ＡＬＬ　ＡＢＯＵＴ　ＧＲＡＮＤＥＳＣＵＤＯ

ここでは、過去にスズキより販売された、グランドエスクードという車について掘り下げて紹介していきます。

※下記資料については個人が独自に調査したものであり信頼出来るものではありません、間違った箇所等ありましたら修正をかけて
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発売時期 名称 何型なのか 特装車限定モデル名 大きな特徴
２０００．１２ グランドエスクード ２型 　　 　
２００１．６ グランドエスクード　ヘリーハンセンリミテッド Ｈ／Ｈ前期 ５人乗り
２００２．１ グランドエスクード　ＫＡＮＳＡＩ（カンサイ） ＫＡＮＳＡI 本革シート
２００２．６ グランドエスクード　ヘリーハンセンリミテッド Ｈ／Ｈ後期 エアロ外装・ホワイトメーター
２００２．１１ グランドエスクード ３型 　　　 内装変更
グランドエスクード　ＦＩＳフリースタイルワールドカップリミテッド　 ＦＩＳ エアロ外装
２００３．６ グランドエスクード ４型 　　　 可変吸気・５速AT　エアロ変更
２００４．５ グランドエスクード　Ｌ−ＥＤＩＴＩＯＮ Ｌエディ 本革シート

●初代グランドエスクード　通称：Ｇエスク２型

発売時期： ２０００．１２ ＢＯＤＹ　ＣＯＬＯＲ 　
型式： ＬＡ−ＴＸ９２Ｗ ■パールホワイト2（ZA5）
価格： ２２９．８万円 ■クールベージュメタリック（ZA4）
■キャッツアイブルーメタリック（Z2U）
■シルキーシルバーメタリック（Z2S）
　　
全長： ４５７５cm
ＤＥＴＡＩＬＳ：
初代グランドエスクードは、２０００年にマイナーチェンジを受けたエスクード５ドア（ＴＬ５２Ｗ）のストレッチバージョンとして登場しました。
この時、エスクードは２型へとマイナーチェンジを行っており、そこから派生したグランドエスクードも２型からのリリースとなりました。
（そういった理由から１型のグランドエスクードは存在しません）
ストレッチバージョンといいつつも、ラダーフレームから根本的に設計の見直しをかけＴＬ５２Ｗより２３０ｋｇ増しの重量を補う為、新開発の２７００ｃｃのＶ型６気筒エンジンＨ２７Ａを搭載し、尚かつ車両価格を２２９．８万円というデフレを引き起こしそうなくらい下げたのが特徴です。

内装は軽自動車ライクという感は否めませんが。
当時ではめずらしい、シートヒーターや運転席・助手席のシートに埋め込まれた無段階角度調整付フロントシートアームレスト ・リヤエアコン（クーラー機能のみ）が搭載され、エアコンのコンソールはデジタル表示でした。

●グランドエスクード　ヘリーハンセンリミテッド　通称：Ｇエスク２型（Ｈ／Ｈ前期モデル）

発売時期： ２００１．６ ＢＯＤＹ　ＣＯＬＯＲ 　
型式： ＬＡ−ＴＸ９２Ｗ ■パールホワイト2（ZA5）
価格： ２３２．８万円 ■ブルーイッシュブラックパール３
　 　 全長： ４５７５cm
　 　 限定販売台数： ５００台
ＤＥＴＡＩＬＳ：
スズキのお祭り行事である特別仕様車（特装車）、グランドエスクードの第１段は海をテーマとしたヘリーハンセンリミテッドです。
外装等は特に大きな変化はありませんが、グランドエスクードの売りの１っであった３列シート７人乗りをスッパリと２列シート５人乗りにしてその分、広大なラゲッジスペースを確保した意欲作です。
シルバー塗装を施したルーフレールや、助手席・運転席シートヒーター。モノトーンで統一された内装にはじまり、今ではアウトドアの代名詞となっている撥水シートをいち早く取り入れたのもこのＨ／Ｈでした。

また、特別仕様車なのに価格面もおさえ２３２．８万円としたのも特徴ですが、価格を抑える為かリアエアコンも取っ払ってしまうという賛否両論かつ大胆な戦略がとられております。

●グランドエスクード　ＫＡＮＳＡＩ（カンサイ）　通称：Ｇエスク２型（ＫＡＮＳＡI）

発売時期： ２００２．１ ＢＯＤＹ　ＣＯＬＯＲ 　 画像募集中
型式： ＬＡ−ＴＸ９２Ｗ ■パールホワイト2（ZA5）
価格： ２４７．８万円 ■ブルーイッシュブラックパール３
　 　 ■シルキーシルバーメタリック（Z2S）
　 　 全長： ４５７５cm
　 　 限定販売台数： ５００台
ＤＥＴＡＩＬＳ：
スズキのお祭り行事である特別仕様車（特装車）、デザイナーとして有名な山本寛斎のプロデュースを受けたグランドエスクードのＫＡＮＳＡＩリミテッドです。

