カモ



   ■ 流し猟・忍び猟







一方、ワタシのカモをゲットする最も確立の高い方法は、
池や小川で忍び寄って撃つ「奇襲作戦」がトップだ。
この方法は1人〜2人くらいが良い。
多くても3人までがワタシの作戦では限界なのだ。
人数が多いと、そ〜っと忍び寄る前にカモは逃げる。
人間、しかもハンターの殺気が束になりゃ〜熊だって逃げる
だろ〜しね・・。

写真の青首(マガモ)は、単独の奇襲作戦で獲ったものだ。
やっぱり、カモ猟場はガソリンと時間をたっぷり使って開拓
するのが一番の方法だと思う。
そして通う事で、現場の状況やカモの付き方も分るのだ。
それに、同じポイントでよく会うハンターとも仲良くなれる。
色んなトコで色んなハンターとお近づきになるのは、多くの
情報も交換できるのでオススメしたい事だ。




ただ、仲間がいれば猟場の開拓はより効率的になる。
一人だと、運転をしながらチョイと車を停めてはハンター
マップとにらめっこし、尚且つ地形や付近の状況を確認
しなければならない。
で、銃を手に車から降りたら死角のカモの集団がドバ〜っ
と飛び出して撃てずじまい・・・。
こんな経験は多くの人があるハズだ。
しかし、2人いると1人は"索敵モード全開"でいれば良い
のだから、獲物のゲット率もグ〜んと高くなるのだ。

この写真のコガモだけど、この場所は前からワタシが気に
していたポイントなのだ。
ただ、わざわざ1人で行くには腰が重い場所だった。
友達と3人で「い〜トコあるけど行ってみる?」ってな
ワケで、ワタシの運転で行ってみたのだ。













「あ〜っ!いる!」と、友達である歯医者のオッサンが叫んだ。
「そんなウマイ具合にいくワケな・・・・・あ〜っ!ホントだぁ!」って
な感じで即座に車を停めて作戦開始。
「いださん、あっち! まちだくん、そっち! ワタシ、こっち!」
ワタシが先行で飛び立たせる役だ。 
この場所の地形なら、カモは必ず一回グルリとワタシらの上空を
飛ぶハズだ。 
そ〜っと近づくと、なんと、カモちゃんいっぱい!
青首もいる! ワタシゃプカプカ浮いてるカモに一発発射した。
そしたら半矢で飛び上がってやんの!
合わせて、そこの池の全部のカモが飛び上がった。
だが、ワタシの読み通りのコースだ。
結局、2人が発射して2羽ゲット!
1人は撃たなかった。
「どして撃たなかったの?」
「カモのコースと銃の矢先がJoe-Shoeさんとかぶりそうだから。」
いやぁ〜素晴らしい! エライぞまっちぃ〜!





ワタシの単独奇襲作戦で最も戦火を上げたのは、
410番に改造されたウィンチェスターのM94だ。
410番の優れたところは、発射音が控えめな事だ。
少し離れて農作業の人がいると、12番の発射音だと気が
引けるけど、410番の発射音なら農作業の人にも脅威を
与えないのだ。
それに、獲物も穴だらけにならない。
写真の2羽は、小川でチャプチャプしてるカモをワタシが
急襲したのだ。 2羽のカモ同士が近寄ったところで、2羽
両方に被さるように1発を発射。
2羽に命中した! が、一羽は半矢で飛び上がった。
そこを、Winのレバー操作で2発目を装填してすかさず撃
ち落としたのだ。
離れて見ていた農作業の人も、「獲ったか〜」ってな感じ
でニコニコ眺めていた。












なんせコイツは小振りで取り回しがラクちん。それにスリング無し
でも疲れない。練習次第では連射が効く。
410番なので、獲物をスポットで狙える。
と、このショットガンはワタシが良く使った銃だ。
410で便利なトコは、ライフル用の小物がそのまま使える事だ。
カートポーチもライフル用のをアタシゃそのまんま使っている。
この銃でカモ撃ちに行く時は、タマポーチ以外に小銭と一緒に
ポケットに2発入れておくのがワタシの習慣になっている。 
すぐに取り出せてすぐに撃てるからなのだ。
ポケットのタマが無くなると、このポーチから取り出してポケット
に補充する事になる。
となると、結局タマのポーチは要らん事になるかもしんないけど、
タマを管理する上では重要な物なのよね。

知り合いに教えてもらった小川に行くと、何故だか
その人もついてきちゃった。
いいトコを見せねば・・・。
そしたら、よしっ!Winでカルガモを捕った!
人の姿にビビッて飛び上がった瞬間を撃ち落したのだ。
飛び上がったカモを1発で撃ち落すと、ついニヤつく。
が、もともとアタシゃ締まりが無い顔をしてるので、その時
見ていたワタシの知り合いは、きっとワタシの顔がいつも
と同じ顔に見えたのかもしんない・・・。
笑ってるアナタ!
きっとアナタもそーなのよ。












飛び立ったカモを撃墜したので、羽根に散弾の貫通した跡が
分かる。
散弾が羽根の骨を砕くと、揚力を失ったカモは真っ逆さまだ。
写真のように、カルガモも青首(マガモ)のような青い羽根がある。
カルガモと言っても、羽根を広げると60cmはあるので翼の羽根は
一つ一つが大きいのだ。
翼端の羽根は、デッサンや製図で使う羽ボウキそのものだ。




