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No.1159 (2010/11/14 11:15) title:すみません
Name:岩堀


 下記、改行忘れの見にくい文章になってしまいました。
 すみません。
 なにせ、数年ぶりの書込みですからね(^o^)。

 追記 23日は、神戸での横溝正史イベント(野村恒彦さん主催)に
 行ってきます。中さんの講演で、タイトルが「横溝正史と江戸川乱歩」だ
 そうで、どんな話がでてきても不思議でありません。


No.1158 (2010/11/14 11:04) title:有難うございました
Name:岩堀

 
さすが皆さん、書込み早いですね。

ゆうべは大変な盛り上がりで本当によかったですね。フクさんはじめ、なつかしいお顔を拝することが出来て嬉しかったです。私は、こういう会(OB会)はこれが最初で最後かと思ってましたが、ゆうべの盛り上がりを思うと
これきり…というのは淋しいですね。たしか、石井さん永久?幹事という話も出たようですし、これからも時折はやれたらいいなあと思いますが、私的には、あと何回出れるかなあと…。気は若くても来年は、数えで言えば古希ですよ。まさに長老になってしまうなあ…。

末筆ながら
出席のみなさん、本当に有難うございました。


No.1157 (2010/11/14 10:06) title:ありがとうございました
Name:とだ

おお、みなさん、ちゃんと書きこんでる……。

毎度変わらぬ濃い話を聞いているだけでしたが、楽しかったです。

あんど、拙冊子、ご購入いただき、ありがとうございました。

では、次回の開催を楽しみに(^^)


No.1156 (2010/11/14 08:02) title:ありがとうございました
Name:しょーじ

オフ会、ありがとうございました。
皆様に久しぶりにお会いすることができ、かつミステリ話をすることができて、
ホントに楽しいひとときを過ごすことができました。
また、このようなオフ会があれば良いなぁと思います(^^)


No.1155 (2010/11/14 01:54) title:ただいま帰宅
Name:喜国雅彦
URL:http://inufun.sblo.jp/

みなさんこんにちは。
朝山蜻一ファンのものです。
これからよろしくお願いします。
昨日はちょっと変な人の集まりがあったんですが、
二次会で「貼雑年譜持ってる人?」と訊いたら、半分以上の手が挙がってビックリしました。
なんと両手を挙げてる人もいたんですよ。

で、勢いがついて、三次会に行くぞーとなったんだけど、
目当ての店が閉店してたので、一次会の店に逆戻りしました。
ではまた。

PS 彷書月刊のお別れ会の案内が届いていたけれど、
  年末進行の真っ最中だから無理っぽいなあ。


No.1154 (2010/11/14 01:02) title:お疲れさまでした
Name:フク

オフ会、楽しうございました。皆さまありがとうございます。ちょくちょくというのは難しいかとは思いますが、何年かに一度はこういう機会があると良いですね。
『死の扉』『毒殺魔』のカバー、good jobでした>kashibaさん (しかし、こういうコメントを残すと誤解する人が将来出てきそうだ。)

他の皆さまもコメント、宜しくお願いします。


No.1153 (2010/11/14 00:59)
Name:末永昭二

ひさしぶりに楽しい会でした。

オーナーはじめ皆さんのますますのご発展を。

野田開作もよろしく。
末筆ながら、アヤもお引き立てお願いいたします。


No.1152 (2010/06/17 11:02) title:りら荘事件
Name:神楽坂

鮎川哲也『りら荘事件』春陽文庫版初版を、先日漸く入手できました。


No.1151 (2009/11/14 10:39) title:どななたかご存じの方は?
Name:hitoyonoyume

一青窈が歌うハナミズキの歌詞に隠されたメッセージをブログで暴露している金田一耕助を名乗る人物、実は有名なミステリー作家らしいとのことですが心当たりのある方はいませんか?


No.1150 (2008/01/24 21:39)
Name:名無し

講演は名古屋の東海高校と言う高校のサタデープログラムという行事で無料で入れるそうです。ぜひ行かないと
         
    


No.1149 (2008/01/24 21:30) title:芦辺拓
Name:名無し

本格推理小説家の芦辺拓が名古屋の高校で講演をやるらしい。


No.1148 (2008/01/06 10:52) title:今年も、宜敷くお願いします
Name:古本まゆ
Email:mayu2@sb.starcat.ne.jp
URL:http://www2.starcat.ne.jp/~mayu/index.htm

小林文庫オーナー様

 久々に覗いてみたら、大掃除完了のようですね。お疲れさまでした。
 今年も宜敷くお願いします。


No.1147 (削除済)
No.1146 (2006/08/23 21:47) title:相互リンクよろしくお願い致します。
Name:山本健太郎
Email:info@pocket1.net
URL:http://pocket1.net/

「小林文庫」 管理人の小林 様

突然のメールにて失礼します。
私、「小説fan」の健太郎こと、山本健太郎と申します。
よろしくお願いいたします。

貴殿のサイト 「小林文庫」 を拝見して、ぜひ相互リンクをお願いしたく、再度メール致しました。

「小説fan」は、読書好きの初心者の方を対象に、私が読んだ本の中からおすすめ小説を紹介する目的で設立いたしました。

勝手ではございますが、すでに貴殿のサイトをリンクさせて頂きました。
もしもご迷惑であればご一報いただきたく存じます。
リンクを掲載したページのURL : http://pocket1.net/rinku1.html

もし相互リンクにご了解いただけるようでしたら、
タイトル  : 小説fan
リンク先 : http://pocket1.net/
紹介テキスト : 読書好きで小説ファンの管理人が、読んだ本のあらすじや感想、おすすめ小説を紹介するサイトです。

にて、テキストリンクをご掲載頂ければ幸いです。

唐突なお願いではございますが、ご検討の程よろしくお願い致します。

-----------------------------------------------
小説 fan
山本健太郎
http://pocket1.net/
mailto: info@pocket1.net


No.1145 (削除済)
No.1144 (2006/03/18 21:42) title:中央線古書展
Name:神楽坂

「ほがらか夫人」が6万、「仮面の親日」(カバー欠)4.5万ですか。


No.1143 (2006/03/17 23:31) title:「姿三四郎と富田常雄」出版を祝う会 
Name:石井春生
Email:BYQ11613@nifty.ne.jp

ご無沙汰しております。このところ、ここへの書き込みが告知ばかりで申し訳ないのですが、またもや告知させてくださいませ。

各所でたちまち大評判!の「姿三四郎と富田常雄」の出版を祝う会を
開きたいと思います。

●日時:3月25日(土)午後6時半〜
●場所:池袋
●会費:5000円程度

参加希望の方は3月20日(月)までに私宛にメールをくださいませ。
皆様のご参加をお待ちしております。


No.1142 (2006/03/04 12:14) title:人間燈台
Name:神楽坂

某目録で「人間燈台」が出ていますね。
再版、痛みのようですが。


No.1141 (2006/03/03 17:29) title:お願いします
Name:増本利博
Email:meisou@meisou.com
URL:http://meisou.com/

いきなりの割り込みでご免なさい。下記の件でお願いしたいのです。

私どもが広くレビューを求めています。
明窓出版のホームページを見に来て下さる読者の方に、本の概要を簡潔
(300〜350字)に紹介できるよう貴方の力を貸してほしいのです。
ご応募の方は、当社のホームページ「http://meisou.com/review.html」に記載されている本の中からお読みになりたい本を5冊まで選びご連絡下さい。無料にて本文のテキストデータをまるごとメール送信します。採用されました場合の報酬は本1冊あたり2.000円です。お読みになった本に関しましては、必ずレビューをお寄せ下さいますようお願いいたします。レビュー締め切りは、データ送信後1ヶ月です。
将来的には、ブックレビュー作成スタッフとしてばかりでなく、新規出版物や持ち込み原稿の採用審査に携わっていただくようお願いする場合もあります。ご応募の方はお名前メールアドレス等をご記入の上、meisou@meisou.comにメールください。           担当 増本利博


No.1140 (削除済)
No.1139 (2006/01/29 10:30) title:『覆面の佳人』読了。
Name:美夜

今更ではございますが、明けましておめでとうございます。
しばらく地に潜っておりました、美夜です。
去年の今頃こちらで書かせていただいた『覆面の佳人』を
咋年末に入手し(その節はお世話になりました、須川さま!)、
昨日ようやく読み終わりましたので、必要もないのにご報告を。

感想といたしましては、「面白かった」です。
新聞連載小説らしい展開とテンポとか、パリが舞台でありながら、
登場人物が全員日本名なところに感服いたしました。
金髪でも花子!
黒人でも安公!
・・・最高でした。
もちろん、ツッコミたいところは数限りなくございましたが(笑)、
「階段を上るゴトゴトという音」というような文章さえあれば、
ヨコセイファンは大満足なのでございます。
やはり新年一冊目は横溝正史作品に限ります!
『犬神家の一族』の映画もリメイクするそうですし(←関係ない)。


No.1138 (2005/12/11 06:42) title:羽澄不一作品リスト
Name:世界名著刊行会

羽澄不一作品リスト

1992年
小説/評論「倫敦の霧描き/失われた日本の芸術精神」
1993年
詩集「裸の魂」
2001年
詩集「天鵞絨の天使」
小説「詩聖ヨネ・ノグチの懊悩」
小説「DUO」
2002年
自伝「バルカン半島の天使」
ミステリー「あほうどり」
ミステリー「マクロザノニアの種子」
2003年
童話「野良猫ぺんぺん」
論文「日本民主革命」
随筆「いわし雲のオードブル」
小説「ブルーギルはキスの味」
2004年
ミステリー「透明人間アレフ」
2005年
小説「拳聖の紋章」
ミステリー「天使稼業も楽じゃない」
ミステリー「早春賦(シャーロック・ホームズ最大の試練)」
ミステリー「トイレの落書き狂詩曲」
2006年
小説/評論「詩人と麺麭/青い鳥の墓碑銘」

以上、書き込みをさせて頂きましたので、宜しくお願いします。


No.1137 (2005/11/17 11:24) title:螺ケ犂杙ス融オ
Name:山名耕作
Email:hirohiro1966@hotmail.co.jp

小林オーナーさま、みなさま
お久しぶりです。以前小栗虫太郎のなんちゃってファンサイトを管理していたヤクザ者です。
台湾?で小栗虫太郎の「黒死館殺人事件」が翻訳されているようなので、その入手方法をどなたかお教えねがえませんでしょうか?

「螺ケ犂杙ス融オ錙ラ
 ・作者/小栗虫太郎
 ・訳者/林敏生
 ・出版社/小知堂文化事業有限公司
 ・出版日期/2005.07.10
 ・想定/平装

以上よろしくお願いします。


No.1136 (2005/11/15 07:13) title:「創世ホール通信/文化ジャーナル」11月号
Name:小西昌幸(徳島、北島町創世ホール)
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp
URL:http://www.town.kitajima.lg.jp/hole/bunka/200511.html

■徳島の小西です。いつもご支援いただき感謝しております。紀田順一郎先生講演会「幻想書林に分け入って」のレポートを書いた「創世ホール通信/文化ジャーナル」11月号が、11月14日から北島町のオフィシャル・サイトで読めるようになっています。関心ある方は、リンクからご覧ください。

http://www.town.kitajima.lg.jp/hole/bunka/200511.html


No.1135 (2005/11/02 16:38) title:今が、朝だろうと夜だろうとこんちは!
Name:チャーリー・モンク
URL:http://www3.wind.ne.jp/kobashin/cgi-bin/nagaya/nagaya.cgi?room=084

 お初にお目にかかります!84号室に居候させてもらったチャーリー・モンクです。小説や映画もろもろ気軽に会話できる友達ができればいいなって思っています(^−^)!!全くのど素人ですけど、よろしく。…と、ところであいさつ周りって引っ越すと重要?ホントの近所にはして周るつもりですど…(・_・;)できなかった皆さんにはごめんなさい。…でも、84号に遊びに着てくれれば会話できるし…いぃよね?


No.1134 (2005/10/29 23:12) title:島崎書誌
Name:おどる

以前、この掲示板でご協力いただいた島崎博さんの書誌(日本版)も一段落しているのですが、皆様へのご紹介が遅れており、ご協力いただいた方には申し訳なく思っております。

ところで、島崎さんの書誌をつくる過程で生じた疑問点をダメモトで、台湾に住む島崎さんご本人に手紙で問い合わせてみたところ、思いがけなくお返事をいただき、それがきっかけでここ数ヶ月、島崎さんと手紙のやりとりをしています。
島崎さんからは台湾における仕事の一覧もお教えいただき、私が作成した日本版の書誌と台湾版の書誌をあわせて、島崎さんの日台にまたがるお仕事が俯瞰できるようになりました。日本での島崎さんのミステリ以外のお仕事としては三島由紀夫書誌や大衆文学関連の書誌がありますが、台湾でお戻りになってからは日本文化の紹介にも取り組まれていたことも知りました。現在、私は島崎さんが台湾で出版なされた編著作を蒐集しながら、台湾版の書誌の裏付けをとる作業に行っております。

あわせて島崎さんからは探求本リストをお預かりし、現在、私は古本屋を廻っては島崎さんにキロ単位で本をお送りしています。
日本一のミステリコレクターだった方の収集を私ごときがお手伝いするとは身に余る光栄ですが、島崎さんからお預かりしている探求本リストにはそれほど古い本はなく、私のようなレベルでもなんとか代理購入が勤まっています(手加減されているのでしょうか)。島崎さんは幻影城休刊時以外にも数年前、台湾を襲った台風で蔵書をなくされており、蔵書運がないのではないかと嘆かれ、再び本を収集すべきかどうか迷いながらも本を集めはじめているそうで、私でもなんとかお手伝いできているのだと思いますが。
島崎さんの収集範囲はミステリに留まらず、古代文明、ヨーロッパの歴史と文化、現代アメリカ、江戸文化、大衆文化(サブカルチャー)、宇宙論、古生物と昆虫世界に興味がおありだそうで、古本屋に行ってもこれまでは素通りしていた棚も物色するようになり、非常に楽しい作業です。


No.1133 (2005/10/29 06:53) title:I、「天使稼業も楽じゃない」
Name:世界名著刊行会

鉄道業界の黒い霧事件にメスを入れた会心作。
盲目の美少女探偵、美里危機一髪!
羽澄不一文学に駄作はない!
私立鉄道公安官シリーズ第2弾!


No.1132 (2005/10/24 10:02) title:10・30紀田順一郎先生講演会「幻想書林に分け入って」続報
Name:小西昌幸(徳島、創世ホール)
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp
URL:http://www.town.kitajima.lg.jp/hole/bunka/200510.html

■徳島の小西です。紀田順一郎先生の講演会準備に追われています。新潟、千葉、東京、京都、高知などからの参加者の情報がガンガン届いています。しっかり取り組んで、よいものにしたいと思います。
■講演会の続報です。紀田先生から、過日、講演会来場者に自分のところにある余分の本をプレゼントしてほしい旨のご連絡を受けました。冊数は約20冊。
■私は思案に思案を重ね熟慮に熟慮を重ねた結果、先生とも相談して次のような方法をとることにいたしました。会場ロビーでは、先生の古書ミステリーや『日本怪奇小説傑作集』『M・R・ジェイムズ全集』、平井呈一『真夜中の檻』、『幻想文学』のバックナンバー3種(紀田先生インタビュー掲載号)、松籟社の2冊などを販売し、講演会終了後にはサイン会もするのですが、その際、1冊購入毎に1回のスピードくじを引いていただき、それでアタリが出たら、プレゼント用の本の中から好きなものを1冊選んでいただくという形態であります。2冊買えば2回、3冊買えば3回くじが引けます。
■すでにプレゼント用の本は届いています。『ゴシック幻想』『書物愛』など5種類の本が全部で21冊! スピードくじも、うちの司書のオネイサンたちが作ってくださいました。講演会の参加者情報では、『ザ・ホラー』(恐怖文学セミナー)の揃いを全号持ってくるなんていうつわもの(ダイジマン様)もいるようで、モータイヘンです。
■この催しは、紀田先生と練り上げた完全オリジナル企画の講演会です。どうか皆様、四国近辺で(別に近辺でなくても)関心のありそうな人がおいでましたら、ぜひ、この催しのことをご紹介ください。紀田先生はご病気をおしてご講演くださいます。私も命を削ってでもやりぬく決意です。よろしくお願いいたします。それでは、また!


No.1131 (2005/10/11 19:43) title:「創世ホール通信/文化ジャーナル」2005年10月号
Name:小西昌幸(徳島、創世ホール)
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp
URL:http://www.town.kitajima.lg.jp/hole/bunka/200510.html

■いつもお世話になっています。徳島の小西です。「創世ホール通信/文化ジャーナル」10月号が、今日(10・11)から北島町のサイトで読めるようになっています。「紀田順一郎先生講演会に寄せて」というタイトルで、講演会への思い入れを書きました。かなりテンションを高めた文章になっています。リンクからお読みください。
http://www.town.kitajima.lg.jp/hole/bunka/200510.html
■臼田さんから寄せられた情報では、10・30紀田先生の講演会にはSRの会の会長さんが来てくださる予定だそうです。ただただ恐縮です。しっかり取り組んでよいものにいたします。皆さんの力をお寄せください。


No.1130 (2005/10/03 15:57) title:今更。
Name:美夜

ご無沙汰しております、美夜です。
マルティン・ベックシリーズが残り1冊になったので、そろそろ新しい作品を
開拓しようと思い、古本屋さんでエド・マクベインの「警官嫌い」を買って読みました。
そこでふと気になったのが、この87分署シリーズはハヤカワ文庫で全部揃うのか、
ということ。
・・・揃いますか?
それと、一体このシリーズは何冊あるのでしょうか。
このジャンルには疎いので、よろしければどなたかアドバイスをお願いいたします。


No.1129 (2005/09/20 16:58) title:10・30紀田順一郎先生講演会「幻想書林に分け入って」のお知らせ
Name:小西昌幸(徳島)
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp
URL:http://www.town.kitajima.lg.jp/hole/bunka/200509.html

■大変ごぶさたしておりました。徳島の小西です。私が今、全力で準備に突入している催しの情報です。関心ある方が身近においでましたら、ご支援いただけたら幸いです。

【紀田順一郎講演会 「幻想書林に分け入って」】
日時◎2005年10月30日(日) 14時30分から
会場◎北島町立図書館・創世ホール3階多目的ホール
   徳島県板野郡北島町新喜来字南古田91
   電話088・698・1100
入場料◎無料
講師◎紀田順一郎(評論家、作家)
演題◎「幻想書林に分け入って〜ミステリー&イマジネーションの六〇年」
主催◎北島町立図書館・創世ホール (電話088・698・1100)
共催◎徳島県民文化祭開催委員会
協賛◎ジャストシステム、松籟社
後援◎アトリエOCTA、東京創元社、朝日新聞徳島総局、NHK徳島放送局、四国放送、徳島新聞、読売新聞大阪本社他
■紀田氏は、平井呈一、大伴昌司、荒俣宏諸氏と共に日本での怪奇幻想文学普及に多大な貢献をした。同人誌『ザ・ホラー』、雑誌『幻想と怪奇』、叢書《世界幻想文学大系》等の編集に心血注ぎ、挫折や労苦を経て、今日の礎を築いた。この講演は異端の文学分野における「開拓者達」の感動の記録である──■講演では紀田先生自らの操作で貴重な映像資料を上映し、その情熱と足跡を万感込めて語ります。多数ご参集下さい■チラシご希望の方は、気軽に小西までご連絡ください(電話でもOK)。郵送します。
▼チラシ画像は下記リンクをご覧ください。
http://www.town.kitajima.lg.jp/hole/event/p200510_1.gif
http://www.town.kitajima.lg.jp/hole/event/p200510_2.gif

http://www.town.kitajima.lg.jp/hole/bunka/200509.html


No.1128 (2005/09/05 07:03) title:早春賦(シャーロック・ホームズ最大の試練)
Name:いろはにこんぺい党員

羽澄不一の小説「早春賦(シャーロック・ホームズ最大の試練」が10月頃刊行されます。
ご関心がある方は497-0004 七宝町桂下り戸1086−71 早春賦刊行会までどうぞ。
羽澄の既刊の推理小説「透明人間アレフ」、「天使稼業も楽じゃない」同様、お近くの図書館に入っているかもしれませんので、問い合わせてもいいでしょう。


No.1127 (2005/08/02 23:28)
Name:通りがかり

単なるエラーでしょ


No.1126 (2005/08/01 12:55) title:教えてください
Name:ちひろ

司書講習の合間に偶然ここにたどりついたので。私の若くして亡くなった叔父の本の中にライノクス殺人事件というのがあって。それで表紙が2部ついてるんですよね。詳しく言うと、最後のページの後に表紙と裏表紙があるんです。これってわざとなんですか?結末が最初なので狙ってやったことなんでしょうか?長年の疑問なんです。知っている方是非教えてください。それでは講習に戻ります。


No.1125 (2005/07/29 20:30) title:泣いて・・帯を切る
Name:仰天の騎士
Email:CZR04562@nifty.ne.jp

ども、日影インタビューCD欲しさに、泣いて帯切りましたああ(T_T)

で、須川さんが話題にあげておられた「定本久生十蘭全集」ですが、
2008年刊行予定、全10巻だそうです。

まだ貯金は間に合うぞおお・・・(^^;;


No.1124 (2005/07/22 21:58) title:久生十蘭
Name:須川 毅

ご無沙汰しています。今日、日影丈吉全集のCDが届いたんですが、その案内で来年「久生十蘭全集」が出ることを知りました。来年も地獄ですね(笑)


No.1123 (2005/07/18 19:41) title:僕の夢
Name:大西顕治

僕は漫画家を目指しています。で、僕は推理冒険ラブコメ漫画を書こうと思っているのです。で今それに向けて推理小説を読んでいるのです。


No.1122 (2005/07/09 06:59) title:「みやび さん歓迎」オフ会 最終告知
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/


 「みやびさん歓迎」オフ会へは、本日開催です。
 参加予定の皆様、よろしくお願いします。

 会場は、一部の方にはお馴染みの、「蔵之助」です。
 飛び込み参加も大丈夫です。
 急に都合が付いた方、お待ちしています。

 台湾のミステリー・ファン みやび さんを主賓として、台湾と日本のファンの交友を深めよう、という会です。
 オフ会にはお馴染みでない方の参加も、歓迎します。

  ------------------------------------------------------------------
  「みやび さん歓迎」オフ会

  日時:  7月9日(土) 18:00〜21:00
  場所:  池袋西口 「蔵之助」
  会費:  5000円
  ------------------------------------------------------------------


No.1121 (2005/07/03 21:13) title:「みやび さん歓迎」オフ会 会場決定しました
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 小林文庫オーナーです。

 「みやびさん歓迎」オフ会への、参加を希望して下さった皆様、ありがとうございます。

 オフ会の会場を、決定しました。

  ------------------------------------------------------------------
  「みやび さん歓迎」オフ会

  日時:  7月9日(土) 18:00〜21:00
  場所:  池袋西口 (某)居酒屋
  会費:  5000円
  ------------------------------------------------------------------

 既に、参加希望のご連絡を頂いた方々には、個別に会場のご案内をメールしました。
 参加を希望しながら、小林文庫よりメールが届かない方は、申し訳ありませんが、もう一度 小林宛にご連絡下さい。
 (おどるさん、または、小林にご連絡いただいた方には、メールをお出ししました)

 会場は、融通の利くお店なので、これから参加を表明して下さっても、大丈夫です。
 前日まで、参加者を募集します。

 今回の「みやび さん歓迎」オフ会は、みやびさんを主賓として、みやびさんとお話できる機会を、できるだけ作りたいと思っています。
 ぜひ、お気軽にご参加下さい。


No.1120 (2005/07/01 01:18) title:「みやび さん歓迎」オフ会 再びお誘い
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 おどる さん、フォローありがとうございます。

 「参加ご希望」のメールをいただいた皆様、ありがとうございました。
 個別にご返事を行わず、申し訳ありません。
 会場等の、詳細が決定しだい、あらためてご連絡さし上げます。

 まだ、会場は決定していませんが、場所は池袋に決めました。

  「みやび さん歓迎」オフ会 予定

  日時:  7月9日(土) 18:00〜21:00 くらい
  場所:  池袋西口  (会場は未定)
  参会費: 5000円

 今回の「みやび さん歓迎」オフ会では、みやびさんと参加してくださった方が、ひとり一人お話できる機会を、できるだけ作りたいと思っています。
 普段の小林文庫関係のオフ会に参加したことの無い方、殊に若いミステリーファンの方、女性ファンの方々は大歓迎です。

 日本と台湾のファンの交流の始まりの場なれば欲しいと思っています。
 ぜひ、お気軽に参加して下さい。
 いつかは、台湾でもオフ会が開けると、良いですね。


No.1119 (2005/06/27 22:58) title:みやびさん歓迎オフ会
Name:おどる

こんばんは。
台湾のミステリファン、みやびさんが来日されるのに合わせて、
小林文庫オーナーに歓迎会を企画いただきました。
昨年の歓迎会は多くの人にご参加くださり、
(前回幹事を務めた私の不手際もあり、ご迷惑もおかけいたしましたが)
日本と台湾のファンの交流の第一歩になったのではないかと思っております。
今回の幹事は百戦錬磨の小林文庫オーナーということもあり、
一層楽しい歓迎会になるのではないかと期待しています。

ところで、みやびさんは現在、台湾の大学院で日本ミステリについて研究する傍ら、出版社で日本ミステリの翻訳権を取得するというアルバイトをなさっています。
今回の来日はお仕事の一貫で、台湾で出版される土屋隆夫作品集のために企画された、土屋隆夫さんインタビューのスタッフとしての来日だそうです。
島崎博さんのご活躍もあり、台湾では日本ミステリが人気を博していますが、
歓迎会ではそのあたりの話も伺えるのではないかと思います。

ちなみにみやびさんは日本語がお上手なので、会話についてはご心配なく。
ただ、ネィティブスピーカーではないので、多少ゆっくり目にお話ししてあげてくださいね。


No.1118 (2005/06/26 19:03) title:「みやび さん歓迎」オフ会のお知らせ
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 今年も台湾のミステリー・ファン みやび さんが、来日されることになりました。

 来日にあわせて、今年も「みやび さん歓迎」オフ会を計画しました。

 みやび さんは、島崎博さんの消息を日本に伝えて下さった、功労者のお一人です。
 有栖川有栖さんと島崎博さんの対談が台湾で実現したのも、みやび さんを初めとする、台湾のミステリー・ファンに皆様のおかげだと思います。

 現在、台湾では多数の日本ミステリーが翻訳・刊行されているそうです。
 みやび さんも、台湾の出版社で日本ミステリーの紹介に携わっていらっしゃいます。

 台湾での翻訳出版事情や、有栖川有栖さんと島崎博さんの対談の様子など、お聞きすることができると思います。
 日本・台湾のミステリー・ファンの交流を進めるためにも、ぜひ多数ご参加下さい。

     ----------  ----------  ----------  ----------

「みやび さん歓迎」オフ会 予定

  日時:  7月9日(土) 18:00〜21:00 くらい
  場所:  池袋 または 新宿 周辺
      (会場は未定です)
  参会費: 5000円程度

 実施日まで、あまり時間がないため、概要のみを決めてアナウンスしました。
 まだ、場所など詳細が決まっていません。
 場所・会場については、決定次第 参加希望の方に直接ご連絡いたします。

     ----------  ----------  ----------  ----------

 参加を希望される方は、小林文庫オーナー宛(この投稿のe-mail 宛)に、「みやびさん歓迎オフ会参加希望」というタイトルでメールをお送り下さい。
 凡その人数を把握したいため、7月1日(金)24:00 までに、お申し込みをお願いします。
 「参加をしたいが、確実に参加できるかは解らない」と言う方でも構いません。早めにご連絡いただけると、ありがたいです。

 皆様のご参加をお待ちしています。


No.1117 (2005/06/22 12:32) title:経済状況が・・・。
Name:美夜

須川さま
「島崎警部のアリバイ事件簿」、チェックしてみました。
ほんとに結構なお値段でした。
「天城一の密室犯罪学教程」すら買えていない私は、値段を見た途端
動きが止まりましたです、はい。
・・・文庫落ちはありえないことでしょうか?
数年前の春陽堂さんから出版された小酒井さんと甲賀さんの限定500部本は
「絶対文庫にならない!」と思って買いましたが、これも同じ運命を辿る
本なのか・・・。

「マルティン・ベック」。
いいですよ、のんびり探しますから(笑)。


No.1116 (2005/06/18 20:14) title:おおっ
Name:須川 毅

美夜さま
お久しぶりです。「島崎警部事件簿」は昨日書店に平積みされていました。
結構な値段ですが「買い」でしょうね。文庫で天城さんが読めるようになったらすばらしいですが・・
マルティンベック、済みません、忘れてました。探します。


No.1115 (2005/06/18 09:00) title:残り1冊。
Name:美夜

ご無沙汰しております。

須川さま
『島崎警部のアリバイ事件簿』の刊行、私も楽しみです。
できれば文庫がいいなぁ、と思うのですが、どうでしょう。

それと、いつぞや集めていると申し上げた「マルティン・ベックシリーズ」
ですが、昨日久しぶりに古本屋さんに出掛けて「バルコニーの男」を
ゲットいたしました!
残るは「テロリスト」のみなので、ぼちぼち探そうと思います。


No.1114 (2005/06/01 23:54)
Name:須川 毅

ご無沙汰しました。
いま『島崎警部のアリバイ事件簿』の刊行を知り狂喜しております。
本文庫で天城ファンを自称したのが昨日のようです。


No.1113 (2005/05/27 22:53) title:『子不語の夢』日本推理作家協会賞落選記念大宴会のお知らせ
Name:石井春生
Email:BYQ11613@nifty.ne.jp

オーナー様

ご無沙汰しております。遅まきながらですが、9周年おめでとうございます。
もうそんなに経つのですね。ここで得たことを思うと、オーナーにはいくら感謝しても言葉が足りません。どうぞ、これからもできるだけ長く続けてくださいね。
ところで、お知らせです。(ここにお邪魔するのは、いつもこんなことばかりですね。申し訳ございません。)

『子不語の夢』日本推理作家協会賞落選記念大宴会のお知らせ

大変残念なことに『子不語の夢』は第5回本格ミステリ大賞及び日本推理作家協会賞を落選しました。しかし、そんなことぐらいでこの本の持つ輝きが薄れることは全くありません。今もなお進化し続ける書物『子不語の夢』の更なる発展を願ってここに一夜の大宴会を催したいと思います。どうぞ皆様、奮ってご参加くださいませ。
なお、今回の大宴会はある方からのご指名により私が幹事をやらせていただくことになりました。不慣れなため手際が悪いかもしれませんが、よろしくお願いします。

期日:6月25日(土) 18:00〜20:00(終わりの時間は暫定です)
場所:いつもの蔵之助
    東京都豊島区西池袋1-17-6 西口センタービル5階
   (JR池袋駅西口・旧芳林堂書店ビルとなり)
   Tel.03-3982-9781
参加費:¥5,000

参加希望の方は、石井春生(BYQ11613@nifty.ne.jp)まで「大宴会参加希望」というタイトルでメールをお送りくださいませ。
締切日はとくに決めてませんが、できれば6/10ぐらいまでに申し込んでいただけるとありがたく思います。
それでは皆様のご参加をお待ちしております。


No.1112 (2005/05/21 00:47) title:滝汗
Name:のりりん

 ものすごいご無沙汰しています。
 しかも、話題すでに遅しです。
 いかに不届き者の入居者かということがこれで判明しましたが‥。

 9周年おめでとうございます!

 オーナーに出会えて本当によかった!と思います。
 これからもよろしくお願いします。


No.1111 (2005/05/09 22:20) title:これからも宜しくお願い致します。
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

SAMANA さん

 早速、最初に、お祝いの言葉、ありがとうございます。

 小林文庫、「黒猫荘」がきっかけとなって、大きな楽しみを得ることができた、と言ってくださると、HPを開設して良かった、と心から思います。

 私にとっても、小林文庫、「黒猫荘」を通して、年齢も、地域も、職業も、ミステリーの好みも違う沢山の方々と知り合えた事は、大変な財産で嬉しい事です。
 HPを始めなければ、知ることの出来なかった世界ですから。

 前の投稿にも書いたように、この楽しさは捨てることはできません。
 更新はままならなくても、HPは続けて行くと思います。

 「黒猫荘」も、皆さんの交友が広がる場となるよう、勤めてゆきます。
 そういえば、「黒猫荘」のオフ会も、真剣に計画しなければ……。

 そいでは!!

岩堀 さん

 こちらこそ、ご無沙汰しています。

 第1回小林文庫オフ会、懐かしいですね。
 それまで、ミステリーファンとのお付き合いは全く無く、人見知りの性格でもあるので、本当に間が持つのか、何を話したらよいのか、恐る恐る参加したのを思い出します。
 行ってみれば、全く心配なく、とても楽しい時でした。
 あれが切っ掛けで、私の人生も大きく変わったのは、間違いありません。

 そんなわけで、10年経ったら、次は100万アクセスと、細々とでも続けて行くことになると思います。
 来年は、十周年記念オフ会を、行いたいですね!

 皆様、これからも宜しくお願い致します。


No.1110 (2005/05/09 20:11) title:思い出しますね
Name:岩堀


 小林オーナー様

  最近全くご無沙汰しておりまして、申し訳ありません。
  他のサイトもとんと開いていない昨今ですが、本日なぜか訪問する気に
  なって、見たら、開設九周年との事。誠におめでとう御座います。

  東京八重洲口での第一回オフ会を懐かしく思い出したところです。小林文庫
  との出会いから、私の第2のミステリ人生が始まったのは間違いありません。
  十周年どころか、もっともっと続いて欲しいですね。

  これを機に、またチョクチョク訪問しますので宜しくお願いします。
  

  

  


No.1109 (2005/05/08 19:01) title:九周年おめでとうございます。
Name:SAMANA
Email:samana@smile.email.ne.jp
URL:http://www.asahi-net.or.jp/~yu4m-nkns/index

ミステリ長屋黒猫荘16号室を間借りしてますSAMANAです。

>本日2005年05月07日、小林文庫ホームページの開設9周年を
>迎えることが出来ました。

おめでとうございます〜!!
(ドンドン♪ パンパン♪ ヒューヒュー♪♪)

記憶が定かではありませんが、私のネットデビューが恐らく約6年ほど前。
ミステリ熱再燃時で、いろいろと検索して見つけたのが「推理小説ノート」
のトップページ。
当時の新本格ミステリを追いかけようとしていた復帰者にとって「新本格
著作リスト」の存在は本当にありがたく、存分に活用させていただきまし
た。ここにあがってる作家名をチェックすればまず大丈夫、と文庫を買い
込んでいったのも今ではいい思い出であります。
#「小林文庫」のトップページの存在は、実はかなり後になって知ったので
#ありました。ごめんなさい(汗)。

黒猫荘の存在を知って、ビクビクしながらも思い切って入室したことは、
(決して誇張でなく)私の人生に大きな楽しみを与えてくれました。
ここまで交流が広がるとは思ってもいませんでしたし、一生知らないままで
いたであろう過去の名作を読む(そして存分に楽しむ)ことも出来ました。

これら全て、小林オーナーが情報&交流の場を提供いただいたからこそ。
本当に心から御礼申し上げます。

ですから……、

>10周年までは何とか続けて行きたいと思っています

ということですが、一日でも長く小林オーナーが楽しめる範囲で
サイトを存続いただけますよう、お祈りいたしております(にっこり)。

そいでは!!


No.1108 (2005/05/07 23:34) title:開設九周年
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 本日2005年05月07日、小林文庫ホームページの開設9周年を迎えることが出来ました。
 今日から、10年目に入りました。

 ここまで続けてこられたのも、皆様のアクセス、応援のおかげです。
 本当にありがとうございました。

 HPを通して、たくさんの皆様と知り合うことが出来る嬉しさは、捨てることが出来ません。
 ここ2,3年は満足に更新もできないままですが、10周年までは何とか続けて行きたいと思っています。

 今後とも、宜しくお願い致します。


No.1107 (2005/04/27 07:16) title:今日の日経新聞に
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp

小林文庫オーナーです。
今日の日経新聞の文化面に、橋本健午氏が「歴史に埋もれた「戦線文庫」」を寄稿してぃます。
「戦線文庫」発掘の経緯と復刻の内容を、簡潔にまとめ紹介したものです。

「戦線文庫」に関心をお持ちの方は、是非ご一読を。
橋本氏のホームページをご覧の方は、既にご存じの内容ですが。
(新幹線の中から携帯にて)


No.1106 (2005/04/25 20:22) title:戦線文庫復刻と某古書店閉店情報
Name:奥木幹男

オーナー

私も『戦線文庫復刻版』のパンフを送っていただきました。
やはり、オーナーの思いと同じく、全冊内容細目は欲しいところですが、その旨はきされておらず、
ちょっと不安です。

ちょっと話はかわりますが、北関東限定古本屋情報です。
群馬O市のG古書センターは今月限りで閉店するらしいのです。
ネット上では五割引、実際に訪ねてみると何と七割引きでした。
比較的個性的な品揃えが光る店です。
興味があったらどうぞいらしてください。

木々の戦後初期のものや、横溝『幽霊男』元版カバー傷が、売価2〜3000円の七割引で少なくとも昨日まで在庫していました(私はいろいろあって買いませんでした)。

では。


No.1105 (2005/04/17 19:20) title:新本格推理作家的台灣體驗
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 2ヶ月程前の私の投稿は、有栖川有栖さんの訪台についてでした。

 blue さん、きえい さんに、台北国際書展に有栖川有栖さんが招待される事、島崎博さんと対談される事を、教えていただきました。
 (その際は、ありがとうございました。)

 その時の訪問記、有栖川有栖さんの台湾紀行が、雑誌「メフィスト(梅菲斯特)」最新号に掲載されました。

 台湾の皆さんに、熱烈に歓迎され、感激した事。
 日本の推理小説が、たくさん翻訳されている事。
 熱心な推理小説ファンが多く、驚いたこと。
 島崎博さん、台湾の推理作家・藍霄さん(blueさんのことです)と対談した事。
 尊敬する島崎博さんと逢え、感動した事。
 などが書かれています。
 雑誌で10頁にも渡る長文です。

 島崎博さん、藍霄さんと対談している写真も、掲載されています。

 blueさんのHPのURLも紹介されています。
  blue的推理文學醫學院
  ⇒ http://www.bluemysteryart.com/index.htm

 台湾の推理迷(推理小説ファン)の皆さんにも、ぜひ読んでいただきたいです。

 (参考)
 講談社 文芸書「メフィスト」
 ⇒ http://shop.kodansha.jp/bc/books/bungei/mephist/
  (まだ更新されていません)

 有栖川有栖さんは、「日台の推理作家やファンの交流の歴史も始まろうとしている。その始まりの始まりを目撃しているのだな、と感じた。」(一部文章を変えています)、と書いています。
 日台の推理作家、ファンの交流が、一層深まることを、心より希望します。

 本当は、blueさんのHPに投稿したかったのですが、日本語しか書けないので、こちらに投稿してしまいました。


No.1104 (2005/04/16 06:47) title:「戦線文庫」と「にっぽん」
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 荒らしは、やめて下さいネ。

 改めて、宣言しておきますが、この掲示板ではミステリーと関係の無い広告・宣伝、アダルトサイト、出会い系サイトへの勧誘、リンクはお断りします。
 当面、管理人による監視を強化し、掲示板の趣旨に反する投稿が行われた場合、見つけ次第削除します。
 なお、この掲示板では投稿者のIPアドレスを記録しています。
 目に余る投稿が続く場合は、該当プロバイダーに通知します。

     *     *     *

 前回の私の投稿ですが、3ヶ月ぶり、と言うのは大間違い。約2ヶ月ぶりでした。
 自分の行動も、全く把握出来ていない…。 少しずつ、ボケが始まっているようです。

 また、矢崎泰夫さんを呼び捨て(敬称なし)で記述した箇所がありました。
 失礼をお詫びします。

     *     *     *

 『幻の海軍慰問雑誌 戰線文庫 復刻』を発行する株式会社日本出版社は、終戦直後に雑誌「にっぽん」などを発行していた、日本社の後身である、と教えていただきました。
 雑誌「話の特集」も、創刊時は日本社から発行されていたようです。
 しかも日本社は、興亞日本社の後身だそうです。

 興亞日本社 → 日本社 → 日本出版社 と、続いて来た、ということです。
 そう言われて確認すると、興亞日本社と日本社の住所は同じでした。

 戦後の「にっぽん」というと、大阪圭吉の作品を多数掲載したが全く見ることの出来ない名古屋新聞出版部発行の雑誌「にっぽん」と同名で、戦前の「にっぽん」を検索しようとすると、必ず引っかかる邪魔な雑誌、という認識しか有りませんでした。(日本社関係者の皆様、ごめなさい)

 以前書きましたが、名古屋新聞出版部「にっぽん」は、初期の号は興亞日本社が編集を行っていて、「戦線文庫」と同一の作品が、同時に掲載されていました。
 そうなると、戦前の「にっぽん」と、戦後の「にっぽん」は何か関係が有るのか?
 疑問に思って比べてみましたが、巻次の継承は無いようでした。

 それではということで、「戦線文庫」と比べてみると、巻次が継承されている可能性が高いのです。
 (「戦線文庫(銃後読物)」は昭和20年が第八巻、「にっぽん」は昭和21年が第九巻)
 しかも、「戦線文庫」と戦後版「にっぽん」は、第三種郵便認可の日付が同一です。
 という事は…、
  日本社発行の「にっぽん」は「戦線文庫」を継承した雑誌だった、と考えて間違いないようです。

 日本社が興亞日本社の後身である、とご存知の方には常識なのかもしれませんが、驚きました。


No.1103 (2005/04/09 09:10) title:満開宣言と「戦線文庫」など
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 管理人です。
 ほぼ3ヶ月ぶりの投稿です。
 ご無沙汰して、大変申し訳ありません。

 北関東・高崎市の桜は、昨日ほぼ満開になりました。
 2日間で、一気に満開になりました。3日前は開花していなかったのに。
 上の写真は、高崎市お堀端の桜です。

■ 掲示板スパム、アダルト、出会い系宣伝を投稿する方へ

 この掲示板にいらっしゃる方は、お金が有ったら古本を買うような方ばかりです。
 ここに投稿しても、宣伝効果はないですよ。
 費用対効果は、とても低いと思うけどなぁ。
 管理人も、投稿後12時間以内には削除できるよう、監視します。

■ 奥木幹男 さん

 「戦線文庫」復刊の情報、ありがとうございます。
 橋本健午氏が、「戦線文庫」に関する著書を出す、と言うことは橋本氏のHPで知っていましたが、6月に刊行する事や、2冊の復刻が付くことなどは、初めて知りました。。
 復刻付とは、楽しみです。
 必ず、購入します。

 教えていただいてから調べたところ、発行元の日本出版社のHPに「新刊予告」が掲載されています。
 私は、カタログを請求しました。、
 ⇒ http://www.nihonshuppansha.com/sensen-bunko.html

 橋本健午氏のHPにも案内が載りました。
 ⇒ http://www002.upp.so-net.ne.jp/kenha/sensen1.html

 「戦線文庫」は、何が良いといって、初期の号の表紙が良いんですよ。
 上記、新刊予告頁でその一部を見ることができます。

 私としては、総目次と表紙のカラー画像が収録されることを、希望します。

* * * *

 『幻の海軍慰問雑誌 戰線文庫 復刻』の発行元・株式会社日本出版社は、橋本氏が資料にした「戦線文庫」合本を保存していた所のようです。

 「戦線文庫」の発行兼編輯兼印刷人は笠倉寧之、となっています。
 興亞日本社が編集を行っていたようですが、笠倉氏は興亞日本社の経営者で、本名は矢崎寧之氏。
 株式会社日本出版社の代表は矢崎泰夫氏。
 矢崎寧之氏は矢崎泰夫氏の父親との事なので、その縁で「戦線文庫」が保管されていたのではと想像します。
 ちなみに、矢崎泰夫の兄は、「話の特集」を発行していた矢崎泰久氏だそうです。

■ おどる さん

 「土屋隆夫推理作品集」の発行と、土屋隆夫さんご自身が解説を書く事の経緯は、権田万冶さんの日記でも拝見しました。
 そこには、おどるさんのご尽力も有ったようですね。
 それにしても、全12巻とは凄い。

 今年も、みやびさんが来日されるなら、歓迎オフには是非出席したいです。
 できれば、週末金曜日に開催していただけると、ありがたいです。
 この掲示板でも、ご案内、宣伝させていただきます。
 日台のミステリー・ファンの交流が、いっそう進むとよいですね。
 台湾にも行きたいなぁ。


No.1102 (2005/03/29 23:35) title:戦線文庫復刊ですって!
Name:須川毅

ひさしぶりの朗報ですね。買いましょ!


No.1101 (2005/03/29 23:25) title:土屋隆夫推理作品集
Name:おどる

こんばんは。
台湾のミステリファン、みやびさんが勤めていらっしゃる出版社から4月から「土屋隆夫推理作品集」12巻が刊行されるようです。
当然のことながら中国語訳なので、よほどのファンではないとご興味はおありではないと思いますが、「凄いな」と思うのは、この作品集には土屋隆夫さんのオリジナル解説が収録されるようです。
作家の仕事に目を通そうと思ったら、日本の作家であっても日本で出版された著作だけをチェックしていればいいという時代は過ぎ去ろうとしているのかもしれません(いいすぎかもしれませんが)。
ちなみに土屋隆夫さんの解説が収録されている背景には、権田萬治さんのご尽力があるそうです。
権田萬治さんが土屋隆夫さんに働きかけてくださったのは、みやびさん繋がりですので、小林文庫の掲示板も無縁ではありません。また、権田萬治さんは「土屋隆夫推理作品集」の広告パンフに紹介文も書かれているとか。
更に、この作品集には島崎博さんの解説も収録されます。現在、島崎さんは土屋隆夫さんの全作品を再読中だそうです。

ところで、昨年、みやびさんが来日した折、歓迎オフ会を開催させていただきました。その節はありがとうございました。
次回、歓迎オフ会ですが今年の7月頃開催できそうです。
そのときはまたご案内したいと思いますので、よろしくお願いいたします。


No.1100 (2005/03/28 21:54) title:戦線文庫復刻
Name:奥木幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp

お久しぶりです。奥木です。

配給会社トーハン週報の情報です。
日本出版社から戦線文庫が6月に復刊されるそうです。
第3、53号の復刊と、資料解説の三冊セットで税込み8.400円。
分売不可。注文扱いだそうです。資料解説は橋本健午氏。
オーナーもご存知のように、探偵小説作家が数多く何らかの作品を提供しているようです。

この復刊が探偵小説の資料についての情報があることをご存知の方がありましたら、
よろしく書き込みをおねがいします。

何分、当方、注文扱いの書籍なぞ手にできない辺地に住んでおりますので。


No.1099 (2005/03/21 15:16)
Name:平山雄一
URL:http://sherlockholmes.ameblo.jp/

下記のSherlock Holmes in Japanですが、とりあえず完売となりました。ありがとうございました。
まだお買い求めでなかったかたは、Mysterious Bookshopでとりあつかっていますので、お問い合わせ下さい。


No.1098 (2005/03/15 20:24)
Name:平山雄一
URL:http://sherlockholmes.ameblo.jp/

SHERLOCK HOLMES IN JAPAN (平山雄一・日暮雅通・植田弘隆編、ベイカーストリートイレギュラース発行)がようやく出版されました。
これはBSIから出されるインターナショナルシリーズの第1冊目で、世界各国のシャーロッキアナを紹介していこうという試みです。
日本の移入史、日本に与えた影響などを論じ、さらに過去の優れた研究を英訳して紹介しています。
主な著者は安藤寛一(コナン・ドイル先生を訪ふ)、小酒井不木(モリアーチー教授)、甲賀三郎(コナン・ドイルの事)、江戸川乱歩(「ベーカー街不正規隊」日本支部、ポーとドイル)、牧野伸顕(シャーロック・ホームズとバリツ)、長沼弘毅(煙草余聞)、中川裕朗(「唇のねじれた男」のゆくえ)、渡辺温(兵隊の死)など。さらに日本シャーロック・ホームズ・クラブ会員の論文多数収録しています。
アマゾンなどの書店には出さず、直版のみの販売です。
国内分では四十冊のみ取り寄せました。
御希望の方は郵便振替 00110-3-46403 ジャパニーズ・キャビネット
まで、送料込みで4700円をお送り下さい。


No.1097 (2005/03/15 10:43) title:ありがとうございます
Name:平山雄一

芦辺拓先生、

ありがとうございます!
まず間違いないところだとおもいます。黒岩涙香とは言われてみればなるほど、ですが思いつきませんでした。本当に助かりました。重ねて御礼を申し上げます。


No.1096 (2005/03/15 00:08) title:これでしょうか
Name:芦辺 拓
URL:http://ashibe.hp.infoseek.co.jp/

>平山雄一さん

「美人軍に組入れられし者今は八千人あり、其武器は孰れも毒汁に浸したる物にして、之に触るゝ者死せざるは無く、鎧には鋭き針があり、如何なる敵も近くを得ず、近づけば必ず殺さる」(百二十一)

「美人軍の有様を見るに彼等は孰れも廿歳位と見る女にして……手足其他の関節毎に鋭き針の有る武具を着け以て敵を刺殺す用に供ふると曾て聞きしに異らず」(百三十二)

 ――黒岩涙香訳の『人外境』です。


No.1095 (2005/03/05 09:27) title:ご協力お願いします
Name:平山雄一

 乱歩の「化人幻戯」の最後近くに登場する、翻訳小説の正体がわかりません。
 読書好きのみさなんのご協力をおねがいします。
 翻訳の探検小説なのですが、アフリカの蛮地の女の軍隊があって、彼女たちは刺のついた鎧をきており、敵と組み討ちをして抱きしめ、刺で刺して殺してしまうというのです。ハガードの作品のような感じもしますが、具体的な書名に心当たりのあるかたはいらっしゃらないでしょうか。よろしくおねがいします。


No.1094 (2005/02/21 23:38) title:別名義の可能性
Name:おどる

風林火山様

こんばんは。こちらこそよろしくお願いします。
島崎さんは「別冊宝石」の現代推理作家シリーズに3回ほど書誌を掲載されていましたが、それ以外にも別名義がある可能性が存在するのですか…
情報をありがとうございます。少し調べてみたいと思います。


No.1093 (2005/02/21 17:13)
Name:喜国雅彦

風林火山様

>古書愛好家の月刊誌の、本年1月号と2月号に掲載されているようです。

情報をありがとうございます。この本はうちの近所にも売ってないので、今度都心に行ったら見てみます。

>おまけに、足フェチですので
でしたら、なんとしても『本棚探偵の回想』を読んでもらわなければいけません。なんせ、女性の足について、たっぷり三章を費やしておりますから(笑)。ではまた。


No.1092 (2005/02/21 13:58) title:筆名について
Name:風林火山

 おどる様、はじめまして、どうかよろしく
 お願いします。
  Sと浅井健のふたつ、筆名と聞いています。
 その他に、「別冊宝石」にも書かれていた、ということ
 については、当方、確認が取れていません。

 喜国雅彦様、はじめまして。この度、文庫版『本棚探偵の冒険』
 を拝見して、他にも、単行本があることを知り、読まなければ、
 という思いに駆られました。
  p284で、香山風太郎と魔子鬼一なんて怪しい名前の作家、
 という箇所に出くわしました。当方も、怪しい作家が好きで、
 おまけに、足フェチですので、趣味趣向が一致していることも
 うれしくなりました。
  ところで、この怪しい作家のことが古書愛好家の月刊誌
 の、本年1月号と2月号に掲載されているようです。
  それを友人から聞いて、神田の新刊書店に今から出かける
 ところです。
 
 


No.1091 (2005/02/21 07:38)
Name:喜国雅彦

お久しぶりです。喜国です。
有栖川さんと入れ違いのタイミングで台湾に行って来ました。今現地ではミステリブームみたいで、思っていた以上に買う物がありニコニコです。古書店にも行きました。大阪圭吉も二冊買ってきました。もちろん『人間灯台』ではなく、新刊です(笑)
この模様はいずれ始まるであろう『本棚探偵の生還』で書く予定です。


No.1090 (2005/02/19 15:40) title:ブログはじめました
Name:平山雄一
URL:http://sherlockholmes.ameblo.jp/

いつもお世話になっている平山です。
このたびブログ「乱歩・ホームズ・峯太郎の日々」をはじめました。
HPと違ってすぐにアップデートできるところが便利です。
某文庫全集の注釈の裏話とか、ホームズの情報とかを書いていますので、お暇なときにあそびにきてください。


No.1089 (2005/02/18 23:08) title:島崎さんの別ペンネーム?
Name:おどる

風林火山様

こんばんは。

>島崎氏にはいくつかの筆名による原稿もある、と聞いています

島崎氏が日本で使用していた筆名で私が把握しているものは、S(「みすてりい」「幻影城」で使用)と浅井健(「幻影城」で使用)のみとなっております。
このほかに島崎氏が使っていた筆名をもし、ご存知でしたらお教えいただけませんでしょうか。
よろしくお願いいたします。

元々、「島崎」という筆名は、大学時代にご結婚された奥さんの旧姓から採ったものと聞いておりますので、最初は違った筆名を使用している可能性はあると考えておりました。
ほかにもあるかもしれないと思っておりますが、Sと浅井健以外はまったくわかりません。マサカ、郭栄桔?とか。

きえいさん、blueさん

私もニュースサイトを拝見しました。情報をありがとうございます。


No.1088 (2005/02/18 01:20) title:有栖川有栖登台 迷倒台灣女大學生
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

きえい さん
blue さん

 有栖川有栖さん訪台のニュース・サイトを、紹介していただき、ありがとうございます。

 早速、見て来ました。
 有栖川有栖さんが、大歓迎されている様子が解り、嬉しく思いました。
 (漢字を眺めていると、大体の意味は解ります)

 座談会には、島崎博さん、Blueさんも参加されたのですね。

 また、新しいニュースが有ったら、教えて下さい。

よしだまさし さん

 キサイト翻訳って…
 
   …、少しエッチですね(笑)


No.1087 (2005/02/17 12:39) title:エキサイト翻訳って…
Name:よしだ まさし

blueさんの紹介してくださったサイトを「エキサイト翻訳」で訳してもらったところ、冒頭の文章が以下のようになっちゃいました。

「日本の艾勒里・昆恩」、「日本が最も探偵を女性に歓迎される」などの称号の推理小説の作家は生息がある生息する川があって、昨日台湾に到着する。記者会見の上で1人の「神秘的な賓客」が現れた──ネットワークの小説の作家は1メートルのどろりとした液体をつけて、1メートルのどろりとした液体をつけてアイドルがかなり興奮することに会って、日本語の学部の彼を思って日本語で生息する川があるに敬慕のイタリアを表現した。

「艾勒里・昆恩」というのは、エラリー・クイーンでしょうか。そして、「生息がある生息する川があって」というのは、有栖川有栖ですね(とほほ)。だけど、「1メートルのどろりとした液体(敷米漿)」って、なに? 有栖川有栖がどろりとした液体を身にまとって、それを見たアイドルがかなり興奮した…! 「エキサイト翻訳」を使わない方が意味が分かるようですね。


No.1086 (2005/02/17 01:15)
Name:blue

http://udn.com/NEWS/READING/REA8/2511034.shtml


No.1085 (2005/02/17 00:29) title:今日の座談会
Name:きえい

TO サイトオーナーさん

こんばんは、私は台湾のミステリファンきえいてす。

ここは今日の台湾テレビニュースの有栖川有栖さん訪台ニュース
⇒http://www.ettoday.com/2005/02/16/11079-1754067.htm
⇒http://www.ettoday.com/2005/02/16/11079-1753903.htm
⇒http://www.ettoday.com/2005/02/16/11079-1754032.htm


No.1084 (2005/02/14 01:21) title:「日本最受女性歡迎的推理作家」訪台!
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

blue さん

 有栖川有栖さんと島崎博さんの座談会について、教えていただき、ありがとうございます。
 私は、初めて知りました。 大変に嬉しいニュースです。
 台北国際書展、有栖川有栖さんの訪台が、大成功する事をお祈りします。

   (私も、日本語ですみません)

 blueさんのHPから、有栖川有栖さん訪台のHPに行ってみました。

 ⇒ http://www.wisknow.com/version/ad/011705/index.htm

 「日本最受女性歡迎的推理作家」と紹介されているのが、面白いです。
 有栖川有栖さん、訪台のスケジュールも載ています。
 講談社第三編集室の編集者も同行しているとの事なので、訪台記は「メフィスト」あたりで報告されるでしょう。
 島崎博さんとの座談会についても、レポートしてもらいたいですね。


No.1083 (2005/02/13 22:39)
Name:おどる

blueさん、こんばんは(すいません日本語で)。

blueさんが、台湾のブックフェアで有栖川有栖さんと島崎博さんとトークショーをなさるということは、みやびさんからうかがっていました。
どんな話になるのか大変興味があります。
がんばってくださいね。


No.1082 (2005/02/13 11:31)
Name:blue
URL:http://www.bluemysteryart.com

2005,02,16 台北国際書籍の展覧 日本の推理の座談会
speakers:有栖川有栖さん VS 島崎博さん


No.1081 (2005/02/10 22:49) title:麒麟についての情報ありがとうございます。
Name:おどる

風林火山様

こんばんは。はじめまして。
おどると申します。
麒麟第参号の情報、ありがとうございます。
島崎さんの原稿は、風林書房の広告を別にすれば、
掲載されていなかったのですね。
貴重な情報をいただき、たすかりました。
麒麟第四号からも島崎さんは同人としてのお名前が消えていましたので、
「大衆雑誌展望」は二号で終わったのでしょう。


No.1080 (2005/02/10 11:03) title:麒麟
Name:風林火山

 雑誌「麒麟 第参号」は次のようです。
 昭和四拾八年八月弐拾五日印刷
 昭和四拾八年九月  壱日発行
 発行人 遠藤憲昭 編集人 八木昇
 p17 には、好評連載の「大衆雑誌展望」は、執筆者島崎博氏
 の海外旅行のため、今回は間に合いませんでした。次号を
 御期待ください、となっています。
 「うら表紙」には1ページ広告として「風林書房」が
 掲載されています。
  なお、第五号には、同人としての名前がありませんでした。

  島崎氏の書誌が完成されることを祈念します。なお、
 島崎氏にはいくつかの筆名による原稿もある、と聞いて
 いますので、その当時の調査には時間がかかると思います。


No.1079 (2005/02/08 22:04) title:「麒麟 第三号」をお持ちの方はいらっしゃいませんでしょうか
Name:おどる
Email:tanteisakka-lj@infoseek.jp

こんばんは。今日はお願いしたいことがあり、やってまいりました。

現在、私は島崎博さんの書誌を作成しております。
「みすてりい」からはじまって「幻影城」など、日本における仕事をまとめたいと思っております。

ところでお願いというのは、この掲示板をご覧になっている方で「麒麟 第参号」(麒麟の会)をお持ちの方はいらっしゃいませんでしょうか。
八木昇氏が主宰する麒麟の会から発行されていた「麒麟」は、何年か前にこの掲示板でも話題になったことがあります。今回、探している第三号には島崎さんの「大衆雑誌展望・その三「大衆文芸」第一次」という記事が載っているのではないかと思います(もしかするとほかにも記事を書いておられるかも知れません)。

もし、原本、コピーを含めて、お持ちの方がいらっしゃいましたら、発行年月日と、島崎博さんの署名原稿の正式名称をお教え戴けませんでしょうか。

よろしくお願いいたします。


No.1078 (2005/02/03 22:32) title:三年前の疑問
Name:おどる

私がはじめてこの掲示板に書き込んだのは、3年ぐらい前のことなのですが、最初の頃の話題として「日本推理作家協会で編纂されている推理小説年鑑は、なにか参考としたオリジナルがあるのだろうか」という疑問を掲げ、仮説を4つばかり挙げました。
そのときは結局、疑問は完全には解決されませんでしたが、今日になって「推理小説年鑑 ザ・ベストミステリーズ2004」をめくってみると、巻頭に逢坂剛理事長の序があり、冒頭に「振り返れば、本書「推理小説年鑑 ザ・ベストミステリーズ」のシリーズはアメリカ探偵作家クラブ(MWA)の年間優秀作品のアンソロジーをならって始められたものである」という記述がありました。

というわけで3年前の疑問に対し、解決が得られたことをご報告します。

もっとも、このようなことは当時を知る古老の回想に寄るか、記録が残されているかではないとなかなかわからないとは思うのですが、理事長のお言葉ですから、これが解答と考えたいと思います。代々の理事長によって受継がれている口伝がないともいえないし(笑)。


No.1077 (2005/01/19 09:10) title:上限
Name:美夜

須川さま
・・・う、100円であると思ったのに。
では、上限200円までに変更したいと思います(笑)。
角川横溝を全冊揃えてからは腑抜けになっていましたが、
これが新しい標的です。
古本屋さん巡りをする楽しみができて嬉しいです。


No.1076 (2005/01/18 21:19) title:無理かも
Name:須川 毅

美夜さん
cc:仰天さん

僕も\100で見たことはないので無理かも。
でもB**K Off巡回の目標にはなるね(笑)
「期せずして待て」とか言うんでよね。


No.1075 (2005/01/17 11:19)
Name:美夜

仰天の騎士さま
「古本購入、迷ったら買っちゃえ!」
過去何度も痛い目に遭いながら(一例:「成吉思汗の後宮」小栗虫太郎)、
懲りずに「まぁそのうち」と思ってしまう私でございます(笑)。

「定本金田一耕助の世界」全2冊
これは持っております。
商業誌は「いつかそのうち」でも、同人誌は「知った時すぐ」だと認識して
おりますので、清水の舞台から飛び降りるような気持ちで購入いたしました
(大袈裟)。
この本はおそらく、私が買った値段の高い本ベスト5に入ります。
でも、それだけの価値はある凄い本だと思います。

「覆面の佳人」の値段。
すぐそこにある水谷準さんの「殺人狂想曲」が560円(税別)だったので、
せいぜい600円ほどの本だと思っておりました。
そんなに分厚い本だったかな・・・。
それとも、創元推理文庫の「日本探偵小説全集」シリーズのように、
どんどん値上がりしているのでしょうか(笑)。
・・・ひょっとして100円は無理?
確かに最近は、古本屋さんでもこのシリーズをあまり見かけなくなりましたが。


No.1074 (削除済)
No.1073 (2005/01/16 10:40) title:後悔する前に買っておく(笑)
Name:仰天の騎士
Email:CZR04562@nifty.ne.jp

美夜さん

「古本購入、迷ったら買え!」ちゅう言葉があります。

後悔する前に買う本で、横溝正史・・
あ、「定本金田一耕助の世界」全2冊 は購入されてましたっけ?
これも、お正月用にどうでしょうかああ(笑)
新刊書店では売っていない同人誌ですが、内容はすごいですよおお。
値段が、「ちと」ではなく、美夜さん的には「すごい」になりそう
ですが(^^;;

「覆面の佳人」これ、もともと定価が本体714円+税です。
名作再刊シリーズの1冊で、おなじものです。
「女妖」と改題されて別の地域で連載されたので、サブタイトルとして
表記されています。
100円で見たことは・・・今のトコ、私はありませんぞ(^^;;
がんばれ!須川さん>おいおい


No.1072 (2005/01/16 10:29) title:後悔する前に買っておく(笑)
Name:仰天の騎士
Email:CZR04562@nifty.ne.jp

美夜さん

「古本購入、迷ったら買え!」ちゅう言葉があります。

後悔する前に買う本で、横溝正史・・
あ、「定本金田一耕助の世界」全2冊 は購入されてましたっけ?
これも、お正月用にどうでしょうかああ(笑)
新刊書店では売っていない同人誌ですが、内容はすごいですよおお。
値段が、「ちと」ではなく、美夜さん的には「すごい」になりそう
ですが(^^;;

「覆面の佳人」これ、もともと定価が本体714円+税です。
名作再刊シリーズの1冊で、おなじものです。
「女妖」と改題されて別の地域で連載されたので、サブタイトルとして
表記されています。
100円で見たことは・・・今のトコ、私はありませんぞ(^^;;
がんばれ!須川さん>おいおい


No.1071 (2005/01/16 09:54) title:あ、本当だ・・・。
Name:美夜

平山さま
あ、そういえば横溝さんの初期の頃の作品は、戦後の作品と文体が違って
いるものもございました。
・・・あぁ、でもだからって!
ゴーストライターさん、いても巧ければ構わないと思う私です(笑)。

仰天の騎士さま
お察しの通り、私は随筆やエッセイはほとんど読んでおりません。
「横溝正史読本」は、来年のお正月用に取っております。
「横溝正史自伝的随筆集」は、ちと値段が高くて二の足を踏んでおりました。
でもこれを機に、後悔する前に買いたいと思います。

>横溝が、乱歩名義で短篇を発表していたのは、ご存知ですよね?

一応、存じ上げております。
今聞くと、「やっぱり詐欺だ!」と思うのですが(笑)、時代背景を
考えると仕方がないのかもしれません。
でも乱歩さんの文章はひらがなが多いから、文体が違うくらいでは
わかるのではないかと(負け惜しみ)。
・・・いや、でもそれも読んでから判断したいと思います。
色々とありがとうございました。

須川さま
「覆面の佳人」、アマゾンで検索したら確かに引っ掛かりました。
でも、「覆面の佳人 −或は女妖」って?
で、750円という値段の高さは何なのですか。
これはひょっとして、10年くらい前に出版された「名作再刊シリーズ
(探偵CLUB)」とは別物なのでしょうか。
・・・そんな本は要らない!
古い方を100円ゲット、私はそれを希望いたします(笑)。


No.1070 (2005/01/16 09:47) title:100円ですか(^^;;
Name:仰天の騎士
Email:CZR04562@nifty.ne.jp

須川さん

やっぱり100円にこだわるんですか!(笑)
日本の景気回復のためにも、新刊を買おう。


No.1069 (2005/01/16 08:34)
Name:須川 毅

そうだ、まだ新刊で買えるんだった。
でも100円で見つけましょうね>美夜さん


No.1068 (2005/01/15 19:24) title:発表当時は、仕方なかったのです(^^;;
Name:仰天の騎士
Email:CZR04562@nifty.ne.jp

美夜さん

発言の内容から推測しますに、角川文庫収録以外の横溝正史の
エッセイ集や乱歩作品などはお読みになっていらっしゃらない
ようですね。
当時の乱歩は、それくらいすごかったのですよ。
横溝の筆による、角川書店からまだ新刊で買える(よね?)「横溝正史自伝的随筆集」収録の「「パノラマ島奇譚」と「陰獣」が出来る話」をお読みになれば二人の関係や状況がわかると思います。

「覆面の佳人」解説によると、連載は、昭和4年5月21日からです。
横溝もブレイク前でした。まだ「鬼火」も「本陣」も
書いておりません。
お手持ちの角川文庫「横溝正史読本」P247の年譜、昭和4年ー以前を
ご覧ください。
この時横溝の単行本は処女短編集「広告人形」1冊のみ。
一方、乱歩は、名作な初期短篇群、「パノラマ島奇譚」「陰獣」と
読者を狂喜乱舞させていた存在でした。
横溝単独では、弱いと思われてもしかたないかと。

春陽文庫で刊行された際に共作として刊行されたのは、
発表当時の名義に副ったためでしょう。

>でも、読んでみれば乱歩さんが書いたかどうかなんて、すぐにわかると
>思うのに、当時の人はそれで騙されたのでしょうか。

どうでしょうか?
横溝が、乱歩名義で短篇を発表していたのは、ご存知ですよね?
(現在は横溝名義になってますが)
ここはひとつ、美夜さんも早速「覆面の佳人」をゲットし、すぐにわかるか
どうか、読んで確認してみましょう(^_^)b
で、・・・新刊でまだ買えるよね?>「覆面の佳人」


No.1067 (2005/01/15 18:12) title:いやはや
Name:平山雄一

ほんとうにそうですね(笑)。
しかし文体はどちらかというと涙香的で、乱歩とも横溝ともいえない独特のものです。もっとも現在でもゴーストライターっているんでしょうかね…。


No.1066 (2005/01/14 09:34) title:大人って。
Name:美夜

平山さま
ネームバリューの都合で「乱歩」の名前を利用する(笑)なんて、
そんなの詐欺だ! と思う私です。
 「覆面の佳人」著:横溝正史
だけだったら、ソッコーで買ったのに!
当時(その本がまだ店頭に並んでいた頃)、某リレー小説に懲りて
「いくら好きでも複数の作家さんが書いた本は買わない!」と
心に誓ってしまった自分を、過去に戻れたら諌めたいくらいですよ・・・。

でも、読んでみれば乱歩さんが書いたかどうかなんて、すぐにわかると
思うのに、当時の人はそれで騙されたのでしょうか。


No.1065 (2005/01/13 16:39) title:やっぱりネームバリューが…
Name:平山雄一

美夜さま、

いまだに本は納戸の中ですが、たしかこのころはまだ横溝正史は新青年の編集者時代で、すでに大作家の乱歩とはかなりの差があったはずです。新聞連載小説として初出したとおもいますが、そこいらへんのネームバリューを新聞社のほうも要求したんじゃないでしょうか。


No.1064 (2005/01/13 09:20) title:ありがとうございます!
Name:美夜

平山さま
はじめまして、美夜と申します。
「覆面の佳人」についての情報、ありがとうございます。
あぁ、やはり横溝さん一人で書かれた作品なのですね。
となると、内容はともかく(笑)、是非とも手に入れて読まねば!

