が就く。コカ・コーラは非炭酸飲料を、P&Gは菓子類を強化課題としており、両社の思惑が一致した。
何とかこの展開が始まることに連動して日本におけるジョイント事業展開が本格的になると面白いのであるが…今年の4月からは期待しよう!



2001.2.21.


嘗て川端康成氏が「美しい日本の私」と題しエッセイを雑誌に掲載したのを何故か記憶している。悠久の大地を相手にする『土木』という事業は、実に上手い言葉で構成されている。長野県の田中知事がダムの是非論にまで発展する議論を世の人々に問いかけているが、本来、土と木のバランスがこの事業の根本であると思う。水源かん養という言葉は普段あまり馴染みがないが、森林の働きである木材などの林産物の供給、国土の保全、水資源のかん養、保健・文化・教育的利用の場の提供、生活環境の保全などの多様な機能の中の一つであリ、雑駁にいうとその機能を持つ自然のものが森林であり、人工的なものがいわゆるダムである。その用途は様々であるが、保水という水源かん養の概念では同じことである。それでは、環境的にはどうか?日本の森林には約14億tの炭素が貯められており、年間2700万t吸収している。 貯蔵する炭素量は樹種によって違うが、例えば、日本の人工林の主要樹種であるスギと天然林の主要樹種であるブナで見ると、スギ人工林は50年間で1ha当たり約170t、ブナを主要とする天然林は1ha当たり約90t貯蔵すると推定されている。しかし、宣伝ではないが「可及的に速やかに」ということになると砂防ダムや治山ダムは生活の安全を考えると必要である。住むということは、その土地で人が主となることである。安定した生活圏を確保するには、長いスパンの計画と短いスパンの計画が必要なのである。昭和20年代初頭に日本をおそったカスリン、アイオン台風は利根川水系の河川を荒らし、尊い生命を奪い、大切な生活地盤を崩壊させた。こうした事実もあったということも踏まえ、困窮する財政の中で工夫を凝らして政を行わなければならない。何れにしても土と木、中庸がいいのである。綺麗な自然も時には驚異になることもあるということも忘れないで。写真−「美しい群馬の赤城山」を臨んで



2001.2.20.


夜光貝(写真中央−倅の部屋にて)

昨日の例があるので倅のやつ味をしめたのか僕の部屋にやってきて、「今日は、石川さんから貰った夜光貝のことを書いてよ」といってきた。奥州藤原氏がみちのくに築いた黄金伝説の都・平泉の藤原秀衡に身を寄せた源義経も金色堂の螺鈿(漆器の貝装飾)に魅せられたといわれており歴史のロマンを感じる。また、松尾芭蕉が『奥の細道』の旅で「五月雨の降り残してや光堂」と詠んだ光堂の四天柱などに螺鈿が施されてあリ、これも琉球、現在の沖縄から遙々運ばれ建立されたものであるという。
統一された琉球王国は,中国との進貢貿易で力をつけ,東アジア諸国を舞台に中継貿易を繰り広げていた。真王時代に大交易時代のピークを迎え「嘉靖の栄華」とうたわれている。
ちなみに,中国への貢物リストのなかには,中国で産出しない硫黄(硫黄鳥島産)や忍耐力に優れた在来馬などの重要品目と並び,螺殻(夜光貝),海巴(宝貝)も入っていたという。歴史を紐解くと浅学が露呈するのでこのくらいにするが、世界の大海原を駆けめぐった文ちゃんこと石川文明さんに頂戴した「夜光貝」についてもう少し勉強してから倅に恥をかかないように解説することにする。石川さんロマン溢れる品物を本当にありがとうございました。



20012.19.

今日倅と風呂に一緒に入った。「お父さん、『暗がりの犬の糞』という諺知ってるかい?」−倅、「知らないな」−僕、「人が見ていないのをよいことにして、自分の失敗をかくしてしまうことだよ」−倅、何となく今の世相を反映していて「上手いことをいうなあ」と思った次第である。ヒトは自分の失敗を隠したがるものである。事業でもこの辺で止めておけばというのがどんどんと深みにはまり何時しか自分ではどうしようもなくなってしまい多くの人に迷惑をかける結果になってしまう。第三セクターの倒産が相次ぐ中、宮崎の『シーガイア』を経営するフェニックス株式会社以下二社が19日会社更生法の申請を行った。負債総額3261億円。第三セクターの倒産としては過去最大である。一つの嘘がやがて大きな嘘へと繋がる。今年は倒産が増えそうである。さらに、日本経済は大丈夫なのか?「おまえそれ誰に教わったの?」−僕、「おじいちゃんの形見だよ」−倅、「形見?」−僕、聞けば親父の蔵書の永岡書店編纂の「ことわざ・格言辞典」を暗記しているとのこと。1978年初版¥580也である。僕が知らないところで遺伝子は通じ合っているのかも知れない。



2001.2.18.


