日本推理作家協会賞 授賞・候補作リスト

(主催 社団法人日本推理作家協会)


2001年07月01日 更新


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第53回 平成12年(2000年)

〈長編部門〉                            
  受賞作  『永遠の仔』     天童荒太   幻冬舎      
       『亡国のイージス』  福井晴敏   講談社      
〈短編および連作短編集部門〉                    
  授賞作  「動機」       横山秀夫   オール讀物4月号 
〈評論その他部門〉                         
  受賞作  『ゴッホの遺言』   小林英樹   情報センター出版局



第16回 昭和38年(1963年)
 〔選考委員〕 十辺肇,中島河太郎,平野謙,松本清張,横溝正史
  授賞作   『影の告発』          土屋隆夫    文藝春秋ポケット文春
  候補作   『ゴメスの名はゴメス』     結城昌治    早川書房
        「方壷園」           陳舜臣     小説中央公論1月号
        『誘拐作戦』          都筑道夫    講談社
        『シャーロック・ホームズの世界』長沼弘毅    文藝春秋

第17回 昭和39年(1964年)
 〔選考委員〕 大井広介,角田喜久雄,中島河太郎,平野謙,松本清張
  授賞作   『殺意という名の家畜』     河野典生    宝石社
        『夜の終るとき』        結城昌治    中央公論社
  候補作   『蜜の巣』           佐野洋     光文社
        『風は故郷に向う』       三好徹     早川書房
        『密航定期便』         中薗英助    新潮社

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第18回 昭和40年(1965年)
 〔選考委員〕 荒正人,島田一男,日影丈吉,福永武彦,松本清張
  授賞作   『華麗なる醜聞』        佐野洋     光文社
  候補作   『恐喝』            佐賀潜     光文社
        『夢魔の標的』         星新一     早川書房
        『日本推理小説史(第一巻)』  中島河太郎   桃源社

第19回 昭和41年(1966年)
 〔選考委員〕 島田一男,中島河太郎,南条範夫,日影丈吉,松本清張
  授賞作   『推理小説展望』        中島河太郎   東都書房
  候補作   『エスパイ』          小松左京    早川書房
        『墓場への持参金』       多岐川恭    光文社
        『海の挑戦』          邦光史郎    講談社
        『野望の猟犬』         三好徹     三一書房
        『死者だけが血を流す』     生島治郎    講談社

第20回 昭和42年(1967年)
 〔選考委員〕 佐野洋,高木彬光,中島河太郎,南条範夫,松本清張
  授賞作   『風塵地帯』          三好徹     三一書房
  候補作   『極楽の鬼』          石川喬司    早川書房
        『D機関情報』         西村京太郎   講談社
        『炎に絵を』          陳舜臣     文藝春秋
        『影は崩れた』         陳舜臣     読売新聞社

第21回 昭和43年(1968年)
 〔選考委員〕 佐野洋,高木彬光,多岐川恭,角田喜久雄,松本清張
  授賞作   『妄想銀行』          星新一     新潮社
        (および過去の業績)
  候補作   『蜃気楼の帯』         戸川昌子    読売新聞社
        『真夜中の意匠』        斎藤栄     講談社
        『シャーロック・ホームズの対決』長沼弘毅    文藝春秋
        『七人の刑事』シリーズ     TBSテレビ  

第22回 昭和44年(1969年)
 〔選考委員〕 荒正人,城昌幸,多岐川恭,角田喜久雄,松本清張
  授賞作   該当作品なし
  候補作   『影の座標』          海渡英祐    講談社
        『愛と血の炎』         斎藤栄     三一書房
        『ゆっくり雨太郎捕物控』    多岐川恭    新潮社
        「紅蓮亭の狂女」他       陳舜臣     オール読物1月号

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第23回 昭和45年(1970年)
 〔選考委員〕 島田一男,城昌幸,中島河太郎,荒正人,松本清張
  授賞作   『玉嶺よふたたび』       陳舜臣     徳間書店
        『孔雀の道』           〃      講談社
  候補作   『血みどろ砂絵』        都筑道夫    桃源社
        『紅の幻影』          斎藤栄     講談社
        『抹殺の意志』         草野唯雄    三一書房

