□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ===== 商売.笑売.盛売。それとも少売シリーズ ===  【商売を 笑売や 盛売にするには】    □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 師匠は 怖い人 師匠は 優しい人 師匠はどんな人と  言われたら 怖いけど 優しい と言う 表現に成ります 自分が 日本電気 宇宙通信開発事業部の研究員から 有る出来事が有り 日本電気を 退職して 技術の世界に 入ったのが  大船の 松竹撮影所 結髪部で  師匠の 使う 櫛に触らせて 貰うまでに 三年掛りました 技術者の 使う 櫛は 武士の 刀と同じで 何もわからない 人には 触らせない物だと 三年間 トイレ掃除をさせられ 初めは嫌だった トイレ掃除ですが  いつの間にか  トイレの便器を 磨き上げる事が 楽しく成った時に あれ程 嫌だった 休みの日に 参加させられていた 鎌倉 円覚寺の座禅会で 体が 揺れなく成って居る 自分に出会いました 円覚寺のお上人から 言われた事は 座禅で 体が動く人は 心が動くと 言われた事 思い出します 中村さん 心が動かなくなりましたね と 座禅の後で 円覚寺の お上人から  言われた時  師匠が 本当に 嬉しそうな 顔をして居た事を 思い出します   中村 技術の修業は  教えて貰うのでは無いぞ 自分の作品を作る為の 修業の場と考えろ 私の真似をしている内は 私を追い越す 技術者には成れないと 思えと 言われ    師と並びたかったら 師の求める物を求めなさい 師の教えは師の排泄物で有り 師の排泄物を有難がたく頂戴していたら 師と並ぶ事は一生掛けても出来ません 師に認められるには 師の求める物を求めたら 師と並ぶ事が出来るし 師を追い抜く事も出来ると心得よ この言葉を 色紙に書いて 私に 渡して頂きました その日から 師匠は 自分の 櫛を触らせるように成り 私を 自分と 同格の 技術者として 接して頂ける様に  成った事を 思い出します   作品を作って居る時の師匠は 怖いと言うより 部屋の中全体が  ピーンと張った糸みたいに 緊張してました 技術に関しては 絶対に 妥協はしませんし 何しろ 自分に厳しかった事 思い出します  何時間でも 何日でも 自分が納得する 作品が作れるまで 繰り返し 繰り返し 作品を作ってました 有る時 中村 この作品を どう思うと 言われた時 私から見たら 完璧で 何とも美しい 形で こんな作品を 作れるまでに 成るには 何年掛るのかと 思う 美しさです 確か それは 岡田真理子 さんの 吉原の 太夫の役で 使う カツラで 吉原の太夫は  例え相手が 大名でも 嫌なら お座敷に 出なくても良いと 言う 格式を持つ 太夫の 役で 岡田真理子 さんに かぶせて 衣装を着けての ポスターの 写真撮り の時でしたが 師匠が 駄目だしをして カツラを壊してしまい 撮影が出来ない事が 有りました ピリピリした 空気の中で 師匠が 言ったことは 全員が カツラの出来が良いと 褒めた事でした カツラが綺麗なのは 技術者としての 自分の技術が 未熟で カツラを付けた 女優さんが 綺麗で無ければ 何の意味も無い事で どれ程  カツラが綺麗で 完璧でも駄目で    吉原の  遊女としての 淫靡の 感じが 全く無くて カツラが綺麗過ぎると 言うのです 弟子にも 厳しい 師匠でしたが 自分には 数倍 厳しい師匠でした 匠の世界や 技術者は 各有るべきと 教えられた 出来事でした  今に成って 思う事は 自分の提供する物が 何の為に 有るのかと言う 商売人の 究極の 基本と思います 何と私は  素晴らしい 師匠に 弟子入りしたのかと 感謝するばかりです ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 以前の物お読みになります場合のバックナンバーは  http://www3.wind.ne.jp/~temis/ml/cgmmm.cgi _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/Temis Network_/_/_/