ハルザキヤマガラシは、ヨーロッパから侵入した、アブラナ科の帰化植物です。明治末に植物園で栽培されていましたが、ここと同じ群馬県の下仁田町にある神津牧場というところで、1960年に帰化しているのが発見されました。 その姿は、ちょっと見ると丈の詰まったアブラナのようで、春に黄色い花をつけます。また、花を噛んでみると、苦味の後に辛味が来ます。 |
ハルザキヤマガラシ
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ハルザキヤマガラシのロゼット |
吾妻郡内でのハルザキヤマガラシの分布はかなり偏っていて、私の自宅周辺のように全く見られない所がある一方、嬬恋村のように道端にそって花が立ち並んでいる所もあります。そこで、去年からハルザキヤマガラシの分布について、ちょっと意識してみました。 ○吾妻町〜榛名山にかけて
○吾妻町〜長野原町〜嬬恋村にかけて
以上のようなことから、吾妻郡においては、ハルザキヤマガラシは標高500〜600mぐらいから上のところに分布している感じです。そういえば、最初に見つかった神津牧場は、標高が1000mを越えています。このことから、ハルザキヤマガラシは寒冷地の気候に合っており、そのような所に分布しているのかもしれません。 |