□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ===== 商売.笑売.盛売。それとも少売シリーズ ===  【商売を 笑売や 盛売にするには】    □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 師匠は  給料の安い弟子は いらないと 良く言ってました 何故なら 給料の 安い弟子は 安い仕事しか しないから要らないんだよ そして  給料を 高く望まない弟子は 身の回りに有る物でも 給料の安い人は 只単に   何でも 有れば良い  書ければ良い  使えたら良い  食べられたら良い 着られたら良いと言う  只単に安い物を 求める それではお客様に  夢を売る仕事 等 到底望むべきも無いし  絶対に夢の有る 良い作品は作る事が出来ないと 何しろ 五月蠅かった 持ち物 食べ物一つでも 何しろ凄く五月蠅かった ハサミは物を切る物に有らず 櫛は髪を溶かす為だけの物と思うな ペンは書ければ良いと思うな 洋服は 寒い暑いで 決めるな 靴とベルトは男の価値を決める物と心得ろ 時計は 時を見る為の物に有らずだぞ 食事は 餌では無いぞ 感謝を食らうものと知れ トイレは 用を足す所に有らず と一日三回の掃除です 何でも良いから  男は 凝れ 凝ったら その世界が 良く分かるから だから 私が松竹撮影所の修行時代に 合気道に 凝って 六年間  撮影所の 道場に時間が 少しでも 有ったら 通って居ても  師匠は 何も言わなかったのか そして  今考えると 師匠って 凄い人だったと思う事が有ります それは 弟子と 食事に行っても 鎌倉の建長寺や 円覚寺に行っても 歌舞伎に行っても 温泉に入って居ても 何処に行っても 必ず  儀式みたいに やらされた事が有ります お前なら 如何する・何事によらず  お前なら如何する これが 儀式でした   食事をして居ても テーブルに 皿が届くと 料理の飾り付けを 見て  お前なら 如何する   如何したら もっと美味そうに見える お前なら 如何飾る と聞かれます 物事  全てに対して お前なら 如何すると 儀式みたいに 六年間  聞かれ続けてましたので 自然とそれが 身に付き レストランの  メニュウを見ても 私なら こうするとか ああするとか 何事によらず 何時も 考える 癖を 師匠から自然と 身に 付けて頂きました レストランの 接客でも お前なら 如何する どんな接客をすると 聞かれます 当時は 何て 口うるさい 何でも かんでも お前なら 如何するって 聞くなよ  接客何て 一人一人 違うのに 大きなお世話で 何とも口うるさい 親父だと 心で 叫んでました 今考えると  何と駄目な 弟子だったか 分かるのですが でも その訓練の お陰で 物事 自分なら 如何すると 言う 事を 考える癖が 身に付きました 看板一つを見ても  全く 人と違う 見方が 出来る様に成って居ました レストランで 頼んだ物が出て来るまでにも 沢山の お前なら 如何するが 有りますので 考えて居ると 時間が経つのも忘れます 新聞や  雑誌  小説を 読んでも 物の理解力や 感じ方が変わってきたと 思ってます だから  師匠に 付いてから 何で 如何して 如何するのと 常に 考えさせられ お前が  考えたら それを ノートに 残せと 言われたのが 商売五輪の書として書き貯めた ノート38冊が 現在の  商売シリーズのベースに なり  10年に渡り  2500話に近づく まで 書き続けられたと思ってます 常に  顧客を喜ばせるアイデアをひねり出していた師匠 師匠自身が 自分が 目に入るもの 全てを 自分なら 如何すると 考えて居ました そして 手掛けた 女優さんが 銀幕の中で 如何に 輝き 有名女優 に 成るには 如何する  映画の場合と  ポスターの写真撮りは違うと メイクもヘアーも変えて居た師匠 そして 監督に 女優を売り込むのでは無くて 時代考証の中で この飾りは とか  この髪形はとか 監督に印象付けると 監督が ワンカット  ワンシーンでも そんなに珍しい 髪飾りや 日本髪なら ワンカット  入れて 撮影するかと 成りますので 結果として 自分が手掛けた  女優さんの 売り込みまで した居たと  今に成って  このメールを 書いて居て 気が付くとは 何と駄目な 弟子だったのか  恥ずかしい限りです あの世に逝った師匠 ごめんなさい   師匠が 髪形や飾りを 監督に売り込んで居たのは  自分の  名声の為だなんて 考え居た 何と ゲス な考えを  私はしていたのか 近い内に  鎌倉に墓参りに行きますので その時に 謝ります ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 以前の 物お読みになります場合のバックナンバーは  http://www3.wind.ne.jp/~temis/ml/cgmmm.cgi _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_//_/_/_/_/_//_/_/_/_/_//_/_/_/_/ 【商売・笑売・盛売 製作】中村憲司 temis@mail.wind.ne.jp