日本の鮎の川 <静岡・山梨県境 富士川> トップへ
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<7月15日・土曜日>
いよいよ海の日です。 空梅雨か、早くあけた年には最高の3連休になるのですが、 今年はどうも、まだまだ梅雨が続きそう。 となると、どこへ行くかが最も重要な選択になります。 北は無論ダメ、栃木(那珂川)方面も連日の夕立、 西はよほど遠くまで行かない限り期待薄。。。うう〜ん。。。 でも、こちらには大御所様という超優秀な人材がいるのですべておまかせです。 ともかく天気を読ませれば怖いものナシ、なにしろ理論で迫るからね。 道は詳しいわ、環境の良いテン場は数多く知ってるわということなし。 今回は3人なので、ハイエースにすべて ぶっ積んで(笑)出〜発。 めずらしく運転手付きなので楽勝〜と思っていたら、高速ナシのルートで めまぐるしい運転でハイエース後席の簡易ベンチから何度も落ちそうに(笑) うかうか寝てられません、 うとうと、、、ブレーッキ! きゃ〜〜〜 てなもんです。 で、夜旅はすぐに完結し、あっというまに静岡県。 ホント、高速なんてまったくいらない。 富士川到着〜〜 う〜ん? やば〜〜 減水だ〜〜 でも良く見ると、まあまあの瀬か? サオは立てられるらしい、、、でも結構な水量 まわりの玉石の造作がいいね。 大鮎で有名というのが否が応でも納得出来ちゃうまんんまるの石の群れ。 瀬の頭のトロを横切って対岸へ。 すると、これらの大石に付いてる鮎が20〜30尾もいっせいに逃げ出す。 ゴクッ! まあまあの型〜 ◇ アララ様がすぐに対岸へ追っかけてきました。 フィリピン仲間のヒコさんは上流へ行って見えない。 気分はまことに新鮮なので、対岸の瀬脇からやります。 ヘチッコへいれてあげて、ちょいちょいで、ポ〜〜ン(笑) 電光石火です。 それを交換していれ直してあげると今度は大物、ググン、どすん。 あっというまです。 すぐうしろで大御所様が見学していて、すっかりいいところを 見せてしまいました。 ところがね、、、 そう簡単に物事は運ばないのよ。 少し混んできたので、その場をアラさんにまかせて 「やってはいけない」といわれていた シモの絞りや一番きついところをやりますが、シ〜〜〜ン・・・ バレ2回、チビ鮎2尾。 ようやくイイのがとれたと思ったら、ドベ放流。。 すっかり嫌気が差してきました。 仕方なく、上流のトロ場に移動です。 ここではちゃんと泳がせると掛かりますが、小さい。 そのうち、目の前をガイジンを乗せたラフティングボートが通って トイメンのおじさんが連中とケンカを始めました。 岩に突っかかって動けないのを喜んで騒いでいるもんだから(笑) 5ツも釣れてたら飽きてしまった。 カミからぱっとしない表情のヒコさんが帰ってきました。 パッとしてないそうです(笑) そのヒコさん、急に竿を立てて泳がせはじめました。 なかなか上手です。さすがです。 目の前で立て続けに掛けてようやく溜飲をさげたヒコさん それにしても、日本中、お天気の悪い中で、ここだけは別天地の快晴です。 暑いな〜というのも今年はじめてか・・・ お昼です ヒコさん特製の生白モツ&カシラ生 これはうんまい 負けた もう他でモツを買うのはやめました ヒコさんに手配&味つけを頼もう ビールの焼酎割り(笑)ですっかりいい気持ちになったので あとは寝るだけです。 こんな暑い日に目一杯やると身体に毒、次第に慣らしてゆきましょう。 ◇ みんなの仕舞い際、こちらは川で沐浴です。 さあテン場に向かいましょう。 ドド〜〜ンと第2東名下 すんげえ建築物。。。富士川をまたぐ。。。 このトンネルの向こうに何があるかというと、なんにもない、、てか 用地買収の全く見通しの立たないエリアがあるそうで、だれも知らない だれも文句を言わない国交省の管轄・すなわち河川エリアはさっさと工事 しちゃうわけ。 やることだけが自己目的化した巨大工事の典型。 