それにしても、横溝さん一人で書かれたお話なら、どうして
江戸川乱歩さんの名前も作者として表記されているのでしょう。
「悪霊の群れ」(山田風太郎・高木彬光)みたいな、大人の事情って
やつでしょうか。


No.1063 (2005/01/12 11:04) title:「覆面の佳人」
Name:平山雄一
URL:http://page.freett.com/Shoso/index.htm

美夜さん、はじめまして。平山と申します。
この本は納戸にはいっているので確かめてはいませんが、横溝正史が一人で書いた、黒岩涙香ばりのものだったとおもいます。たしか解説に、彼が「新青年」編集部で書いていたという目撃談がのっていたようにおもいます。記憶がもとでの発言ですいません。


No.1062 (2005/01/08 19:26) title:初めまして
Name:米丸
Email:YFA39148@nifty.com
URL:http://homepage3.nifty.com/yonemaru/index.htm

初めて書き込みさせていただきます。ネット上では「米丸」と名乗らせていただいている者です。貴サイト、いつも面白く拝見させていただいております。

当方も最近サイトを開設いたしました。海外ミステリに関する話題を扱っていく予定ですので、こちらで紹介するのはちょっと違うかも知れませんが(^^;)、よろしければご覧いただければ幸いです。

また、未訳の海外ミステリ短編を翻訳紹介していく個人誌「翻訳道楽」も同時にスタートしました。今月はスタウトの中編、ベイリー(フォーチュン氏もの)の短編などを翻訳いたしました。今後も継続的に短編の翻訳紹介を続けていく予定でおります。詳しいことはサイトにて紹介しております。こちらも併せてご覧いただければ幸いです。

「Y's Mysterious Site」
http://homepage3.nifty.com/yonemaru/index.htm

宣伝めいた書き込みで恐縮です。この書き込みが掲示板の趣旨にそぐわないようでしたら、お手数ですが削除下さいますようお願い申し上げます。


No.1061 (2005/01/08 16:26)
Name:美夜

須川さま
本当にご無沙汰いたしております。
「覆面の佳人」は、読めさえすればどちらが書いていてもよいので(笑)、
100円くらいで発見されましたら保護しておいてください。
ここ数年、お正月一冊目は横溝正史本と決めておりますので、来年の
お正月にでも読みたいと思います。

そういえば、ちくま文庫の「怪奇探偵小説傑作選」シリーズは買うべき本
なのでしょうか。
好き作家さんの本は、すでに持っている本と半分以上内容がダブりますし、
何より一冊の単価が高いのですが・・・。


No.1060 (2005/01/07 21:58) title:お久しぶりです
Name:須川 毅

美夜さん
まったく2年ぶりですねえ。
「覆面の佳人」はどっちがどう書いたか調べるのもメンドーなんでお答えできませんが、とりあえず見つけたらプレゼントしますね。


No.1059 (2005/01/07 12:48) title:丹羽ゴルフ学校
Name:よしだ まさし
Email:PXM04577@nifty.ne.jp

岩堀さん

そうなんですよ、井上友一郎って、ゴルフ関係の文章もけっこう書いてるマニアだったみたいなんですよ。富田常雄と岩田専太郎の2人が丹羽ゴルフ学校の劣等生で、源氏、柴田、井上、水上が優等生だったという文章を見つけてきて、この井上と水上が誰であったかを確定させたかったのですが、いくら検索してもはっきりした答えは見つからないんですよね。そこで、どなたかご存じないかなと思ったのですが。


No.1058 (2005/01/06 16:07) title:あ、あけましておめでとうございます。
Name:美夜

あけましておめでとうございます。

物凄くお久しぶりでございます、美夜です。
オーナーさまをはじめ、皆様お元気そうで何よりでございます。
そして、相変わらず濃い書き込みが多くて、文章を打つ指が震えそうな私です(笑)。

さて、前回のカキコは、確か2年前のクリスマス頃、角川横溝が全巻揃ったというネタだったのですが(その節は須川さまにもお世話になりました!)、またも横溝正史さんネタでもよろしいでしょうか。
実は私、春陽文庫の「覆面の佳人(だったと思います)」を持っていないことに最近突然気付いたのでございます。
甲賀さんの「悪魔の哄笑」や海野さんの「赤外線男」だって持っているのに何故! と自問自答してみますと、確か「覆面の…」は江戸川乱歩さんとの合作っぽいお話だったので、何となくスルーしたようなのです。
ですが後に、あれは合作ではなくほとんど横溝正史さん一人で書いたものだという話を、どこかで読んだような気がするのですが、それは本当でしょうか?
どなたかご存知の方がおられましたら、是非教えてくださいませ。
よろしくお願いいたします。


No.1057 (2005/01/05 17:14) title:井上友一郎
Name:岩堀


 オーナー様 みな様

  おめでとう御座います。昨年後半は忙しくて書き込みもご無沙汰気味でしたが、今年は心機一転といきたいところです。なんと言っても、小林文庫はわがふるさとです。

 よしだ まさし様

  お答にはならないかもしれませんが、井上友一郎の可能性も強いとおもいます。
  書きこみを読んで率然として甦った記憶があります。大昔、井上友一郎がなにかの雑誌に、「真杉静枝さんが亡くなった時、葬式の当日にそちらは欠席してゴルフをやっていた、理由は真杉静枝さんとの間に面白からぬ事があったから…」という文章を書いていました。これからしても、井上友一郎は相当のゴルフ好きだったようです。例の、別冊新評論「作家の死」によれば、真杉静枝は昭和30年に亡くなっていますから、本当に大昔です。どの雑誌だったかは全く記憶になしです。
 別途、よしださんの書きこみ見てから「井上友一郎」でネット検索したら、彼が設立したゴルフクラブ(カントリー)というのがある(あった?)そうで、「かなり」どころか大変なゴルフマニアだったかもしれませんね。
 


No.1056 (2005/01/03 12:42) title:またまたお知恵をお貸しください
Name:よしだ まさし
Email:PXM04577@nifty.ne.jp

あけましておめでとうございます。

この掲示板は本に関する並々ならぬ知識をお持ちの方々が揃っていることもあり、いつもいつも知恵袋として使わせていただいておりますが、本年も新年早々からお知恵を拝借いたしたく、登場してまいりました。

えー、探偵小説とは関係があるようなないような微妙な質問なのですが、丹羽文雄が主催する丹羽ゴルフ学校の生徒で、源氏といえば源氏鶏太、柴田といえば柴田錬三郎。では、井上といえば井上靖、水上といえば水上勉であっていますでしょうか? あれこれ検索したりしているのですが、いまいちはっきりしません。井上はもしかしたら井上友一郎のことでしょうか?

御存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひぜひご教示ください。よろしくお願いします。


No.1055 (2005/01/02 09:06) title:昨年を振り返ると…
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 昨年は推理小説は全く読めず、古書店/古書展にも全く行けませんでしたが、古本の蒐集には成果も有りました。

 一番嬉しかったのは、 江戸川乱歩『幻影城』の「探偵小説雑誌総目録 諸雑誌の探偵小説特集号」に紹介されている雑誌の蒐集が、戦後編についてはマジック1になった事です。
 残ったのは「出版ニュース」で、これは大きな図書館には普通に所蔵されている物なので、気分的には完収です。
 戦前編の方は、まだまだですが。

 大坂圭吉の「弓太郎捕物帖」が掲載されている雑誌「にっぽん」も1冊手に入れることができました。
 ただ、テキスト的には既に読めるものだったのが残念です。

 おどるさんが、昨年最大のニュースとして挙げられた、「島崎博さんの消息判明」に係わる事が出来たのも、嬉しい事でした。
 1月にいわいさんに台湾で大坂圭吉の著書が出版されている事を教えていただき、仕事が煮詰まったときに台湾のHPを検索して遊んでいたら、日本のミステリーを愛好するファンが大勢いらっしゃる事を知りました。
 そんな中、blueさんのHPに「島崎博さん訪問記」が掲載されたのを見つけたときは、驚きました。

 私は、それを掲示板で紹介しただけですが、その後台湾のファンの方々と連絡を取り、島崎博さんとも連絡が取れるまでになったのは、おどるさんの情熱と行動力の賜物です。

 そう言えば、不木・乱歩の往復書簡集『子不語の夢』が出版されたのも、中相作さんを始めとする関係者の皆様の行動力の結果、「横溝正史生誕地碑」が完成まで漕ぎ着けたのも野村恒彦さん達正史ファンの行動の賜物、昨年の大きなニュースでした。
 毎年、着実に神津恭介未収録作品を復刻している文雅@神月堂さんにも、感心するばかりです。

 私も、皆さんを見習い、何かを実現させて行く力を、身に着けたいものです。
 と言うわけで、今年の課題(一生の課題でしょうが…)にしたいと思います。


No.1054 (2005/01/02 01:50) title:新年のご挨拶
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 あけましておめでとうござます。
 今年も「小林文庫」を、よろしくお願い致します。

 昨年も、皆さまの投稿に、ほとんどご返事できず、掲示板も寂しくなってしましました。
 失礼が多々有った事を、心よりお詫びします。
 仕事も忙しいのですが、年齢と共に体力・気力が低下しているのも、原因でしょうか!?
 オフ会では、皆様に怒られてばかりです。
 今年こそは、何とか復活したいものです。

 オーナーの怠慢に懲りず、今年もどうぞよろしくお願い致します。


No.1053 (削除済)
No.1052 (2004/12/25 23:09) title:25年ぶりに島崎博さんの肉声が日本に届く
Name:おどる

2004年のネット発の一大ニュースは「電車男」だったかもしれませんが、個人的には「島崎博さんの消息がネットを通じてわかったこと」でした。
その一年の終わりを飾るにふさわしい知らせをいただきました。

12月28日(火)の毎日新聞夕刊の文化面に島崎博さんの原稿が掲載されます。

内容は「台湾の日本ミステリー人気」についてだそうです。
今年の8月にみやびさんが来日されて歓迎会を開催したのですが、その歓迎会がきっかけとなり、今回の企画が実現しました。関係者の皆様、本当にありがとうございます。
島崎さんの肉声が日本に紹介されるのは、おそらく「幻影城」1979年廃刊号に掲載された「編集者断想」以来のことで、25年ぶりになるのではないかと思います。毎日新聞への島崎さん原稿掲載は1977年以来のことです。
私は今からドキドキであります。

もし、12月28日になにか大事件が持ち上がりましたら、原稿は来年に持ち越されるということですので、今から年末までなにもおこりませんように祈るばかりであります。


No.1051 (2004/12/21 23:29) title:神津恭介復刻本の宣伝です。
Name:文雅@神月堂
Email:k-kamidu@mail.goo.ne.jp
URL:http://www3.ocn.ne.jp/~kamiduki/index.html

御無沙汰しております。
オーナー様に許可をいただいたので、宣伝させていただきます。

今年も神津恭介の少年もの復刻ができました。

●神津恭介シリーズ未収録短編集1「悪魔の山」
 170P 1000円 送料は1冊210円(1冊156g 冊子小包)

 収録作品は、悪魔の山、幽霊少女、呪いのホテル、人形館の殺人、ライターの秘密、道化仮面、ポプラ屋敷の秘密、巨人の復讐、幽霊犯人、湖の悪魔の10編。
 今回は前編ということでゲストなしです。
 残りの短編とクイズもの、中絶している2作品は2巻に収録予定です。

●初売りは12/29のコミケ:西み18a サークル「懶惰」にて。
●通販はメールにて受付:題名に「悪魔の山」と記入して、郵便番号、住所、緊急の電話番号、名前、冊数を明記の上、申込んで下さい。折り返し、冊子小包で本と郵便振替用紙を送付しますので、本の代金と送料を払い込んで下さい。
発送は1/3より行う予定です。

どうぞよろしくお願いします。


No.1050 (2004/12/18 10:36) title:残念です
Name:岩堀


 もぐらもち様

 『子不語の夢』刊行記念打ち上げ東京編、是非参加したい!!と
 いう気持ちはあるのですが、あいにく出勤日でありまして、横須賀から
 池袋は大変遠い……。蔵之助での乱歩関係宴会は出来るだけ参加させて
 頂いているのですが今回はトホホ……です。当日の大盛況を祈念致します。

  


No.1049 (削除済)
No.1048 (削除済)
No.1047 (2004/12/07 09:25) title:『子不語の夢』刊行記念大宴会・東京篇
Name:阿部 崇
Email:mogura-mochi@nifty.com
URL:http://homepage1.nifty.com/mole-uni/shifugo-party.html

ある時は「奈落の井戸」のもぐらもちです。

いつも告知スペース代わりに使わせて頂いてばかりで恐縮ですが、『子不語の夢』刊行記念の打ち上げ東京編のお知らせです。
師走の名にふさわしく、この期に及んでばたばたと決めさせて頂きました。

12月25日(土) 18:00〜20:00 池袋・蔵之助にて 予算5000円程度

参加ご希望の方は上記リンク先をご覧の上、参加希望メールを幹事宛にお送り下さい。
会場確保の都合上、明日までで一旦申込みを締め切らせて頂きますが、その後の申込みにも勿論対応致します。


No.1046 (削除済)
No.1045 (2004/11/02 20:02) title:渡辺啓助の『砂漠の笛』
Name:奥木幹男

お久しぶりです。

過日、小林オーナーから少年少女譚海掲載の、渡辺啓助『砂漠の笛』のコピーを送っていただきました。
どうもありがとうございます。

いただいた表紙コピーによると、そこにある傑作二大読切は、啓助作品と、佐伯利久の『コブラの宮殿』。仙花紙本時代に秘境もので活躍された人ですね。
あと、目次には、風太郎、彬光、香山滋、J・ハリス、島田一男、土岐雄三、南川潤などとなどとすごいメンバーでした。


No.1044 (2004/11/02 08:55) title:トルストイについて
Name:平山雄一

ご無沙汰しています。
過日はいろいろみさなんにお教えいただきありがとうございました。ところでまたひとつ、難問が発生しましてお知恵を借りたいと思います。
乱歩の「堀越捜査一課長殿」のなかに、トルストイの逸話が登場します。ある人がトルストイに一番怖いものはなにかと尋ねたら、彼はだれもいない雪原で足跡だけがついていくのが怖いとこたえた、というのですが、この逸話の出典をご存知の方はいないでしょうか。日本トルストイ協会の掲示板では何の反応もありませんでした(笑)ので、みなさんが最後のよりどころです。どうぞよろしくおねがいします。


No.1043 (削除済)
No.1042 (2004/10/12 18:08) title:追悼・種村季弘先生
Name:小西昌幸(北島町立図書館・創世ホール館長)
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp
URL:http://www.infoeddy.ne.jp/kitajima/hole/bunka/200410.html

■徳島の小西です。8月29日にお亡くなりになったドイツ文学者の種村季弘(たねむら・すえひろ)先生の追悼文を、職場の広報紙「創世ホール通信」2004年10月号の「文化ジャーナル」に書きました。当該文章は、10月12日から「北島町のホームページ」で読めるようになっています。私は、泣きながらこの文章を書きました。リンクを入れておきますので、関心ある方は上のURLからご覧ください。
http://www.infoeddy.ne.jp/kitajima/hole/bunka/200410.html
■検索の場合は「北島町のホームページ」→「創世ホールだより」→「文化ジャーナル」2004年10月号と進むと読めます。
■追悼文の末尾に写真を掲載していますが、手違いでキャプションが入っていないので、この場で補足を。
【▲98・3・14 北島町立図書館にて 左から内藤憲吾氏、種村先生、小西】
■澁澤龍彦さんも、土方巽さんも、中井英夫さんも、すでに亡くなって久しいですが、種村さんまで天国に旅立たれてしまいました。本当に寂しいです。どうか皆さん、くれぐれもご自愛ください。


No.1041 (2004/10/12 00:55) title:間違いました。
Name:澤見直孝
URL:http://f37.aaacafe.ne.jp/~wisteria/

>一切利用つもりなので
一切利用しないつもり
の間違いです。
IPアドレスの割当範囲を探っているのかもしれませんが、そのようなことを
しなくても、分かりますし。相手の考えている意図が分かりません。
執念深いことだけは、伺えます。一部のプロバイダー利用者に迷惑が
かかっていても、平気だということで。普通は、こんな無茶なアクセス制限を
しないで、上位24bitが一致していたら、入室禁止とか。尚且つ、ユーザーID
が一致していたら、入室禁止とか、色々、考えられるでしょう。何しろ、
相手は、プロですから。
既に、Yahoo登録サイトより、活発なサイトを見つけています。ページランク3は、
立派だと思います。私の所なんか、未だに0ですから。加納朋子さんの話は、
マイナーサイトで行われているのではないかというのは、当たっていました。
やはり、常連さんには、相手にして貰えないようですから。自分では、
話の通じない相手(お互いのことも、殆ど知りません)話し合いで解決するとは
思えないので、「小林文庫」オーナー様にお願いする他ないのです。
どうか、宜しくお願いします。


No.1040 (2004/10/11 01:20) title:早とちりしてしまいました。
Name:澤見直孝
URL:http://f37.aaacafe.ne.jp/~wisteria/

掲示板が駄目です。他の所を泳がせておいて、どの様な意図があるのか
分かりません。一切利用つもりなので、一名、信頼できる常連さんにも、
真実を伝えました。
もう一名、伝えようかどうか迷いましたが、二人とも、そんなに親しいわけでは
ないし、お返事がないので、見合わせています。もしかしたら、小林文庫
オーナー様だけでなく、理解ある皆様とともに解決していくべき問題なのかも
しれません。どうか、問題が解決しますように。
追伸
ネットの世界は、不可解なことが沢山あります。
ネケットにも、一般常識にも反してなくて、不快にさせるような発言で
なかったとしても、アクセス制限や閉鎖するケース。同時にメールで問い
合わせたのにお返事がなく、かつてのネットフレンドに問い合わせたのですが、
返事はなく、そのままになっていたりと、今年は、不可解なケースが非常に
多いのです。私だけで、解決できれば、良いでしょうけど。分からないものは、
どうしようもないのです。引き続き、宜しくお願いします。
それでは、お休みなさい。


No.1039 (2004/10/03 22:51) title:台湾の島崎アンソロジー
Name:おどる

台湾のみやびさんから島崎博さんが台湾で編んだ本をお送りいただいたので、島崎さんがどのような作品でアンソロジーを組んだのか追体験したいと思い(中国語は読めないので)、このところ、日本語のテキストで読んでいます。

大阪圭吉や浜尾四郎などがラインナップされている「推理文学館」シリーズは、「幻影城」関連の出版物や最近の復刊で読むことができました。この辺のテキストは私の趣味の範囲と重なっているので、本棚を探すだけで読むことができます。「推理文学館」シリーズには日本語の原題が記されてはないのですが、初出年度が記されていますので、作品を特定するのは比較的容易でした。

島崎さんは古い探偵小説のアンソロジーを編む前に、1990年代にデビューした作家を中心としたアンソロジーを編んでいるのですが、問題はこちらのほうでした。
このシリーズは女流作家の作品ばかりを集めたものが5冊、男性作家を交えたものが5冊あります。こちらのほうも日本語の原題は記されていませんし、そのうえ、初出年度も明記されていません。

とりあえず作品が収録されている作家の著作リストをつくるところからはじめました。そのリストから短編集を洗い出し、収録されている短編と、中国語のテキストを突合せていきました。
最近の作家は基本的に趣味の対象範囲外なので、あまり読んでいないのですが、それでも短編集に収録されており、題名が直訳のものは容易に突き止めることができました。
題名が直訳でなくとも、短編集かアンソロジーに収録されていれば、登場人物の名前や書き出し部分を付き合わせて、作品を特定することができました。
1990年代以降でデビューした作家に関しては、今まで一度も読んだことがない作家も数多く、こういった機会がなければおそらく接することがなかった作品でした。読書の範囲を広げてくれた島崎さんには改めて感謝したい思いです。

時間をかけてしらみつぶしに短編集やアンソロジーをチェックしていったのですが、結果的には島崎アンソロジー収録作品のすべての原題を突き止めることはできませんでした。
驚いたことに、島崎アンソロジーには日本では雑誌に掲載されたきりで、短編集やアンソロジー未収録の作品が少なからず含まれていました。
現在でも島崎さんは日本のミステリーを丹念に読んでおられ、日本のミステリー界の動向には精通しておられるということは聞いていました。しかし、中間雑誌系を含む雑誌までチェックしておられるとは思ってもみませんでした。

現在、私は文芸年鑑を紐解いて、雑誌掲載作品のタイトルからあたりをつけ、これはと思う作品があれば、初出誌を探して島崎アンソロジーとの突合せをおこなっています。終わりはちょっと見えません。
ご本人におうかがいすればあっさりわかってしまうのかもしれませんが。

2000年以降に島崎さんが編まれたアンソロジーは装丁が美しく、とても愛らしい本です。
実は、島崎さんはそれ以前にも日本ミステリを台湾で出版なされているのですが、そのなかに鮎川哲也の「奪命密室」という短編集があります。中身は集英社文庫の「密室殺人」に「中国屏風」を追加した作品集になっています。「密室殺人」自体、島崎さんが関わっておられますので、完全版「密室殺人」というところでしょうか。
その「密室殺人」の表紙もあまり格調高いとはいえませんが、こちらの表紙はちょっとすごいです。
黒いストッキングと黒い下着姿の若い女性が緊縛されて、血を流しているという構図です。
タイトルが「奪命密室」なので、違うジャンルの密室ものかと思いました。


No.1038 (2004/10/02 22:59) title:有り難うございました。
Name:澤見直孝
URL:http://f37.aaacafe.ne.jp/~wisteria/

こんばんは。
お元気でしょうか。小林文庫オーナー様に感謝しております。今まで、
他の方の迷惑になっているのを心苦しく思っておりました。
ウェブリング巡りをして、友達を増やそうとしているところです。
また、別件で、不可解なことが起こったのですが、その人の友達に初メールで、
本当に返事が返ってくるのだろうかと思っていたら、大変礼儀正しいお返事を
頂きました。ネットのあり方について、お互いに話し合っています。
私は、話したい相手か、探している人、その時によって色々変わりますが、
メジャーも、マイナーも関係なくて、どちらかというとマイナーサイトを
利用していることが多いです。前後して、立ち上がった同士のサイトの
お付き合いもあるからかもしれません。
宮部みゆきウェブリング参加サイトが一気に増えると思います。リングマスターさんは、どうしたのでしょうか。いつまで経っても、登録されないのですが。


No.1037 (2004/09/23 00:58) title:北村薫さんの「スキップ」の上演。
Name:澤見直孝
URL:http://f37.aaacafe.ne.jp/~wisteria/

演劇集団キャラメルボックスによる「スキップ」の上演が行われます。
詳しくは、下記リンクまで。
http://www.caramelbox.com/
神戸に見に行く方。宜しければ、御一緒しませんか。
無謀にも、会場で、友達を増やしてみるつもりです。
「小林文庫」オーナー様、ミステリをこよなく愛する作家ということで、
この作品は、ミステリではないのですが、ご覧になっていただきたいと思い
書き込ませていただきました。
メールの件が、気になっております。どうなりましたでしょうか。
私は、関係なくても、同じプロバイダーを利用している方に迷惑がかかって
いるので、直接メールしても、無駄なことは、目に見えているので、
宜しくお願いします。
何処か他のサイト(同じ程度の規模)に書き込んでいて、気になった方が
自分のサイトに書き込んでくれるという。私のような弱小サイトのことが
分かっていないと推測するのです。

Google(US)は、地域別の検索が出来るようになりましたね。日本も出来る
ようになると良いのですが。
岡山の読書系サイトと言えるものはなくて、広島は、沢山ヒットするので、
いつ終わるのやらという感じです。ブログや図書館が多いですね。


No.1036 (2004/09/09 19:45) title:横溝さん記念碑建設など
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 野村 恒彦様

  横溝正史生誕地碑建設、いよいよ動き出したようですね。大変ご苦労様
  です。先日の池袋・乱歩大宴会で趣意書頂いて気にしておりました。
  具体的にはなにもお役に立てませんが、募金の方へささやかながら協力
  させて頂きます。大横溝にふさわしい立派な記念碑が出来る事を祈って
  おります。

 水上 勉さんが亡くなられました。水上さんは「霧と影」「海の牙」などの
 社会派ミステリーで作家としての地歩を固めた人ですが、ミステリーの
 代表作はなんと言っても「飢餓海峡」でしょう。私は、個人的な(古き良き
 時代の)ベストテンに入れています。映画も相当な傑作(日本映画ベスト
 テンにもよくランクされていますね)でこちらの印象も強かったのですが、
 原作を読んだ時の鳥肌のたつような感動は忘れられません。
 最近の若いミステリーファンは社会派ミステリーにはあまり関心を示さない
 ような印象を私は持っていますが(偏見だったら申し訳ないです)、
 松本清張「ゼロの焦点」と並んで、「飢餓海峡」も是非読んで欲しいと思い
 ます。
 


No.1035 (2004/09/07 23:46) title:横溝正史先生の生誕地碑建設の募金のお願いについて
Name:野村 恒彦
Email:noraneko@portnet.ne.jp
URL:http://www.portnet.ne.jp/~noraneko/

 初めまして。
 関西を中心として活動している探偵小説愛好会「畸人郷」の代表をしています野村と申します。
 横溝正史先生のお生まれになった神戸市中央区東川崎町では、横溝先生の生誕地碑を建設しようという計画があり、現在募金活動を行っています。
 ここで、自分自身のことを紹介しておきます。
 高校時代(昭和40年代)から横溝先生の作品を愛読していました。熱が高じて、横溝先生にお手紙を出したところ、丁寧なお返事をいただいた時の感激は今でも忘れることはできません。その後も年賀状をいただいたりしていましたが、残念ながら横溝先生とはお会いすることができませんでした。けれども、横溝先生からご紹介いただいた西田政治先生とは三度お会いしたことがあり、貴重なお話を聞くことができました。そしてその後も、探偵小説への熱意は冷めず現在に至っています。
 このような経緯から横溝正史先生の生誕地碑をぜひ神戸に建設したいと思っていましたが、地元の東川崎町の方々と協力して計画を進めていくことができるようになりました。
 ご子息の横溝亮一先生にもご挨拶を行い、「横溝正史先生 生誕地碑建設趣意書」にありますとおり、碑建設に向け募金活動を行うところまでたどり着きました。
 横溝先生の生誕地碑は先生のお生まれになった東川崎町内に本年11月に建設の予定です(残念ながら東川崎3丁目は現在川崎重工業の敷地内なので、その近接地である東川崎町4丁目に建設を予定しています)。
 日本探偵小説界の巨匠である横溝正史先生の生誕地碑の実現に向けて、皆様方のご協力をぜひともお願いしたいと思っています。よろしくお願いいたします。

1 生誕地碑の予定場所
  神戸市中央区東川崎町4丁目(東川崎公園内)

2 募金の振込先
  郵便振替口座 00960−9−259409
   名義人「横溝正史先生 碑建設世話人会」
  (振込手数料は不要です)

3 募金
  1口 3000円

4 問い合わせ先
  〒651-2277
   神戸市西区美賀多台4−15−6
   野村 恒彦
   E-mail noraneko@portnet.ne.jp


No.1034 (2004/09/03 11:37) title:渡辺温
Name:こま
URL:http://web.thn.jp/kbi/

今春の段階では、創元文庫から出る予定(時期は未定)ということを関係者から聞きましたが、その後、渡辺温の事故当時の検死調書(現物!)が出てきたので、思案中なんでしょうかね。


No.1033 (2004/09/01 12:59) title:はじめまして
Name:Hernani
URL:http://eizou.web.infoseek.co.jp/muse1.html

はじめまして、Hernaniと申します。
すみませんが、HPの宣伝をさせていただきに参りました。
昨年、連れと共同で「文芸誌ムセイオン」という名のサイトを立ち上げ、
少しずつ作品レビューをアップしています。
ミステリ、SFなどのジャンルを問わず、広く展開できればと思っておりますので、
なかなか先に進まないのですが、
お暇なときにでも、一度お立ち寄りいただければと思います。
宜しくお願い致します。

文芸誌ムセイオン
http://eizou.web.infoseek.co.jp/muse1.html

※こちらのメール内容が不適切なようでしたら、削除いただいても構いません。
どうぞ宜しくお願い致します。

※また、アーネストさまが書き込みされている渡辺温の件、私も知りたいです。以前、創元推理文庫から出るという話はどうなったのでしょうか?


No.1032 (2004/08/22 21:10) title:私も同感ですが・・・・・・
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 須川様

 >別の視点で・・と言うことは理解しますが探偵小説に
 >染まった身としては??と言う印象です。

  その気持ちはよくわかります。探偵小説ファンとしての「我らが乱歩」が
  少し遠くなった感じがして、やや淋しい気持ちですね。
  しかし……
  「国文学解釈と鑑賞 別冊 江戸川乱歩と……」の執筆者を見ても、推理小説
  畑の方が殆どいない…という点に私は尤も強い印象をもちましたが、これは
  やはり乱歩の偉大さの証明と思います。探偵作家・乱歩としてよりも、更に
  大きく捉えられた今回の乱歩の方がより後世まで残るのではないでしょうか。

 >今回の発見は貼雑年譜第3巻に貼られた町内会の回覧先
 >に僕の名前があったことです。親父は池袋に下宿して
 >いたのか?(笑)

  それは素晴らしい発見でしたね。私もあの資料は見たのですが、回覧先一人
  一人までは見なかったです。

  


No.1031 (2004/08/22 19:00) title:乱歩展
Name:須川 毅

土曜日に行って来ました。
別の視点で・・と言うことは理解しますが探偵小説に
染まった身としては??と言う印象です。
今回の発見は貼雑年譜第3巻に貼られた町内会の回覧先
に僕の名前があったことです。親父は池袋に下宿して
いたのか?(笑)


No.1030 (2004/08/22 18:28) title:乱歩展
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


乱歩展、私も昨日池袋に行ってきました。

  東武展は、大乱歩を探偵作家とは別の視点で捉えていて、非常に興味
  深かったです。これはまあ雑誌「江戸川乱歩と大衆の二十世紀」から
  予想されていた通りです。展示を見て懐かしがっている年配の人達が結構
  多かったですね。創元社版「貼雑年譜」は売れたのでしょうか。
  土蔵見学の方は、「1時間待ちで見学は5分」という感じでこれ又予想通り?
  というところ、まあひと目見ただけでも良しとすべきでしょうね。
 
 No.1029の書きこみは、本ゲストブックの趣旨にはそぐわない気がします。


No.1029 (2004/08/20 05:36) title:お〜い、日本推理作家協会!
Name:羽澄不一

私は日本推理作家協会に「透明人間アレフ」を送った。
同書が本年度の国内ミステリーNo.1で、日本推理作家協会のメンバーが絶句しているのは分かるが、ウンとかスンとか言ったらどう?
日本のミステリー作家は聾唖か?


No.1028 (2004/08/20 00:00) title:乱歩展には創元社版貼雑年譜を売っていました
Name:おどる

池袋の乱歩展と蔵を見てきました。
神田三省堂書店の新保・山前のトークショーもみてきて今日は遅くなったので、
感想は省略ですが、ひとつだけ驚いたこと。
恒例(?)の貼雑年譜の販売は、講談社版(6刷)と、東京創元社版もあったこと。
ただし、ナンバーなしのもので、たぶん1冊限りのようでしたが。


No.1027 (2004/07/30 12:42)
Name:blue

sorry !
I want to post about the「龍山寺の曹老人」news


No.1026 (2004/07/30 12:40) title:仝N\紡の蝦析繁々
Name:blue

晩 ヌ啼擅k出》f 薯モ羂ク訣茆饑兵
‐モ屁~пムナ爍ッ印隙@ソ
ゞ兆uk戎堕蓮卦犯娜セuk渋ャ求A弌ユf壓ャF旗岬條Ol滂Bト芟忽蝴リ晩 ヌ啼斂ル鶺調鷄蒲ツ係蛍菅ホ音砿頁竃井議緑弍升ン頁一[議゚Bンd弌ユf嶄K祥厮嗤リS源議uk出》f猟吹Bョ舶r議uk出》f茅阻鞭欺ゎ\y嶄キO湖》f唹曹K晩云繁侭糖雷cuk出》f匆侮侮唹走ヲ楜uk塾廷推糖雷cL鯉K゚B仝uk宗航市~脅頁喇晩猟議仝冥u@綱}D晒遇∫@」
嶄冩垪猟學侭才ツ桃ヘ険侵、ツ匿寢毎芻ベk仝岬條mト係ナc弊順猟係鷄4狼双處ヨv々K恍喇晩云裾uイWャF旗嶄係何険縮娩頼ムモ槃ン蛇v仝晩 ヌ啼攀通ル鶸鷄蒲ツ係々。頼ムモワ遮fKャF旗戻欺晩 ヌ啼斂ル麥ト係譲广嶷壓ル才、礼纎@井忱、虜嬌ウ函玄猟係々恬社K凪訣ョ舶r寄ア蒲ツ係匆嗤リS源恬瞳K音砿頁冱秤弌ユf、uk出》f、冷C弌ユf壓岬條Tト拮、晩猟一[賜sユI貧脅辛孀欺裁ロE。

ャF壓岬條`o亠トuk出》fK壓晩 ヌ嘖舍剔席シ鴫l婢K遇拝揖瓶淫凄壓岬晩繁賜岬條P祥宋[匍ト糖翌Kョ舶ruk出》f恷壼頁喇庁熱寔訣宛周議仝冥に訣ヤ秩X槫雲極K箭泌晩繁恙高ワ峠議ヾ平爽寒僮半働送巻ゝ軸頁寔訣宛周議シo茆Z瘁∫q珂槁難篥ヒ試Bo》fK゚Bョ舶r嗤兆議繁酔W社署鷄嬋健脅奚嗤ヾ巻嶄議噤ニ法機◆棋表紡議蝦析繁ゝ議ukス糖翌Z岬繁恬社д嗤ヨx僣抂、虜賠蟻吉繁。

茅阻uk出》fKョ舶r冱秤弌ユfG社優弌ユfH匆噴蛍試ワSK椎瓶議L埖一@¬ィ條o唾∽、フ私レ亀ト暴隋¬ツ椀属T噺運Z鮨m鏘漆豹患舟舶r寄ア蒲ツ係ーl婢ワ課E。

‐2004/05/09 酎伏一@ソ _ http://udn.com


No.1025 (2004/07/29 23:30) title:植民地下台湾で出版されたミステリー
Name:おどる

秦重雄さん

こんばんは。おどると申します。林熊生さんの件、浅学ながら存じ上げませんでした。しかし、植民地下台湾でも探偵小説はきっと書かれていただろうとは思っておりました。
もしかすると、戦前の台湾でも日本の探偵小説は出版されていたのかもしれません(満州のように)。

お教えいただいた本は早速読んでみたいと思います。

などと思って調べてみたら、こんな本も出ているのをみつけました。

台湾探偵小説集(日本統治期台湾文学集成)中島利郎 緑蔭書房 9,000円 2002/11

いや、いろいろ出ているものですね。


No.1024 (2004/07/29 13:49) title:植民地下台湾で出版されたミステリー
Name:秦 重雄
Email:h.shigeo@r4.dion.ne.jp

台湾のミステリーファンみやびさんの歓迎オフ会の心温まる書き込みを楽しく読ませてもらっています。それに刺激されて懸案だったミステリーを図書館で借り出して読み終えました。林熊生(リン・ユウセイ?本名金関丈夫)の「船中の殺人」「龍山寺の曹老人」です。「船中の殺人」は昭和18年の刊で「内台航路の新造船次高丸」内で台北南署の木暮刑事が活躍、「龍山寺の曹老人」は(すみません。私はこの有名なお寺を知りませんでした)昭和20年の刊で、陳警官とセットで台湾版ホームズ・ワトソンを作者が目指したもの。連作で後になるほどミステリーとして上手になっています。金関は当時台北帝國大学医学部教授で、1983年の死に至るまでマルチタレントを発揮された方です。ここ十年間純文学の研究界では植民地時代の台湾文学の研究がどんどん進んでおり、この本も復刻されました。ゆまに書房「日本植民地文学精選集」038,台湾編13,2001年刊、13000円+税、です。ご存じでしたら悪しからず。


No.1023 (2004/07/29 10:52) title:渡辺温
Name:アーネスト

おひさしぶりです。
唐突な上、少々場違い(最近の書き込みの流れから見て、ということですが)なのですが。
最近、ある雑誌の広告で白順社の「血と薔薇文庫」という叢書から、渡辺温『アンドロギュヌスの裔』が刊行予定である旨、発見したのですが、詳しいことは何も分かりません。どなたか詳細な情報をご存知の方はご教示くださいませんか?


No.1022 (2004/07/28 22:29) title:みやびさん歓迎会開始時刻変更のお知らせ
Name:おどる

こんばんは。

8/11のみやびさん歓迎会についてですが、開始時刻を18時30分開始とご連絡しておりましたが、大変申し訳ないのですが、都合により、開始時刻を30分遅らせていただけますようお願いいたします。
開始時刻は19時になりますので、よろしくお願い申し上げます。
一次会終了予定時刻は21時になります(二次会以降の予定は今のところ未定です)。


No.1021 (2004/07/28 01:46) title:東京公演&名古屋公演
Name:旭堂南湖
Email:nanko@bc5.so-net.ne.jp
URL:http://www003.upp.so-net.ne.jp/nanko/

いつもお世話になっております。好男子です。
先日『世界の中心で、講談をさけぶ 〜旭堂南湖同人誌 vol.1〜 』を発刊しました。表紙画は石井春生さんです。巻頭文で芦辺先生がこの掲示板での南湖との出会いを書いて下さっています。黒猫荘のオフ会、21日は参加出来ませんが、22日は東京に行くので、参加したいなあと思っております。

さて、恒例の講談会のお知らせです。今回は乱歩邸公開に合わせて「乱歩一代記」をします。後、おまけで「ガニラ」もやります。「ガニラってどうせ大きなカニが暴れるだけの話でしょ」と言う方がいるかもわかりませんが……その通りです。大阪で大評判のトンデモ紙芝居を口演するのは、世界中で南湖だけです。馬鹿馬鹿しいから誰もやらないだけですが……。万難を排してお越し下さい。また、終演後に大宴会もあります。参加希望の方は「大宴会参加希望」とお書き下さい。予算は5000円です。気軽に参加して下さいね。

名古屋公演・第3回『みそ煮込み南湖』〜上方講談ニューウェーブ〜
日時/8月28日(土)開場/13:30 開演/14:00
会場/お食事処「楽」(地下鉄「中村日赤」・「中村区役所」下車徒歩10分。名古屋市中村区名楽町3-1-7)
ゲスト・芦辺拓(作家)「対談・大阪あれこれ」

東京公演・第4回『幻の南湖』*旧江戸川乱歩邸公開記念興行*
日時/8月29日(日)開場/12:30 開演/13:00
会場/お江戸両国亭(JR総武線「両国」・都営地下鉄大江戸線「両国」下車徒歩5分。墨田区両国4-30-4)
ゲスト・山前譲(推理小説研究家)「対談・ミステリあれこれ」

料金/インターネット前売特別予約2200円(8/20日まで受付)、当日2500円
出演/旭堂南湖「探偵講談・乱歩一代記」(作・芦辺拓)、「古典講談・谷風の人情相撲」(寛政力士伝)、「新作講談・波照間島」(作・旭堂南湖)
おまけ「講談紙芝居・原子怪物ガニラ」(原作・左久良五郎)

本日よりインターネット特別前売り予約を開始します。予約希望の方は「東京予約」あるいは「名古屋予約」というタイトルで「お名前と枚数」を書いて南湖までメールを下さい。2200円で入場できます。

長々とすみませんでした。「人外境だより」にもほぼ同内容の書き込みをしています。何卒よろしくお願いします。南湖拝


No.1020 (2004/07/26 22:27) title:みやびさん歓迎会
Name:おどる
Email:tanteisakka-lj@infoseek.jp

こんばんは。

8月11日に予定している台湾のミステリファン、みやびさんの歓迎オフ会の詳細を以下のように決定いたしましたので、ご連絡いたします。開催場所についてはいろいろ迷ったのですが、結局、大宴会で実績のある「蔵之助」にしました。
会場については予約をしておりますので、申し訳ないのですが、参加なさりたい方は8月9日(月)までに私宛にメール(tanteisakka-lj@infoseek.jp)をいただけますようお願い申し上げます。

日時:8月11日(水) 18時30分〜
場所:蔵之助
住所:東京都豊島区西池袋1-17-6 西口センタービル5階
電話:03-3982-9781
サイト:http://r.gnavi.co.jp/g076500/
会費(一次会):5500円程度を予定しております。

なお、途中から参加したいので、連絡先を教えて欲しい、ほかにどんな方が参加するのかを知りたいなど、質問等がありましたら、お手数ですが私宛にメールをいただけますようお願い申し上げます。

小林文庫オーナーも書いておられましたが、今回の歓迎オフ会の趣旨は、台湾のミステリファンであるみやびさんを歓迎したいということにあります。幅広い方にご参加いただけると幸いです。


No.1019 (2004/07/26 20:33) title:全集叢書の年表
Name:奥木幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www.okugim.hp.infoseek.co.jp/

http://okugim.hp.infoseek.co.jp/nenphou-zaashi-sousho-mokuji.htm

こんなリストをつくってみました。
全集叢書の年表です。
私自身が、いままで欲しかったけどあまりなかったような資料です。
ちょっと重いファイルですが、ご勘弁ください。

ご感想、御資料提供お待ちしております


No.1018 (2004/07/26 02:04) title:熱烈歓迎
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 みやび さん、はじめまして。
 小林文庫ゲストブックへの登場、ありがとうございます。
 HP管理人のご挨拶が、遅くなってしまった事をお詫びします。

 みやびさんをはじめとして、日本のミステリーを愛好する方が台湾に沢山いらっしゃる事を知ることができたのは、大変な驚きであると共に、日本のいちミステリーファンとして嬉しい事でした。
 みやびさんの来日を、心から歓迎します。
 折角、日本にいらっしゃるのですから、是非日本を堪能して帰って下さい。

 今回のオフ会でも、日本のミステリーファンと交友を深める事ができ、みやびさんにとって、楽しい想い出となれば嬉しいです。
 私達にも、台湾のミステリーの状況や、日本のミステリーがどのように読まれているかなど、教えて下さい。
 更に、今回のオフ会を切っ掛けに、日本・台湾のミステリーファンの交流が進み、お互いの国のミステリーの翻訳・紹介が広がるようになれば、素晴らしいですね。

 お逢いできる日を、楽しみにしています。

     *     *     *

 今回のオフ会を、一人でセッテイングして下さった、おどるさんにも、感謝いたします。
 おどるさんによれば、まだ参加者を募集中だそうです。
 みやびさんとは、全員が初対面です。 みやびさんは、日本語も堪能だそうです。
 また、小林文庫で告知をしていただきましたが、小林文庫のオフ会というわけではありません。
 小林文庫の常連でなくても、どなたでも大歓迎です。
 幅広い方に参加していただけると、一層みやびさんにも喜んでいただける事と思います。
 ぜひ、お気軽にご参加下さい。


No.1017 (2004/07/24 00:33) title:楽しみにしております
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 みやびさん

  8月11日が今から待ち遠しいですね。日本の夏も暑いですが、どうか
  楽しく過ごして、いい思い出を持って帰って頂きたいと思います。

  みやびさんの来日が、中華民国と日本のミステリー交流史の大きな一歩に
  なる事を願っております。
  


No.1016 (2004/07/24 00:00) title:みやびさん、こんばんは。
Name:おどる
Email:tanteisakka-lj@infoseek.jp

みやびさん、こんばんは。
いつも御世話になっております。
みやびさんとお会いできるのを私をはじめとする日本のミステリファンは心待ちにしております。
みやびさんの思い出に残るような、よい歓迎会にしたいと努力したいと思っております。

歓迎会の開催場所については、現在、池袋で調整中です。
会場が決まりましたら、近日中にこの掲示板に投稿いたします。
台湾のミステリファン、みやびさんと交流を深めたい、歓迎会に参加したいと思われた方がいらっしゃいましたら、掲示板に書きこんでいただくか、私にメールをいただけますと大変ありがたいです。
また、質問などございましたら、遠慮なくお問い合わせください。


No.1015 (2004/07/22 15:18) title:はじめまして
Name:みやび
Email:reiken.chou@msa.hinet.net

はじめまして、台湾のミステリファンみやびです、
どうぞよろしくお願いします。実は書き込むにちょっとはずかしいです。
なぜかというと、日本語を十年位勉強してきましたのに、
この一年間のレベルが激しく落ちると気がしていますから...(汗)

おどるさんは私のためにオフ会を開いていただいているのは本当に
光栄です。日本のミステリファンの皆さんと会えるのもすごくうれしくて、
日本と台湾のミステリについて、いろいろな情報を交換できると、
とてもいいことですね。(^−^)


No.1014 (2004/07/11 23:45) title:みやびさん歓迎オフ会 リンク集
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 みやび さんとお知合いになった経緯、島崎博さんの消息を知る事ができた経緯について、関係するHPをまとめてみました。

■台湾のミステリーファンの皆さんのHP

みやび さん のHP
miyabi's room

blueさん のHP
blue的推理文學醫學院
blueさん のHP内の島崎博さん訪問記
島崎博(傅博)

凌徹さんのHP
虚無工作室

■島崎博さんの消息が判明した経緯について

おどる さんのHP内のまとめサイト(みやび さんと知合いになった経緯についても詳しいです)
「幻影城」を支えた友情−島崎博さんの消息−

権田萬治先生のHP
権田萬治ホームページ Mystery&Media

 小林文庫の新ゲストブックの内の、次の投稿も参考にして下さい
  (表示範囲を指定できます)

 No.872 (2004/02/09 01:12) 〜No.890 ころ
 No.906 (2004/03/09 12:40) 〜No.950 ころ


No.1013 (2004/07/11 11:45) title:みやび さんの来日を歓迎します。
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

おどる さん

 お忙しい中、みやび さん歓迎オフ会の準備、ありがとうございます。

 台湾で日本のミステリーを愛して下さっている みやび さんと交友できるのは、またとない機会です。
 島崎博さんの消息はもちろん、台湾で日本のミステリーはどのように受け入れられているのか?、お聞きしたいですね。
 たくさんの方に参加していただき、日本のミステリー・ファンと交友を広めて、みやびさんにも喜んでいただきたいです。

 権田萬治先生の日記06月29日で、「綾辻行人さんもご存知だった、台湾の熱烈なファン」と記述されているのが、みやび さんです。(http://www10.plala.or.jp/apoe/)
 みやびさんと面識のある人は誰もいない(筈)ので、初めての方でも心配有りません。
 むしろ、新本格の新刊をリアルタイムで読んでいるような方の方が、話しが合うのではないでしょうか?

 折角日本を訪ねていただいたのですから、みやび さんとっても想い出に残る会になって欲しいと思っています。
 若い方から、雑誌「幻影城」世代の方まで、ぜひご参加ください。

 なお、平日開催のため、私が参加できるかは微妙です。
 東京勤務でない、田舎者の辛いところです。
 私の状況については、随時掲示板で報告します。


No.1012 (2004/07/10 19:55) title:みやびさんオフ会
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 おどる様

  みやびさんオフ会、幹事役ご苦労様です。同年輩どころかはるかに離れた
  年代の小生ですが、台湾ミステリ界の話や、島崎博さん情報など聞かせて
  頂くのが楽しみですね。是非出席したいと思います。よろしくお願いします。
  


No.1011 (2004/07/08 22:57) title:台湾のミステリファンみやびさん歓迎オフ会のお知らせ
Name:おどる
Email:tanteisakka-lj@infoseek.jp

こんばんは。
今年の3月頃に島崎博さんの台湾における消息が判明したことがありました。
そのきっかけをつくってくださった、台湾のミステリファン、みやびさんが夏休みに東京にいらっしゃることになりました。つきましては歓迎の意を込めて、オフ会を開催したいと考えております(平日の開催で申し訳ございません)。

日時:8月11日(水) 18時30分〜
場所:未定(東京山手線内を予定)

なお、みやびさんは現在、台湾の大学院に在籍しておられ、日本文学を専攻しています。修士論文のテーマは江戸川乱歩だそうです。また、4月からは台湾の出版社で、日本のミステリを台湾で出版するためのオファーを提出するというアルバイトをされています。
好きな作家は、綾辻行人、江戸川乱歩、横溝正史、土屋隆夫、桐野夏生、殊能将之、乙一など。中国語の翻訳だけでなく、日本語で書かれた原本も愛読されています。結末の意外性があるミステリが好みだそうです。ご自身は綾辻行人に関するファンサイトを運営されています(綾辻行人がきっかけとなり、日本語を勉強することにしたそうです)。

miyabi'room(綾辻行人中国語ファンサイト)http://reken-c.hp.infoseek.co.jp/index.htm

みやびさんは島崎博さんや、小林文庫にも投稿され、さきごろ著作を出版されたblue氏とも交流がおありですので、島崎博さんの近況や台湾におけるミステリの状況、台湾における古本業界の現状(笑)など、興味深い話ができるのではないかと思います。
みやびさんは日本語で会話をすることができますので、中国語ができない方もご安心ください。「幻影城」を知る年代の方ばかりではなく、みやびさんと同年輩の、綾辻行人や新本格を読んでいるような、若い方の参加もあると大変ありがたいです(もちろん、遠くからお越しいただいた台湾のミステリファンを日本のミステリファンで歓迎したいという趣旨ですので、どなたのご参加でも大歓迎です)。

場所を決めるため、大まかな参加人数が知りたいので、参加したいなぁと、とりあえずのところお考えの方は私までメール(tanteisakka-lj@infoseek.jp)でご連絡いただけますと大変ありがたいです。場所の予約するかは参加人数をみて決めたいと思います。また、ご質問などあれば、掲示板に書き込んでいただくか、メールでお問い合わせください。

なお、島崎博さんの消息が判明した経緯については、以前にもご紹介いたしましたが、以下のURLをご参照ください。

「幻影城」を支えた友情−島崎博さんの消息−(http://members.at.infoseek.co.jp/tanteisakka/sima.html)


No.1010 (2004/07/06 20:27) title:有り難うございます。
Name:澤見直孝
URL:http://takushif.hp.infoseek.co.jp/

小林文庫オーナー様
>ご返事が遅くなった事を、お詫びします。
いえいえ、アドバイス下さって、有り難うございます。

私のサイト、やるだけやって、人の来るようにしないといけません。まだまだです。

>自分と趣味の会うHPを見つけるには、検索サイトで検索してみて、趣向が合いそうだったら覗いてみる、
>そのHPにリンク集が合ったら、リンクを辿ってみると、これも地道にネットサーフィン(死語?)を続けて、探して行くしかないと思います。
スマートな方法はないようですね。コンピュータが勝手に、探してきてくれると良いのですが、一応、その様なソフトはあるのですが、運任せです。

Googleは、リンクしてある一階層目のページの評価をするけど、Yahooは、アンカーマッチだけ、メタタグを重視するそうです。仕事柄、ご存じかもしれませんけど。
Yahoo登録サイトでないのを探すのに、Yahoo使っている方が多いようです。YSTに変更されたのご存じないのでしょうか。巡回間隔が長すぎますね。
Googleの方が検索能力高いのは、知っています。人気サイトが上位に来るかどうかは、サーチエンジンの対策をしているかどうかのような気がしますが、人気サイトが上位になのですか。MITで、サーチエンジンで検索して、リンクを辿ったサイトを高く評価するという話は、どうなったのでしょうか。もう組み込まれているのでしょうか。
キーワードは、重要なので、もう一捻り必要かなと思っています。私のことですよ。家のサイト、トップページから、岡山の文字を消したら、一気に下位になってしまいました。前は、岡山 作家名で上位に来ていたんです。そんなキーワードで検索する奇特な方は、いらっしゃいませんでしたから、関係ないですけどね。


No.1009 (2004/07/05 01:28) title:訂正ばっかり
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 下の投稿で
 (誤)桜さんが某HPで紹介していたHP。
 (正)桜さんが某HPで紹介していた古書店。
 の間違いでした。


No.1008 (2004/07/05 01:18) title:やっぱり復帰できなかったと言われないように…
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

やっぱり復帰できなかったと言われないように、2週間ぶりの書き込みです。

湯浅篤志 さん
 「中井英夫シンポジウム」、大盛況だったとの事、おめでとうございます。
 過去のシンポジウムには参加していたので、今回も参加したかったのですが、どうしても無理でした。 残念です。
 成果が「「新青年」趣味」で公開されるのを、お待ちしています。

 ちなみに、湯浅 さん、奥木さん、私、と投稿の続いた3人は、同一県人だったりします。(別に意味は無いですが)

 昨日(土曜日)、野暮用で久し振りに東京に行ってきました。
 チョット時間が取れたので、神保町を覗いて(今年初めて?)、嬉しい雑誌を入手。
 と言っても、超レアだとか、珍しい作品が掲載されているとか言うわけでは有りません。
 雑誌は、「讀物時事」昭和23年8月(海外恐怖小説特集)。
 乱歩が『続幻影城』で「諸雑誌の探偵小説特集号」として紹介している雑誌の中の1冊です。
 これで、戦後の分についてはマジック2になりました。(戦前の分については、全く集まっていません)
 「乱歩展」に合わせて、「諸雑誌の探偵小説特集号」の書影だけでも紹介できれば、と考えてます。

 これもちなみに、入手した書店は、桜さんが某HPで紹介していたHP。
 それから3,4ヶ月は経っているハズなのに、まだこんな本が残っていて嬉しい驚き。
 「第一読物」も残っていたので、購入してきました。

 東京に行っても、池袋には近付けず。
 「乱歩展」の前売り券は、未だに出来ません。
 乱歩邸といっても、個人の住居に過ぎません。
 同時に何百人も入るのは、どう考えても無理ですよね。
 本当に、どのように公開するのでしょうか?

     *     *     *

 下の投稿で
 (誤)yahoo! は、google と離れたと独自の YST を導入したそうですが
 (正)yahoo! は、google と離れた後、独自のサーチエンジン YST を導入したそうですが
 でした。


No.1007 (2004/07/05 01:11) title:Yahoo! 対 google
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

澤見直孝 さん

 投稿ありがとうございます。
 この掲示板を読んでいただいているならお解りと思いますが、最近私はネットに時間を割けず、掲示板に投稿するのも2、3ヶ月に1度くらい、その度に謝っているいるような状態です。
 ご返事が遅くなった事を、お詫びします。

 HPを始めたばかりのようですが、来訪者を増やすためには、地道に更新を続けて行くしかないのでは…。 頑張って、更新とコンテンツ追加を続けて下さい。

 お勧めのHPについてですが、私は特定のHPを巡回するだけになってしまい、新しいHP、殊に若い方のHPについては、殆ど知りません。
 自分と趣味の会うHPを見つけるには、検索サイトで検索してみて、趣向が合いそうだったら覗いてみる、そのHPにリンク集が合ったら、リンクを辿ってみると、これも地道にネットサーフィン(死語?)を続けて、探して行くしかないと思います。
 Yhoo! で「ミステリー」を検索すると、90万頁(!)もヒットするので、必ず探しているようなHPが見つかるハズです。
 その中で、どのHPが澤見さんと合うのかは、澤見さん次第でしょう。
 それで見つからないサイトは、結局縁のないサイトだったのだと思います。

 澤見さんの質問を受けて、自分でも検索してみました。
 以下、必ずしも澤見さんへのご返事ではなくなってしまいますが…。
 Yahoo! と google では、google の方が、検索能力は高いようですね。
 ちなみに、「ミステリー」で検索してみると、私のHPは yahoo! の「ページとの一致」では第2位、google では 100位以下でした。(笑)
 yahoo! は、google と離れたと独自の YST を導入したそうですが、Yahoo!ディレクトリーに登録されている頁が優先されて、本当にアクティブなページは全然上位に来ないようになってしまっています。 (私のHPがその良い例か!?)
 Yahoo!ディレクトリーは、昔は申請すれば掲載されたけれど、最近は簡単には登録してもらえないので、新しい頁が上位に来ないのですよね。
 その点、google の上位頁は納得がゆきます。

 google で「ミステリー」とか「ミステリー+リンク」、「ミステリー+地域」、「ミステリ」「ミステリー小説」「推理小説」などで検索すれば、有名サイトは必ず上位に入っています。
 まず、そこからリンクを辿って見て下さい。


No.1006 (2004/07/02 18:18) title:小林文庫オーナー様、大丈夫でしょうか。お体、お大事に。
Name:澤見直孝
URL:http://takushif.hp.infoseek.co.jp/

「カトレアの泉」の書き込みは、訳あって、投稿者権限削除です。したこともないのですが。
英文の投稿、気になりますね。何なんでしょうか。意味のない投稿は、止めてもらいたいですね。
ボランティアで、翻訳していて、内容が内容だけに大変です。一応一ヶ月を目処にしていたのですが、一人では無理だと思われるので、協力して下さる方を募集しているのですが、訪問者自体少ないので、期待出来そうにありません。中途半端で申し訳ないのですが、中断して、出来た分だけ送るしかなさそうです。また、余裕のあるときに翻訳と言うことで。
こちら、200〜300ビューで、一回投稿があるくらいでしょうか。


No.1005 (2004/07/01 02:03) title:ネットの力は、偉大です。
Name:澤見直孝
URL:http://takushif.hp.infoseek.co.jp/

はじめまして。
まだまだ、駆け出しのサイトですが、何と、北村薫さんと同じ町内に住んでいて、散歩しているのを見かけます。北村薫ツアーを楽しみにしていますという書き込みがありました。凄い巡り合わせですよね。何処のファンサイトでも、単独では、難しいと思うので、色々なファンサイトに書き込んでみようと思います。楽しみにしています。

岡山・広島の読書系サイトは、「にこにこホームページ」しか知らないんですけど。人気サイトをご存じの方、教えて下さい。宜しくお願いします。


No.1004 (削除済)
No.1003 (削除済)
No.1002 (2004/06/28 09:10)
Name:湯浅篤志

おかげさまで、26日の「中井英夫シンポジウム」はたいへん盛況のうちに終えることができました。これもご来場下さった皆様のお力添えのおかげです。遠くは姫路、大阪、京都からも駆けつけてくださいました。ここに厚く御礼を申し上げます。

当日の模様は、いずれ研究会のHPにアップする予定です。
簡単ですが、ご報告まで。


No.1001 (2004/06/27 21:05) title:これがみたい。
Name:奥木幹男

シネマジャック&ベティさま

私は渡辺啓助原作の東宝映画『姿なき目撃者』が見たいです。
どうぞ上映してください。


No.1000 (2004/06/26 09:13) title:二つ書き込んでしまいました。
Name:湯浅篤志
URL:http://sinseinen8.at.infoseek.co.jp/top.htm

小林オーナー、申し訳ありません。
どうしたわけか、以下に二つ書き込んでいまいました。
一つ削除をお願い申し上げます。
よろしくお願いいたします。


No.999 (2004/06/26 09:08) title:「中井英夫シンポジウム」のご案内
Name:湯浅篤志
URL:http://sinseinen8.at.infoseek.co.jp/top.htm

こんにちは、湯浅です。
ご無沙汰をしています。
小林オーナー、お身体はいかがでしょうか。

さて、本日(6月26日)になりましたが、『新青年』研究会主催にて、中井英夫シンポジウムを以下の通り、開催いたします。夜6時からですが、皆様お誘い合わせの上、ご参加下さい。よろしくお願いいたします。

「中井英夫シンポジウム」のご案内 (『新青年』研究会主催)
■2004年6月26日(土) 18:00〜21:00
■豊島区立勤労福祉会館 第4・第5会議室(池袋消防署隣り・池袋駅西口徒歩7分) ・地図 http://www.kousei.ne.jp/kinroumap.htm
■パネラー及び演題:(順不同)
 黒瀬珂瀾 「中井英夫と現代短歌 前衛短歌は誰のものだ?」
              (http://www.kurosekaran.com/)
 村上裕徳 「編集者時代の中井英夫と短歌界・俳句界」
 川崎賢子 「中井英夫──研究の課題と問題提起」

 入場無料。


No.998 (削除済)
No.997 (削除済)
No.996 (削除済)
No.995 (2004/06/24 16:53) title:ミステリー映画特集上映の御案内
Name:シネマジャック&ベティ
Email:Nichigeki01@cinema-voice.com
URL:http://www.cinema-voice.com

お知らせ

わたくしどもの劇場 シネマ・ジャックでは、6月19日(土)から8月6日(金)まで
「犯罪劇場、四十九日。」(7週間・28作品)と題した推理映画の特集上映を行います。
本特集では、すべて原作のある邦画をプログラムいたしました。

 松本清張「ゼロの焦点」「影の車」「わるいやつら」「迷走地図」「天城越え」
 有馬頼義「四万人の目撃者」
 南条範夫「第六の容疑者」
 角田喜久雄「悪魔が呼んでいる」
 都筑道夫「国際秘密警察絶体絶命」
 梶山季之「黒の試走車」
 佐野洋「黒の札束」
 黒岩重吾「黒の駐車場」「ひき裂かれた盛装」
 横溝正史「八つ墓村」
 島田一男「新・事件記者殺意の丘」「新・事件記者大都会の罠」
 笹沢佐保「「空白の起点」より女は復讐する」「3000キロの罠」
 西村京太郎「この声なき叫び」
 泡坂妻夫「乱れからくり」
 森村誠一「超高層ホテル殺人事件」
 天藤真「大誘拐RAINBOW KIDS」
 小林久三「錆びた炎」
 辻真先「旅路村でいちばんの首吊りの木」
 赤川次郎「いつか誰かが殺される」
 夏樹静子「Wの悲劇」
 高村薫「マークスの山」
 宮部みゆき「模倣犯」

全28作品を連日2本立で上映いたします。今回の特集上映をご覧いただくことで
日本の推理小説作家の系譜を辿りながら、上質の日本映画をお楽しみ頂けると自負しております。
スタッフ一同、こころよりご来場をお待ちしております。

詳しくは、下記のURLにアクセスしてご確認ください。

http://www.cinema-voice.com/place/jack.html

シネマ・ジャック
〒231-0056  横浜市中区若葉町3-51
Tel 045-243-9800
京浜急行 黄金町駅下車徒歩5分、市営地下鉄 阪東橋駅下車7分


No.994 (2004/06/21 22:12) title:blueさんの著作と乱歩邸
Name:おどる

blueさんの本のタイトルは、著者ご本人も書かれていますが、「錯置體」というようですね。
大塊出版社から、6月末に出版されるようです。

blueさん

こんにちは。ご無沙汰しております。
著作刊行、おめでとうございます。
私も是非一冊購入したいと考えております(残念ながら中国語は読めないのですが)。
小林文庫オーナー、岩堀さんも書かれている通り、日本語訳がどこからか出版されないものでしょうか。

小林文庫オーナー

ホントウに乱歩邸の見学はどのような形で行われるのか不安ですね。
入場制限もそうですが、盗難や破損の危険がないのかも不安になります。
順路に沿って、縄がはられており、監視員に見張られている中を、入場者は立ち止まらないように足早に通り過ぎるだけ、という形態になるということもありえるのではないかと考えています。


No.993 (2004/06/21 22:03) title:乱歩邸 私も心配です
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 オーナー様

  大丈夫、ホントウに復帰できますよ(^o^)。

  乱歩邸の件、まさにその通りで私も心配しています。例えば午後一で
  東武展を見た人皆が乱歩邸へ廻ったらどうなるのでしょうか。入場制限は
  真面目に心配しなければなりません。その日しかチャンスがない人が引っか
  かったら悔いを千載に残すことになり兼ねませんね。

  プランゲ文庫展、私は最終日(19日)に行きました。開場とほぼ同時に
  入ったので空いていましたが、初日は大変な混雑だったのではと思います。
  戦後(昭和20年代)の雑誌について最近勉強を始めたばかりですが、
  プランゲ文庫はあのの時代の世相を活写している貴重な資料であること
  がやっとわかってきました。そんなわけで、当日はカストリ雑誌をポツ
  ポツと単品買い……、「猟奇」「りべらる」あたりが収穫かなと……。


No.992 (2004/06/20 23:24) title:ホントウに復帰できるの?
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

岩堀 さん

 ご心配をお掛けし、すみません。

 「生暖かく見守る」とは、ホントウに復帰できるの?と皮肉な眼を持ちながらも暖かく見守る、という事です。(笑)

 ここのところ、2、3ヶ月に一度しか登場せず、その度にご無沙汰を詫びているような気がしますが、今度こそはなんとか…。(苦笑)
 皆さんから背中を後押してただかないと、うまくいかないかもしれませんので、ご協力をお願いします。

 話題の乱歩展ですが、本当に全員が乱歩邸を見学できるのでしょうか?
 デパートの催事場と、乱歩邸では入場できる人数に大差が有るでしょうに。
 そもそも乱歩邸は、どこまで見学できるのでしょうか?
 入場制限が有ったり、前売り券を持っていないと、入場できなかったりして…。
 どうも、色々心配になります。
 心配するほど、乱歩邸まで見学したい人はいないのでしょうか?
 いずれにせよ、早く前売り券を手に入れておきたいです。

 昨日まで古書会館で実施の「プランゲ文庫を中心とした 占領期刊行物展示会」に行けませんでした。
 第2回は平日のみ実施なので、絶対行けません。
 代わりに、県内で開催されていた「時代別に見る近代雑誌の諸相」展に行ってきました。
 展示物を自由に手で触る事のできる、という画期的な展示会でした。


No.991 (2004/06/20 19:09) title:復帰おめでとう御座います
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 オーナー様

  待望の復帰おめでとう御座います。良かったですね。
  オーナーの書き込みがないとホント淋しいですよ。
  「生暖かく見守る」というのはどうすればいいのかよくわかりませんが、
  少しずつでも書き込みお願いします。楽しみにしています。

  乱歩展でお会いするのも楽しみです。
  


No.990 (2004/06/20 12:16) title:リハビリ宣言
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 小林文庫オーナーです。
 すっかりHPの更新が滞り、皆様にご迷惑、ご心配をおかけして申し訳ありません。
 年齢のせいか、体力、気力が低下し、なかなかネットに復帰できません。
 いただいたメールや、掲示板への投稿にご返事しなかった事、お詫びします。

 8月の乱歩邸公開までには完全復帰したいと、少しずつネットでリハビリを開始しました。
 生暖かく、見守って下さい。

 最近、宣伝か荒らしか解らない英文による投稿が続いています。
 削除を繰り返していますが、掲示板が見苦しくなって、申し訳ありません。

 当面、気付いたら直に削除します。
 あまり酷いようなら、IPアドレスにより投稿を拒否します。
 ムダな投稿は止めましょう。
 と言っても、投稿している人は、日本語を読めそうもないので、無駄か?
 


No.989 (2004/06/20 11:56) title:著書デビュー おめでとうございます。
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

Mr. blue.
Congratulations, publication of your first mystery nobels work.
I hope your work is met popular, and it expects opening the new door of the Taiwanese mystery novels.

blueさん。
初めての著書の出版、おめでとうございます。
著書が好評に迎えられ、新しい台湾の推理小説のドアを開ける事を、期待します。
日本の推理小説に影響を受け、作品を書いたと言ってくださる事、日本の推理小説ファンとして、嬉しいです。

とても面白そうな作品なので、ぜひ読んでみたいです。
どこか日本の出版社で、台湾の推理小説を翻訳し出版してくれないでしょうか?
きっと話題になると思うのですが。


No.988 (2004/06/20 09:44) title:乱歩展へ・・・・・・
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp

 おどる様の書き込み(No.979)を見て、私もとしま区民センターへ
 行って乱歩展の前売りチケット買いました。係りの人が、「(ここで売って
 いる事を)どこで知りましたか?」と不思議そうな顔でした。一緒にもらった
 チラシには、当日入場券1000円、前売り800円となっていますが、
 700円で買えました。「直買い」には更にサービスしてくれたのでしょうか。
 なんにしても、「熱い」8月が楽しみですね。

 blueさんのミステリ、大変面白そうですね。おどる様の紹介を読むと、
 「新・本格推理」(光文社文庫)に謳われるところの「空前絶後の本格推理」を
 思ってしまいます。日本でも発行にならないもんでしょうか。
 


No.987 (削除済)
No.986 (削除済)
No.985 (削除済)
No.984 (2004/06/18 07:13)
Name:blue

^_^
My book title:「錯置體」
The purpose of my immature writing are opening the door of Taiwanese mystery novels based on my を喜ぶ on Japanses mystery novel, based on the Japanese mystery novels influence on me.
Maybe it is not a well-writting novel ,but I 獻給 those peopole with taiwan mystery progress contribution .

