日本の鮎の川                 オレ鮎トップへ

         <KIKUの激流を求めて 04年九頭竜川







-----------------
 車 問 題 
-----------------

今年はとにかくついてない。何がついてないって、車のトラブルが多すぎる。

7月1日、東北の解禁日からエンジンがストップ。
7月下旬頃から電装系に???と感じる回数が増え、しまいにゃブレーキから異音が。

パッドが減っているだけではない。ブレーキべダルから足を離しても異音は鳴り続け、
酷い時には軽くブレーキがかかった状態で運転する羽目になってしまう。


しかし、腐っても愛車。
総走行距離18万kmに達しようかという平成7年製トヨタ・スプリンターカリブに
しぶとく乗り続け、8月1週目の秋田釣行までは我慢していた。

が、もはや限界。ブレーキを踏む度に冷や汗かくのでは、快適な運転は不可能。
ここにきて、ようやく車を買い換えることに決めた。

新しい車が届いたのは8月21日のこと。早速、当日のうちに秋田へ向かう。
翌日、遠征に来ていたドン玉さん、雨さんらと阿二川へ向かい、
家に帰ってきた時点で700km走行済み。


-----------------
 いざ、遠征へ! 
-----------------

さて、8月25日からは5連休。

車の心配がなくなったからには、やはり遠出したい。
本来、九頭竜川に行く為にとった休みであるが、絶不調振りばかりが
聞こえてくるため、後に米代川に予定変更。

が、直前に襲来した台風、さらにその後の雨により、米代本流下流域は厳しいと判断。
さらに8月中旬になって、スーパーマンことEgaoさんから九頭竜好調との情報。

結局、8月24日の夜、北陸自動車道をドライブする私がいた。
予想よりもかなり早めに丸岡ICに到着したのは午前9時、
九頭竜の谷口に到着はあれま!の9時半。



               いやがうえにも盛り上がるのがこのゲート!


なんと自宅から667kmである。6時間半である。

思ったよりも、近いジャン!(笑)


--------------------
 2004年の九頭竜川 
--------------------

さて、肝心の九頭竜川。

去年の高水時の印象があまりにも強いが、これはあくまで10年前の平水状態。
今だったら去年マイナス30cmが平水なのよ、とは九頭竜の大魔神こと匿−Bさんのお話。

それを聞いていたので、ある程度覚悟はしていたが、川に着いたらやはり拍子抜け。




      激流の中をライオンが遡っていったのはいつのことだったか・・・。






    こちらは谷口の平瀬。ううーん・・・。右に止まっているのが現在の私の車、マツダの旧型MPV




で、チョイと見て回るとすぐに発見、Egaoさん。


       一目で分かる、あの帽子(笑)


早速合流し、状況を教えてもらう。

まず、パッと見で分かる全面アカ腐れ。
何も知らずに川に来たなら、竿を出さずに帰ってもおかしくない。
正直言って、ハミ跡はほとんど見あたらないが、どうやら石の横とか下をハんでいる様子。

さらに、鳴鹿堰堤よりカミには遡上はほぼ皆無で、釣りの対象は放流アユとのこと。
しかし、数がいない分、とにかくデカくて太いとのこと。

そんでもって、Egaoさん曰く、

  「今年は難しいけど釣れますよー!」

とのこと。要するに、Egaoさんの独り舞台ってこと?(笑)


--------------------
 予 想 的 中
--------------------

早速の竿出ししてみる。

まずはカミのトロでオトリ取り。
いきなり3匹ホイホイ掛かる。

型はまあまあ23cm級。それより何より、なんだか異常に太い魚体。


そうこうするうち、お昼になって匿−Bさんが登場。

  「ご無沙汰でーす!」

と挨拶し、ご飯を食べて釣り再開。


 ・・・・・・・・・・・・・


で、夕方になりましたとさ。


釣れまへん。


午前中から頑張ったにも関わらず、わずか8匹。

しかーし、Egaoさんは26cmを筆頭に、なんと驚愕の25匹!
やはり彼はスーパーマンであった。


 ・・・・・・・・・・・・・

ということで、早くも2日目突入。


この日は九頭竜川中部漁協管轄地区では最上流部の放水口下。






最初っからこの流れにブチ込むのが九頭竜や!というのは大魔神

さて、やっぱり釣れまへん。




       右岸の深瀬の中にオトリを沈めた瞬間、一発で23cmがきたから


  イケル!

と思ったが、後が全く続かず。

どうすべきか?