外装はデカールやエンブレム等のさりげない変更のみですが、内装については山本寛斎を前面に押し出した茶系色の大胆な色遣いと、グランドエスクードでは初となる専用シート表皮＆ドアトリムクロスを採用した高級モデルでした。
鏡面のくもりを除去するヒーテッドドアミラーや、好評だった運転席シートヒーターを、助手席にも装備しました。
フロントフェンダー部やスペアタイヤハウジング（タイヤカバー）、６本スポークデザインのアルミホイルに専用のＫＡＮＳＡＩマークをあしらってあるのも特徴です。

●グランドエスクード　ヘリーハンセンリミテッド　通称：Ｇエスク２型（Ｈ／Ｈ後期モデル）

発売時期： ２００２．６ ＢＯＤＹ　ＣＯＬＯＲ 　
型式： ＬＡ−ＴＸ９２Ｗ ■パールホワイト2（ZA5）
価格： ２４３．８万円 ■クールベージュメタリック（ZA4）
■キャッツアイブルーメタリック（Z2U）
■シルキーシルバーメタリック（Z2S）
全長： ４６４０cm
限定販売台数： ５００台
ＤＥＴＡＩＬＳ：
スズキのお祭り行事である特別仕様車（特装車）、グランドエスクードの第３弾は海をテーマとしたヘリーハンセンリミテッドです。

今度のＨ／Ｈは、スペックこそ変化はありませんが、外装をスズキの架装メーカーである（株）ＢＥＬＬＡＲＴ（ベルアート）に依頼して一目でノーマルとは違うグランドエスクードとなりました。
フロントにはり出したエアロは車検証に記載される全長４ｍ６４ｃｍという数字が表す通り標準のグランドエスクードより７ｃｍも長く、足回りの変更はないにもかかわらずローダウンに見えるエアロフォルムと相成りましてその存在感はエスクードのＶ６スペシャルという特別限定車を彷彿させるものがあります。

内装も文字盤面を白色とした専用メーターパネルや黒木目調フロアコンソールガーニッシュ、専用スピーカーを採用しチューニングを施したＭＤ/ＣＤステレオ（ＤＳＰ搭載）など装備を充実させているのも特徴です。

社外品の少ない、グランドエスクードでは唯一のエアロとしての価値も高く、フロントエアロやサイドステップ、リアバンパーなどを交換するのも一部のステータスとなりました。
特に、サイドステップは唯一のグランドエスクード正規対応品であり、その価値や位置づけはグランドエスクードユーザーにとっては非常に大切なものです。

価格に関しては、外装フル交換ですが２４３．８万円と抑えられております。

●グランドエスクード　通称：Ｇエスク３型

発売時期： ２００２．１１ ＢＯＤＹ　ＣＯＬＯＲ 　
型式： ＬＡ−ＴＸ９２Ｗ ■パールホワイト2（ZA5）
価格： ２２９．８万円 ■クールベージュメタリック（ZA4）
■シルキーシルバーメタリック（Z2S）
■キャッツアイブルーメタリック（Z2U）
　
　 　
全長： ４５７５cm
画像募集中 画像募集中
ＤＥＴＡＩＬＳ：
２型発売から２年後、グランドエスクードのマイナーチェンジが行われ、３型へとスイッチしました。

３型のグランドエスクードは、スペックこそ変化はありませんが内装を質感の高いイメージに一新、スポーティーな３本スポークタイプのステアリングや盤面自発光式を採用したメーターパネルを採用。
また、ボディーカラーに合わせてベージュ系（クールベージュメタリック・パールホワイト2）、グレー系（キャッツアイブルーメタリック・シルキーシルバーメタリック）の内装色を設定しました。

シートについても、ポジションから大幅な見直しが行われ、２型のグランドエスクードより若干シートポジションが低くレーシーな雰囲気を醸し出しております。
また、この３型から無段階角度調整付フロントシートアームレストではなく、スライド式アームレスト一体型センターコンソールボックスという固定式のアームレストに変更することで１、２列目のフルフラット化に貢献、その他、オーバーヘッドコンソール等、収納の工夫が凝らされるようになりました。

これだけ、大幅な改良を行っても車両価格を２２９．８万円におさえるスズキの努力はさすが消費者に一番身近な軽Ｎｏ１のスズキといった所でしょうか。

●グランドエスクード　ＦＩＳフリースタイルワールドカップリミテッド　通称：Ｇエスク３型（ＦＩＳ）

発売時期： ２００２．１１ ＢＯＤＹ　ＣＯＬＯＲ
型式： ＬＡ−ＴＸ９２Ｗ ■パールホワイト2（ZA5）
価格： ２４７．８万円 ■キプロスブルーメタリック（Z2J）
■シルキーシルバーメタリック（Z2S）
全長： ４６４０cm
限定販売台数： 期間限定販売
ＤＥＴＡＩＬＳ：
スズキのお祭り行事である特別仕様車（特装車）、グランドエスクードの第４段は国際スキー連盟とのタイアップ企画、ＦＩＳフリースタイルワールドカップ リミテッドです。
この、ＦＩＳリミテッドはマイナーチェンジを行った３型のグランドエスクードと同時発売されました。