^_^


No.983 (2004/06/17 23:03) title:blueさんのデビュー著作
Name:おどる

こんばんは。
島崎博さんの台湾における消息を知るきっかけとなったblueさん(小林文庫にも以前投稿されました)が、来月台湾でデビュー著作を出されます。書名、出版社等は鋭意調査中ですが、筆名は藍霄です。
出版社の内容紹介を日本語に訳してみると(もちろん私が訳したのではありませんが)、以下のとおりです。島崎博さんは既にお読みになっており、「最後まで読まないと、真相が掴めない」と絶賛したそうです。

ある日、精神科医であり、また、ミステリー作家でもある藍霄の元におかしなメールが送られてきました。
王明憶という名前の知らない差出人からのメールで、そのメールには自分の奇妙な境遇について書かれていました。
医者の友人たちとの食事会の途中、トイレに立ち、戻ってくると、席上にいる誰もが彼のことを知らなくなっているのです。それだけではなく、職場の人間も彼女も、さらに両親も、全世界に彼を知る人はひとりもいなくなっていました。
自分の存在を証明するために、王はミステリー作家藍にメールを送り、その中で自分は七年前の未解決強姦殺人事件の犯人だと告白しました。
しかし、最も藍を驚かさせたのは、王のメールの最後にあった「藍さん、例の事件はあなたにも関係があります」との一言でした・・・・


No.982 (削除済)
No.981 (削除済)
No.980 (削除済)
No.979 (2004/06/15 22:36) title:「江戸川乱歩と大衆の20世紀展」の前売券
Name:おどる

電車の中吊り広告(なかなかよさげなポスターです)で、東武百貨店で開催される「江戸川乱歩と大衆の20世紀展」の前売券が出ていることを知り、買いにでかけました。チケットぴあでも購入できると記されていましたが、無粋なチケットでは哀しいので、池袋のとしまコミュニティチケットセンター(tel.03-3590-5321:豊島区役所隣)へ行きました。池袋西武で開催された乱歩展のように、専用封筒やミステリ−文学資料館の無料チケットはなかったけれど、ポスターと同じ図柄の前売券を購入することができました。チラシもいただいてくることができ、気持ちも乱歩展に向けてだんだん盛り上がって参りました。


No.978 (削除済)
No.977 (削除済)
No.976 (2004/06/12 23:09) title:高額所得と高額納税など
Name:よしだ まさし
Email:PXM04577@nifty.ne.jp

岩堀さん

>>そのあたりの記憶は混乱気味です。黒柳徹子さんが魔法のジュウタンに乗って
>>「アブラカタブラー!」なんて呪文を唱えた番組と同じ頃かしらん……。

大学の2年先輩がその番組に出たと言ってましたので、ほぼ同じ時期だと思いま
す。僕自身はその番組はあまり記憶にないので、1〜2歳の年令の差で記憶に差
が出る頃の番組だったのでしょう。ちなみに、その先輩は松本くんの会社にいた
りします。

>>やはり新聞記事調査はやられたのですね。私も相当前にある件で新聞の縮刷版
>>ずらっと調べた事ありますが、書庫から何回も借り出すので、係員にウンザリ
>>顔されるのがなんとも辛かったです。

川口中央図書館では、新聞の縮刷版の並んでいる書庫に案内してくれて、好き勝
手に調べさせてくれました。やっぱり、いちいちお願いしないですむというのは
気が楽でいいですね。

>>ところで、昭和27年、昭和29〜昭和31年の頃は、正確には高額所得者リスト
>>(つまり納税額ではなく、ずばり所得額が公表される)だったのではないで
>>しょうか。私の記憶では、ある時期から所得額から納税額に変ったような気が
>>するもので……。

ああ、そうなんだ。まったく気にもしておりませんでしたが、昭和27年の新聞
のコピーを見ると、「税金の申告額」をまとめたと書いてあります。昭和27年
の文士の部(小説家ではなく文士というところに時代を感じます)では、谷崎潤
一郎がトップなのですが、吉川英治が修正申告を出せば1位になるだろうなどと
書いてあります。


No.975 (2004/06/11 19:36) title:ケペル先生など
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 よしだ まさし様
 
 > 「何でも考え、何でも知って、何でもかんでもやってみよお」でしたっけ?
 >さすがに幼少の頃の番組ですので、うろおぼえです。

  そう、そのとおりです。いまでもメロディが耳に浮んできます。でもよしだ
  さんがご幼少の頃だとすると、私は案外年長だった頃の番組だったんですね。
  そのあたりの記憶は混乱気味です。黒柳徹子さんが魔法のジュウタンに乗って
  「アブラカタブラー!」なんて呪文を唱えた番組と同じ頃かしらん……。

 >新聞記事で調べた小説家の高額納税者リストは、昭和27年、昭和29〜昭和31年
 >は見つけたのですが、新聞の縮刷版のページをひたすらめくり続けるのはあま
 >りにも効率が悪いので挫折してしまいました。

  やはり新聞記事調査はやられたのですね。私も相当前にある件で新聞の縮刷版
  ずらっと調べた事ありますが、書庫から何回も借り出すので、係員にウンザリ
  顔されるのがなんとも辛かったです。
  ところで、昭和27年、昭和29〜昭和31年の頃は、正確には高額所得者リスト
  (つまり納税額ではなく、ずばり所得額が公表される)だったのではないで
  しょうか。私の記憶では、ある時期から所得額から納税額に変ったような気が
  するもので……。


No.974 (2004/06/11 12:32) title:高額納税者リストその後
Name:よしだ まさし
Email:PXM04577@nifty.ne.jp

彩古さん

情報ありがとうございます。いちおう、国会図書館には1984年以降の同様の資料があり、納税金額だけは分かります。ただ、小説家に限定したランキングは掲載されていないようです。

で、あれこれ調べてみると、ジャンル別のランキングって、国税庁広報課が作成してマスコミに渡してそれが新聞などに掲載されているのだけれど、公式には各税務署が法令に基づいて発表している高額納税者リストを元に、マスコミ各社が勝手にランキングを作成して記事にしているということになっているようです。本当は国税庁がランキングリストを作ってるんですけどね。
というわけで、このランキングリストが国税庁に保管されているとは、口が裂けても言えないことのようです。

岩堀さん

「何でも考え、何でも知って、何でもかんでもやってみよお」でしたっけ? さすがに幼少の頃の番組ですので、うろおぼえです。
新聞記事で調べた小説家の高額納税者リストは、昭和27年、昭和29〜昭和31年は見つけたのですが、新聞の縮刷版のページをひたすらめくり続けるのはあまりにも効率が悪いので挫折してしまいました。
しかし、分かった範囲で見ると、常に吉川英治が小説家の1位で、いまの小説家でいえば西村京太郎のポジションにいたのだなとか、富田常雄は2〜7位あたりに常に入っていたのだなとか、谷崎潤一郎の「改訳 源氏物語」は凄いベストセラーだったんだなとか、いろいろなことが分かってきて面白いです。

というわけで、
ケペル先生 また来週♪


No.973 (2004/06/10 17:03) title:乱歩夫人の記事など
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


中高年向けの健康情報誌「明日の友」という雑誌(初夏号)に「江戸川乱歩紀行
――妻、お隆さんを鳥羽に訪ねて」という記事が載っています。ごく短い記事で
すが(著者は立教大学渡辺憲司教授)、乱歩夫人にスポットをあてた記事は珍し
いと思います。お隆さん21才の時の写真など小生は初見でした。
若き乱歩は、お隆さんに「志摩はよし/鳥羽はなおよし/白百合の/真珠のごとき/
君が住む島」という恋歌を贈ったそうですが、この話も小生は初耳です。乱歩
自身はこの話を何かに書いているのでしょうか。「わが夢と真実」の中に「妻の
こと」という随筆がありますが、それには書いていません。照れくさくて書かな
かった……??
いい歌と言えばいい歌ですが、地名を変えるとどこでも使える歌ですね。

上の雑誌は、「名張人外境」の情報欄で知りました。中さん有難う御座いました。

よしだ まさし様

 「高額納税者リスト」ですか。新聞記事にでもなっていればいいのですが、
 富田常雄活躍の頃はそういうのが話題になっていたかどうか。お役にたてず申し
 訳ないです。それにしても、「ハウ ハウ ハウって知ってるかい」のケペル
 先生……、懐かしいというかなんというか、平成の世でお目にかかる?とは思わ
 なかったです。


No.972 (2004/06/10 16:06) title:高額納税者名簿
Name:彩古

少年倶楽部情報では誤情報を教えてしまって申し訳ない。

最近は個人情報流出に対して風当たりが強いので、公示期間を過ぎた
データに関しては、ガードは固くて当たり前な気がします。

印刷物としては下記が代表的ですが、いったいいつ頃から出しているのか、
まったく見当がつきません。
あまりに高いので、個人購入はありえないし、一般図書館が購入する本
でもないよなあ。

http://www.tsr-net.co.jp/pro_ser/nozei/


No.971 (2004/06/09 12:34) title:高額納税者リスト
Name:よしだ まさし
Email:PXM04577@nifty.ne.jp

ハウ ハウ ハウ って知ってるかい?
インディアンじゃないんだよ♪
というわけで、すっかりここの掲示板を「なんでも相談室」
だと思い込んでいる気配の濃厚なよしだです。

で、今回のご相談ですが、国税庁広報課が毎年発表している
著名人の高額納税者リストって、過去の分を持っているとこ
ろはどこぞにありませんでしょうか、ということなのですが。
富田常雄が10年以上にわたってこの高額納税者リスト小説家
の部のベストテンに入っていたという資料があるので、じゃ
あ、それはいったいいつからいつで、第何位に入っていたの
かということを知りたいのです。
国税庁に問い合わせたのですが、門前払いをくらってしまい、
その資料を保管しているかどうかすら教えてもらえませんで
した(なぜだ?!)

ぜひともこのリストを入手したいのですが、どなたかご存じ
の方はいらっしゃいませんでしょうか。ケペル先生、よろし
くお願いします。


No.970 (2004/06/08 23:47) title:天城一の密室犯罪学教程
Name:おどる

天城一の密室犯罪学教程は2刷になっているようですね。
初刷が何部かはわかりませんが、ちょっと驚きました。
ベストセラーという印象はネット上だけの局地的現象ではないのかもしれません。


No.969 (削除済)
No.968 (2004/05/30 20:57)
Name:奥木幹男

二重投稿になってしまいました。
おひさしの管理人さま。
削除願います。


No.967 (削除済)
No.966 (2004/05/30 20:55) title:横溝資料
Name:奥木幹男

横正世田谷目録
私も入手しました。
皆様がおっしゃる通りほんとにほんとにシンプルな資料集でした。
画像は一切ありません。

でも、博文館のこれまで再刊されていなかった『世界伝奇叢書』や、
昭和初期の文庫版の探偵小説全集の横正翻訳が架蔵されていることが公になっていることだけでもうれしかった。のです。


No.965 (2004/05/30 16:18) title:
Name:仰天の騎士
Email:CZR04562@nifty.ne.jp

入手済みですが、ホントにシンプルな「目録」ですよ(^^;;

詳細は、世田谷文学館HPをご覧ください>発送もしてます。


No.964 (2004/05/30 11:30) title:
Name:須川 毅

限定300部だそうですが、19日に注文した時点で
予約番号は24でした。


No.963 (2004/05/29 20:40)
Name:おくぎ

仄聞ですけど、
世田谷図書館でしたか世田谷文学館から、
横溝正史蔵書目録が刊行されたらしいです。
実見していないので内容は云々できませんが、
まずば情報として書き込ませていただきます。


No.962 (2004/05/26 23:19) title:海野十三の会からのお知らせ
Name:小西昌幸(徳島/海野十三の会理事)
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp
URL:http://www.infoeddy.ne.jp/kitajima/hole/bunka/200405.html

■徳島の海野十三の会理事の小西昌幸です。今年の海野十三忌について、ご質問が個人的に寄せられておりますので、お知らせいたします。
■例年海野十三の会では、5月に海野十三忌として、講演会などを開いてきました。今年は、去る5月23日に会員有志で石碑の清掃と献花をしてきました。講演会等は開けませんでした。
■実は、当会事務局長のBさんの奥様が昨年お亡くなりになり、その後引越しをされてBさんはお1人暮らしとなりました。また並行して徳島ペンクラブの会長職などもされているので、多忙が重なり、今年は会報「JU通信」の発行や十三忌の講演会日程なども決められませんでした。
■今日(5・26)、幹部会を開き、今後の日程を協議しました(会長、事務局長、小西、会計の4名が出席)。その結果、次の通り決定しました。
■山下会長と小西で、会報「JU通信」を作る。内容は佐野英さん(海野十三夫人)の追悼特集。
■講演会は、年内の適当な時期に開催する。テーマは「少年小説と海野十三」。今後時期等を慎重に検討した後、講師先生に交渉する。
■というわけで、「JU通信」は夏ごろまでに発行し、講演会は秋頃に開催という線で進めて行くことになると思います。
■『海野十三読本』は、必ず刊行いたしますが、まだ先です。申し訳ございません。私のもう1つのライフワーク、先端的硬派雑誌『ハードスタッフ』の12号(関西パンク創始者・林直人氏追悼特集)に突入しつつあり、その完成後ということになります。本当ニ申シ訳ナイ限リデス。ペコペコ。
■この投稿は、「名張人外境」の掲示板「人外境だより」とほぼ同内容です。お許しください。
■私自身は、10年以上前から厚生省の難病指定(潰瘍性大腸炎)を受けており、一生病気と薬と付き合わなければならない身体で、それを引きずりつつ活動を続けております。とても偉そうなことはいえませんが、皆さん健康第一です。どうかご自愛くださいね。


No.961 (2004/05/26 21:16) title:始めまして
Name:20面相

始めまして、20面相です。
好きな作家はクロフツとオースチン・フリーマン。
好きな探偵はシャーロック・ホームズです。
好きな作品は「アクロイド殺害事件」、「陸橋殺人事件」等です。


No.960 (2004/05/23 19:23) title:富田常雄と尾崎士郎
Name:よしだ まさし
Email:PXM04577@nifty.ne.jp

それでは岩堀さんのお勧めにしたがって、「別冊新評」を買っておくことにします。それだけではなんですので、富田常雄と尾崎士郎のつきあいについて、少しご報告しておきましょう。

富田常雄と尾崎士郎は昭和2年に出会っています。富田常雄が大学を卒業したばかりの頃で、少年小説、少女小説を精力的に書いていた頃です。出会った状況については、いまいちよく分からないのですが、昭和2年に富田常雄が主に書いていたのは「少年倶楽部」「少女倶楽部」「少年世界」ですので、おそらくは講談社か博文館で出会ったのでしょう。
そして、富田常雄は昭和5年に大森に家を新築しているのですが、尾崎士郎の家も大森にあったため、しょっちゅう一緒に飲んでいたようです(2人とも大酒飲みだったそうで)。富田常雄の息子が結婚する時の仲人をつとめたのも尾崎士郎ですし、家族ぐるみの付き合いが生涯続いたようです。
尾崎士郎が亡くなった後で私家版で追悼文集が出されていますが、富田常雄はそこに2人の付き合いのことなどを書いています。


No.959 (2004/05/23 14:47) title:富田常雄など
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 よしだ まさし様

  富田常雄の葬儀に関しては、今朝書きこんだ内容だけです。
  「…は丹羽文雄氏。」の後に「遺族は妻菊枝さんと長男正一郎氏。」
  とあります。その後は、明大卒業後の経歴です。
  なんでしたら、全文DMでお送りしましょうか。

  今気がついたのですが、富田常雄が書いた「尾崎士郎追悼の記」(昭和39・
  2 読売新聞)が載っています。二人は親友だったようですね。

  当時の週刊誌(新潮、文春など)には何か載っていないのでしょうか。
  現在の週刊誌でも訃報・訃音のページがありますね。

  「別冊新評…」は容易に入手できるなら、買っておかれた方がいいと
  思います。私は、山風の「人間臨終図巻」と並んで何かのたびに引っ張り
  出しています。
  ミステリー関連では、乱歩、大下宇陀児(木下宇陀児と誤記されているのが
  悲しい…)、黒岩涙香、甲賀三郎、坂口安吾、橘 外男、久生十蘭、
  牧 逸馬など載っています。

  
  


No.958 (2004/05/23 12:20) title:ありがとうございます
Name:よしだ まさし
Email:PXM04577@nifty.ne.jp

岩堀さま

情報をありがとうございます。一応、そういう本があるということは知っていましたが、未見のため内容についてはまったく知りませんでした。
その本に載っている情報は、岩堀さんが転記してくださった程度でしょうか。それとも、もっと多くの情報が載っているのでしょうか。ネットで検索したところ、比較的容易に入手のできる本のようですので、もっと富田常雄の葬儀に関する情報があるのなら買ってみようかと思うのですが。

他に当時の雑誌、業界誌などに追悼記事が載っていないものかと思うのですが、どうなんでしょう。当時の「文藝春秋」だけはチェックしたのですが、空振りでした。


No.957 (2004/05/23 08:18) title:参考になるかどうか・・・
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 よしだ まさし様

  富田常雄の葬儀の事、下記死亡記事が「別冊新評 作家の死」(昭和47年8月
  発行)に収録されています。もう把握されているかもしれませんが、その時は
  ごめんなさい。

   富田常雄氏(作家) (昭和42・10・17 読売新聞)
    十六日午後六時三十七分、食道シュヨウのため、…自宅で死去。六十三。
    …葬儀は二十日午後一時、告別式は同三時から東京・青山葬儀所で、日本
    文芸作家協会葬として行なわれる。葬儀委員長は丹羽文雄氏。(以下経
    歴……)

  丹羽さんは葬儀委員長ですから、彼ではなく別の文芸作家協会のお偉方が
  主弔辞を読み上げたのではないでしょうか。文芸作家協会会報のような
  ものが(当時)あればもう少し詳しい事がわかるかもしれませんね。
  

 上の本(雑誌)は、明治以来の作家・文人の死亡記事・追悼記事を収録した
 もので、なかなかの良書だと思います。
  


No.956 (2004/05/22 19:57) title:富田常雄の葬儀について
Name:よしだ まさし
Email:PXM04577@nifty.ne.jp

またしても皆様のお知恵を拝借しにやってまいりました(最近、
こればっか)。

富田常雄の葬儀の様子に関する文章がどこぞにないかと思って探
しているのですが、「そういうことだったら、ここを探したら」
というアドバイスのできる方はいらっしゃいませんでしょうか。
富田常雄が亡くなったのは昭和42年10月16日です。葬儀に
誰が駆けつけたとか、弔辞を誰が読んだとか、そういう情報を探
しているのですが。検索をかけても、富田常雄が江戸川乱歩の葬
儀や木々高太郎の葬儀で弔辞を読んだという記事ばっかりがヒッ
トして、肝心の富田常雄の葬儀に関する情報が見つかりません。

相変わらず富田常雄に関する情報をあれやこれやと集めておりま
すので、よろしくお願いします。


No.955 (2004/05/16 11:08) title:ネーミング
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 おどる様

  カッパブックス「手相術」…、手相が全く変る事があるとは知りませんで
  した。性格が変ったから手相が変ったのか、手相が変ったから性格が変る
  のか…。心理学では、悲しいから涙が出るのではなく、涙が出るから悲しく
  なる…という説もあるようです。
  最近は、個人の確定に掌紋を使って入室許可を出すというシステムもあるよう
  ですが、果たして大丈夫なのか心配になってきますね。

  一時期のカッパブックスはベストセラーの常連でしたが、その原因?のひとつ
  はネーミングの上手さにあると言われたものです。昔からある素材でも新鮮・
  スマートに見えるような題名ですね。「手相術」「冠婚葬祭入門」「五味マー
  ジャン教室」…、大変なつかしいのですが、ベストセラーは買わないという
  へそ曲がりだった(今も?)私は1冊も持っていません。
  


No.954 (2004/05/14 22:32) title:乱歩の手相
Name:おどる

早稲田の青空市を覗いても大した本はなかったのですが、「手相術」(浅野八郎・光文社カッパブックス)という本が目に付き、書名に見覚えがあったので手に取ると、予想通り、昨年一月に開催された池袋乱歩展で展示してあった本でした。
乱歩の手相が紹介されているのですが、乱歩のことは「長期間で変わるスジ」という章で、昭和2年と昭和37年の掌の写真が並べられており、手相がまったく違ってしまった例として取り上げられています。
戦後の乱歩は性格がまるで変わってしまったという記述はいろいろなところで目にしますが、手相にまでそれは反映していたとは知りませんでした。手ぶらで帰るのがしゃくだったので、貴重な(?)資料と自らを納得させ、100円だったので購入。
以上、大した話ではないのですが、書きこんでみました。


No.953 (2004/05/12 21:44) title:唐突ですが博文館文庫のこと
Name:奥木幹男

久しぶりの闖入で申し訳ありません。

http://okugim.hp.infoseek.co.jp/hakubun-bunko-list.htm

で、博文館文庫の暫定リストをアップしてみました。

よろしかったらご情報をよろしくお願いいたします。


No.952 (2004/05/06 12:36) title:安鶴情報、感謝
Name:よしだ まさし
Email:PXM04577@nifty.ne.jp

森下さん、岩堀さん

安藤鶴夫情報、ありがとうございます。
「東京新聞」にいたことが分かれば、それでもう充分であります。「姿三四郎(続編)」のさらなる続編、「柔」が「東京新聞」に連載されていた時の担当者が安藤鶴夫だったわけですね。
そうかあ、のちの直木賞作家は、こんなところで接点を持っていたわけですね。

ちなみに、富田常雄の原稿が遅れた時に、安藤鶴夫は挿絵画家のところまで原稿を自分で持っていかせたというエピソードが残されていて、富田常雄は「作家にこんなお使いをやらせるとは」とブツブツ言っていたそうな。


No.951 (2004/05/05 11:39) title:偶然にも安藤鶴夫さん
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 よしだ まさし様

 書き込みを見て、最近、安藤鶴夫さんの事読んだぞ…
 と沈思黙考?、戸板康二「あの人この人 昭和人物誌」(文藝春秋)
 に載っていました。戸板康二が会ったことのある各界の人々の思い出話
 を書いたものですが、安藤鶴夫については

  都新聞の文化部にはいって、はじめは演芸の分野の批評を書いていた。
  …都新聞、そしてその社が情報局によって国民新聞と合併して東京新聞
  になってそのままずっと在社、…戦後数年経ってからやめて、「キネマ
  旬報」がこしらえた「スクリーン・ステージ」のスタッフになり、
  その後を私(注 戸板康二)が引きうけ…
  
  とあります。別の個所では、明治41年に生まれ…とありますから、
  法政大学卒業後都新聞に入ったのは、昭和9年頃でしょうか。

  いずれにせよ、大学出てから終戦後数年までは、都新聞〜東京新聞という
  経歴のようですから、よしださんのご質問への答えとしては「東京新聞」と
  いうことではないでしょうか。
  
  ちなみに、上の本は「江戸川乱歩の好奇心」「小泉喜美子の博識」とかいう
  項目があったので、古本で購入したものです。
  

 

 


No.950 (2004/05/05 10:43) title:簡単に
Name:森下
Email:magic@moon.email.ne.jp


『巷談本牧亭』の著者紹介文によると、

「東京浅草生れ。八世竹本都太夫長男。法政大学卒業後「都新聞」
入社。」

となっています。手元にはこれしかないや。


No.949 (2004/05/04 23:39) title:安藤鶴夫について質問
Name:よしだ まさし
Email:PXM04577@nifty.ne.jp

今日も「日本近代文学館」に行ってきました。富田常雄についてあれこれ
調べているのですが、従来の資料が実は大間違い、大嘘ばっかりというこ
とが次第に判明して来ています。いままでこういう調べものというのをあ
まりしたことがなかったのですが、あれこれ新しい事実が分かってくるの
って快感ですね。

ところで、いろいろと資料をあたっていくうちに、「姿三四郎」の担当編
集者が安藤鶴夫であったという記述が出てきたのですが、安藤鶴夫って編
集者だったのですか? ネットであれこれ検索したのですが、安藤鶴夫の
履歴に関する記述というものが見つかりませんでした。これも図書館に行
って調べればすぐに分かることなのかもしれませんが、もしかするとこち
らで質問するのが一番の早道かもと思い、ちょっと手抜きをさせてくださ
い。

「姿三四郎」の担当編集者だとすると、錦城出版社、増進堂、東京新聞、
大阪新聞のいずれかの編集者だったということになるのですが、このこと
について何か御存知の方はいらっしゃいませんでしょうか。もしいらっし
ゃいましたら、よろしくお願いします。


No.948 (2004/04/27 14:06) title:訂正
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 下の書き込み(No.947)のスペル違ってました。

 正しくは”recommend”でした。気がつかなければそのまま幸せなのですが、
 気がついてしまうとどうにも気になって…。
 


No.947 (2004/04/27 08:42) title:サイト拝見
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


blue様
おどる様

 昨夜、blueさん情報のURLで恐らくは余心楽関係のサイト覗きました。
 「本格ミステリ・ライブラリー」に紹介されていた「推理之旅」「命案的
 版本」の書影も出ていましたね。説明文は文字化け(私のPCの問題)で
 読めなかったのですが、写真の人物は、多分余心楽氏ですね。
 blueさんのrecommenndは「推理之旅」との事、ますます読みたくなります。
 どこぞの書店が翻訳出版してくれないものでしょうか。

 台湾でも、横溝、鮎川、カー、クイーンがよく読まれているとすると、
 たしかに「…膝を叩くような」作品も生まれているでしょうし、案外
 日本と並んで本格推理好きの国かもしれませんね。
 「黒死館…」「ドグラマグラ」の中国語翻訳出版は興味ありですね。
 とくに「黒死館…」は入手して「よくわからないが面白い」という
 雰囲気を味わいたい気がします。
 
 

 


No.946 (2004/04/26 22:42) title:岩堀さん、blueさん、こんばんは
Name:おどる

岩堀さん、コメントありがとうございます。
buleさんも投稿されていますね。blueさん、お元気ですか?

仄聞するところによると、今の台湾にはプロのミステリー作家はおらず、
多くは趣味で書いていると聞いています。
ただ、専業作家はいないといっても何冊も著作がある作家はおられるようですし、
質の高い作品もあると想像します。なにぶんにも読めないのでわかりません。
台湾では横溝正史も鮎川哲也もクイーンもカーも翻訳が出ているようなので、
私たちが横溝正史を読んで「この素晴らしさは外国人にはわからないだろう」と思うように、
台湾の人たちが「よくぞ台湾に生まれけり」と膝を叩くような作品もあるかもしれませんね。
聞くところによると年内には「黒死館殺人事件」や「ドグラ・マグラ」の翻訳も出版される予定があるとか。
読めなくとも字面を眺めているだけで堪能できそうな気がします。


No.945 (2004/04/26 12:03)
Name:blue

http://www.bluemysteryart.com/Taiwan/me/me.htm

I recommend 推理之旅

^_^


No.944 (2004/04/26 07:46) title:余心楽の「生死線上」
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


台湾の作家 余 心楽の「生死線上」(「有栖川有栖の本格ミステリ・
 ライブラリー」収録)、昨夜読了しました。 
 堂々たる鉄道アリバイ物、伏線などもキッチリしていて感服しました。
 こういう物ならもっと読んでみたいところです(原文では無理ですけど)。

 台湾の鮎川哲也と言いたいところですが、経歴を読むとミステリー専門、
 作家専業ではないようですね。台湾ではミステリー一本の作家は少ないの
 でしょうか?


No.943 (2004/04/25 13:52) title:今日で終わり・・・
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 須川様

  書き込みみて私もブックフェア…と思ったのですが、本日で閉幕なんですね。
  「仕事で?」の?マークがなんとも微妙ですが、それはさておき
  いくら20%引きでも高い本はそれなりに高いですよね。日影全集…
  悔やむお気持ちよくわかります。私も先日目録買いで、自分にとっては
  かなりの出費あり、多少自己嫌悪的な心境です。目録きたからには何か
  買わねば…、せっかく古書市に来たのだから1冊ぐらいは買わねば…と
  いう気持ちは捨てなければいかんなと思っています。
  来月はおとなしくしていようかという心境です(だけど心はすぐ変る…)。

 おどる様

  島崎さんの事、台湾のミステリーの事は全く無知な私ですが、有栖川有栖
  さんの「本格ミステリ・ライブラリー」は本棚にありまして引っ張り出して 
  みました。どこかしらまで読んだのか、はた又全く読んでいないのか記憶
  喪失ですが、余心楽の「生死線上」は未読です。読んでから書き込みと
  思ったのですが案外長そうなので今夜の楽しみとしました。
  それにしても、「…でも、読まないんだからいいか」というおどるさんの
  心境はユニークですね。私などは、「そのうち読むのだからまあいいだろう」
  とついつい買ってしまい、結果的にはツンドク本が増えることになります。

  
  

 


No.942 (2004/04/23 22:26) title:国際ブックフェア
Name:須川 毅

仕事で?国際ブックフェア@東京ビッグサイトに行って来ました。
なんと光文社のブースでは乱歩の書斎が実物展示されています。今年は乱歩関連イベントが一杯あるんですねえ。
それから大手出版社の本が▲20%で買えます。日影全集なんか買ってしまったのが悔やまれました。そういや台湾の本も売っていました。
以上、報告。


No.941 (2004/04/22 22:52) title:台湾における島崎博さんのお仕事
Name:おどる

こんにちは。
またもや「空白期間」に突入しそうなので、ちょっと書き込んでみます。
あいかわらず、島崎博さんについての記述で申し訳ございません。

このところ、台湾で島崎博さんが携わった書籍について、わかる範囲で調べています。
とはいえ、自力ではほとんどわからず、結局、島崎さんの消息の件でお世話になった、台湾のミステリファンの方にずいぶんお教えいただきました。絶版を含め、かれこれ50冊程度把握できましたので、なんとかそれを集めてみたいというのが、今のところの願いです。それにしても本棚の空きもないのに、読めない異国の本をそんなに集めていいのだろうか、躊躇しましたが、日本語の本にしても読んでいない本はいくらもあるのだから、まあ、いいかと思っています(いいのか?)。未読の山に悩まされることはないので、日本語の本よりも精神的に楽かもしれません。
わかったことはいずれまとめたいと思っていますが、意外だったのは、島崎さんは台湾で赤川次郎、西村京太郎、山村美紗などベストセラー作家の短編集や、宮部みゆき、芦辺拓、二階堂黎人などといった最近の作家のアンソロジーを編集なさっていたことでした(作家別では赤川次郎が六冊と最多です。それにしても、日本語でも持っていない赤川次郎を島崎さん編というだけで何冊も集めるのかと思うと、忸怩たる思いです。でも、読まないんだからいいか)。
以前、オーナーが紹介なさっていた今天出版社の「推理文学館」のような探偵小説の出版はむしろ例外に属し、全体の二割もありません。
「幻影城」では探偵小説の復活を標榜し、膨大な蔵書を背景とした復刻の印象が強く、また、自分自身の関心も探偵小説にあるため、かなり意外に感じました。
考えてみれば当然のことで、「幻影城」創刊の頃と現在とでは時代も異なれば、日本と台湾と国も違いますし、島崎博さんのお立場も異なりますので、台湾では「日本の現代ミステリの紹介者」という立場で仕事をなさっていても不思議ではありません。「幻影城」の頃だって、復古調の探偵小説一辺倒ではなく、泡坂妻夫や連城三紀彦を世に出し、今にいたる新本格の礎を築いたのだし。
そうこうするうち、先日、台湾のミステリファンの方のご好意により、島崎さんにファンレターをお渡しすることができたのですが、そのとき島崎さんから「推理小説のためにがんばりましょう」というメッセージをいただきました。
島崎さんが使われた言葉は、「探偵小説」ではなく、「推理小説」でした。

ありえない想像かもしれませんが、再び島崎さんが日本でお仕事をすることがあったとしたら、現在、日下さんが取り組まれているような探偵小説の復刊ではなく、異なる視点からのものかもしれません。私としては台湾のミステリを日本に紹介していただけないか、と思います。もちろん、探偵小説の復刊は十分だと思っているわけではありませんが。
台湾では島崎さん等の努力により、日本のミステリが浸透しているようです。また、創作も盛んなようで、例えば、ミステリの有力な同人団体として「台湾推理倶楽部」という団体があり、三年前からインターネットで作品を募集する「作品賞」を設けていると聞いています。先月、オーナーが紹介していた年度大会で、受賞作品は表彰され、その後、「台湾推理倶楽部」から出版されるそうです。
しかし台湾の作品は日本ではほとんど知られていないように思います。私自身も「有栖川有栖の本格ミステリ・ライブラリー」に収録された余心楽の「生死線上」しか読んだことはありません。もっとも私は国内外問わず、最近の作家はほとんど読んでいないので、台湾の作家を紹介していただいても、よき読者になれるか心元ないのですが。


No.940 (2004/04/14 09:17) title:ほっとしました
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 よしだ まさし様

  「日本近代文学館」に行かれたそうで良かったですね。
  私もだいぶ前に、同文学館の会員になって何回か行ったことがあり
  なつかしいです。たしか駒場の旧前田侯爵邸ですね。横須賀くんだり
  からは結構遠いので最近はご無沙汰ですが、吉田さんの書き込み見て
  又行ってみたくなりました。

 それにしても、仰天の騎士様の書き込みのあとだいぶ「空白期間」が続き
 ましたね。私あたりは何か書きこまねば…と思いつつも質の高いネタはなしで、
 心を痛めて?おりましたが、本日みなさんの書き込み拝読してほっとしました。

 仰天さん書き込みの「定本 金田一耕助の世界」は、私も拙文を投稿した関係
 で入手しました。金田一物全作品ランキングで私は「白と黒」を最下位にした
 のですが、他の方では結構高い評価をしている人もいるし、別筋からも「白
 と黒」は案外良しという声が出ているので、昨夜から何十年振りかの再読に
 かかっています。
 


No.939 (2004/04/13 16:45) title:私信で失礼致します
Name:ダイジマン

小林文庫オーナー様

小西様にメールをお送りいたしました。
伝言板として使わせて戴き、ありがとうございます。

と、それだけではなんなので(笑)、つい先日文庫化された
加納朋子さんの『ささら さや』(幻冬舎)の解説を、
銀河通信の安田ママが書いております。チェックされている
とは思いますが宣伝まで。


No.938 (2004/04/13 13:17) title:徳島の小西です ダイジマン様へ業務連絡
Name:小西昌幸(北島町立図書館・創世ホール)
Email:ktjsosei@mail.netwave.or.jp
URL:http://www.infoeddy.ne.jp/kitajima/hole/bunka/200404.html

■徳島の小西です。ダイジマン様。日頃は大変お世話になっております。お送りしなければならないものがあるのですが、住所録がすぐ出てきません。誠に恐縮ですが、電子メールにてご一報ください。
■オーナー様。貴重な掲示板に勝手な書き込み(ほぼ私用)をして申し訳ございません。 *実は、先日オーナー様にもお送りした印刷資料を、ダイジマン様にもお送りする約束をしておりまして、それが日頃の名簿管理などの悪さのために、このような事態になっております。伏してお詫びする次第です。いやはやなんとも。


No.937 (2004/04/13 12:28) title:「日本近代文学館」
Name:よしだ まさし
Email:PXM04577@nifty.ne.jp

先週の土曜日に「日本近代文学館」に行ってきました。「少女
倶楽部」をごっそりと書庫から引っ張り出してきてもらって、
片端から目次をチェック。1年分ずつカウンターごしに戻した
り出してもらったりするのはちょっと面倒ですけど、おかげで
調べたかったことがかなり進みました。こちらで教えていただ
いたおかげです。どうもありがとうございました。

時間不足で13年分しかチェックできなかったので、また時間
を作って行ってこようと思っています。


No.936 (2004/03/24 18:55) title:『定本金田一耕助の世界』購入のお知らせ
Name:仰天の騎士
Email:CZR04562@nifty.ne.jp

『定本金田一耕助の世界』購入のお知らせ
創元推理倶楽部秋田分科会による同人誌『定本金田一耕助の世界』が完成いたしました。
内容紹介

<投稿編>480p
横溝亮一氏との一問一答、インタビュー・杉本一文の秘密

探偵作家・横溝正史、横溝正史の岡山、私と金田一耕助、私の好きなあの場面・この台詞、映像の中の横溝作品、「横溝正史シリーズ」レビュ−、
金田一耕助の事件簿、金田一耕助バラエティ、金田一耕助全作ランキング

作品再録「死仮面された女」(原稿版由利先生もの)
「黒い蝶(昭和34年)」「榧の木の恐怖」
未収録連載エッセイ「日記から」

<資料編>380p
横溝正史書誌、<金田一耕助ファイル>に捧げる二十一世紀の解説、
横溝正史ジュブナイルの世界、ギャラリー<人形佐七>、ドラマ化資料より

購入希望の方へ
・送料込み 5600円です(「2冊セット」の販売となります。分売はいたしません)
・注文方法
  私にメールしていただければ、連絡先住所・電話兼用ファクシミリ番号をお知らせします。
  いずれかの方法で<購入希望者さま>が注文を入れてください。
 (連絡先は個人のお宅なので、ここでオープンに出来ません m(_ _)m )
 (ウイルスソフトを最新版に更新して、メールの対応を致します) 

   メールアドレス CZR04562@nifty.ne.jp

 1、郵便による注文
 2、ファックスによる注文

  以前に刊行された「新版横溝正史読本」「新版横溝正史の世界」「定本人形佐七読本」のいずれかをお持ちの方、奥付連絡先が注文連絡先と
なります。  
 (なお連絡先に、直接現金での送金はしないでください)

  注文数(『定本金田一耕助の世界』1部購入希望 )、送付先住所、電話番号、受取人氏名 の書き忘れのないよう、お願いいたします。

発行代表者さまが、ネット対応しておりませんので、許可を得て告知代行をいたしております。

小林文庫オーナーさま、掲示板告知に問題があるようでしたら、削除して
くださいm(_ _)m


No.935 (2004/03/19 23:35) title:島崎博さんのこと
Name:宮澤@探偵小説頁
Email:GCH02173@nifty.ne.jp
URL:http://homepage3.nifty.com/DS_page/

 反応が遅れましたが、この掲示板の展開を固唾を飲んで見守っていました。
 島崎博さんの消息がわかって実に嬉しいです。

 「幻影城」は私がその存在を知ったときは既に休刊していましたが、バックナンバーを集めることが私の探偵小説の修行になりました。
 今の日本のミステリの繁栄が「幻影城」による種播きのお陰だというのは皆さん仰るとおりですが、個人的にも感謝の気持ちを島崎さんにお伝えしたいです。


No.934 (2004/03/19 15:31) title:ありがとうございます
Name:凌徹
Email:adolplus@hotmail.com

小林文庫オーナーさんのご好意を、心から感謝します。
いつかあえればいいね、と思います。

おどるさんの『「幻影城」を支えた友情−島崎博さんの消息−』で、私のことをのせてくれたのは、とても嬉しいです。
ありがとうございます。

「小林文庫」と「探偵小説専門誌「幻影城」と日本の探偵作家たち」は、私が資料を探す時、いつも参考になるサイトです。
小林文庫オーナーさんとおどるさんの書き込みを見て、本当に嬉しいです。
これからも、よろしくお願いします。


No.933 (2004/03/17 23:47) title:凌徹さん
Name:おどる
Email:tanteisakka-lj@infoseek.jp

凌徹さん

こんにちは。はじめまして。
島崎先生に「小林文庫」の投稿をお渡しいただき、大変嬉しく思っております。
また、島崎先生からのメッセージをありがとうございます。
島崎先生の消息を訪ねる今回の出来事は私にとって大きな出来事でしたので、下記No.930の投稿にありますように、顛末をまとめました。できましたら、凌徹さんが「小林文庫」の投稿を島崎先生にお渡しくださった件も明記させていただけないかと思います。差しさわりがありましたら、ご連絡ください。


No.932 (2004/03/17 23:25) title:自心感謝
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

凌徹 様

 はじめまして。
 このホームページの管理人の、小林文庫オーナーです。
 日本語での書き込み、ありがとうございます。

 私達のメッセージを島崎博さんに伝えていただいた事を、心より感謝します。
 私達の気持を島崎博さんに喜んでいただけた事、島崎さんからメッセージをいだけた事に、とても感激しています。
 本当にありがとうございました。

 Blueさん、凌徹さんを始めとする台湾のミステリーファンの皆様のおかげで、島崎博さんがお元気でご活躍していると、知る事ができました。
 島崎さんの消息を求めていた方も、島崎さんと連絡が取れたようです。
 こんなに嬉しいことはありません。

 これを切っ掛けに、台湾のミステリーファンの皆様と交流してゆければ嬉しい、と思っています。
 これからも、よろしくお願いします。

 もし、日本にいらっしゃることが有れば、ぜひご連絡下さい。


No.931 (2004/03/17 01:57) title:はじめまして
Name:凌徹

小林文庫オーナーさんとみなさん:

はじめまして、凌徹と申します、
blueさんと同じ、台湾のミステリーファンです。
先週、blueさんの知らせを受け取って、「小林文庫の新ゲストブック」の上で島崎博先生の事を討論していることを知た。
3月13日の年会の時に、先生に出会うことができるので、
私はみなさんのメッセージを印刷して、その日に先生に手渡した。
勝手にみなさんのメッセージを印刷して、本当に申しわけありませんでした。
先生はメッセージを見た後、「小林文庫の新ゲストブックのみなさんに、ありがとうとお伝えください」と言った。
みなさん、本当にありがとうございます。

先生は今もお元気で、ミステリの話をしていると、私はたいへん勉強になりました。
もし次回機会があるならば、また先生に教えてもらいたいと思っています。
私はあまり日本語を書くことができなくて、もしおかしなところがあったら、ご容赦ください。


No.930 (2004/03/16 23:23) title:「幻影城」を支えた友情
Name:おどる
URL:http://members.at.infoseek.co.jp/tanteisakka/

こんばんは。
予告していた島崎博さんの消息を求める顛末について、まとめました。
経緯は逐次、「夢現半球」や「小林文庫」に投稿されている通りなので、特に新事実はないのですが、一連の出来事は私にとっては非常に大事件だったため、きちんと整理しておきたいと思い、まとめてみました。
1月12日から約2ヶ月に渡った経緯が概観できると思います。また、今後、この件について進展があれば随時更新していきたいと思っております。
私が運営しているサイトの下記URLに掲載しましたので、興味のある方はご覧になってください。
この文章は、舞台となった「夢現半球」と「小林文庫」にマルチポストしています。ごめんなさい。

「幻影城」を支えた友情−島崎博さんの消息−(http://members.at.infoseek.co.jp/tanteisakka/sima.html)

ところで以前、石井さんが紹介してくれた奈良さんの『初期創元推理文庫 作品&書影 目録』が完成したようですね。私のところにはまだ届いていないのですが、楽しみです。今日届くか明日届くかと待つ身の楽しいです。


No.929 (2004/03/15 12:46) title:re:「少女倶楽部」は・・・
Name:よしだ まさし
Email:PXM04577@nifty.ne.jp

しおん 様

貴重なる情報をありがとうございます。さっそく「日本近代文学館」のホームページで検索をしたところ、間違いなく「少女倶楽部」を創刊号から所蔵しているようです。いますぐ…というわけにはいきませんが、近いうちに折りをみて出かけてみることにします。


No.928 (2004/03/15 12:05) title:島崎さんと権田さん
Name:おどる

こんにちは。

みやびさんからメールをいただき、このところの小林文庫の書き込みは島崎博さんの手元に届けられたそうです。
島崎さんは大変お元気な様子でした。

ところでもうひとつ嬉しいお知らせがあります。
島崎さんのご親友である権田萬冶さんも、島崎さんの最近の消息を掴んでおりませんでした。もう亡くなっているのではないか、とも考えていたそうです。
それが今回の顛末がきっかけとなり、権田萬冶さんからのメッセージと住所・電話番号が島崎さんに届けられました。
近日中には島崎さんから権田さんの元に連絡があるのではないかと思われます。
お二方がお会いになることができれば、20数年ぶり(島崎さんが台湾にお帰りになって以来?)の邂逅になるそうです。

上記の顛末をまとめて皆さんに紹介したいと思い、現在まとめている最中です。
取り急ぎご報告まで。


No.927 (2004/03/14 13:29) title:「少女倶楽部」は・・・
Name:しおん

久し振りにお邪魔させて頂きます。

よしだ 様

東京 駒場の日本近代文学館には少女倶楽部 大正12年創刊号から昭和37年の
休刊号まで、殆ど揃っている筈です。
お近くにお住まいでしたら良いんですが・・・


No.926 (2004/03/14 12:00) title:御礼
Name:よしだ まさし
Email:PXM04577@nifty.ne.jp

「少年倶楽部」についてご教示いただきました皆様、本当にどうもありがとうございました。おかげで、昨日、図書館の書庫から「少年倶楽部名作選3」をひっぱりだしてきてもらって、調べたかったことをことごとく知ることができました。大変助かりました。本当にありがとうございました。

「少女倶楽部」については、これは絶望的なのでしょうね。大正12年以降の数年間の「少女倶楽部」に掲載された短編小説について、もし何か御存知の資料などありましたら、お教えいただけると大変に助かります。よろしくお願いします。


No.925 (2004/03/12 12:52) title:re:風雲急を告げる
Name:よしだ まさし
Email:PXM04577@nifty.ne.jp

いやあ、凄いことになってますね。
台湾の古本系のミステリーファンが開いているサイト(あるんで
すよ、そういうサイトが)で、日本のミステリーが人気というの
は知っていたのですが、直接交流ができるというのは本当に素晴
らしいことだと思います。おかげで島崎博氏の近況も知ることが
できますし。

ちなみに、あまりにも稚拙な英語が恥ずかしくて中国語で書き込
んでしまったのですが(これだとどんなに稚拙でも恥ずかしくな
いから)、オーナーのようにその内容を日本語でも書いておくべ
きでしたね。

「私は島崎博氏が創刊した『幻影城』ファンクラブの創設時の会
員です。島崎氏が台湾でお元気だと知り、大変嬉しく思います。
次に会う機会がありましたら、ぜひともよろしくお伝えください」
というような内容でした。blueさんからパーフェクトとお褒めを
いただきましたが、1行おいてあるのが「この中国語は翻訳サイ
トで自動的に作っていますので、おかしなところがあってもご容
赦ください」(笑)

島崎さんのまいた種が、日本ですくすくと育っているのだと、そ
のことを島崎さんに知ってもらえたら、こんなに嬉しいことはな
いですね。


No.924 (2004/03/12 12:43) title:「少年倶楽部」の件
Name:よしだ まさし
Email:PXM04577@nifty.ne.jp

岩堀さん、ノーネームさん、オーナー、もぐらもちさん

「少年倶楽部」に関する情報をありがとうございます。
まずは『少年倶楽部名作選3』の「書誌・年譜・年表 主
要作品目録」にあたってみることにしてみます。それで
充分でなければ、『教育関係雑誌目次集成 第3期』日本
図書センターを探してみます。調べたい年代がかなり絞
られていますので、「目次部分の写真版をひたすら掲載
してある目録」であってもなんとかなりそうな気がしま
す。

自分はいわゆる研究家タイプではないので、たまに調べ
物をしようと思うと、とたんに途方に暮れてしまいます。
こうしてネットで皆さんのお知恵を拝借することができ
て、とても助かります。本当にありがとうございます。


No.923 (2004/03/12 09:11) title:『教育関係雑誌目次集成 第3期』
Name:もぐらもち
Email:mogura-mochi@nifty.com
URL:http://homepage1.nifty.com/mole-uni/

よしださんお訪ねの『少年倶楽部』リストの件、オーナーのご回答への補足ですが。

>『教育関係雑誌目次集成 第3期』日本図書センター

こちらは雑誌の目次部分の写真版をひたすら掲載してある目録(索引なし)ですので、
時間が有り余っている時にひたすら眺めるというのには向いています。


No.922 (2004/03/12 01:41)
Name:blue

To 野地嘉文(Yoshifumi Noji) sir:
I have got your friendly mail . It is wonderful!

To 小林 sir:
It is my honor to visit your great homepage.
To face every Janpan mystery 先輩 here,I just like a freshman in the mystery field. And then, Taiwan mystery friends (inclueding me) also respect 島崎博. After all in Taiwan, we realize and understand the janpanese mystery novels,history and knowledge owing to 島崎博老師 contribution.
About 台湾の推理倶樂部年度大會, it is Taiwn mystery fans get-together party. It is a unofficial organization. It will take place in Taipei first time. At the same time, we very glad to invit 島崎博老師 attendance.

I am so sorry to write it in English. I hope if I learn Janpanese sucessfully can communicate with 先輩 in Janpanese in the future. ^_^


No.921 (2004/03/12 00:49) title:風雲急を告げる
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 私の拙い英語については、一切突っ込まないで下さいね。(笑)

おどる さん
 あれよあれよという間に、というか、風雲急を告げるというか、島崎博さんと連絡が取れそうな状況になって来ましたね。
 これも、おどるさんの熱い思いが伝わったからではないでしょうか!?
 島崎さんが、私達の思いを、快く受け取っていただけると嬉しいのですが。

 miyabi さんと、blue さんが、今週の土曜日に島崎博さんとお逢いするというのは

   第三屆推理倶樂部年度大會
   主講者:既晴
   時 間:3月13日下午2:00
   地 點:皇冠小劇場( 台北市敦化北路120 巷 50 號B1 )
   内 容:
    日本本格推理傳承
    日本推理史概覽
    新本格潮流
    對台灣推理之影響
   參加貴賓:
    傅博--日本推理資深評論家,曾任《幻影城》主編。
     (blueさんのHPより引用。以下略)
 でしょうね。
 くしくも、同じ13日には、日本でもミステリーファンの集まり「MYSCON」が開かれます。
 台湾の推理倶樂部年度大會とは、どんな大会なのでしょうか?

 彩古さん(お久し振りです)、岩堀さん、ノーネームさん
  情報提供ありがとうござます。
  私も少し調べてみました。

  少年倶楽部については、ノーネームさんが教えてくださった
  『少年倶楽部名作選3』(短編・少年詩ほか)講談社 1966年
    の「書誌・年譜・年表 主要作品目録」 が閲覧しやすそうです。

  他には、
  『教育関係雑誌目次集成 第3期』日本図書センター 1991年前後(分冊)
    に 「少年倶楽部」も収録されているようです。
  密室系の少年小説リストで、おげまるさんが挙げている参考文献を見ると
  「『少年倶楽部』『少女倶楽部』『幼年倶楽部』新連載全リスト(約千点)と名作挿絵選」秋山正美 「花も嵐も」1997年1月号
  と云う資料もあるようです。
  総て見た事が無いので、内容は全く解りません。


No.920 (2004/03/12 00:08) title:Re:「少年倶楽部」について
Name:ノーネーム

よしだ様

お久しぶりです。
お尋ねの少年倶楽部掲載小説のことですが、「少年倶楽部名作選3」(1966 講談社)巻末に、創刊号から終刊号までの主要作品目録が掲載されています。川口市立図書館にもあるようです。
少女倶楽部についてはわかりません。


No.919 (2004/03/11 23:28)
Name:おどる

こんばんは。
blueさんへのメールはまたも届かなかったようで哀しい。再度、今度は別のアドレスから送信してみます。って、日本語で書いても通じませんよね。
blueさんが書かれていますが、このところ、私とメールのやりとりをしている「台湾のミステリファン」とはmiyabiさんです。でも、Miss miyabiって、みやびさんは女性だったのですか。そうとは知らず、失礼いたしました。

奥木さん、オーナー

「鴉」19号については、ほかに「家族の肖像」に心打たれました。よい家族だったのですね。


No.918 (2004/03/11 23:24) title:訪問謝謝
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

Dear Mr. blue
Thank you for a visit to my homepage.

I was impressed very much, when the homepages of the mystery fans of Taiwan including Mr. blue was seen for the first time.
It was surprised, and it was glad, I knew that many people who love mystery novels of Japan were also in Taiwan.

Even now, many Japanese mystery fans loves and respects Mr. Hiroshi Shimazaki(島崎博老師) and the mystery magazine "GENEI-JYO(幻影城)".
We, the mystery fans of Japan, know that prosperity of the present mystery nobels(新本格推理) in Japan began from Mr. Hiroshi Shimazaki(島崎博老師) and the "GENEI-JYO(幻影城)".

In Japan, Mr. Hiroshi Shimazaki(島崎博老師)'s news is not known well. When I read a report of you(拜訪島崎博老師略記), I was excited very very much.
(It is known that, after returning to Taiwan, Mr. Shimazaki is acting as the adviser of the "Mystery magazine(推理雑誌)" and, he is introducing the mystery novels of Japan)
I am glad to be able to catch a fine sight of Mr. Hiroshi Shimazaki(島崎博老師), and to know that he is respected by the mystery fans of Taiwan.

If you can contact Mr. Hiroshi Shimazaki(島崎博老師), I want you to tell to him "Even now, the Japanese mystery fans respect Mr. Hiroshi Shimazaki".

Thank you.

blue 様

私のホームページへ、投稿ありがとうございます。

blue様をはじめとする台湾のミステリーファンの方々のホームページを初めて拝見したときは、非常に感動しました。
台湾にも日本のミステリーを愛好する方々が沢山居る事に、驚き、嬉しくなりました。

日本のミステリーファンは、今でも島崎博さんと雑誌「幻影城」を愛し、尊敬しています。
現在のミステリー(新本格推理小説)の繁栄は、島崎博さんと「幻影城」から始まった事を、理解しています。

日本では、島崎博さんの消息が、よく知られていなかったので、blueさんの訪問記(拜訪島崎博老師略記)を拝見した時は、とても興奮しました。
(島崎さんが台湾に戻られた後、「推理雜誌」の顧問をされている事や、日本のミステリーを紹介されていることは、知られています)
島崎博さんのお元気な姿を拝見し、台湾のミステリーファンの皆様からも敬愛されているいる事を知ることができ、嬉しく思いました。

もし、島崎博さんとお逢いすることができるなら、「日本のミステリーファンは、今でも島崎博さんを尊敬している」と伝えていただけると、嬉しいです。


No.917 (2004/03/11 22:50)
Name:blue

To おどる さん
It is regrettable I had not received your e-mail letter.>_<
It is difficult to say it in detail about the 島崎さんが「推理」で顧問を務, I suppose 老師 will not admit and announce it publicly .^_^

To 吉田 さん
AS the samilar condition,I cannot type japanese correctly.
But your chinese writing is perfect.^_^
Miss miyabi and me will met with 島崎老師 this Saturday.We will referred your greeting to him.


No.916 (2004/03/11 20:10) title:大衆文学通史・資料
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 よしだ様

  彩古さんの言われた「大衆文学大系別巻 大衆文学通史・資料」、何故か
  持っておりますので、何かの折りはお役にたてるかと思います。
  ただ、主要雑誌総目次としては、講談倶楽部、面白倶楽部、新青年、キング、
  大衆文芸、富士、オール読物、日の出の各誌が載っていますが、少年倶楽部、
  少女倶楽部は載っていません。巻末の新聞・雑誌一覧を見ても少年・少女
  雑誌は対象としていないようですね。
    


No.915 (2004/03/11 12:34) title:歡迎
Name:吉田 真司(Masashi Yoshida)
Email:PXM04577@nifty.ne.jp

イ尓 女子 blue先生

我是島崎博老師創刊了「幻影城」的愛好會「怪之会」的創設時成員。
知道島崎老師在台灣精神這樣的事,非常高興地想。
如果有又遇到島崎老師的機會,請無論如何請多關照傳達。

這個中文因為在翻譯站點自動地製作了,有可笑的地方,也請陪サ泪


No.914 (2004/03/11 12:04) title:blueさんの書き込み
Name:おどる

おどるです。blueさんから書き込みがありますね。すばらしい。
私は2月にblueさんへメールを出したのですが、blueさんと親交のある「台湾のミステリファン」の方からblueさんに聞いていただいたところによると残念ながらメールは届かなかったようです。「台湾のミステリファン」の方にはblueさんによろしくお伝えいただくようご伝言したのですが、下記書き込みを拝見して、早速、blueさんに英語(英語は不得意なので努力しました)でメールしました。blueさん、届きました?

Hello,Mr.blue. I have sent the mail under my real name. 我尊敬島崎博老師

ところで、「台湾のミステリファン」から再度いただいたメールによると、「台湾のミステリファン」の方は近日中に再度島崎さんとお会いする機会があるそうです。よろしくお伝えいただけるようご伝言をお願いしましたので、運がよければ島崎さんからメッセージがいただけるかもしれません。
一連の動きは感動的(私にとって、ですが)な方向に動いているような気がします。
いわいさんやオーナーをはじめとする関係者の方々のご了解をいただければ、この一連の動きを整理して書き留め、皆様にご披露したいと思っています。

ところで、島崎さんについて続報です。島崎さんが「推理」で顧問を務めていたのは創刊したばかりの頃だけで、わずか数号しかなかったそうです。今は名前をお貸ししているだけで、実質の顧問ではないということなので、最新号にお名前が掲載されている理由も理解できました。
また、島崎さんが今天出版社におられたのは、去年の12月までのようです。私が出版社気付でお送りしたお手紙はますます届く可能性が薄くなってしまい、「台湾のミステリファン」の方からメールをいただかなければそれきりだったかもしれません。

「台湾のミステリファン」の方は現在、台湾の大学院で日本文学を専攻しておられるようです。修士論文のテーマにミステリを選択しようかと検討されています。この掲示板をご紹介したところ、ご覧いただけたようなので、掲示板に書き込んでくださるようお誘いしました。

多少、舞い上がっており、お見苦しいかもしれませんが、ご容赦ください。


No.913 (2004/03/11 00:56) title:台湾のmystery novel fan
Name:blue
Email:blue@adm.cgmh.org.tw

Hi. I am blue. I come from Taiwan [blue的推理文學醫學院 ]
I am very surprise,happy and appreciated about those discussion about my homepage and 島崎博老師.
Just say hello to the Janpanse mystery 先輩.^_^


No.912 (2004/03/10 23:31) title:re^2:「少年倶楽部」について
Name:よしだ まさし
Email:PXM04577@nifty.ne.jp

彩古さん、ありがとうございます。さっそく自分の住んでいる川口市と隣りのさいたま市の図書館にあるかどうか検索をかけたのですが、まったくありませんでした。勤務先のある新宿区の図書館にもありませんでした。がっくり。
もう少し探してみます。


No.911 (2004/03/10 21:03)
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://okugim.hp.infoseek.co.jp

おどる さま。

温かいお言葉ありがとうございます。

すこしづづですが、渡辺啓助の世界で、
鴉誌の内容を整理しています。
完成しましたらお知らせします。


No.910 (2004/03/10 15:09) title:Re:「少年倶楽部」について
Name:彩古

よしだ様
『大衆文学全集・別巻 大衆文学通史・資料』S.55 講談社
に載っていると思います。
大きな図書館であれば常備していると思われます。


No.909 (2004/03/10 12:49) title:「少年倶楽部」について
Name:よしだ まさし
Email:PXM04577@nifty.ne.jp

すみません。こういう調べ物をあまりしたことがないので、教えていただければ大変助かるのですが、大正12年から数年間の「少年倶楽部」に掲載された小説の著者名とタイトルとを調べる方法はありますでしょうか。同様に「少女倶楽部」について調べることができると嬉しいのですが。

ネットで「少年倶楽部」を検索したら「JUNE系」のサイトがぞろぞろとヒットして閉口してしまいました。

よろしくお願いします。


No.908 (2004/03/10 00:45) title:続報感謝
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

末永昭二 さん
 昨日(8日)、「戦線文庫」のコピーを受け取りました。
 図々しいお願いにお応えいただき、ありがとうございます。

 この号の表紙も良いですね。萌え。(看護婦さんの図です)
 もしかしたら私は制服フェチなのか?(笑)

 「『新青年』趣味」の方は、1日遅れて本日到着しました。
 これから、ゆっくり拝見します。

奥木 幹男 さん、おどる さん
 「鴉」19号 渡辺啓助追悼号は、渡辺啓助さんの交際の広さと、多彩な方々から慕われていた事がうかがわれ、ミステリー界の最長老という一面的なイメージしか持っていなかった私には、新鮮な驚きでした。

おどる さん
 島崎博さんの続報、嬉しいです。
 おどるさんに、ご連絡いただいた台湾のミステリーファンにも、感謝します。
 私も含め、日本のミステリーファンも、島崎さんの恩恵を忘れていません。
 おどるさんの情熱は、必ず島崎さんにも伝わるものと、信じています。
 更なる続報を期待しています。


No.907 (削除済)
No.906 (2004/03/09 12:40) title:島崎博さんについての続報
Name:おどる

こんにちは。

先日、小林文庫オーナーが島崎博さんの近況を知ることができる台湾のホームページ「blue的推理文學醫學院」をご紹介されていましたが、blue氏ではない、別の台湾のミステリファンからメールをいただき、島崎博さんに関する情報をお教えいただきましたので、ご紹介したいと思います。

そのミステリファンの方は先月、島崎先生とお会いしたそうです(blue氏と同じときなのかはわかりません)が、島崎先生は「推理」の顧問をずいぶん前に辞められたそうです。一方で、「推理」の2004年2月号には「傅博」の名前が顧問に挙げられているようなので食い違いがありますね。
また、一昨年は90年代の台湾の新進ミステリ作家の短編集を10冊編集し、去年から今月まで、戦前の日本の探偵作家の短編集(オーナーが紹介した今天出版社のものと推測します)を7冊編集したそうです。
ただし、今天出版社からの「推理文学館」シリーズは、残念ながら売り上げはあまりよくなさそうで、出版社側に今後の出版計画をカットされてしまったようです。


No.905 (2004/03/07 22:51) title:鴉19号
Name:おどる

「鴉19号」は私も入手しました。奥木さんの追悼文もよいお話であると思いました。


No.904 (2004/03/07 21:51) title:私が間借りした掲示板と同じ内容ですけど……
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://okugim.hp.infoseek.co.jp

今週末から高輪のギャラリー・オキュルスでは
中井英夫に関する催しがあるそうです。

錚々たるメンバーが集まるそうです。

中井ファンは見逃せないイベントでしょう


No.903 (2004/03/06 17:38) title:鴉19号
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://okugim.hp.infoseek.co.jp

オーナー
鴉19号渡辺啓助特集、私も読んでいて体の中身が温かくなるような、
啓助先生の人柄がしのばれる一冊になっていると思います。
実は頒布されているのかよくわからなかったので、ここには書かないでおいたのですが、龍生書林さんから入手可能なのですね。
ご興味のある方はお問い合わせください。
また、同誌の内容は近いうちに私のhpにアップしようと思っています。


No.902 (2004/03/06 06:00) title:できました
Name:末永昭二

おかげさまで「『新青年』趣味」できました。
ご予約の方々へはすでに発送しています。メール便なので、10日ごろまでには着くと思います。

>オーナー様
すっかり忘れてました。うっかりです。
表紙まわりなどのコピー、近日中にお送りいたします。


No.901 (2004/03/05 21:40) title:復活、お待ちしていました
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://okugim.hp.infoseek.co.jp

オーナー
お忙しいといいながら
昨今の書き込みの充実。
お元気ではないですか。心配してソンしたとみんないっています。

では、これからもよろしくお願いします。


No.900 (2004/03/05 01:49) title:近況報告 その2
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

小西昌幸 さん
 「伊福部昭先生卒寿記念祭」のご成功、おめでとうございます。
 いつもながら、会のご盛況振りが、伝わってきます。
 野坂さんの、演奏は聞きたかったなぁ、と思います。

末永昭二 さん
 ありがとうございます。
 
 『戦線文庫』の「尋人をする女」掲載号は、確認済みになっています。
 末永さんから、作品部分のコピーを頂いたからです。(笑)
 「にっぽん」については未見としてますが、名古屋新聞に掲載された広告で発行号のみ確認しています。

 創元推理文庫に収録した「作品リスト」では、「尋人をする女」の掲載誌発行日について、間違っていました。
 「戦線文庫」と「にっぽん」の一方が初出で、一方が再録だろうという思いに、引っ張られてしまったからです。
 本当に同時掲載だったとは…(トホホホホ)

 もしよろしかったら、「戦線文庫」の発行日など、奥付情報を教えていただけないでしょうか?
 表紙、目次、奥付のコピーをお送りいただけると、なお有り難いです。
 
 「『新青年』趣味」第11号、完成したようですね。
 お送りいただけるのを、楽しみにしています。

奥木 幹男 さん
 慰問関係の書籍については、全く解らないです。
 市販されていなかったので、2次資料から調べるのも、難しいようですね。

 それにしても、1日の私の投稿はムダに長いですね。
 文章のヘタさ加減が、恥かしくなります。
 言いたい事は、3行で要約できる。
  ◎ 「戦線文庫」と「にっぽん」には、同一の作品が、同時掲載されていた
  ◎ 「瀬線文庫」の戦時版と銃後読物版は、内容が違っていた
  ◎ 詳しい事は、私には何も解らない

 その文章を、参考になったと言って下さるとは……、嬉しいです。(笑)

 「鴉」No.19 渡辺啓助追悼号を手に入れる事ができました。
 本日届いたばかりですが、先ほどまで読みふけってしまいました。(まだ一部を読んだだけです)
 渡辺啓助と縁の有る方々の追悼文集ですが、素晴らしい内容です。
 龍生書林のHPから、購入する事ができます。

最後に、近況の続き…
 3月になったら、結構ヒマになってしまいました。
 このぶんなら、「MYSCON」に参加出来たかも…
 と言っても、まだ精神的な余裕は戻っていないのですが。


No.899 (2004/03/04 21:36) title:オーナー
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

やっぱり昭和16年以降20年まではいろいろあって私も確かな事は確といえません。
書籍でも46判と文庫判の違いがありながら同内容の本があったり、一般向けの書籍が、海軍陸軍から用紙か割り当てられて、兵隊さん向けに刊行されたりしたようです。

オーナーの今回の書き込み。とっても参考になりました。
だぶんこうであろうとという記録は多々過去からありますが、
実見なさったものはそうありません。
とても参考になりました。

奥木 幹男


No.898 (2004/03/04 00:53) title:尋人
Name:末永昭二

>オーナー様
『戦線文庫』の「尋人をする女」掲載号を持っていますが、ご覧になりますか?
リストでは確認済みになっているので、お持ちかと思っていたのですが。


No.897 (2004/03/02 23:22) title:《伊福部昭先生卒寿記念祭》(徳島県北島町)無事終了しました
Name:小西昌幸

■徳島の小西昌幸です。
■2月28・29日開催の《伊福部昭先生卒寿記念祭》が無事終了しました。非常に手薄なスタッフ態勢なので、へとへとになりましたが、何とか終わりました。
■木部与巴仁(きべ・よはに)さんの講演会「伊福部昭・時代を超えた音楽」(音楽演奏付き)は入場者100人、野坂惠子さんの演奏会「伊福部昭の箏曲宇宙」は入場者210人でした。本当はそれぞれあと100人ずつ上乗せしたかったですが、精一杯やった結果なので一切悔いはありません。
■木部さんの講演は、それはそれはすばらしかったです。全2時間すごかったですよねえ(講演部分90分、演奏部分30分)。木部さんの講演会は、演奏家の練習も入念にされたので、前日リハ(ゲネプロ)になんと7時間もかけたのです。講演会で、通しのリハーサルをやるなどというのは前代未聞です。堂々として、彼は本当にかっこよかったです。
■野坂先生の演奏は神技でした。全5曲とも超絶技巧の長い作品ばかりなのですが(伊福部先生が選曲し構成してくださったプログラムでした)、すばらしい演奏を披露してくださいました。全精力を注がれたので、アンコールはなし。やむをえないことでした。かわりに小西が突然インタビュアーとして舞台中央に進み、野坂さんにインタビューすることになってしまいました。イヤハヤ。
■休憩時間にそれ(アンコール代わりのインタビューの聞き手役)を告げられたときは、真っ青になりました。幸いお客さんは喜んでくださいましたので、何とか役割は果たせたと思いますが。
■北海道の山田雄司さん(伊福部愛好家)は、小西宅で3泊されました。3月1日早朝帰路につきました。
■私は1日の朝、山田さんを送ってから、徳島駅周辺の3つの宿舎にいる勇崎哲史さん(伊福部先生の義理の甥、北海道から2泊3日でご参加)、伊福部玲さん(伊福部先生ご長女、厚木市から1泊2日でご参加)、八尋氏(不気味社、男性合唱団でアカペラで伊福部音楽を歌ったCDを出して有名、千葉県から2泊3日でご参加)を車でお迎えし、それらの人に時間まで気持ちよく過ごしていただいて、空港にお送りする仕事をしました。
■そのほか伊福部達氏(伊福部先生の甥、東大教授、東京在住)ご夫妻も2泊3日で参加くださいました。
■生涯の思い出に残る数日間の体験でした。ご支援に深く感謝します。皆さん、ありがとうございました。


No.896 (2004/03/01 01:14) title:近況報告
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 12月、1月ほどは忙しくなくなりましたが、まだまだ精神的に余裕が持てません。

 今年に入って、通勤経路の途中以外の書店に行けたのは1度だけ。
 古書店、古書展には1度も行っていません。
 買った新刊書は5,6冊だけ。
 書店で見かけた事の無い新刊書が、沢山有ります。

 古書の方は、目録で買えるので、20冊くらいは買っています。
 中では、長年探していた雑誌も買う事ができて、少し慰めになりました。
 こちらは、多少好調かもしれません。
 (何を買ったかは、その内ご報告します)
 
 そんな事を言っている内に、今年ももう2ヵ月過ぎてしまったのですね。
 月日の経つのは、早い。

石井さん、岩堀さん。
 MYSCONは、今年も欠席します。
 ギリギリまで粘って、出欠を決めようと考えていたら、早々と満員となってしまいました。
 皆さんと、お会いできない事が残念です。
 
 参加される皆さん、充分楽しんできて下さい。


No.895 (2004/03/01 00:56) title:「戦線文庫」と「にっぽん」
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 「大阪圭吉自筆作品目録」(杉浦俊彦編)には、次の様な記述があり、ずっと気になっていました。

   「尋人をする女」 昭和十四年 戦線文庫十一号/にっぽん九月号 仝時発表

 「同時発表」と云うのは、どうゆう事なのか?
 何故、2誌に同時発表なのか?
 どちらかが再録なのか? 再録なら、何故こんなに近い時期に再録したのか?
 