私がこのままゴッツイ竿にタマ付けてオトリを引っ張っても、先が見えている。
ここは発想の転換。竿を替える、糸を替える、ハリを替える、場所を替える、釣り方を替える。

セレクトした竿はグランドスリムに水中糸メタル0.1号、
ハリはダイワのD―MAXキープ8号3本イカリ。

この道具にて、深瀬の開きで泳がせる。
その結果、ようやく5匹追加の計7匹にて車移動。


向かった先は、谷口カミの堰堤下。

様子がおかしい。
警官を連れて釣り人が歩いている。

消防車が数台待機している。人の動きが慌しい。
誰か流されたか?


残念ながら、九頭竜では毎年事故が起きているとのこと。

匿−Bさん曰く、

  「川をナメたらアカンのや」

重い言葉である。

ちょっと気持ちが萎え、なんとなく入るは北島橋シモ。
ここも大して釣れない。1時間ほどで2匹追加。


  「アカン!アユの気配がせーへん!」

というのは大魔神。もはややる気がなくなったようで・・・。


再び車移動。


--------------------
 本当は釣れる?
--------------------

けっきょく、シモに戻って左岸の高橋砂利店から谷口へ。

大魔神はもはや常連の友人と見物モード。
私とEgaoさんの二人は人工島周りで1時間半勝負!

まず、最初に掛けたはこの私。

柔らか目の竿であるのに加え、あまりにもアユが重過ぎて居合い抜きに失敗。

  タモ抜いてる余裕がないんですけど(笑)

次に掛けたはEgaoさん。

なーんか、えらい時間が掛かっている。
しまいにゃ「デカイ!デカイ!」との声が。

端から見ると、例のコロガシ改造竿があまりにも極端なヘの字に曲がっているので心臓に悪い。
数分かかって寄せたのは、26cm級。


それからはお互い良いペース。

二人とも時速5匹ペースで掛けたような掛けないような?
とにもかくにも重過ぎる!というのが、今年の谷口のアユに対する印象だった。


--------------------
 へぇーーーーー
--------------------

釣りを終え、匿−Bさん宅に戻った時点で既に真っ暗。
しばし後、Egaoさんと合流してお風呂・夕食の楽しい時間。

色んな会話があったが、魚乱氏とka2ちゃんのように、
アユの話が全く出ないなんてことはなく、むしろその逆(笑)

                              
ほっとけっつーの! この〜〜gyo(-_-メ)

全てが最終的にアユに繋がるお話。

印象に残っているものを順不同に列記してみる。


  (1)私のグラスリは24cmオーバー掛けてもさほど曲がっていないらしい。

     本人は限界のつもりだったが、まだまだ余裕があるということか・・・。


  (2)Egaoさんは1日2−3本しかハリを使わない!しかも研がない!


  (3)Egaoさんは3種類のオモリ釣方を使い分けている。


  (4)匿−Bさんの根掛かり外し講座

     入って行っても止まれない場所で根掛かりを外すには、
     流されながら足で石を蹴ったぐれって・・・。

  (5)7月の福井豪雨

     匿−Bさんは被災地へボランティア活動に行ってたとか。
     これについて、ふざけた話は出来ない。


とにかく夜はあっという間に更けていった。


--------------------
 さて、どうする?
--------------------

3日目は8月27日。

匿−Bさんは仕事の為に釣りは休みだが、Egaoさんの出勤時間?である8:30に谷口で合流。

この日も消防車が3台ほど待機状態。
そのすぐシモで竿を出す釣り人。ある種異様な光景ではある。

と思いながらも、シモの谷口へ。

で、やはり釣れない。とにかく釣れない。釣れな過ぎ。

昼近くまでボ!

これでは移動も出来ず、11時半まで頑張って、ようやく1匹。
周囲もほとんど釣れてない。それはEgaoさんも同様。


お互い移動することで意見が一致。

さて、どこに行く?

Egaoさん

  「大野島はどうですか?」



  「・・・(マジっスか?)」


正直言って、昨年のあの光景があまりにも強烈に印象に残っている。
自分には攻略が不可能ではないか?という思いを残していた。
ある種のトラウマみたいなものである。

しかし、どうにかして現在の悪循環を断ち切らねばならない。

ちゅうことで、「行きましょう!」と勇気を振り絞っての返答。


--------------------
 再びあの流れへ
--------------------

そして、一年振りにあの激流に立ったのだ!





         今年は左岸から



そりゃあ昨年に比べれば、20−30cmは水位が下がっている。

しかし、九頭竜一の激流であることは疑いようがない流れ。
確かに緊張感を伴う釣り場であるが、今年はある程度攻略できそうな流れ。


まずは瀬肩から。

しばし後、20cmが心地良いアタリ。
本日2匹目、そしてオトリが取れたことにホッとする。


徐々に下がる。

最初の波立ちで24cm。イイねイイね!