第24回 昭和46年(1971年)
 〔選考委員〕 島田一男,有馬頼義,土屋隆夫,中島河太郎,松本清張
  授賞作   該当作品なし
  候補作   『くらやみ砂絵』        都筑道夫    桃源社
        『新幹線殺人事件』       森村誠一    光文社
        『虚構の空路』         森村誠一    講談社
        『天使が消えていく』      夏木静子    講談社
        『北の廃坑』          草野唯雄    青樹社
        『偽りの晴れ間』        高橋泰邦    講談社

第25回 昭和47年(1972年)
 〔選考委員〕 島田一男,土屋隆夫,結城昌治,陳舜臣,佐野洋
  授賞作   該当作品なし
  候補作   『香港殺人事件』        斎藤栄     光文社
        『密閉山脈』          森村誠一    講談社
        『コンピューター殺人事件』   藤村正太    講談社
        『冷えきった街』        仁木悦子    講談社
        『影の斜坑』          草野唯雄    青樹社
        『軍艦泥棒』          高橋泰邦    月刊ペン社

第26回 昭和48年(1973年)
 〔選考委員〕 島田一男,生島治郎,菊村到,陳舜臣,結城昌治
  授賞作   『蒸発』            夏樹静子    光文社
        『腐蝕の構造』         森村誠一    毎日新聞社
  候補作   『七十五羽の烏』        都筑道夫    桃源社
        『ボウリング殺人事件』     山村正夫    サンケイ新聞社
        『追尾の連繋』         山村直樹    双葉社
        『雨降りだからミステリーでも勉強しよう』植草甚一    晶文社

第27回 昭和49年(1974年)
 〔選考委員〕 佐野洋,生島治郎,菊村到,笹沢左保,角田喜久雄
  授賞作   『日本沈没』          小松左京    光文社
  候補作   『唐三彩の謎』         石沢英太郎   光文社
        『爆殺予告』          草野唯雄    サンケイ新聞社
        『殺しへの招待』        天藤真     サンポウ
        『安楽死』           西村寿行    サンケイ新聞社
        『黄金伝説』          半村良     祥伝社

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第28回 昭和50年(1975年)
 〔選考委員〕 佐野洋,笹沢左保,角田喜久雄,中島河太郎,横溝正史
  授賞作   『動脈列島』          清水一行    光文社
  候補作   『おかしな死体ども』      海渡英祐    徳間書店
        『女相続人』          草野唯雄    光文社
        『情事公開同盟』        都筑道夫    双葉社
        『灯らない窓』         仁木悦子    講談社

第29回 昭和51年(1976年)
 〔選考委員〕 佐野洋,島田一男,土屋隆夫,中島河太郎,横溝正史
 〈長編部門〉
  授賞作   該当作品なし
  候補作   『青じろい季節』        仁木悦子    毎日新聞社
        『消えたタンカー』       西村京太郎   光文社
        『花の棺』           山村美紗    光文社 
 〈短編部門〉
  授賞作   「グリーン車の子供」      戸板康二    小説宝石10月号
  候補作   「赤い落差」          小林久三
        「トルストイ爺さん」      草野唯雄
        「退職刑事(壜づめの密室)」  都筑道夫
 〈評論その他部門〉
  授賞作   『日本探偵作家論』       権田萬治    幻影城
  候補作   『推理・SF映画史』      加納一朗    インタナル出版社
        『パパイラスの舟』       小鷹信光    早川書房
        『黄色い部屋はいかに改装されたか?』 都筑道夫 晶文社

第30回 昭和52年(1977年)
 〔選考委員〕 島田一男,佐野洋,土屋隆夫,戸板康二,南條範夫
 〈長編部門〉
  授賞作   該当作品なし
  候補作   『11枚のとらんぷ』      泡坂妻夫    幻影城
        『戒厳令の夜』         五木寛之    新潮社
        『消えた乗組員』        西村京太郎   光文社
        『ガラスの迷路』        藤本泉     光文社
 〈短編部門〉
  授賞作   「視線」            石沢英太郎   小説宝石4月号
  候補作   「曲った部屋」         泡坂妻夫
        「海軍某重大事件」       小林久三
        「汽笛が響く」         南部樹未子
        「瀬戸の夕凪」         山村正夫
 〈評論その他部門〉
  授賞作   『わが懐旧的探偵作家論』    山村正夫    幻影城