いのちの逞しさ、いのちの凄さ・・・癌になっても「生きようとする意志」がある人は、必ず延命する。そう言いきっても僕は良いと思う。親父がそうであった。よく「もうすべてを先生に任せるから何とか生かしてほしい」とお願いする人がいる。「他力だけでは無理の筈なのに・・・」僕も定期検診して貰っているが、脳外科の先生で「医者もできる噺家」と自己紹介のキャッチフレーズにしている先生がいる。本も執筆しているから知っておられる向きもあろう。先生曰く「医者は患者と何時もつき合っているから(患者から悪いことばかり聞かされるから)だんだん暗くなる。(*^_^*)」・・・「もう苦しくて苦しくて」−患者、「どこが苦しいんですか?」−医院長、「どこだかわからないが、このへんが」−患者「どこどこ、このあたりかい?」−医院長、「もう少し上」−患者、「このへんかい?」−医院長、「やっぱり、背中の方が」−患者、「えっ、背中?」−医院長、「やっぱり胸の方が苦しい」−患者、「おばあちゃん、今日もとっても綺麗だよ」−医院長、「先生、何か良くなったみたい」−患者、病気の相談ではなく相手がほしかった老人の話。張り合いという言葉があるが、「人生に疲れた」とか「私の人生もうだめ」なんて向きは、中島先生の著作を読んで明るくなった方がどんなにいいか!人生ゆっくり過ごしても、夢中に過ごしても刻む時間は変わらない。今日、久しぶりに母校の小学校の庭に行った。庭にそびえる古木の桜は、いたるところに傷をつけながらも立派に春の訪れを待っている。「いのちの逞しさ」を実感した。



2001.2.17.

今日はもう一言つけ加えたい。ハワイ・オアフ島沖で起きた愛媛県立宇和島水産高校の実習船「えひめ丸」と米原子力潜水艦「グリーンビル」との衝突事故で、行方不明になっている生徒、乗組員計9人の安否が心配されている中、現地に赴き身内の無事を切に祈っておられるご家族の姿を見るにつけ一日も早く全員が捜索され、適切かつ的確な原因究明がなされることを強く望むものである。併せて日本政府の真摯な対応を強く望むものである。


今日は非常に寒かった。うちの奥方もちょっと風邪気味で夕方には気持ちが悪いと申しておりました。今日は、何を書こうかと迷っていたが、今、くつろぎながら飲んでいるコーヒーのことを記述したい。コーヒーは、元来胃酸の分泌を促進し、胃腸の活動を助ける。コーヒーの飲み過ぎで胃が荒れる。というのはちょっと事実と反する。つけ加えれば、コーヒーを飲んで食欲がなくなるのではなく、問題は、コーヒーに入れる砂糖やミルク、そしてコーヒーの添加物である。この添加物とは、コーヒーの栽培中に使用される農薬と生産過程で使われる諸々の化学薬品を意味する。コーヒーの飲み方は、ブラックが一番であるが、中近東の人々は茶やコーヒーに大量の砂糖を入れないと気が済まないらしい。僕らが飲む飲み方とちょっと違う点は、小さな容器を使って1分ほど煮立てる。煮立てるというより煮出すといった方が適当かも知れない。中近東で長く暮らしていた友人の一人に聞いた話であるが、砂漠に住むベドウィンは空き缶を利用して焚き火で茶をたてたりコーヒーを入れたりする。エチオピアで生活していた嘗ての部下も現地にいた頃は、そうした飲み方をしたという。Baliで生活する友人に聞いても煮えたぎったお湯を注ぎ、少し沈殿してから上澄みをいただくという。僕は、ドリップ方式で落として飲む方がどうも良い。イタリアのバールのメニューのようにいろいろとトッピングするのも美味しいがコーヒーはやっぱり素が良い。ああ美味しい!(後日、カフェインの効用について健康情報で記すことにする)



2001.2.16.


数日前、ちゃんという中学2年生から椎名林檎の素敵な音楽をいただいた。今、聴いていただいている曲である。そして、今日、群馬県利根郡白沢村で苺作りをしている山口仁さんの作った新作の苺をいただいた。まだ、名前が付いていないそうであるが、大粒でほんのり甘い。山口さんは、今までにも「とねほっぺ」と銘々した苺など新種の苺作りに挑戦している。「何か良い名前はないだろうか?」今迷っているらしい。パブリシティによって売り上げも大きく違う青果業界であるが、親しみ深い名前があったら是非教えていただきたい。必ず、山口さんにお伝えする。   balijin@mail.wind.ne.jp



2001.2.15.


永田照喜治さんという知る人ぞ知るトマトの博士がいる。リコピンという血液をサラサラにさせる物質が含まれていることから、健康野菜としてもトマトは注目されている。また、今年はやけに「スープ専門店」の出店が目立ち、たいそうに擬わっいるようであるが、こうしたスープのベースにも欠かせない存在だ。現在、トマトの市場のシェアを牛耳っているのは、タキイ種苗の桃太郎種である。生産シェアの85%が桃太郎種で他の追随を許さない。タキイ種苗は、約20年間かけて糖度4度のトマトを6度まで改良に次ぐ改良を重ね現在の桃太郎種を作り出した。トマトはペルー原産といわれ原住民の間では「毒性を持つからあまり食べ過ぎるな」といわれている。好きなトマト(新地グリーンファーム産)ベースのスパゲッティを昼食にいただいた。もちろん、手作りである。



2001.2.14.