 気になっていながら、「戦線文庫」「にっぽん」共に閲覧する事が困難で、確認のしようが有りませんでした。

 ところが、昨年末、幸運にも次の2冊を手に入れることができました。

   「戦線文庫」 14号   昭和14年12月1日発行 (発行所 戦線文庫編纂所)
   「にっぽん」 十二月号 昭和14年12月1日発行(第1巻7号) (発行所 名古屋新聞)

 圭吉の「尋人をする女」が掲載されている筈の号の、3号後ですね。
 2つの雑誌を比べてみると、掲載されている創作が、ほぼ同一なのです。
 すなわち、掲載されている小説作品の数は「戦線文庫」が8作、「にっぽん」が10作。
 その内7作が同一作品でした。
 コントも3作掲載されていて、それも同一でした。
 (探偵作家の作品では、小栗虫太郎の「南海の鯱」が同時掲載されています)
 小説、コント以外の記事は全く異なっています。

 12月号がそういう事なら、9月号についても同一作品が掲載されていて不思議は有りません。
 初期の「戦線文庫」と「にっぽん」には、創作が同時掲載されていたようなのです。

 何故こんな事になっているかと言うと、・・・

 この時期、「戦線文庫」は海軍省恤兵部発行の非売品(戦時版)でした。
 「にっぽん」は名古屋新聞社の発行で、市販されていました。
 「にっぽん」の編集は、興亞日本社が行っていました。
   (発行所 名古屋新聞、編集 興亞日本社にっぽん編集室)
 「戦線文庫」の編集も興亞日本社が行っていたようなので、両誌共に興亞日本社が編集していたことになります。
 その関係で、創作を同時掲載していたのでしょう。
 
 橋本健午氏のHP 「『戰線文庫』研究」を参考にすると
  「戦線文庫」は  昭和13年 9月(S13・9・10発行)創刊
  「にっぽん」は  昭和14年 6月  創刊なので、
 昭和14年6月号から、同時掲載されていたのだろうと思います。
 これがいつまで続いていたかは解りませんが、「戦線文庫」25号(昭和15年11月発行)頃から、市販もする「戦線文庫(銃後読物)」が発行されたとの事なので、この時期には同時掲載は終わっていたのだろうと思います。

 ちなみに、「戦線文庫」の戦地版(海軍省納品の非売品)と「戦線文庫」(銃後読物版)は、同じ月の発行でも、内容は異なっていたようです。
 1号分だけ、同じ月に発行した号を比較する事ができましたが、小説、その他の記事とも全く異なっていました。ページ数事体が相当違っています。

 そうすると、戦線文庫に多数発表した大阪圭吉の作品は、「戦地版」に掲載されたのか、「銃後読物版」に掲載されたのか? それとも両方に掲載されたのか?
 「にっぽん」は、何時から独自編集になったのか? 大阪圭吉の発表作との関係は?
 新たな疑問も出てくるのですが、現物を確認できないので、どうにもなりません。

 「戦線文庫」に興味を持っている人はほとんどいないでしょうが、私にとっては大発見だったので、書いておきます。

  *    *    *    *

 これだけでは、愛想も色気も無いので、おまけの画像を付けておきましょう(笑)


戦線文庫5号
画像クリックで拡大

 昭和14年の時点では、まだ日本も余裕が有った……
 というより、現代の制服萌えのオタクと、メンタリティーは変わっていないような気がしますが、いかがでしょうか…?

  *    *    *    *

 最後にもうひとつ。

 同じ時に、「慰問讀物」という本も手に入れることができました。
 収録作品に関心のある方もいるかと思うので、記録に残しておきます。

  「慰問讀物」 海軍省恤兵部監修
         昭和十六年五月二十八日発行
         発行兼編輯 大島敬司
         発行所 興亞日本社

     海洋ユーモア「疾風姫君(はやてドンナ)」 耶止説夫
     若様捕物  「霊亀香人形供養」 城昌幸
     (など)が掲載されていました・

   ※ 一見すると雑誌ですが、継続して発行されていたものかは解りません。
     何巻何号という記述は有りません。


No.894 (削除済)
No.893 (2004/02/22 22:23) title:初出探索
Name:日下三蔵
Email:CXX06677@nifty.ne.jp

日下です。

現在、ちくま文庫から出る都筑道夫怪奇ショートショート集の
解説を書いているのですが、以下の十八作品の初出が判明して
いません。情報をお持ちの方がおられましたら、一つでも結構
ですのでご教示いただければ幸いです。よろしくお願いします。

『黒い招き猫』1978年3月 角川文庫
目のない賽
新世代語辞典
静かな夜
宙づりの女
百物語
死者の宴

『阿蘭陀すてれん』1977年5月 角川文庫
青信号
私と私と私たち
地球は狙われている
片腕
妙な電話
超能力電話
故郷の廃家
真夜中の雷雨
老朽度スキャンダル

夜道
新居


No.892 (2004/02/22 20:26) title:どうでもの雑談・・・
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 相変わらず乱歩再読など執筆年代順にポツリポツリやっています。
 最近作?は、光文社文庫版全集の「悪魔の紋章」ですが、学生時代に
 読んだときよりもはるかに面白かった…というか、案外良く出来ている
 なあと思いました。前のは桃源社版全集で、「紋章」に関する手法が
 非現実的に思えて大いに不満でしたが、光文社版は初出誌のままで、
 こちらはそれなりに納得できた…というのが大きいですね。 
 巻末の解説で新保さんが述べられている矛盾点には殆ど気付かずに
 読んだのも幸せ?だったかもしれません。真犯人のアリバイ工作は
 ちとおかしいと感づきましたが、まあいいかと…。歳をとると
 寛容になるようです。

 この後は、「暗黒星」「地獄の道化師」ですが、これ又若き日の
 記憶では全くツマランという印象で、果たして地獄のロード転じて
 ハッピーロードになりますかどうか。

 小林オーナー様

  石井さんも心配しておられますが、MYSCONはいかがされるの
  でしょうか。昨年のMYSCON終了後、来年は是非いっしょに参加
  しましょうと、オーナー様と須川さんに呼びかけておきながら、小生は
  今回は欠席です(泣)。となると、今回はどなたが最年長になるのか
  大いに気になりますね(笑)。
 


No.891 (2004/02/18 23:50) title:『初期創元推理文庫 作品&書影 目録』のご案内
Name:石井春生
Email:BYQ11613@nifty.ne.jp
URL:http://homepage3.nifty.com/Time-goes-around/osirase2.htm

先日の旭堂南湖さんの探偵講談はおかげさまで盛況となりました。来てくださった皆様、ありがとうございます。

ところで、もう既にご存知&ご注文済みの方も多いと思いますが、奈良さんのライフワークでもある『初期創元推理文庫 作品&書影 目録』がいよいよ完成の運びとなりました。上のURLに案内のページを作りましたので、ご興味のある方はぜひどうぞ。すでに相当な数の予約が入っているそうです。

…最近、告知の書き込みばかりでごめんなさい。オーナー様はMYSCONはいらっしゃるのでしょうか。最近お会いできなくて寂しいです。


No.890 (2004/02/16 13:18) title:しまった!
Name:末永昭二
Email:ssuenaga@tt.rim.or.jp

下の投稿はアーネストさんへのレスです。

>アーネスト様
メールも拝見いたしました。

申し遅れましたが、皆様お久しぶりです。


No.889 (2004/02/16 13:17) title:忍者小説集
Name:末永昭二
Email:ssuenaga@tt.rim.or.jp

昭和40年代に入って、それまでごった煮というか幕の内弁当的だった双葉社の倶楽部雑誌がテーマ別に細分化されてきました。
「剣豪小説」は、その種の雑誌で、おそらく「読切特撰集」の臨時増刊「剣豪列伝集」あたりが発展したものではないかと思います。
推理小説との接点は、同種の雑誌「現代小説」のほうがあると思いますが、「剣豪小説」にも中田耕治さんのパンクな長編(時代もの)が載ってたりして、なかなか楽しめます。

「忍者小説集」は、高橋書店から昭和38年8月に創刊された「忍者読切小説」の後身のようです。
高橋書店について私は知りませんし、「忍者小説集」は図書館にない雑誌なのであまりよくわからないのですが、どうも短命だったような気がします。創刊号を見てもかなり地味ですし、昭和41年以降の号を見たことがありませんから。
忍者小説と銘打っていますが、こちらは産業スパイのような「現代の忍者」も扱っているので、意外な人が書いているかもしれません。

栗田信は、双葉社をはじめ、その時代の雑誌には山ほど書いていますが、すべてタガの外れた作品というわけではないです。
まあ、あまり変なものばかり書いていたら干されてしまうでしょうから。


No.888 (2004/02/15 22:06) title:鮎川哲也と久生十蘭
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

三一の久生十蘭全集の内容見本を眺めていたら、なんと鮎川哲也の推薦文に行き当たりました。
私自身、まったく作品の傾向として同じものは見られないと思いますが、性向というか作り方のセンスは通じるものもあると、それを読んで初めて考えた次第です。
ちなみにこの内容見本のトップは大佛次郎で、よくよく考えればとっても“スゴイ”面子の内容見本でした。


No.887 (2004/02/15 19:28) title:台湾のサイト
Name:須川 毅

オーナーの情報で僕も台湾のサイトを見ましたが
とても魅力的ですねえ。島崎さんのライフワーク
挫折の記述は本当に残念ですね。今更ですが。


No.886 (2004/02/15 15:13) title:忍者小説集
Name:アーネスト

先日、所用で静岡に行き、たまたま寄った古書店で「忍者小説集」という
山風ファンにとっては、非常に気になるタイトルの雑誌がいくつか置いてあったので64年7月号と65年5月号の2冊、それと背表紙の「魔刃御用銭・栗田信」の文字に惹かれて「時代アクション剣豪小説」71年12月号の3冊を買ってきました。
「忍者小説集」のほうは65年5月号のほうはスカだったのですが、64年7月号のほうは風太郎のグラビア、角田喜久雄「吉良没落」、三橋一夫「空袋男」(再録)、栗田信(!)「最後の頑固者」
などが載っていて大収穫。
一方の「剣豪小説」のほうは栗田信の他には島田一男「血筆いろは天狗」が載っているくらいのものでした。
そういうわけで、この「忍者小説集」と「剣豪小説」、いつごろまで刊行されていたのか、探偵小説系での作家が執筆してるのかなど、詳しいことをご存知の方がいましたら、ご教示お願いします。


No.885 (2004/02/11 15:08) title:島崎博か傳博か
Name:おどる

小林文庫オーナー、こんにちは。

「推理文学館」は傳博名義でしたか。お手を煩わせ申し訳ございません。
私の先の投稿では、「傅博」のほうが知名度が高いのではないかと記述いたしましたが、早速、オーナーからご紹介いただいた島崎博氏の近況がうかがうことができるサイトを拝見したところ、訪問記では、「島崎博」のお名前で通しておられますね。一方、経歴では「傅博」名義のほうが先に来ており、結局、どちらが一般的ということはないのかもしれません。両方の名義を併記してあるサインが羨ましい!
サイトを運営されているblue氏にその辺のところをお聞きしたいものだと思いつつ、あいにく私は中国語はできず、残念です。日本語でメールをお送りしたら、ウィルスだと思われて削除されてしまうかな。


No.884 (2004/02/11 14:06) title:拜訪島崎博老師略記
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.r.jp/~kobashin/

 いわいさんの紹介を読んで以来、台湾のミステリーファンのHPを巡回しています。
 
 日本のミステリーを日本語で読みレビューしているサイトや、日本のミステリー事情、ミステリー作家の消息を紹介をしているサイトも有って、日本のファンサイトより充実しているくらいです。

 中国語は全く解りませんが、臍に力を入れて漢字を眺めていると、何故か少しずつ内容が解って来ます。

 そんな中、島崎博さんについて、訪問記を公開してサイトが有りました。
 2,3日前に公開されたばかりです。

  blue的推理文學醫學院
    ⇒http://www.bluemysteryart.com/index.htm
  内の
  拜訪島崎博老師略記:島崎博(傅博)
    ⇒http://www.bluemysteryart.com/hubala/KI/KI.htm

 訪問されたのは、つい最近のようで、島崎さんとファンの写真も載ってます。
 島崎さんは、今もお元気で、煙草を吸い、酒を飲み、精力的にミステリーについて語っていらっしゃたようです。
 現在の日本のミステリーも読んでいらっしゃるようです。
  (以上、中国語が読めないので、半分は想像です)

 この頁には、台湾での活動も含む、島崎さんの経歴も紹介されてます。

 島崎さんが、台湾でご健在と知る事ができ、嬉しく思いました。

 台湾のミステリー・ファンサイトについては、上記「blue的推理文學醫學院」のリンク頁から辿って見てください。
 驚きです。 どこの国でも、ミステリー・マニアは凄いなぁ。

 Yahoo!奇摩(台湾)
   ⇒http://tw.yahoo.com/

 ※ 台湾のHPを見る際は、文字のエンコードは「繁体字中国語(Big5)」を選択してください。

 ↓ 日本語が変ですね。しかも間違っている。
   下の5件を削除したのは私です。


No.883 (2004/02/11 14:03) title:體驗日本偵探小説魅力
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.r.jp/~kobashin/

 先月初め、いわいさんのHPで「台湾で今日本の探偵小説ブーム? 大阪圭吉他 探偵小説作家の作品集が刊行中」という紹介を読み、大阪圭吉の作品が翻訳出版されている事を知りました。
 早速、台湾のネット書店他を通して購入。
 3冊の著書を手に入れることができました。
 いわいさんには、感謝致します。
 (ところで、何故いわいさんは台湾のサイトまで検索? やはり、ミステリー・マニアの情熱ですか?)

 ネット書店を検索してみると、台湾での日本探偵小説の翻訳出版は、凄い事になっています。
 昨年後半より、2つの叢書がが刊行中。大阪圭吉の著書もこのシリーズの1冊です。
 現在の状況、と言う事では、日本より凄いかも!
 もちろん、新本格を含む現在のミステリーも、多数翻訳されているようです。

 ちなみに、刊行中の叢書は次の通り。

■ 日本偵探小説選(小知堂文化事業有限公司)
   『日本偵探小説選T 黒岩涙香・小酒井不木作品集』
   『日本偵探小説選U 浜尾四郎作品集1』
   『日本偵探小説選V 甲賀三郎作品集1』
   『日本偵探小説選W 甲賀三郎作品集2』
   『日本偵探小説選X 大阪圭吉作品集1』 2003.12
   『日本偵探小説選Y 大阪圭吉作品集2』 2004.02

  参考)體驗日本偵探小説魅力
     ⇒http://www.wisknow.com/version/ad/090903/

■ 推理文学館(今天出版社)
   『愚人之毒』<推理文學館1> 小酒井不木
   『三狂人』<推理文學館2> 大阪圭吉 2003/10/10
   『夢鬼』<推理文學館3> 蘭郁二郎
   『魔像』<推理文學館4> 蘭郁二郎

  参考)推理文學館
     ⇒http://search.eslitebooks.com/search/handledemo.asp?basadv=bas&Item=10&At=1&range=%B0%D3%AB%7E&SortType=0&qc=0&query=%B1%C0%B2z%A4%E5%BE%C7%C0%5D&FontType=Trid

 大阪圭吉の翻訳書については、「大阪圭吉ファン頁」の「著書リスト」に追加・紹介しました。
  ⇒http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/oosaka/index.html

 この内、日本偵探小説選の『大阪圭吉作品集』は、創元推理文庫版の翻訳でした。

 推理文学館シリーズの方は、全篇・島崎博さんの編集です。
 『三狂人』には、選編・傳博となっていて、著者(大阪圭吉)紹介も傳博さんが書いています。
 おどるさんに解説していただいたように、傳博=島崎博さんです。
 編者の紹介に、日本名・島崎博として、日本で活躍した事が記されています。
 (おどるさんを誤解させたようで、申し訳ありません)

 ※ 台湾のHPを見る際は、文字のエンコードは「繁体字中国語(Big5)」を選択してください。

 ↓ 投稿に失敗しました。下の削除4件を削除したのは私です。


No.882 (削除済)
No.881 (削除済)
No.880 (削除済)
No.879 (削除済)
No.878 (削除済)
No.877 (2004/02/11 12:16) title:ご心配をおかけし、すみません
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.r.jp/~kobashin/

小西さん。
 いつも「創世ホール通信」を、お送りいただき、ありがとうござます。
 「伊福部昭先生卒寿記念祭」の盛況をお祈りします。
 なにとぞ、燃え尽きないで下さい。

岩堀 さん
 ご心配をおかけし、すみません。
 奥木さんの言葉は、私が一番耳が痛いです。
 第三回『幻の南湖』には、行きたかったです。
 海野十三の講談、聞きたかった…。
 『虚無への供物』展の「アドニス」も見たかった…… (・_・、

 久し振りに投稿したのは、そろそろ何か書き込まないといけない、と思っていたところに、奥木さんに背中を押されたからでした。
 中途半端な書き込みをしただけなのに、おどるさん、奥木さんからも反応をいただき、嬉しいです。
 皆さま、ありがとうがとうございます。

 いわいさんから承諾ををいただいたので、予告した、台湾での探偵小説翻訳事情、島崎博さんの消息について、投稿します。
 


No.876 (2004/02/11 10:10) title:ほっとしました
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 昨夜、開いてみて小林オーナーの書き込み拝見してほっとしました。
 奥木さんの「もっと小林文庫に書き込みくださいね。」は誠に耳が痛いですよ。
 
 よしだまさしさんの後は1週間以上書き込みなしで、気になっていました。
 おどるさんと違って多忙と言う事はないのですが、風邪の予兆らしきもの出て
 いまして早く寝てしまう最近、それに皆さんと違ってdeepな話題もなしで気に
 しつつも…。夕べ覗いてまだカキコなしならば駄文でもと思っていましたが、
 本当にほっとしました。

 小林オーナー様、南湖さん講談会は残念でした。珍しく天気も良しでなか
 なかの盛況でした。山前さんとの対談コーナーではテレビの「乱歩R」の話題
 出ました。見ている方は…?との南湖さんの質問には、初回しか見ていない
 私も含めて3人で、意外と少ないなあと…。放映開始が10時ではそろそろ
 眠くなる時間ですからね。それにしても「乱歩R」のRは何でしょうか?
 初回の「人間椅子」を見た限りではリバイバルではなし(タイトルは「人間
 椅子」でも乱歩とは発送が逆でした)、私はリフォームではないかと思うの
 ですが…。
 石井輝男監督「盲獣VS一寸法師」が劇場公開されるようですね。なにはさて
 おいても見にいかなければ…と思っています。

 


No.875 (2004/02/11 08:22) title:徳島県北島町で開催する《伊福部昭先生卒寿記念祭》にご注目ください
Name:小西昌幸(徳島/北島町立図書館・創世ホール館長)
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp

■徳島の小西です。やっと伊福部先生卒寿記念祭の当日プログラムのメドがつきました。何しろ2日連続の催しのため10頁分の版下を作らねばならず、この1週間ほどは家でもずっとその仕事をしていました。何とか落ち着いてきたので、これから各掲示板にお邪魔して宣伝してゆきます。お目汚しかもしれませんがなにとぞ友情に免じて、お許しください。私の企画者人生約10年の総決算的イヴェントです。燃え尽きるかもしれません。いや、マジで。

《伊福部昭先生卒寿記念祭》
■日本音楽界の大巨人・伊福部昭(いふくべ・あきら)先生は音楽を独学で修め、芥川也寸志・黛敏郎・三木稔などの音楽家を育て、映画音楽の世界でも「ゴジラ」等で大きな足跡を刻み、熱狂的な支持者を獲得してこられました。先生は、2004年5月に90歳・卒寿を迎えられます。当館では先生の卒寿記念イベントを行ないます。研究家の講演と、箏曲演奏で伊福部ワールドを探求します。29日の野坂先生演奏会には、はるばる神奈川県厚木市から伊福部玲さん(伊福部昭先生ご長女、陶芸家)がおこしになるほか、北海道・東京・岡山・香川等の愛好家から問合せが殺到中です。絶大なるご支援をお願いいたします。
主催◎北島町立図書館・創世ホール 電話088・698・1100
協賛◎伊福部昭アーカイヴス、東京音楽大学民族音楽研究所、生田流箏曲《松の実會》、北海道音更(おとふけ)町ほか
後援◎朝日新聞徳島支局、徳島新聞、NHK徳島放送局、四国放送ほか

【協賛企画】伊福部昭先生映像資料特別上映会
北の交響曲(シンフォニー)〜映画音楽[ゴジラ]のもう一つの顔〜
日時◎2月21日(土)14時から
   2月28日(土)11時から
   2月29日(日)14時から
会場◎2階ハイビジョン・シアター 入場無料
ドラマ脚本・演出・編集◎吉雄孝紀 ドキュメント演出◎松木創
制作著作◎北海道文化放送  出演◎高橋和也、織本順吉ほか
原作◎木部与巴仁『伊福部昭・音楽家の誕生』 1997年9月13日放映 65分
■協賛企画として、1997年に北海道・東北地方ほかで放映されたテレビ作品「北の交響曲(シンフォニー)〜映画音楽[ゴジラ]のもう一つの顔〜」の特別上映会を開催。これは原作者・木部氏と演出家・吉雄孝紀氏、北海道文化放送の特別のご厚意によるものです。

【伊福部昭先生卒寿記念祭その1】 
伊福部昭・時代を超えた音楽〜木部与巴仁講演会
日時◎2004年2月28日(土)14時から
会場◎3階多目的ホール 入場無料
講師◎木部与巴仁(きべ・よはに 作家、著書に『伊福部昭・音楽家の誕生』『伊福部昭・タプカーラの彼方へ』等。現在『伊福部昭・時代を超えた音楽』を準備中)
特別出演◎戸塚ふみ代(ヴァイオリン)、木須康一(ピアノ)
演奏予定曲目◎「ヴァイオリンとピアノのためのソナタ」「盆踊」(「日本組曲」より)

【伊福部昭先生卒寿記念祭その2】
伊福部昭の箏曲宇宙〜野坂惠子演奏会
日時◎2004年2月29日(日)18時30分から
会場◎3階多目的ホール
出演◎野坂惠子(二十五絃箏)、小宮瑞代(低音二十五絃箏)
入場料◎前売/小学生以上1,000円(当日1,500円) 電話予約もできます。お気軽にどうぞ。電話088・698・1100
演奏予定曲目◎「胡哦(こが)」「蹈歌(とうか)」「二十五絃箏甲乙(カンオツ)奏合交響譚詩」「二十五絃箏甲乙奏合七ツのヴェールの踊り〈バレエ・サロメに依る〉」「琵琶行(びわこう)」


No.874 (2004/02/10 21:00) title:島崎博氏のこと
Name:おどる

> 皆さん。もっと小林文庫に書き込みくださいね。

奥木さんの書き込みに共感を覚えつつも、最近仕事が多忙で余裕がなく、また、ここに書き込めるような話題もなく、ご無沙汰しています。新刊も古本もネットを通じて入手して渇を癒していますが、郵便局に行って定額小為替が買えないので、別冊シャレード「山沢晴雄7」を申し込むことができません。哀しい。

奥木さん、島崎博編集長は、今回オーナーが入手なされた大阪圭吉の翻訳書の一冊の編者として関わっているようです。
オーナーの書き込みを拝見して、いわいさんの「夢現半球」を覗いてきました。「幻影城」編集長の島崎博氏が健在のようで、「幻影城」を愛するひとりとして大変嬉しく感じました。
「島崎博」名義では「推理雑誌」の顧問をなさっていたようでしたが、評論家としては「傅博」として活躍しており、台湾では「島崎博」よりもむしろ「傅博」のほうが知名度が高いのではないかと思っておりました(私の誤解でしょうか)。
ところが、今天出版社から刊行している「推理文学館」では「傅博」名義ではなく、「島崎博」名義で編者を務めているのは、私にとって大変興味深い発見でした。島崎博氏がどのようなセレクトで作品集を編んでおられるか興味があります。


No.873 (2004/02/09 21:07) title:オーナー お久しぶりです。
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

間違えました。
ちょっと珍しい文庫は以下からたどれます。

http://okugim.hp.infoseek.co.jp/

よろしかったらご覧ください。

そんなことより、小林文庫オーナーの復活のほうが大切です。
台湾での大阪圭吉の出版。知りませんでした。
台湾在の、かつての“幻影城”の編集長もかかわっているのでしょうか。


No.872 (2004/02/09 01:12) title:いつも、お詫びばかり…
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 ぎりぎりまで粘ってみましたが、第三回『幻の南湖』には、参加できませんでした。
 中井英夫没後十年『虚無への供物』展にも、結局行けず。
 それどころか、今年に入って、通勤経路に有る書店以外の書店には、一度も行っていません。

     *

 一番書き込みしなければいけない管理人が、全く投稿しない状況が続き、申し訳ありません。

 ここ2ヵ月ほど、仕事が忙しく、精神的に全く余裕が無い状況でした。
 でも、一応無事に生きてはいます。
 2月に入ったので、少しは余裕が出てきました。

 この間にも多少の成果は有。
 昨年末手に入れることのできた雑誌で、戦線文庫について新発見がありました。(あくまでも、私にとっての新発見ですが)

 いわい さんに、ご本人の掲示板で教えていただき、台湾で翻訳出版された大阪圭吉の著書3冊を購入する事もできました。

 それぞれ、掲示板で報告したいと思いながら、なかなか時間がとれません。
 今日のところは、予告だけ…(苦笑)
 大阪圭吉の翻訳書3冊 ⇒ http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/tw-keikichi.html


No.871 (2004/02/08 20:43) title:ちょと珍しい文庫
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

ちょと珍しい文庫
と称して新しいページを作ってみました。
お暇な方はお訪ねください。

皆さん。もっと小林文庫に書き込みくださいね。


No.870 (2004/01/29 12:26) title:ラジオドラマ他
Name:よしだ まさし
Email:PXM04577@nifty.ne.jp

奥木さん

凄いデータですね。さすがに生まれた年に放送していたドラマゆえ聞いたことなどまるっきりありませんが。おそらく、音源も残っていないのでしょうね。
ちなみにこのサイト、他にもいろいろとミステリマニアの心をくすぐるような情報が満載ですので、トップページのURLも以下に記しておきます。

http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Cinema/5784/haiyaku/index.html


No.869 (2004/01/28 22:02) title:奥木です
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

今まで知らなかったTBSラジオのちょっと昔のミステリドラマのサイトにたどり着きました。
まずはご参考までに。

http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Cinema/5784/sakuhin/suriragekizyou.html


No.868 (2004/01/24 20:41) title:盛会を祈ります
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 プロジェクトサスペクツ事務局様

  ここ数日風邪気味で本ゲストブック覗かなかったもので遅いレス
  申し訳ありません。

  ご指定のURL拝見しました。又鬼がマタギとは書きこみ拝見時は気付き
  ませんでしたが、「醜女のまなぐ」…には思わず微苦笑してしまいました。
  私は秋田出身なもので本当に懐かしい言葉ですが(子供の頃よく「まなぐ
  つぶれ」とか「まなぐよぐあげでろ」などと言われたものです)、大都会の
  人には「まなぐ」って何…?でしょうね。事務局も秋田市で、過去には栄太楼
  旅館を舞台にしたイベントもあったようですね。私の育った家は栄太楼旅館
  から徒歩10分でした。
  横溝読本を自力で出しておられるS氏も秋田ですし、我が郷土にはミステリ
  好きが多いようで嬉しくなります。残念ながら今回は参加出来ませんが、舞台
  となる田沢湖あたりの温泉には一度行ってみたいと思っています。
  ご盛会を祈ってります。


No.867 (2004/01/18 20:18) title:ご案内
Name:プロジェクトサスペクツ事務局
Email:info@suspects.jp
URL:http://www.suspects.jp/b/

突然の書きこみ失礼いたします。
私はライブミステリーゲーム「サスペクツ」というイベントの事務局をやっております福士と申します。

このたび、サスペクツfile#7「孤高の又鬼殺人事件」を開催させていただくことになりましたので、ご案内をさせてください。「サスペクツ」とは、あるホテルや旅館に一泊して、そこで起きる殺人事件を聞きこみや推理などを行って犯人を探し出すというライブミステリーゲームです。もちろんゲームだけではなく、そのホテルや旅館の温泉や料理も楽しみの一つです。基本的に秋田県内で開催されているイベントですが、回を追うごとに県外からの参加者が増え、現在では県外参加者の割合の方が大きいものとなっております。

今回開催されるfile#7は、2月28日〜29日と3月6日〜7日の2開催行われます。開催場所は秋田県の田沢湖町にある「田沢プラトーホテル」にて行われます。詳細は下にあるURLからご覧ください。

(BBSの管理者の方へ、大変お手数ですが、もしこの書きこみがご迷惑なようでしたら削除していただけますようお願いいたします。)

http://www.suspects.jp/b/


No.866 (2004/01/17 11:52) title:小酒井不木展開催のお知らせ
Name:もぐらもち
Email:mogura-mochi@nifty.com
URL:http://homepage1.nifty.com/mole-uni/index.html

「奈落の井戸」もぐらもちです。

小酒井不木展の開催を来週に控え、宣伝・告知に参りました。
今回の展覧会にあわせて講演もやらせて頂く事になっています。

蟹江町歴史民俗資料館特別展示 「小酒井不木の世界」
■平成16年1月24日(土)〜2月22日(日) 月曜・祝日休館
■AM9:00〜PM5:00 入場無料
■蟹江町産業文化会館 1F 企画展示室 (愛知県海部郡蟹江町今蟹江浦23-4)
■問い合わせ先:生涯学習課歴史民俗係(歴史民俗資料館)Tel/Fax.0567-95-3812

講演 「インターネットで読む小酒井不木」
■講師:阿部崇(小酒井不木研究サイト「奈落の井戸」主宰者)
■平成16年2月22日(日)
■PM1:30〜3:30 入場無料
■蟹江町産業文化会館 3F 会議室
■問い合わせ先:生涯学習課歴史民俗係(歴史民俗資料館)Tel/Fax.0567-95-3812

 展示では蟹江町歴史民俗資料館所蔵の不木自著・自筆書・色紙・短冊等のほか、今回初公開となる
小酒井不木のデスマスク、小酒井不木肖像(大沢鉦一郎画)、自筆書「至誠無息」を観る事が出来ます。
また、江戸川乱歩・岡戸武平・改造社から遺族に宛てた全集刊行についての書簡、森下雨村・古畑種基
から遺族に宛てた書簡、『小酒井不木全集』内容見本など、小酒井不木の死とその周辺をめぐる貴重な
資料、小酒井不木が収集した医学書・探偵小説などの書籍類が数多く展示されるはず。今秋刊行予定って
ホント?な『江戸川乱歩小酒井不木往復書簡集』の原本・『小酒井不木より江戸川乱歩への書簡集』も
展示されます。

 講演の方は小酒井不木の著書リストなど眺めながら、かつて読まれていた不木作品、今読む事の
出来る不木作品の紹介を経て、これからの小酒井不木作品の読み継がれ方についてインターネットを
中心にその可能性を考察する予定です。お暇な方は是非お運び下さい。


No.865 (2004/01/15 08:52) title:スミマセン、一字訂正
Name:海野十三の会・小西昌幸(三一書房労働組合を支援する会会員)
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp
URL:http://www.infoeddy.ne.jp/kitajima/hole/bunka/200401.html

■小西です。下の書き込み一字訂正です。伊福部晶はいうまでもなく伊福部昭が正解です。すみませんでした。


No.864 (2004/01/15 08:49) title:ご支援に感謝します
Name:海野十三の会・小西昌幸(三一書房労働組合を支援する会会員)
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp
URL:http://www.infoeddy.ne.jp/kitajima/hole/bunka/200401.html

■岩堀様。南湖様。ご支援ご協力に深く感謝します。本当にありがとうございました。
■2月8日の「幻の南湖」の件は、橋本哲男さん(『海野十三敗戦日記』編著者、元毎日新聞記者)にもお知らせしているので、体調さえ良ければお出かけくださると思います。橋本さんは、今パーキンソン病と闘っておられます。昨年、佐野英さん(海野夫人)の葬儀のときには、夫人同伴で杖をついておられました。
■私は、1月18日に「遠藤ミチロウ・北島ライヴ」、2月末に《伊福部晶先生卒寿記念祭》と職場の催しが続き、しかも予算編成も重なっているので、あえいでいます。そんなところへ、読売新聞徳島支局の記者の方が、青少年にすすめる本を1冊チョイスして何か語って欲しい、との取材申し入れが飛び込みでやってきたりして、本当にモー大変です(昨日のことです)。結局、大好きな平井呈一さんの『真夜中の檻』(創元推理文庫)を紹介しました。


No.863 (2004/01/14 16:13) title:三一書房の書籍
Name:旭堂南湖
Email:nanko@bc5.so-net.ne.jp
URL:http://www003.upp.so-net.ne.jp/nanko/

いつもお世話になっております。
お正月から風邪を引いている南湖です。ごほごほ。
SM大喜利に出演の為、裸で舞台に上がったのがいけなかったようです。
皆様も風邪には注意して下さいね。

本日、労働組合から段ボールでドンと書籍が届きました。
先日、電話した折に、
「徳島の小西さんから話を伺ったのですが……」と言いますと、
『書店で買うよりも有利な条件』となりました。
小西さん、有り難うございます。
皆様、お勧めですよ。

2/8(日)「幻の南湖」までには風邪は治っていると思いますので、
お友達をお誘いの上、是非是非ご来場下さいませ。


No.862 (2004/01/13 20:47) title:夢野久作全集
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 小西昌幸様

  私も本日、夢野久作全集について三一書房労組に電話しました。7巻以外は
  在庫ありとのことで、「本日発送しますから、明日中には届くでしょう」
  との事でした。久作全集は古書市でバラ本を見つけてポツポツ買っていたの
  ですが、思いがけなくも全巻揃いとなりそうです。大変いい情報有難う御座い
  ました。
  


No.861 (2004/01/13 08:38) title:『JU通信・復刻版』店頭在庫を梅田古書倶楽部で確認
Name:海野十三の会・小西昌幸
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp
URL:http://www.infoeddy.ne.jp/kitajima/hole/bunka/200401.html

■徳島の小西です。三一書房労組には、旭堂南湖さんがさっそく注文してくださったようでした。紀田順一郎先生からは、当掲示板を見て感動した旨のご連絡をいただきました。ありがとうございました。いずれにせよ、強制立ち退き処分が実力行使されたらアウトになってしまうので、毎日毎日が緊迫した情勢であることには変わりはありません。早めの注文を強くお勧めします。
■ときどきお問い合わせをいただくのですが、『JU通信・復刻版』は、版元品切れになっています。一部のお店に店頭在庫があれば定価で買えます。昨日(1月12日)私は用事があって大阪に日帰りで行ってきたのですが、梅田古書倶楽部3階のお店には2冊在庫がありました。この目で確認したので、間違いありません。


No.860 (2004/01/12 14:29)
Name:アーネスト

先日、ちょっとした試験の帰り、古本屋があったのでのぞいてみて、以下の本を購入。
戸板康二『團十郎切腹事件』(講談社文庫)
間羊太郎『ミステリ百科事典』(現代教養文庫)
日影丈吉『ふらんす料理への招待』(徳間文庫)
実吉達郎『シャーロック・ホームズと金田一耕助』(毎日新聞社)
仁木悦子『自選傑作短編集』(読売新聞社)

5冊でちょうど5千円でした。
僕としては以前この掲示板でお聞きした実吉達郎氏のミステリエッセイと仁木悦子が一番の収穫ですね。
この本の事を教えてくださったオーナー様と平山雄一様には改めて御礼を申し上げます。


No.859 (2004/01/09 22:02) title:光瀬アート、楽しんでおります。
Name:ようっぴ
Email:youpping@ybb.ne.jp

奥木さま

『光瀬龍書籍アート』楽しく拝見しております。
いやー、労作、素晴らしいです。
名前を知らなかった作品もあったりで(汗)、
まだまだ奥が深いなぁと思ったり、
まだまだ楽しみがあるなぁと思ったりしています。

特にジュブナイルの珍し目のものは、書影を拝む機会がないので、
とくと拝見させていただきます。


No.858 (2004/01/09 20:40) title:場違いかもしれませんが……
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

ようっぴ さんをはじめ光瀬龍ファンの方々。

ようやく
『光瀬龍書籍アート』ページが開設できました。
ちょっと珍しいジュブナイルも無理して集めてみました。

ご意見、ご感想、資料提供等ありましたらよろしくお願いします。

以下からたどれます。
http://okugim.hp.infoseek.co.jp/


No.857 (2004/01/07 22:43) title:三一書房刊行の書籍購入について(支援の呼びかけ)
Name:海野十三の会・小西昌幸
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp

■徳島の海野十三の会理事の小西昌幸です。本年もよろしくお願いいたします。
■年末に紀田順一郎先生から、三一書房の書籍の入手方法と労働争議の緊迫した情勢について電子書簡をいただきました。その件で、書き込みをさせていただきます。
■三一書房の労働争議は、現在、労働組合が頑張って会社の建物と倉庫を自主管理しているため、同社の『海野十三全集』や『香山滋全集』は労働組合に直接申し込めば美本が郵送で購入できるようになっています(書店で買うよりも有利な条件です)。
■2003年12月26日に東京地裁は、経営者側の訴えた「建物明渡等請求事件」の仮執行を認める不当判決を下しました。これに対して、労組側は直ちに控訴し執行停止の申し立てをして、現状は緊迫した情勢の中ではありますが、今までどおり本が買えるようになっています。
■経営者側は、本郷の社屋と建物を売却し、在庫書籍について最悪断裁等の処分をしようともくろんでいるようです。
■現在の同労組委員長は、『夢野久作全集』の編集をされた方です。
■紀田先生のお手紙には、貴重な財産を断裁処分などにさせないためにも心ある読書家の人たちに労組への直接注文について呼びかけるようなことが必要だ、ついては愛好家が集う有力サイトなどで小西からぜひ呼びかけてもらえないか、という趣旨のことが書かれていました。三一争議については、敬愛する紀田先生や杉浦康平先生も労組への支援表明をされています。そんなこともあって、小西は数年前から三一書房労組を支援する会に入会しています。
■以前、一度労組への注文方法について書き込みしたことがありますが、上記のような事情もあり再度書かせていただく次第です。管理人様、どうかお許しください。
■海野十三や香山滋の三一書房版『全集』をコツコツ探求している方は必ずいると思いますが、確実にそれらを入手するには、次のような方法をオススメします。
■三一書房労働組合の通信販売係に電話かファクシミリで連絡を取り、在庫確認の上、注文してください。こちらの住所氏名を伝え、本が届いてから速やかに同封の振替用紙で送金するという仕組みです。連絡先は次のとおり。
《三一書房労働組合 通信販売係》電話/03・3812・3132 ファクシミリ/03・3812・3119  住所 113−0033文京区本郷2−11−3 
■私は香山全集は毎月1、2冊ずつ直接労組に注文して帯付き美品を全巻揃えきました。電話の際は、「徳島の小西という人から教えてもらったのですが、これこれこういう本は入手可能でしょうか」と、ていねいに聞いてみてください。先方は私の名を知っているので、親切に教えてくれます。まとまって買うと送料もサービスしてくれます。おじゃまいたしました。


No.856 (2004/01/07 00:33) title:削除しました
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

下の2件の投稿は、管理人権限で削除致しました。

本掲示板の趣旨と異なる投稿は、ご遠慮下さい。

なお、この掲示板では、投稿者のIPアドレスをログに保存しています。


No.855 (削除済)
No.854 (削除済)
No.853 (2004/01/06 10:20) title:日曜日とは嬉しいです
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 石井春生様

  旭堂南湖さん講談会、嬉しいお知らせです。前回は涙を飲んだのですが、
  今度は是非拝聴したいと思います。大宴会も…。
  日曜日ですから大丈夫です。よろしくお願いします。
  


No.852 (2004/01/05 21:42) title:「第三回『幻の南湖』〜上方講談ニューウェーブ〜」のお知らせです
Name:石井春生
Email:BYQ11613@nifty.ne.jp
URL:http://homepage3.nifty.com/Time-goes-around/

>オーナー様、皆様
遅まきながら明けましておめでとうございます。
大変ご無沙汰をしております。前回こちらの皆様にも来ていただいた
旭堂南湖さんの探偵講談東京公演の日程が決まりました。
前回楽しまれた方々、あるいは探偵講談にご興味にある方は
ぜひまたいかがでしょうか。詳細は↓のURLにてどうぞ。
http://www003.upp.so-net.ne.jp/nanko/

*****************************
第三回『幻の南湖』〜上方講談ニューウェーブ〜
日時/2004年2月8日(日)
会場/お江戸両国亭
   (JR総武線「両国」・都営地下鉄大江戸線「両国」下車徒歩5分)
開場/12:30 開演/13:00
料金/インターネット前売特別予約2200円、当日2500円
出演/旭堂南湖「探偵講談 殺生谷の怪事件」(原作・海野十三)
   「新作講談 コアラ」(南湖作)「古典講談 天野屋利兵衛」
ゲスト/山前譲(推理小説研究家)「対談・ミステリあれこれ」

予約の方は「東京予約」というタイトルで「お名前」「枚数」を書いて
南湖(nanko@bc5.so-net.ne.jp)までメールを下さい。
また、終演後に大宴会もございます。場所はいつものビヤステーション
両国の予定です。
大宴会参加希望の方は、メールに「宴会参加希望」と書いて下さい。
予算は五千円程です。お気軽にご参加下さい。予約締切は2/1です。
*******************************


No.851 (2004/01/04 09:18) title:黒蜥蜴
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


ある全国紙の朝刊読書欄に乱歩の「黒蜥蜴」(光文社文庫版全集)が出て
いますね。シャルル・ペロー「ペロー童話集」、柳美里「ルージュ」と並んで、
乱歩の手になる大人のための童話…との評で、なるほど、うまい表現だなあと
思いました(評者は、社会学者の橋爪大三郎さん)。

若い頃読んだ時はつまらんなあとしか思わなかったのですが、昨年再読した時は
乱歩の通俗物の中では一番まとまっていてしかもユニークで非常に感服しました。
初読の頃はただひたすら筋・トリックの面白さのみを追っかけてミステリを
読んでいた時代で、この作品の良さには気付かなかったのだと思います。

なんにしても、上の書評は年の初めの嬉しい事ではあります。


No.850 (2004/01/02 23:59) title:おめでとうございます
Name:ようっぴ
Email:youpping@ybb.ne.jp

オーナー様、皆様

あけましておめでとうございます。
昨年はお世話になりました。
今年も色々と場違いな質問をさせていただくかと思いますが、
どうか暖かい目で見てやって下さい。
(そして、色々と教えてやってください)

>桜様

都筑道夫に関しては、今年5月からちくま文庫で傑作選が
出る予定があるそうです。
ちなみに、ちくま文庫からは山風の忍法帖短篇全集も出るので、
今年は怪奇探偵小説のシリーズはお休み、とのことです。
続刊が出るとすれば、2005年になるとのこと。

>美夜さん

初めまして。横溝コンプリートおめでとうございます。
私もミステリに入ったきっかけが角川横溝だったので、
絶版本を探して古本屋を頑張って歩いた記憶を思い出しました。
やっぱり、完集できると、すごく爽快感がありますよね。

横溝は、出版芸術社の<時代小説シリーズ>に続いて、
<探偵小説シリーズ>も出す計画があるそうです。
今のところ<探偵小説シリーズ>は2冊の予定だそうですが、
どんな作品が入るのか、楽しみです。


No.849 (2004/01/02 21:45) title:おめでとうございます。
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

小林オーナー
お元気で何よりです。

ネット初心者の奥木ですが、ここ小林文庫を足がかりとし、
昨年は随分と、皆様からいろいろな情報をいただきました。

他のサイトの方も、ならんでありがとうございました。

みなさま、
今年もよろしくお願いします。


No.848 (2004/01/02 00:15) title:あけましておめでとうございます
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

皆さま

 あけましておめでとうござます。

 昨年も、沢山の方々から、貴重な情報を教えていただきました。
 心より、感謝致します。

 一方、私はと言えば岩堀さんさからも心配されるほど、全く応対できない状況でした。
 皆さまの投稿に、ほとんどご返事できなかった事を、お詫びします。

 昨年は推理小説は全く読めず、古本の蒐集もいま一つでした。
 気力と集中力の衰えが原因でしょうか?
 仕事も忙しく、正月休みも仕事をしなければいけない状態です。
  (仕事の能力も落ちているのかも... 苦笑)

 今年は、「無理はしない」を方針にしたい、と考えています。
 コンテンツの追加や情報の提供は乏しくなるかもしれないですが、「皆さまに情報提供、投稿をしていただきやすい雰囲気を作って行く」、「いち投稿者として、気の向いた時に(でも定期的に)書き込みをする」事を目標にします。
 
 今年もどうぞよろしくお願い致します。

* * * * *

 今年は、まだ年賀状を書いていません。
 早々と年始のご挨拶をいただいた皆様、ありがとうございました。
 
 私は、新年に入って、ゆっくり書いてゆくつもりです。
 ご挨拶が遅くなり申し訳ありませんが、お許し下さい。


No.847 (2004/01/01 09:06) title:本年もよろしくお願い致します
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 オーナー様
 皆様

  おめでとう御座います。今年も宜しくお願い致します。

  昨年最後の日(つまり昨日)は、正道本格派のホープ(になって欲しい)
  石持浅海「月の扉」で締めましたが、今年の初読みはどれにしようかと
  本棚をみて思案中です。

  今年の抱負?はいろいろあって書ききれませんが、課題はツンドク消化と
  本代の縮減です(毎年同じような気も…)。


No.846 (2003/12/30 23:10) title:今年もお世話になりました
Name:おどる

こんばんは。私にとって今年最後の書き込みになると思います。
本年もみなさまにはいろいろお世話になりました。
昨年は掲示板というものにはじめて書き込みをしたという意味で記憶に残る一年でしたが、今年は年初の乱歩展大宴会でオフ会というものにはじめて参加し、今までお名前しか存じ上げていなかった方にご挨拶ができた意義深い年でした。書き込む頻度はそれほど多くありませんが、私にとって小林文庫ゲストブックは大きな位置を占めています。
来年は探偵小説やインターネットとの関わりにおいて原点に立ち戻り、地に足がついた活動を行いたいと考えております。先日の丘美氏の訃報を報じた芦辺さんの書き込みを拝見し、そのように感じました。

とはいえ、美夜さんの角川横溝の完集報告に接すると、古本漁りも捨て切れません。角川横溝に関しては、私はM5のままでマジックを減らそうという熱意もさほどないのですが、いい加減にケリをつけなきゃ。でも、古本屋通いにうつつを抜かしていると、地に足がついた活動なんていつのことになるのか。年が明けぬうちに、せっかくの年頭の誓いが危ういものになっています。


No.845 (2003/12/30 10:48) title:完集は素晴らしいことです
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 美夜さん

  角川横溝、美夜さんはとうの先から全巻お持ちだろうと思って
  いましたが、ともあれ完集おめでとう御座います。
  来年はいい年になりますね。

 私は山田風太郎の完集(今からではとても無理と諦め…)ならぬ
 完読を狙っていますが、何を読んでいないのかわからず…、特に
 忍法帖がそうで困って?います。

 オーナー様

  書きこみを見て安心しました。どうかされたのかと心配して
  おりました。


No.844 (2003/12/28 19:26) title:桜様、前田房次=大月桓志です
Name:秦 重雄
Email:jdk26001@cwo2.bai.ne.jp

大月桓志(恒志)は本名前田房次。1906〜89。古稀を記念して自分でガリ版を切って自叙伝『流れ流れて』を出されました。彼は戦前大阪でプロレタリア文学運動に参加しています。有名な「拷問に耐える歌」の田木繁と行動を共にしています。小林多喜二の小説の挿絵を描いた画家大月源二が来阪したときに彼に惚れ込み筆名としたと書いています。戦後に大月常靖と筆名を変えています。自叙伝『流れ流れて』には探偵小説を書いたことにはほとんど触れていません。彼は戦前の運動仲間と共に「煙」という同人誌を出していましたがそこでも探偵小説については言及をしていません。


No.843 (2003/12/27 01:36) title:完集祝い!
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 美夜、おひさしぶり。
 本当に、お久しぶりですね。

 正史、完集おめでとうございます。
 私は、完集してないのは確かだけれど、何が無いか把握していません。 (^_^;;;
 
 ではでは、来年もよろしくお願いします。


No.842 (2003/12/26 18:52) title:祝 完集
Name:須川 毅

>美夜さん

おめでとうございます。
僕は・・わっM15のままだ。

来年も宜しく


No.841 (2003/12/26 10:11) title:お久しぶりでございます。
Name:美夜

おひさしぶりでございます、美夜です。

何だか相変わらず濃ゆい書き込みばかりの中、大変恐縮では
ございますが、昨日ふらりと立ち寄った古本屋さんで、ずっと
探していた角川横溝の持っていない残り2冊を見つけ、揃える
ことができましたので、この場をお借りして、お世話になった方に
お礼を申し上げたいと思います。

ありがとうございました!

特に「読本」を見つけてくださった風々子さま、
たくさんのタブリ本を気前よく譲ってくださったkashibaさま、
本当にお世話になりました。
その他の方も、皆様のおかげです。
今年は本にはあまりいい縁がなかったですが、最後で元を
取ることができました。
しばらく置いておいて、じっくり余韻に浸りながら読みたいと
思います。

それでは、皆様よいお年を。


No.840 (2003/12/26 08:16) title:自叙伝
Name:

そのコピーは大月氏の『流れ流れて』から取られた
 ものです。
  昭和54年12月発行(限定100冊)
 と奥付に書かれています。全382ページ。
  発行者 前田房次
 
 とあります。コピーを見ますと、
  雑誌「トップ」の編集者であり、その雑誌が
 売れたために、最初発行していた「前田書房」
 から独立し、「トップ社」設立。ここから
 「トップ」を刊行(前田房次が編集長)する。
  これで、なぜ、大月氏が「トップ」に探偵小説
 を発表したか、あるいはなぜ出版社が変更されたのか
 わかりました。
  なお、下の探偵小説は「トップ社」から刊行され
 ています。

  この約30年後に、なぜ前田房次氏が彼の私家版の
 自叙伝の発行者になったか、このあたりは
 不明ですが、人的なつながりが確認できました。

  それにしても、この自叙伝を全部読みたいと
 思いますね。 


No.839 (2003/12/25 08:04) title:大月恒志の自叙伝
Name:

  探偵小説『赤龍館殺人事件』を書いた大月恒志氏
 には、自叙伝が残されていました。
  彼の短篇が掲載されている、雑誌「別冊奇抜時代」
 昭和25年、を入手した際、彼が書いた自叙伝のコピーが
 添えられていて、それを読むと、戦後の活動記録が書かれており、
 種々の筆名も明らかにされていました。
  文学活動の他に出版社の編集者であったことが
 わかりました。
  数々の単行本のゴーストライターであったことも
 書名をあげて書かれています。


No.838 (削除済)
No.837 (2003/12/24 07:53) title:雑誌など
Name:

最近、カストリ雑誌を古書目録から入手
 したら、いずれも、印として、榮、が表紙に1ヶ所
 見開きに1ヶ所、めだたないように押されています。
 かなりのコレクターのような印象をもちました。

  最近の名古屋の古書目録にもカストリ雑誌が掲載
 されています。
  以前入手したところと同じ古書店から
 のものですから、同様の印があると思われ
 ます。この印は、カストリ雑誌以外にも
 以前入手した単行本にも押されていたことが
 ありました。

  芦辺様、訃報が続きますね。
 「鉛の小函」が印象に残っています。
 


No.836 (2003/12/23 23:37) title:訃報
Name:芦辺 拓
URL:http://ashibe.infoseek.ne.jp/

 怪奇短編「左門谷」、SF長編「鉛の小函」、また東宝映画「地球防衛軍」「宇宙大戦争」「妖星ゴラス」の原作者として知られる丘美丈二郎さんが去る12月11日に亡くなられました。大正7年生まれとのことなので、85歳になっておられたのでしょうか。

 私は以前、質問したいことがあって手紙を差し上げたのと、拙作『不思議の国のアリバイ』で「妖星ゴラス」に触れたこともあって、ご遺族から喪中欠礼のお葉書をいただいたものです。氏のイメージの豊かさ、メッセージ性の強さは一連の東宝特撮からもうかがうことができますが、もっともっと評価されていい方でした。ここに心よりご冥福をお祈りする次第です。

(お知らせの性質上、この書き込みは同文を複数個所にアップすることをお許しください)

丘美氏の略歴
http://members.at.infoseek.co.jp/tanteisakka/o.html#okami


No.835 (2003/12/23 19:51) title:ロマン・ブックス
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

岩堀さま。

いえいえ、講談社『ロマン・ブックス』の件。
私がその旨、明記しなかったのが悪いのです。
で、
近日中に、"最初期"というフレーズをアップさせていただきます。
いろいろとありがとうございます。これからもよろしくお願いします。


No.834 (2003/12/23 16:13) title:そう言われると・・・
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 奥木 幹男様

  ロマンブックス、そういうことですか。

  私は全く気にしていない…というより気付かなかったのですが、
  今本棚から鮎川さんなど引っ張り出してよく見ると、たしかにいろいろな
  スタイルありますね。「カバーのようでカバーでない」ものでも、
  背表紙のデザインが違っているのもありますね。「憎悪の化石」
  「下り”はつかり”」は上に「ロマン・ブックス」という白抜きが
  入っていますが、それより早い「薔薇荘…」「白い密室」は下にマーク
  だけですね。昭和40年頃の「砂の城」「人それを情死と呼ぶ」となると
  完全なるカバーですね。う〜んなるほど…。

  ご教示有難う御座いました。
  それにしても、自分の鈍感さが恥ずかしいです。


No.833 (2003/12/23 11:13) title:同一誌名
Name:

 10冊目の光文社文庫版、都筑道夫コレクション
 が出て、これで終わりの巻になるのでしょうか、
 いつまでも続きそうですね。
  新保博久氏の解説を読みますと、探している
 雑誌「幕間」には、どうやら同名のものがある
 ようです。
  都筑氏は、「プログラム雑誌」とされています
 ので、べつものでしょうか。

  実は、都筑氏が言及されている雑誌「スバル」
 にも、同名のカストリ誌があります。
 紛らわしいのですが、最初の「スバル」がでて
 (都筑氏が関与しています)、別の雑誌が
 その「スバル」に改題しています。
 この翌年の昭和22年の「スバル」は有名ですが、
 その都筑氏の関与した、昭和21年の4冊の「スバル」は
 いわば「幻の雑誌」でしょうか。
  探し出すのが難しい。
 書誌的には、スバル社版「スバル」昭和21、6月
 創刊、A5、p32、3.50円。新月書房と同一住所
 です。


No.832 (2003/12/22 22:49) title:岩堀さま
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

ちよっと言葉に行き違いがあったようで、ごめんなさい。
講談社のロマンブックス、あれは最初期のカバーがあるようでないような、
フランス装と呼ばれることもありながら、厳密な意味ではフランス装ではないころのものを対象としました。
なぜかというと、ちょとそのころのロマンブックスが見てて心地よかったからです。
後のカバーがついて倍以上に厚くなったロマンブックスも嫌いではないのですが、タイトル数が多すぎてどうにも全体が把握できないのが現状です。
まあ、後期のロマンブックスに、初期の探偵小説がほとんど顔を見せなかったことも、最初期にこだわった次第です。


No.831 (2003/12/22 07:41) title:付録として
Name:

ようっぴさん、ありがとうございます。山前氏
 が刊行された私家版にプラス、ということでしたか。
  「読物市場」所収の短編が付録であればいいな、
 と思います。

  『装丁探索』大貫伸樹、平凡社を注文。
 楽しそうな本のようです。


No.830 (2003/12/21 21:04) title:天城一短篇集(伝聞ですが……)
Name:ようっぴ
Email:youpping@ybb.ne.jp

○桜さま

天城一短篇集、版元は日本評論社で、来春刊行予定とのことです。
内容は私家版『密室犯罪学教程』+麻耶正モノ作品全編とのこと。
日本評論社は天城さんとは数学者の中村教授として付き合いのある版元で、
編集部に天城ミステリの大ファンの方がいらっしゃったので
企画がスタートしたそうです。
学術系の出版社になるわけですが、『密室犯罪学教程』の収録作品は
「別冊シャレード」にも収録されていなかったので嬉しいです。

○奥木さま

私も奥木さまのサイトよく拝見させていただいております。
書影や独特の視点からの内容紹介も面白いですし、
色んな書籍の情報などが分かってありがたいです。
資料としても活用させていただいております。
今後もサイトのより一層の発展をお祈りしております。
「光瀬龍書籍アート」期待しています。


No.829 (2003/12/21 20:13) title:岩堀さま
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

私のサイトをご覧いただきありがとうございます。
昭和30年代の国産ミステリは貴殿のおっしゃるようにもっといっぱいあるようです。
ただ、私のサイトではこれまであまり流通していない全集叢書から初めてみました。
すこしづつですが、もっともっと充実させていこうと思っています。
よかったらご期待ください。

つぎは『雑誌の附録やおまけ』
そのつぎは唐突に『光瀬龍書籍アート』です。
いつになるかわかりませんが……。


No.828 (2003/12/21 19:56) title:カッパとロマン
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp

No.819 (2003/12/16 22:12) title:ちょっとアップしました

 奥木 幹男 様

  No.819の書きこみ読んで、サイト拝見しました。各種叢書、全集の
  情報非常に興味深かったです。
  講談社のロマンブックスなど懐かしい限りですが、昭和30年代のミステリ
  もっとあるような気もしましたが、前半に絞るとあんなもんなんでしょうか。
  なにしろ、あの頃は松本清張をトップに怒涛のごときカッパ大行進で書店の
  平台に山積み…、ロマンブックス、ポケット文春などは隅の方にひっそりと
  いう感じでしたね。そこから鮎川さんや、小泉喜美子さんの「弁護側の証人」
  など買ったのが懐かしいですね。なにしろカッパには神吉(かんき)さんと
  いうベストセラーの神様がいたので他社はかなわなかったようですね。
  


No.827 (2003/12/21 11:27) title:いろいろと
Name:

新刊で、浜田氏の、『徳川夢声と出会った』
 晶文社、には、「8 雑の人」があり、
 「私だけが知っている」の記述。

 「新刊ニュース」1月号、加納朋子氏の
 今年の3冊についての記述、あり。
 紀田氏の取り上げられた一冊、装丁についての
 本(平凡社)、見逃した一冊でした。

 ようっぴさん、双葉社のものとは比較して
 いないので・・・。
  短編集の情報、さらに詳しくご教示ください。


No.826 (2003/12/21 00:35) title:ありがとうございました
Name:ようっぴ
Email:youpping@ybb.ne.jp

○桜さま

わざわざ調査していただきまして、ありがとうございました。
「別冊シャレード」とも別バージョンになるのですね。
今度の天城一短篇集にも摩耶正モノの作品が全編入るらしいので、
その際はどちらのテキストが採用されるか気になります。
今回はどうもありがとうございました。


No.825 (2003/12/20 15:59) title:初出版
Name:

 ようっぴさん、「密室」14号(昭和29)を
 見ますと、それは「ヤミツキ!探偵ミステリー読本」
 掲載文と同一でした。
  「別冊シャレード」版とは異なることがわかり
 ました。この「シャレード」版の文末には、「初出「密室」
 S29. 9 」とされていますが、短くされた版ですので
 正確ではないようです。

 「読本」に書かれたように、「未収録」ですね。
 本当に、「発掘」という表現は正しいことが
 わかりました。
 


No.824 (2003/12/19 07:55) title:天城一
Name:

日下様、情報ありがとうございます。驚き
 ます。
  やはり、そうでしたか・・・
  「読物市場」昭和23年掲載の短篇も収録していただき
 たいものです。現物を探しておられるかたが多い
 のですが、この雑誌、見たことがありません。

 ようっぴさん、どちらの版か、確認していませんので、
 どなたか、ご教示ください。
  双葉社の単行本がどこかに、うずもれていますので。

  かなりの反響があるようですね。


No.823 (2003/12/18 17:22) title:出るんですか!
Name:ようっぴ
Email:youpping@ybb.ne.jp

○日下さん

天城一短篇集、出るんですか。個人的にかなり驚いております。
ふーむ、どの辺まで収録されるんでしょう?
昔の神戸新聞に載ったという「湖畔の殺人」や、
デイリー・スポーツ大阪版に載ったという「歌と殺人」、
この辺りまでフォローしてくれたら嬉しいのですが……。
(破棄されたり、改作されているものもあるそうなので、
難しいかな、とは思うんですが)

○桜さん

ぶんか社の本に掲載されている「ポツダム犯罪」は、
『紅鱒館の惨劇』収録のものとは違い、ロング・バージョンだと聞きましたが、
「別冊シャレード」はどっちだったんでしょう。
気になります。


No.822 (2003/12/18 13:30) title:天城一短篇集
Name:日下三蔵
Email:CXX06677@nifty.ne.jp

桜さま

>これを機会に、「短篇集」が出るのでしょうか。
実は来年出るのですが、その本とはまったく関係ありません。
私も昨日、担当編集者からのメールで知って驚いています。


No.821 (2003/12/18 07:42) title:天城一
Name:

新刊で、『ヤミツキ!探偵ミステリー読本』
 2004、1、ぶんか社、購入。
  「発掘!未収録短篇 「ポツダム犯罪」
 天城一」とある。
  「別冊シャレード55号 天城一特集3」
 2001、7、には収録済。
  
  これを機会に、「短篇集」が出るので
 しょうか。


No.820 (2003/12/17 07:41) title:古書店で
Name:

雑誌「オール読切」昭和33、6、古書店で購入。
 岡田鯱彦「五十二番目の密室」収録。
 「推理小説研究」には、この雑誌は掲載されず。
 しかし、『裸女観音』昭和30、12、には収録されて
 いるので、良く見ると、「面白倶楽部」昭和28、10
 に初出。
  「オール読切」には再録であった。
 この雑誌、全体が見えません。「探偵倶楽部」の後半には
 「オール読切別冊」としてあるので、どちらに
 いれるのでしょうか、今では、「探偵倶楽部」目録に
 いれられていますが・・・

  奥木さん、著書ギャラリー、眼福になります。


No.819 (2003/12/16 22:12) title:ちょっとアップしました
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

http://okugim.hp.infoseek.co.jp/

カバーがなかった頃の
帯付きの文庫本
の項をアップしました。

ちょっと珍しい文庫もあるかと思いますので
ご興味のある方はご覧ください。


No.818 (2003/12/16 07:32) title:目録など
Name:

『蒐書日誌 四』大屋幸世、皓星社
 拝受。
  2002年1年間の蒐書の日々が書かれて
 いる。第四弾。
  先週発売される。

  岩堀さん、コンビニで購入しました。
 雑誌タイプです。購入を忘れていたので。
  先日のNHKのTVは、これを参考にした
 ようでした。
  雑誌部分は情報として少ないです。

  古書目録、「ぐろりや会」、カストリ誌が
 久しぶりに、揃いででています。
  火華子、掲載の雑誌も数点ありますね。
 前回はほとんど売れたようでした。図書館の
 一括注文には勝てませんが・・・


No.817 (2003/12/15 20:06) title:宝島社
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 桜様

  雑誌「昭和探偵倶楽部」、大いに興味あります。宝島社といえば、
  「このミス」と別冊宝島シリーズしか知りませんが、本書もやはり
  雑誌タイプでしょうか。値段から見ると、ハードカバーみたいな気も
  しますが…。
  ともあれ、明日新刊書店に寄ってみましょう。
  ちなみに、「このミス」は、毎年腹が立つのがわかっていながらランク表が
  気になるので買っています。今年は歌野晶午さんがトップなのでまあ良かった
  というところ…。


No.816 (2003/12/15 11:26) title:雑誌一点
Name:

 新刊で、雑誌「昭和探偵倶楽部」2003,12.28
 を購入、宝島社。本体1429円。
  「昭和を飾った雑誌」など。
 特別付録DVDもあり。

  中心は、おもちゃなどのコレクション
 です。


No.815 (2003/12/14 10:27) title:夢声
Name:

 チラシが、濱田研吾氏から送られてきました。
 濱のウ冠の下は眉。
  『徳川夢声と出会った』濱田研吾、晶文社
 12月16日発売。
  私家版『職業”雑”の男 徳川夢声百話』
 200部限定、h15、2.1発行、に続く本。
  完璧な年譜が付けられています。

 小林さん、もうしわけありません。下は
 徳川夢声、と訂正しますので、下の削除を
 お願いします。よろしくお願いします。


No.814 (削除済)
No.813 (2003/12/12 20:24) title:討ち入り前夜です
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 中様

  欠席で誠に申し訳ありません。
  池袋の夜の大盛会を祈念致しております。

  折りしも、赤穂浪士討ち入り前夜ですから是非「蔵之助」でやりたい
  ところですね(ご本尊は「内蔵助」ですが)。


No.812 (2003/12/12 07:24) title:雑誌など
Name:

古書店で、雑誌一冊購入。
 「ネオりべらる」とあり、「ネオリベラル」
 ではなく、「りべらる」風の怪しそうな雑誌でした。
  昭和28、11月発行。
  久野八九三や城戸禮などの小説が掲載
 されていました。
  とりあえず、購入。

  中さん、今回も、売り切れになることを
 祈念いたします。日々、ページをめくっています。


No.811 (2003/12/11 08:50) title:ありがとうございます
Name:中 相作
Email:stako@e-net.or.jp
URL:http://www.e-net.or.jp/user/stako/

 ●桜様、岩堀様
 どうもありがとうございます。ご投稿は拝見していたのですが、お礼が遅くなってしまいました。どうも申し訳ありません。いろいろご協力いただいたうえに過分なお言葉をたまわり、恐縮しております。それから、下記のページにこちらの掲示板へのお二方のご投稿を抜粋して転載させていただきました。なにとぞご了解いただきますよう、よろしくお願い申しあげます。愛想がなくて相済みませんが、本日はこれにて失礼いたします。
http://www.e-net.or.jp/user/stako/ED1/E01-pr2.html

 ●岩堀様
 13日にはお会いできないようで、まさに残念至極です。お仕事のあとで駈けつけていただくにしても、蔵之助には予約も何もしておりませんので、いくら不景気とはいえ時節柄お店が満員になっている可能性もあり、どこに落ち着くことになるのかさっぱりわかりません。段取りの悪いことで申し訳なく思っております。


No.810 (2003/12/11 07:25) title:新刊
Name:

新刊で、『ミステリー迷宮読本』2003,12.8
 購入。
  文庫の案内が詳しくあるので便利です。
 しかし、文中に示された文庫(出版社)と
 ”BOOKS"欄では異なる箇所があるので、
 購入には手間取るかもしれない。
 p032、033、P064、P070など。また、
 P214では、光文社文庫の「「探偵倶楽部」傑作選」
 は「「妖奇」傑作選」ですね(”BOOKS"欄)。

  うら表紙では、2004年12月、とありますが、
 これは2003年でしょうか・・・


No.809 (2003/12/10 07:21) title:いろいろと
Name:

古書1点。
 木内廉太郎『影なき殺人』治誠社
 昭和25、短篇集、を入手。
 ソフトカバー。
  山前氏の書かれた、「別冊太陽」には
 木内の、別の一冊、短篇集があります。

 中さん、3部作完成ですね、
 みごとな装丁、すばらしい仕上がり、
 すばらしい仕事です。
  おめでとうございます。

 岩掘さん、光文社文庫、書店で平積みの
 乱歩全集、2冊、購入しています。
 売れることを願いつつ・・・


No.808 (2003/12/09 17:16) title:残念無念・・・
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 中様

  13日の大宴会、是非参加したいところですが勤務日になっている為
  残念無念になりそうです。池袋5時は遠いです…(泣)。

 桜様

  昭和40年7月に乱歩が亡くなりましたが、その折の新聞では社会面の
  最下段の単なる死亡記事としてしか報じられませんでした。「偉大な乱歩に
  対して何たる事か…」と慨嘆した記憶ありますが、これなどもミステリー
  ブーム下火の表れだったかなと思います。
  これに比べると、鮎川哲也さんの訃報がニュースとして伝えられたのは大変
  嬉しかったです。まぎれもなく、ミステリーというジャンルの地位が向上した
  という事でしょう。
  


No.807 (2003/12/09 08:51) title:お知らせ二件
Name:中 相作
Email:stako@e-net.or.jp
URL:http://www.e-net.or.jp/user/stako/