第31回 昭和53年(1978年)
 〔選考委員〕 河野典生,佐野洋,戸板康二,中島河太郎,南條範夫
 〈長編部門〉
  授賞作   『乱れからくり』        泡坂妻夫    幻影城
        『事件』            大岡昇平    新潮社
  候補作   『燃えつきる日々』       海渡英祐    講談社
        『陽はメコンに沈む』      伴野朗     講談社
        『優しい滞在』         三浦浩     光文社
        『死者の柩を揺り動かすな』   麗羅      集英社
 〈短編部門〉
  授賞作   該当作品なし
  候補作   「次号予告」          石川喬司
        「蜂と手まり」         日下圭介
        「闇の人力車」         多岐川恭
        「街に殺意が一杯」       藤本義一
 〈評論その他部門〉
  授賞作   『課外授業』          青木雨彦    早川書房
        『SFの時代』         石川喬司    奇想天外社

第32回 昭和54年(1979年)
 〔選考委員〕 石川喬司,河野典生,佐野洋,中島河太郎,夏木静子
 〈長編部門〉
  授賞作   『大誘拐』           天藤真     カイガイ出版
        『スターリン暗殺計画』     桧山良昭    徳間書店
  候補作   『暇つぶしの殺人』       赤川次郎    光文社
        『匣の中の失楽』        竹本健治    幻影城
        『炎の墓標』          西村京太郎   講談社
 〈短編部門〉
  授賞作   「来訪者」           阿刀田高    別冊小説新潮秋季号
  候補作   「善人村の村祭」        赤川次郎
        「痛み」            小泉喜美子
        「雪の花火」          小林久三
        「顔写真」           伴野朗
 〈評論その他部門〉
  授賞作   『ミステリーの原稿は夜中に徹夜で書こう』植草甚一 早川書房
  候補作   『ガス燈に浮かぶシャーロック・ホームズ』    
                    小林司・東山あかね  立風書房

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第33回 昭和55年(1980年)
 〔選考委員〕 三好徹,石川喬司,夏木静子,星新一,陳舜臣
 〈長編部門〉
  授賞作   該当作品なし
  候補作   『夜間飛行殺人事件』      西村京太郎   光文社
        『黄金の罠』          田中光二    祥伝社
        『九頭の龍』          伴野朗     講談社
        『白い夏の墓標』        帚木蓬生    新潮社
 〈短編部門〉
  授賞作   該当作品なし
  候補作   「遠い景色」          梶龍雄
        「緋色の記憶」         日下圭介
        「羽根の折れた天使」      栗本薫
        「かたみ」           小泉喜美子
        「怨煙嚥下」          戸川昌子
        「蛙」             皆川博子
 〈評論その他部門〉
  授賞作   該当作品なし
  候補作   『推理小説と暗号』       長田順行    ダイヤモンド社
        『とりっくものがたり』     松田道弘    筑摩書房

第34回 昭和56年(1981年)
 〔選考委員〕 権田萬治,陳舜臣,星新一,三好徹,山村正夫
 〈長編部門〉
  授賞作   『終着駅殺人事件』       西村京太郎   光文社
  候補作   『絃の聖域』          栗本薫     講談社
        『紳士同盟』          小林信彦    新潮社
        『火刑の女』          草野唯雄    光文社
        『代言人落合源太郎の推理』   和久峻三    新潮社
 〈短編部門〉
  授賞作   「赤い猫」           仁木悦子    小説現代3月号
        「戻り川心中」         連城三紀彦   小説現代4月号
  候補作   「極東銀行の殺人」       井沢元彦
        「紅皿欠皿」          日下圭介
        「投書の女」          小林久三
        「後楽園殺人事件」       新宮正春
 〈評論その他部門〉
  授賞作   『闇のカーニバル』       中薗英助    時事通信社
  候補作   『ハードボイルド以前』     小鷹信光    草思社
        『シャーロック・ホームズ解読百科』
                    小林 司・東山あかね  河出書房新社

