フィールドワークどで野外に出ていると、色々な生き物たちや自然現象と出会います。ここでは、その姿を紹介していきます。
アサザの種子から茎が[2001/11/23]
ヤドリギが姿を見せた[2001/12/1]
コノテガシワの種子[2001/12/10]
冬の水棲昆虫[2001/12/19]
ヨシノボリ(?)の猛威[2001/12/23]
タカオスミレの葉の色が消えた[2001/12/27]
下から見上げたケヤキの木[2001/12/29]
スギのつぼみ[2001/12/31]
浄化ポンプの水流で水面をただよいながら根を出していたアサザの種子が、今度は茎を伸ばし始めました。ほかの種子は発芽していないのに、これとあと2本だけが元気に育っています。でも、水面をくるくる回っているのが哀れになって、水底に植えてあげました。
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三原のがけの木から葉が落ちたら、そこにヤドリギが生えているのに気づきました。冬はこうやって伸び伸びと光合成ができるからいいですが、他の季節は寄生主の葉におおわれて思うように成長できないのではないでしょうか。
職場に植えてあるコノテガシワの前をふと通りかかったら、実が割れていました。中を見ると種子が。この時期にこぼれ落ちるのですね。
吾妻川の上流は、もう一部が凍っています。その氷を割って、川底の石を見てみると、5mmくらいの水棲昆虫がついていました。こんな冷たい水の中でも、しっかりと生きているのですね。
近くの池や湖でつかまえてきた魚を自宅の水槽で飼っていしました。ところが、その中で底棲の魚だけがだんだんといなくなり、最後にドジョウとこのヨシノボリ(自信がないのですが、多分ヨシノボリ)1匹だけになってしまいました。どうやら、これが他の魚を食べてしまったようです。そして今度は、今までは無事だった金魚などに、ひれがちぎれたものが見られ始めました。そこで、これだけ隔離することにしました。
タカオスミレは、ヒカゲスミレの葉の色が紫色の品種です。今年の春、この群落を見つけたので押し葉にしておいたのですが、今日その葉を見てみたら、葉の紫色は消えていました。これでは、ヒカゲスミレと見分けがつきません。この紫色の色素って、乾燥によって壊れてしまうものだったのですね。
近くの神社の境内にあるケヤキの大木を下から見上げました。幾層にも重なり、網の目のように細かく伸びた枝ぶり・・・・ この時期の木を下から見上げるのは、葉に隠されることのない木自身の表情が読み取れるようで、けっこう好きです。
年越しの支度のひとつとして、我が家の山にある十二さん(山の神様)ヘお飾りに行った時、スギの枝先についたつぼみが目立ちました。来春もまたスギの花粉が黄色く舞い散るのでしょう。花粉アレルギーの私としては、結構憂うつな眺めです。