グレンリベット GLENLIVET
生産地 :スコットランド(スペイサイド)
種 別 :シングル・モルト・スコッチ・ウィスキー
評価ボトル:オフィシャル
熟成年数 :12年
購入価格 :2,500円前後
品格と実力をかねそなえた、シングルモルトの最高峰
銘酒、という言葉を冠するのに、このウィスキー以上にふさわしいウィスキーはないだろう。いまではかなり安く手にはいり、わりあいよく見かけるボトルになったが、気品に満ちた香りと、絶妙のバランスを保った繊細な味わいは、なにひとつ変わっていない。
グレンリヴェットは、スコットランドで合法的に操業をはじめた最初の蒸留所である。その名声にあやかろうと、おなじ「グレンリヴェット」を名乗る蒸留所が乱立した時代もあったが(現在もいくつかの蒸留所が、その名残をとどめている)、定冠詞をつけて「ザ・グレンリヴェット」、あるいはたんに「グレンリヴェット」と呼ぶことを許されているのは、ジョージ&J・G・スミスが創業したこの蒸留所のみである。
そうした歴史や伝統はともかく、たんに味だけをとっても、グレンリヴェットが最高にうまい酒であることは間違いない。シングルモルトにしてはおとなしめの味だが、モルトとしての個性はしっかりしている。スコッチのスノッブを気取るなら、絶対に知っておかなくてはいけないボトルのひとつだ。
残念ながら、リヴェットは、水で割って飲むのには、もっとも適さないウィスキーだ。トゥワイス・アップにするだけでもそうなのである。割り水につかうミネラルウォーターの銘柄、温度、加水する割合まで、細かく気をくばって、よほど慎重にやらなければ、せっかくのバランスがめちゃくちゃになってしまう。この酒でおいしい水割りを作れるバーテンさんはまさしく称賛に値するが、素人が手を出しても、せっかくの美酒を台なしにするのがオチだろう。
それくらいなら、良質のミネラルウォーターをチェイサーに用意して、ストレートで味わうのが正解。もともと、ストレートでもチェイサーが必要ないほど口当たりがまろやかな酒だから、わざわざ加水する必要などないのだ。それでも水割り? そういう人は、とっとと出ていきなさい(笑)
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