日本探偵作家クラブ賞 授賞・候補作リスト

探偵作家クラブ賞   第1回(1948年)→ 第7回(1954年)
日本探偵作家クラブ賞 第8回(1955年)→ 第15回(1962年)
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第1回 昭和23年(1948年)
 〈長編賞〉
  授賞作   『本陣殺人事件』    横溝正史    宝石 昭和21年4月〜12月
                            (青珠社 s22.12)
  候補作   『高木家の惨劇』(銃口に笑ふ男)角田喜久雄 小説 昭和22年5月
                            (淡路書房 s22.6)
        『幻想殺人事件』    守友恒     自由出版社 s22.6
        『蝶々殺人事件』    横溝正史 ロック 昭和21年5月〜22年4月
                            (月書房 s23.1)
 〈短編賞〉
  授賞作   「新月」        木々高太郎   宝石 昭和21年5月号
  候補作   
    「柳下家の真理」大下宇陀児   「怪奇を抱く壁」角田喜久雄
    「ハムレット」 久生十蘭    「探偵小説」  横溝正史
    「R夫人の横顔」水谷準     「緑亭の首吊男」角田喜久雄
    「不思議な母」 大下宇陀児   「海鰻荘奇談」 香山滋
    「オランペンデクの復讐」香山滋 「みささぎ盗賊」山田風太郎
    「霊魂の足」  角田喜久雄   「犯罪の場」  飛鳥高
 〈新人賞〉
  授賞作   「海鰻荘奇談」     香山滋     宝石 昭和22年5月〜7月

第2回 昭和24年(1949年)
 〈長編賞〉
  授賞作   『不連続殺人事件』   坂口安吾 日本小説 昭和22年8月〜23年8月
                            (イヴニングスター社 s23.12)
  候補作   『刺青殺人事件』    高木彬光 岩谷書店 宝石選書 s23.5
        『獄門島』       横溝正史 宝石 昭和22年1月〜23年10月
                            (岩谷書店 s24.5)
        『三面鏡の恐怖』    木々高太郎 サン写真新聞22年11月〜23年5月
                            (高志書房 s23.7)
 〈短編賞〉
  授賞作   「眼中の悪魔」     山田風太郎 昭和23年1月 別冊宝石1号
   〃    「虚像淫楽」      山田風太郎 旬刊ニュース 昭和23年5月別冊
  候補作   
    「天狗」    大坪砂男    「猫」     角田喜久雄
    「蜥蜴の島」  香山滋     「黒猫」    横溝正史
    「太陽の眼」  島田一男    「赤痣の女」  大坪砂男

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第3回 昭和25年(1950年)
 〈長編賞〉
  授賞作   『能面殺人事件』    高木彬光    宝石 昭和24年4月号
                            (岩谷書店 s25.6)
  候補作   『鯉沼家の悲劇』    宮野叢子    宝石 昭和24年3月号
                            (岩谷書店 s25.1)
        『婦鬼系図』(錦絵殺人事件) 島田一男 宝石 昭和24年5月号
                            (岩谷書店 s25.9)
        『女が見ていた』    横溝正史 時事新報 昭和24年5月〜10月
                            (岩谷書店 s26.7)
 〈短編賞〉
  授賞作   「私刑」その他     大坪砂男    宝石 昭和24年6月号
  候補作   
    「妖婦の宿」  高木彬光    「猿神の贄」  本間田麻誉
    「蟹の足」   大下宇陀児   「車井戸はなぜ軋る」横溝正史
    「涅槃雪」   大坪砂男    「噴火口上の殺人」岡田鯱彦
    「盲目が来たりて笛を吹く」岡村雄輔  「黒子」 大坪砂男
    「老人と看護の娘」木々高太郎  「亡霊の言葉」 火野葦平

第4回 昭和26年(1951年)
 〈長編賞〉
  授賞作   『石の下の記録』    大下宇陀児 宝石 昭和23年11,12月〜25年5月
                            (岩谷書店 s26.8)
  候補作   『薫大将と匂の宮』   岡田鯱彦    宝石 昭和25年4月号
                            (東方社 s30.6)
        『ペトロフ事件』    中川透     昭和25年4月 別冊宝石8号
                    (鮎川哲也)  (光風社 s35.11)
 〈短編賞〉
  授賞作   「社会部記者」その他  島田一男   週刊朝日 昭和25年6月増刊
  候補作   
    「天国荘奇談」 山田風太郎   「下山総裁」  山田風太郎
    「風船魔」   島田一男    「モンゴル怪猫伝」渡辺啓助
    「断崖」    江戸川乱歩   「影なき女」  高木彬光
    「人間競馬」  船山馨     「死と恋と波と」井上靖