第35回 昭和57年(1982年)
 〔選考委員〕 小松左京,権田萬治,戸板康二,山村正夫,結城昌治
 〈長編部門〉
  授賞作   『アリスの国の殺人』      辻真先     大和書房
  候補作   『サマー・アポカリプス』    笠井潔     角川書店
        『氷の女』           落合恵子    祥伝社
        『山口線“貴婦人号”』     草野唯雄    光文社
        『代言人落合源太郎・肌絵の女』 和久峻三    新潮社
 〈短編部門〉
  授賞作   「鴬を呼ぶ少年」        日下圭介    小説現代7月号
        「木に登る犬」         日下圭介    問題小説11月号
        (二作を併せて授賞とする)
  候補作   「怪談」            赤川次郎
        「ピンクの好きな女」      梶龍雄
        「フィルムの死角」       小林久三
        「浴室の告白」         高柳芳夫
        「美談の裏側」         伴野朗
 〈評論その他部門〉
  授賞作   該当作品なし
  候補作   『日本SFこてん古典』     横田順彌    早川書房

第36回 昭和58年(1983年)
 〔選考委員〕 阿刀田高,泡坂妻夫,小松左京,中薗英助,石沢英太郎
 〈長編部門〉
  授賞作   『天山を越えて』        胡桃沢耕史   徳間書店
  候補作   『リア王密室に死す』      梶龍雄     講談社
        『燃える波涛』         森詠      徳間書店
        『誤判』            和久峻三    角川書店
 〈短編および連作短編集部門〉
  授賞作   該当作品なし
  候補作   「アパッシュの女」       梶龍雄
        「少年の証言」         伴野朗
        「遠見二人山行」        長井彬
        「後楽園球場殺人事件」(短編連作)新宮正春
        「主犯立たねば従犯立たず」   胡桃沢耕史
 〈評論その他部門〉
  授賞作   該当作品なし
  候補作   なし

第37回 昭和59年(1984年)
 〔選考委員〕 阿刀田高,泡坂妻夫,石沢英太郎,中薗英助,西村京太郎,眉村卓
 〈長編部門〉
  授賞作   『ホック氏の異郷の冒険』    加納一郎    角川書店
  候補作   『檻』             北方謙三    集英社
        『キリオン・スレイの敗北と逆襲』都筑道夫    角川書店
 〈短編および連作短編集部門〉
  授賞作   『傷ついた野獣』        伴野朗     角川書店
  候補作   「毛皮コートの死体」      梶龍雄
        「残酷な写真」         小林久三
        「たけくらべ殺人事件」     近藤富枝
        「年賀状の女」         伴野朗
 〈評論その他部門〉
  授賞作   該当作品なし
  候補作   『ある書誌学者の犯罪』     高橋俊哉    河出書房新社

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第38回 昭和60年(1985年)
 〔選考委員〕 生島治郎,井上ひさし,仁木悦子,西村京太郎,眉村卓
 〈長編部門〉
  授賞作   『渇きの街』          北方謙三    集英社
        『壁・旅芝居殺人事件』     皆川博子    白水社
  候補作   『スペイン灼熱の午後』     逢坂剛     講談社
        『漱石と倫敦ミイラ殺人事件』  島田荘司    集英社
        『山猫の夏』          船戸与一    講談社
 〈短編部門〉
  授賞作   該当作品なし
  候補作   「真夜中の殺意」        大谷羊太郎
        「記録された殺人」       岡嶋二人
        「紫陽花夫人」         小泉喜美子
        「宵待草殺人事件」       近藤富枝
        「ガラスの棺」         皆川博子
 〈評論その他部門〉
  授賞作   『金属バット殺人事件』     佐瀬稔     草思社
        『乱歩と東京』         松山巌     パルコ出版局

第39回 昭和61年(1986年)
 〔選考委員〕 生島治郎,井上ひさし,佐野洋,仁木悦子,山村正夫
 〈長編部門〉
  授賞作   『チョコレート・ゲーム』    岡嶋二人    講談社
        『背いて故郷』         志水辰夫    講談社
  候補作   『神話の果て』         船戸与一    双葉社
 〈短編部門〉
  授賞作   該当作品なし
  候補作   「逃げる男」          逢坂剛
        「隠岐ノ島死情」        中津文彦
        「贅沢な凶器」         馬場信浩
 〈評論その他部門〉
  授賞作   『怪盗対名探偵』        松村喜雄    晶文社
  候補作   『アメリカ語を愛した男たち』  小鷹信光    研究社出版

