ヒッチッコク・マガジン(日本語版)
日本推理小説史ベスト・テン(1962年)

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作品ベスト・テン


1.不連続殺人事件           坂口安吾
2.黒死館殺人事件           小栗虫太郎
3.刺青殺人事件            高木彬光
4.陰獣                江戸川乱歩
5.獄門島               横溝正史
5.本陣殺人事件            横溝正史
7.ゼロの焦点             松本清張
8.黒い白鳥              鮎川哲也
9.蝶々殺人事件            横溝正史
10.人生の阿呆             木々高太郎
10.点と線               松本清張

12.黒い福音              松本清張
12.誘拐                高木彬光
14.黒いトランク            鮎川哲也
14.オランペンデクの復讐        香山滋
16.雁の寺               水上勉
16.雨月物語              上田秋成
16.人間椅子              江戸川乱歩
16.途上                谷崎潤一郎
20.半七捕物帳             岡本綺堂
20.成吉思汗の秘密           高木彬光
20.日本に於けるクリッペン事件     谷崎潤一郎

23.上を見るな             島田一男
23.石の下の記録            大下宇陀児
23.最後の一句             森鴎外
26.蜘蛛を飼う男            角田喜久雄
26.屋根裏の散歩者、赤い部屋      江戸川乱歩
28.籔の中               芥川龍之介
28.虚像                大下宇陀児
30.からみ合い             南條範夫
30.パノラマ島奇譚           江戸川乱歩

32.十字路               江戸川乱歩
32.二銭銅貨              江戸川乱歩
32.天城越え              松本清張
32.海の牙               水上勉
32.悪魔の手毬唄            横溝正史
37.黒い画集シリーズ          松本清張
37.瀬戸内海の惨劇           蒼井雄
37.社会部記者             島田一男
37.棺の花               水上勉




作家ベスト・テン


1. 横溝正史 2. 松本清張 3. 江戸川乱歩 4. 高木彬光 5. 坂口安吾 6. 小栗虫太郎 7. 鮎川哲也 8. 谷崎潤一郎 9. 水上勉 9. 木々高太郎

 「ヒッチコック・マガジン(日本語版)」(宝石社)の昭和37年4月号(4巻4号)、「日本推理小説史 ベスト・テン発表」より引用。

 中島河太郎、大内茂男、田中潤司、扇谷正造、城昌幸、双葉十三郎、木原孝一、虫明亜呂無、荻昌弘、大坪直行、中原弓彦、 の11氏にベストテンを選出してもらい、1位10点、2位9点…として集計し、順位を決定した。
 作家別ベスト・テンは、上記の得点を、作家別に集計し、順位を決定。

 ベストテンと同時に発表された、中島河太郎氏の「ベスト・テン管見」では、 「通覧してみると水準的作品を多く書いた作家は、票が分散しているようで、それがこういう種類の集計の欠点といえるかもしれない。 十六位以下になると、選者の評価の差が大きく、たった1名のつけた順位がそのまま反映しているから、百花繚乱である。」 と述べられている。


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1996年11月03日 更新