上毛新聞(3007.3.26)より

●戦国大名・里見家の子孫ら集まる
光明寺で筒井住職から供養塔を案内される里見香華さん(右から二人目)、里見義行さん(同三人目)ら
 安房国(千葉県南房総)の戦国大名・里見家の子孫らが集まった「房総里見会」(里見香華会長)の会員二十七人が、里見家始祖の里見義俊が治めた高崎市内旧榛名町地域を訪れた。里見家始祖の三十代目とされる里見義行さん(高崎市下里見町)らとゆかりの地を回り、交流を深めた。

 里見家は新田義重の子供の義俊(一一七〇年没)が開き、現在では近畿地方などを含め「全国里見一族交流会」が組織されている。房総里見会は会員個々で幾度となく旧榛名町を訪れているが、会としては初めてという。

 一行は榛名梅まつりを楽しんだ後、里見家の供養塔のある同市中里見町の光明寺を訪問。筒井泰道住職の案内で供養塔や狩野派の杉戸絵、新田公旧里の碑を見学し、義行さんが開いている里見資料館でもゆかりの品々に接した。

 房総里見会事務局長の鈴木恵弘さんは「梅まつりは会場が広く、会員も十分に楽しめたと思う」と感想を語った。義行さんは「高崎市内で里見家が興ったのは旧群馬町の古墳と、旧箕郷町の長野氏の間の時代。それぞれの地域の歴史を大切にする意味からも交流を盛り上げていきたい」と話している。



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