第5回 昭和27年(1952年)
  授賞作   「ある決闘」      水谷準     改造 昭和26年4月号
   〃    『幻影城』       江戸川乱歩   岩谷書店 s26.5
  候補作   
    『野球殺人事件』田島莉茉子 岩谷書店 s26.6
    『八つ墓村』  横溝正史  講談社 s26.5
    「岩塊」    大下宇陀児   「虚影」    大坪砂男
    「わが女学生時代の犯罪」木々高太郎  「深入り」木々高太郎
    「恐風」    島田一男    「奥火」    城昌幸
    「その家」   城昌幸     「わが一高時代の犯罪」高木彬光
    「良心の断層」 永瀬三吾    「愛情の倫理」 宮野叢子
    「メフィストの誕生」水谷準   「帰去来殺人事件」山田風太郎
    「扉」     椿八郎
  ※ 城昌幸の「奥(おう)火」の〈おう〉は、正しくは火偏に奥と言う字
  ※ 『八つ墓村』は、『横溝横溝正史集』(傑作長編推理小説全集5)に所集

第6回 昭和28年(1953年)
  授賞作   該当作品なし
  候補作   
    「宣伝殺人事件」大下宇陀児   「夜光」    木々高太郎
    「絶壁」    城昌幸     「猟銃」    城昌幸
    「蝋燭売り」  香山滋     「キキモラ」  香山滋
    「聖ジョン学院の悪魔」渡辺啓助 「殺意」    高木彬光
    「誤報殺人事件」島田一男

第7回 昭和29年(1954年)
  授賞作   該当作品なし
  (奨励賞) 「雪崩」        鷲尾三郎    宝石 昭和28年12月号
    〃   「睡蓮夫人」      氷川瓏     宝石 昭和28年 7月号
    〃   「鉛の小函」      丘美丈二郎   宝石 昭和28年 7月増刊号
  候補作   
    『悪魔が来たりて笛を吹く』 横溝正史 宝石 昭和26年11月〜28年11月
                       (岩谷書店 s29.5)
    『誰にも言えない』 大下宇陀児 朝日新聞社 s28.10
    「鉛の小函」  丘美丈二郎
    「ハゲタカ」  香山滋     「ネンゴ・ネンゴ」香山滋
    「白い異邦人」 黒沼健     「探偵小説家」 楠田匡介
    「雪崩」    鷲尾三郎    「胡蝶の行方」 大坪砂男
    「無名の手紙」 木々高太郎   「X重量」   木々高太郎
    「墓掘人」   山田風太郎   「赤い靴」   山田風太郎
    「ひつじや物語」朝山蜻一    「睡蓮夫人」  氷川瓏
  ※ 奨励賞はクラブ賞とは別のものであり、本年度特に考慮されたものである。

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第8回 昭和30年(1955年)
  授賞作   「売国奴」       永瀬三吾    宝石 昭和29年12月号
  候補作
    「塔の判官」  高木彬光    「僕はちんころ」朝山蜻一
    「外套」    大坪砂男    「私は殺される」大下宇陀児
    「狂った人々」 香山滋     「キュラサオの首」渡辺啓助
    「蔵を開く」  香住春吾    「沼垂の女」  角田喜久雄
    「妻の見た殺人」永瀬三吾    「クリスマス・イブの悪魔」鷲尾三郎
    「追いつめる」 楠田匡介    「テープレコードは告白す」鷲尾三郎
    「鉄の扉」   狩久      「赤い密室」  中川透(鮎川哲也)
    「二十世紀ノア」山田風太郎   「魂の殺人」  城昌幸
    「罪なき罪」  椎名麟三    「奇妙な夫婦」 島田一男
    「六條執念」  木々高太郎   「殺意」    井上靖
    「蜃気楼島の情熱」横溝正史   「そんな筈はない」藤沢恒夫
    「タンポポの生えた土蔵」木々高太郎  「心霊殺人事件」坂口安吾
    「鉛の虫」   大下宇陀児