第40回 昭和62年(1987年)
 〔選考委員〕 青木雨彦,佐野洋,夏堀正元,藤沢周平,山村正夫
 〈長編部門〉
  授賞作   『カディスの赤い星』      逢坂剛     講談社
        『北斎殺人事件』        高橋克彦    講談社
  候補作   『百舌の叫ぶ夜』        逢坂剛     集英社
        『十和田湖殺人事件』      中町信     徳間書店
 〈短編部門〉
  授賞作   該当作品なし
  候補作   「クリヴィツキー症候群」    逢坂剛
        「スウィッチ・ブレード」    大沢在昌
        「赤い証言」          小杉健治
        「遠眼鏡の中の女」       中津文彦
 〈評論その他部門〉
  授賞作   『明治の探偵小説』       伊藤秀雄    晶文社
  候補作   『「ブラウン神父」ブック』   井上ひさし 編 春秋社

第41回 昭和63年(1988年)
 〔選考委員〕 青木雨彦,胡桃沢耕史,辻真先,都筑道夫,夏堀正元
 〈長編部門〉
  授賞作   『絆』             小杉健治    集英社
  候補作   『学生街の殺人』        東野圭吾    講談社
        『猛き箱船』          船戸与一    集英社
 〈短編部門〉
  授賞作   該当作品なし
  候補作   「河豚の記憶」         黒川博行
        「死者の証明」         深谷忠記
 〈評論その他部門〉
  授賞作   該当作品なし
  候補作   『シャーロック・ホームズへの旅』        東京書籍
        その他これまでのシャーロック・ホームズの研究の業績に対して
                        小林司・東山あかね

第42回 平成 1年(1989年)
 〔選考委員〕 胡桃沢耕史,権田萬治,辻真先,都筑道夫,半村良
 〈長編部門〉
  授賞作   『伝説なき地』         船戸与一    講談社
        『雨月荘殺人事件』       和久峻三    中央公論社
  候補作   『あなたの知らないあなたの部屋』青柳友子    新潮社
        『プワゾンの匂う女』      小池真理子   徳間書店
        『ベルリン飛行指令』      佐々木譲    新潮社
        『異邦の騎士』         島田荘司    講談社
        『切り裂きジャック・百年の孤独』島田荘司    集英社
 〈短編および連作短編集部門〉
  授賞作   「妻の女友達」         小池真理子   小説推理8月号
  候補作   「死者たちの完全アリバイ」   大谷羊太郎
        「異人館の花嫁」        多島斗志之
        「くせ」            中津文彦
        「三階の魔女」         山崎洋子
 〈評論その他部門〉
  授賞作   『87分署グラフィティ − エド・マクベインの世界』
                        直井明     六興出版
  候補作   『ミステリー風味ロンドン案内』 西尾忠久    東京書籍
        『ミステリ作家のたくらみ』   松田道弘    筑摩書房

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第43回 平成 2年(1990年)
 〔選考委員〕 北方謙三,権田萬治,伴野朗,半村良,連城三紀彦
 〈長編部門〉
  授賞作   『エトロフ発緊急電』      佐々木譲    新潮社
  候補作   『倒錯のロンド』        折原 一    講談社
        『私が殺した少女』       原りょう    早川書房
  (候補辞退)『奇想、天を動かす』      島田荘司    光文社
 〈短編および連作短編集部門〉
  授賞作   該当作品なし
  候補作   「西郷星」           都筑道夫
        「玄海灘の殺人」        中津文彦
        「サボテンの花」        宮部みゆき
        「人形と暮らす女」       山崎洋子
        「留守番電話をかける女」    吉村達也
 〈評論その他部門〉
  授賞作   『夢野久作 − 迷宮の住人』  鶴見俊輔    リブロポート
  候補作   『半七は実在した』       今井金吾    河出書房新社

