ムラサキツメクサの花の色

  

 ムラサキツメクサは、マメ科の植物で、ヨーロッパ原産の世界的な帰化植物です。日本では、明治初期に飼料用作物として導入され、今ではいっかり道端の草となりました。

 5月、アカツメクサの群落に、ぽつぽつと白い花が咲いているのに気づきました。白花だと思って近づくと、淡い紫色の花もありました。


これは、ごく普通の花です。

 


これは、 微妙に赤紫色がついたものです。

 


これは、純白の花です。

 


 こうして身てみると、白花だけがはっと現れるのではなく、中間のものも現れているのですね。ということは、遺伝子の異常によって、花弁の色素をつくる酵素の連鎖が切れてしまって色素が無くなった、という単純な原因ではないらしいですね。実際にはどうなのでしょうか。