 ご無沙汰いたしました。下記二件、謹んでお知らせ申しあげます。

 ■『江戸川乱歩著書目録』発売開始
 おかげさまで名張市立図書館の江戸川乱歩リファレンスブック3『江戸川乱歩著書目録』、遅れに遅れてようやく発売開始になりました。詳細は下記のページでご覧ください。よろしくお願い申しあげます。
http://www.e-net.or.jp/user/stako/ED1/E01-pr1.html

 ■『江戸川乱歩著書目録』刊行記念大宴会
 突然で恐縮なのですが、12月13日に開催いたします。今週の土曜日です。午後5時、芳林堂書店池袋店一階に集合し、例によって西口センタービル五階の蔵之助でへろへろになるつもりでいるのですが、忘年会シーズンですから蔵之助が空いておりますかどうですか。まあなるようになるでしょう。ご都合よろしければぜひご参集ください。


No.806 (2003/12/09 07:27) title:ありがとうございました
Name:

 アーネストさん、購入していた『雑本展覧会』
 日本経済新聞社、を取りだし(カバーをしていた
 ので、積み重ねた山をくずして)、見ました。
 正しく、これです。忘れていました。
  「ちくま」のコピーも取り出して、みました。
 本では、書影がないもの、あるもの・・・
 書影がないと、読むのに苦しいですね。
 「ちくま」連載もほとんど採用されている
 ようですね、横田氏は抜粋としていますが。
  ご教示ありがとうございました。

  奥木さん、不思議なもので、ある意味では
 会うのが楽しみですね・・・、こんなものは
 どうですか、と見せられたりしますから。
  また、書店員価格というものがあることを
 初めてしりました。


No.805 (2003/12/08 22:25) title:それはずるい
Name:奥木 幹男

 良く行く古書店で、探偵小説を収集して
 いる、そこの書店員の方が採用されて以来、
 先取りで入手したものを見せられるのには
 正直、まいった、と声をあげたくなります。
 先日も、乱歩の一冊を見せられました。

でもそれは言ってはいけないことだと思います。その店員のことですけれど。


No.804 (2003/12/08 09:04)
Name:アーネスト

桜さま
横田さんの「ちくま」連載は

「旧聞異聞」95.4〜98.12

が『雑本展覧会』(日本経済新聞社2000.3.6)に収録(ただし同連載より抜粋とのこと)されていますが、下で仰ってる「ちくま」連載というのはこれのことでしょうか?もし、間違ってたらすいません。


No.803 (2003/12/08 07:12) title:ある書店では
Name:

 岩掘さん、出版数、乱歩も影響を受けた
 のでしょうか。

  良く行く古書店で、探偵小説を収集して
 いる、そこの書店員の方が採用されて以来、
 先取りで入手したものを見せられるのには
 正直、まいった、と声をあげたくなります。
 先日も、乱歩の一冊を見せられました。

  通販で購入したところ、ある古書店では
 「コンビニ」でも支払い可能の、振込み用紙
 が同封されていました。
  はじめての経験です。時代ですね・・・


No.802 (2003/12/07 13:22) title:江戸川乱歩著書目録
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 昨晩、乱歩リファレンスブック3「江戸川乱歩著書目録」拝読しました。
 新保さんが巻頭で言っておられるように、80年にわたって読み継がれて
 いる乱歩の偉大さをまのあたりに見る気がします。

 新保博久さんの「池袋十二年」で、桃源社版全集の頃の乱歩の記憶状態は相当
 疑わしい云々…というのは非常に興味深いですね。その全集を買いたくて
 バイトをした私にはある意味ではショックでした。「盲獣」の自作解説などは
 一番印象に残っていたものです。なんにしても、ここに述べられている
 新保さんの思いは現在進行中の光文社版乱歩全集に具現化されている
 わけでしょうから、「池袋十二年」は、本全集の基調報告と言ってもいいかと
 思います。中さんの「ふるさと発見五十年」では、乱歩が「発見」した時の
 地方紙に載った記事が珍しいですね。乱歩の生身の感動が伝わってきます。
 この記事が、刊行本の中で公開されたのは初めてではないでしょうか。

 年度別の著書・収録数を見てみると、戦中を除いては、昭和40・41年が
 2と続けて最小になっています(あと57年度も2)。これは、乱歩の没年
 との一致は偶然であって、むしろ、さしもの推理小説ブームもその頃は完全に
 下火になっていた事と関係があるのでは…と愚考しますが、いかがでしょうか。
 識者の見解を伺いたい気もします。


No.801 (2003/12/06 17:19) title:私も御礼・・・
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 中 相作様

  さっき外出先から戻ったら「江戸川乱歩著書目録」届いておりました。
  有難う御座いました。桜さんのおっしゃる通りですね。
  今開いたばかりですが、今夜じっくり拝読・拝見させて頂きます。
  本当にご苦労様でした。

  簡単ながら、とりあえずのお礼まで。
  
  

  


No.800 (2003/12/06 10:39) title:ありがとうございます
Name:

『江戸川乱歩著者目録』平成15、3.31
 を拝受しました。中 様、ありがとうございます。
 best person, best work です。頂上にたたれました。
  
  この資料によれば、昭和19年には、2冊の「くろがね
 叢書」が刊行。そこには、「二銭銅貨」、「黒手組」と
 「灰神楽」。
  佐野洋氏の、「本の窓」連載、第1回目にでた、「何者」
 はその叢書には未掲載。昭和21年の『幽霊』所収の「何者」
 を読まれたということに・・・、佐野氏の文章の一部が
 不確かになる可能性がありますね。


No.799 (2003/12/05 07:45) title:古書ワンダーランド
Name:

「本の窓」十二月号で、横田氏の連載が
 終了。「古書ワンダーランド」92回。
  「安田ママさん」HPによれば、平凡社
 から、2分冊で出版されるらしい。
  あのPR誌「ちくま」連載は、いまだ
 刊行されていない。こちらも是非。

  「SFマガジン」1月号、横田氏連載。
 目次では、24回、本文では23回。こちらも
 回数を重ねています。目次が正しいので、
 次号では訂正が必要。

  ネットで、いつもと違う検索で探したら、
 おもわぬ大物(個人的には)に遭遇。
 新たな検索方法があることに気付く。


No.798 (2003/12/04 07:03) title:探偵倶楽部とは
Name:

日下さん、情報、ありがとうございました。
 お礼が遅れてすいませんでした。

 おーかわ様、日々の日記、いつも拝見して
 しています。あれっ、と思わせるものを
 入手されていますので、うらやましいです。
  梶竜雄、翻訳物は、さけているのですが、
 かなりありそうですね。
  情報、ありがとうございます。

  たっくん様、ありがとうございます。
 いわいさんにはあるものを譲り受けました。
 いわいさん、それを利用させていただきました
 ので、お礼もうしあげます。来年になりますが。

  新刊書店店頭で、雑誌、「探偵倶楽部」
 (宝島社)CD-R付きを見つける。わぁ、と思うが
 皆様、興味をもたれそうなものですよ。
  他のものを購入したため、表紙、内容を
 めくるだけでした。


No.797 (2003/12/04 00:05) title:えーん
Name:おーかわ
URL:http://masmas.lovely.to/mystery/

梶はこっそりまとめはじめようとしていたところですが、
えーん、探す人が増えてしまう。
とはいえ情報が出てくるのは嬉しいことです。

>日下さん
>(ん? 昭和36年度は毎月書いてたのか?)
本誌を見た限りでは、
36/7号は「クオ・ヴァディス」、37/2号は「車輪の下」と、
いわゆる名作系タイトルでしたのでそれはないのではないかと思いますが、
確かに多いですね。うーん、欲しいなあ。

35年度中学生の友2年附録には、翻訳者としてよく出てきてます。
オークション等の画像で確認しただけで、現物は未認ですが。
このへんの附録は、本誌にはタイトル程度しかないので、
原作者や訳者を確認するのに現物を入手するしかないのが面倒です。


No.796 (2003/12/03 20:28) title:影なき魔術師
Name:たっくん
Email:VYR00350@nifty.com
URL:http://homepage1.nifty.com/kobayasi/

 いわいさんに後押しされてやってまいりました。
 『影なき魔術師』は「中学生の友」付録で昭和35年3月に出ております。ちなみに私が持っているのは最後のページがありません(泣)。
 どうもお邪魔しました。


No.795 (2003/12/03 07:46) title:いろいろと
Name:

日下さん、梶氏が小学館の編集者であること、
 知りませんでした。
  昭和35 1冊
  昭和36 5冊
  昭和37 2冊
  昭和38 1冊
 であることがこの掲示板でわかっています。

  しおんさん、初期の頃、サインをもらわれた
 のですか、「九人めの読者」、何か深い意味が
 ありそうですが、この「読者」というサインを
 いただかれた方が他におられることになりますね。
  頂かれた状況がよくわかりました。

  「古書目録」1月から11月まで、計288冊、
 昨年では、295冊。例年通りに、紙の目録が
 出ていました。


No.794 (2003/12/03 00:45) title:別冊付録
Name:日下三蔵
Email:CXX06677@nifty.ne.jp
URL:http://www1.odn.ne.jp/serabi/

日下です。

これまでにタイトルの出ていないものとしては

『消えた乗用車』中学生の友二年 昭和37年 1月(中二文庫)

というのがあります。(ん? 昭和36年度は毎月書いてたのか?)
ソノラマ文庫『影なき魔術師』の併載作品ですね。表題作の方も
付録として発表された可能性が高いと思います。

あと、梶龍雄は小学館の編集者だったので、縁の深い小学館の
雑誌によく書いているのは自然な気がします。


No.793 (2003/12/02 21:48) title:皆さん 有難う
Name:しおん

ヴァレリーの詩について、たちまち沢山の情報、有難うございました。

(自分のお金で購入した)9人目じゃないでしょうか(^^)

若い頃、絵描き仲間である友人の家へ遊びに行ったら、
そこが中井さんの家でした。
かなり広い庭のある戦前に建てたであろう、いかにも山の手らしい
趣きの有るお屋敷でした。
てっきり彼が中井さんの家に寄宿しているのだと思ったら、逆だったのです。
中井さんからみたら年下の、友人の家に中井さんが寄宿していたのです。

中井さんは「短歌研究」だったか「短歌」だったかの編集を辞めたばかりの時で
いつも応接間には若い人達がたむろしていて、あらゆる分野の話で賑やかでした。
家主である筈の友人はそれを嫌って庭先に別棟を建ててそこで絵を描いていました。
ひさしを貸して母屋を取られていたんですね(^^)
何時しか私も時々その仲間に入れてもらって、そんな時に中井さん初めての本が出来た、という次第です。
「虚無への供物」たしか処女出版ですよね。


No.792 (2003/12/02 07:06) title:九人めの読者とは
Name:

 小林さんが書かれていた「大阪圭吉研究」を
 調べると、10集以後、六冊がないことが
 判明。別冊1,2,3もでていたとは。

  そのほかに、「天城一」の直筆原稿もでてきました。
 わすれていました。

  そこの棚では、「虚無のほとりに 追悼・
 中井英夫」1994、小森健太郎
 (奥付では、郎としてあり、朗ではない)
 を見つける。読みなおしていますと、

  「塔晶夫」サインに書かれていた
 九人めの読者とは
  著者、その家人、五名の選考委員、編集長
 の八名、の次の読者ではないか、と思う。
 どうなのでしょうか、具体的には・・・


No.791 (2003/12/01 07:28) title:見逃した文庫
Name:

 小林さん、藤元氏のリストでしたか、
 梶竜雄、継続して求めていきます。
 それにしても、かなりありそうですね。

  ヴァレリーの詩が、サインとともに
 書かれているのか、これが知りたかった
 のですが・・・
  実際に書かれているのでしょうか。

 yumuto様、創元ライブラリ、1冊、
 未入手だったので、依頼しました。
 見逃しますね、まだ、全部、在庫はあるようです。

  小林さん、やはり、あの本でしたか・・・
 


No.790 (2003/12/01 02:34) title:いえ…
Name:yumuto

オーナーさん、こんにちは。
ご挨拶もしませんで、すみません。お邪魔させてもらってます〜。
その下のしおんさんと桜さんの投稿に対して書いていたのですが、その間にオーナーさんの投稿と重なってしまいました。
だから内容が重なって、ちょっと変に…。

中井英夫は小説だけじゃなく詩もいいですねぇ。
言葉の選択が良い感じです。

ではでは、失礼致します。


No.789 (2003/12/01 01:48) title:ヴァレリーの詩も探してみます
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

yumuto さん

 下の、私の投稿に対して、お答え下さったのでしょうか?
 あっという間のご教示、ありがとうございます。
 
 知らない事ばかりで、恥かしいです。
 『虚無への供物』は、また読み返してみます。
 ありがとうございました。


No.788 (2003/12/01 01:42) title:最近は、全くご返事できずに申し訳ありません
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/


アーネスト さん
 加納朋子さんの情報、ありがとうございます。
 総て気付いていませんでした。
 「小説推理」も「光文社文庫」も「ダ・ヴィンチ」も《立読みで》でチェックしていると言うのに。(泣笑)
 最近は、チェックが甘くて、恥かしい限りです。
 教えていただいた事項は、現物を確認の後、リストに追加します。
 今後も、どんどん教えて下さい。
 いわいさんも、気軽に教えて下さいね。(笑)

梶竜雄名義の学年誌付録ですが、

 藤元直樹さん編の「学年誌付録小説チェックリスト」によると
   『科学者誘かい団』梶竜雄 中学生の友一年 昭和36年 7月(中一文庫)
   『笑うロウ人形』梶竜雄 中学生の友一年 昭和37年 2月(中一文庫)
   『暗殺計画』梶竜雄 中学生の友二年 昭和36年 3月(中二文庫)
   『探偵機械』梶竜雄 中学生の友二年 昭和36年 8月(中二文庫)
 という作品も有るようです。
 最近、Yahoo!オークションには
   『消された180日』梶竜雄 ボーイズライフ昭和38年 7月号付録(ボーイズサスペンスライブラリー)
 というものも出品されていました。
 私の持っている物もありました。
   『フィルムの秘密』梶竜雄 小学六年生 昭和35年 6月(小六ポケット文庫)
   『黒い影の少年』梶竜雄 中学生の友二年 昭和36年 4月(中二・探偵推理文庫)
 
 総て、小学館の雑誌の付録ですね。
 実際には、この2〜3倍は出ているのではないでしょうか?
 梶龍雄を集めていらっしゃる方、このあたりの情報をご存知だったら、教えて下さい。

ようっぴ さん
 やっぱり、蒐集は凄いですね。
 これからも蒐集の成果を、教えて下さい。
 
喜国雅彦 さん
 こんなところまで、わざわざ引越しのご挨拶、ありがとうございます。
 良い URL ですね。

仰天の騎士 さん、桜 さん
 私の所には「新村堂古書店目録」、「クラーク通信」の、目録自体が来ていません。
 もし来ていても、お二人のような本は注文しないと思いますが…。
 
 私は、『大阪圭吉研究11集』以降が欲しいです。

 『外地探偵小説集 満洲篇』と『人魚通信」は、届きました。

桜 さん
 今年とり逃した「探究本、雑誌」あるいは「手にいれたかったが、入手できなかった本」は、『香水夫人』で決まりです!。
 2度も市場に現れながら、手に入れる事はできませんでした。
 と言っても、一度目は土俵にも乗れなかったのですが。(泣)
 間違いなく、記憶に残る年です。(泣笑)
 
 
その他、沢山の投稿して下さった皆様
 いつも全く、応対ができなくて、申し訳ありません。
 こんな管理人に呆れず、これからも投稿、情報ご提供を、お願いします。
 本当に、すみません。


No.787 (2003/12/01 01:38) title:ヴァレリーの詩
Name:yumuto

こんにちは〜。寒いですねぇ。

『虚無への供物』についてです〜。
ポール・ヴァレリーの詩、まず講談社文庫版の中、表題の書いてある下に一部分書いてあります。これは多分、中井英夫が訳したのでは。
「虚無へ捧ぐる供物にと 美酒すこし 海に流しぬ いとすこしを」
本文、205頁には堀口大學訳の「失われた美酒」が載っています。全文です。
御覧下さいませ。

あと他の訳を読むとしたら、『ヴァレリー詩集』(岩波文庫)の鈴木信太郎訳「消えた葡萄酒」、『フランス名詩選』(岩波文庫)の「消えうせた葡萄酒」なんてのが簡単に手に入ると思います。
訳によって感じが違うんで、読んでみてくださいまし。
ではでは〜。


No.786 (2003/12/01 01:30) title:堀口大學訳の詩のタイトルは?
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

しおん さん
 はじめまして。
 密室系掲示板で、少女小説について驚異的な情報を提供して下さっている「しおん」さんですよね。
 (この掲示板では、私はどなたにでも「さん」で呼びかける事にしています。ご了承下さい。)

 搭晶夫のサイン入り『虚無への供物』を持っていらっしゃる事、羨ましいです。
 しかも、九人めの読者とは。
 どのように、サインしていただいたのでしょうか?
 
 話題になっている、ヴァレリーの詩とは、もちろん『虚無への供物』の巻頭に掲げられた詩
  『虚無』へ捧ぐる供物にと …
 のことです。
 堀口大學訳のタイトルは、解りません。(ご存知の方、教えて下さい)

 12月10日は、中井英夫の没後10年、来年 2月29日は『虚無への供物』刊行40周年との事で、ミステリー文学資料館では記念展を行っているようです。ぜひ行きたいと思っています。

 密室系掲示板でのご投稿には、驚く事ばかりで、眼が離せません。
 機会が有りましたら、こちらにも投稿して下さい。


No.785 (2003/11/30 10:24) title:2人めの読者は
Name:

  しおん様、9人めの読者ですか、
 すばらしいですね。
  初版のカバーに最初ひかれました。
 講談社文庫からの読者ですので、
 初版本は保存しているので、そこからは
 読んでいません。
  詩の方は、こちらは友人から教えられた
 もので、実物をみたことがないので・・・
  虚無、と供物が詩には
 ある、ということらしいです。
 正確な情報を誰かご教示ください。

 奥木さん、付録ミステリー、魅力的です。
 これも以前、悪魔の囁きがあったのですが、
 100冊余り、購入しませんでした。


No.784 (2003/11/29 21:59) title:搭 晶夫サイン本持ってま〜す
Name:しおん

小林文庫オーナー様

初めまして!どうぞよろしく。
チョットだけお邪魔させて下さい。

桜 様

初めまして!
通りすがりの者です。
ここの書き込みを見て自分の「虚無への供物」見てみましたら
昭和39年2月発行の第1刷で
(九人めの読者 〇〇 〇〇様 搭 晶夫)のサインが有りました。
〇〇は私の名前です。
ヴァレリーの詩が書いてないのが残念です(^^)
因みにヴァレリーの何と言う詩なんでしょうか?

思えば下落合のお宅には良く遊びに行ってました。


No.783 (2003/11/29 21:46) title:こんな付録も
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

こんな付録もありました。
1961年たのしい六年生九月号ふろく『死の青色ダイヤ』
内容は奇談のリライトですが、筆者はあの真木日佐夫。
武道家で梶原一騎の実弟の人です。


No.782 (2003/11/29 10:00) title:梶竜雄の付録
Name:

 ようっぴさん、覚えています。以前も教えて
 いただいたことがありました。ありがとう
 ございます。

  梶竜雄『なぞの百科事典』昭和36
  小学六年生七月号付録
 を現物で確認していただき、感謝いたします。
  梶竜雄の他に、小峰元にも興味があり、
 とくに江戸川乱歩賞をもらう前のことを
 資料、付録や雑誌などを中心に調べています。
  おかげで、一歩まえにすすみました。

  文献で知り、その書誌を確認し、それから
 入手、ということを心がけていますので、
 あとは入手ということになります。
 これからもご教示ください、よろしく。


No.781 (2003/11/28 23:40) title:『なぞの百科事典』
Name:ようっぴ
Email:youpping@ybb.ne.jp

桜さま

以前にちょこっとだけ顔を出したことのある者ですが、
記憶にあられますでしょうか。

梶竜雄の『なぞの百科事典』ですが、現物を持っていたので確認しましたが、
昭和36 小学六年生七月号付録で間違いありません。
サイズは、文庫版よりちょっと小さいぐらいの大きさ(正確な版型は知りません(汗))で、
表紙には「小6・推理小説文庫A」という文字もあります。
ページ数は96Pで、絵は古賀亜十夫です。
奥付には「小学六年生7月号第14巻第4号付録」と書いてあります。
「昭和36年7月1日発行(毎月1回1日発行)」で、
発行所は「小学館」です。

お役に立てますかどうか分かりませんが、とりあえず書いてみました。


No.780 (2003/11/28 21:16) title:ありがとうごさいます。
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

アーネストさま。
再び情報提供、とても嬉しいです。
でして、あのサイトの掲示板に情報提供のお願いを書き込ませていただきました。
あとは、アンサー待ちです。
いつもいつもご配慮痛みいります。


No.779 (2003/11/28 17:22)
Name:アーネスト

奥木さま
下の文は分かりづらいので補足しますと、「少女の友」昭和30年2月号は「夏休み探偵小説特集」と銘打ち横溝正史、木々高太郎、大下宇陀児、渡辺啓助らの作品が載っているそうです。このうち、横溝「七人の天女」はリメイク。残りはまだ作品名については言及していないので、新作か再録かは分かりません。


No.778 (2003/11/28 07:38) title:今年とり逃したもの
Name:

アーネストさん、「小説宝石」の書簡集のこと
 書かれていますように、すごいですね。
  大阪圭吉、小酒井不木の書簡集の製本(?)
 なども登場。

  仰天の騎士さん、月野さんの本、資料として
 メモしておきます。ありがとうございます。
  梶竜雄の附録ミステリー、おそらく、翻訳を
 のぞいて、
  『放火Gメン』昭和36 中学生の友六月号附録
  『なぞの百科事典』昭和36 小学六年生七月号附録 
 もあるようですので、探しています。 

  ところで、皆様、今年、とり逃した「探究本、雑誌」
 あるいは「手にいれたかったが、入手できなかった本」
 について、おしえていただければ、ありがたいのです。
  個人的には、雑誌「ホープ」でした。


No.777 (2003/11/28 00:26) title:チェックはしてましたが・・
Name:仰天の騎士
Email:CZR04562@nifty.ne.jp

桜さん、こんちは(^o^)ノ

月野櫂太情報ありがとうございます。

梶竜雄『消された180日』昭和38
  ボーイズ・サスペンス・ライブラリー

はい、もちろん!(笑)わしのチェックに引っかかっておりますです。
が、注文はしませんでした>自分の思いいれやら、予算やら、まあ
いろいろありまして。
そうですか。桜さんのお手元にいきましたか。良かった良かった。

明日、荷物を2つ受けだします>大阪圭吉研究4は当たったんだろうか?

bk1にて加納朋子『レインレイン・ボウ』届く。
なーんか、よさげなカバーですねえ(^o^)


No.776 (2003/11/27 18:01) title:加納朋子情報ほか
Name:アーネスト

ごぶさたしてます。加納さんの新刊『レイン・レイン・ボウ』(集英社)が刊行されたようなので、それに合わせて加納朋子情報をいくつか。

○大人が解放される、シンプルな物語(『ダ・ヴィンチ』12月号)
(談話)
以下は少し旧聞ですが
○私のとっておきシネマ ミツバチのささやき(『小説推理』2003.6)
○アンケート 私のベスト3&隠し玉(『越境する本格ミステリ』)
それから、「夢現半球」の更新履歴8月21日の項に、光文社文庫の折り込み冊子「文庫のぶんこ」〈受賞者に聞く!〉欄のリストが載っていましたが、そこに加納さんの名も見えました。いわいさんからご連絡が入っているかもしれませんが、念のため。

奥木さま
密室系の「少年物リスト補足」スレで、渡辺啓助の新発見の少女物(?)について、しおんさんという方から言及がありました!至急、御覧になってみてください。取り急ぎ、お知らせまで

ところで、小説宝石12月号の特別読物、新保博久・山前譲「江戸川乱歩新資料発掘」はお読みになりましたか?>ALL
これはすごいですよ!新資料発掘というニュースだけでなく、その内容もたぶんみなさまの予想を越えて凄いです。ぜひ、お読みください。それでは。


No.775 (2003/11/27 12:07) title:月野櫂太
Name:

仰天の騎士さん、一足先のご連絡で・・・
 やはり、ミスプリントでしたか。
  この世界は狭いですね。

 書誌情報をありがとうございました。
 題名がないというのもおもしろいですね。

  月野櫂太のもうひとつの探偵小説は
 長編です。
 『黒岩鍾乳洞事件』東光社
   昭和22、6.10印刷
   昭和22、6.20発行
  定価30円、162頁
  記述者は「私」です

  ところで、「クラーク通信」で、
 梶竜雄『消された180日』昭和38
  ボーイズ・サスペンス・ライブラリー
 を入手しました。競合しませんでしたか。
 江戸川乱歩賞受賞(昭和52)前の作品集でした。


No.774 (2003/11/27 10:12) title:それ、わしが入手しました(^^;;
Name:仰天の騎士
Email:CZR04562@nifty.ne.jp

桜さん、お久しぶりです。

半日前に連絡入手したのは、わしです(^^;;
雑誌??かとちょっとビビっておりましたが、キレイな仙花紙本でした。
ご想像どおり、日野権太はミスプリントで、
奥付(表紙も扉にも著者名なし)には、月野櫂太です。
背には『傑作探偵篇 読切小説』、奥付には「読切小説探偵篇」
とあります>どっちだ??
収録作品は
「片腕のない男」「あるマダムの悲劇」「宝石が笑った話」
「蚊トンボの復讐」「秋の突風」
旺玄書房 昭和22年11月30日発行

この著者、もう1冊出てるんですか?


No.773 (2003/11/27 07:11) title:囁き
Name:

 喜国さん、本当に、雑誌収集は地獄のはじまり
 です。終りがないので・・・。
  そうです、巻号数のない2冊ですので、
 収集は難しいですね。

  名古屋のコレクターから悪魔の囁きがあり、
 だだ同然で、戦前の「ぷろふいる」や戦後の
 カストリ探偵雑誌を入手したのがはじまり。
  話にきくと、雑誌「幻影城」主宰の島崎博氏
 から、つぶれる前に、かなりの探偵小説、雑誌
 をゆずり受けたとのこと。そういえば、それらは
 誌上コレクションとして書影が掲載されていました。

  このところ、古書入手も波があります。半日遅れで
 「新村堂古書店目録」からのものを逃しました。
  目録では、日野権太、とあり、おそらく、 
  探偵小説を1冊残した月野耀太(ようの左は手ヘン)
  のミスプリントか。それならば、あらたな出現です。
   誰か、その書名をご存知ならば、教えてください。
  気になる一冊でした。


No.772 (2003/11/26 20:02) title:情報をありがとうございます。
Name:奥木
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp

みなさま、
「外地探偵小説集 満洲篇」
藤田知浩編/表紙 グレゴリ青山
せらび書房刊
に、ついての情報をありがとうございました。
早速、注文しました。

いやはや、田舎にいると本を所蔵するスペースはあっても、
新刊情報に疎くなってしまいます。
そういった意味でも『小林文庫』は重宝させていただいてます。


No.771 (2003/11/26 11:03) title:引っ越し通知
Name:喜国雅彦
Email:kikuni@x.email.ne.jp
URL:http://www.kunikikuni.com/

今までのプロバイダが合併をしてHPのアドレスが変わってしまいます。
おじゃましたことのある掲示板を回って通知しています。

喜国家HPの新アドレスは以下です。
http://www.kunikikuni.com/

喜国と国樹のメルアドも変わります。
喜国新  kikuni@x.email.ne.jp
国樹新  kota@kunikikuni.com

以上よろしくお願いします。

桜さん
>昭和23、3.20発行
>昭和23、5.15発行

その2冊って通巻の表示がないってことですか?
そういうことがあるから、雑誌は大変ですね。
そういうことを聞くと、ああ雑誌に手を出さなくて良かったなぁ、と心から思います。


No.770 (2003/11/26 08:08) title:最終回を読む
Name:

 二つになりましたので、ご容赦ください。

 末永昭二さんの「彷書月刊」連載が完結しました。
 個人的には、「おまけ」のような最終回の原稿は
 これは、これは、と思わせます。
  
 ・「杉並二郎」が那珂良二の別名でなければ、
  ふたりの人が可能性がありそうです
 ・「久野九蘭」
   これはある人を思いださせます。
   久野豊彦が先輩にあたり、また「久野守重」
   別名をもつ人物です

  末永さん、長期間、ほんとうにお疲れ様でした。
 『外地探偵小説集 満洲篇』せらび書房、「あとがき」
 によれば、「漫談」テキスト、城田シュレーダー篇
 は、末永さんの提供でした。
  なお、「漫談」については、「SALON DE 書痴」
 に、書影が掲載されています。該当のものは未掲載。


No.769 (2003/11/26 07:56) title:ヴァレリーの詩
Name:

よしださん、情報ありがとうございます。色紙には
 ヴァレリーの詩が書いてあれば、これは垂涎もの
 ですね。
  また、村上さんの場合、『虚無への供物』初版
 に、ヴァレリーの詩が添えられていれば、と思いました。
 なぜか、村上さんが高校生の頃出した雑誌「どぐら・
 まぐら」と島崎博氏宛の手紙一通を所持しています
 (「古書 芳林文庫」より入手)。

  宮澤さん、PC、大変ですね。MACでしょうか。


No.768 (2003/11/25 12:52) title:伝言板代わりで失礼します
Name:宮澤@探偵小説頁

パソコンが壊れました。

〉石塚さん
本多さんを通じてお誘いいただいたのですが旅行中で対応できませんでした。すみません。本多さんにもよろしくお伝え下さい。

〉桜さん
今ミスを確認できる状況でないのですが後日なんとかします。


No.767 (2003/11/25 12:48) title:塔晶夫名義のサイン
Name:よしだ まさし
Email:PXM04577@nifty.ne.jp

本ではないのですが、色紙でしたら塔晶夫名義でサインをしていただいたものを持っています。その昔、北軽井沢の中井英夫さんの別荘に遊びに行った時にサインをしたいただきました。一緒に行った村上裕徳くんも塔晶夫名義でサインをしてもらっていたけれど、彼も色紙だけだったか、本にも塔晶夫名義でサインをしてもらったか、どうもそのあたりの記憶ははっきりしませんが。


No.766 (2003/11/25 08:03) title:「別冊宝石」完全収集と思った後には
Name:

向こう側にふたつの峰があります。
 かなり、険しい山の峰です。
「少年探偵」18号よりもかなり難しい。

 『「別冊宝石」傑作選』光文社文庫にも
 記載されていません。その二つとは
 
 「別冊宝石 捕物と新作長編」
  昭和23、1.15発行

 のあとに、驚愕の2冊が刊行されています。
 それらは、

  昭和23、3.20発行
  昭和23、5.15発行

 の「別冊宝石」2冊です。それから、
 
  「別冊宝石」1巻2号 昭和23、7.10
 
 に続いていきます。そのため、かなり注意
 深くないと、収集にはいたりません。

  それで、これらを得て、はじめて、
 「別冊宝石」完全収集になります。恐らく、
 これらの完全収集家はほとんどいないのでは
 ないでしょうか。


No.765 (2003/11/24 15:00) title:ありがとうございました
Name:

 石塚様、ありがとうございます。

 ふたつ、あるとは・・・、中井名義
 のサイン本を見たことがあります。
 噂には聞いていたので、「塔晶夫」名義が
 あるならば、いつかめぐりあえることを
 期待しています。

  こまさん、やはり本多様が知られて
 おられたようです。ありがとうございました。


No.764 (2003/11/24 14:27) title:サイン本
Name:石塚
Email:mail@kimiaki.net
URL:http://www.kimiaki.net

桜様 たまたま本多氏にお会いしたので伺ったところ
各ペンネームのサイン本は存在するそうです。


No.763 (2003/11/23 16:26) title:支援と投票にご協力下さい。
Name:bunbun
Email:nazotoki@nifty.com
URL:http://www3.to/nazotoki/sumpshowsetu1.html

はじめまして、時々拝見させて頂いています

お世話になります。少しだけPRさせて下さい
今日は特別に風変わりの本をご紹介致します。
この本、一体どのジャンルで紹介したほうが
いいのかわからず迷っています。

小説PRを兼ねて物語の発祥の地を紹介します。
動物の頭の形をした糸島郡の志摩町の地形を載せた
観光地図ページです。興味のある方はぜひご覧下さい。
表紙の絵だけ見ても信じなかった方でも、これを見れば
ノンフィクションの小説として受け入れて貰えるのでは
ないかと思います。不思議な形を見れば何かを感じ、
(もしかして…かも知れない)という妄想が湧きます。

平原遺跡から出土した 世界一の銅鏡(直径46.5p)最大
と言われながらも、考古学者からはほとんど評価されない
という不思議な現象も、これから説明していく予定です。

長い眠りから覚めた古代米の赤米も今後、この銅鏡と共に
この小説の大切な謎ときのテーマとカギとなっていきます。

今後、加筆・改訂中の紹介ページに載せていく予定です。
http://nazokobo.hp.infoseek.co.jp/pochibutai.html

閉鎖危機予告 今、切断寸前状態に追い込まれています。
…運営ピンチです。みなさん、支援と投票にご協力下さい。
まもなく更新とアップロードが出来なくなります。どうか
よろしくお願い致します。

http://www3.to/nazotoki/sumpshowsetu1.html     
 http://www3.to/nazotoki/support1.html


No.762 (2003/11/23 10:01) title:サイン本
Name:こま
URL:http://web.thn.jp/kbi/

桜さま
私は分かりません。助手だった本多氏がご存知(中井氏から聞いている)かもしれませんが。そういえば、中井氏の映画の本に「カリガリ博士」の場面が使われているのですが、それは映画にはないシーンだと、氏から聞いた記憶があります。それでビデオを借りてきて観たのですが・・・?。以上、仕事場なので本も確認できずに書き込みました。失礼。


No.761 (2003/11/22 09:55) title:サインなど
Name:

 石塚様、最近気になっていることで、
 お聞きして申し訳ありません。
  こまさん、「塔晶夫」名義のサイン本は
 存在しているのでしょうか、よろしく
 お願いします。

  宮澤さん(ここをみておられたら)、
 加納名義、一字、気になっていますので
 ・・・、ご覧ください。


No.760 (2003/11/21 22:56) title:御訪問感謝
Name:石塚
Email:mail@kimiaki.net
URL:http://www.kimiaki.net

桜様、御訪問いただき感謝いたします。
本の件に関しては、私はお役に立てません。
申し訳ありません。


No.759 (2003/11/21 11:12) title:北村薫
Name:こま
URL:http://web.thn.jp/kbi/

渋谷・松涛美術館で来月9日から木版画家「谷中安規の夢 シネマとカフェと怪奇のまぼろし」という展覧会がありますが、12月21日(日)午後2時から北村薫氏の対談があります。映画「カリガリ博士」の上映会も何度かあります。行きたいなあ。


No.758 (2003/11/21 07:31) title:アンソロジーなど
Name:

藤田知浩編のアンソロジーには、大庭武年氏
 の短篇もリストにあります。
  「競馬会前夜」
 はすでに、鮎川哲也編のアンソロジー
 『殺意のトリック』双葉ノベルス
 1979、に収録されていました
 (宮澤さんのHP参照)。
 雑誌「朱夏」には別の作品が収録されて
 いたからでしょうか、それにしても
 アンソロジーに多く採用されます。

  石塚様、HP拝見しました。バラ園を
 はじめて知りましたが、刊行中の文庫全集
 は読む幸せのために購入しています。
  ところで、中井英夫名義以外のサイン本
 は実在しているのでしょうか、もしご存知ならば
 ご教授いただければ、と存じます。


No.757 (2003/11/20 15:24) title:中井英夫像
Name:石塚
Email:mail@kimiaki.net
URL:http://www.kimiaki.net

御邪魔します。人形制作しております。
昨日バラ園にて中井英夫像を撮影してきました。
よろしければ覗いてみて下さい。
第1回目という事で。
http://www.kimiaki.net/c-nakai.htm


No.756 (2003/11/20 07:27) title:アンソロジー
Name:

 せらび書房のアンソロジーで収録の
 城田シュレーダーの作品を
 末永昭二さんの書かれた
 『城戸禮 人と作品』平成十年
 でみますと、雑誌「漫談」昭和7、7月
 とあります。駿南社から発行された
 ものです。
  末永さんの評では
  暗号あり、活劇ありの好中篇
 とありました。
 
  日下さん、奥木さん、本当に夢の
 ような企画ですね。

  小林さん、雑誌「人魚通信」創刊号が発送された
 ようです。明日には届くのでしょうか。
  


No.755 (2003/11/19 22:04) title:せらび書房
Name:日下三蔵
Email:CXX06677@nifty.ne.jp
URL:http://www1.odn.ne.jp/serabi/

奥木さま

ご無沙汰いたしております。

>ネットで検索したところ、せらび書房にはたどりつけませんでした。
せらび書房は、らび企画という会社の出版部(?)の名称のようです。
URLを入れておきますので、参照してみてください。

しかし、平林初之輔短篇集といい、これといい、夢かと思うような
企画が続きますねぇ。


No.754 (2003/11/19 21:01) title:啓助収録アンソロジー
Name:奥木 幹男

オーナー
藤田知浩編『外地探偵小説集 満洲篇』
 2003、10.20発売、定価2400円
の情報ありがとうございます。
渡辺啓助の作品も収録されていますね。
地方に住んでいますと、こういった比較的実際の刊行部数が少ない刊行物の情報は非常に貴重です。
さっそく、入手につとめます。
やはり、小林文庫。情報の入手でも欠かせないサイトです。

ネットで検索したところ、せらび書房にはたどりつけませんでした。
せらび書房さん。できましたら私にもチラシを送っていただけないでしょうか。


No.753 (2003/11/19 07:42) title:チラシ書影など
Name:

  他のHPに訪問しましたところ、

  チラシ、の書影は「奈落の井戸」HPに 
 掲載されています。ご覧下さい.

   発売は,11.20、です。
 訂正いたします。


No.752 (2003/11/19 07:32) title:外地探偵小説集 満洲篇
Name:

せらび書房より、チラシをいただく。

 藤田知浩編『外地探偵小説集 満洲篇』
 2003、10.20発売、定価2400円
 大庭武年 「競馬会前夜」 
 群司次郎正「踊子オルガ・アルローワ事件」
 城田シュレーダー 「満洲秘事 天然人参0」
   0は言ベンの、たん
 崎村雅  「龍源居の殺人」
 宮野叢子 「満洲だより」
 渡辺啓助 「たちあな探検隊」
 椿八郎  「カメレオン黄金虫」
 島田一男 「黒い旋風」
 石沢英太郎 「つるばあ」
 が収録されているようです。

  ところで、相撲の、魁皇、の身体への
 サポーター。はじめてみる、奇妙な位置への
 貼りかたです。
 


No.751 (2003/11/18 07:19) title:10月にでた
Name:

新刊です。
 ・「おとなの工作読本」2003、No.4
   順調に刊行されています。
   種々の「雑誌」の書影にひかれます。
 ・『夢野久作読本』2003、10.15
   多田茂治、弦書房
   読みながら、これはどこかで読んだな
   という気持になりました。

 いずれも、「彷書月刊」広告をみて
 購入。


No.750 (2003/11/17 07:38) title:いろいろと
Name:

その名義の作家には、雑誌「探偵実話」
 への投稿もあり、3作品が掲載されています。
 『「探偵実話」傑作選』光文社文庫
 の「作者別リスト」にも、その名前は書かれて
 います。
 
  中島河太郎氏は、その人の作品・作者名を
 「推理小説研究11」には、採用していません。
 なぜなら、その当時、「探偵作家クラブ会報」
 誌上で、「盗作」の事実が掲載されたから。
  はじめ、「探偵実話」での掲載作品にその
 盗作の疑いが向けられ、確定。
  さらに、多くの作品が他の雑誌にも、
 作家A氏、S氏などの作品をそのまま使用して
 行なわれたようでした。


No.749 (2003/11/16 10:22) title:間違えてすいません
Name:

 下の名前を「書き間違えました」
 ので、申し訳ありません。

  「作家」ではなくて、「桜」でした。


No.748 (2003/11/16 10:20) title:盗作作家など
Name:作家

  反応がなかったので・・・
 成田さんのHPで、とりあげられて、ようやく
 ひろまりそうですが・・・、
  社内の管理番号=意匠番号
 ということがあるのか、ないのか
  それぞれの会社で、新書の形が「意匠登録」
 されているのでしょうか・・・、須川さん、
 どうなのでしょうか・・・、あるいは皆様。

  『「エロティツク・ミステリ」傑作選』
 光文社文庫、には、「盗作作家」として
 有名な(?)人の、「作者別リスト」に作品
 が掲載されています。他の作家の作品を
 自分の名義で発表しているのですから、これは
 やはり、最初から削除されるべきかどうか・・・
 このあたりは、悩みですね。はたして、そうすべきか
 どうか。
  さて、その「盗作作家」はだれでしょうか。


No.747 (2003/11/15 22:36) title:116196
Name:須川 毅

「本の雑誌」の記事では早川書房の
分類番号とされていますが、出版社
すべてに共通の意匠番号なるものが
あるんでしょうか? 誰か教えて
ください。


No.746 (2003/11/14 07:21) title:意匠番号116196
Name:

同じ頃の、カッパノベルスには、この
 意匠登録番号
  116613
 が「奥付」に印刷されています。最近では
 この番号は書かれていません。

  HPBの番号に、意匠番号を使用すること
 を、やはり担当者が考えたのでしょうか、
 聞いてみたくなります。

  古書収集の、すべてをここに書いていませんが、
 このところ、いい感じで入手しています。
 少し曖昧に書きますと、
  クロフツを入手して、表紙をコピーして
 借りた人にわたしたら、喜ばれました。
  また、満州刊行本も入手。
 そのほかに、幻だったS氏には、多くの知られざる
 筆名があることがわかり、4冊入手してみて、
 驚きました。これで、他のものも入手には時間が
 かかりそうですが、筆名が判明したので、注意すれば、
 何とかなりそうです。


No.745 (2003/11/13 07:19) title:116196の「真相」は明らかにされた
Name:

ふとしたことから、その「謎」はとけたように
 思われます。すこし、もったいない話ですが・・・

  鮎川哲也編『下り”はつかり”』カッパノベルス
 昭和50,6.25初版発行
 の「奥付」を見ると、驚愕の番号
 
  116613

 がある。種明かしをすると、
  表紙の模様・意匠登録 116613
 であった。なお、この、他のシリーズでも
 同じ番号である。
  
 つまり、このことを応用すると、
 番号が、
 『ハヤカワ・ミステリ総解説目録 1953年−2003年』
 には
  116196
 と登録されて、その新書につけられた。これが「謎」の
 真相だった。40周記念号には、116159、
 45周記念号には、116176
 がその「登録番号」だった。


No.744 (2003/11/12 07:47) title:会津史郎
Name:

古書店で、雑誌一冊。「紳士読本」昭和37、3月。
 「会津史郎」名義のS・F小説。
 紹介には、「宝石賞」入選作家とある。
 正確には、「佳作」。入選後、依頼された作品
 のようです。

  『「エロティック・ミステリー」傑作選』光文社文庫
 に、採用されたのは、「私は離さない」。
 「略歴」不明、とある。

  この略歴には、SF作家としての注も必要か。

  同じ雑誌には、「藤村正太」作品もある。
 これも、知られていない作品。


No.743 (2003/11/11 08:06) title:鮎川哲也短篇
Name:

 手にした、雑誌「問題小説」昭和63年8月号
 には、鮎川哲也氏の短篇小説が掲載されている。
 その特集の一篇(p68〜77)
  「わたしの「探偵小説四十年」」 
 である。
  『鮎川哲也読本』原書房の、昭和63年
 の「作品目録」には未掲載。
  その「短篇小説」の文末には、まだ続きが
 ありそうな終り方であった。

  この続きは果たして書かれているので
 しょうか、気になる一篇でした。


No.742 (2003/11/10 07:55) title:いろいろと
Name:

 小林さん、「別冊シャレード」、桜の
 処にも、遅れて届いたので、おそらく
 部数が少ないかもしれません。

  雑誌「新風流」、見ていたら、カラーコピー
 ならば、雰囲気が伝わるのではないか、と思い
 そのようにしました。
  小林さんの言われるように、「趣味人」だな、
 と思わせますね。
  準備しながら、置き忘れてしまい、大変遅れて
 すいませんでした。

  風々子さん、横溝正史氏の作品、読む楽しみで
 時折、読んでいます。
  今、関心の対照は、昭和二十年代の、探偵作家
 の発掘です。難しいですが、試みています。

 小西さん、HP、拝読しました。いつもすばらしい
 仕事、敬服します。


No.741 (2003/11/10 01:06)
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

とだ さん
 
 加納朋子さんのエッセイの件、気付いていませんでした。
 加納朋子さんのファンサイトに行ってみると、チャンと話題になっていました。
 最近、私は調査力が落ちてます… (-。-;)
 早速、昨日(9日)図書館に行って閲覧、コピーしてきました。
 「加納朋子のひとりごと」として1ヵ月は続くようなので、今週からは駅で買います。
 お知らせ、大変ありがとうございました。
 
 加納さんは、『螺旋階段のアリス』も文春文庫より発売されています。
 もちろん購入済みです。

桜 さん
 「別冊シャレード 加納朋子特集」が発行された事も知りませんでした。
 早速、購入します。
 
 熊谷市郎さん発行の雑誌「新風流」の資料は、昨日(9日)受領しました。
 わざわざ、速達で送っていただき、申し訳ありません。
 
 資料で、目次・後書き・読者の投稿を見ると、熊谷さんの風流人振り、趣味と交友の広さが伺われます。
 「新風流」はプランゲ文庫に所蔵されているようですが、コピーとは言えカラーで見ると、雑誌の雰囲気が良く解ります。
 大変ありがとうございました。
 
 プランゲ文庫をマイクロ化したものも閲覧したいですが、中々東京の図書館には行けません。


No.740 (2003/11/08 21:43) title:「創世ホール通信/文化ジャーナル」2003年11月号が今日からネット上で読めます
Name:徳島 小西昌幸(北島町立図書館・創世ホール)
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp
URL:http://www.infoeddy.ne.jp/kitajima/hole/bunka/200311.html

■徳島の小西です。先日の東京訪問のことを書いた「創世ホール通信/文化ジャーナル」11月号が、今日から北島町のホームページで読めるようになっています。関心ある方は、「URL」をクリックして覗いてみてください。竹内博さんにご案内いただいて、大伴昌司さんのお母さんにお会いしたことなどを書きました。


No.739 (2003/11/08 09:56) title:失はれた影
Name:風々子

桜さん

>横溝正史「失はれた影」

図星でございます。
あいかわらずこの作家ばっかりです。

今年は作品を再読しようと
「新版横溝正史全集」を1巻から順に読んでいるのですが、
他に読みたい本もあり、なかなか進みません。
読破にはあと2年はかかるでしょう。
気の長いことです。


No.738 (2003/11/08 09:08) title:雑誌一点
Name:

 小林さん、遅れていましたが、
 「新風流」
 資料、月曜日におてもとに届くように
 送付したしました。

  今後とも、よろしくお願いします。


No.737 (2003/11/07 07:34) title:楢俊介
Name:

「別冊シャレード 加納朋子特集
  78号」2003、10.26発行、全56ページ
 拝受。作品リストに拠れば、1992年以来
 11冊、今年の予定もインタビューにある。

  「彷書月刊」11月号、には先月号の
 インタビューの続き。
  楢俊介のもうひとつの名前が判明。
  『十三人目の男』大和出版 昭和三十三年
 があげられている。
  そこにはとりあげられていないが
 個人的には、
  『第三の殺意』昭和三十八年
 に興味があり、探究中です。
 目録に掲載されたが、入手できず。


No.736 (2003/11/07 00:41) title:加納朋子のエッセイ
Name:とだ

オーナーさま

 ご存知かどうか分からないため、一応、ご報告。
 6日付の読売新聞夕刊に、加納朋子のエッセイが掲載されています。ひと月くらい、毎週木曜の夕刊に掲載される……のかな?


No.735 (2003/11/06 07:19) title:いろいろと
Name:

小林さん、「人魚通信」創刊号を
 申しこまれましたか、桜は、昨夜、
 メールで出しました。

  風々子さん、雑誌「ホープ」昭和25年
 には、横溝正史「失はれた影」が連載されて
 いるのですね(「推理小説研究 11号」より)
 厄ハ攣瓩虜酩覆傍い鬚箸蕕譴討い泙靴拭」

  小林さん、『左膳捕物帖』の戦後版、
 満州刊行版の所収の2作品のうち、
 「愛國長唄師匠」を改題して「江戸の魔像」
 のみを収録して、しかも、薄版、130頁に組み
 なおしています。
  昭和22年11月20日発行、東亜出版社 
      (大を付けていません)
 恐らく、著者の戦後最初の単行本でしょうか、
 雑誌版の著作をのぞいて。

 ・「三版」の謎 
  再版が手元にないので、不明ですが、
  他の単行本にも、「三版」と表示
  しているものがあるので、果たして、
  再版があるのか・・・、単行本の書名を
  かえて出す場合、「三版」としたものも
  あるので、ますますわからなくなりますね。

   このあたりは、満州での、著書の目撃者である
  加納一朗氏の証言をききたいです。


No.734 (2003/11/06 02:01) title:『左膳捕物帖』情報ありがとうございます
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

神楽坂 さん

 『左膳捕物帖』は持っていないのはもちろん、見た事も有りませんので、情報ご提供、大変有り難いです。
 
 やはり、入手されたのは「落穂拾い通信」からでしょうか?
 あの目録の中では欲しい本でしたが、資金力不足で断念しました。(泣)
 
 目録では発行年は明らかに誤植だったので、本当に三版なのか?と疑問でしたが、確かに三版だったのですね。
 大東亞出版社版の本は、版を重ねているように見せるため重版となっているものが多いとの説も有るようですが、私が見たものは総て初版(改題再刊の物の
み再版)だったので、気になっていました。
 『南方探偵局』、『左膳捕物帖』と、初期の出版物は版を重ねていた、と言うことでしょうか?
 ご教示、大変ありがとうございました。

野村宏平 さん

 「Index to AnthologiesのCD−ROM版[日本作品篇]」、手元に届きました。
 早速触ってみました…、と言いたいのですが、メインで使用しているパソコンのCD-ROMドライブが壊れてしまったので、まだ使っていません。(泣)
 使ってみなくても、冊子版、HPの「Index to Anthologies」は折につけ利用させていただいているので、大変な労作である事は解っています。
 ご苦労の多い資料探索の成果を、簡単に参照できるよう公開していただいた事に、感謝しています。


No.733 (削除済)
No.732 (2003/11/05 07:56) title:いろいろと
Name:

古書店に立ち寄る、ここでは、以前、
 ガラスケースのなかに、夢野久作の
 署名本、2冊に遭遇した処。
  長谷川伸『我が「足許提灯」の記』時事通信社
    昭和43、3.1 第五刷、函
  鮎川哲也『透明な同伴者』集英社文庫
    1988、4.25 第1刷、カバー違い(ピンク版)
  雑誌「日曜官能家」終刊号、睦月影郎サイン
 を購入、均一棚。

  神楽坂様、古書目録「落穂拾い通信」からの
 一冊ですね。
  批評社の雑誌「検証・八切止夫」(現在、3刷で発売)
 によれば、戦後、同じ題名で、収録作がことなり、
 出ているようですね。
  『南方探偵局』も同じ目録にありましたが・・・。


No.731 (2003/11/04 22:51) title:左膳捕物帖
Name:神楽坂

オーナー様

大東亞出版社の本を一冊入手いたしましたので、ご存知かとは思いますが、一応書誌情報をお知らせいたします。

左膳捕物帖 耶止説夫  康徳十年二月二十日発行 六月三十日三版 一円九十銭
 収録作品  愛国長唄師匠・安永豊臣騒動 255ページ
 


No.730 (2003/11/04 07:44) title:収集など
Name:

風々子さん、近頃、入手している雑誌や
 探偵小説(カストリ系、とよんでいますが)、
 榮
 という印がおされていて、すごいコレクターが
 いたものであると思っています。
  ご存知ですか。
  雑誌については、山岡書店、史録書房を
 中心に心がけていますが、いろいろな雑誌の
 完全収集を試みるものの、まだまだです。
  なぜか、カストリ雑誌の収集に眼が移って
 います。あまり、冊数がおおくないので。
  先の目録では、「ホープ」の昭和25年では、
 6冊でていましたが、もれてしまいました。

  野村宏平さま、以前の雑誌版にくわえて、
 CD-ROM版がでたということ、興味があります。


No.729 (2003/11/03 22:49) title:Index to Anthologies CD−ROM版のお知らせ
Name:野村宏平
Email:k-nomura@air.linkclub.or.jp
URL:http://www.linkclub.or.jp/~k-nomura/

Index to Anthologiesの野村です。

このたび、Index to AnthologiesのCD−ROM版[日本作品篇]が完成しましたので、そのお知らせにやってまいりました。
ミステリ、SF、ホラーの国内作品を含むアンソロジー2532冊のデータベースで、ご希望の方には5000円(年内特別価格/送料別)で販売しております。
詳細と申し込み方法については、下記のページをご覧ください。

http://www.linkclub.or.jp/~k-nomura/INFO.HTM


No.728 (2003/11/03 18:30) title:ありがとうございます
Name:風々子

桜さん

わざわざお調べいただいて、お手数をおかけしました。

気になっていた号は、S25年の1月号〜5月号なのです。
今回は残念でしたが、まあこういうものは縁ですよね。
いつかきっと巡り会うことができるでしょう。
どうもありがとうございました。


No.727 (2003/11/03 13:43) title:雑誌「ホープ」
Name:

 風々子さん、手元の雑誌「ホープ」では、
 はじめ、橘外男の初出掲載号のために、
 集めていました。山下武氏の注では、
 「ホープ」昭和21,10から昭和23,9
 まで、「陰獣トリステサ」が掲載になって
 いましたが、昭和22,1月から、であることが
 判明しています。手元には、
  昭和21年 11冊(揃い)
  昭和22年 10冊(9,11月、欠)
  昭和23年 9月まで5冊(4冊、欠)
 までは、集める予定でした。
  この欠号部分が集まりません。あとは、
 揃うならば、集めたいということで、
  昭和24年 2冊のみ
 該当の昭和25年には、高木氏の掲載号が
 2,4,5,6月号、とあり、これも
 空振りでした。
  昭和25年 1冊のみ(10月号)
  昭和26年の6月号で、「オール生活」に
 改題。

  ということで、あまりお役にたてそうに
 ありませんが、お知らせまで。


No.726 (2003/11/01 09:42) title:ご指摘、ありがとうございます
Name:

 風々子さん、ある島で焼物をして
 いるので(まねごとで、日曜日のみ
 陶芸にいそしんでいます)、
 文献を見られませんが、近日中に
 調べます。

  友人から強引に手に入れてもいい
 のですが、交換品がなかなか見つからず
 返却することが多いですね。

  M・ケイゾーさま、ご指摘ありがとう
 ございます。
  塚と城を間違えていたのですね、
 皆様、申し訳ありません。
  いいきゅうさん、ですね。
 以前は、EQIII
を用いられていたので、今回は
 漢字に変換ということでしょうか。


No.725 (2003/10/31 19:40) title:ホープ
Name:風々子
Email:gouya@ht-net21.ne.jp

桜さん

ご無沙汰しております。
とても気になる記述がありましたのでお尋ねしたいのですが

>雑誌「ホープ」一括
>欠号埋まらず。

ホープを集めておいでですか。
実はこの雑誌の昭和25年のある号(複数)に
ぜひ内容を参照したい作品が載っているはずなのですが、
この年度の分はお持ちでしょうか。

もしお持ちならば参照に関して
ぜひ相談させていただきたいのですが。

最近は古本関連は実におとなしいものです。
今年ももう残り2ヶ月ですが、
03年の個人的トピックスは
「スタイル読み物版」を1冊入手して、
横溝正史の中絶作「模造殺人事件」の欠落回が埋まったことと、
「ライノクス殺人事件」を力ずくで、金ずくで
入手してしまったことくらいです。
(だって欲しかったんだもん)


No.724 (2003/10/31 17:49) title:飯城勇三
Name:M・ケイゾー

 飯塚じゃなくて飯城ですね。

 いいきゅうさん とでも読むのでしょうか


No.723 (2003/10/31 08:03) title:最近の目録から
Name:

古書目録から。
 「ぐろりあ会」、やはり、雑誌「ホープ」一括
 のひとには負けますね、惨敗。欠号埋まらず。
 しかし、落しどころの、他の一点で、何とか満足。
  有隣堂主催の、「第29回ヨコハマ古書まつり」。
 「フレンチ警視最初の事件」あり、カバー付ですか、
 友人から借りたものには、カバーなし、パラフィンが
 あるということでした(これはついて来ず)、
 今年終りには、返却期限。
  「落穂拾い通信」には、『南方探偵局』あり。
 今年、目にした限りでは、ヤフー、名古屋のカタログ
 と「日本古書通信」掲載目録、と出ていました。
 実物は、2点か・・・。

  こまさん、注文されまいたか。
 中井英夫氏の文庫のほかに、いくつか(?)、
 催し物もあるようですね。


No.722 (2003/10/30 17:43) title:月食領崩壊
Name:こま

桜さま
中井英夫全集、出ていることを知りませんでした。こちらの本屋には入荷しないので、明日さっそく注文します。お知らせ、ありがとうございます。
話は変わって、知人の話では、東洲斎写楽の170点あるという絵のうち、かなりのものが明治に入ってからの贋作ではないか、と言われているそうです。元の版画から起こした贋作ではなく、新たに作品を追加したとか。ここにまた新しいミステリが生まれそうです。紙や顔料の研究から調べれば判ることですが、日本ではまだ調査されていないそうです。


No.721 (2003/10/30 07:37) title:いろいろと
Name:

 こまさん、中井英夫氏の、東京創元社からの
 文庫も、新刊がでて、あと一冊になりましたね、
 購入したものも散らばっているので、並べかえ
 ないといけません。
 
  おどるさん、書遊楽宴、も入手の運びとなり
 ました。ありがとうございます。

  通行人さん、あちらでもご活躍のこと、過去ログ
 をみて、刺激的な人もおられますね、やはり
 実物を所有している人は迫力があります。
  
  M.K.氏の私家版、月曜日に無事到着。普及版です。

  先月号の「彷書月刊」で、上野文庫店主の訃報
 を知りましたが、今月号では、その前後の様子が
 種々の文章をよむと、明らかになるようです。
  目録では、雑誌を中心に入手、店頭でも、
 何点か入手。昨年、あることで依頼したことが
 最後になりました。
  黒の表紙に金文字のカタログが、4号までで
 終りとなったようです。


No.720 (2003/10/29 11:33) title:こまさま、通行人さま
Name:古本まゆ
Email:mayu2@sb.starcat.ne.jp
URL:http://www2.starcat.ne.jp/~mayu/index.htm

こまさま

 三一書房版の全集の「ドグラ・マグラ」には、後になってみると、他の巻と同じように函カバーが付いているのが普通なので、何故あの時期に販売した「ドグラ・マグラ」には函カバーが無かったのか、何かとんでもなくいい加減な理由があったような気がします。

通行人さま

 私も欲しいのですが、今は個人の蔵書には、あまり拘らなくなっております(渡辺温関係の資料でも出れば別ですが)。ご幸運を祈願しております。もし運良く入手されたならば、謎のひとつである元版と普及版の違いを解明して、このボードに書き込んでいただければ嬉しいです。


No.719 (2003/10/29 10:44) title:ドグラ・マグラほしいですが
Name:通行人

桜様・古本まゆ様 わたしは実は別のHNでSALON DE 書痴の贈り物に登録していまして、過去にすごい恩恵を受けたことがあります。あそこは純文学系の珍しい小説や詩集の話題が多いけれど、ミステリー愛好者もかなりいて、過去の投稿にはミステリーの珍しい本の話もたくさんありますね。とりわけ、超有名コレクターの某氏の投稿にはいつも圧倒されます。年末の贈り物にも松柏館書店発行のドグラ・マグラ普及版がでるらしいので、ライバルは多そうだけれどがんばって取りたいです。


No.718 (2003/10/29 10:21) title:古本まゆさま
Name:こま
URL:http://web.thn.jp/kbi/

「ドグラ・マグラ」ですが、当時新刊で買ったのですが、外函に第一巻と同じカバーがついています。カバーには副題がついていて「錯乱と狂気へ誘う魂の幻魔術」「世界文学の巨峰 ドグラ・マグラ」に心おどりました。裏には「夢野久作のさまざまな可能性を結実し、世界の文学にも系譜なき地位を確立した一大幻魔怪奇探偵小説。34年間地底にゆらめき燃え続けて来た精神の鬼火が、今や全世界を焼きつくす劫火となって噴出する!」という惹句が。書き写していてなんか気恥ずかしい気分になりました。


No.717 (2003/10/29 10:06) title:書遊楽宴
Name:こま
URL:http://web.thn.jp/kbi/

この目録、私ももらっているのですが、250ページオールカラーで立派、古本のお値段もご立派!と、古本愛好家サイトでは話題になりました。私にとっては、三島由紀夫「岬にての物語」1968年の蕗谷虹児の口絵が2種類載っていて、参考になりました。でも、50万円とは・・・。この目録には作家原稿が沢山載っていますが、種村季弘氏の肉筆原稿が原稿料よりも高いのを知り、それから氏はワ−プロ原稿を編集者に渡しているそうです。余談でした。


No.716 (2003/10/29 07:51) title:いつか
Name:

  『クイーンの色紙』鮎川哲也、創元推理文庫
 2003、10月。解説は、飯塚勇三氏。
  いいつか ゆうぞう、は、いつか ゆうぞう、か。
 と、解説文の途中で、S御大であることに気つく。
  本当に、そうならば、クイーンへのこだわりが
 納得できました。

  おどるさん、玉英堂書店でしたか、リクエストして
 みます。

  古本まゆさん、あのシリーズ、処分してしまい、
 手元にありませんが、函カバー、とは・・・、
 いろいろありますね。

  小西さん、すばらしいメンバーとの出会い、
 時間差であわれるなんて・・・、わくわく
 してきます。


No.715 (2003/10/28 18:14) title:文庫ですが・・・
Name:おどる

最近の例でいうと、創元推理文庫の天藤真全集や、双葉文庫の日本推理作家協会賞全集が途中から装丁がかわったようなものですか。本棚を眺めるたび不愉快な気分になるのですが。

まあ、帯とは違って、カバーのほうは営業上の方針なのでしょうから、これは似て非なる例ですね。


No.714 (2003/10/28 17:59) title:玉英堂書店
Name:おどる

桜さま

こんにちは。販売会に反応されるのはさすがですね。
「書遊楽宴−古書稀覯本販売会」ですが、オールカラーの立派な目録も出ていました。探偵小説関係の出展物は神保町の玉英堂書店からのものがほとんどでしたので、そちらに問い合わせてみるのも手ではないかと思います。実際に玉英堂書店のサイトの目録には出展物が掲載されていました。

ところで昨夜記述した草稿のタイトルのうち、山田風太郎のものは「馬鹿々々しくない殺人」、乱歩のものは「水炊きの思出」の間違いでした。一応訂正しておきます。


No.713 (2003/10/28 16:38) title:帯ではないのですか
Name:古本まゆ
Email:mayu2@sb.starcat.ne.jp
URL:http://www2.starcat.ne.jp/~mayu/index.htm

 私が三一書房の「夢野久作全集」を買い揃えようとした時には、どの新刊屋に並
んでいる本も、「ドグラ・マグラ」の巻だけには函カバーが付いていなかった。今
本棚を眺めてみると、何か面白くないぞ。


No.712 (2003/10/28 16:34)
Name:古本まゆ
Email:mayu2@sb.starcat.ne.jp
URL:http://www2.starcat.ne.jp/~mayu/index.htm

yumutoさま、通行人さま

 ここのところ、本の買い取りと、月末の資金繰りでお礼が遅くなりました。ご教
示ありがとうございます。
「BBS SALON DE 書痴」は時々覗かせてもらっているのですが、あちらでも「ドグ
ラ・マグラ」普及版の話が出ていたのは気がつきませんでした。勿論、職業柄会員
登録はしておりません。
「ドグラ・マグラ」の普及版が、自費出版ではないとすると、ますます普及版の位
置づけが判らなくなります。とりあえず判明したところを整理してみると、

  「ドグラ・マグラ」の元版には、再版があったかもしれないが、確認はされて  いない。
   同じ年に、松柏館書店から普及版の初版が発行されているので、書誌的には
  両者は別の本と見なすべきである。
   昭和13年に、松柏館と同系列(親会社?)の春秋社が、普及版の初版を発  行。やはり別の本と見なすべきである。書誌の「夢野久作傑作集2」がこれか  もしれない。

 松柏館の普及版は、見た目には、元版とほとんど同じ本でしたので、判型がどう
なっているのか。普及版と元版の違い、ふたつの普及版の違いは、大いに気になる
ところです。


No.711 (2003/10/28 08:40) title:10・26、27と東京訪問してきました
Name:小西昌幸(徳島 北島町立図書館・創世ホール館長)
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp

■徳島の小西です。10月26日と27日の両日、仕事の打ち合わせで東京訪問していました。
■2004年2月28・29日に北島町創世ホールで《伊福部昭先生卒寿記念祭》を開くので、その打ち合わせでした。めちゃくちゃな日程でした。
■26日。10時に新宿で木部与巴仁(きべ・よはに)氏と会い、氏の講演会「伊福部昭・時代を超えた音楽」(2月28日14時開演)の段取りを協議。そのあと私は川崎市岡本太郎美術館で「舞踏家土方巽抄 肉体のシュルレアリスム」を観賞して、新宿に舞い戻り午後5時に中村屋でポプラ社の田中会長、瀬名堯彦さん、池田憲章さんと会食。6時半頃解散し午後7時には末永昭二さん、島本光昭さん、石戸圭一さん(自主レーベルいぬんどう代表、コケシドール)とライオンで約3時間。
■27日。木部氏に連れられて、野坂惠子さん(箏演奏家)宅を訪問。2月29日夜開催の「伊福部昭の箏曲宇宙〜野坂恵子演奏会」の詳細打ち合わせをした後、午後1時五反田に出て竹内博さんと合流。大伴昌司氏ご母堂・四至本(ししもと)アイさん宅にご案内いただき、3月の竹内さん講演会の際、貴重資料を図書館に寄贈いただいたことへのお礼を直接お伝えした。大伴邸を辞去した後、喫茶店で雑談し、午後4時過ぎ私は東京撤収。ヘロヘロです。
■一番近くのイベントは、12月6日夜の《上方講談◎旭堂南湖寄席2/赤穂義士対海野十三》(創世ホール2階ハイビジョン・シアター)です。ぐわむばります。


No.710 (2003/10/28 07:37) title:帯はなくて
Name:

yumutoさん、葦書房版、6巻目は、帯が
 もともとないのですか、桜のもとには
 出版社から直接送られてきたので、
 どうしたものやら、と気にしていました。
 この巻のみ、帯がないので、並べていて
 なんだか、この6巻、肩身がせまそうです。
  今後とも、ご教示をお願いします。
 
  おどるさん、知りませんでした、今日の
 4時までですか、しかも、即売会も・・・
 


No.709 (2003/10/28 01:06) title:帯…(泣)。
Name:yumuto

桜さん、お返事ありがとうございます。
で、葦書房版の帯についてなのですが、「ない」そうです。
最初から作ってないらしいです。
6巻を買う際、近所の本屋さんにはなかったもので、入れてそうな大きい本屋さんに「帯はついてますか?」って電話で問い合わせてみたんです。
そしたら「ついてません」と言われまして。
「あら、これは困った」ということで、葦書房さんに直接注文の電話をかけてみました。
その時に帯のことも聞いてみたのですが、上記の通り、ない、と。
なんだか淋しい感じです。
あと1巻だけ帯が違うのもどうかと…。
でも最終配本までかなり年月かかってますし、途中で色々あったそうなので仕方ないのかもしれません…。


No.708 (2003/10/27 22:50) title:「おどる」でした。
Name:おどる

すいません。下記文章の名前をローマ字で記載してしまいましたが、「おどる」でございます。


No.707 (2003/10/27 22:49) title:金田一耕助の出生
Name:odoru

会社帰りに池袋西武イルムス館二階で開催されている「書遊楽宴−古書稀覯本販売会」を覗いてきました。このところ極度の金欠に悩まされ、既に来月の小遣いを相当浸食しているので、稀覯本など手が出せるはずもなく本当に覗くだけです。
展示されている本や草稿は漱石、谷崎、三島など、近代文学関係が多かったのですが、なかには小栗虫太郎や夢野久作等の単行本や、大下宇陀児や松本清張、中井英夫等の草稿もありました。
山田風太郎の「馬鹿馬鹿しくない殺人」草稿や、乱歩の「水炊の思出」草稿には、懐具合を無視して心が揺らぎましたが、それ以上に「欲しい!」と思ったのは、横溝正史の「真説金田一耕助」草稿でした。原稿用紙のあの厚さから想像すると、第一回から最終回まで全部揃っているに違いありません。
ガラスケースの中には四百字詰め原稿用紙の最初の半分だけが見えています。「真説金田一耕助」の第一回のタイトルは「金田一耕助恐縮す」ですが、もともとは「金田一耕助の出生」というタイトルだったのを修正したようでした。また、「耕」の字を「春」に書き替えた痕が消されており、エッセイの最後で触れられている金田一春彦氏のエピソードをもっと直接に表すタイトルも考えられていたのかもしれません。
「書遊楽宴−古書稀覯本販売会」は明日の16時までの開催です。


No.706 (2003/10/27 11:57) title:おとずれて
Name:

通行人さま、ありがとうございます。
 早速、おとずれました。
  わぁ、はまりそう、という思いが
 しました。

  BBSの存在を知りませんでしたが、
 これからはおとずれたい、と思います。
  お礼まで。
  


No.705 (2003/10/27 08:52) title:ドグラ・マグラについて
Name:通行人

桜様 はじめまして。ドグラ・マグラの松柏館版と春秋社版のそれぞれ普及版をお持ちのかたが、BBS SALON DE 書痴に書かれています。松柏館版も再版ではなく、普及版だそうです。ご存じかも知れませんが一応お知らせします。


No.704 (2003/10/27 07:53) title:さらに
Name:

yumutoさん、これからもご教示ください。
 
 伏字(所有していた本には)がありました、
 あるものとないものがあるとは、知りません
 でした。

  西原氏の解説を読み返してみたいと思います。
 
  ところで、葦書房版の最終配本、これには
 帯がついていないようでしたが、いかがですか、
 前から、気になっていましたので・・・。


No.703 (2003/10/27 03:55) title:『ドグラ・マグラ』に関して
Name:yumuto

古本まゆさん、桜さん、はじめまして。
『ドグラ・マグラ』元版・普及版に関して気になるので、少し私も分かることを。

まず『ドグラ・マグラ』は自費出版ではなく、その印税が1935年3月春秋社から久作出した『梅津只圓翁伝』の出版に当てられたそうです。また、これは非売品らしいです(葦書房版『著作集』四巻より)。
久作の息子さんの龍丸さんも「自費出版」と書いてらっしゃいますけど、違うみたいですね。
春秋社と松柏館書店の関係ははっきりしないそうですが、同会社と見てよいという記述をどこかで見たような気がします…(不確かでごめんなさい)。
住所は同じだそうです。
この件に関しては西原和海さんが、ちくま文庫版『夢野久作全集』9巻に書いてらっしゃるのでまた御覧くださいませ。
「著者宛て印税明細書によれば、初版発行部数は2450部、再販(未見)が500部」とあります。
再販も、やはりあったのでしょうか。謎です。

〉元版は昭和10、1.15、普及版は昭和13、5.1
〉「傑作探偵叢書」春秋版、とあります

『夢野久作の日記』に龍丸さん作成の年譜があるのですが、それには刊行された単行本についても記載されてます。
昭和13年4月の項に、「ドグラ・マグラ」(夢野久作傑作集2)というものがあります。普及版というのはこれのことでしょうか。4月と5月で違いますが…。

久作の死後、黒白書房が『夢野久作全集』を10巻の予定で出すはずだったのですが、黒白がつぶれてしまったので途中で頓挫、3冊のみ刊行されました。
昭和11年5月に第4巻、7月に6巻、8月に8巻、です。
それを引き継いで、春秋社が、昭和12年4月に「山羊鬚編集長」(傑作集1)、4月「ドグラ・マグラ」(傑作集2)、5月「犬神博士」(傑作集3)、5月「巡査辞職」(傑作集4)。
ここまで出たらしいんですが、これもまた中絶したそうです。
龍丸さんの年譜は雑誌の巻号などに少し間違いもありましたので、刊行年月日については絶対確実とは言えませんが…。現物を見ていないのでなんとも言えないのが悲しいです。

乱歩の『幻影城』収録「探偵小説叢書目録」にも黒白版『全集』について載ってます。
で、目録の「探偵傑作叢書」の項を見ると、久作の本は「ドグラ・マグラ」、「氷の涯」「山羊鬚編集長」の3冊のみ、記載があります。
『氷の涯』は1935年5月、春秋社。これは復刻が出ていますよね。
あとの二冊は、『日記』に書かれている「傑作集」と重なりますが、「犬神博士」と「巡査辞職」はどうなのか。乱歩、入れ忘れているだけしょうか。
乱歩の記述と年譜の記述を合わせて見ると、またよく分からなくなってきました。

初めて書き込みしますのに、長々とごめんなさい。
今後、何かきっちり判明するのを楽しみにしてます。

そういえば、函に記載されてる名前についてなのですが、「夢野久作著」と「夢野久作」の2つバージョンがあるとか、ないとか、どこかで見たんですが。
奥付は杉山萠圓ですのにね。
あと、本文の「聖徳太子」の記述が伏せてあるか、そうでないか、など色々噂はありますね。


No.702 (2003/10/26 11:10) title:小冊子など
Name:

 小冊子「クリスティー文庫」創刊、
 全17ページ。
  p14〜17まで、チェツクリスト
 あり。
  他のPR誌とともに入手。

  古本まゆさん、確認していませんが
 少し前まで、ネット書店にありましたね、
 普及版が・・・。


No.701 (2003/10/26 09:55) title:ありがとうございます
Name:古本まゆ
Email:mayu2@sb.starcat.ne.jp
URL:http://www2.starcat.ne.jp/~mayu/index.htm

桜さん

 資料をお調べいただき、ありがとうございます。「普及版」のだいたいの輪郭は
読めてきました。
「夢野久作日記」の昭和10年分には、さしたる成果なし。ここまで、教えていた
だければ、市で現物を確認したり、関連資料を見つけたりで、時間さえ掛ければ判
明してくると思います。


No.700 (2003/10/25 12:22) title:注文で
Name:

 ネットで話題の、M.K.さんの私家版、
 カラー版はすでになく、今日、普及版
 が送付されるとのこと、注文しました。

  『ドグラ・マグラ』サイン本は、彼の日記に
 よると、50部の中の一冊でした(日付けが
 あるため)が、最終的にはその人物のことが
 不明でした。


No.699 (2003/10/24 11:28) title:ひき続いて
Name:

 喜国さん、前回に続いて、『本棚探偵の回想』
 に登場できること、大変光栄です。
 うれしく思います。

  古本まゆさん、中島氏のかいた月報が
 覆刻版『ドグラ・マグラ』に付いています。
 そこには、
  春秋社の別会社松柏館書店から刊行
 とあります。また、先の資料では
  当初、「傑作探偵叢書」のタイトルはなく
  昭和11年10月の広告から、夢野の作品を
  含めて、春秋社「傑作探偵叢書」一覧
  と掲載されるようになった
 ようです。
  一部分、引用時、変更。
 何となく、古本まゆさんの疑問が解けるような
 気がしますね。
 


No.698 (2003/10/24 08:42) title:鬼の函
Name:喜国雅彦

桜さん
>是非、喜国さんの手もとに置いていただけるとうれしいです。

判りました。死ぬまで保管しましょう。
ところでこの顛末は来年早々の発売になる予定の『本棚探偵の回想』に収録されます。


No.697 (2003/10/23 10:39) title:「ドグラ・マグラ」の普及版
Name:古本まゆ
Email:mayu2@sb.starcat.ne.jp
URL:http://www2.starcat.ne.jp/~mayu/index.htm

桜さん

 わざわざ、お調べいただき、ありがとうございます。
 私の方も、普及版の現物を市で見た時に、データだけでも記録しておくべきでし
た。元版は、現在手元にあります。

> 普及版では、元版の頭部切れで
> 普及版の函は元版からのもの

 一見同じに見える函ですが、元版の上部が切れているということですね。

> 元版は昭和10、1.15、普及版は昭和13、5.1

 当店のデータベース(どこか?の目録からとったものですが)、昭和10年松柏
館書店発行の普及版というものが記録されています。もし目録の記載に間違いがな
ければ、普及版には、松柏館書店版と春秋社版が存在する?