これじゃ借金たまって、国民たまらん。。。 初日、結局ツヌケせず。。。 <7月16日・日曜日> 昨夜はよせばいいのにの那珂川組は集中豪雨で大変だったと、、やり〜 ヽ(^。^)ノ ぼちぼちとテン場シモの広大なチャラトロをやる やはり今日は変な天気で朝から逆光で目印が見えない。雨もぱらつく程度には。 いちおう、念為用品(笑) ここで午前中の時間を目一杯使い切りました。 で、、、釣果、、、1尾。 ヒコさん、、、おまる、、、。 大御所様は余裕のハリ結び、これ正解。。。 お話になりません。 ◇ 午後から上流の場所探し。 ちなみに、この富士川、上流は山梨県、下の絵の近辺から静岡県か? で、その山梨側は漁協もあって有料。 県境からシモの静岡側はタダ(笑)漁業権を設定するヒトがいないってわけ。 やはり水が落ちすぎでかんばしくないご様子。。。 山を巡ってアララ様ご推奨の垂涎ポイントを探します。 その前に水確保(笑) さすがに山水は甘くておししい。 今夜のコーヒーが楽しみです。 ウチに持って帰る分もおねがいね〜 そして振り向けば。。。 ドド〜〜ン! 遠目には軽そうに見える瀬、現場に行けば、、、わかるでしょ? か〜〜 良さそ〜〜 やり〜〜 明日はやってやるぜ〜〜 勇気りんりんだ〜 もいちど振り向いて、、、 熱くなった頭を冷やします たく、ワンパターンやなー 雄大な瀬をバックに記念撮影 夏なので電動ドリルは誰も持ってません(爆) ◇ あ〜じゃない、こうじゃないと明日のプランを語りつつ、 川の向こう側へ移動します。 「オイ! ちょっと待った〜〜!!」 車から飛び降りて、激写です! ん〜〜 (?_?) 「やり〜! ざまーみろ〜〜!!」 鮎師のテキ(笑) あ〜気持ちいい風景だ ◇ さて、人の不幸を喜んでいたのではラチがあきまへん。 あそこだ、ここだと入った瀬。 一番先に入れた途端に、ドド〜〜ン! 即がかり〜〜! ようやくやる気にさせる22cmクラスげっとおおお〜〜 それを入れたらまたすぐ来て、ものすごいアタリ〜〜 「あ、やめて・・・」 心の中でお願いしても、今更遅いよ、 「ぶっちん!」 間髪入れず 「あははは〜〜!」(アララ様) すべてを見られてしまった。。(^_^;ゞ そこがどんな場所かというとこんなかんじ。。。 トロ場の瀬肩に入ったヒコさんが見えます この絵をぐぐ〜〜っと引くと、こうなります。。。 わぁ〜〜〜、チョワッチッチ、、、(爆) 相変わらず、ヒトより掛ける数が多い大御所様でした。 脱帽。。。 2時間半もやって、案外、厳しく。 2日目 ・・・ ツヌケせず。。。すいまへん。。 <7月16日・日曜日> なんだか、はっきりしない天気です。 テン場を撤収、例の桃源郷の瀬を目指すのです。 ところが例の場所はとんでもはっぷん、簡単にはアクセスできないのです。 昨日の「ぶっつん」ポイントにクルマを置いて、徒歩で現地まで行くのです。 この先の距離を考えて緊張気味のおふたり。。。 かたや、ドンドン歩き出すヒト。。。すいません、もう少しゆっくり〜 延々、歩きます。 野を越え、山越え、、、じゃなく、チャラをけ散らし、トロ場を渡り、瀬を踏んで。。 ◇ まだ歩いています。 かれこれ、かるく1時間以上は歩いたでしょうか・・・ それでもまだ着きません。 よくやります。 通常、山屋ならともかく、鮎師はポイント目指してあんまり歩かないものです。 トーナメンターでも30分がいいところでしょう。 上州のオヤジ連はなかなか根性があるのです。 あ〜〜、のど乾いた〜〜 ◇ ひゃ〜〜、着いた、着いた〜〜っと。。。 あ〜くたびれた、頭かゆくなっちゃったもんね〜 二日も風呂に入らないのはこの夏初めてというヒコさん。 きれい好きなのね (^_^) ついでに、さっぱりしちゃいましょう。。。え、ヒコさんも? さて、いつまで莫迦やってないと。。。 こんなカンジの場所。 やっぱ、思ったより押しが強いです。 いれてすぐに一匹来ましたが、ノド掛かりでアウト。 