自作・ワンタッチ鼻環








鼻環はワンタッチだ.

まだ有力メーカーがどこもワンタッチを作っていないころから使い続けている.
理由は簡単.水仕事をすると爪先も指先もすぐにフニャフニャになって、しかも痛くなる.
フニャフニャというのはいつもホントに許せない...

翌日の仕事にも響くから、出たての頃のワンタッチをすぐに採用した.(タイプAの旧型)




今でこそワンタッチ全盛だが、

当時のワンタッチの評価は低くて、現在メーカー品のワンタッチをバンバン宣伝しているよう
な人達が、小馬鹿にしたり苦言を呈していたというようなことを思い出す.

ワンタッチは案外高コストだ.一個あたり数十円、百円近いモノまである.
しかも使いずらい割には値段が高い.
先端の処理に手間をかけないから、先が鋭くて鼻以外に刺さって出血させてしまうようなものも
少なからず販売されている.これでは怖くてよそ見しながら鼻に通すことが出来ない.

ならば自分で作ろうという企画がこのページ.ヘタなメーカー品よりはよっぽど使い勝手が良い.



◆材 料 と 道 具

・事務用のゼムクリップ(ステンのもの)一番小さいものでは細すぎる.中〜大くらいのがいい.

 数百円で一生使える.(ウチの事務所のを調べたら1000本で230円だった!ようするにタダ)

      

・内径05〜06位のウレタンチューブ 使用するゼムピンのサイズに合わせる.

・ペンチとプライヤーなど

・あればダイヤモンドヤスリ なくても大丈夫

・グラインダー(バフ掛けができるもの)

・青棒(バフ用の粘土ヤスリ)


 
◆作り方のポイント
 
・ゼムクリップは、大・中・小の3つカーブがあるのでこれを利用すると大物用・小物用が
 作れる.こんなもので、3個も鼻環が作れるなんて!

・カットして形を整える.たとえば ↓こんなカンジ.慣れればお好みの形にすればいい.

            

・トップの山の部分、糸をシバるところに溝をつけておくとズレなくなる.
 山の頂点の左右をペンチでつかみ、クイクイ回して溝を作る.

・問題はオトリの鼻に刺す先端部分の加工だ.
 カットした後のバリをダイヤモンドヤスリかグラインダーで取り去り、先端が形が丸く
 なるよう整形しておく.つまり『スリコギ棒』のさきっちょと同じようになるように.
 それだってアレだって、さす方はまるっこいでしょ? 
 アレがトンがってたらとんでもないことになる. 自然の摂理だ.

・その部分を『青棒』を塗ったバフでよく磨き込む.
 ついでに先端から鼻の位置する底のあたりまで磨いておくと実にスムーズに鼻通しが出来る.

 この磨き込みをしたと、しないとでは使い心地がまるっきり違う.
 これ専用に小型のグラインダーと青棒を買ってもペイするだろう.

・青棒をきれいに落として適当な長さのウレタンチューブを通すが、ここで注意.
 上図のBと魚乱タイプのように、必ず山の向こう側にも3mm程度のパイプをセットすること.
 これがあると、道糸がズレないし、断然、持ち易くなる.お忘れなきよう!

・2個のパイプのセットが済んで、瞬間アロンをたらせば出来上がり.



・ところで多くのメーカー品のワンタッチ鼻環はチューブやバネの延長線より先端部分が
 飛びだしている.これも許せないものの一つだ.(上図のB)

 何故かというと、バシッ!と2尾をタモ受けしたときに、この飛びだした部分がタモの目に
 刺さってオトリがネットのサイドに鼻から吊るされてヒクヒクしてたり、変なところでカラミ
 の原因になったりする.オトリ鮎がかわいそうだ、そして絡めば面倒、なんといっても
 変なダメージが大きいから、そいつはチェンジせざるを得ない.

・だから先端の長さはチューブの延長線ギリギリで良い.鼻に当てればチューブはちゃんと
 引っ込むから心配はない.(上図のAまたは魚乱タイプ)

・以前買った市販品も先頭の位置の調整し、磨いてから使ったりしている.
 (上図のがまかつ改良型)



◆収 納

・もちろん『やまちゃん式・クリスタル綴じ袋』で収納すれば、ピッと一発で引き抜けるし、
 鼻カン周りをなんと50〜60本もまとめて、極めて小さなスペースで収納できる.

    





 (この項、了)