<<In The Dark Night ExPansion>>
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参加PC&プレイヤーズ・ハンドアウト
礼智仁@ファブリス・フーシェ
関係NPC:マリクレール・フーシェ 29歳・女性
君には若くて美人でやさしいママがいる。パパはいないが幸せな家庭で、君は育った。
しかし、1ヶ月ほど前のある日、学校から帰ると部屋でママが泣いていた。
どうしたの、と問いかける君を、ママは何も言わずに抱きしめて、涙をぬぐった。
でも、それ以来ママの表情はずっと曇りがちだ。何があったんだろう?
やがて、初等学校の卒業を目の前にひかえた君に、ママは真剣な口調で、
来年度からイギリスの学校に行くように告げた。
BAK.ヤン@ジル・スチュワート
関係NPC:マリクレール・フーシェ 29歳・女性
ヨーロッパでの仕事のため、短期入居する事になったパリのアパルトマン。
君の隣の部屋には、マリクレールという美人が住んでいる。
ある時、壊れた水道のパイプを直してやったのをきっかけに親しくなった。
彼女のほうも、ことあるごとに手料理をおすそ分けしてくれたり、繕い物をしてくれたりする。
なんだかちょっといい雰囲気だ。息子は小生意気だが、まあかわいいと言えなくもない。
ただ、最近、彼女の表情が沈みがちなのが気にかかる。
Cyphiss@玲那・H・ヘッセリンク
関係NPC:ジャン・ロンサール 35歳・男性
1ヶ月前、君は、ドイツ医師会が主宰したシンポジウムの手伝いに駆り出され、
そこでジャンという男と知り合いになった。
彼は完璧な紳士で医学への造詣も深く、君が彼に好意と尊敬を覚えるようになるのに
半日とかからなかった。
もっとも、彼はあまりに紳士すぎて、親しくなっても君に手を出してくる気配はなかったが。
そうこうしているうちにもシンポジウムの日程は順調に消化され、やがて彼がフランスへ帰る日がやって来た。
そう、忘れたくても忘れられない、あの日が。
しんごろ@フィリップ・モンスーノ
関係PC:ファブリス・フーシェ 13歳・男性
君はここしばらく仕事にあぶれて、パリでスクールガードをして食いつないでいる。
学校から家庭まで子供達を送り迎えする毎日だ。さしたる危険もない代わりに、報酬も少ない。
まあ、君が退屈なのは、子供や親たちにとってはいいことだろう。
君が送り迎えする子供たちの中に、ファブリスという少年がいる。
母子家庭の子供だが、身なりも立ち振る舞いもきちんとしていて、
どこか冒しがたい気品がある……ような気がする。
卒業式の日、彼は次年度からイギリスの学校へ進学する事になった、と言い、
君に別れの挨拶とこれまでの礼を言って、部屋へ上がっていった。
今時珍しい、礼儀正しい感心な少年だ。
だが、少年の最後の言葉が君の心に不安を広げる。
「身体に気をつけて、これからも頑張ってください」と。
彼の言うとおり、自分はまた来年も子守りしか仕事がないのだろうか……?
■ In The Dark Night Ex