我が家のカタバミの変化

  

カタバミについて

 カタバミと言うと、ここで説明するまでもないですが・・・・ 身近な草花の一つですね。地面にはうように茎が広がり、シロツメクサより一回り小さな三つ葉と、黄色い花をつけます。この三つ葉の色は、普通の緑色のほかに、下の画像のような赤紫色のものまであります。このような赤紫色のものをアカカタバミ、普通のカタバミとアカカタバミの中間のものをウスアカカタバミと呼びます。


ウスアカカタバミ

 

我が家でのカタバミの変化

 我が家でのカタバミの変化に気づいたのは、5年前、なけなしの小さな庭に芝を植えて、草むしりをするようになってからです。
 最初は、茎が地上をはって広がる普通のタイプのカタバミばかりでした。でも、3年ほど前から、茎が立って花が高さ10cmぐらいのところにつくようなカタバミが見られるようになりました。

 始めはエゾタチカタバミかとも思いましたが、托葉の様子などはただのカタバミです。厳密に言えば、「タチカタバミ」という生態形の一種らしいですね。その後、このカタバミは勢力を広げ続け、今年の春は庭の8割以上のカタバミがこれになってしましました。特に、芝生の周囲をぐるっと巡るように生えているカタバミは、ほぼ完全にこれになっています。そして、従来のカタバミは芝生の端の一部にかたまるように広がるだけになってしまいました。このような交代劇の原因は何なのでしょうか? ご存知の方は教えて下さい。
 それから、このタチカタバミは、少なくとも我が家にあるものに関しては、「アカカタバミ」や「ウスアカカタバミ」のような葉の色の変異はなく、すべての株の葉が緑色です。これも、特徴の一つなのでしょうか。