蕎麦にはルチンというビタミンが含まれていて血圧の上昇させる因子が体内に入ったときに抑える作用があると同時に、インシュリンの分泌を促し膵臓の機能が良くなるといわれているが、ちょっと前の話になるが、日本振興株式会社(大阪府)というコンサルタント会社(ダムなどの計画調査等を行う会社)の一部門でダッタン茶という健康茶を日本に紹介したのを憶えている。一時は、爆発的に売れていてたいそう儲けられたに違いない。中国東北部バイカル湖付近で穫れる蕎麦種でそれを食している人々には成人病が極めて少ないという。普通の蕎麦より200倍のルチンが含まれているようだ。但し、体内に充分に吸収させるためにはアスコルビン酸(ビタミンC)と共に摂らないと上手く吸収されない。肝臓も血液を浄化させる機能を持つ器官であるから毛細血管を強化させるというルチンの効用も見逃せない。話は長くなったが、そのために昼食に旨い蕎麦を食した。
ヒトの後ろ姿はそのヒトの人生を表すというが、たまには鏡に映し客観的に自分自身を見つめることも良いことだ。(Photo・沈む夕日)



2001.2,13


昼食にカレーを食べにいった。店主が友人の一人であるためということではないが月に2度ほどお邪魔する。決まって僕はスペシャル・ルピー・ランチを頼む。先ずはじめに、本日のスープ、今日はトマト味のラサムであった。それから、3種類のルーとヨーグルト、タンドーリ・チキン、シシカバブ、ナン、ライス、野菜サラダと品数も多い。インド・カレーも良質のタマネギが必要でこの店は、南淡路野菜研究会が丹念に作り上げたものを使っている。100kgのタマネギを25kgぐらいになるまで約3時間半をかけてニンニク、生姜と共に炒める。そうすることによっておいしさを創出する。また、ナンは、タンドールというヒトも入れるような大きな壺のような形をした釜で熟練されたコックの手によって速やかに焼き上げられる。小麦粉、牛乳・ヨーグルト・卵・溶かしたギー・塩・少量の砂糖・・・練り合わせたものを一晩熟成させ、当分に分け客の口に運ばれる前の1〜2分で焼き上げる。焼き上がりは実に美味しい。仕上げは、牛乳をふんだんに使ったミルクティ。肝臓が悪くなければ全部ペロッといただけるのだが・・・



2001.2.12.

Baliからメールが届いた。昨年も日本からの観光客が例年に比べ多かったようであるが、今年も多いとのことである。ところで、BaliにはBali Coffeeがあるがこれは現地でもちょっと割高である。僕は、TORAJA-Kopi Murni Singa Kopi Biji の方が価格も安いし美味しいと思う。TORAJA−TORAJA-Kopi Murni Singa Kopi Biji は、世界の中でも香りはダントツであると思う。チトほめ過ぎかな?友人におみやげに買って来ると一様に「また、御願いするよ」という。スーパーマーケットに行くと250gで日本のたばこ程度、「残りも少なくなったので、送ってください」と返信しておいた。送ってくるかな?(^_^)



2001.2.11.


今日は久しぶりにお台場に行った。ラフな格好で気楽に・・・昼飯は「羅漢果」で完熟トマトのエビのチリソース煮、海老焼売、フカヒレつゆそばをいただいた。味は・・・海が見渡せる場所にセッティングしてくれたのでまあ席料かな?その後は、店を散策。冬物が70%offになっている店もあった。面白い店も見つけた。[Condomania]昔では考えられないが、コンドーム専門店、若いカップルで店は賑わっていた。世の中変わったものだな!しかし、近年における性感染症の増加を考えると存在も必然なのかも知れない。飲み助は、いつもながらワインコーナーにも訪れた。’97 Chidoau Fontenil FRONSAC ボルドー地方フロンサック 有名なコンサルタントのミッシェル・ロランの作 濃い色、小さな赤い果実のアロマ、渋みのしっかりした程良いコクのある味わいである。価格もお手ごろ。夕食は、築地近くのお馴染みの○○でマグロづくし。日本酒がいただければもっといい一日だったかも知れない。
Condomania  http://www.condomania.co.jp



2001.2.10.    

男の日記なんて流行らないと思いつつ、今日から日記を付けたいなと思った次第である。さて、日記の名前をなんと付けるか?そう僕の生家・・・僕の生まれた部屋には名前があった。「青空」これがその部屋の名前。いつでもその部屋からは青空が見渡せた。ヒトは、病気になったり、暗くなったりするとつい下を向いてしまう。いつでも夢を持って前向きに・・・そんな願いを込めてこの部屋を「青空」と銘々することにする。いつまで続くかわからないが・・・ぼつぼつ行こう。