小川や池のカモを撃つには注意が必要だ。
自分のショットガンのパターンを熟知して、射角に注意
しなければならない。
撃ち下ろす場合、図の赤い部分の範囲内で発射しないと、
思いもかけない水平発射になりかねないので危険だ。
仮に、カモが飛び上がったとしても、赤い範囲で勝負を
つけなければならない。
それより上にカモが飛んでしまったら、それはカモの勝ち。
深追いをしてはいけない。 勿論、地形によっては上方へ
の射撃も可能だけど、大抵の小川は平らな広いトコや
田園地帯にあるので、予想外の人や車を想定しなければ
ならない。














友人が写真を撮ってくれると言うので、銃とカモをレイアウトする。
「こんな感じかな?えーと、・・・こうか!? 
あら〜っ、首が固まって動かんっ!
ん?何?タマ? 
・・そうだ!タマだよタマタマ!タマも並べよう。
げっ!コイツ、口から血が出たっ!
ホームページに載せるのマズクない?
何?狩猟のページだから平気? 
あっ!長靴脱ぐ?・・・ん、そのままでいいの?
あっ、服、上下が違うんだ! 
何?そんなの問題外?
そーだ、銃を磨くか? 
・・・そか、撃った後の感じだからそのままね。」




エアーライフルでカモ猟をするのもまたオモシロイ。
カモと写ってるのは、シャープのエースハンター5.5mm。
この日は、加工したクローマグナム5.5mm(改)ホロー
ポイントのテストを兼ねて池で実射した。
最初にスズメを撃ってみた。・・・効果ありすぎ。
二つに千切れた。
ならば、本題のカモにはどうか!?
犬のウンコをよけながらホフク前進で近づいた・・・。
よ〜しっ! 約12m前方にオナガガモを発見っ!
この距離なら期待出来る!
スコープの中の首を狙って一撃っ! 
”ピチンッ”と着弾の音。
即死ではなかったが、どうにかゲット。
やっぱしクローマグナムは重くてポンプ式ではイマイチ
弾速が上がらない・・。









別にふざけているわけではない。
オナガガモってこ〜ゆ〜顔をしているのだ。
今回のオナガはちょっと小さめだった。
と言うか、空気銃だったのであえて
小ぶりのオナガを狙ったのだ。
・・・って事にしといて。

それにしても、ふざけた顔だ。
まぁ、コイツが生きていたならワタシの顔を
見て「フザケタ カオ ナノネ ピューピュー」
と言う事間違いない。
ん? ピューピューって何かって?
オナガガモって、ガーガーって鳴かないの
よ。
 



首に一発! 半矢で、どーにかゲット!
あれっ?おかしい・・・どこに当たったんだろう? 
血が出でいない。
首には確実にヒットしたハズ!
でも確かに死んでいる。
・・・まさか食われる事へのショック死??
実は、家に持って帰る途中まで生きていたのだ。
もしかして、窒息死か??












しっかり命中していた!射入口は1cm弱で、
お馴染みのジェット弾の射入口よりは大きいものだ。
射出口は大きいのが一つ・・・と思ったら、小さいのが見当外れ
の方向に数箇所確認できただけ。
タマが砕けて破片が散ったと思われる。
体内からは小さい破片が一つ見つかっただけ。
そう、カモちゃんのクビは硬いのだ〜!
獲物を入れた袋の中は血だらけだった。
水鳥の羽毛って血もはじいちゃうの?
でも何故アタマではなく、首を狙うのかって?
・・・だって、近くからアタマ撃ったらキモチ悪り〜じゃん。
でも半矢はスッキリしないから、次からはアタマ狙いでいこ。




プレチャージの”エアアームスS410”。
コイツはスゴイ!
ボルト操作で5連発できちゃう!
今までシャープで射程にしていた距離は、この銃に
とっては距離ではない。
50mがシャープでの25mに感じるほどだ。
50mくらいは有効射程の空気銃で、矢に弱い獲物
なら70〜80mでもイケそうだ。
むむっ、今までのワタシのシャープは何だったのか!?
何故ワタシは早くにプレチャージを買わなかったのか!?
・・・・そか。 お金がなかったからだった。













100%ってワケにはいかないけど、慣れてくると獲れるようになる。
青首(右側のマガモ)はヘッドショット、1発で獲った。
スゴク自慢したいところだけど、15mくらいだったので当然と
言えば当然なのだ。
でも、流石にブレチャージは安心感が違う。
それがやっぱりね、例え15mでも急所を外すと撃たれてるのに
逃げちゃう事も多いのよね・・・。
アタシゃ、過信しすぎて今までに何度半矢で逃がした事か・・・。

左のカルガモも、何発撃ちこんだか分からない。
4〜5発撃ち込んでやっと獲れた。
ただし距離は60mだ。
それでもタマは殆ど貫通していた。




50mオーバーで胴体を貫通するパワーがあっても、
急所をじっくり狙わなければ一発ではナカナカやれない。
ライフルで鹿やイノシシの胴体を撃っても走って逃げて
行っちゃうって話に似ている・・・。

家に帰ると、早速カモの調理にかかる。
ワタシの場合、胸のあたりの皮を残して、他は剥いて
しまう事が多い。・・・メンド臭いしね。
カモって結構毛だらけ・・・ではなくて、毛がしっかりして
いるので毟るのが大変なんだよね。










やっぱし、これに限る!
鉄板で焼いて、大根おろし醤油で食べるっ!
アタシゃこれが一番っ!
狩猟の教本に書いてある食べ方だ。
今まで何人かに食わしたけど、この食べ方の評価
が一番だったのだ。
天然のモノはシンプルな食べ方が一番ウマイ。





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