イメージとしては、３型に進化したグランドエスクードに、ベルアートの架装（Ｈ／Ｈ後期モデルと同じ）を施したといった感じですが。
１０本スポークの新アルミホイールやサイドマーカー付きドアミラーカバー、スマートキーレスエントリーなどよりラグジュアリーな装備が充実しており、熱線でワイパーとフロントガラスの氷結を溶かすデアイサーをオプション装備した点も見逃せません。

また、グランドエスクードでは初のＦＩＳ青（正式にはキプロスブルーメタリック（Z2J））が選択でき、車内色もスポーツチックな専用の青基調色に統一しております。

社外品の少ない、グランドエスクードでこのＦＩＳに採用されたサイドマーカー付きドアミラーカバーは一部のコアなユーザーに爆発的な支持を得ました（笑）。

価格に関しては、外装フル交換で２４７．８万円とグランドエスクードＫＡＮＳＡＩと同じ価格設定です。

●グランドエスクード　通称：Ｇエスク４型

発売時期： ２００３．６ ＢＯＤＹ　ＣＯＬＯＲ 　
３型FISとデザインが似ておりますが
実は別物です（汗）
（Thanks．ひろひろさん）
型式： ＵＡ−ＴＸ９２Ｗ ■パールホワイト2（ZA5）
価格： ２３７．８万円 ■クールベージュメタリック（ZA4）
■キャッツアイブルーメタリック（Z2U）
■シルキーシルバーメタリック（Z2S）
　
　 　
全長： ４６４０cm
ＤＥＴＡＩＬＳ：
３型発売から半年たらずで、更にグランドエスクードのマイナーチェンジが行われ、形式もUA-TX92Wとなり遂に４型の登場とあいなりました。

いままで、特装や内装で進化し続けたグランドエスクードですが、発売から２年半というサイクルでＶ６エンジンＨ２７Ａに可変吸気ポートを採用、出力アップを図るとともに、オートマッチクトランスミッションを５速化する事で燃費の改善、環境基準のレベルアップ（優−低排出ガスから超−低排出ガスへ）、出力の向上という相反する問題をクリアしました。

２ＷＤ−４ＷＤへの変速機構も従来のレバー方式から、簡単に切り替え出来るスイッチ式に変更。過酷な運転状況でのスムーズな変速操作へと貢献しております。

また、外装についてもフロント部分等、骨組みより一新。
ヘッドランプとフォグランプ、フロントバンパー、フロントグリルを変更、その他リアコンビネーションランプ（テールランプ）を視認性の良いユーロタイプなものに変更する事で全体的に需要の高い欧州を意識したデザインへと変貌を遂げました。
社外品の少ない、グランドエスクードでは４型に採用されたリアコンビネーションランプはドレスアップパーツの１っとして有名ですが２、３型→４型への変更の際。ハーネス（コネクタや配線）も変更になっており取り付けには一工夫必要なのが玉に瑕です。

価格に関しては、２３７．８万円とエンジン、トランスミッションその他、設計見直しの割には低価格に抑えられております。

●グランドエスクード　Ｌ−ＥＤＩＴＩＯＮ　通称：Ｇエスク４型（Ｌエディ）

発売時期： ２００４．５ ＢＯＤＹ　ＣＯＬＯＲ 　
型式： ＵＡ−ＴＸ９２Ｗ ■パールホワイト2（ZA5）
価格： ２６２．５万円 ■クールベージュメタリック（ZA4）
　 ■キャッツアイブルーメタリック（Z2U）
■シルキーシルバーメタリック（Z2S）
　
全長： ４６４０cm
限定販売台数： 期間限定販売
ＤＥＴＡＩＬＳ：
遂に最終型となったグランドエスクード、基本的には、Ｇエスク４型の特装車扱いだが外装的には変更はなく、より高級感を出すために２００２年１月に発売されたＫＡＮＳＡＩ以来、２回目の本革シート表皮と人工皮革のドアトリム表皮装備となりました。

また、ＦＩＳで評判の良かったサイドマーカー付きドアミラーカバーや熱線でワイパーとフロントガラスの氷結を溶かすデアイサーを標準装備、ロゴ入り専用スペアタイヤハウジングもＬ−ＥＤＩＴＩＯＮオリジナルのものになっております。

価格に関しては、２６２．５万円と今までの低価格を取り戻すかの如き普通車価格設定(x。x)。

この後、２００５年５月に新型のエスクード（３代目）が発表されるまでの１年間、２型Ｇエスク発売から約５年６ヶ月でグランドエスクードの販売は終了を迎えました。