ミヤマツチトリモチ

〜1ヶ所に20年以上も〜

  

ミヤマツチトリモチについて

 ミヤマツチトリモチはツチトリモチ科の草本で、葉緑素を持たない完全な寄生植物です。カエデの仲間やイヌシデなどの樹木の根に寄生して寄生木こぶをつくります。また、雌雄異株なのですが、未だに雌株しか発見されていません。その色や姿から、キノコに間違えられることもしばしばあります。

1ヶ所に20年以上も

 9月下旬、父が20年以上前に見つけた場所に、父と息子と3人で行ってみました。季節的にはだいぶ遅かったのですが、まったく同じ場所に、まだミヤマツチトリモは残っていました。きっと、少しずつ寄生木こぶを発達させながら、毎年花を咲かせてきたのでしょう。これから先も、数年おきに訪れてみたいと思います。

 
これは花の盛りです。        鱗片葉がよくわかります。


こうなってしまうと、見落としてしまいそうですね。