> 元版は昭和10、1.15、普及版は昭和13、5.1

 元版の再版は多分存在しない、ということですね。私の見た「普及版」は再版だ
ったと思いますが、記憶違いかもしれません。春秋社版は「傑作探偵叢書」のシリ
ーズに含まれる。何故書誌から抜けていたんだろう。

 まだまだ謎も多いので、このデータを元に、夢野久作の日記など調べてみるよう
にします。
 お手数、お掛けしました。


No.696 (2003/10/23 07:15) title:函の流用
Name:

古本まゆさん、以下は、「古書目録
 芳林文庫古書目録 探偵趣味」平成12、7月
 から、要約(それを解釈)したものです。
 ・元版、普及版の書影あり
   普及版では、元版の頭部切れで、小
 ・普及版の函は元版からのもの
   カバーなし
 ・元版は昭和10、1.15、普及版は昭和13、5.1
 ・「傑作探偵叢書」春秋版、とあります
   再版はみたことがない、と書かれています
   六版までか(これには、発行年のちがいあり)
 ・担当者が満州に移動したので、
  昭和13、5.1(頃)までか

  とここまで書いて、以前、元版、サイン入り
 (初期の50冊のうちの一冊)を入手。友人に譲った
 ことを思いだいました。
  これについては、カメラで記録していますので、
 資料を確認します。


No.695 (2003/10/22 07:32) title:函あるいは
Name:

 喜国さん、しばらく、葉書をながめて
 いました。
  あの、造りは、桜じしん、満足の行くもの
 でしたが、喜国さんに、そう言っていただけるだけで
 幸せです。是非、喜国さんの手もとに置いて
 いただけるとうれしいです。
  「函」にこだわるためか、函がなければ、函、
 またカバーがなければ、カバー、と思う、その頃
 でした。 

  古本まゆさん、それらの書影をみたのが、
 古書目録で、「探偵趣味」を副題とする
 一冊です、「普及版」について言及されていた
 ように思います。読み返して、またここに
 書きますので・・・


No.694 (2003/10/21 16:19) title:「ドグラ・マグラ」の普及版について
Name:古本まゆ
Email:mayu2@sb.starcat.ne.jp
URL:http://www2.starcat.ne.jp/~mayu/index.htm

 以前から気になりつつ、そのままで来たのですが、時々聞く「ドグラ・マグラ」の普及版とは、一体どんな位置づけの本なのでしょうか。この本のことは手元の書誌にも載っていないようです。
 本(再版)自体は、名古屋の市でも見たことはあるのですが、見た目には初版本と変わらず、奥付にのみ「普及版」の記載があるようです。
 一応推測しているのは、昭和10年1月に、夢野久作が松柏館書店から「ドグラ・マグラ」の初版本を自費出版(再版はあるのだろうか)。再版以降は松柏館書店が版権を取得して、「普及版」として出版(逆に「普及版」の初版は存在するのでしょうか)。その後、版権が松柏館書店から、同じ系列の「春秋社」に移って、いつまでか判らないものの出版を継続、という形ですが、どんなものでしょう?
 なにせ、この職業のものでも、なかなか目にする機会のない本ですので、ご教示いただけると、助かります。


No.693 (2003/10/20 10:33) title:
Name:古本まゆ
Email:mayu2@sb.starcat.ne.jp
URL:http://www2.starcat.ne.jp/~mayu/index.htm

 函のサイズは、かなり微妙なところがあります。また、きつい函から本を抜くのにもコツがあります(力を入れない。函を軽く持って、角度を正確に合わせて振る)。
 したがって、割れた函の修理は、必ず中に本を入れて、現物合わせで行います。函だけで修理しようと思うと、綺麗に修理ができたと思っても、後で本がきちんと収まらない危険があります。
 確かに出来の悪い函が有ります(宇野浩二全集の第1巻とか)。中さんの完全主義のお仕事振りには、頭が下がります。


No.692 (2003/10/20 08:51) title:うっかり自画自賛どころか
Name:中 相作
Email:stako@e-net.or.jp
URL:http://www.e-net.or.jp/user/stako/

 どうも申し訳ありません。うっかりしておりました。下記の投稿、発言タイトルの欄にURLを書き込んでしまったのでしょうか。なんか変なことになってしまいました。いかにご無沙汰つづきであったとはいえ、なんともお恥ずかしい限りです。しばらくリハビリに努めるべきかもしれません。


No.691 (2003/10/20 08:44) title:
http://www.e-net.or.jp/user/stako/

Name:中 相作
Email:stako@e-net.or.jp

 ●岩堀様
 ご無沙汰いたしました。ご心配をおかけして申し訳ありません。そんなような事情ですので、あと一か月ほどお待ちいただきますようお願いいたします。
 私が経験した函のきつい本ベストワンは、たぶん平凡社『日本史大事典』の何巻目かだったと思います。手軽に出し入れできるしろものではまったくありませんでしたので、ほかの巻もすべて函をとっぱらって書棚に並べる仕儀となりました。
 あんなものをよく商品として流通させられたものだとほとんど感心してしまいますが、それに比べて名張市立図書館はなんと良心的であることかと、うっかり自画自賛してしまいたい気分です。


No.690 (2003/10/20 06:56) title:やっぱり・・・
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 須川様

  「日本推理小説大系」の函、やはりそういうのがあるんですね。
  ちなみに、小生の「鮎川・土屋・日影集」は、今やってみたら
  スイスイです。バラツキがあるという事ですね。

  創元のバッジ、拙宅にも届きました。こういうグッズ?はあまり
  興味はないのですが、若い頃胸ときめかしたマークとなると
  格別の思いがあります。
  


No.689 (2003/10/19 22:23) title:箱がきつい
Name:須川 毅

岩堀さん
「日本推理小説大系」の箱の出来は悪いようで
僕のは「鮎川・土屋・日影集」がいったん入ると
抜けません。
*創元社のピンバッジが届きました。


No.688 (2003/10/19 16:37) title:乱歩リファレンス
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 中様

  「乱歩リファレンス3」はそういう事情だったのですね。この頃は、家に
  帰ると、「なにか本は届いていないか」と家人に聞くのが日課になっていて、
  もしかして忘れられたかなと心配していましたが、安心致しました。
  楽しみにしています。

  函の件ですが、東都書房の「日本推理小説大系」の第2巻「江戸川乱歩集」
  も函がきつくて出すのに大難儀で昔からボロボロ…。最近函欲しさに古本で
  購入したのですが、これもきつい…。自分のだけではなかったのか…と妙に
  安心しました。結局、キチッと入れるともう出せないのではと怯えて、
  半挿し状態で本棚に並べています。そういう方いませんか?
  


No.687 (2003/10/19 09:20) title:なんとあの会で!?
Name:喜国雅彦
Email:RXW02141@nifty.ne.jp

桜さん
 そうだったんですか!? なんと桜さんから本を買ったことが。
 あの会は僕は未読王さんに教えてもらって入会したんですが、
珍しい本が信じられない安価で出品される素晴らしい会でしたね。
新潮社の探偵小説全集の何冊かを相場の半分以下で入手した思い
出があります。
 ところで、改造函『孤島の鬼』ですが、よろしかったら桜さんの
手元にお返ししますよ。労作ですし、お金を出して買ったものでは
ないですし、それをネタに書かせてもらいましたし。
 希望されるならメールでお返事下さい。


No.686 (2003/10/18 11:02) title:もう一冊も
Name:

喜国さん、ありうることのように感じて
 います。巻数もならば・・・
  桜も、神戸のKさんも、亡くなられたかたも、
 Yさんが主宰されていた、古書の会のような
 あつまりの、その目録を通じて、交遊が
 ありました(、と思われます)。
  その会では、喜国さんに、一度、平成10年
 12月に鮎川氏の、双葉社のアンソロジーの一冊を
 お譲りしたことがありました。手元の葉書
 をみて、うわぁぁ、と思いだしたのでした・・・

  何か、不思議な縁がありそうですね。

  中さん、今から、わくわくしてきます、
 手にする日には、ページをめくる速度が
 ゆっくりとなりそうです。

  小西さん、その日の感動が伝わってきます。
 
  明日から、九州のある作家のかたに
 会いにでかけます。必要な資料を
 持っていっていいよ、といわれています
 ので、明日からの2、3日が楽しみです。
 


No.685 (2003/10/18 08:43) title:ご支援に感謝、10・16徳島県読書振興大会
Name:徳島 小西昌幸(北島町立図書館・創世ホール)
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp

■徳島の小西です。10月16日に北島町立図書館・創世ホールで開催した《徳島県読書振興大会/大会テーマ◎検証・戦後出版界〜大衆文学と子どもの本/講演1「日本文芸の大転換期ー戦後というとてつもない時代」出版芸術社・原田裕社長、講演2「ポプラ社経営57年」ポプラ社・田中治男会長》は、約2百人の参加者がありました。どちらの講演も大変熱のこもったものとなり、有意義な催しになったと思います。
■それぞれ80分間の講演という設定では、どうしても時間が足りなくなり、この点のみ残念でした(やむをえないことですが、私はあと2時間ぐらいお二人のお話の空間にひたっていたかったです)。全国の公立施設の企画担当者の皆さん、ぜひ続きをやってください。それぞれ単独で呼ばれて、2時間程度時間をとれば十分講師先生も満足のゆくお話しをしていただけると思います。
■原田さんは、冒頭で「昔の作家や編集者は実によく酒を飲んだ。そのために知り合いは全滅してしまった。私はあんまり酒が強くなかったから生きているが、とても残念だ」という趣旨のことを話し、いきなり聴衆の心をわしづかみにしました。■原田さんは、乱歩さんのことを多くお話になっていました。探偵作家クラブの集まりで、セスナ機に乗って東京を眺めながら酒を飲もうという企画があったそうなのですが、セスナは大変揺れるのでみんな飛行機酔いをして真っ青になり、全くお酒を飲むことができなかったというエピソードに腹を抱えて笑いました。
■田中会長は吉川英治さんとの交流を熱く語っていました(途中涙声になった)。会長は、天真爛漫・誠にほがらかなおじいちゃんなので、話が脱線しても、聴衆にはバカウケでした。
■講演終了後は、話しかけたい人や記念写真をとりたい人のために、お二人にロビーに出ていただきました。おばあちゃんたちがいっぱい群がって、写真をとりまくってました。
■夕方の飛行機でお二人はお帰りになり、私は空港ロビーで握手をしてお別れしました。原田さんからは、北島の図書館にはふしぎ文学館シリーズの未所有本はいくらでもあげるからリストを送りなさいといわれるし、田中会長は謝礼はいりませんを連発するし、もう大変です。
■17日午前6時50分頃、田中会長から小西自宅にお礼の電話がありました。会長さんはいつも会社に6時半ごろには出勤されてるんです(しかも土・日も会社にいます)。イヤハヤ。
■原田さんは、このたびの講演がひとつの契機になって自分の編集者人生を記録にしても良いという趣旨のことを、小西宛の手紙でお書きになっています。ただし、執筆時間は全く無いから、インタビューという形なら可能でしょう、とのことでした。ここは日下三蔵さんがもっともふさわしいのではないかと思います。日下氏には、お電話でお伝えしましたが、ぜひ今のうちに記録を積み重ねて行っていただけないでしょうか。
■末永さんからも激励メッセージをいただきました。皆さんのお心ばせに深く感謝いたします。おじゃましました。
【この文章は、名張人外境の掲示板に投稿した文章に大幅加筆したものです】


No.684 (2003/10/18 07:15) title:お詫びかたがたお詫びのみ
Name:中 相作
Email:stako@e-net.or.jp
URL:http://www.e-net.or.jp/user/stako/

 ●桜様
 盲亀の浮木めいた趣の函談義に割り込むようで恐縮ですが、どうもありがとうございます。三部作は近く堂々完成いたしますので、よろしくお引き回しいただきますようお願いいたします。それから、きのうの投稿でお名前をひらがな表記にしてしまいました。久しぶりの投稿とあって緊張していたせいだと思います。どうも申し訳ありません。平身低頭の毎日です。


No.683 (2003/10/17 15:46) title:巻数も修正してあって
Name:喜国雅彦

桜さん
>同じようなことを考えて、する人がいるものですね。

 いいえ、そんな人が二人存在するというよりは、その本が桜さんの本であ
るという確率の方がはるかに高いと思います。
 絶対にこれは桜さんの本であると思われます。
 これは三年ほど前、神戸のとあるマニアの人から平凡社版の乱歩全集を函
付き函なし取り混ぜて買ったときに、おまけでついてきた本です。
 そのときの顛末は今発売中のダ・ヴィンチ誌の連載『本棚探偵の童心』に
書いていますので、よろしかったらお読み下さい。
 それにしても、うむむむむ。
 なんというシンクロニシティ。というか狭い世界。というか古本は天下の回り物。ちょっと感動しています。
 ううむ、


No.682 (2003/10/17 11:58) title:函ちがいで
Name:

 喜国さん、そうです、平凡社版です。
 それにしても、同じようなことを考えて、
 する人がいるものですね。
  「鬼」に注目して、修復しました。
 雑誌の破れとか、函ちがいなど、直すのが
 好きなので、ついついしてしまいます。
 その方にも了承していただいていた
 のですが・・・

  東京の方と、全集と雑誌を交換して
 すでに手元にはなく、その方はなくなられる
 前に相当処分して、家族もその後処分
 された、と聞いています。


No.681 (2003/10/17 08:46)
Name:喜国雅彦

桜さん
 それってひょっとして平凡社の全集ではないですか?
 我が家に『吸血鬼』の「吸血」の部分を書き換え
『孤島の鬼』に修復してあるヤツがあるんですが。
 


No.680 (2003/10/17 07:48) title:函を修理して
Name:

 中さん、3部作の完成、お待ちしています。
 函の大きさ、天の部分が少し大きめに
 なる方が出し入れしやすいものです。

  以前、古い、乱歩全集の函を修理して、
 他の乱歩全集の巻に使用したことが
 あります。何と、同じサイズでした。
 すでに手元にないのですが、いまだに心に
 のこりますね。

  また、ときどき、古書店で、函のみを
 探している人に逢うことがあります。
 他に使用すると言うことのようです。


No.679 (2003/10/17 06:43) title:お詫びかたがたお知らせまで
Name:中 相作
Email:stako@e-net.or.jp
URL:http://www.e-net.or.jp/user/stako/

 ご無沙汰いたしました。小西昌幸さんに露払いを、さくらさんに太刀持ちを務めていただいて、いよいよ堂々の土俵入りをご覧いただくべくお邪魔したと申しあげたいところなのですが、恥ずかしながらお詫びを申しあげるために参上いたしました。
 名張市立図書館の江戸川乱歩リファレンスブック3『江戸川乱歩著書目録』は、ちょっとしたミスがあったせいで発送開始が一か月ほど遅れることになりました。函がやや小さく、本体を出し入れするのにいささか難儀いたしますため、函をぜーんぶつくり直すことになった次第です。
 こちらの掲示板で乱歩の著作についてご教示いただいたみなさんには、あれはいつでしたか葉書でご挨拶申しあげ、早ければ9月中にはお届けできるとお知らせいたしましたが、これがちっとも早くはなくて、完成した『江戸川乱歩著書目録』が名張市立図書館に到着したのは10月10日のことでした。
 で、この函では駄目だ、つくり直しだ、と決定したのがついきのうのこと、新たに函をつくるには一か月ほどかかるとのことですから、まあ早ければ来月中旬、あまり早くなければ来月下旬、いくらなんでも年内にはお届けできるであろうと自暴自棄めいて思っております。
 どうもとんだことで申し訳ありません。組版その他の作業が遅れに遅れ、そのうえ最後の最後にも見事に躓いて、名張市立図書館はもしかしたら呪われているのではあるまいかと疑われる昨今です。
 以上、謹んでお詫びかたがたお知らせまで、不肖カリスマ平蜘蛛のごとく蜘蛛男のごとく平身低頭してお伝え申しあげる次第です。


No.678 (2003/10/16 07:40) title:締切で
Name:

小西さん、今日ですね、講演会は。
 盛況になるものと思います。

  古書目録で、雑誌「川柳祭」15冊
 を見つける。都筑、乱歩、海野十三
 などが書いている雑誌です。
  今日が締切です・・・


No.677 (2003/10/16 07:25) title:講師先生徳島入りされました
Name:小西昌幸(徳島 北島町立図書館・創世ホール館長)
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp

■徳島の小西です。昨10月15日午後2時徳島空港着の飛行機で、ポプラ社・田中治男会長と出版芸術社・原田裕社長が徳島入りされました。到着を待っていると、ロビーに新崎人生氏を迎えに来ているアレクサンダー大塚氏がいました。この日のJAL便は大変な人たちが乗っていたわけです。
■さっそく車中で原田さんに日下三蔵さんの仕事っぷりを詳しくお聞きしたりしました。やっぱり日下さんは大物です。
■会場下見と詳細の打ち合わせを北島町立図書館で行いましたが、その間に出版芸術社から電話があり、原田さんは新刊本の用紙指定をファクシミリで行なっていました。横溝さんの伝奇作品の3巻目の用紙していだったと思います。大変ですねー。
■午後4時過ぎ、ホテルでチェックイン手続きをして、海野十三碑をご案内しました。それから紀伊国屋書店と小山助学館をまわり、午後7時からお二人を囲む会。結局8人の集まりでした。海野十三の会から私を含めて3人。県立図書館の人、はるばる島根県から駆けつけてくださった今井書店社長の今井直樹さん(今井さんは田中会長の追っかけだそうです)、ポプラ社の中国四国担当の営業マン氏、そして田中さんと原田さんという顔ぶれでした。
■私は帰宅してから講師紹介原稿を何とか書き上げ、深夜に床につきました。さー、いよいよ、本番です。行ってまいります。


No.676 (2003/10/15 07:51) title:雑誌揃い
Name:

 古書店で、雑誌「貸本マンガ史研究」
 創刊号(2000.6)から12号(2003.4)、
 12冊揃いを見つけて、入手。
  価格3000円を見たとき、思わず手に取り、
 定価を計算しました。
  揃い、ということに弱いですね。
  いつか購入するのではないか、と
 思っていた雑誌です。


No.675 (2003/10/14 07:46) title:目録などで
Name:

 三部作、完成、すばらしい仕事です。
 到着が待ち遠しいですね。

  目録から、雑誌「mystery avenue」3号
 昭和54、7月、を入手。森英俊氏の
 鮎川哲也論があるためか、なかなか入手
 できなかった。この号でようやく、8号まで
 揃う。その後、さらに刊行されたのか
 気になります。
  「全日本大学ミステリ連合会報」には、
 まだ、かなり、欠号があります。
  いわゆる、K目録で入手したものばかりですが、
 入手できるのでしょうか、今後・・・。
 


No.674 (2003/10/13 08:56) title:祝! 『江戸川乱歩著書目録』完成
Name:徳島 小西昌幸(名張の中相作氏をたたえる会)
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp
URL:http://www.e-net.or.jp/user/stako/Images/DE-200313.jpg

■徳島の小西です。息抜きばっかりしております。申し訳ございません。大事な宣伝書き込みを忘れていたので……。
■『江戸川乱歩著書目録』がついに完成したようです。10月10日に名張市立図書館に印刷所から納品されたとのことです。名張の中相作さんの乱歩研究サイト「名張人外境」をご覧の方にはいうまでもないことですが、美しい体裁の書影も掲載されていました(上記URL参照)。これで3部作完成ですね、中さん、偉業達成、本当にご苦労様でした! 「創世ホール通信/文化ジャーナル」でも宣伝するようにします。


No.673 (2003/10/12 22:33) title:「創世ホール通信/文化ジャーナル」2003年10月号
Name:小西昌幸(先鋭疾風社 ハードスタッフ)
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp
URL:http://www.infoeddy.ne.jp/kitajima/hole/bunka/200310.html

■小西です。あわてて書き込みをしたら、芦辺拓先生の漢字を間違えてしまいました。芦辺先生、申し訳ございません。お詫びし訂正させていただきます。
■今日から「北島町のホームページ」に「創世ホール通信/文化ジャーナル」10月号が掲載されています。10・16徳島県読書振興大会で、私が原田さんと田中さんの講演会を企画するに至った心情を書きました。かなりテンションを高めて書いたので、心ある方には一定の共感をしていただけるのではないかと存じます。上のURLをご覧ください。


No.672 (2003/10/12 21:32) title:本当にヘロヘロです
Name:徳島 小西昌幸(北島町立図書館・創世ホール)
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp

■徳島の小西です。徳島県読書振興大会でヘロヘロです。持ち帰りの仕事は次のとおり。町長あいさつ(催し冒頭の主催者あいさつ)と教育長あいさつ(閉会とお礼の言葉)の原稿、原田さんと田中さんを囲む会(前日夜)の段取り、原田さん田中さんそれぞれのご講演前の「講師紹介」(小西が行なう)の原稿もあります。
■12月6日に私の職場では、《上方講談・旭堂南湖寄席2》を開催するのでその企画書を作ってタウン誌などへの宣伝もしないといけないのですが、そんなこんなで全然身動きが取れません。南湖さん、すみませんです。
■そんな状況なんですが、今日も明日も私は妻とコンサート観賞です(演奏会の間も原稿に手を加えたりしています)。
■一昨日、東京創元社のSF担当編集者・小浜さん(徳島県出身、ご実家は小西の隣町)からお電話を頂戴しました。SF仲間の知人から講演会資料等の入手方法について聞いてくれといわれたとのことでした。ダイジマンさん、ご安心ください。柴野先生講演会のときのご恩は決して忘れておりませんから(須川さんも小林オーナーも芦部先生もご安心を)。
■他にも、当日資料をご希望の方が大勢おいでるようです。当日資料ご希望の方は、住所氏名電話番号を書き、「徳島県読書振興大会当日資料希望」と明記の上、百円切手2枚を下記までお送りください。数日以内に資料をお届けします。
【郵便番号771-0207 徳島県板野郡北島町新喜来字南古田91 北島町立図書館】


No.671 (2003/10/11 21:48)
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

県内の古本屋さんの棚から角川文庫のホームズ物、
カバーがない時代の帯付本を四冊買いました。
最近は、横溝文庫を始めとする特定のものばかりが話題になるようですか、
よくよく探せは、ほんとうに珍しい本もこのようにあるものです。
そのうwww.p
にアップします。


No.670 (2003/10/10 07:33) title:徳間文庫
Name:

新刊で、徳間文庫「地獄太夫」山田風太郎
 2003、10.15 初刷、購入。
  このシリーズ、継続購入予定。
 「解説」で書かれている、「殿様」初出が
  「ミステリー」ではなくて、
  「エロチック・ミステリー」
  となるようです。

  このところ、雑誌「くいーん」も収集
 の対照です。昭和22年で、五冊あるのは
 確実ですが、昭和23年では、何冊刊行された
 のでしょうか。2冊の別冊は確認できましたが、
 肝心の、本誌の1冊が見つかりません。
  「ク井ーン」もあるので、困惑。


No.669 (2003/10/09 07:56) title:書影など
Name:

  『乙女のロマンス手帖』堀江あき子
 河出書房新社、1500円
  「ダ・ヴィンチ」11月号では
  昭和20〜30年代の少女雑誌
 とある。
  
  新刊で、「おとなの工作読本」No.3
 を購入。「航空模型少年」が夢見た
 雑誌の書影、あり。

  昭和23年七月号(7.1発行)の「オール猟奇」
 「増刊特別号」ではなくて、その「増刊特大号」である
 ことを単行本版「カストリ雑誌研究」掲載の書影から
 確認。


No.668 (2003/10/08 08:00) title:小酒井不木 再録
Name:

古書目録から、何点か雑誌「オール猟奇」
 を入手、手持ちのものとあわせて、ようやく
 全体が俯瞰。
 ・発行年なし 1冊
 ・昭和22  3冊
 ・昭和23  4冊(四月まで)、その後
   改題して「オールナイト」      2冊
   改題してないまま、同じ日に継続して 2冊
 ・昭和24  3冊
   復刊号として継続(終刊は確認できず)

 その他に、出版社名は、複雑怪奇。

   昭和23年七月号(7.1発行)の
 「増刊特別号」に、小酒井不木「メヂューサの首」
 が再録収録、あり。
   これは、単行本版「カストリ雑誌研究」山本明と
 「一栄堂書店古書目録」で確認。

  下に書いた、2年後輩は、2年先輩、でした。
 訂正します。


No.667 (2003/10/07 07:50) title:更新など
Name:

 古書店で、幻影城ノベルス「炎の背景」
 天藤真(昭和51)を手に取る。
 「プロフィール・天藤真」を、大学で2年後輩の
 鈴木五郎が執筆。大学の頃、同人誌をだしていた
 ことなどを語る。
  鈴木五郎には最近、光文社文庫に収録作
 あり。
 
  リスト更新、大変な仕事です。公開を前提
 としていますから、苦労がはかりきれませんね。


No.666 (2003/10/07 01:32) title:感謝感激雨霰!
Name:芦辺 拓
URL:http://ashibe.infoseek.ne.jp/

 鮎川賞のための上京から帰ってきましたら、な・何と!「新本格著書リスト」待望の更新! これで次々と本を出して行く何よりの励みができたというもの。本当にありがとうございました!

 以前から述べていたことですが、貴リストは、今のミステリ界の動向を見る最大最良の定点観測記録といえます。いかなる高尚な空理空論も、これにかなうものではありません。

 ともあれ、これで「小林さんのリストが更新されないから、新しく本を出しても張り合いがない」という言い訳は通らなくなったわけです。2004年は今年の沈滞を乗り越えて、質を保ちつつ量を飛躍させることを、ここに誓わせていただきます。ご大変とは存じますが、何とぞこれからも随時更新の程を……。


No.665 (2003/10/06 18:57) title:行きたいなあ
Name:須川 毅

10・16徳島県読書振興大会!!!
レジメを見て本当に行きたくなりました。
残念です(泣)


No.664 (2003/10/06 07:47) title:いろいろと
Name:

小西さん、当日レジュメ、貴重な写真が掲載
 されるのでしょうか、手に入れたいものです。

  小林さん、リスト更新をなされた、ということ、
 これも大変な仕事ですね。
  山前譲氏とは別の形での資料、となりますので
 すばらしいです。

  「スムース文庫」刊行数が少ないようなので、
 九冊までははたして手にはいるか、心配です。

  佐野洋氏の、連載の仕事、「本の窓」では、
 スタイルが確立したため、大きな流れが把握
 することができますね、最近では。
  最初の回には、少し、年代的には、ズレが
 あるようですが、「くろがね叢書」全容待ち
 の状況ですね。手もとのものには、残念ながら
 「探偵小説特集号」はありません。
  


No.663 (2003/10/06 01:00) title:364日ぶり
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 読みなおしてみると、日数が変ですね。
 「新本格著作リスト」を更新したのは、前回から364日ぶり、でした。
 1年マイナス1日です。
 
 無理やり更新したの、間違いも有ると思います。
 お気づきの点は、指摘して下さい。


No.662 (2003/10/06 00:51) title:「新本格著書リスト」を更新 などなど
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 小林文庫です。
 
 またまた、久し振りに浮上です。

 ようやく「新本格著書リスト」を更新しました。
 前回から365日ぶり。なんとか1年以内に更新できました。(笑)
 やっと芦辺拓さんとのお約束も守れました。

 文庫化も含めて、一番追加点数が多かったのは、予想通り森博嗣の23点。
 次が、恩田陸の11点。
 京極夏彦、篠田真由美が9点、鯨統一郎、清涼院流水が8点の順でした。
 併せて、石崎幸二、石持浅海、加賀美雅之、高田崇史、鳥飼否宇、西尾維新、林泰広、東川篤哉、舞城王太郎、柳広司、米沢穂信をリストに追加しました。

 点数が多くなったので、次にはDB化したいと思っています。
 年内には受賞リストも更新したいものです。(できるかなぁ)

     *     *     *

小西昌幸さん
 「徳島県読書振興大会/出版芸術社原田裕社長+ポプラ社田中治男会長・講演会」の準備、おつかれさまです。
 それにしても、お二方の講演会は、素晴らしいものになりそうですね。
 昭和20年代の少年探偵小説出版事情、30年代の探偵小説から推理小説への移行期の裏話…。
 聴いておきたい事ばかりで、参加できないのが、心の底から残念です。
 原田さん、田中さんには、自社で回顧録を出版して欲しいものです。

 小西さんは大変だと推察しますが、読書振興大会の大成功に向け(死なない程度に)ご尽力をお願いします。

     *     *     *

 おどるさんに教えていただいた、弦書房発行の『夢野久作読本』、版元に注文して入手しました。
 おどるさん、ありがとうございました。
 
 論創社『平林初之輔探偵小説選1』は、BK1では注文可能になりましたが(Amazonはまだ)、発送可能時間が4〜15日になっているので悩み中。
 東京に行って書店で買った方が早いかどうか? 書店で購入した方がいたら、教えて下さい。

 さくらさんにはもう届いたという「スムース文庫」。
 私にはまだ届きません。 速攻で予約したつもりなのに…。
 もう一度問い合わせしてみます。

     *     *     *

 奥木さん、「くろがね叢書」のリスト追加、ありがとうございます。
 9冊集まると、「くろがね叢書」の全体像が解りかけてきました。
 戦時中の探偵小説受容についても考えさせる、とても役に立つHPです。

> 今年のはじめの池袋西武の乱歩展の図録。
> それの保存用自著の写真をみると昭和十九年のところにうっすらと二冊、『くろがね叢書』が見てとれます。
 と言う書き込みで、中相作さんのHP「名張人外境」で、乱歩邸に保存されている「くろがね叢書」の事が話題になっていたの思い出しました。

 「くろがね叢書」は雑誌か書籍か?、戦時中に乱歩作品や探偵小説は弾圧されていたのか?、なども詳細に考察されています。
 参考 ⇒ http://www.google.com/search?hl=ja&as_sitesearch=www.e-net.or.jp&q=user%2Fstako&q=%82%AD%82%EB%82%AA%82%CB%91p%8F%91&btnG=%83T%83C%83g%93%E0%8C%9F%8D%F5

 中さんは、乱歩邸で乱歩作品収録の「くろがね叢書」を確認したとの事で、確認したのは次の2冊。
   第十七輯  昭和19年4月30日発行 (「二銭銅貨」「黒手組」収録)
   第二十輯  昭和19年7月31日発行 (「灰神楽」収録)
 共に、奥木さんも所有しているものでした。
 乱歩邸に他の号も有ったのかは不明です。(『幻影の蔵』DBを検索してみましたが、「くろがね叢書」は見つかりませんでした)

 さくらさんが引用されている、佐野洋氏の記述(小学館のPR誌「本の窓」2003年5月号より連載の「ミステリーとの半世紀」第1回)と照らし合わせると、いくつか疑問が出てきます。

 ・ 佐野さんは、
   昭和18年旧制中学3年の時の担任が探偵小説好きで、探偵小説は合理的な物語である、と授業中に教えてくれた。
   その時、以前読んだ「二銭銅貨」の事を思い出し、担任の話が良く理解できた。
   昭和17年旧制中学2年の2学期に、肺結核の療養のため入院したが、その際「くろがね叢書」「戦線文庫」を読んでいた。
   「くろがね叢書」に乱歩の「二銭銅貨」が掲載されていた。「二銭銅貨」を読んだのが、探偵小説の面白さに目覚めた最初だった。
   と書かれていますが、「二銭銅貨」が掲載されていたのは第十七輯(昭和19年4月30日発行)なので、時期的に合ません。

 ・ 乱歩邸に乱歩作品収録の「くろがね叢書」が2冊しかなかったとすると、本当に他にも乱歩作品を収録した輯は存在したのか?

 佐野さんにも、記憶の齟齬が有るようです。
 佐野さんの証言を裏付けるためにも、もっと「くろがね叢書」の内容を知りたいところです。
 「くろがね叢書」の情報をお持ちの方は、ぜひ教えて下さい。


No.661 (2003/10/05 22:58) title:10・16徳島県読書振興大会準備で死にかけている小西です
Name:小西昌幸(徳島 北島町立図書館・創世ホール館長)
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp
URL:http://www.infoeddy.ne.jp/kitajima/hole/event/200310.html#1

■徳島の小西です。10月16日開催の《平成15年度徳島県読書振興大会/出版芸術社原田裕社長+ポプラ社田中治男会長・講演会》の準備が大詰めを迎え、死にかけております。
■今日は、新青年研究会の渡辺晋(天瀬裕康)氏が、日本内科学会参加のため広島県から徳島入りされたので、10時半頃から13時頃まで色々とご案内させていただきました。渡辺さんのフリーペーパー「時空外彷徨」で徳島特集が掲載される予定だそうです。
■火曜日に、読書振興大会の当日資料の版下を印刷入稿するので、その追い込みをしているのですが、その内容がとんでもないことになっております。ポプラ社・田中会長のレジュメは明日届きます。原田さんのレジュメと写真資料の追加は、今日15時頃速達で届きました。開封して私はひっくり返りました。
■原田さんから送りいただいたレジュメの一部を特別にご披露しますと、
《●『宝石』の創刊と第一次探偵小説ブーム
  仲良し『探偵作家クラブ』抱腹絶倒物語
  乱歩/木々・大下/角田・横溝/水谷・城・渡辺/山田・高木・島田・香山/大河内・山村・都筑/飛鳥・大坪/中島・鈴木ら多士済々
  江戸川乱歩賞の創設、松本清張の出現と推理小説(第二次探偵小説ブーム)
  『他殺クラブ』『霧の会』『不在クラブ』の愉快なメンバーたち》
《●SFの胎動期/『宇宙塵』の創刊と柴野拓美
  海野十三氏訪問記(以下略)》
■あー、ぞくぞくします。今日届いた写真は、吉川英治ご一家、書斎で執筆中の山岡荘八氏、自宅での山手樹一郎氏(着流し姿で犬と写っている)、ベレー帽姿の江戸川乱歩氏、大下宇陀児ご一家、フェアレディーに乗る大藪春彦氏、以上6点でした。開封して私は頭がクラクラしました。その前にお送りいただいた写真は、山田風太郎一家と原田さん一家の合同ハイキング(1969年8月)、天藤真氏と原田氏(1963年)、土屋隆夫氏と原田氏(2002年)というものでした。
■どれも貴重なものばかりなので、当日資料の2頁分に全ての写真とレジュメを割り付けました。おかげで、余白スペ−スは全くなくなりました。
■ポプラ社・田中会長さんの2頁分にも貴重な写真多数が載ることはいうまでもありません。全てのディレッタントの同志の皆さん、どうかこの催しにご注目ください。お邪魔しました。チャンチャン。


No.660 (2003/10/05 10:13) title:購入したもの
Name:

 古書目録から、例えば
  雑誌「日本ユーモア」2巻1号、昭和22,1月
   通巻2号である、創刊号は昭和21年
   全容が判明まじか
  怪奇探偵「エロスの祭典」鹿火屋一彦
   昭和22,11月
   気になっていた著者、「実話雑誌」などに
   執筆。題名からは、随筆集のような感じ
   であったが、小説集
 などを購入。


No.659 (2003/10/04 14:57) title:追加
Name:

「スムース文庫」追加。

 02 借家と古本 荻原魚雷
 03 詩集 風来坊 岡崎武志
 9巻までの、予定のようです。

  装丁は、雑誌「スムース」と同じ。


No.658 (2003/10/03 07:29) title:謎の116196番
Name:

  奥木さん、「だ」がついていますね、
 そういえば・・・。大下宇陀児氏の
 推理小説を系統的に読んでいなくて、
 個人的には全容を把握していませんので
 古書店にあれば、購入しています。
  ネットでも散見されますが、購入を
 ひかえています。金額をみずから縛って
 いますので。
  
  新刊で、116196番『ハヤカワ・ミステリ総解説目録
 1953年ー2003年』、50周年
  購入。
 これは次のことからきています。
   116176番もあり、これは
 『ハヤカワ・ミステリ総解説目録 1953年ー1998年』
 45周年、に付けられています。
  また、その前の40周年には、
 『ハヤカワ・ミステリ総解説目録 1953年ー1993年』
  116159番です。56ではなくて、59であることは
 何かのミスでしょうか。56ならば、20番ごとに
 つけたものです。

  新刊で、「スムース文庫」02,03が送られて
 くる。価格500円。


No.657 (2003/10/02 21:34) title:
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

桜さん

見たのは誰だ
俺は不服だ
子供は悪魔だ

講談社ロマンブックスの大下宇陀児作品は三点とも、タイトルの末尾が“だ”で終わっています。
作者のシャレッ気でしょうか。


No.656 (2003/10/02 07:25) title:大下ほか
Name:

古書店で、ロマン・ブックスの
 『子供は悪魔だ』大下宇陀児
 昭和33、購入。短篇四編所収、密室ものは
 「山は殺さず」。

 遅れて到着、『覆刻 白蟻』小栗虫太郎
 平成15、7、25、購入。月報は付いて
 いない。定価8,000円。
 


No.655 (2003/10/01 07:36) title:雑誌
Name:

申込んでいた、雑誌「貸本マンガ史研究
 13」、届く。最新号で、九月発売。
  追悼号(桜井昌一)であるので、購入。
 
  九月、古書目録、届いた点数、34。
 今年九月までは、232点。昨年は、この
 時点で、242点。今年、8月では、12点、
 昨年では、20点。このあたりの差が
 総数にひびいていたようです。


No.654 (2003/09/30 07:48) title:雑誌から
Name:

11月号の「小説推理」、喜国氏の連載
 最終回、とある。
  しかし、12月号予告では、連載陣
 のなかに、名前が。
  二人はもつれながら滝つぼへと落ちて
 行った。
  という結末を見る限り、これで
 連載は「完」である、ように思われます。
 果たして、次号は・・・、と待たれます。

  雑誌「オール猟奇」追記。昭和二十三年には
 2冊の、増刊号があり、その一冊に小酒井不木
 の小説(再録)があるようです。
  昭和二十二年の刊行をいれて、7冊(増刊号
 含まず)。
  長谷川卓也氏の本では、この7冊の書影あり。
 
  2冊の増刊号(未見)には、ここで話題に
 なった、杉山氏の短篇もあるようです。
  さらに、ややこしいのは、昭和二十四年には
 復刊号がでている、ということ(古書目録に
 よる)。
  目録では、かなり見かけるので、手に入れたい
 ものです。


No.653 (2003/09/29 08:02) title:ときには幸運もあって
Name:

岩堀さん、そうですね、巻数からみれば、
 「世界・・・」ではなくて、「日本」
 でしょうね、函には、「世界」とあるので、
 勘違いの可能性が強いかもしれません。

  古本まゆさん、ミスの確率は常にあります
 ので・・・、しかし、おもわぬことも
 ユーザーにはもたらせてくれます。
  
  ミスかな、と思いながら、紙の目録の
 一点にだしたところ、「狂艶」の8号を
 入手したことがあります。それまで、7号
 が終刊、と思われていたので、これは
 ミスではなくて、正しい表示だった。
  あるいは、「オール猟奇」、こちらも、
 7号まで、とされていますが、このところ
 あいついで、増刊号が2冊もでてきて、
 絵入りで、FAXしても、アタリません。
  ミスでなければ、その2冊が存在する
 わけで、こちらはもっかのところ、探究
 の2点です。


No.652 (2003/09/28 10:53) title:まっ、仕方ないですね
Name:古本まゆ
Email:mayu2@sb.starcat.ne.jp
URL:http://www2.starcat.ne.jp/~mayu/index.htm

 古本屋の場合、少人数で仕事をしていることもあって、多少の間違いは仕方がないところがあります。
 当店の場合、パソコンに入力した分は、必ず目を代えて見直すようにしていますが(ああっ、見直ししてくれてない本が300冊以上も溜まっている)、それでも後から細かい間違いが見つかります。昨日も全集で別巻を冊数に入れ忘れているミスが見つかりました。いままでに、どうしてこんな間違いをしたのだろう、というように首をかしげざるをえないようなミスもありました。店主がひとりで作業している店も多いようなので、その場合、入力ミス確率はグーンと大きくなると思います。ミスの確率を下げようとするとコストが上がってきますので、注文があった時点での再確認を心がけるようにしています。


No.651 (2003/09/27 14:34) title:勘違い?
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 桜様

  件の目録、「日本…大系」は16巻、「世界…大系」は24巻
  (別巻除く)ですから、単純ミス(日本→世界)ではなく、
  勘違いしていると思います。

  「彷書月刊」ではありませんが、ある書店が送ってきた目録では、記載
  されている雑誌の月号が写真表示されている現物表紙からみると間違って
  いるというのがありました。たまたま、その表紙の号を持っていたので
  わかったのですが、そうでなければ気付かず、未入手号!と買っていた
  かもしれません。
  そういう点では、目録買いも「コワイ」ところがありますね。
 


No.650 (2003/09/27 11:11) title:このところ
Name:

岩堀さん、紙の目録は、あいかわらず、
 きていますが、年間、多い人では
 600通、桜のところには、350通
 前後です。
  あたる確率は、20から30%。
 古書店によれば、よくあたるな、と
 おもっていましたが、これはマチガイ
 であることに最近気付きました。
  一人しかだしていないので、アタル
 ということ。それにしても、長く信じて
 いましたね。

  下の雑誌の号に掲載された、目録では
 「宝石」2巻5号が「欠号」である、という表示
 がほしいですね。
  岩堀さんが指摘されたもの、「日本」ではなくて
 「世界」の書店側のミス(?)でしょうか。
  
  また、「日本の古本屋」HPに掲載された
 下に該当の書店ではミス(?)が
 かなりあったことがあり、そのとき、FAX時に
 確認しています。
  ミスがあったので、すぐに訂正がありました。
  


No.649 (2003/09/26 10:33) title:古書の注文
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 桜様

  私の場合、「彷書月刊」ではまず古書展情報、次に目録を重宝
  しています。目録は、最近の方がポツポツFAX注文するようになりました。

  最新号(10月号)では、中島河太郎「推理小説展望」を東都書房の
  「日本推理小説大系」別巻として全17巻揃が某書店から出ていましたが、
  「推理小説展望」は同社の「世界推理小説大系」の別巻ですね。


No.648 (2003/09/26 08:20) title:目録で
Name:

下に書いた、「別冊太陽」での城市郎氏の対談
 を読む。そこでは、乱歩の評論2冊についての
 言及があるものの、言われるほど、珍しい
 ものではないように思われます。
  何年か前に、古書目録で、1ページ買い、あるいは
 数頁買いという、現実にあったことがあります。
  店主によれば、発禁本コレクターの人。
 そのなかの1点を、入手。橘外男の、謹呈、識語入り
 でしたが、手紙をかねたもの。宛先は、兄弟宛。


No.647 (2003/09/25 08:09) title:目録から
Name:

「彷書月刊」10月号では、末永さんの
 連載が佳境にはいりつつあります。
  「大和出版」「宝石出版社」「新研社」
 「大衆書房」の一端があきらかにされることに
 なります。
  はじめは、「大和出版」関係者のインタビュ
 が掲載されていますが、単行本にされるときには
 長いインタビュに再構成されることが期待
 されます。

  最近では、「日本古書通信」「彷書月刊」に
 掲載される目録を読んで注文FAXを出す機会が
 少なくなってきました。
  皆様はどうなのでしょうか。


No.646 (2003/09/24 11:27) title:書影など
Name:

古書目録より、天城勝彦「魔術」昭和21
  力書房
 を入手。「魔術コント」10編収録。
 奇術会では、有名人。著者略歴もあり。

  新刊で、「別冊太陽 城市郎の発禁本人生」
 平凡社、2003,10.19、2500円。
  表紙の書影をしばらく鑑賞。


No.645 (2003/09/23 15:48) title:今日古書店を覗いたら
Name:秦 重雄
Email:jdk26001@cwo2.bai.ne.jp

1年ぶりくらいか、例のビデオと雑誌が多いある店にはいると戦前のパンフ、内容見本がハコに入れてありました。個人の収集品でしょうが、戦前の全く分野が違う内容見本十数点を糸で閉じてあるのが700円。帝國文庫月報第二号(昭和3年6月)に小酒井不木「懐かしき帝國文庫」(1頁)があり、世界探偵通信(世界探偵小説全集月報第一号(昭和4年6月1日、平凡社)に平林初之輔「来るべき探偵小説全盛時代」(2から3頁)があったので購入しました。小酒井不木と平林初之輔の全集に収録されているか図書館で調べなければ私には分かりませんがご希望の方にはコピーを送ります。明日から金曜まで出張しますので不在です。


No.644 (2003/09/23 10:20) title:他に2作品もあるようです
Name:

奥木さん、『くろがね叢書』について
 佐野氏は、「本の窓」第1回連載の
 p31−32において、
  (昭和18年)さらに、1年さかのぼる、
 とあって、
  「探偵小説特集号」
 がくまれて、
  「二銭銅貨」があったことだけはたしかである
 とある。
  その後もときどき「探偵小説特集号」(略)
  「何者」なども読んで(略)記憶違いかもしれない
 と書かれています。

  奥木さんのリストに掲載されたもの以外に
 乱歩には2作品がある、ということになります。
 


No.643 (2003/09/22 22:28) title:くろがね叢書の探偵小説特集
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

桜さん

いやあ、『くろがね叢書』は何がでてきても不思議ではないシリーズです。
海軍系だからでしょうか。

今年のはじめの池袋西武の乱歩展の図録。
それの保存用自著の写真をみると昭和十九年のところにうっすらと二冊、『くろがね叢書』が見てとれます。
ならば、乱歩の名のない探偵小説特集もあったようですね。佐野さんの説によると。


No.642 (削除済)
No.641 (2003/09/22 16:32) title:発行日など
Name:

奥木さん、「くろがね叢書」には、まだ、
 「探偵小説・特集」があるようです。
 佐野洋氏の「本の窓」連載に拠る。

  古本まゆさん、「推理小説叢書」、
 その単行本には、
  ・元版(白青版)・初版/二版 発行日異なる
  ・元版の異装版(赤青版)・二版 元版と
                発行日異なる
  ・元版・異装版 発行日同じ
  ・単行本 改題なし・改題あり
 という場合わけができそうです。


No.640 (2003/09/21 19:49) title:くろがね叢書
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

http://okugim.hp.infoseek.co.jp/

小林文庫オーナーにいただいた資料によって、
当ページのくろがね叢書のコーナーが今までになく大充実。
昭和二十年に海野特集がありました。
興味のある方は見てやってください。


No.639 (削除済)
No.638 (2003/09/21 10:14) title:発行日など
Name:

『密室殺人大百科(上)』二階堂黎人編
   2003、9.15 第1刷発行
 『密室殺人大百科(下)』二階堂黎人編
   2003、9.12 第1刷発行
 とあり、下巻は9.15
 のミスプリント?

 『20世紀日本怪異文学誌』山下武
  実業之日本社、古書店にて「新入荷」棚で
 購入。
  山下氏には珍しく、巻末に「索引」ナシ。

  本屋にて、
 「歴史民俗学 No.21 検証・八切止夫」
 が、2003、9.10、で初版第3刷、
 となっていることを知る。3刷、ですか。
  


No.637 (2003/09/19 17:11) title:江戸川乱歩関連情報
Name:

はじめまして。「乱歩」で検索していたところこちらへたどり着きました。東京は下町、江東区森下文化センターにおいて開催される連続講座「江戸川乱歩の世界」のお知らせです。只今、江東区内外にかかわらず、広く一般の参加者を募集しております。
【内容】第1回(10/21)「江戸川乱歩の生涯」講師:山前譲(推理小説研究家)
第2回(11/4)「江戸川乱歩と東京」講師:松山巌(建築家・評論家)第3回(11/18)「探偵小説の創始者として」講師:山前譲(推理小説研究家)
第4回(12/2)「少年探偵団の世界@」講師:戸川安宣(ミステリー評論家)
第5回(12/16)「少年探偵団の世界A」講師:堀江あき子(弥生美術館学芸員)
第6回(1/13)「祖父・江戸川乱歩の思い出」講師:平井憲太郎(編集者) 
隔週火曜日 午後7時〜8時30分
【受講料】 5,000円(全6回分・教材費含む)
【主催】(財)江東区地域振興会 江東区森下文化センターhttp://www.baynet.ne.jp/~l-koto/
【会場】江東区森下文化センター 江東区森下3-12-17 *第1・3月曜日休館
【交通】都営地下鉄新宿線・大江戸線「森下」駅8分/営団半蔵門線・都営大江戸線「清澄白河」駅8分
【お申込み・お問合せ】電話03(5600)8666

どうぞよろしくお願いいたします。


No.636 (2003/09/18 18:47) title:ありがとうございます
Name:古本まゆ
Email:mayu2@sb.starcat.ne.jp
URL:http://www2.starcat.ne.jp/~mayu/index.htm

桜さん

 ありがとうございます。
 皆さんにご教示いただいて、大分「推理小説叢書」の流れが判ってきました。
手元のものは「柘榴其の他」が元装の再版、「俘囚其の他」が異装の初版です。
やはり定価は、刊行が進むにつれて上がっているので、当時のインフレの状況
が判ります。


No.635 (2003/09/17 07:26) title:雄鶏社
Name:

古本まゆさん、『推理小説叢書』雄鶏社
 は次のように刊行されていました。
 昭和21.7.5  3 春の夜其の他 芥川
 21.7.15   4 かのように其の他 森
 21.9.15   1 柘榴其の他 江戸川
 21.10.25   6 春滴る(上)小島
 21.11.10   5 文学少女其の他 木々
 21.11.20   9 春滴る(下) 小島
 22.1.15   2 鉄の舌其の他 大下
 22.5.5 8 海象に舌なきや其の他 小栗
 22.6.5 7 俘囚其の他 海野
 全九冊を刊行。
  戦後のインフレで、初版、再版で、13円から
 150円になったので、価格の訂正にともない、
 装丁を変えたり、単行本として刊行した、

 とありました。『雄鶏社の40年のあゆみ』
 昭和60.10、を参考にしました。
  芥川の、異装版が書影ででています。

  小西さん、ポプラ社にもおられたのですね、
 雄鶏社、と同じように。


No.634 (2003/09/16 21:52) title:10・16徳島県読書振興大会のチラシ画像をアップしました
Name:小西昌幸(徳島 北島町立図書館・創世ホール館長)
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp
URL:http://www.infoeddy.ne.jp/kitajima/hole/event/200310.html#1

■徳島の小西です。ご無沙汰しておりました。仕事がたてこんでヘロヘロです(明日・17日の夜、「アイルランド音楽への招待」ザ・リフィ・バンクス・トリオコンサートを開催。やっとここまでこぎつけました)。
■北島町のホームページで、10・16「徳島県読書振興大会/出版芸術社・原田裕社長+ポプラ社・田中治男会長講演会」(13時〜、北島町立図書館・創世ホール、電話088・698・1100、担当・小西)のチラシ画像等をアップしました。興味ある方は、上のURLをご覧ください。チラシの実物ご希望の方は気軽にお知らせください。無料でお送りします。講演会の惹句は次のような文章にしました。
■《敗戦後の日本……。焦土の中から不屈の精神と清冽な志で出版界に身を投じた若者たちがいた。戦後文化の屋台骨は彼らが支えたのである。60年近く最前線で奮闘する2人の出版人が今その半生を語る。全読書人注目の講演会、徳島で実現!!》


No.633 (2003/09/14 18:35) title:白地版で、出ていましたか
Name:古本まゆ
Email:mayu2@sb.starcat.ne.jp
URL:http://www2.starcat.ne.jp/~mayu/index.htm

日下三蔵 さま

 一度白地版で、既刊分全て出ておりましたか。ひょっとして、最終配本の「俘囚其の他」から新しい装幀に変わったのかと思いましたが、疑問が解消いたしました。装幀違いの初版本が存在する(多分日付は同じ)と、仕事をしていて結構戸惑います。

桜さん、奥木幹男さん 真幌さん 日下三蔵さん 喜国雅彦さん

 ご教示ありがとうございます。このシリーズについては、ちょっと気をつけて、記録を残していきたいと思います。


No.632 (2003/09/14 06:17) title:いろいろと
Name:

木村竜彦さん、活字の上で、名前を
 知っています。北上さんでしたか、謎がとけました。
 ありがとうございます。
  趣味誌は、あなどれなくて、昭和二十年代後半を
 語るために、必要な資料ですので、そのあたりを
 是非、お手紙でご教示ください。

  九州に今日でかけ、火曜日に戻ります。
 また、後半に東北に出かけますので、
 ここにかけなくて、後ろ髪をひかれます。

  芦辺さん、「妖奇」、とくに本多さんを中心とする
 人脈はおもしろいですね。

 『香山滋集 魔境原人』ちくま文庫。
 タヒチの情火 「新青年」昭和25年11月号
        ではなくて、1月号
        のミスプリント
   ですね。

 『完全犯罪』小栗虫太郎、雄鶏社
   昭和24年10.5発行
   『海象に舌なきや 其の他』
   (赤青版で、初版)の「後書」
   をのぞいた、異装版でした
     


No.631 (2003/09/14 00:03) title:さてもめでたし
Name:芦辺 拓
URL:http://ashibe.infoseek.ne.jp/

 木村竜彦さんの書き込みを拝見して、ずっと杉山清詩さんのことを調べておられる秦重雄さんに大あわてでお知らせした次第ですが、雑誌「妖奇」に妙に心ひかれてならない私にとっても興味深い情報が続々とあらわれ、近ごろこちらのゲストブックは目が離せません。

 さて、僕の方は山前譲さんと高木彬光氏夫人のご好意にて『謎の民衆裁判』の著者・柳原緑風氏のご遺族と連絡が取れ、大変喜んでいただけました。お話によると、戦後の探偵作家とはずいぶんおつきあいがあったようで、こちらからも面白い事実が発掘できそうです。


No.630 (2003/09/13 19:47) title:これはこれは
Name:木村竜彦

秦重雄さんには、別途メールします。杉山さんのこと、お心にかけていただいて、ありがとう。
櫻さん。矢車俊雄さんは、北上登米雄というペンネームでした、そうなんです東北の北上川の登米町のかたでした。体がお弱くて旅はなさらなかったし早世なさいましたので、文通だけの友人ですが、仲好しでした。惜しいかたでした。彼は探偵小説を書くほうではなく、その評論家でした。杉山清詩さんと矢車さんは、趣味誌界の友で面接はなかったと思います。
長野では上山田温泉に原田さんという多才な名士がいました。お名前、知っていますか。


No.629 (2003/09/13 11:52) title:いろいろと
Name:

推理小説叢書、小栗虫太郎の単行本、
 よく見ると、改題されて、雄鶏社から
 でていまして、カバー付、と私が先に
 記したのは、それでした。収録作品は
 同じです。これは異装版でしょうか。
  改題前の版に、カバーは付いて
 いたのでしょうか。

  おどるさん、楽しみな本です。
 
  日下さん、10巻刊行、おめでとう
 ございます。次もあることを祈念して
 います。

  木村竜彦さん、お手紙を出す前に
 ここでもりあがりましたが、次週
 後半に東北にでかけるため、連絡が遅れて
 いますが、必ずいたします。
  矢車俊男さんの「鬼の家」になぜ杉山氏の
 書誌が掲載されたのか、興味があります。
 確か、木村さんと矢車さんはお知り合い
 でしたから(趣味誌によれば)。
  


No.628 (2003/09/13 06:49) title:推理小説叢書
Name:喜国雅彦

5『文学少女 その他』木々高太郎 にも赤青版は存在します。


No.627 (2003/09/12 22:35) title:推理小説叢書
Name:真幌

そうしますと雄鶏社の叢書にカバーがついていたということで、私の記憶違いでしょうか。白を基調にした他の探偵小説の本とは全く異質と言ってもいいほどの文学味を感じさせる表紙であったと記憶していますが、そうするとカバーも同じデザインだったのでしょうか。
赤い異本というのは私は存じません。おそらく表紙を変えて二度のお勤めをさせたものかと思います。

それと細かいことですが、小栗虫太郎さんの本は「海豹」ではなくて「海象」ではなかったでしょうか。あれで私は「海象」と書いて「せいうち」と読むのだなと知ったと思います。


No.626 (2003/09/12 22:27) title:推理小説叢書
Name:真幌

そうしますと雄鶏社の叢書にカバーがついていたということで、私の記憶違いでしょうか。白を基調にした他の探偵小説の本とは全く異質と言ってもいいほどの文学味を感じさせる表紙であったと記憶していますが、そうするとカバーも同じデザインだったのでしょうか。
赤い異本というのは私は存じません。おそらく表紙を変えて二度のお勤めをさせたものかと思います。

それと細かいことですが、小栗虫太郎さんの本は「海豹」ではなくて「海象」ではなかったでしょうか。あれで私は「海象」と書いて「せいうち」と読むのだなと知ったと思います。


No.625 (2003/09/12 22:23) title:夢野久作読本
Name:おどる

福岡にある「図書出版 弦書房」から「夢野久作読本」(多田茂治著・四六判・2200円)が10月上旬に発行されるというメールをいただきました。
「久作の生い立ちから国家観、宗教観、作品の舞台裏までを紹介し、その独特な文学世界を深く味わうための一冊です。口絵写真には親族の方から提供の久作の写真を、装幀には久作自筆の絵を使用しています」だそうです。
図書出版 弦書房には義理はなく、たまたまお知らせいただいただけなのですが、地方小出版センター扱いの書籍のようなので、広く配本される本ではないかもしれないと思い、とりあえず情報として書き込んでおきます。


No.624 (2003/09/12 22:10) title:夢野久作読本
Name:おどる

福岡にある「図書出版 弦書房」から「夢野久作読本」(多田茂治著・四六判・2200円)が10月上旬に発行されるというメールをいただきました。
「久作の生い立ちから国家観、宗教観、作品の舞台裏までを紹介し、その独特な文学世界を深く味わうための一冊です。口絵写真には親族の方から提供の久作の写真を、装幀には久作自筆の絵を使用しています」だそうです。
図書出版 弦書房には義理はなく、たまたまお知らせいただいただけなのですが、地方小出版センター扱いの書籍のようなので、広く配本される本ではないかもしれないと思い、とりあえず情報として書き込んでおきます。


No.623 (2003/09/12 22:08) title:推理小説叢書
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

ちょっと何か皆様に悪いような気がして、雄鶏社の推理小説のカバーについて、いろいろと思い出してみした。
どこで見たのだろう。たぶん、神保町界隈の探偵小説に強い専門店だったような気がします。
でも、もしかしたら私の書庫に何か手がかりがあるかも知れない。そう思って、かき回してみたところ、ありました。
叢書8 小栗虫太郎『海豹に舌なきや』には、
少なくとも私の手元にある一冊にはカバーがあました。
たぶん、返本された在庫の再出荷のための化粧直しだろうと思いますが、
カバーは実際、ありました。
ああなんと、研究者泣かせなのでしょうか。


No.622 (2003/09/12 21:55) title:推理小説叢書
Name:日下三蔵
Email:CXX06677@nifty.ne.jp

日下です。

>最終配本と思われる第7巻に、それまでに刊行されたのと同じと思われる白地に
>青い帯の入った装幀本があったのかどうかは気になるところですので、今後時間
>をかけて調べてみたいと思っています。

あ、これでしたら間違いなく存在しますよ。
つまり一度白い本として全冊出版されたことは確実です。

で、赤い方の異装版が後版だと思うのですが、こちらは全冊は
確認できていません。小栗と海野は持っていますが。

あと乱歩の「柘榴其の他」については、さらに表紙の違う異装版
(昭和22年7月)があります。


No.621 (2003/09/12 21:48) title:木村竜彦様
Name:秦 重雄
Email:jdk26001@cwo2.bai.ne.jp

杉山清詩さんのことを聞かせて下さいませんか。1951年のオールロマンス事件で差別者のレッテルを貼られた杉山さんの名誉を回復したい気持ちで、ミステリーは専門ではありませんがずっと彼のことを追っていました。メールアドレスにご連絡先をご教示下されば幸いです。明日とあさっては旅行しており不在でございます。(他の皆様へ。個人の連絡にこの欄を使ってしまい申し訳ございません。長年探していた個人の知り合いが出現されたことでびっくりしております)


No.620 (2003/09/12 21:40) title:推理小説叢書
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

用紙逼迫のこともありましょうが、少なくとも一冊はカバー付があったように記憶しています。しろっぽい表紙に、カバーかついていのました。
べつに、うそをいってもしかたがないですし。
戦後初期の出版物は実際これこれこうと言い切れないほど、行き当たりばったりだと認識するのが一番だと思うのですが。

お気に触ったらごめんなさい。


No.619 (2003/09/12 19:49) title:雄鶏社『推理小説叢書』
Name:真幌

いつも拝読するばかりでしたが、はじめて書き込みさせて頂きます。
No.612で奥木さまがお記しになっています雄鶏社の『推理小説叢書』の件ですが、私当時リアルタイムで本屋さんの店頭に並んでいるのを見ております。その時の記憶では、後期の方はいざ知らず、少なくとも「かのやうに」とか「海象に舌なきや」などが出ていた頃はカバーはついていなかったと断言できると思います。

終戦後もごく早い時期の出版であり。
1.「推理小説」という呼称が初耳だったこと。
2.当時のみすぼらしい仙花紙の本が多かった中で装丁が非常にあか抜けして見えたこと。
3.芥川や森鴎外などが入っているのが非常に奇妙に見えたこと。
などで非常に印象的で未だに鮮明に記憶に残っております。

当時はご存知のように非常な紙不足で、終戦直後の昭和21,2年頃は本にカバーを掛けるというような余裕はなく、そんな紙があれば少しでも他の使用にまわすという状態でした。したがってその頃の本でカバーがついていたものはまず無いといってもいいくらいでは。
文庫本でも終戦直後に出ていたのは岩波文庫くらいで、これも針金綴じで、パラフィン紙すらついていなかったように思います。、

もう少し後で出た翻訳物の「おんどりみすてりい」もカバーなしだったと記憶します。

以上私の記憶ですのでご参考になるかどうかわかりませんが、老婆心で記させて頂きました。


No.618 (2003/09/12 18:40) title:ありがとうございます
Name:古本まゆ
Email:mayu2@sb.starcat.ne.jp
URL:http://www2.starcat.ne.jp/~mayu/index.htm

桜さん、奥木幹男さん

「推理小説叢書」についてのRESをありがとうございます。確かにあの時代の本
について調べ始めたらキリがありません。
 カゴメ模様の装幀の本も、以前見た覚えがあるのですが、現在手元にある「俘囚
其の他」だったのか、他の巻だったのか記憶にありません。このあたりが販売に必
要なデータしか記録しない、その余裕もない古本屋の限界です。書誌学の大家の皆
さんには、とても敵いません。
 最終配本と思われる第7巻に、それまでに刊行されたのと同じと思われる白地に
青い帯の入った装幀本があったのかどうかは気になるところですので、今後時間を
かけて調べてみたいと思っています。


No.617 (2003/09/12 09:21) title:またまた懐かしい名を
Name:木村竜彦

櫻さんには驚かされますね。「日本海」は新潟、「ゆうもりすと」は福岡、「火星人」は大阪から出ていて、探偵小説趣味専門ではありませんが、なんでもありの楽しい誌面でした。火星人の近藤勝さんは健在でいまも趣味道にんでおられます。私の尊敬する趣味人です。
 先に、秦重雄さんが書かれていた、杉山清詩さんは、趣味誌にも「探偵青空晴子シリーズ」を連載したり「覆面作家」のペンネームで寄稿して、金銭的な利益皆無の原稿を書かれる趣味の人でした。京都在の杉山さんに案内されて清水寺などの名所見物をして回ったのが、私の初の京都でした。
 京都といえば、島本春雄さんのお宅に泊めていただいたことがありました。いかにも京都の町屋らしいお家で、すき焼きとお酒の歓待をうけました。彼の「振袖小姓捕物帳」が宮城千賀子主演で映画化され撮影中のことでしたから、その時のエピソードなどを聞きました。


No.616 (2003/09/12 07:43) title:文庫など
Name:

 新刊で、『「エロティック・ミステリー」傑作選』
 光文社文庫、2003,9月、購入。
  全体を俯瞰できる、すばらしい仕事です。

  「エロティック・ミステリー」と「エロチック・
  ミステリー」のあいだに、誌名として
  「エロティック ミステリー」がありますので、
  註記しておきます。
 
   木村竜彦さんは、かかれていませんが、
  「回想の地方趣味誌」
  という、掌本を刊行されています。知る限り、
  「地方趣味誌」の最初の仕事ですね。
   古書目録にでてこないので、私は、その
  方面のコレクターの人からいただいています。
  「日本海」「ゆうもりすと」「火星人」などには
   面白い記事がたくさんあります。

  小林さん、昨日、ある時期、「小林文庫」から
  入れなくて、「掲示版」からはいることになり
  ました。


No.615 (2003/09/11 09:53) title:地方趣味誌とは珍しいことを
Name:木村竜彦

なんと珍しい言葉を聞きました。敗戦後の地方趣味誌の世界では、探偵小説趣味は、大きなジャンルでした。たくさんな紙誌が全国で発行されていました。ほとんどが謄写版刷りで薄いものですが、商業誌の「寶石」「ロック」でも64頁の時代ですものね。集うのは「鬼」や「虫」ばかりで、主宰者は年少でも一国一城の主、読者は寄稿家で蒐集家でもありマニア度は相当なものでした。探偵作家も寄稿していましたよ。現在も相当なものだと、ここの書き込みなどで推察してはいますが。


No.614 (2003/09/11 07:32) title:驚いてしまいました
Name:

木村竜彦さん、驚きました。
 昨年、長野に在住の方から、「妖奇」投稿者
 の名簿をいただきまして、そこに、木村さん
 の名前(本名もあり)が書かれてありました。
  その方から、木村さんの連絡先も、教えて
 いただきましたので、後日、連絡いたします、
 よろしくおねがいします。
  長野の方は、「地方趣味誌」のコレクターの
 方で、昭和二十年代の、そのあたりのことを
 よくご存知でした。

  倉田啓明集、土田さんのHPで初めて知り、
 普及本、豪華本、別冊、を購入。
  戦後のカストリ誌に投稿していれば、
 面白いのですが・・・


No.613 (2003/09/10 21:03) title:倉田啓明
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

新刊限定の倉田啓明集。
それを知ったのは桜さんを初めとした小林文庫などの掲示板でした。
宣伝媒体がないこと、小売もないことで、あまり多くのかたには知られていないようです。
私はここのスポークスマンではありませんが、少なくとも興味のある一冊ではあります。安価ではありませんが。

興味のある方は検索エンジンで倉田啓明を探してください。すぐ、ヒットするはずです。

私自身は、今買っている、金のかかる日影丈吉全集の完結の後でも上製版を受け付けてくれると言われて嬉しく思っている版元です。


No.612 (2003/09/10 20:51) title:雄鶏社『推理小説叢書』
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

この叢書、カバー付もあるようで、それは見たのですけど、全部の装幀がどうであったのかよく分からない叢書のようです。
まあ、永遠に答えが出ないと考えられるのが、戦後初期の造本装幀の類だと私は考えています。
出版文化サイドと、営業サイドはいつでも相反していますからね。


No.611 (2003/09/10 20:41) title:くろがね叢書
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

小林文庫のオーナーは、最近忙しい大変だとおっしゃりながら、某図書館から、くろがね叢書を数冊発掘したそうです。
すごい!