第44回 平成 3年(1991年)
 〔選考委員〕 連城三紀彦,皆川博子,伴野朗,北方謙三,石川喬司
 〈長編部門〉
  授賞作   『新宿鮫』           大沢在昌    光文社
  候補作   『霧越邸殺人事件』       綾辻行人    新潮社
        『貧者の核爆弾』        中村正軌    文藝春秋
        『レベル7』          宮部みゆき   新潮社
  (候補辞退)『暗闇坂の人喰いの木』     島田荘司    講談社
 〈短編および連作短編集部門〉
  授賞作   『夜の蝉』           北村薫     東京創元社
  候補作   「白い雨の凶器」        小林久三
        「怪奇クラブの殺人」      服部まゆみ
        「天使の耳」          東野圭吾
        『天使たちの探偵』       原りょう    早川書房
 〈評論その他部門〉
  授賞作   『百怪、我ガ腸ニ入ル』     竹中労     三一書房
        『横浜・山手の出来事』     徳岡孝夫    文藝春秋
  候補作   『ミステリーの魔術師』     有村智賀志   北の街社
        『探偵小説の饗宴』       山下武     青弓社

第45回 平成 4年(1992年)
 〔選考委員〕 石川喬司,森村誠一,皆川博子,桧山良昭,高橋克彦
 〈長編部門〉
  授賞作   『龍は眠る』          宮部みゆき   出版芸術社
        『時計館の殺人』        綾辻行人    講談社
  候補作   『一の悲劇』          法月綸太郎   祥伝社
        『歳時記』           依井貴裕    東京創元社
  (候補辞退)『水晶のピラミッド』      島田荘司    講談社
 〈短編および連作短編集部門〉
  授賞作   該当作品なし
  候補作   「アルコホリック・ホテル」   高村薫
        「早池峰山の異人」       長尾誠夫
        「アメリカ・アイス」      馬場信浩
        「鏡の中で」          東野圭吾
        「六月は名ばかりの月」     宮部みゆき
 〈評論その他部門〉
  授賞作   『北米探偵小説論』       野崎六助    青豹書房
  候補作   『謎とき「カラマーゾフの兄弟」』江川卓     新潮社
        『鏡の中のクリスティー』    中村妙子    早川書房
        『ミステリーを科学したら』   由良三郎    文藝春秋

第46回 平成 5年(1993年)
 〔選考委員〕 逢坂 剛,森村誠一,清水一行,桧山良昭,高橋克彦
 〈長編部門〉
  授賞作   『リヴィエラを撃て』      高村薫     新潮社
  候補作   『ブルース』          花村萬月    角川書店
        『ある閉ざされた雪の山荘で』  東野圭吾    講談社
  (候補辞退)『哲学者の密室』        笠井潔     光文社
 〈短編および連作短編集部門〉
  授賞作   該当作品なし
  候補作   「ステーション・パーラー」   高村薫
        「重ねて二つ」         法月綸太郎
        「いつもの儀式」        御坂真之
        「ジローのいた日々」      本岡類
        「やさしい水」         若竹七海
        『交通警察の夜』        東野圭吾    実業之日本社
        『横浜幻燈館』         山崎洋子    新潮社
 〈評論その他部門〉
  授賞作   『欧米推理小説翻訳史』     長谷部史親   本の雑誌社
        『文政十一年のスパイ合戦』   秦新二     文藝春秋
  候補作   『探偵実話 黒岩涙香』     いいだもも   リブロポート
        『量書狂読』          井家上隆幸   三一書房

第47回 平成 6年(1994年)
 〔選考委員〕 清水一行,日下圭介,逢坂 剛,直井明,小杉健治
 〈長編部門〉
  授賞作   『ガダラの豚』         中島らも    実業之日本社
  候補作   『二重螺旋の悪魔』       梅原克文    朝日ソノラマ
        『異人たちの館』        折原一     新潮社
        『震源』            真保裕一    講談社
        『聖アウスラ修道院の惨劇』   二階堂黎人   講談社
 〈短編および連作短編集部門〉
  授賞作   「ル・ジタン」         斉藤純     小説推理2月号
        「めんどうみてあげるね」    鈴木輝一郎   小説フェミナ秋季号
  候補作   「盗まれて」          今邑彩     小説NON10月号
        「他殺の効用」         内田康夫    野生時代7月号
        「私に向かない職業」      真保裕一    野生時代9月号
        『キッド・ピストルズの妄想』  山口雅也    東京創元社
 〈評論その他部門〉
  授賞作   『冒険小説論 近代ヒーロー像100年の変遷』
                        北上次郎    早川書房
  候補作   『「言霊の国」解体新書』    井沢元彦    小学館
        『逆説の日本史 古代黎明編』  井沢元彦    小学館
        『余計者の系譜』        北上次郎    太田出版
        『消えた名画』         溝口敦     講談社

