▼幻獣 1945年に突如として現われた人類の天敵。 幻から実体化し、物も言わず、何も食わず、ただ人類とその文明を殺戮しつくして、 エネルギーが尽きるか殺されると幻に帰る、正体不明の存在。 圧倒的な物量に物を言わせ、1999年現在、人類を滅亡寸前まで追い詰めている。 共通の特徴として精霊回路が刻まれた紅い目を持ち、 一般に目の数が多く、また大きいほど強力であるとされる。 「あしきゆめ」「油をそそがれし者」とも呼ばれる。 芝村一族によって人間界の伝説上の怪物の名がつけられ、 6属12科の体系に分類されている。 歩兵 ゴブリン(鳥脚属 走鳥科) 小型幻獣。身長1m、体重24kg、一つ目でいびつな人型をしている。 飛び道具は持たず、軽快な運動性能と数を頼りに攻撃してくる。 一体一体はそう強くないが、とにかく数が多い。 主戦術は一人の兵士に2〜30匹が一斉にジャンプして取り付き よってたかって滅多蹴りにする。 「キョーキョキョキョキョォォォォ!」という甲高い声によって 通信/威嚇する。 ゴブリンリーダー(鳥脚属 走鳥科) 小型幻獣。身長2m、体重160kg、一つ目でいびつな人型をしている。 ゴブリン達の指揮官役であり、単調な集団突撃のみのゴブリンと違い、 この幻獣が出ている時はある程度の戦術を行使することがある。 手の中で無限に実体化するトマホークを投げながら突撃を行う。 戦闘力は高く、戦争序盤の歩兵部隊では2年生以上でなければ 単独での戦闘は禁止されていた。 兵士を生け捕りにし、辱めて、怒りにかられた仲間の兵士達を おびき寄せる習性がある。 ヒトウバン(外骨格属 浮殻科) 小型幻獣。切り取った人の顔を前面に貼り付けて飛ぶ。 群れを成して低空を高速で飛び、新たな犠牲者をその歯で食いちぎる。 切り取られた人の頭は生きており「殺して!」と泣き叫ぶ。 集団による空中からの一斉攻撃もあなどれない脅威だが、 それ以上に、視覚・聴覚的な恐怖により、 前線の兵士の士気を崩壊させる恐るべき敵。 ケンキ(鳥脚属 走鳥科) 小型幻獣。身長1m程度。 偵察に特化して進化したゴブリンで、単眼が巨大化している。 遠くの敵を偵察できる代わりに足は遅く、 ゴブリンのような殺到攻撃には適さないが、 幻獣は高い同調能力により仲間が知覚した物を共有できるため、 長距離攻撃の可能な幻獣と組んで戦場に現れた場合、 その脅威は計り知れない。 ガキ(鳥脚属 走鳥科) 小型幻獣。身長1m、体重55kg。 新世代の幻獣の一つ。一つ目で鳥足、長い手を使って移動する。 ゴブリンに替わる新型として配備されたが、相変わらず武器は持たず、頭は悪い。 仲間と人間の区別がつかず、仲間をよってたかって殺すこともよくある。 ゴブリンに比べて攻撃力は高いが、移動速度は遅く、貫徹力も低いため、 まともなウォードレスを装備している兵士なら脅威にはならない。 それもそのはず、この幻獣の本領は武器を持たない民間人の殺戮なのである。 戦車 ナーガ(直脚属 光砲科) 中型幻獣。全長12m、体重18t。 長虫のような体に白い頭部を持つ。 殺した人間の顔を自身の顔面に模写しているとされ、 その顔はいずれも美しい微笑を浮かべている。 額と細長い身体の側面に合計17個の目を持ち、 それによる広範囲へのレーザー照射が基本武器。 キメラ(直脚属 光砲科) 中型幻獣。 胴体前面に3つの頭を持ち、尾の部分に1つの頭を持つサソリに似た幻獣。 ナーガよりも長射程のレーザー照射により、人類側の装甲目標を容易に無力化する。 防御力も高いため、有効な火力を持っていない部隊にとっては厄介な相手。 ゴルゴーン(鳥脚属 擬竜科) 中型幻獣。 背中に90発の生体ロケットポッドを保有する4脚歩行の中型幻獣。 移動速度はそこそこ速く、それを活かした体当たりも行うが、 基本的には長距離支援型幻獣である。 濃密な弾幕を形成し、人類側の歩兵部隊に制圧砲撃を行う。 ミノタウロス(鳥脚属 擬竜科) 中型幻獣。 ゴルゴーンの進化系であり、人類の士魂号に対抗するために登場した幻獣。 戦闘時は二本足で歩き、前脚を棍棒のように打突武器として使用する。 腹面には外骨格属装甲科の小型幻獣<バカ>が群生しており 中距離戦では一千を越える兵隊バカが切り離され、生体ミサイルとして 敵を追尾、着弾して強酸をまき散らす。 突破力、機動力、防御力ともに高く、幻獣側の重戦車と言える。 バカ(外骨格属 装甲科) 寄生型幻獣。ミノタウロスに寄生し、生体ミサイルとして機能する。 対象に飛びついて自爆する事で強酸を撒き散らして攻撃する。 ヘリ スキュラ(外骨格属 浮殻科) 中型幻獣。 空飛ぶ要塞とも言われ、30mほどの長い尻尾を持つ飛行船のような身体に、 小型幻獣が多数寄生している。 主武器はその巨大な目から発せられる大出力生体レーザーであり、 射程・威力ともに極めて高く、上空からの攻撃となるため戦車でさえ危険。 長い尾は姿勢安定に使用されている模様である。