何回か流して、石が大きいとミゾが深いのを実感。 見た目よりかなり厳しい。 おっかしいな〜 誰かやったか、低気圧のせい。。。 たるみで小物がぽつぽつ、その滝の上に引き入れたら、ようやくグイン! 対岸まで走った! お〜〜良く引く〜〜! グワシとカミ飛ばしして、引き入れた鮎 お〜立派〜〜 22cmオーバー サムライブルーの長良10号ヤナギが絶対外れない背びれ直前に突き刺さり ◇ ところで、ここのHPでは、よく何cmとかいいますが、それは 「手のメジャー」を常に使っているから、計測は簡単です。 ○ 思いっきり拡げた 親指・ひとさし指間 19.0cm ○ 同 親指・中指間 21.0cm ○ 同 親指・小指間 22.5cm ○ 同 ヒトサシ指・親指のまた 13.0cm ○ 同 ヒトサシ指・頭脳(生命)線 10.0cm これが頭に入っていると、大げさな報告は出来なくなります(笑) ぜひご自分のを計っておいて活用して下さい。 ちなみの親指・中指サイズの入れ掛かりが一番好きです。 なかなかそう簡単にはまいりませんが。。。 ◇ おおっとぅ〜! 宙を飛んだ鮎〜! カメラを引くとこうなります。。。 ヒトが釣れているのは気に入らないので、後ろから おっぺしたりします(押しこくる)、、 「こら〜、なにすんだ〜〜」(笑) こちらは大御所様、さすがに連れない状況でも、着実に 数を伸ばしています。。。 こっちは全然釣れません。 う〜ん、今のまんまじゃ、竿が硬いのよね〜〜 釣れない理由を竿のせいにするのがタチが悪い。 またすっかり飽きてきたので、チビッコが掛かったら ヒコさんのカミで大車輪です。 「うひょ〜〜」 などとおったまげています(笑) 大車輪は次回、赤川・最上川で発表します。請う、ご期待!! ◇ 今日は兎も角、日並みが悪すぎ〜〜 遅めのお昼時間にパラパラと雨が降ってきました。 他の地域では、とても鮎釣りどころではない今年の海の日。 その中で、ここ富士川のチョイスは最高でした。 アララ様には大感謝であります。 たいして釣れないけど、なにしろこの3人組は結構面白いので 気に入っている(笑)・・・若干、嫌われている感もあり(爆) 午後もみんな真面目にやるので、付きあう方はくたびれます くたびれているのは引き舟の中のサカナも同様。。。 ま〜た、川の真ん中でドベってしまいました。 取りに行くのがかったるいので、さっさと切ってから、、、 「アラさ〜〜ん、オトリ貸して下さ〜〜い」 遠慮なしに借ります。借りたモン勝ちです(笑) 「アラさ〜〜ん、オトリ2ヒキ借りました〜〜!」 「え゛〜〜、、(-_-メ) 」 この会話で本日の出来がわかろうというものです。 釣れないんだからしょうがない。 結局、交代した野鮎の元気のいいやつも、向こうベチで、、ドベ! 仕方がないので、流されそうになりながら、取りにいったら 結局、対岸の人になってしまった。 風も吹きはじめ、帰りのふんいきになってきた。 シモまで釣り下ったら、帰れなくなった。。。いやだもんね。。。 結局泳いで(泳ぐのは好き・・・笑)、、、携帯、飛ばした。。。 ◇ ダレてきました。 さあ、帰りのハイキングだ〜 途中、登りの際に話題になっていたタキを二人がやります。 こちらはこういう場所は出ないと思っているので竿は出しません。 カメラと口だけは出します(笑) カミはアララ様。。。 シモはヒコさん。。。 さあ、どちらが先に掛けるでしょうか? ・・・ いろいろ。口は出しますが、釣れません。 それでイイのです。 川の中は楽しい。さあ、のんびり帰りましょう。 帰りは下りですから、楽なもんです。 お〜〜い、ヒコさん、いい加減にしろよなーー 巨大な砂利屋。砂利が川に入って来ているところがちょい残念。 はぁ〜 とか ふぅ〜〜 とかいいながら帰る道、川の道です。 たまには写してもらいます(笑) このころから少しづつ減量作戦が成功〜 日本中にいろんな川がある事を認識させられた旅(ハイキング)となりました。 (この項、了) |