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第48回 平成 7年(1995年)
 〔選考委員〕 井上夢人,小松左京・日下圭介,直井明,小杉健治
 〈長編部門〉
  授賞作   『沈黙の教室』         折原一     早川書房
        『鋼鉄の騎士』         藤田宜永    新潮社
  候補作   『七人の中にいる』       今邑彩     中央公論社
        『凍樹の森』          谷甲州     徳間書店
        『二の悲劇』          法月綸太郎   祥伝社
 〈短編および連作短編集部門〉
  授賞作   「ガラスの麒麟」        加納朋子    小説現代7月増刊
        『日本殺人事件』        山口雅也    角川書店
  候補作   「水難の夜」          歌野晶午    小説現代メフィスト4月号
        「知らすべからず」       香納諒一    野生時代8月号
        「不法在留」          中島博行    小説現代10月号
        「手紙嫌い」          若竹七海    小説NON6月号
 〈評論その他部門〉
  授賞作   『チャンドラー人物事典』    各務三郎    柏書房
  候補作   『ガン・ロッカーのある書斎』  稲見一良    角川書店
        『久生十蘭』          江口雄輔    白水社

第49回 平成 8年(1996年)
 〔選考委員〕	井上夢人,小池真理子,小松左京,志水辰夫,山村正夫
 〈長編部門〉
  授賞作  『ソリトンの悪魔』       梅原克文     朝日ソノラマ
       『魍魎の匣』          京極夏彦     講談社ノベルス
  候補作  『梟の拳』           香納諒一     講談社
       『ホワイトアウト』       真保裕一     新潮社
       『七回死んだ男』        西澤保彦     講談社ノベルス
 〈短編および連作短編集部門〉
  授賞作  「カウント・プラン」      黒川博行     オール讀物4月号
  候補作  「蝶々がはばたく」       有栖川有栖    小説現代3月号
       「吾子の肖像」         今邑 彩     小説中公8月号
       「花の下にて春死なむ」     北森 鴻     創元推理10号
       『刑事部屋』          佐竹一彦     角川書店
 〈評論その他部門〉
  候補作   候補作なし

第50回 平成 9年(1997年)
 〔選考委員〕	勝目梓,小池真理子,志水辰夫,船戸与一,山村正夫
 〈長編部門〉
  受賞作  『奪取』            真保裕一     講談社
  候補作  『星降り山荘の殺人』      倉知淳      講談社ノベルス
       『海は涸いていた』       白川道      新潮社
       『山妣』            坂東眞砂子    新潮社
 〈短編および連作短編集部門〉
  授賞作   該当作品なし
  候補作  「猟奇小説家」         我孫子武丸    小説すばる6月号
       「プラットフォームのカオス」  歌野晶午     小説現代メフィスト4月号
       「鑑定証拠」          中島博行     小説現代8月号
       「子を思う闇」         貫井徳郎     小説現代1月号
       「右手に秋風」         渡辺容子     小説現代10月号
       『つきまとわれて』       今邑彩      中央公論社
 〈評論その他部門〉
  受賞作  『沈黙のファイル』       共同通信社会部  共同通信社
  候補作  『渡邊崋山の逆贋作考』     月山照基     河出書房新社
       『推理小説医学考』       角田昭夫     日本醫事新報社


第51回 平成10年(1998年)
 〔選考委員〕	生島治郎,勝目梓,北村薫,佐々木譲,船戸与一
 〈長編部門〉
  受賞作  『OUT』           桐野夏生     講談社
       『鎮魂歌 −不夜城U−』    馳星周      角川書店
  候補作  『荒南風』           阿井渉介     講談社
  
 〈短編および連作短編集部門〉
  授賞作   該当作品なし
  候補作  「バッド テイスト トレイン」 北森鴻      小説すばる8月号
       「切り取られた笑顔」      柴田よしき    小説non11月号
       「殺意が見える女」       新津きよみ    問題小説11月号
       「殺されたい女」        野沢尚      小説現代10月号
       『スクランブル』        若竹七海     集英社
  
