ヤマエンゴサクの葉の変異

  

 ヤマエンゴサクとは、ケシ科の草本で、ムラサキケマンやキケマンと似た形の青紫色の花をつけます。私のフィールドでは、早春の林床や土手いっぱいに広がったエゾエンゴサクが、無数の花をつける様子を楽しむことができます。


ヤマエンゴサクの花

 このエゾエンゴサクの葉を見てみると、かなりの変異があります。品種として、ササバエンゴサク、マルバヤマエンゴサクなどと非常に細かく分けている図鑑もあるほどです。
 そこで、今年はこのむ葉の変異を意識してみてみました。すると、 群落ごとに葉の形が違うこともあれば、群落内でも様々な葉をしていることもありました。そこで、ほんの数平方mの中で目に付いた葉の形を集めてみました。



いわゆる「ヤマエンゴサク」タイプ

 


「ササバエンゴサク」タイプ

 


「マルバヤマエンゴサク」タイプ


「キレハヤマエンゴサク」タイプ