さらに下がり、いよいよ瀬の中へ。

そして、クライマックスが。

  ゴンッ、ガギューーーン!

ときたもんだ!

最初の一撃をベタ竿で耐え、間合いを見て竿を立てる。

気合を入れてアユを抜き、カミへ返す。

流れてきたアユは見事な25cm級。



これをオトリに、隣の波立ちの中へ。

入れた途端に“硬派”がヒン曲がる。

ここは九頭竜一の激流。

足元は一抱えもある大石ばかり。

動きたくても動けない。




こんな状況下で、貴方ならどうする?

どこかで聞いた言葉かもしれないが、

  「気合だー!!」

抜いたアユはさらにデカイ!



これを数度繰り返した後、次にきたヤツは・・・。

一発目の突っ込みを凌いだ。

竿を立てようとした瞬間、沖へ、シモへ走る。

竿尻と竿を持つ手は波を被る、そこまでベタにして耐えた、

いや、耐えようとした瞬間、竿がまっすぐとなる。


メタル0.2号が真ん中から切れていた。

ここは素直に九頭竜の強アユに負けを認めた。

ここまでされると、ある意味清清しい気分となる。

水中糸を、あっさりメタル0.3号に交換。




その後のことはさほど記憶に残っていない。
なぜなら、その後も頭の中が真っ白になるアユに出会うことが出来たから。

釣りが終わり、陸に戻る。

Egaoさんが「勝利の一服をどうぞ」とタバコを差し出した。

素直に受け取り、思わず笑みが出る。








これら全てが強アユ


プロポーション抜群の綺麗なアユが11匹。

計ってみれば、ほとんどが25cm前後、最大は26cmあるなし。



  数の問題ではない。

これこそ、自分が求めていた九頭竜の釣り。

去年は出来なかったことを実現させた達成感。

全身全霊をもって九頭竜川とそのアユと対峙した満足感。



この日の釣りを終えて思う。

もしも今日、一人で川に入っていたなら、絶対この瀬には入らなかった。
誘ってくれたEgaoさん、有難う。



この時点で九頭竜を去る決心が付いた。
この状況でこれ以上滞在したところで、これ以上の釣りができるはずがない。

来年以降の為にも、良い思い出を残して帰りたい。

午後9時、私は既に北陸自動車道を北上していた。

匿−Bさん、Egaoさん、本当に有難うございました。

来年もまたよろしくお願いします。たまには東北にも来ては如何?

  今向かっている秋田県なんて、それはもう!!


なんて思いを胸に、ひたすら北上する。
そう、明日から米代に入るのだ!

8年振りに復活した、“二ツ井の大アユ”に出会う為に。


                          (KIKU)

(この項、了)




<魚乱コメント>

 遠景の川ってのは、ゆったり、のどかに見えますけどね、
 いざ入ってみると、やばいよなあ・・・

 しかも、アカ腐れとなると、おっかなくてやってられない。神通なんかもそうだね。
 ズルズル・つるつる ・・・ そのうち、ドカッときて、頭、ゴッチ〜〜〜ン!!

 特に石がゴトゴト大きい川じゃこの手の事故の確率は倍加します。
 ヒザ丈の深さでも充分に溺れられるのが、こういう川の特徴ですわ。

 もう一つなんともなさそうでヤバイのが、、大トロ場。
 瀬なら、流されながら手足で水をかいて、無事、対岸へご到着。

 ところがデッカイ川の大場所の大トロでは、そうは簡単に問屋が卸しませぬ。
 そこのアタマの開きのアタリからスタートして、余裕で流されてようと思ったところ、
 くたびれちまって、足はつかない、岸辺は遠い、水は全く動かない。。。

 え。。。 そんなはずじゃあ、と、横目で見れば、、、
 必死にかいてる水の下〜の方から、なんか、得体のしれない白い物をまとったロングヘヤーの、、、

    「うぎゃ〜〜! 那珂子だぁーーー!!」

 一回、ガボッ!と水を飲んだら、行く先はもっと別のところだかんね。


   ・・・・・・

 さて、コワイお話はそれくらいにして、、(~_~;)

 大きく、立派な鮎ですねー
 これで、写真の鮎の目がシロくなけりゃ最高なんですけどね、
 いや、アタシも何回も経験があって、鮎の場合は「赤目」じゃなくて「白目」がイヤ〜!
 こりゃ、やっぱ、フラッシュのせいなのかね?
 どなたか、教せえて下さいな。。