 〈評論その他部門〉
  受賞作  『本格ミステリの現在』     笠井潔編     国書刊行会
       『ホラー小説大全』       風間賢二     角川書店角川選書
  候補作  『ミステリの経済倫理学』    竹内靖雄     講談社
       『籔の中の家』         山崎光夫     文藝春秋

第52回 平成11年(1999年)
 〔選考委員〕	生島治郎,北上次郎,北村薫,佐々木譲,辻真先
 〈長編部門〉
  受賞作  『秘密』            東野圭吾     文藝春秋
       『幻の女』           香納諒一     角川書店
  候補作  『グランド・ミステリー』    奥泉光      角川書店
       『屍鬼』            小野不由美    新潮社
       『司法戦争』          中嶋博行     講談社
  
 〈短編および連作短編集部門〉
  授賞作  『花の下にて春死なむ』     北森鴻      講談社
  候補作  「七通の手紙」         浅黄斑      週刊小説7月10日号
       「凶笑面」           北森鴻      小説新潮9月号
       「時効を待つ女」        新津きよみ    問題小説9月号
       「使用中」           法月綸太郎    小説新潮6月号
  
 〈評論その他部門〉
  受賞作  『世界ミステリ作家事典(本格派編)』 森英俊   国書刊行会
  候補作  『カルト教団太陽寺院事件』   辻由美      みすず書房
       『安楽死裁判』         三輪和雄     潮出版社

第53回 平成12年(2000年)
 〈長編及び連作短編集部門〉
 〔選考委員〕	大沢在昌,北上次郎,高見浩,辻真先,西木正明
  受賞作  『永遠の仔』          天童荒太     幻冬舎
       『亡国のイージス』       福井晴敏     講談社
  候補作  『てのひらの闇』        藤原伊織     文藝春秋
       『法月綸太郎の新冒険』     法月綸太郎    講談社ノベルス
  
 〈短編部門〉
 〔選考委員〕	阿刀田高,生島治郎,小池真理子,佐々木譲,佐野洋
  授賞作  「動機」            横山秀夫     オール讀物4月号
  候補作  「海馬にて」          浅黄斑      小説推理12月号
       「審判は終わっていない」    姉小路祐     週刊小説10月29日号
       「畳算」            福井晴敏     小説現代8月号
       「蒲団」            吉村達也     小説宝石12月号・1月号
  
 〈評論その他部門〉
 〔選考委員〕	阿刀田高,生島治郎,小池真理子,佐々木譲,佐野洋
  受賞作  『ゴッホの遺言』        小林英樹     情報センター出版局
  候補作  『ホラー小説講義』       荒俣宏      角川書店
       『LAハードボイルド』     海野弘      グリーンアロー出版
       『三鷹事件』          片島紀男     NHK出版
       『現代の精神鑑定』       福島章編著    金子書房


第54回 平成13年(2001年)
 〈長編及び連作短編集部門〉
 〔選考委員〕	大沢在昌,笠井潔,高見浩,西木正明,東野圭吾
  受賞作  『残光』            東直己      角川春樹事務所
       『永遠の森』          菅浩江      早川書房
  候補作  『神様がくれた指』       佐藤多佳子    新潮社
       『フォー・ユア・プレジャー』  柴田よしき    講談社
       『少年計数機』         石田衣良     文藝春秋
  
 〈短編部門〉
 〔選考委員〕	阿刀田高,小池真理子,佐野洋,辻真先,北上次郎
  授賞作   該当作品なし
  候補作  「サバイバー」         金城一紀     小説現代9月号
       「サージャリ・マシン」     草上仁      『ロボットの夜』光文社カッパノベルス
       「奈落闇恋乃道行」       翔田寛      小説推理11月号
       「端午のとうふ」        山本一力     小説現代12月号
  
 〈評論その他部門〉
 〔選考委員〕	阿刀田高,小池真理子,佐野洋,辻真先,北上次郎
  受賞作  『20世紀冒険小説読本 日本編/世界編』 井家上隆幸 早川書房
       『推理作家の出来るまで』    都筑道夫     フリースタイル
  候補作  『近代フランスの事件簿』    小倉孝誠     淡交社
       『ポーと日本 その受容の歴史』 宮永孝      彩流社




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