第9回 昭和31年(1956年)
  授賞作   「狐の鶏」       日影丈吉    宝石 昭和30年10月号
  候補作   
    『化人幻戯』   江戸川乱歩 春陽堂書店 s30.11
    『上を見るな』 島田一男  講談社 s30.12
    『虚像』    大下宇陀児 サンデー毎日 昭和30年8月〜12月
                    (毎日新聞社 s31.2)
    『人形はなぜ殺される』 高木彬光 講談社 s30.11
    「月と手袋」 江戸川乱歩
    「春の夜の出来事」 大岡昇平  「クレイ少佐の死」 大河内常平
    「紅の女」   大下宇陀児
    「白い文化住宅」大坪砂男    「鯉幟」    香住春吾
    「風船売り」  香山滋     「遺花」    木々高太郎
    「東京暴力団」 島田一男    「波の音」   城昌幸
    「死せる者の戯れ」高木彬光   「二月の悲劇」 角田喜久雄
    「発狂者」   永瀬三吾    「サムの東京見物」水谷準
    「ノイローゼ」 山田風太郎   「廃園の鬼」  横溝正史
    「文殊の罠」  鷲尾三郎    「クレオパトラとサロメ」渡辺啓助
  ※ 『化人幻戯』は、『江戸川乱歩全集第15巻』に所集

第10回 昭和32年(1957年)
  授賞作   『顔』 (短編集)   松本清張  講談社ロマンブックス s31.10
  候補作   「血笑島にて」     渡辺啓助
        「悪魔のような女」   角田喜久雄
        『黒いトランク』    鮎川哲也    講談社 s31.7
       他
  ※ 第10回の候補作は、資料不足のため、わかりませんでした。

第11回 昭和33年(1958年)
  授賞作   「笛吹けば人が死ぬ」  角田喜久雄  オール読物 昭和32年9月号
  候補作   
    「ものの影」  城昌幸     「吸血鬼考」  渡辺啓助
    「脱獄を了えて」楠田匡介    「獅子」    山村正夫
    「安房国住広正」大河内常平   「白猫のいる家」有馬頼義
    「温室事件」  加田伶太郎   「粘土の犬」  仁木悦子
    「五つの時計」 鮎川哲也

第12回 昭和34年(1959年)
  授賞作   『四万人の目撃者』   有馬頼義    講談社 s33.7
  候補作   
    「白い密室」  鮎川哲也    「かあちゃんは犯人ぢゃない」仁木悦子
    「ママゴト」  城昌幸     「淋しい草原に」高城高
    「恐ろしき弱さ」宮野村子    「沼の中の家」 楠田匡介
    「寝衣(ネグリジェ)」渡辺啓助 「眠りの誘惑」 加田伶太郎
    『かわいい女』 多岐川恭  (『落ちる』河出書房新社 s33.11に初出)
    『樹海の殺人』 岡田鯱彦  春陽堂書店 s32.5

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第13回 昭和35年(1960年)
  授賞作   『憎悪の化石』     鮎川哲也    講談社 s34.11
        『黒い白鳥』(参考作品) 〃  宝石 昭和34年7月〜12月
                            (講談社 s35.2)
  候補作   『一本の鉛』      佐野洋     東都書房 s34.4
        『霧と影』       水上勉     河出書房新社 s34.8
        『ひげのある男たち』  結城昌治    早川書房 s34.12

第14回 昭和36年(1961年)
  授賞作   『海の牙』       水上勉     河出書房新社 s35.4
   〃    『人喰い』       笹沢左保    光文社カッパノベルス s35.1
  候補作   「金属音病事件」    佐野洋     宝石10月号
        『透明な暗殺』      〃      東都書房 s35.4
        『長い長い眠り』    結城昌治    光文社カッパノベルス s35.9

第15回 昭和37年(1962年)
 〔選考委員〕 省略
  授賞作   『細い赤い糸』     飛鳥高     光風社 s36.3
  候補作   『危険な童話』     土屋隆夫    桃源社 s36.5
        『仲のいい死体』    結城昌治    光文社カッパノベルス s36.11
        『秘密パーティ』    佐野洋     新潮社ポケットライブラリ s36.2
        『異郷の帆』      多岐川恭    新潮社 s36.6
        『人造美人』他2短編集 星新一     新潮社 s36.2


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last up date 1996/05/06