フタホシコオロギの奇形

  

フタホシコオロギについて

 フタホシコオロギとは、亜熱帯、国内では奄美や沖縄の諸島、そして熱帯アジアからアフリカに生息するコオロギの仲間です。別名をクロコオロギと言いますが、左右の羽根の付け根のところに黄色から白い斑紋があるのが特徴です。
 飼育が容易で、気温を高く保っていれば1年中繁殖するので、両生類等のエサなどとしても飼われることが多いようです。

 

 

初代のフタホシコオロギたち

 飼い始めたのは今年の5月で、オスとメスの成虫2匹ずつでした。 上がオスで、下がメスです。




増えるフタホシコオロギたち 

 この4匹から何十匹のコオロギが生まれ、さらにそれが卵を産み・・・・と、水槽2個ではおさまりきれない数になりました。


脱脂綿に産卵する2匹のメス


エサを食べる幼虫




数世代後のフタホシコオロギたち 

 どんどん増えていったのはいいのですが、最初が4匹で、その後は新しい成虫を入れずに何世代も繁殖させていったためでしょうか。12月になると奇形が見られるようになってきてしまいました。



羽根が短い成虫


羽根がない成虫


羽根がほぼ白くなってしまった成虫


体の色素もなくなってしまった成虫


 このままではかわいそうなので、近々新しい血統を入れるつもりです。