No.610 (2003/09/10 10:12) title:驚きました櫻さん
Name:木村竜彦

何気なくここを覗いてみたら、私のことが出ていたので(02年2/17)びっくりしました。木村龍彦で宝石や妖奇に探偵小説を書いていましたが、龍の文字が一時使えないことがあり、竜彦を使うようになって現在に至っています。当時の最年少の作家?でした。
「弥太っぺ君の絶対」は主宰者のご好意で胡蝶掌本で先年再刊しています。おおせのように73歳です。関西探偵作家クラブ(飛鳥高、島久平、香住春吾、島本春雄、例会に出ると多士済々でした)に迎えられてお付き合いしたり、大下宇陀児先生の押しかけ門弟だったり。その後、放送作家になって、ミステリーはあまり書かなくなりました。
なんか、懐かしいことを思い出しました。ありがとうございます。
 


No.609 (2003/09/10 07:42) title:倉田ほか
Name:

「倉田啓明」。他のことで調べていたら
   「ある刺青師の告白」倉田啓明
 を見つける。雑誌の名前をここでは
 記しませんが、昭和六年発行の雑誌でした。
 「その方面」の雑誌であり、今後でてきそう
 です。

  芦辺さん、雑誌掲載が多いようなので
 記録の必要性はますます高まりますね。

  古本まゆさん、小栗虫太郎には、この
 叢書(通常)と装丁がことなる異装版(?)があり
 ますので、海野さんにもあるかもしれません。

  小林さん、見あたらなかった、雑誌「新風流」
 がでてきましたので、メール添付で近日中に
 おくりますので、お待ち下さい。
 


No.608 (2003/09/10 02:32) title:新本格著書リスト更新熱望!
Name:芦辺 拓
URL:http://ashibe.infoseek.ne.jp/

>オーナー様

 どうもご負担になる「圧力」をかけて申し訳ない。お願いしているのが、どれほど大変なこととは承知しつつ(そして、いよいよとなれば「もう更新なさらなくてもいいですよ」と思いつつも)、なお著書リストの更新を望んでやまないのは、これがネット界に書誌のたぐいは数ある中で、ミステリ界の「現在ただ今」を最もよくあらわしている一つだからです。

 そして……いつぞや申した「新本格著書リストが更新されないので、せっかく本を出しても掲載されず、張り合いがないので筆が進まない」というのは、本当の話なのです。というわけで、私の作家人生にもかかわることですので、何とぞどうかよろしく!


No.607 (2003/09/10 00:44) title:チェックが甘い
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

くにもも・さくら さん
 
 「ダ・ヴィンチ」掲載の、加納朋子さんの短編、お知らせありがとうございます。
 うぅーゥ、全然気付いていませんでした。
 「ダ・ヴィンチ」は一応チェックしていたつもりなのですが… (^_^;;;
 最近、とみにチェックが甘くなっています。
 
 またお気づきの点があったら、ぜひ教えて下さい。
 「加納朋子のページ」は更新しました。

 *     *     *

 「推理小説ノート」のコンテンツで、更新しているのは「加納朋子のページ」くらいになってしまいました。
 「新本格作品リスト」は、芦辺拓先生にプレッシャーをかけられて、夏休みの宿題として更新するとお約束したのに、まだ更新できません。 
 一年ぶりの更新を目指して、一応準備は進めています。
 今しばらく、待ってください。


No.606 (2003/09/09 17:09) title:推理小説叢書の装幀
Name:古本まゆ
Email:mayu2@sb.starcat.ne.jp
URL:http://www2.starcat.ne.jp/~mayu/index.htm

 仕事をしていて、ちょっと気になることがあったので、教えていただきたいのですが、雄鶏社の推理小説叢書で、手元にあるものは、第1〜6巻と第8巻が、白っぽい地に青い帯の入った装幀なのに対して、最後に刊行された第7巻の「俘囚其の他」(昭和22年6月初版)は青と赤のかごめ模様の装幀になっています。
 第3巻〜第6巻の巻末についていた全15巻の広告が第7・8巻で消えているのは、予定通りの刊行の目処がたたなくなった為と思われますが、第7巻の装幀の変更はどうも、納得がいきません。
 ひょっとして、第7巻には他の巻と同じ装幀の版と、カゴメ模様の異装版が存在しているのか、やはり第7巻だけ装幀を変えているのでしょうか。もしご存知の方がみえれば、ご教示ください。宜敷くお願いします。


No.605 (2003/09/09 07:44) title:目録ほか
Name:

中 相作氏より、葉書、拝受。
  江戸川乱歩リファレンスブック3
  『江戸川乱歩著書目録』校了、
 とのこと。
  すばらしい仕事が完成。

  以前、ここで紹介した、古書目録
 に掲載されていた「東陽」。火華子は、
 やはりアキ子で、てる子ではない、という
 こと。「奈落の井戸」HPより。 
  


No.604 (2003/09/08 07:24) title:犯罪公論
Name:

「倉田啓明」。
 西村賢太氏の文章には、鮎川氏のアンソロジー
 の題名がかかれていませんが、
  『怪奇探偵小説集』双葉社、昭和五十一年二月
 です。
  鮎川哲也氏の「解説」には、次のように
  「犯罪公論」「サンデー毎日」等に(略)発表
   した。(略)倉田啓明はその方面の研究者では
   ないかという
  とあります。
   まだ、発掘されていないようです。

    鮎川氏は確実にある種の情報のもとで書かれる
  ので、確度は高いように思われます。

   「犯罪公論」細目については、末永昭二さんが
  「「新青年」趣味x」に連載中(第一回)ですので
  今後の成り行きが楽しみです。
   なお、2号までは、倉田名義はありません。
   


No.603 (2003/09/07 21:23)
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

パソコンのワープロソフト『一太郎』のガイドブック。
ちょっと昔のver.5ですけど、そのガイドブックには、少年探偵手帳を模した、『一太郎探偵団 探偵手帳』が、巻末にあります(別冊として独立しているわけではなく、あくまで一冊の巻末にあるだけですけど)。


No.602 (2003/09/07 14:14) title:推理小説ノート
Name:くにもも・さくら
URL:http://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Ink/8578/

>小林文庫オーナーさま

こんにちは。
推理小説ノートを閲覧していたのですけど、
加納朋子先生の短編小説一覧に「ダ・ヴィンチ 2003年8月号」に掲載された
『悪運』(作/加納朋子 挿絵/霜田あゆ美)
が記載されていないように思われます。


No.601 (2003/09/07 10:57) title:雑誌など
Name:

おどるさん、メールで貴重なやりとりを
 されたようで、また、その没年も明確に
 されたので、今後のアンソロジーに使用
 されることになるのではないでしょうか。

  秦氏が発掘された「倉田啓明」の作品、
 まだまだありそうですね。
  画家の方から、探求していくのも何か
 ありそうです。

  「別冊シャレード vol.75」斎藤肇特集、
 が刊行され、拝受。
  「松本清張研究 第四号」2003、3月を
 購入。


No.600 (2003/09/06 19:43) title:倉田啓明の未収録ミステリー
Name:秦 重雄
Email:jdk26001@cwo2.bai.ne.jp

亀鳴屋さんの「倉田啓明」作品集未収録のミステリーを見つけました。「平凡」(平凡社刊)昭和4年2月1日、2巻2号、に「探偵小説 白金の義歯(プラチナのいれば)」(加東三郎画)を倉田は書いています。大阪のある会社の「庶務課の明星」19才の秋鹿美紗子はテニスの最中突然死します。彼女の死因を探った結果は…。「平凡」の該当号は国会図書館、近代文学館にあります。7月下旬に東京に行き、念願の杉山清詩作「伏魔殿殺人事件」を閲覧してきました。「平凡」は他の作家の作品探索で見たかったからです。(ミステリーは私の専門ではありません)亀鳴屋さんには連絡しておきました。


No.599 (2003/09/05 23:13) title:村田等氏のこと
Name:おどる

「第五回サンデー毎日大衆文芸募集」に「山脇京」で乙種入選した村田等氏は、ご長男にお伺いしたところ、やはりこれ一作のみしか書いておられなかったようです。
亡くなったのは平成8年12月25日。生年月日は明治42年2月12日ですから、数え年で享年88歳ということになります。
亡くなったおりには、「山脇京」をプリントして香典返しに使用されたそうです。
その際に添付した挨拶文には、「社会推理小説のはしりのよう」とコメントされたそうですが、「山脇京」を読み、私もそう思いました。木々高太郎の登場よりはやくそのように感じられる作品があったのですね。
桜さんに期待いただけたインタビューにはこぎつけられませんでしたが、ご遺族の方にはメールでいろいろなことをお教えいただきました。


No.598 (2003/09/04 07:51) title:作品には
Name:

その「倉田啓明」著作集の、戦後の
 雑誌に精通した、西村賢太氏による
 解説には
  カストリ雑誌の中に(略)まだ出くわすこと
  が出来ずにいる
 とあり、その作品は発見されるので
 あろうか。

  はたして、どうなのか・・・。


No.597 (2003/09/03 08:05) title:到着して
Name:

 神月堂さんから連絡アリ。振り込み用紙
 をいれておきました、と・・・
  
  「倉田啓明」、到着。特装本、普及本
 別冊、を揃えて、はじめて、「黒」、「赤」
 「黒」と「赤」(ページ)の並びが
 わかりました。

  短い文章なら送られるようです。一時的(?)


No.596 (2003/09/03 07:54) title:書き込みが
Name:

書き込みができないようですが・・・

 練習です。


No.595 (2003/09/02 07:43) title:古書目録から
Name:

六月発行の「芳林文庫古書目録 探偵趣味」
 では、
  「呪いの塔(上)」横溝正史、昭和二十一年
   三イ羊社
 が掲載されています。これが、「探偵小説
 傑作集」で、しかも第1巻ならば、三イ羊社版
 「探偵小説傑作集」が明らかになります。
 2巻「妖女乱舞」甲賀三郎 昭和二十一年
    妖の右はサンズイ、探偵小説傑作集、
    が表記されていない本もアリ
    (ようっぴさんによる)
 3巻「疑問の黒枠」小酒井不木(昭和二十一年)
 4巻「浮ぶ魔島」甲賀三郎(昭和二十二年)
 5巻「死の接吻」小酒井不木(昭和二十二年)
 で、すべてでしょうか。


No.594 (2003/09/01 07:47) title:文庫など
Name:

 光文社文庫版江戸川乱歩全集、平台に
 積み重ねられています。
  売れ行きはどうなのだろうか、と
 ・・・。
  一冊ずつ、再度、購入。

  均一棚で、邦光史郎「青の墓標」
 旺文社文庫(昭和61)。昭和41年の文庫化。


No.593 (2003/08/31 10:19) title:全集
Name:

新刊で、「日影丈吉全集 3」を購入。
 次回は、12月。
  「月報5」だけみると、全集の巻号が
 わからないので、少し、不自由でした。
  前回の、月報には、その最終ページに
 次回配本の巻号が書かれていたが、今回
 の月報には、巻号が書かれていないので、
 次の月報には、復活してほしいですね。


No.592 (2003/08/30 10:26) title:代引きで
Name:

 昨日、代引、ということであらかじめ電話を
 すると、6点のうち、2点がアタリ。
  この2点で、ある雑誌が揃うことになる。
 それにしても、収集には時間がかかります。

  4点目の、小栗虫太郎の仙花紙本。
 ・「廿世紀鉄仮面」高志書房
    昭和24.4発行
 ・「廿世紀鉄仮面」ミステリイパブリッシング
    昭和25.8発行

   それにしても、昭和25年に、この発行所から
 4点も出されているのは不思議です。
  しかも、高志書房版の奥付が切り取られて
 別のページに、あらたに、奥付がはられています。
 装丁は、同じ。
  まだ、まだ、出てきそうです。


No.591 (2003/08/29 14:15) title:いろいろと
Name:

 平山さん、2年余り、大変な作業ですが、
 11頁、総330頁、の長丁場、期待
 しています。

  小栗虫太郎、仙花紙本
 ・「屍体七十五歩にて死す」高志書房
     昭和22.2(初版)
 ・「屍体七十五歩にて死す」高志書房
   この題か(再版、所有せず)
 ・ 改題「謎の刺青」高志書房
     昭和23.3(三版)
 ・「屍体七十五歩にて死す」
   奥付のみ、「地蟲」とある
     昭和25.8発行
    (発行所 ミステリイパブリッシング)
 
  最後の本は、前に書いたと同じく、
 奥付のページを切り取り、他のページに
 張り込んだもの。

  あと、1点です。


No.590 (2003/08/28 23:23) title:安心
Name:おどる

平山さま

ご丁寧にお答えくださり、ありがとうございます。「江戸川乱歩事典」単体出版の案件は継続中のこと、大いに安心いたしました。
全集の註釈とともに、楽しみにしております。書き下ろしの作業は大変だとは思いますが、頑張ってください。


No.589 (2003/08/28 08:40) title:お礼
Name:平山雄一
Email:hirayama@parkcity.ne.jp

小西様、

御配慮ありがとうございます。ほんとうに嬉しいです。峯太郎のひととなりについては、ポプラ社の秋山さんからもうかがって、協会の会報にものせましたが、ほんとうに調べれば調べるほど面白い人です。
直メールで住所をおしらせしますので、よろしくおねがいします。

おどるさま、
事典単体の発行のはなしはまだ続いております。御安心下さい。今回の全集の注釈はけっこう書き下ろしも多いです。いままでとちがい締め切りがあるので、東奔西走しております。三ヶ月後は「幻影城」ですから、もしかしたら評論は注釈がないかもしれません。そうしたら一息つけるのですが(笑)。


No.588 (2003/08/28 07:46) title:装丁など
Name:

おどるさん、インタビュをして
 いただけたら、貴重な証言が得られる
 かもしれません。
  楽しみです。

  最近、入手している仙花紙本やカストリ誌
 には、「榮」という、まるい印がおされて
 いて、相当なコレクターであったことがわかり
 ます。
  小栗虫太郎の作品四点(同じ題名をふくむと、
 六点)にも、この印がおされていました。
  「黒死館殺人事件」高志書房
    昭和22.6(初版、とされる)
    昭和22.11(再版、とおもわれる)
  「黒死館殺人事件」福屋出版部
    昭和24.11(単に、発行、とある)
  「黒死館殺人事件」ミステリイパブリッシング
    昭和25.8発行

  「魔童子」と同じく、奥付が切り取られて、
 別の奥付が貼られている。装丁は、いずれも
 同じです。違いは、奥付のみ。

  あと、2点、あります。
  


No.587 (2003/08/27 12:06) title:江戸川乱歩事典と村田等氏
Name:おどる

光文社文庫版「江戸川乱歩全集」に収録されている註釈は、8月25日の平山さんの書き込みによると、平山さんが作成された私家版が元になっているとありました。一方、今年の1月31日に池袋ジュンク堂で開催されたトークセッション「乱歩の世界」では、平山さんの「江戸川乱歩事典」が東京書籍にて刊行が検討されているという話題が出ていました。東京書籍からの刊行は見送りになったのかどうか気になります。光文社文庫版「乱歩全集」が完結後、別巻として註釈がまとめられればいうことはないのですが。

桜さま

村田等氏のお孫さんのサイトにも記述してありますように、残念ながら、お孫さんが村田等氏の作家活動について知ったのはかなり後になってからであり、作家活動をなさっていたころの詳細についてはご存知ないようです。その辺の事情は村田等氏の息子さん(つまりお孫さんのお父さま)がご存知ではないかと、連絡先を教えていただきました。未発表、既発表に関わらず他に作品がないのか、また、筆を折ってしまった経緯などについてなにかわかることはないか、お聞きしてみたいと思っています。
筆を折ってしまったことについては、お孫さんのサイトの記述から推測すると、海軍に食品を納品する会社を始められたため、多忙になったせいもあるのかもしれません。お孫さんの記述によると、村田等氏は人間的に非常に魅力があった方のようです。「山脇京」を読んでみても、そういった部分がうかがわれ、作家活動を続けられたならば、あるいは戦前の探偵小説の幅が広がったのではないかと残念に感じました。


No.586 (2003/08/27 08:03) title:続いて
Name:

岩掘さん、並べると区別ができなくなる
 とは気付きませんでした。
  編集者で区別した帯、かなと思いましたが、
 これでは余りにも、という思い。

  おどるさん、村田等氏、その他に
 作品はないのでしょうか。
  平山氏の註釈は、11ページですから、
 完成時には、330頁、になり、事典に
 したくなりますね。

  奥木さん、佐野洋氏の連載では、
 「くろがね叢書」20輯以外にも、乱歩の作品は
 あるような書き方でした。

  小栗虫太郎の「魔童子」、初版、再版、三版
 (これは所有せず)、四版、とあり、いずれも
 高志書房(以上が昭和二十三年まで)、そして
 昭和二十五年には、ミステリイパブリッシング
 から刊行されました。(イ)が入ります。
  高志書房版の奥付を切取り、別のページに
 奥付をはったものです。
  珍品のように思われます。不思議なことに、
 私のところに、あと、三点、集まっています。


No.585 (2003/08/27 06:46) title:光文社版乱歩全集
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 桜様

  光文社版乱歩全集の帯の色、 この後どうなるかわかりませんが、
  カラフルで楽しいと思います。ただ、背表紙の部分は色無しですから
  本棚に並べると統一されますね。その点では講談社文庫版と同じです。

 おどる様

  乱歩の「史伝」は私も読んでみたいですね。乱歩の評伝にして草創期からの
  日本探偵小説史にもなっている、しかも読み物としても非常に面白い…と
  いうようなものですね。例えば、伊藤整の「日本文壇史」のような書き方で、
  主役はもちろん乱歩…というのが私のイメージです。

  今回の「孤島の鬼」「大暗室」買って解説だけパッと読んだもので、平山
  さんの評釈の方は失礼してしまいました。昨日、職場で(仕事の合間に)
  じっくり読ませて頂きました。非常に面白く、興味深かったです。
 「ジンタ」の説明など旨いなあと…。「そ〜らに〜さえ〜ずる〜…」という
  ナツメロが浮んできます。順序は逆ですが、もう一度本体を読んでみたい
  気になります。
  解題、評釈もまとめるというご提案、私も大賛成ですが、別巻そのものが
  出ないでしょうね(自分で言っておいて…(^o^))。 


No.584 (2003/08/26 23:13) title:「山脇京」の村田等について
Name:おどる

1929年に開催された「第五回サンデー毎日大衆文芸募集」に乙種入選した「山脇京」を発表したきり、筆を折ってしまった村田等という作家がいます。「山脇京」は「幻影城」の36号に復刻されましたが、作家である村田等氏は「生涯については知られていない」とコメントされ、当然のことながら、日本ミステリー事典にも掲載されていませんでした。

ところが、ひょんなことから、先日、その村田等氏のお孫さんからメールをいただきました。お孫さんは以下のアドレスでサイトを運営しておられ、村田等氏の思い出を記載しておられますので、ご興味のある方はごらんください。
サイト名は「MURATA is」ですが、「Eevidence」という頁にある「隔世遺伝」という文章がそれになります。

http://www.murata.org/murata/evidence.html


No.583 (2003/08/26 21:57) title:ありがとうございます
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

オーナー
大阪啓吉の初出コレクション。すごい充実です。こんなに初出や出版調査が難しい、啓吉の資料をこれだけアップなさるオーナーはただものではありません。
だから、私のようなものにも資料提供のお願いにもぐさま反応なさってくれるのでしょうか。
いずれにしろ、大阪啓吉の全貌はオーナーがあってこそ遠からず明らかになるはずです。
私のアップしたものは端緒でしかありません。でもその増補にお答えいただいたオーナーのこころはとても嬉しいです。
もしよかったら、どなたか関連する資料をお持ちの方、資料のご提供をお願いします。

桜さん
くろがね叢書の第20号は乱歩の蔵にあり、今年の春に池袋西武でならべられていた本と同じもののようです。その内容を図録に記してもらえればと……。


No.582 (2003/08/26 13:14) title:いろいろと
Name:

土田さん、山下氏の本には、澁澤龍彦氏
 についての論考も収録されているようです。
  
  小西さん、秋山氏についての情報、ありがとう
 ございます。何年か前に、ジュンク堂の小冊子に
 秋山氏の文章が掲載されていたのを読んだこと
 がありました。

  小栗虫太郎の仙花紙本、「魔童子」昭和25.8
 発行所は、高志書房ではなくて、
 ミステリパブリッシング、でした。
  何と、他にも、小栗の仙花紙本がここから
 出されています。詳細は後にします。


No.581 (2003/08/25 23:03) title:山中さんの写真の件、その他
Name:小西昌幸(徳島 北島町立図書館・創世ホール館長)
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp

■平山雄一様。徳島の小西昌幸と申します。ポプラ社からお借りした写真で、山中峯太郎さんが写っているものは2点ありました。その内の1点を選んで複写しました。実は届いたものは、印画紙にプリントしたものではなく、モノクロ写真をカラーコピーしたようなもので小さな横線(走査線のようなもの)が無数に走っていました。そのため知人に相談し、画像のデジタル・リマスタリング処理(クリーニング)をしてもらいました。具体的には、コンピュータに取り込んで大きく引き伸ばして、それにボカシをかけて横線をつぶし、再度、画像を圧縮して印画紙にプリントするという方法です。その結果、オフセット印刷のアミがけ処理には全く問題ないレヴェルの画質のプリントが出来上がりました。私はパソコンの操作が全く不得手なので、操作に熟練した知人の存在はありがたい限りです。当該写真は、当日配布資料に掲載します。10月中旬、完成次第お送りしますので、気軽に送付先をお知らせください。全く遠慮には及びません。
■桜様。ポプラ社の元編集者・秋山様には、昨年、池田憲章氏と瀬名堯彦氏がポプラ社の本社ビルでインタビューしています。『海野十三読本』で、ポプラ社の田中会長さんのインタビューを掲載したいということで依頼状をお送りしましたら、親切な会長さんが秋山さんを呼び寄せてくださいまして、同席が実現したというわけです。秋山さんは確か都内の人ではないということでしたので、私は本当に恐縮した次第です。田中会長さんはですね、今回の徳島での講演に関しても、「謝礼なんていいですよ」とおっしゃって、私は椅子からマジで転げ落ちました。「いやいや、それは困ります。領収書を添付しないと困るのでそれはお受け取りください」と何度も頼んで、「分かりました」とご返事いただいたという次第です。出版芸術社の原田さんもそうですが、田中さんも清冽な高い志をお持ちな方だと私は思っています。
■今、香川県の高松市歴史資料館では、「ヒーローズ[昭和のイラスト・特撮の世界]」という展覧会が開かれています。また高知県の県立美術館ホールでは、8月23、24日に「怪談映画大会」があり初日7本、2日目4本のカルトな上映会がありました(当日券は1日1000円)。私は全国各地の公立施設で、もっともっとこの種の催しが行われるべきだという考えを持っています。各都道府県にその種のものを愛好する企画担当者が1人はいるはずだというのが、私の持論といいますか、予感といいますか、判断なのですが、ニーズはあるのですから未知の同志の皆さん(地方の現場で奮闘している企画担当者の人たち)に対して、イヴェント業者さんまかせでないオリジナルの楽しい催しを、自信を持ってドシドシ実現してくださいよー、と呼びかけたいと思う次第です。


No.580 (2003/08/25 22:14) title:光文社の乱歩文庫
Name:おどる

光文社文庫版の江戸川乱歩全集は手になじむマット調の用紙を使い、愛らしい造本でこれから数年、買いつづけていくのが楽しみです。
ところで、今回の全集は、前回の講談社文庫版とくらべて、小説は幼年ものまで収録されているものの、反面、随筆のほうは手薄になっているようです。随筆は営業的に厳しいのかもしれませんが、意外な感じはしました。先日、池袋でおこなわれた鼎談で、新保氏は「小説家としての乱歩より、評論家としての乱歩が好き」とおっしゃっていましたので、評論の分野には力を入れてくださるのではないかと期待していたからです。
監修が新保氏と山前氏なのだから、お二方が編まれた河出書房新社の「日本探偵小説事典」を核に、乱歩が推理文壇を盛り立てるために書いた推理作家の紹介文・推薦文がまとめられたりしないかという願望はありました。「日本探偵小説事典」は通勤途中で読むには重い本なので、途中まで読んだきり、挫折しているので。

しかし、よく考えてみると、小説家としての業績は全集という手段によってあらわすことは可能ですが、乱歩のもうひとつの側面である評論家・研究家という側面は、どんなにきめ細かく全集を編んだとしても表現することは困難であるのかもしれません。乱歩は単に評論家・研究家であるだけでなく、その評論は日本探偵小説の創始者、また、戦後推理文壇のリーダーという側面と密接に結びついており、真の偉大さを知るには、乱歩の書いた文章だけを読むだけではなく、乱歩を取り巻く状況や乱歩自身の身の振る舞いをあわせて知る必要があるからです。そう思って全集の刊行予定をみてみれば、評論の部分は極めて抑制の効いた必要十分なラインナップにも思えてきます。

今回の江戸川乱歩全集が完結した暁には、今度は乱歩自身の動向や乱歩を取り巻いていた状況を明らかにするような企画を期待したいと思います。貼雑年譜の完全テキスト化という方法もあると思いますし、たとえば、乱歩の生涯と探偵小説史を重ね合わせた史伝を著すという方法もあると思います。個人的には乱歩の系統だった史伝を読んでみたいです。

こういった企画は、小説にくらべて営業的には厳しいとは思いますが、乱歩の偉大さは、ひとつの分野を創出して極めた小説家としての偉大さと、その分野を盛り立てた評論家、研究家としての偉大さ、そして組織人としての偉大さが一人の人間の中に結集したことにあるのではないかと思います。小説家としては横溝正史、松本清張など、乱歩に迫る業績を残した作家は思いつきますし、これからも出てくる可能性はあるでしょう。個人的には宮部みゆきや京極夏彦には期待しています。しかし、組織人・乱歩は唯一無二でしたし、これからも現われないのではないでしょうか。乱歩を直接知る方が徐々に物故されている現状を考えると、なるべくはやく組織人・乱歩の真の姿をまとめ上げてほしいなと思います。

岩堀さま

光文社の乱歩文庫は解説だけでなく、解題や平山さんの成果である註釈をまとめていただけると価値がありますね。
といっても、註釈を別巻にまとめた、ちくま文庫の「詳注版シャーロック・ホームズ全集」は、本巻を買わずに別巻の「シャーロック・ホームズ事典」だけを購入した身としては声を大にしてお願いはしにくいです。乱歩に限っていえば、すべて買いますが。
平山さんの「乱歩事典」の出版には期待しています。


No.579 (2003/08/25 21:29) title:お礼とお願い
Name:平山雄一
Email:hirayama@parkcity.ne.jp

お久しぶりです、しょうそう文学研究所の平山です。
かつていろいろ教えていただいたお陰で、私家版「乱歩事典」は現在光文社文庫の注釈として生かされるようになりました。重ねてお礼を申上げます。

さて、またまた厚かましいお願いなのですが、博学な皆さんに助けていただけないでしょうか。
乱歩の「黒蜥蜴」で酔っ払いに変装した犯人が、瓶にはいったヘドを撒いてみなをあわてさせるという場面がありましたが、これを評して明智は、昔々の西洋のおとぎ話にある手だ、といっています。また「影男」では、ある知恵者が王様の「わたしが寝ているベッドのシーツを盗んでみよ」といわれ、女官と共謀してカレーのような液体を王様が寝ているベッドにたらし、あわてた王様がシーツを窓からほおり捨てたところを持っていってしまった、という西洋のおとぎ話が語られます。
このおとぎ話の出典はどなたか御存じ無いでしょうか??
どうぞよろしくおねがいします。

小西様、
峯太郎が談笑する姿の写真とは、すばらしいですね。峯太郎を研究するものとしては一度拝見したいものですが、いかんせん御当地までは行く暇もお金もありません……。


No.578 (2003/08/25 10:19) title:ふらふらと
Name:

岩堀さん、光文社文庫の乱歩全集、
 帯の色の違いはどこから来るのでしょうか
 ふと考えてしまいました。

  小西さん、ポプラ社では、秋山氏も
 おられますね。編集者の立場からのお話
 もきいて見たいと思いました。

  京都の暑さには、ふらふら、として
 しまいました。


No.577 (2003/08/24 10:38) title:どっこい生きてる
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 全くのご無沙汰ですみません。

 オーナーと同じで、「時々浮上しては、すぐに姿を消してしまう状態ですが」
 どっこい私も生きてます。

 小西様のご案内の原田裕さんの東都書房、懐かしいです。
 同社の「日本推理小説大系」全16巻は、学生時代にこれを揃えたくて
 バイトしたものです。草創期からその当時までの名だたる名作は全部
 この全集で読みました。時折、本棚を眺めて「自分の青春時代はこれだった
 なあ」と感慨にふけるのは年をとった証拠か…。

 乱歩再読は「幽霊塔」まで読み進み、涙香作と読み比べようかというところ…。
 光文社文庫の乱歩全集、迷いましたが、新保さん、山前さんの解説読みたくて
 「孤島の鬼」、「大暗室」購入しました。最近の研究成果など盛り込まれて
 いて、期待通りでした。「孤島…」の主人公の、本文にはないフルネームの
 話など非常に面白かったです。
 思うのですが、この種全集の解説・月報などを1冊にまとめて出してくれると
 非常に嬉しいのですがね…。「本体」の売上が落ちるから無理とは承知です。
 大昔の岩波版漱石全集の小宮豊隆の解説は「漱石の藝術」という立派な本に
 まとめられています。まあこれは特殊例かもしれませんが。
 


No.576 (2003/08/24 06:27) title:出版芸術社・原田裕社長とポプラ社・田中治男会長の講演会
Name:小西昌幸(徳島 北島町立図書館・創世ホール館長)
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp
URL:http://www.infoeddy.ne.jp/kitajima/hole/event/200310.html

■徳島の小西です。10月16日開催の徳島県読書振興大会の内容を北島町のホームページで発表しました。原田裕さんと田中治男さんの講演の正式タイトルも確定です。これは小西の企画です。

■平成15年度徳島県読書振興大会
《大会テーマ:検証・戦後出版界 ─大衆文学と子どもの本》
日 時◎2003年10月16日(木)
会 場◎北島町立図書館・創世ホール 3階多目的ホール
    徳島県板野郡北島町新喜来字南古田91 
    電話088・698・1100  FAX 088・698・1180
入場料◎無料
【午前の部】10時から来賓あいさつ、表彰式等。
      10時30分からおはなしワンワンくらぶ、点字絵本の会の活動報告(各30分)
【午後の部】13時から(16時終了)
講演(1)「日本文芸の大転換期 ─戦後というとてつもない時代─」
    講師:原田裕(はらだ・ゆたか 出版芸術社社長)
講演(2)「ポプラ社経営五十七年」
    講師:田中治男(たなか・はるお ポプラ社会長)
●原田氏は戦後大衆文学を牽引した伝説の名編集者。1946年講談社入社。東都書房、第一出版センター社長を経て89年出版芸術社を設立。山岡荘八の超ベストセラー『徳川家康』を手がけたほか、鮎川哲也、山田風太郎などと深い親交を結ぶ。講演時間80分。
●田中氏は1947年ポプラ社を創業。以後児童書出版一筋に57年間活躍している。同社は、海野十三『地中魔』に始まり、江戸川乱歩の少年探偵団シリーズや、累計二千万部の大ベストセラー「ズッコケ三人組」シリーズを生み大躍進している。講演時間80分。

■本や読書に興味ある方はぜひご来場ください。入場無料ですから気軽にどうぞ。申し込み等は不要ですし、部分参加もOKです。
■両先生と協議を重ね、当日配布資料で交流のあった作家と並んだような写真を掲載しましょうということで選んでいただきました。その結果、原田さんからは山田風太郎家と原田家が家族でハイキングに行ったときの記念写真(お2人とも40代!)などが届き、田中さんからはポプラ社の社屋落成記念パーティで談笑する山中峯太郎氏と吉川英治氏の写真などが届きました。
■宣伝チラシは9月上旬に出来上がりますので、興味ある方に郵送します。お気軽に必要部数を北島町立図書館・小西までご連絡ください。ご支援いただけると幸いです。


No.575 (2003/08/22 07:41) title:おまけなど
Name:

新刊で、「「おまけ」の博物誌」北原照久
 PHP新書、2003、8月、購入。
  「おまけ」には、手がのびてしまいます。
 「カバヤ文庫」、159冊刊行、と言うこと。
 2,500万部が発行されたようです。

  小栗虫太郎の、仙花紙本をあらたに
 三、四点、入手したので、調査中。
 高志書房のその後が展望できそうです。

  高木氏の復刻本、昨年に続いて刊行された
 ので、連絡予定。HPをみると、前回と同じ
 装丁のようでした。


No.574 (2003/08/21 09:41) title:「夜の皇帝/深夜の魔王」復刻本ができました。
Name:文雅@神月堂
Email:a-kamizu@guitar.ocn.ne.jp
URL:http://www3.ocn.ne.jp/~kamiduki/index.html

最近、御無沙汰しております。
その上、いきなりで申し訳ないのですが、今年も高木彬光の「夜の皇帝」と
「深夜の魔王」の復刻本を発行したので宣伝に参りました。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
「夜の皇帝/深夜の魔王 復刻版」
   8月20日発行 新書判230P 1300円
     1冊220グラム 送料は210円です。
     複数冊の場合は送料は発送時に御連絡します。
     【内容】初めに 目次 
夜の皇帝本文 
       深夜の魔王本文
       「夜の皇帝/深夜の魔王」の秘密(おげまる)
   今回も奥様の御好意で作品保存の為、復刻許可をいただきました。
   単行本未収録の2作品が収録されています。
   本文ページ数が多くなってしまった関係で前回よりも
   100円高くて申し訳ないのですが
   複数図書館にて全文コピーするよりも絶対にお得です。
   今回も先着順で帯をお付けいたします。

 【通信販売】郵便振替のみ扱い
   1冊1300円+送料で申込みを受け付けています。
   題名に「夜の皇帝申込み」と入れ、
   冊数、お名前、御住所、電話番号を明記の上メールして下さい。
     宛先 文雅@神月堂
      k-kamidu@mail.goo.ne.jp
   申し込みいただいた方には、
   本に郵便振替用紙を同封して冊子小包で発送します。
   本を受け取りましたら、代金+送料を2週間以内に御入金下さい。
   在庫が無くなり次第終了します。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

※これから実家に帰って帯を作ってくるので(<おい)
発送は、関係者の方も含めまして、8/25以降になります。

どうぞよろしくお願いいたします。


No.573 (2003/08/21 07:37) title:続々と
Name:

小林さん、資料を拝見しました。このあたりの
 資料、でても、当たらないのが今日この頃
 ですね。
 
  奥木さん、「くろがね叢書」20輯、これは
 佐野氏の「本の窓」連載中にでてきた、資料の
 ひとつです(本文では、曖昧にされていて、
 乱歩のタイトルも書かれていませんでしたが、
 これで、判明しました)。

  「新刊展望」9月号。山下武氏の
 「20世紀日本怪異文学誌」実業之日本社
  8月下旬発売、本体 2,500円。夢野久作、
  江戸川乱歩、など、生霊・多重人格が
 テーマで、長年の成果が示されるようです。

  土田さんのHPで、倉田氏の本を知る。
 普通本と豪華本(附録つき)の2冊、
 注文。次も、興味をそそる本が予告されて
 います。


No.572 (2003/08/21 02:05) title:「くろがね叢書」と「戦線文庫」
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 掲示板に掲げた風鈴が空しくなるような冷夏が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
 とか、書いている場合じゃないですね。
 すっかり、書きこみ、ご返事しなくなってしまい、申し訳ありません。
 
 溺れかけた人のように、時々浮上しては、すぐに姿を消してしまう状態ですが、何とかまだ生きています。
 まだまだ、もがき続けていますので、見捨てないで下さい。

奥木 さん
 「くろがね叢書」の資料、拝見しました。
 くろがね叢書だけでなく、軽文学新書、探偵双書、世界大衆文学全集の資料も増補、新公開されていますね。
 新資料を定期的に公開する、奥木さんの姿勢には頭が下がります。
 私も見習わなくては、と思っていても、中々手がつけられません。
 
 「くろがね叢書」は全く資料が見つからないので、奥木さんの情報は大変参考になりました。
 掲載作は、ほとんど再録のようですが、どこにどんな作家が収録されているか、まるで解りません。
 大阪圭吉の作品も掲載されているようなのに…。
 資料は一箇所に集まった方が良いと考え、手持ちの情報を送らせていただきました。(もうこれ以上私の手元には集まりそうも無いし…)
 快く情報を掲載していただき、ありがとうございました。

 少なくても26号(昭和20年1月)までは発行されていたようです。
 「くろがね叢書」をお持ちで、公開予定の無い方、良かったら資料を提供していただけませんか。

 「くろがね叢書」と同じく、海軍系で全く全貌のわからない雑誌が「戦線文庫」。
 大阪圭吉の作品掲載号に付いては、奥木さん、桜さんなどから、資料、情報を教えていただきました。
 こちらについては、小林文庫内の大阪圭吉ファン頁(http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/oosaka/index.html)「初出誌コレクション その4」に書影を掲載しました。
 他の雑誌の書影もあります。 本日アップしましたので、良かった覗いてみて下さい。
 奥木さん、桜さん、大変ありがとうございました。
 
 
 「戦線文庫」については、橋本さんのHPのおかげで、少し全体像が解ってきました。
 非売品で海軍に配られた「戦線文庫」と、市販もされた「戦線文庫(銃後讀物版))」が有るとの事ですが、この2冊は同じ月号(通号も同じ)でも、内容が全く違うようです。
 たまたま確認できた号では、表紙や収録作は全く別、頁数も倍くらい違っていました。
 同じ作品が違う号に2回掲載されている可能性も高く、大阪圭吉ファン頁の作品リストも未見のものは怪しくなってきました。
 いったい、どう調べたら良いのでしょうか?
 書誌作成者泣かせの雑誌らしいです。


No.571 (2003/08/20 21:17) title:ちょっと
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

軽文学新書には各作者によるあとがきがあるのです。


No.570 (2003/08/20 21:03) title:おひさしぶりです。
Name:奥木
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

ようやく、小林オーナーに提供いただいた『くろがね叢書』の資料が公開できました。
ありがとうございます。
実は、もすこし前のアップでしたが、最近のウイルス騒ぎで、Hpまでたどり着けなかったりしました。
でも、最近は騒ぎも落ち着いて、このページにアクセスできるようになったようです。
これでやっと5冊のアップですけれど、実はそれでも資料的にはご参考になるとも、ある人からいわれました。
他の資料もアップしました。興味のある方ご覧ください。
新書版の探偵双書とか、鱒書房の軽文学新書だとか。
http://okugim.hp.infoseek.co.jp/


No.569 (2003/08/20 07:20) title:雑誌など
Name:

芦辺さん、若い世界社(豊橋)は
 昭和二十一年から、出版している
 会社です。
  カストリ誌である「共楽」(東京)
 には、杉山氏が昭和二十二年から
 書いており、その会社の広告が昭和
 二十三年の「共楽」の、うら表紙に
 あります。
  なお、長谷川卓也氏の、「カストリ
 文化考」(1969)には、2、3行
 に亘り、「共楽」について記述されて
 います(p226)。


No.568 (2003/08/19 08:05) title:何点か
Name:

芦辺さん、私の友人、とかきましたが、
 知合い、です。杉山氏の友人、と私が
 知合いという方が近いです。
  その人は長年の交遊を現在まとめて
 おられているようです。
  ご存知のように、ある事件のために、
 青空探偵もの、66篇で筆をおられてしまい
 ましたが、同人誌「密室」で、それも筆名
 青空晴子で書かれた作品が最後のようです。

  若い世界社(豊橋)から、二作品がでている
 ということです。いずれも、葉書の半分のおおきさで
 頁数はすくないようです。
  なお、他の作家の作品も何点か出ているようです。
 


No.567 (2003/08/18 23:42) title:『謎の民衆裁判』と『伏魔殿殺人事件』
Name:芦辺 拓
URL:http://ashibe.infoseek.ne.jp/

>くにもも・さくらさん

 さっそくのお申し込み、ありがとうございます。柳原緑風氏の『謎の民衆裁判』は、『刺青殺人事件』のヒントになったという先入観で読むと、トリック面など甘さを感じますが、もともと作者の意図はその辺にはないわけで、

「本篇は即ち興味本位の探偵物語に、陪審制度を結びつけ、日本で初めて開かれた陪審裁判を仮想して作り上げた最初の陪審小説で、世人が本篇によって幾分でも陪審裁判の輪郭を窺い知らるゝ事が出来たならば、筆者の欣幸本懐之に過ぐるものはありません」

 という作者自身の言葉通り、筆の立つジャーナリストによる啓蒙読物と考えると実に達者な出来栄えです。特に自ら捜査活動をしてはならない陪審員を素人探偵に仕立てる工夫や、物語の都合上ラストで裁判を引っくり返しながら、これを陪審批判につなげないあたりなど、なかなかしたたかなうまさです。

>桜さん

 杉山氏にもう一冊著書があったとは驚きですが、それをご存じなご友人というのもすごいですね。どういう情報を持っておられるのでしょう。よければ秦さんのご研究のためにもご教示願いたいものです。

 なお『伏魔殿殺人事件』(相当にとんでもない内容だそうです)は豊橋?の若い世界社から出たというのですが、これも聞いたことのない版元で、何だかわからぬ話ばかりです。


No.566 (2003/08/18 10:23) title:小型版など
Name:

芦辺さん、早速、図書館にて、2号分の雑誌
 を拝読しました。
  5年前に亡くなられていたのですね。
 80歳ですか、50年余りの空白は
 長すぎます。

  くにもも・さくらさんが書かれておられ
 ますように、次回が楽しみな講演です。

  友人から、加納十一氏の、「丘屋敷の秘密」
 は、短編集「殺人呪文」所収の「殺人呪文」
 の、子供向け、リライト版であること、
 を教えられる。
  ついでに、杉山氏には、もう一冊、単行本、
 というか、小型版、文庫(極うす)があることも
 教えられました。


No.565 (2003/08/15 23:48) title:探偵講談
Name:くにもも・さくら
URL:http://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Ink/8578/

>芦辺拓先生

>『謎の民衆裁判』

うおーっ!! 『探偵講談・謎の民衆裁判』の完成が現実となりそうですね(嬉)。楽しみにお待ちしております。

という訳で、

<B>2003年11月1日(土)
『連続セミナー 陪審制度を学ぶ』〜講談で学ぶ陪審制度「推理作家と講談師が語る市民参加の司法」〜
場所:西本願寺津村別院(北御堂会館 アクセス→http://www.kitamido.or.jp/kitamido/access/access%20information.htm)
講師、芦辺拓先生 旭堂南湖先生

口演は「探偵講談・謎の民衆裁判」(原作/柳原緑風、脚色/芦辺拓)、芦辺拓先生と旭堂南湖先生の対談が予定されています。
聴講には予約が必要です(陪審制度を復活する会 http://www.l-wise.co.jp/baishin/)。</B>
わたしも参加希望の予約をしているのですが返事がなくて、不安……。

関西では上記以外にも『第十三回 名探偵ナンコ』に『第二回 講談探偵倶楽部』と《探偵講談イヴェント》が目白押し! いや、東京人に負けてられへんからね!


No.564 (2003/08/15 21:09) title:杉山清詩氏と柳原緑風氏の作品をめぐって
Name:芦辺 拓
URL:http://ashibe.infoseek.ne.jp/

>桜さん

 レスをありがとうございます。秦重雄さんは苦心惨憺、杉山氏の遺族を突き止めたものの、それはそれは冷淡というかケンもほろろの対応に落胆されたとのこと。人ごとではない三流探偵小説家の運命はかくのごとしでしょうか。

 なお、下記のエッセイで秦さんは、杉山氏唯一の単行本の閲覧に失敗したエピソードを書いておられますが、今日いただいたメールによると東京まで足をのばされて、ついにその宿願を達せられたそうです(ただし複写は不可)。

>オーナー様

 すみません、発言972・973の奇妙なダブリ(時間的懸隔のある)を訂正してやってください。

 そうそう、雑誌といえば、旭堂南湖さんが高木彬光氏に『刺青殺人事件』のヒントを与えたという柳原緑風・著『謎の民衆裁判』(しばしば『謎の刺青美人』と誤称される)所載の全バックナンバー複写に成功。小生に講談化のためのコピーを送ってこられました。こちらも面白くなりそうです。


No.563 (2003/08/15 10:41) title:雑誌など
Name:

雑誌「たん」12号(2003,3月)
 及び13号(2003、7月)を入手。
  平澤秀和氏の発掘で、姿見寿一氏の
 怪奇犯罪探偵実話集、第1輯、「第五の厄」
 昭和22,6月、北陽出版社(札幌市)
 が明らかにされています。

  芦辺さん、以前、雑誌「EQ」でも取り
 上げられた杉山氏(覆面作家)のことが
 明らかにされたのですね。
  すばらしいことですね、おそらく
 関係者にも逢われたのでしょうか。


No.562 (削除済)
No.561 (2003/08/15 01:16) title:秦重雄さんの貴重な研究
Name:芦辺 拓
URL:http://ashibe.infoseek.ne.jp/

 小林文庫オーナー様をはじめ、旭堂南湖さんの東京公演でお会いしたみなさん(加納一朗先生、長谷川卓也先生らとはあとで名簿を見ておいでに気づく始末……)、あの折はご来会ありがとうございました。

 さて、その南湖さんの大阪公演にもおいでいただいている秦重雄さんという方がおられまして、そのきっかけとなった私のサイトの掲示板への書き込みで知ったのですが、この秦さんは『妖奇』などで怪筆をふるった杉山清詩(清一)氏のことを研究されているのですが、このほどその苦心談の一端を発表されました。

 それは『人権と部落問題』2003年8月号所載の

 「三度は読めない名探偵青空晴子シリーズ 執念の駄作作家 杉山清詩」

 ――で、見開き2ページの短文ですが、秦さんはこの幻の作家についての調査を着々と進めておられ、まだまだ新発見がありそうです。みなさんとともに刮目して待ちたいと思います。


No.560 (2003/08/14 10:13) title:目録など
Name:

古書目録を整理。そのなかで、入手できなかった
 2点。

  加納十一「丘屋敷の秘密」昭和24
  雑誌「オール猟奇」増刊特大号
   掲載「メジューサの首」小酒井不木
   昭和23

  切り取り、ノートに添付。

 加納氏には、「殺人呪文」林檎書院
  昭和22,7月
 という短編集があります。


No.559 (2003/08/14 07:39) title:有り難うございました。
Name:旭堂南湖
Email:nanko@bc5.so-net.ne.jp
URL:http://www003.upp.so-net.ne.jp/nanko/

いつもお世話になっております。御陰様で、東京公演&大宴会無事に終えることが出来ました。有り難うございました。台風が来ておりましたので、一体どうなるのかと思いましたが、大盛況となりました。『幻燈』口演後、「原作とどう違っているのか気になりますので、あの原作を買いに行きます。置いているのは、あの店でしたよね」と、大胆なことをおっしゃる若い女性がいて驚いております。…二十万なんですが。また、面白い探偵講談をやりますので、是非お越し下さいます様よろしくお願い申し上げます。
有り難うございました。


No.558 (2003/08/12 07:39) title:文庫など
Name:

創刊15周年特大号、雑誌「未来趣味」
 第10号、入手。
  横田順弥氏(旧漢字)の小説
  北原尚彦氏の古典SF的日常
  日下三蔵氏の、貴重な論考(今日泊亜蘭)
 などが掲載されています。
  読みすすんでいます。

  ちくま文庫、「新刊!古本文庫」北原尚彦
 2003,8月、新刊で購入。
  紹介された文庫、数えてみると、実に167冊。
 どれも、珍本にみえてきます。
 


No.557 (2003/08/11 07:50) title:文庫ほか
Name:

古書店の均一棚で、山田風太郎の
 「元禄おさめの方」マリンブックス
  平安書店、昭和50.8.15 第2版
 購入。目次では、佐文、しかし本文は
 すべて、左文。

 光文社文庫、江戸川乱歩全集、2冊、新刊で
 購入。本文ほか、
  自作解説、解題、註釈、解説、私と乱歩
 で構成され、56頁(4巻)、40頁(10巻)と
 それぞれ全頁653、と595のうちの
 10%弱を占めている。


No.556 (2003/08/09 10:27) title:いろいろと
Name:

PR誌「本の窓」7月号、8月号掲載の
 佐野洋氏の連載。
  書影は、佐野氏が書斎から出された本
 から撮られていないのではないか、と
 いう思いを持つ。
  新谷識氏の本は、長編ではなくて
 短編集のようです。

  日下氏編集の、ちくま文庫、2冊、
 購入。次期のシリーズがあるならば、
 これも購入予定。


No.555 (2003/08/08 05:26) title:「鴉白書」
Name:日下三蔵
Email:CXX06677@nifty.ne.jp

日下です。

宣伝というか本を売りたいという書き込みです。
内容に問題があるようでしたらお手数ですが削除してください>オーナー

知り合いから渡辺啓助さんの『鴉白書』限定版を定価の48000円で
手放したいんだけど要らない? とのオファーをもらいました。
1990年に東京創元社から限定二百部で刊行された本で、版元にも
もう在庫はありません。
♯というか、最後の一冊を買ったのが私なのですが…。

限定版には啓助さんの毛筆書名と直筆の鴉絵(もちろん一冊ずつ
ちがうもの)がついており、その方の所有本には更に渡辺東さん
のサインも入っています。懐に余裕があれば、ぜひとも買いたい
ところですが、さすがにこの値段の本をダブらせる体力がない。

そこで、ネット環境にない所有者の方に代わって嫁ぎ先募集の
告知をさせていただく次第です。欲しいという方は、日下まで
ご連絡いただければ、仲介の労を取らせていただきます。

よろしくお願いいたします。


No.554 (2003/08/07 10:13) title:覆刻版など
Name:

覆刻版で、沖積舎から
 「白蟻」小栗虫太郎、定価8000円
 がでています。2003、7.25発行。
  函、ダンボール輸送函、月報ナシ
 で、久しぶりの刊行。

  ぷろふいる社版、昭和10年、の
 覆刻版でしょうか。

  その他に、奇妙な(?)、小栗虫太郎の
 2点を、ネットで購入。


No.553 (2003/08/06 07:51) title:奥付では
Name:

小栗虫太郎の仙花紙本を調べていたら
 「屍体七十五歩にて死す」昭和22
  高志書房
  著作権者 小栗一弥(旧漢字)
 と、奥付に書かれています(小栗虫太郎名義はなく)。
 昭和21年2月の死去ですが、他の本を見ても
 この本のみそのようになっているようです。


No.552 (削除済)
No.551 (2003/08/05 07:41) title:夢声百話
Name:

2ヶ月前に、「彷書月刊」で紹介されていた
 「職業”雑”の男 徳川夢声百話」
  浜(ウ冠の下は眉)田研吾
  2003,2月発行、本文・イラスト 浜田研吾
 を入手。
  非売品200部ですが、住所が書かれて
 いたので、手紙により、連絡。

   著者の手紙では、連絡があれば、
 残部少数ながら、希望者には譲る、とある。
  著者の、のめり込みに感動を覚えました。


No.550 (2003/08/04 07:34) title:今月の本
Name:

ここでも紹介されていた、「間取りの手帖」
 佐藤和歌子、新書判、リトル・モア刊。

 今月のPR誌、「本の窓」、「本の旅人」
 にも紹介されています。
  とても幸せな本ですね。

  そのほかの媒体でも見かけています。


No.549 (2003/08/03 10:00) title:天城一氏の怒り
Name:

天城一氏は次のように、「別冊シャレード74号
 天城一特集9」所収の「乱歩/十字路」p14
 で記述している。

  中島さんが「宝石」に「探偵小説辞典」を連載
 (略、天城氏が)不運にも廃刊雑誌の出身のために
 文壇から遠ざかることになったとあります

 という文章。
  
  その後、天城氏は手紙を出して、中島氏から
 訂正の手紙をもらい、お詫びの内容がかかれて
 いるものの、単行本では訂正されず

  訂正されぬまま(略)理解に苦しみましたが。

 と苦言をあらわしている。
  しかし、該当の「宝石」連載「探偵小説辞典」(3)
 の、アマギハジメ(天城一)の項、全18行には
  そのような記述は
 ありません。

  どうして、そのようなことになったのか、天城一氏
 の怒りの箇所は、中島氏の文章にはありません。


No.548 (2003/08/02 10:01) title:半生記
Name:

少し前に購入した、岡戸武平の
 「全力投球 武平半生記」岡戸武平
 昭和58、12月。死の3年前に刊行された
 豪華本(定価1万円)。著者、86歳の時。
  この本は、長谷部史親氏や鮎川哲也氏には
 紹介されていないものである。
  いわば、岡戸版イタ・セクスアリス。
 驚愕の告白が延々と続いています。

  また、代作として、森下雨村氏のものや
 小酒井不木全集のこと(p126から136)
 などが語られています。  


No.547 (2003/08/01 07:19) title:他にも
Name:

「別冊シャレード 74号 天城一特集9」
 「別冊シャレード 76号 天城一特集10」
 いずれも、2003.7月発行。前者200頁
 後者96頁、拝受。天城一特集の最終号。

  光文社文庫、新刊で、「「探偵倶楽部」傑作選」
 を購入。
  p8には、山前譲氏により
  100号(冊か)
 とある。巻末の冊数をかぞえると、
  105冊(既刊)
    1冊(未刊)
 となる。
  しかし、実際には、
  107冊
 が刊行されている。
  未刊の一冊は、たしかに刊行されており、
 それは四月号であり、しかも、五月号と同一内容
 である(4巻4号,4巻5号)。
  つまり、同一内容の2冊がある、ということ。

  さらに、他にも、本誌の表紙をとり、それを
 増刊とする、これも同一内容のものが1冊ある
 (8巻にみられる)。
  それで、2冊、ふえて、107冊が
 雑誌「探偵倶楽部」の刊行総数である。

  なお、今回も、別冊1号の、表紙が掲載されて
 いなかった。三冊目の表紙が見開きにある。


No.546 (2003/07/31 11:42) title:すでに
Name:

文化探究誌「朱夏」第18号、2003.6月
 せらび書房、を封筒からとりだす。
  企画進行中のものとして、藤田知浩編
 による
  「外地探偵小説集 満洲編」(仮題)
 が掲げられている。アンソロジーの第1弾。

  「日本古書通信」をひらくと、
  「香水夫人」
 が掲載されていた。すでに遅し、であった。

  昨日、ソウルから帰りきたりました。
 また、よろしくおねがいします。
  


No.545 (2003/07/28 20:54) title:資料提供ありがとうございます
Name:奥木

オーナー。

過日、お送りいただいた『くろがね叢書』の資料。
どうもありがとうございます。
遠からず、当方のHpで公開しますので、ご興味のある方は、お楽しみにお待ちください。

私の手持ちが三冊、小林文庫のオーナーご提供の資料が二冊。いつになったら全冊の資料が公開できるのしょうか。

みなさま。
とはいえ、これだけでも詳しい方の資料だとは思います(笑)。

中公文庫の二冊、どうにか手に入れることができました。


No.544 (2003/07/25 20:09) title:英語文庫
Name:奥木

最近,阿刀田の講談社の文庫を購入しました。

この、講談社英語文庫。
亂歩、赤川、阿刀田の作品があるようですが
他にもあるのでしょうか。
ご存知の方はお知らせください。


No.543 (2003/07/25 01:26) title:長山靖生編『日米架空戦記集成』(中公文庫)にびっくり
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 小西昌幸 さんのご紹介で、『赤道南下』文庫化のことを知りましたが、なかなか書店に行けず、ようやく今日(24日)確認、購入して来ました。
 戦時紀行の『赤道南下』が、いま出版されるなんて、これはもう驚きです。
 元版を買おうとしたら、ウン万円ですよ。 ファンでなくても、要チェックです。
 冒頭だけ読んでみましたが、いたずらに戦意高揚風にはなっていなくて、面白そうです。
 
 もっと驚いたのは、隣に長山靖生編『明治/大正/昭和 日米架空戦記集成』が並んでいた事。
 タイトルから予感がして、頁をめくってみると、大阪圭吉の作品が収録されているではないですか!
 しかも、防諜探偵・横川禎介もの。
 まさか横川禎介ものが文庫化される日が来るなんて、想像もしていませんでした。
 これには驚きました。 アーネスト さんと全く同じ感想です。
 
 横溝正史、大阪圭吉、三橋一夫だけは読んでみましたが(3作とも短い)、結構読めます。
 三橋一夫「帰郷」は、リリシズムに溢れた佳品でした。
 圭吉の「空中の散歩者」については、皆さんのご感想も、お聞きしたいところです。
 
 2冊とも、群馬のような田舎なの書店にも、平積みになっていました。
 シリーズ「戦争の真実フェア」として出版されたようですが、石原莞爾『最終戦総論』や、獅子文六の随筆も収録されている、物凄いセレクト。
 中公文庫、ホントウに恐るべし。 
 商売的には大丈夫なんでしょうか? 心配になりました。

奥木 幹男 さん
 ご無沙汰です。
 PCが壊れていらっしゃったんですか?
 
 お願いと、お送りしたい資料が有ります。
 丁度直ったということなので、2、3日中にメールをお送りします。
 
 旬刊ニュースの増刊3号は、持っているような気がしますが、海野十三の『江戸推理川柳抄』には気付いていません。
 いかに、読み込んでいないか、ということですね。

浪速の好男子 旭堂南湖 さん
 着々と、東京へも進出されているようですね。
 以前から予定していた旅行が有ったため、『講談探偵倶楽部』〜乱歩と結城を読む〜 には行けず、残念でした。
 第二回『幻の南湖』の方には、まず間違いなく参加させていただきます。
 「探偵講談・幻燈」を、楽しみにしています。
 
 ※ 探偵作家の色紙。羨ましいです。(謎のサインは、誰かわかりません)

石井春生 さん
 第二回『幻の南湖』記念大宴会の幹事、ご苦労様です。
 今回は、夏休みの時期なので、(翌日は出社ですが)少しくらい仕事に影響が出ても平気だろう(笑)、ということで、大宴会に参加させていただきたいと思っています。
 よろしくお願いします。
 後ほど、メールでご連絡します。

野村恒彦 さん
 HPを拝見すると、「横溝正史を知る会」は、多くの方に集まっていただき、成功だったようですね。
 正史を知る方のお話は、お聞きしたかったです。
 各地で、具体的な活動を行なっている方々には、心から頭が下がります。
 私も、見習いたいものです。
 今後のご活動も、告知をお願いします。
 
 
おどる さん
 結局、私は「乱歩の蒐めた書物展」には行けませんでした。
 七夕市(明治古典会古書入札会)の下見会にも行きたかったのに。
 パンフレットと、BDバッジが貰ってこられなかったのも、心残りです。
 1週間だけの開催というのは、田舎ものには厳しいです。

最後に

 ミステリー関係のイベントの告知には、この掲示板を遠慮なくご利用ください。


No.542 (2003/07/24 20:08) title:あああ。
Name:奥木 幹男

わたしの住む山の中の田舎には中公文庫の新刊の配本はないのです。
るるる。


No.541 (2003/07/24 20:06) title:おひさしぶり。やっとPCが復活しました。
Name:奥木 幹男

旬刊ニュースの増刊3号『傑作小説』に海野十三が『江戸推理川柳抄』を書いています。
これって、皆さんがご存知なことなのでしょうか?

あと、中公文庫情報には驚きました。


No.540 (2003/07/24 17:36) title:さらに中公文庫にびっくり
Name:アーネスト

こんにちは。アーネストです。
小西さんの書き込みをみて、今日書店に行ったところ中公文庫のスペースに
件の本が平積みされていたのですが、
その横には、長山靖生編『明治/大正/昭和 日米架空戦記集成』なる本もあり
長山さんのファンである僕はその本も取り上げてみて何気なく目次をみたところ…
思わず「おおっ!」と叫びそうになってしまいました。
果たしてそこで僕の見たものは…!?以下次号へ続く!!
ウソです(笑)。以下書き出してみます。
有本芳水「空中大戦争」
浅野一男「空中軍艦未来戦」
海野十三「空行かば」
福永恭助「暴れる怪力線」
那珂良二「海底国境線」
立川賢「桑港けし飛ぶ」
河岡潮風「日米石油胆力戦争」
虎髯大尉=阿武天風「日米戦争夢物語」
横溝正史「慰問文」
大阪圭吉「空中の散歩者」
三橋一夫「帰郷」
さあ、驚いたか!少なくとも私は大変驚いておるのであります!興奮しているのであります!
帯によればこれらは中公文庫の“戦争の真実フェア"の一環として刊行された由。偉大なる書物を刊行してくれた偉大なる中央公論新社に敬礼!


No.539 (2003/07/22 17:53) title:海野十三『赤道南下』(中公文庫)にびっくり
Name:徳島 海野十三の会 小西昌幸
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp

■徳島の小西です。今日の午後、ジャック・ヴァレ『異星人情報局』(創元SF文庫/東京創元社)と『幻想文学』終刊号を交互に読みながら昼寝をむさぼっていると、東京の池田憲章氏から電話がありました。用件は、森下雨村が海野十三と寮佐吉について書いたエッセイがやっと見つかった、職場にファクシミリを送るので寮美千子さん(作家、寮佐吉のお孫さん)にお送りして欲しいというものでした。池田さんは自分の部屋の中を大捜索して、ほぼ半年がかりで、雨村のエッセイを発掘されたのです。まー、大変です。
■その後しばし雑談をしました。小西「池田さん、海野十三の『赤道南下』が中公文庫で出ているのはご存じですか」、池田「えっ! そんなの知らないよ」、小西「いやー、一昨日本屋さんに立ち寄ったら、平積みされていて驚いたんですよ」、池田「よくまあ、そんなものが文庫化されましたねえ。あれは、三一版の全集でも、全部収録できなかったんだよなー。どうしても小説中心でやりましたからねー」。
■その後、瀬名堯彦さんに電話をしました。瀬名さんは『赤道南下』文庫化の件はご存じでしたが、もう店頭に並んでいるのですかと驚かれていました。そして文庫化は、解説の戸高一成さん(昭和館図書情報部長)の企画でしょうねえとおっしゃっていました。
■というわけで、海野さんの『赤道南下』が中公文庫から発売されています。ファンの皆さん、要チェックです。いやー、それにしても、中公文庫恐るべし。


No.538 (2003/07/19 10:39) title:第二回『幻の南湖』記念大宴会の時間の変更です
Name:石井春生
Email:BYQ11613@nifty.ne.jp

何度も同じ内容の書き込みで失礼します。第二回『幻の南湖』記念大宴会の時間の変更になりました。
16:15から開始です。たぶん宴会だけ参加される方はいらっしゃらないでしょうけど、終演後すぐの開始となりますので皆様よろしくお願いします。


No.537 (2003/07/19 00:36) title:好男子です。
Name:旭堂南湖
Email:nanko@bc5.so-net.ne.jp
URL:http://www003.upp.so-net.ne.jp/nanko/

いつもお世話になっております。
>石井様 幹事役有り難うございます。非常に助かります。よろしく御願いします。

第二回『幻の南湖』〜上方講談ニューウェーブ〜*大阪舞台芸術新人賞受賞特別記念興行*
日時/8/10(日)
会場/お江戸両国亭
開場/12:30 開演/13:00
料金/インターネット特別前売2200円・2500円
出演/旭堂南湖「探偵講談・幻燈」(原作・初代快楽亭ブラック、リライト・芦辺拓)「新作講談・誕生日」「古典講談・太閤記より長短槍試合」
ゲスト/山前譲(推理小説研究家)「ミステリあれこれ」

8/10の大宴会に参加される方はついでに(?)講談会にもご参加下さいませ。インターネット特別前売予約始めました。予約希望の方は『8/10予約』というタイトルで「お名前」「枚数」をお書きの上、南湖までメールを下さい。2200円で入場出来ます。
まずは「長短槍試合」を聞いて頂きます。これぞ上方講談です。続いて感動の新作講談「誕生日」を聞いて頂きます。ハンカチをご用意下さい。目玉は「幻燈」。あの幻の作品が講談になりました。そして、山前さんとの対談はどうなることやらのお楽しみです。万難を排してお越し下さいます様お願い申し上げます。


No.536 (2003/07/19 00:02) title:ごめんなさい
Name:石井春生
Email:BYQ11613@nifty.ne.jp

オーナー様

二重投稿をしてしまいました。大変申し訳ございませんが、NO945のほうを削除していただけませんでしょうか。
久しぶりの書き込みでご迷惑をおかけして申し訳ございません。ああ、恥ずかしい!


No.535 (2003/07/18 23:59) title:第二回『幻の南湖』記念大宴会のお知らせ
Name:石井春生
Email:BYQ11613@nifty.ne.jp
URL:http://www.shinseien.co.jp/ryougoku/

前回大好評でした旭堂南湖さんの探偵講談の第二回目が開催されることになりました。つきましては終演後に大宴会を予定しておりますので、よろしければ、ぜひこちらもいらしてくださいませ。

第二回『幻の南湖』記念大宴会
日時:8/10(日)17:00〜19:00
会場:江戸和食隅田(上記のURLです)
予算:5,000円以内

大宴会に参加希望の方は、お手数ですが私宛に「宴会参加希望」というタイトルでメールをくださいませ。なお大変申し訳ないのですが、8/6で締め切らせていただきたいと思います。なにせその日は花火大会もあるとかで、その影響でお店が混みあうかもしれませんので。どうぞ、よろしくお願いいたします。


No.534 (削除済)
No.533 (2003/07/18 22:27) title:ミステリの魅力?
Name:miyanisi
Email:miyanisi@mua.biglobe.ne.jp
URL:http://www2.jmpa.or.jp/kou5039/

ミステリだけが好きでないので、質問の答えとは異なります。日本の純文学の主流のプロレタリア小説と私小説が魅力がないだけと思います。小説に必要なのは、作者の創造力と読者を楽しませるエンターテイメント性と思います。ミステリは、構造的にどちらも持つ必要がある小説です。他にもそのような、ジャンルは有りますがミステリはそのひとつと思います。魅力のある小説に人気があるのは当然とおもいます。


No.532 (2003/07/17 22:39) title:初めまして。
Name:カイツ
Email:kaitu_yes_1988@hotmail.com
URL:http://rimnesia.gaiax.com/home/kaitudesu

初めまして、こんばんは。
突然ですが、質問よろしいでしょうか?
実は、わたしは学校の授業で「ミステリー小説の人気の秘密」というようなものを
課題としてやっているのですが、
ミステリーの魅力とはどのようなものか、教えていただけるととても嬉しいのですが・・・・、いかがでしょうか?
もしよければ、書き込みお願いします。
突然の無理なお願い、すみませんでした。


No.531 (2003/07/14 22:50) title:乱歩の蒐めた書物展
Name:おどる

東京古書会館落成記念として開催されている「乱歩の蒐めた書物展」に行って来ました。古書会館の地下一階を使ったこじんまりとした展示会でしたが、充実した内容でした。
「乱歩と明治文献」と「乱歩と周辺の作家たち」という二部構成になっており、1月末に池袋で開催された「江戸川乱歩展」と一部展示は重なりつつも(実際、乱歩展のカタログであった「乱歩の世界」が販売されている)、今回は乱歩を取り巻いていた探偵作家とその関連書に力が注がれていました。
今回配布されていた19ページもののパンフによると、展示品は181点になっていました。主として展示品のデータを掲載しているパンフなのですが、「三人書房」を営んでいた乱歩を「古書業界は惜しい人材を文筆業に奪われた」と表現するなど、古書業者らしい表現が目に付き、大変楽しいものです。

ところで、今回の催しで見逃せないものとして「乱歩からの挑戦状」と称したイベントがあります。
会場のあちこちに乱歩に関するあるワードが暗号により隠されており、それを解読した来場者(先着五百名)に「BDバッチ」(東京古書組合謹製)が貰えます(ただし、一人ひとつ)。実のところ、そういうことが嫌いではないので、先に暗号を解かないことには落ち着いて展示を見ることができませんでした。
暗号のほうは、ヒントに気がつかないとなかなか難しいと思います。チープさ加減がなかなかよさげな「BDバッチ」です。


No.530 (2003/07/14 01:32) title:「横溝正史を知る会」のお知らせ
Name:野村恒彦
Email:noraneko@portnet.ne.jp
URL:http://www.portnet.ne.jp/~noraneko/

 「横溝正史を知る会」を生誕地である神戸市中央区東川崎町で行いますので、ぜひお越しください。
日時:平成15年7月19日(土)14:00〜16:00
場所:東川崎町地域福祉センター(JR神戸駅下車徒歩7分)
内容:「横溝正史と東川崎町」
    三日月薬局 岡田重一氏(氏は横溝正史と親交があった方です)
   その他、小生も時間を少しいただいています。

※会の詳細、会場への地図は畸人郷HPの目次からリンクしております。


No.529 (2003/07/07 08:04) title:「創世ホール通信/文化ジャーナル」2003年7月号
Name:徳島 海野十三の会 小西昌幸
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp
URL:http://www.infoeddy.ne.jp/kitajima/hole/bunka/200307.html

■徳島の小西です。「北島町のホームページ」で、私が職場(北島町立図書館・創世ホール)で作っている「創世ホール通信/文化ジャーナル」7月号が7月5日午後から読めるようになっています。
■「創世ホール通信通算百号達成記念メッセージ特集」の第3弾で、偉大な名張の中相作さん(「名張人外境」主宰、名張市立図書館嘱託)や、大衆文学研究家の天瀬裕康さん(『新青年』研究会)、『彷書月刊』でおなじみの南陀楼綾繁(なんだろう・あやしげ)さんなどが登場します。
■それから『新青年』のライターで列車事故でお亡くなりになった松下富士夫さんのお嬢さんである志村章子(しむら・しょうこ)さん(謄写印刷研究家)のメッセージも。私は志村さんから、お父上の友人だった城昌幸さんの直筆ハガキを見せていただいたこともあります。
■関心ある方は、上の「URL」を覗いてみてください。検索のバヤイは、「北島町」のホームページ→「創世ホールだより」→「文化ジャーナル」2003年7月号とお進みください。おじゃましました。


No.528 (2003/07/05 15:37)
Name:アーネスト
Email:ernest-79@par.odn.ne.jp

石川誠壱さま
御返事遅くなって申し訳ありません。
僕は山田風太郎のアンソロジー情報をちょっと調べているので、「時代小説ベスト集成」のシリーズも、その点で気になったのです。『秘帳』については宮澤@探偵小説頁さんにお知らせしようと思って、少しくどく聞いてしまいました(余計な手間を取らせてすいません)。
>もし、本の現物が御必要でしたら
>この『秘帳』一冊だけですが、お譲りいたしますよ。
ご好意ありがとうございます。でも僕が持ってても死蔵になりそうなので、ご遠慮させていただきます。本当に申し訳ありません。それでは。


No.527 (2003/06/27 15:17) title:『秘帳』収録作品の詳細
Name:石川誠壱
Email:kasimasi@olive.plala.or.jp
URL:http://www.geocities.co.jp/Technopolis/1814/elm.html

すでに、↑上記の私のサイト内には、記載してあるのですが…。

横溝正史「人形佐七捕物帳/ほおずき大尽」
坂口安吾「安吾捕物帖/舞踏会殺人事件」
陣出達朗「伝七捕物帳/山吹女房」
林不忘「釘抜藤吉捕物覚書/三つの足跡」
野村胡堂「銭形平次捕物控/花見の留守」
城昌幸「若さま侍捕物手帖/おちよ影二ッ」
岡本綺堂「半七捕物帳/勘平の死」
村上元三「加田三七捕物帳/黄金仏」
佐々木味津三「右門捕物帖/血染の手形」

こうなっております。

*

ところで、私の集めた、これらのデータは、
何かの用件で、お使いになられるのでしょうか?

もし、本の現物が御必要でしたら、
この『秘帳』1冊だけですが、お譲りいたしますよ。


No.526 (2003/06/27 13:29)
Name:アーネスト

石川誠壱さま
エルム社、とんでもないですね。関係ないですが、今一部で話題のさくら出版のことを連想してしまいました。
ところで、ついでなんで「秘帳」には各捕物帳のどの作品が収録されているのかも、教えていただけませんか?

>コミック版『ささら さや』
僕はまだ買ってませんが、いい機会なので、加納朋子さんの本とカップリングで買おうと思っています。ところで、小説すばる7月号、ほんとに最後のほうの「カーテンコール」にも、短い文章が載ってます。気づきにくいですが。この号でシリーズ最終回ということでしたからね。


No.525 (2003/06/27 08:09) title:停車駅にて
Name:

 鮎川哲也氏の「ペトロフ事件」について。
 新しい光文社文庫には、昭和十七年の
 時刻表が巻末に掲載されていますが、
 背景が昭和十八年なので、その当時の
 時刻表をさがしていました。
  鮎川氏が書かれていた
 「昭和十八年度の一冊(略)支線は
  大半が省略」
 ということは、事実でした。
  支線ではなくて、「停車駅」のことを
 さしているようですが、やはり、その
 列車の停車駅ごとの到着時刻はありません
 でした。

  七月の終り頃まで、ソウルにでかけて
 きます。SARSは終息しているようです。

 石川さん、エルム新社と三版、謎ですね。
 くにもも・さくらさん、掲示板のアニメ
 楽しみに拝見しています。


No.524 (2003/06/26 23:22) title:ゲット♪
Name:くにもも・さくら
URL:http://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Ink/8578/

>小林文庫オーナーさま

先月、講談社文庫で新装版として発売された『霧の向こうのふしぎな町』(作/柏葉幸子)の解説を加納朋子先生が担当されています。
リストに掲載されていないように思われましたので……

加納朋子先生の原作をコミック化した『ささら さや』1巻(作画/碧也ぴんく バーズコミック)には加納先生の書き下ろしエッセイ「おっぱいと涙」。
その後に入手できた幻冬舎PR誌「星星峡」7月号には加納朋子先生の新作『てるてる あした』第一話「春の嵐」の前編が掲載されていました。

気持ちはホクホクです。


No.523 (2003/06/26 21:02) title:時代小説ベスト集成・捕物篇『秘帳』
Name:石川誠壱
Email:kasimasi@olive.plala.or.jp
URL:http://www.geocities.co.jp/Technopolis/1814/elm.html

ようやく、下北沢に1冊だけあって、気になっていた『秘帳』を
買ってくることができました。

これは【エルム新社】の版だったんですね。

奥付では
「昭和51年9月10日 初版発行
 昭和52年10月1日 3版発行」となっています。

もしかしたら、このシリーズには、
【エルム】刊の「初版」と
【エルム新社】刊の「第3版」しか、
世の中に存在していないのかも知れません。

「第2版」が、スッ飛ばされているのではないでしょうか。
(新書本には、よくあるケースですが。)

倒産直前に5冊を出して、それは初版だけで終わり、会社ごと終わり、
【新社】としての再建後に、5冊まとめて、一斉に再刊した。
そんなところだったんじゃないですかねえ。

*

それより、この『秘帳』で問題なのは、
武蔵野次郎氏による巻末解説の末尾に、こんな一文が載っていたことです。

「     お詫び
  本シリーズ・ユーモア篇『笑鬼』に収録いたしま
 した、筒井康隆先生の作品「万延元年のラグビー」
 の内容の一部が、製作上の不手際により脱落いたし
 ました。筒井先生・読者の皆様に多大の御迷惑をお
 かけいたしましたことを深くお詫び申し上げます。
                     編集部」

なんと、まあ。
ものすごい会社だったんですね【エルム】というのは。
倒産もやむなし、と言ったところでしょうか。

雑誌じゃあるまいし、
シリーズの前の巻についてのお詫びを、次の巻に載せている、というのは…。
つまり『笑鬼』を重版するヒマもなく、
初版のミスを訂正してなどいられなかった、ということですな。

で、この本は【エルム新社】版であり、つまり重版本なのですが、
その、せっかくの訂正の機会にも、この詫びの一文が、そのまんま。
…ということは、重版分の『笑鬼』でも、初版のミスは、そのまんまなのでしょう。

どうせなら、この『時代小説ベスト集成』シリーズ5冊を全部揃えてみようか…と思っていたのですが、
これで、いっぺんに、その気がなくなりました。

夏目房之介氏が、直接このシリーズの編集に関わっておられたかどうかは不明なのですが
(筒井作品を収録…というところで、まんざら関係がないわけじゃないような気がしますけど)
なるべくなら「これは夏目氏の仕事ではない」と信じていたい。

思えば私も小学生の頃には、
【エルム】の一連の「フォノシートつき紙芝居」に、よくよくお世話になったものです。
『タイガーマスク』や『ウルトラマン』など、今でも台詞の端々を記憶しています。
しかし結局は、そんな杜撰な会社だったのだなあ…とは思いたくなかったですよ。


No.522 (2003/06/26 07:19) title:一文には
Name:

「本の雑誌」7月号で
  夜、布団に入ってから、欲しい
  古本のことを考える
 という穂村弘氏の文章。
  文章の最後の行には、なるほど、と
 思い当たる一文がある。

  均一棚で、いいのかなという本を購入。
 「世界ミステリ全集 18 37の短編」
 石川喬司編、早川書房
 です。一度は、友人と交換したものであるが、
 その後、もう一度読みたくなり、探していた
 もの。月報付きで入手。


No.521 (2003/06/25 07:16) title:書評について
Name:

ウフ.7月号(No.13)に収録された
 書評(新保博久氏)には、
  私の最後の書評になるかもしれない(略)
  書評家でなくなっていたのだ
 とある。あれっ、と驚愕。
  今夏より文庫版江戸川乱歩全集
  の編纂に着手
 と紹介欄。
  
  岩堀さん、光文社版全集が出る前に
 再読がおわりますね。


No.520 (2003/06/24 16:59) title:ほんのちょこっと
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 桜様

  彷書月刊7月号、私のところにも昨日届きました。
  今日のんびりとページを開きました。
  末永さんの記事、桜さんのお名前出ていてほほう…と拝読しました。
  それにしても、横溝シンポジウムはホントに残念だったと又々グチ
  が出たりして…。
  その他、古書展等の情報欄みて、目録何件かを注文したり、「sumus別冊
  まるごと一冊中公文庫」気になるので注文したり…久し振りに古書関係の
  作業?しました。

 乱歩再読、今度は「緑衣の鬼」「大暗室」「幽霊塔」あたりです。
 「緑衣…」は新読のようですし(翻案ものは後に読もうと思って
 いてそれっきり何十年)、「大暗室」は挿絵入りの創元文庫版で
 読む、「幽霊塔」は涙香作品と読み比べてみようかと…、大いに
 楽しめそうだと思っていますが果たして…。
 そういえば、新装の東京古書会館で「乱歩が蒐めた書物展」が
 あるそうですね。


No.519 (2003/06/24 07:19) title:いろいろと
Name:

極楽荘様、恐らくご存知であると思いますが
 久生十蘭、を書かれた江口雄輔氏にご連絡されて
 尋ねられたらいかがでしょうか。
  江口氏の年譜には、該当の記事はありませんが
 所有されておられるかもしれません。

  小西さん、原田氏をはじめ、田中氏のお話も
 ききたいと思わせる講演会ですね。

  末永さん、今月号の、彷書月刊、昨日
 拝読しました。定期購読していますが、
 二日もはやく届きました。
  そのように書かれていて、大変恐縮します。
 これからもよろしくおねがいします。

  このところ、週末から出かける、ソウル
 への準備におわれて忙しく過ごしています。
 今年、二度目なのでなれていますが、今度は
 一ヶ月です。
  古書目録からの誘惑(購入するかどうか)
 にかられて落ち着きません。


No.518 (2003/06/24 00:36) title:速報★10月に徳島県北島町創世ホールで、出版芸術社・原田裕社長とポプラ社・田中治男会長の講演会開催が確定
Name:徳島 北島町立図書館・創世ホール 小西昌幸
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp

■徳島の小西です。私の職場、北島町立図書館・創世ホールは今年「徳島県読書振興大会」の会場に当たっています。この大会は、開催地に一定金額が渡されてそれを元に、企画内容を自由に決めて開催地が責任を持ってやり切りなさい、という仕組みです。催しは、平日に開催し県内の読書愛好グループや、教育委員会、図書館関係者を中心に、一般参加も自由になっています。参加者は150人から200人ぐらいの見込みです。
■で、この種の大会は、受け入れがモー大変です。駐車場整理係、会場案内係、受付、昼食の引き換え担当、接待係、記録係、音響照明係など、最低十数名はスタッフを揃えないといけません(当館は6名で運営しています)。日常業務のほかにその種の取り組みをすることは非常にプレッシャーです。私は今年4月に館長という立場になってしまったので、一時は、どうしようか本当に悩みました。で、あるとき開き直って、こうなったら自分が聞きたい講師の講演会を実現してやるぞ、と夜空を見上げて決意しました。
■大会テーマを《検証・戦後出版界〜大衆文学と子どもの本》として、2人の方をお招きすることにしました。お2人とも生前(晩年)の海野十三さんにお会いになっている方です。講師の方と講演内容は次のとおり。
◎講演1/出版芸術社・原田裕社長「大衆文学出版五十余年」(仮題)
◎講演2/ポプラ社・田中治男会長「児童文学出版五十余年」(仮題)
■それぞれ80分間、講演していただきます。海野さんや乱歩さんなど大衆文学作家たちのことをふんだんに盛り込んで、激動の戦後出版界を回顧していただきます。もちろん、ご両名には依頼状をお送りし、OKを頂戴しています。日時は、2003年10月16日(木)午後1時からです。同志の皆さん、ご支援いただけましたら、誠に幸いです。
■小林オーナー様や名張人外境の中さんには、既にお知らせしておりました。オーナ様にはイベント欄で記載していただいており、ご厚意に深く感謝いたします。


No.517 (2003/06/22 01:40) title:はじめまして
Name:極楽荘
Email:toshi-t@eva.hi-ho.ne.jp

はじめまして。初の書き込みです。
このサイトのことはごく最近知ったばかりで、まだ過去ログも一部しか
読んでいないのですが、参加者の皆さんの知識の豊かさと、この世界の
奥の深さを垣間見た思いがしています。
底の浅い探偵小説ファンですが、今後いろいろ勉強していきたいと思い
ますので、ご指導のほどよろしくお願いいたします。

さて、さっそく一つお尋ねしたい点があります。
私は久生十蘭が好きで、書誌調査のようなものを細々と続けていますが、
「昭和30年(またはその前後)にどこかの新聞に掲載された、十蘭への
インタビュー記事」についてどなたかご存じないでしょうか?

◆「小説新潮」昭和30年8月号(p179)
------------------------------------------------------------------
「彼は、さきごろの某新聞紙上のインタビューでは、『自分の書いたもの
を人に読まれるのがいやで仕方がない』などといっている。それでは、
まるで、なんのために作家になったのか判らないみたいであるが、…」
------------------------------------------------------------------
(※昭和30年5月、「世界短編小説コンクール」で十蘭の「母子像」が
第一席に入賞。上掲の記事は、「受賞者の久生十蘭とはこんな人」という
人物紹介記事です。)

上で言及されている「某新聞紙上のインタビュー」とはどの記事なのか、
かなり前から調べているもののいまだにわかりません。情報をお持ちの方
がおいででしたら、ぜひご教示ください。


No.516 (2003/06/20 06:51) title:また一冊
Name:

ふるほん的日常、という北原尚彦氏のHP
 に、
  「随想ーミステリーと共にー」上野友夫
 という、川野京輔氏の単行本があることを
 知る。
  「推理SFドラマの六十年」昭和61
 とはことなる本です。
  探求本がまたひとつふえました。 


No.515 (2003/06/18 07:40) title:新書から
Name:

均一棚で、『コールサイン殺人事件』
 川野京輔、平成6年、廣済堂
 を購入。謹呈サインが見開きにある。
  収録作を調べると、「宝石」4篇
 「オール読切」1篇、「探偵実話」3篇
 の計8篇であった。
  「推理小説研究」山前譲編には
 『消えた街』昭和34年、が書名だけ
 あげられ、収録作は不明であるが、そこに
 収録された作品のうちの何点かが最初に
 あげた新書に一部収録されているのでしょうか。
  
  謹呈先の名前(知られた名前でした)
 が消されていない(きりとられていない)ので
 何かあわてて処分されたように思われます。


No.514 (2003/06/17 07:04) title:新刊で
Name:

 新刊で、『書店の近代ー本が輝いていた時代』
 小田光雄(平凡社新書)、購入。
  円本時代と書店
  円本・作家・書店
 などを含む。各章の枚数が少ないので
 続巻が待たれます。読んでいて、山田風太郎の愛読者
 であることがわかります。

  古書目録から、眼が点になり、思わず FAX。
 それにしても高い、と思いました。
  


No.513 (2003/06/16 06:42) title:一点より
Name:

最近、古書目録から入手した一点より。
  『禁断の実』昭和24年4月30日発行
  ジェームス・ハリス(滝口直太郎訳)
  スリラー小説
 には、巻末に収録の短編の掲載誌がある。
 これらの9篇は、「推理小説研究11号」には
 掲載されていなくて、これ以後の小説から
 記録されている。
  短編を訳したなかの一人、辰野太郎氏は
 龍口直太郎氏と同一人物のようです。


No.512 (2003/06/15 09:36) title:新刊など
Name:

石川さん、『妖殺』昭和52年10月1日3版
 エルムQノベルス エルム新社
 となっています。須川さんは他のもので
 3版。1年間は増刷されていたのでしょうか。

 新刊で、『蘭郁二郎集』ちくま文庫
 購入。収録された短編では
  目次 舌打する 古傷
  解説初出 古傷 舌打する
 と、ここだけ、それぞれの順序が
 異なっていました。


No.511 (2003/06/15 05:05) title:【Q NOVELS】リスト試作
Name:石川誠壱
Email:kasimasi@olive.plala.or.jp
URL:http://www.geocities.co.jp/Technopolis/1814/elm.html

たびたび失礼します。

どうやら、『鬼哭』の初版発行は1976年7月だったようです。


No.510 (2003/06/14 23:51) title:『時代小説ベスト集成』の初版発行日
Name:石川誠壱
Email:kasimasi@olive.plala.or.jp

申し訳ありませんが、
今のところ、私に分かっている範囲は、ここまでです。

『剣鬼』1976年
『鬼哭』1976年
『笑鬼』1976年8月10日
『秘帳』1976年9月10日
『妖殺』1976年10月

あとは、今後の課題ということで。

(【エルム新社】版の本では、初版の表示がどうなっているのでしょうか?
 それも、私にとっては今後の課題です)

*

なお、「夏目房之介氏のエルム社在籍」という話については、
『青春マンガ列伝』よりも、
潮出版社『読書学』(1993年7月)の中にヒントが隠されています。


No.509 (2003/06/14 19:21) title:『鬼哭』
Name:須川 毅

横レスですが、
僕が一冊だけ持っている『鬼哭』は
エルム新社刊 第3版です。けっこう
売れていたんでしょうか?


No.508 (2003/06/14 14:20)
Name:アーネスト

石川誠壱さま
>私の興味の範囲は【エルム社】という出版社そのものにあるのですが。
>主に「新卒で入社した夏目房之介氏が、編集者として勤務していた?」という部分で
うわあ!そうだったんですか!?僕も『青春マンガ列伝』(『あの頃マンガは思春期だった』の題でちくま文庫収録)を読んで以来、その辺はそれとなく気になってたんで、嬉しいです。
『時代小説ベスト集成』の件もありがとうございます。新聞広告で『笑鬼』に風太郎作品が収録されている、ということはわかったのですが、『妖殺』にも収録されていたんですね。
ところで、重ね重ね、あつかましいお願いですが、出来れば各篇の刊行年月もご教示いただけませんか?申し訳ないですが、よろしくお願いします。


No.507 (2003/06/14 10:50) title:同一誌名には
Name:

石川さんがあげられたなかで、一冊を所有
 していました。

 末永さん、偶然ですが、昨日きました
 古書目録で、
  オール読切 創刊号ー6号まで、6冊一活
        檸檬社 昭和50
 を見つけました。
  おそらく、これでしょうか。

  同一誌名はあるものですね。


No.506 (2003/06/14 06:47) title:『剣鬼』『鬼哭』の収録作品
Name:石川誠壱
Email:kasimasi@olive.plala.or.jp

お待たせしました。
『時代小説ベスト集成』残る2冊の収録内容は、以下の通りです。

剣豪篇『剣鬼』
 池波正太郎「秘伝」
 海音寺潮五郎「人斬り彦斎」
 五味康祐「柳生連也斎」
 柴田錬三郎「一の太刀」
 子母沢寛「剣客物語」
 中山義秀「風薫る」
 南条範夫「欅三十郎の生涯」
 船山馨「暗い目の志士」
 藤沢周平「鬼気」
 村上元三「放下師の剣」

武士道惨酷篇『鬼哭』
 滝口康彦「その心を知らず」
 陣出達朗「橋を渡って」
 南条範夫「修蔵の四度目の生涯」
 藤沢周平「潮田伝五郎置文」
 藤原審爾「人斬り稼業」
 船山馨「詰腹競争」
 柳田知怒夫「黒白」
 山手樹一郎「土こね記」
 山本周五郎「雪の上の霜」

いずれ、私の自分のサイトの中に、
エルム社のページを設けてリストを掲載しておこうか、と思っています。


No.505 (2003/06/13 22:02) title:『時代小説ベスト集成』収録作品(の一部)
Name:石川誠壱
Email:kasimasi@olive.plala.or.jp

とりあえず、『剣鬼』と『鬼哭』の内容については
後日にゆずらせていただきますが、
あとの3冊は、収録作品が分かっています。

こんなところです。

ユーモア篇『笑鬼』
 山本周五郎「ひとごろし」
 藤原審爾「夜半の使者」
 筒井康隆「万延元年のラグビー」
 星新一「江戸から来た男」
 山手樹一郎「さくら餅」
 長部日出雄「禁酒安兵衛」
 村上元三「源平雪合戦」
 五味康祐「瓜実顔は奥深し」
 山田風太郎「鳴呼益羅男」

捕物篇『秘帳』
 横溝正史「人形佐七捕物帖」
 坂口安吾「安吾捕物帖」
 陣出達朗「伝七捕物帖」
 林不忘「釘抜藤吉捕物覚書」
 野村胡堂「銭形平次捕物控」
 城昌幸「若さま侍捕物手帖」
 岡本綺堂「半七捕物帖」
 村上元三「加田三七捕物帖」
 佐々木味津三「右門捕物帖」

忍法篇『妖殺』
 柴田錬三郎「猿飛佐助」
 戸部新十郎「草笛」
 笹沢左保「影のない男」
 神坂次郎「伊賀の蟹八」
 五味康祐「逆さ取り」
 宮崎惇「神変卍飛脚」
 八切止夫「忍道開祖」
 南条範夫「隠密姉妹」
 山田風太郎「忍者六道銭」

だいたい、各篇ごとに9作品ずつの収録、ということのようですね。


No.504 (2003/06/13 20:39) title:『時代小説ベスト集成』
Name:石川誠壱
Email:kasimasi@olive.plala.or.jp

お邪魔いたします。

『時代小説ベスト集成』については、
以前から個人的に調べていることがありましたので、
今の私が分かっている範囲のことを、お伝えしておきます。

(…というか、私の興味の範囲は【エルム社】という出版社そのものにあるのですが。
 主に「新卒で入社した夏目房之介氏が、編集者として勤務していた?」という部分で)

武蔵野次郎:編『時代小説ベスト集成』(Q NOVELS)の刊行分は、
以下の5冊です。(だと、思います)

海音寺潮五郎ほか『剣鬼 時代小説ベスト集成・剣豪篇』

山本周五郎ほか『鬼哭 時代小説ベスト集成・武士道残酷篇』

山田風太郎ほか『笑鬼 時代小説ベスト集成・ユーモア篇』

横溝正史ほか『秘帳 時代小説ベスト集成・捕物篇』

柴田錬三郎ほか『妖殺 時代小説ベスト集成・忍法篇』

中身の収録作品については、
まだまだ私も調査中で、発表できる段階ではありませんので、
あらためて後ほど、お知らせしようと思います。
(とりあえず、下北沢のDORAMAで、
 ずーーーーーっと前から400円で転がっている『秘帳』を、
 早急に買ってこなくちゃいけない。
 少なくとも、この『秘帳』に関しては「ミステリーと関係が」なくはないですよ)

ちなみに、そのエルム社が倒産したのは1976年の末です。

筒井康隆『腹立半分日記』に、以下の記述があります。
(1976年12月20日の項目)

〈 時代小説アンソロジイなどを出していたエルム社が倒産した。原因は企画の貧困。そん
 なことだろうと思った。ぼくの出している「SFベスト集成」の真似をし、「時代小説ベ
 スト集成」などとやって徳間と喧嘩をしていたようだ。もっともこのアンソロジイにはぼ
 くの「万延元年のラグビー」も入っているので、ぼくも債権者なのであるが。〉

なお、その筒井康隆「万延元年のラグビー」が収録されている本とは『笑鬼』です。

いったんは倒産したエルム社は、すぐ後に【エルム新社】として再建されており、
『時代小説ベスト集成』には【エルム新社】からの刊行として流通している版も、
あるにはりますが、それも、まだ調査途中の段階です。申し訳ない。


No.503 (2003/06/13 13:26) title:突然ですが、質問です
Name:アーネスト

おひさしぶりです。
先日、調べもので76年ごろの新聞の広告欄を見てたら、エルムという聞いたことのない出版社から、武蔵野次郎編の「時代小説ベスト集成」というシリーズが出ているらしいことを知りました。その後の調査でQnovelsという新書判で出ていたシリーズだということはわかったのですが、一体何冊くらい刊行されたのでしょうか?出来れば内容細目もご教示いただけたら、ありがたいです。
それと、三天書房から出た“傑作短篇シリーズ”は“ホラー”と“耽美”の他は刊行されたのでしょうか?
ミステリーとは関係のない質問ですみませんが、よろしくお願いします。それでは。


No.502 (2003/06/13 07:11) title:雑誌など
Name:

末永さん、お役にたててうれしく思います。
 次号を楽しみにしています。

 雑誌「オール読切」、同題(耳で聞くと)としては
 北海道でだされていた
 (これは、その地の知人から教えられました)
 雑誌「おぅる読切」でしょうか。
 表紙と目次のコピーを所有しています。
  それ以外は思い浮かばないのですが、
 また今度、雑誌誌上で公表していただければ
 と思います。


No.501 (2003/06/13 06:36) title:ご無沙汰です
Name:末永昭二
Email:ssuenaga@tt.rim.or.jp

またもご無沙汰しています。

桜様
先日は、資料ご恵送ありがとうございました。
『彷書月刊』次号でご紹介させていただきました。
例のお詫びと訂正もやっています。

『オール読切』は、同題の別雑誌があって、ヤヤコシイです。
昔、だまされました。


No.500 (2003/06/12 07:16) title:人情捕物帳
Name:

先日入手した、雑誌「オール読切」を
 「推理小説研究11号」掲載目録を参照
 しながら見る。例えば、
  潮寛二(寒二)、関川周、九鬼紫郎
  角田実、今日泊蘭二、島田一男
 などの作品がその目録では未掲載である
 ことがわかる。
  本誌(12冊)以外にも、増刊号もあり、
 意外にてごわそうな雑誌です。
  また、丘ミドリの作品が、人情捕物帳
 として、おなじみ源次捕物控え(副題)
 の他に、作品名の頭にそえられている。


No.499 (2003/06/11 06:59) title:いろいろと
Name:

 山田風太郎『戦中派闇市日記』を読んで
 いて、気になった箇所を書いてみます。

  見開き 旬報ニュース 旬刊ニュース
  p29 守垣友    守友恒
  p124 恋魔怪曲 恋愛曲線
  p199 プロフィール ぷろふいる
       とっぷ    トップ
  p223 中村正弘(とここだけ本名)
       天城一
  p282 (服部之正氏) (服部元正氏)

 など、手書きのために判読不可があった
 ように思われます。
  
  岩掘さん、光文社文庫の乱歩全集、楽しみ
 ですね。

  小西さん、通信を拝見して、興奮がつたわり
 ました。
  


No.498 (2003/06/10 20:02) title:「創世ホール通信/文化ジャーナル」2003年6月号
Name:徳島 海野十三の会 小西昌幸(北島町立図書館・創世ホール)
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp
URL:http://www.infoeddy.ne.jp/kitajima/hole/bunka/200306.html

■徳島の小西です。私が作っている職場の広報紙「創世ホール通信/文化ジャーナル」の6月号が、6月7日からネット上で読めるようになっています(北島町のホームページ)。《「創世ホール通信」百号達成記念メッセージ特集第2弾》で、今号には我らが旭堂南湖さんや柴野拓美さん(SF同人誌『宇宙塵』代表)のほか、漫画家の長谷邦夫さん、元スターリンの遠藤ミチロウさんなどのメッセージが掲載されています。関心ある方は、上のURLから覗いてみてください。
http://www.infoeddy.ne.jp/kitajima/hole/bunka/200306.html


No.497 (2003/06/10 07:02) title:タイトル、難しくなる?
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 オーナー様

  「戦中派闇市日記」、帯に「…動乱日記」の近刊予告があるとは
  気付きませんでした。本屋さんで、「(カバーは)いりません」と
  言ったのに付けられてしまったもので…。それにしても、
  「焼け跡」「闇市」となつかしいキーワードが続いていたのに、
  「動乱」とはどうもピンとこないですね。上に続くキーワードは
  「買い出し」「復興」とかでしょうが、編集者も苦しいところと
  同情したくなります。

  桜様

   貧乏育ちは、おいしいものは後に残そうという気持ちと、
   ツンドク処理月間?でまだ手付かずですが、オーナー、
   桜さんもお読みとなれば本日からでも読もうかなと…。

    ツンドク本 古いものほど 読まれない…?
   


No.496 (2003/06/10 06:58) title:偶然ですが
Name:

新刊で、「本格みすてり03」講談社ノベルス
 2003、6.6、購入。
  支払い時に
  1313円
 といわれ、えっ、とキャッシャーを確認。まさか、
 と思い、スタバで
  小説 11篇
  評論  2篇
 の13篇であることを知る。13、13、13
 と揃い、発行日も6、6、と揃う。まさか、と思い
 解説をみると、
  解説ー03・30
 とあった。
  なぜか、このようなことにとらわれて
 います。


No.495 (2003/06/09 06:39) title:オール読切
Name:

小林さん、山田風太郎『戦中派闇市日記』には
 桜も、紙をはさんで、読んでいます。
  個人的には、雑誌「くいーん」のところに
 集中しています。文献的には、2、3の新情報
 を所有しているので、いずれ、明らかにしたい
 と思っています。

  「丘ミドリ」伝説。
 (北)様により、「オール読切」に掲載された
 ものが明らかになりました。
  それらは昭和32、31、30年にある
 ことから、未確認の号での確認が今後の対象になり
 ますね。

  昨日、「オール読切」20冊を古書店で
 見つけました。一冊、500円。
  偶然すぎる偶然に少し、驚きました。
  


No.494 (2003/06/09 01:10) title:徐々に復活したいと思います
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.st.rim.or.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 ご無沙汰していました。
 
 岩堀さん以上のご無沙汰かもしれません。
 申し訳ありませんでした。

 風邪も治って、すっかり回復しました。
 (仕事のほうでは、精神的に余裕が無いですが…)

奥木幹男 さん
 私も、先週に会社のPCのハードディスクがクラッシュしてしまいました。
 ミラーリングしていたので何とかなったものの、大変でした。
 
 続々と、資料を公開。 頭が下がります。
 私も気持ちだけが有るのですが、奥木さんを見習わなければ。

岩堀 さん
 私も、高原伸安『乱歩先生の素敵な冒険』購入しました。
 「気になる応募作」と書いたからには、買わないわけにはゆかないですよね。
 (この本は、乱歩賞応募作では無いようですが)
 群馬の書店に平積みされていたのには驚きました。

 山田風太郎『戦中派闇市日記』も購入しました。
 購入した日に、電車のなかで読み始め、止められなくなって、斜め読みながらその日のうちに読了。
 今度は、気になる個所に付箋を貼りながら、もう一度読み直しています。
 探偵小説界との関わり、風太郎の探偵小説感の部分だけでなく、占領軍への思い、などにも、付箋を貼りたい箇所が山ほど有ります。
 探偵小説史的にも、戦中戦後史的にも、知識人の成長記録としても、第一級の資料です。
 既に、新発見も有ったようですが、成田さんのおっしゃる通り、発掘を待っている作も少なくないようですね。 

 帯には、「『戦中派動乱日記』(昭和24、25年)近刊!」と有ります。

(北) さん
 昨日、倶楽部雑誌が揃っている図書館に行った人、となると自ずと別名が解ってきます。(笑)
 丘ミドリの情報、大変ありがとうございます。
 
 丘ミドリの件に付いては、何も言えませんが、感じていたより作品が有るのですね。
 本当に、大倉てる子のハウスネームなのか?
 もぐらもちさんに、鑑定していただくしか無いように思います。

 図書館を利用して、資料のコピーを請求する、と言う事になると、国会図書館は非常に便利になりました。
(某所でも、図書館利用について話題になっているようなので)
 事前に、国会図書館か郵送で利用者登録をしておく必要が有りますが、利用者登録を行なうと、インターネットのNDL−OPACの検索結果から、その場でコピー申込をする事が出来ます。
 WEB上で、総て完結します。
 もちろん、希望記事(作品)のタイトルか、ページが解っている必要が有りますが。
 申請すると、1週間程度でコピーを送ってくれます。
 支払いは、その後銀行振込か、郵便振替。
 私のように、気軽に国会図書館に行けない者には、とても便利です。
 一度、お試し有有れ。
 (近場の図書館で閲覧できるような資料には、利用しないで下さいね)


No.493 (削除済)
No.492 (2003/06/08 19:59)
Name:(北)

こんにちは。
地元の図書館に行ったついでに「オール読切」誌の丘ミドリをメモしてきました。
見落しがあるかもしれませんが、以下のとおりです。

・血を売る若者たち 昭和30年4月号 *浮世の裏をさぐる
・桃の節句 昭和31年11月号 *探偵捕物秘帖(源次親分)
・弁天お辰 昭和32年3月号 *捕物秘帖(伊太郎親分)
・謎の大黒天 昭和32年4月号 *捕物名人源次覚え書
・毒蛇 昭和32年6月号 *怪盗美人(欧州が舞台)
・赤いネクタイ 昭和32年8月号 *怪盗ざんげ(同上)
・墓場の幽霊 昭和32年9月号 *おなじみ源次捕物帳

昭和33年以降は、すでに桜さまと彩古さまが挙げられている二作のみでした。
なお、バックナンバーのすべてが揃っていたわけではありません。
欠落している(未見の)号を以下に記します。

29年=1〜4月、7月
30年=1月、5〜6月、8月、10月
31年=1月、3月、7月、12月
32年=1月、10〜12月
33年=2月、9月、12月
34年=10月
35年=全揃い

複写サービス等については、北海道立図書館の奉仕課にお問い合わせください。
では、失礼いたします。


No.491 (2003/06/08 12:22) title:久し振りの書きこみです
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 ご無沙汰しています。

 私も桜さん情報で、高原伸安「乱歩先生の素敵な冒険」を
 昨日購入しました。「乱歩」と付けばやはり気になります。
 「屋根裏…」「悪魔の紋章」「魔術師」とあるので、それらの
 パロディッシュな作品集かなとつい思ったのですが、堂々たる?
 本格長編のようですね。最近どうもハヤトチリで買うことが多い
 です。「越境する本格ミステリ」も、風変わりな本格物のガイド
 ブックかなと思って買いました。もちろん、買ったことを後悔
 しているわけではありませんよ。
 昨日は、他に山田風太郎「戦中派闇市日記」も購入、最近新刊を一度に
 2冊というのは珍しいです。いよいよ探偵作家・山田風太郎の登場に
 なってきましたが、「…日記」としてまだ出るのでしょうか。

 乱歩再読は、通俗長編の「恐怖王」「地獄風景」「妖虫」あたり
 まで攻略?しましたが、ここらあたりは、続けざまに読むのが
 まさに地獄風景みたい(^o^)なもので、少し一休みしています。
 もう一つの老後の課題?として、クイーン、カー、クリスチーの
 長編読破もありまして、そちらをポチポチ楽しんでいます。
 クイーンの「国名シリーズ」などは若い頃の印象よりも面白く
 感じられて、なんとなく嬉しいです。
 


No.490 (2003/06/08 10:38) title:「おなじみ」考
Name:

「おなじみ」について。
 手元の「オール読切」を見ていくと、保篠龍緒
 のシリーズに
  「おなじみ輪袈裟の男」
 がありました。
  「オール読切」昭和29.6ー昭和30.11
 に、5篇、掲載されています。

  丘ミドリの「おなじみ源次捕物控え」を副題
 とするシリーズは、昭和33年1月よりも前から
 掲載されているのではないでしょうか。

  「オール読切」では、それぞれの作家に
 「おなじみ」をつけて、連載していたのでは
 ないか、と推測されます。
 


No.489 (2003/06/07 10:04) title:まるごと一冊を
Name:

「スムース別冊まるごと一冊中公文庫」を
 読んで、私の一冊をあげるとしたら、

  カストリ雑誌研究 山本明、1998,8月
 
 かな、と思いました。

  巻末の資料は役立ちます。

 奥木さん、HP拝見しました。
 全集が文庫本サイズのもの、最近のものでも
 発売してほしいですね。


No.488 (2003/06/06 21:31) title:仰天の騎士さん。遅くなりました。
Name:奥木幹男

横溝正史のあのアナログ版、CD可されていたのですね。
プラス、第一期のTVシリーズの主題歌までカップリンクされているなんて。
知りませんでした。
ラインナップを眺めているだけで、口ずさみたくなりました。
情報、ありがとうございます。


No.487 (2003/06/06 21:25)
Name:奥木幹男

いやあ、参りました。
パソコンがダウン。
その後、やっと復旧。
これから
少しずつ、復活します。

やっと改造社の『世界大衆文学全集』を全冊チェックし、
資料を公開しました。
翻訳翻案探偵小説も数少なくあり興味深いものとなったと自負しております。


No.486 (2003/06/06 06:51) title:雑誌など
Name:

 古書店の均一棚で、雑誌「奇想艦隊」三冊、
 2号(という表示なし)、3号、7号を
 購入。会津信吾氏の連載は、3号からはじまる
 ようです。
  7号には、昭和十年代の雑誌「機械化」の
 書影が掲載されています。

  ヤフーのオークションで、出されていた
 九鬼さんの、「人工怪奇」を手もとのもの
 と比較。
  奥付には、正しく、「九鬼」とある
 (昭和22.10.20発行、湊書房)。
 出品されたものには、それがはがれて、その下に、
 江戸川乱歩
 とあった。
  異装版なのでしょうか。


No.485 (2003/06/05 06:26) title:源次捕物控
Name:

「おなじみ源次捕物控え」がシリーズかどうか
 不明ですが、丘ミドリの、ハウスネームに
 ついては、ありそうな感じです。
 (もぐらもちさんのHP)

  この名前にひかれて調べると、
 「投網の源次捕物帳」をかいた人がいること
 を知りました。
  知らない名前の作家の人ですが、西村啓
 という人でした。


No.484 (2003/06/04 07:38) title:オール読切 昭和33年
Name:

「日本探偵作家クラブ会報」昭和33,34年の
 中島河太郎編の作品目録を見る。「オール読切」
 掲載の作品は、2、3篇にとどまり、「丘ミドリ」
 名義の掲載作品はありませんでした。
  「消息欄」(137号、昭和34、2月)を見ていたら、

 ・共栄社は旧「探偵くらぶ」(ママ)の債務を
  「オール読切」を継続して、引き継ぐ

 とあり、「探偵倶楽部」終刊後の動向が判明して
 います。

  もぐらもちさんがHPで書かれていますように、
 「丘ミドリ」さんの、資料が揃ってから、全体が
 わかるということになります。
  
  彩古さん、絨毯爆撃が昭和33、34年の
 「オール読切」に必要ですね。
   おもて表紙、うら表紙、奥付を気にして
 いますが、背表紙までは気がつきませんでした。
 


No.483 (2003/06/04 07:03) title:オール読切を絨毯爆撃しないと
Name:彩古
Email:yashima@venus.dti.ne.jp

やはり、ありましたか、丘ミドリ。
ということは、「オール読切」を1冊づつつぶしていかないと
いけないですね。
手元には他に昭和33年6月号があり、これは掲載なし。
というわけで、皆様の情報求む、というところですか。

ところで、この「オール読切」、表紙は”読切”なのに、背表紙は
”讀切”の表記。
どちらが正しいのでしょうか?


No.482 (2003/06/03 06:46) title:丘ミドリ と 「オール読切」
Name:

丘ミドリ名義の掲載があるかどうか、
 雑誌「オール読切」をみる。
 昭和33年3月号に、ありました。
  「秘宝湖底の月」丘ミドリ
 私立探偵が命がけの冒険(ロンドンの
 阿片窟)
 とある。妖奇探偵実話。「私」と「助手」
 が登場。p282〜303。
  全体の印象としては、男性による記述
 のような感じ。
   
  それにしても、またあらたなキャラクター
 の登場でした。
  丘ミドリ、丘ド ミリ、岡戸武平
 と連想しました。

  ここでの、No.886については、もぐらもちさん
 による補足の説明があります。
  ありがとうございます。
 なお、「探偵倶楽部」には、丘ミドリ名義の作品
 はありませんでした。


No.481 (2003/06/02 07:12) title:雑誌など
Name:

 sumus 別冊 まるごと一冊中公文庫、
 2003.6月発行。送られてくる。
  以後、年一回の発行
  九月末に、2冊、スムース文庫発刊
   各500円

 もうひとつの雑誌、ブッキッシュ 4号
  は遅れて刊行、とのこと。以前、チラシが
 きていました。

  小西さん、目にうかんできます。次の本が
 予定通り刊行されることを望みます。


No.480 (2003/06/01 14:10) title:佐野英さんにお別れして来ました
Name:徳島 海野十三の会 小西昌幸
URL:http://www.art.comet.go.jp/text/koni/koni1.htm

■《海野十三の会》の理事の小西です。5月30日の佐野英さん(海野十三夫人)の葬儀告別式(東京・代々幡斎場)に参列してきました。夜行バスで往復し、昨日の早朝戻ってきたのですが、そのまま家でシャワーを浴びて仕事に出て、もーヘロヘロです。
■三一書房版『海野十三全集』監修者の紀田順一郎先生、同編集委員の池田憲章さん、『海野十三敗戦日記』(講談社)の編著者・橋本哲男さん、山前譲さん、「新青年」研究会の末永昭二さんと浜田雄介さん、ポプラ社会長の田中治男さん、横溝亮一さん(横溝正史先生ご長男)、理想科学工業の羽山昇会長(海野さんのご近所。創業時に海野さんから援助を受けている)といった方々が来られていました。
■英さんのお顔も拝見することができて、棺にお花を入れるときに「徳島から、山下会長と夜行バスで来たんですよ」と話しかけました。安らかなお顔でした。93歳の大往生でした。
■橋本さんは、パーキンソン病とのことで杖をついておられました。メモリアル・ブックのときはお元気だったのですが。
■霊柩車を見送ったあと、2階の喫茶コーナーに9人(紀田先生、橋本夫妻、山下会長、山前氏、池田氏、末永氏、浜田氏、小西)で移動。小1時間ほど世間話をしました。紀田先生が古い文献のルビ問題を話しておられました。それから古い『新青年』のコラムで読み返したいものがあるので、探して欲しいと末永さんたちにおっしゃっていました。山前さんに、推理作家協会賞の賞金は折半するのですかとお聞きすると、「比率はまだ決めていません」とのことでした。
■近日中に「徳島新聞」文化面に山下会長による英さんの追悼文が掲載される予定です。


No.479 (2003/06/01 10:34) title:週刊誌連載
Name:

彩古さん、戦前の関川周、の関は、旧漢字の表示
 ですね、恐らく。雑誌では、そのように書かれて
 いました。
  書下ろしか、それとも、雑誌掲載か、あるいは
 週刊誌掲載か、でしょうか。

  仰天の騎士さん、木々さんの本は、N村堂書店
 に掲載のものでしょうか、先着順でしたね。

  最近では、『大東亜民話集』昭和20.3月(朝日新聞社)
 を入手。
  小栗虫太郎の、3作品(民話)が掲載されていました。
 収録の21篇収録のうち、10篇が「週刊朝日」掲載のものですが、
 果たして、小栗虫太郎の作品はどうなのでしょうか。
  確認できていないので、明確なことは不明。


No.478 (2003/06/01 06:17) title:スランプちゅうか、ぼちぼちちゅうか
Name:仰天の騎士
Email:CZR04562@nifty.ne.jp

桜さん、こんちは(^o^)ノ
高原伸安 本情報ありがとうございます。乱歩小説なので、
購入しましたが、さてどうなんでしょうか(^^;;

古本収穫は、黒白さんとこの掲示板にぼちぼちと書いてはいますが、
良くないですね(^^;;
ここ半年で記憶に残ってるうれしかった本ちゅうと、チャーシュウメン2杯半
の木々高太郎の饅頭本(線引き多数)とか、ラーメン円で買えた貸本
流れの楠田匡介「冷たい眼」、萩原秀夫「殺人捜査班」ゆたか書店
 くらいですか。

上下揃い買った平野謙「文壇時評(上)」の推理小説時評も
70Pくらいしかなくてがっかりしたり(^^;;
野村胡堂「人間魔」が、奇談クラブ時代長篇だったけど、読んだら
ムムムな内容だったり>おいおい

目録は、外ればっかりで、最近は注文もほとんど出してません>弱気
そんなに欲しい本も出てないし・ス、スランプなんでしょうか(T_T)ノ

日影全集5が出ましたね。CD「黒猫・黒い足音」もなかなかいいですね。
山田風太郎の日記「戦中派闇市日記」が22,23年分。
予告で、次は24,25年とは>年内に出ますかね?


No.477 (2003/05/31 16:20) title:涙の「新青年」
Name:乱歩邸

小林オーナー様へお久し振りです。さて例の掲示版で「新青年」の大正から戦前232冊保存見事、1冊1000円をタッチの差で逃しました。折角先日、クイズで十蘭の「魚雷に跨りて」署名入り完本はゲットしたのに。今日は涙雨であります。


No.476 (2003/05/31 15:44) title:関川周:追加情報
Name:彩古
Email:yashima@venus.dti.ne.jp

前回の書き込みの後、関川周の戦前の著作を1冊入手しています。

『海豹の子』S.18(科學社)
収録作:「聖保羅福音使學院」「晩年の抒情」「女々良氏の憂愁」「怒涛の唄」「海豹の子」「信愛の哲理」「留学生アラバン君」「碇ホテル」「鮫人」以上9篇
「晩年の抒情」「怒涛の唄」「信愛の哲理」がサンデー毎日入選作で同誌に掲載。
続いて「聖保羅福音使學院」「女々良氏の憂愁」も同誌掲載との記述があります。

ということで「女々良氏の憂愁」は戦前の作品であったことが判明しました。


No.475 (2003/05/31 10:10) title:関川周ほか
Name:

彩古さん、丘ミドリ、ですか、「オール読切」
 で、捕物帖、ならば、さらに、でてきそうですね。
  「探偵倶楽部」昭和34、2月号には、大倉名義
 ででています。
  同じ発行所でもあります。
  新吉捕物帖との関係はどうなのでしょうか。

  関川周氏が、昭和17から18年に、
 雑誌「黒潮」に「海図」を連載。
  戦前からの作家でした。

 未来趣味、第10号が刊行されました。いつもの
 ページ数の2倍ほどです。


No.474 (2003/05/30 17:20) title:丘ミドリ
Name:彩古
Email:yashima@venus.dti.ne.jp

倶楽部雑誌で丘ミドリを発見。
「オール読切」昭和33年1月号(共栄社)
収録作は「閻魔堂の怪奇」副題に”おなじみ源次捕物控え”とあります。
これも大倉テル子なのか?
『逆光線の彼方へ』が31年なので、それ以降、この名義で発表された作品が
まだありそうです。


No.473 (2003/05/30 06:41) title:気になる応募作
Name:

新刊で、高原伸安著『乱歩先生の素敵な冒険』
 文芸社、定価1400円、購入。
  第1部 屋根裏の散歩者
  第2部 悪魔の紋章
  第3部 魔術師
  2003.6.15初版第1刷発行
  2003.6.25初版第2刷発行
 とあり、後年、まよわせられる数字です。

  おーかわさんのHPで、気になる記述があったので
 早速、購入。
  「著者プロフィール」は、著者自身が書いたもの
 のように、思われますが、そこには

  気になる応募作の一つに選ばれている

 とある。恐らく、そのまえに、(小林文庫によって)
 がはいるのでしょうか。

  仰天の騎士さん、最近の目録では、成果は
 いかがですか。
  桜は、手元にくる目録の数にくらべて、かんばしく
 ありません。


No.472 (2003/05/30 04:42) title:まだあるようです>横溝イメージアルバム
Name:仰天の騎士
Email:CZR04562@nifty.ne.jp

>875 奥木 幹男さん、こんちは(^o^)ノ

「金田一耕助の冒険(特別版)」まだ在庫あるようですね。
アマゾンだと、24時間以内に発送できるみたいです。

1.金田一耕助のテーマ
2.八つ墓村
3.仮面舞踏会
4.本陣殺人事件
5.獄門島
6.悪魔の手毬唄
7.迷路荘の惨劇
8.悪魔が来りて笛を吹く
9.三つ首塔
10.犬神家の一族
ここからボーナストラック
11.「犬神家の一族」~愛のバラード(金子由香利)
12.「犬神家の一族」~仮面(金子由香利)
13.「女王蜂」~愛の女王蜂(塚田三喜夫)
14.少女夜曲(塚田三喜夫)
15.「横溝正史シリーズ」主題歌~まぼろしの人(茶木みやこ)
16.「横溝正史シリーズ2」主題歌~あざみの如く棘あれば(茶木みやこ)
17.「横溝正史シリーズ2」挿入歌~あなたは何を(茶木みやこ)
18.「金田一耕助シリーズ」主題歌~糸電話(古谷一行)
19.「金田一耕助シリーズ」主題歌~見えない雨の降る街を(古谷一行)

CD「黒い足音」私もHPから、注文しました。
ぼちぼち届くはずです。


No.471 (2003/05/29 22:54) title:米田祐太郎著作一覧
Name:CHARLIE ZHANG

南沢十七のおじさん,米田祐太郎の著作・著述一覧をHPにUPしておきました。
本論の方があがってないので部分的公開でありますが,興味のあるお方はご覧
ください。HPのINDEXからでは行き着けないので,下のアドレスを
コピペしてください。

http://homepage2.nifty.com/CHARLIE-ZHANG/LIB/YONEDA.html

まだ文字組みが甘いので,ちょっと見にくいかもしれません。
「新ゲストブック」で仕入れた最新情報も組み込んでありますが,ここにない
著作をご存知の方は,どうかご連絡を!


No.470 (2003/05/29 06:57) title:記録など
Name:

 小西さん、佐野英さんの情報、ありがとう
 ございました。早速、図書館で、閲覧する
 予定です。
  とても楽しみです。

  湯浅篤志様、いろいろな書き物でお名前を
 拝見しています。
  『聞書抄』については、所有していますので
 これも見るつもりです。ありがとうございます。


No.469 (2003/05/28 23:52) title:『聞書抄』は良い本でした
Name:海野十三の会 小西昌幸
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp
URL:http://www.art.comet.go.jp/text/koni/koni1.htm

■湯浅様。徳島の海野十三の会の小西です。『聞書抄』は、すばらしい内容でした。佐野英さんの充実したインタビューを残していただきまして、本当にありがたいことだと思っております。あのインタビュー記録は、誠にしみじみとした真情あふれるもので、深い感銘を受けました。英さんも思い出深いものがあったようで、湯浅さんのことを時々話しておられました。準備中の『海野十三読本』では、『聞書抄』を含む《叢書新青年》の無料広告を掲載させていただきたいと考えています。
■私は、『聞書抄』はもっともっと読まれるべき本だと思います。今日、私はたまたま読売新聞徳島支局の若い記者から、海野十三さんの記事を書きたいということで取材を受けたのですが、『聞書抄』を読むようにとすすめた次第です。その記者は英さんのご逝去を知らず、お教えしたらショックを受けていました。
■小林オーナー様。皆々様。昨年8月に私は、徳島県立近代美術館で「本をめぐる実験」として90分ほど話をしたのですが(展覧会「本と美術」の関連講座)、その内容が同館のサイトにアップされて今日から読めるようになっています。日下三蔵さんや、柴野拓美さん、山野浩一さんの名前も登場します。URL入れておきますので、関心ある方は覗いてみてください。おじゃましました。
http://www.art.comet.go.jp/text/koni/koni1.htm


No.468 (2003/05/28 23:03) title:佐野英様 謹んでご冥福をお祈りいたします。
Name:湯浅篤志

はじめまして、湯浅篤志と申します。

末永昭二さんに佐野英さんのご逝去を教えていただきました。
謹んでご冥福をお祈りいたします。

私は、博文館新社から『聞書抄』(1993年)を出させていただいた際に、長山靖生さんのご紹介で佐野英さんにお会いすることが出来ました。以後、何回か佐野さん宅にお邪魔申し上げて、いろいろと教えていただきました。今でも、あの明るい声は忘れられません。ずいぶん励まされたりもいたしました。そのお心遣いは本当に心にしみいりました。

ずいぶんご無沙汰申し上げていたのですが、このようなお別れをするのが残念でたまりません。どうぞ安らかにお眠り下さい。


No.467 (2003/05/28 08:31) title:英さんの登場した雑誌は『潮』2002年10月号です
Name:海野十三の会 徳島 小西昌幸(北島町立図書館・創世ホール企画広報担当)
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp

■海野十三の会の理事をしております徳島の小西昌幸です。昨年、佐野英さん(海野夫人)が雑誌に登場したのは、『潮』2002年10月号です。モノクロ・グラビア・コーナーの「face今月の顔」で紹介されています(スペースは1頁)。見出しは「九十二歳の今もおしゃれ心を忘れずに夫・海野十三との思い出を語りつづける」。大変よく撮れた写真でした。告別式の遺影には、ご遺族が『潮』編集長の許可をいただいて、この写真が使われることになったということです。
■この取材を仲介された方は徳島の女性なのですが、数ヶ月前、その方が徳島入りされた『潮』編集長と共に、私の職場にやってきました。そのときのお話では確か、取材したのは8月だったそうですから、英さんの入院直前の最後の雑誌取材だったわけです(入院は9月4日)。良い思い出を作ってくださったと思います。
■というわけで、桜さん、当該記事はインタビューではありませんが、良い内容でしたよ。
■私は、池田さんや瀬名さん山前さんたちと準備している『海野十三読本』が完成する頃まではお元気でいて欲しいと思っていましたから、がっくりきています。今度の本は、扉に海野さんと英さんの結婚式当時の美しい肖像写真を扉に配置し(その写真は池田さんが英さんに拝み倒して、お借りした。英さんは「私は恥ずかしいから嫌よ」といっていた)、扉裏に「夫亡き後、世田谷区若林の地で五十有余年にわたり海野十三の旗を掲げ続け、今もご健在である佐野英さんに本書を捧げる」という献辞を掲載する予定でした。この献辞の文章は変更しなくてはなりません。ああ、本当に残念です。
■名張の中さんが「人外境だより」で書いてくださったように、きっと英さんはロケットで天国に向かい、海野さんと当地で五十数年ぶりの再会を果たされたことでしょう。乱歩さんや横溝さんも出迎えて下さっているはずです。かつての探偵文壇関係者をよく知る生き証人が、また1人、世を去ったわけです。
■私は明日(5月29日)の夜、バスで東京に向かいます。


No.466 (2003/05/28 07:11) title:関川周ほか
Name:

末永さん、他の人への用件も同様の雑誌の
 書影のコピーでしたので、件の雑誌、昨夜、
 コピーして、ポストにいれて送付しました。
 お受け取りください。

  彩古さん、ここにあげられた関川周氏の単行本
 ネット上にないようですね。とりあえず、読む
 時には、雑誌で、ということになります。
 掲載されている「傑作倶楽部」「読切特撰集」
 「読切雑誌」「読切傑作集」など、以前、山前譲氏
 が完全収集をめざして、あつめておられましたが、
 今後のたのしみな仕事です。

  むらやまさん、書影を拝見しました。関川氏が
 解説をされておられるのですね。

  奥木さん、CD化ですか、イメージの音楽化、
 むつかしそうです。

  日下さん、小西さんがここに書かれていました
 佐野英さんのインタビュー、活字(月刊誌)に
 なっているのでしょうか、ご教示いただければ
 幸いです。
 


No.465 (2003/05/27 23:21) title:佐野英さんのご冥福をお祈りいたします。
Name:日下三蔵
Email:CXX06677@nifty.ne.jp

小西さんにお知らせいただいて佐野英さんが亡くなられたこと
を知りました。謹んでご冥福をお祈りいたします。

私はちくま文庫の短篇集を作った際、池田憲章さんに紹介して
いただいて一度お目にかかっただけですが、親切で、明るくて
とても素敵な方でした。

実はその時、佐野家に小西さんから電話がかかってきて、池田
さんに「海野十三の会の小西さんですよ」と耳打ちされたのが
私と小西さんのプレ・ファースト・コンタクトでありました。


No.464 (2003/05/27 21:48) title:復刻CD『黒い足音』
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

オーナーや、桜さんにアンサーを書かなければならないのですが、
その前にひとつ。

『ルパン三世』や『七人の刑事』『大岡越前』などのサントラでおなじみの山下毅雄による最初期のLPが、CD化されました。

私は昨年、元版のメーカーであるヴィクターに問い合せたところ、音源もリーフレットもメーカーには存在していないとのお答えをいただきました。
残念。メーカーにないのならどこにもないと思っていたものの、
今回の復刻、驚きました。
元メーカーとは違う会社からの発売のようです。

なぜ、わたしがこの音盤にこだわるかというと、
城昌幸
渡辺啓助
香山滋
椿八郎
らのイメージが音楽化されているからです。
今日、注文したばかりで、実際まだ耳にもしておらず、どのようなイメージだかわかりませんが、
珍しいものが復刻されたので皆様にお知らせします。

現実には作曲家の人気によるアンコールでしょうが、
こういった大メジャーと対局にある音盤は、メーカーに有るときに手に入れないと、いつ無くなってしまうかも。

また、そういえば横溝ブームが華やかしころ、角川レコードから、横溝のイメージアルバムが出ていましたね。あれも今は見かけません。

ご存じの方、いらっしゃるでしょうか。


No.463 (2003/05/27 20:14) title:関川
Name:むらやま
URL:http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ohgai/1901/squiz/sonota28.html

関川周といえば、犯人当てクイズ(《推理》等に掲載されたものか?)が本にまとまっていることは、知られているのでしょうか。

内容は、評価できないようですが。


No.462 (2003/05/27 15:13) title:関川周
Name:彩古

『忍術三四郎』がSF作品だったこともあって、この作家については前から
気にしていました。
この人の著作としては、他に『ドヤ街』S.33(南旺社)『乳房祭』S.33(香文社)
『東京三人男』S.34(小説刊行社)『秘境に生きる女』S.39(日本文芸社)を
所持しています。
『衣装人形』はS.21の山水社版でした。
このなかの『乳房祭』は『忍術三四郎』に10ページほど付け加えてむりやり
完結させた作品。
文芸評論社の巻末広告にある続編が本当に存在するのなら、読んでみたいです。


No.461 (2003/05/27 07:34) title:新刊で
Name:

新刊で、「京築の文学風土」城戸淳一、海鳥社
 2003、3月、購入。古書の森に分け入り、福岡
 に関連した作家、20名登場。なぜか、松本清張
 が記述されているのに、帯には、その20名の
 中に書かれていませんでした。

  小西さん、以前、佐野英さんのインタビュー
 が雑誌に掲載されるということを書かれていましたが、
 それを失念しましたので、ご教示ください。よろしく
 おねがいします。ご冥福をお祈りします。

  末永さん、該当の鮎川氏の単行本、
 機会がありましたら、ここではなくて、
 お手紙で教えていただければ、
 と思います。
  件の、雑誌、コピーをお送りしますので、
 お待ち下さい。


No.460 (2003/05/26 22:21) title:ご冥福をお祈りいたします
Name:末永昭二
Email:ssuenaga@tt.rim.or.jp

慎んで、佐野英さんのご冥福をお祈りいたします。

お身体の具合がすぐれないというお話はうかがっていたので、小西さんにご連絡をいただいて、「ああ、ついにこの日が来たか」と思いました。
昨年お目にかかったときは、大変お元気で、長い間お話をお伺いすることができました。小西さんのおっしゃる通り、楽しい素敵なおばあちゃんでした。
そう言えば、小西さん、ずんぶん励まされていらっしゃいましたね。

小西様
お会いする機会を作ってくださったことに感謝いたします。

桜様
どうも私は大間違いをしたようです。詳細は改めてお知らせいたします。


No.459 (2003/05/26 20:36) title:海野十三夫人・佐野英さんがお亡くなりになりました
Name:海野十三の会 徳島 小西昌幸
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp

■海野十三の会からお知らせいたします。海野十三夫人・佐野英さんが5月25日にお亡くなりになりました。享年93歳でした。5月26日付け「徳島新聞」夕刊に死亡記事が掲載されていますので、謹んで転載させていただきます。

《「徳島新聞」2003年5月26日夕刊》
【佐野 英氏】(さの・ひで=徳島市出身のSF・推理作家、海野十三・本名佐野昌一=夫人)25日午後零時2分、肺炎のため、埼玉県狭山市の新狭山博愛病院で死去、93歳。神奈川県出身。自宅は東京都世田谷区若林3の30の5。葬儀・告別式は30日午前10時から東京都渋谷区西原2の42の1の代々幡斎場で。喪主は二男暢彦(のぶひこ)さん。/昨年9月から体調を崩し、入院していた。93年に完成した徳島中央公園の十三碑除幕式などにたびたび来県。徳島市の「海野十三の会」に十三の遺書や日記などの資料を寄贈した。

■私は、今朝、池田憲章氏から電話連絡を受けて知りました。昨年6月15日に、池田さん、瀬名堯彦さん、末永昭二さん(「新青年」研究会)と共に世田谷のご自宅に伺ったのが、英さんにお目にかかった最後になりました。入院されたのは昨年9月4日でしたから、末永さんに会っていただいて本当に良かったと思っています。英さんは、本当に楽しい素敵なおばあちゃんでした。
■何とか日程調整をして葬儀に参列しようと考えています。徳島からは、海野十三の会の山下博之会長も参列されます。謹んで佐野英さんのご冥福をお祈りしたいと思います。おじゃましました。(同内容の文章を「人でなしボード」「名張人外境の人外境だより」「正直南湖の掲示板」などにお送りしました)


No.458 (2003/05/26 08:13) title:角免栄児 と 旅寝
Name:

 ようっぴ さん、角免栄児さんの単行本
 を昨日入手しました。下にかかれている
 ように、
  句集「旅寝」平成元年10.20発行
 です。
  略歴もあり、本名でした。
 
  おもしろいことに、本人が、最初のアンソロジー
 が出たとき、編集部に連絡されたようでした。
  また、江戸川乱歩賞に出して、いいところまで
 行ったようでした。
  作品名は書かれていませんでしたが、確認したい
 ものです。

  ようっぴさん、ありがとうございました。探偵小説
 は2作品ともアンソロジーに採用されているので、
 読めることになるのですね。


No.457 (2003/05/26 07:57) title:女々良修
Name:

末永昭二さん、誰も、
  女々良修(おさむ) = 関川周
 であることに気付かなったので、今後、
 出てくる、光文社文庫の、「「探偵倶楽部」
 傑作選」には、おそらく、そのように書かれる
 のではないでしょうか。
  あのように読みこまれる力には、末永さん、
 本当に敬服しました。

  「犯罪ホテル」南旺社、昭和33
 もあるようです。また、「衣裳人形」昭和21
 年版もあるようです。
  なお、末永さんが引用された、鮎川さんの著書
 「幻の探偵作家を求めて」昭和60年、には
 該当の記述がないようでした。
 


No.456 (2003/05/25 18:27) title:角免栄児
Name:ようっぴ

>桜さん

角免栄児については、「清風荘事件」が収録された、
「ミステリーの愉しみ4・都市の迷宮」(立風書房)の著者プロフィールに、
俳句との関係についても書かれています。
引用しますと、

「しだいに俳句の創作が主となり、昭和三十七年に「雲母」に入会して飯田龍太に師事。
六十二年に第二回俳句研究賞を受賞し、その受賞を記念して平成元年十月に句集「旅寝」を刊行した。」

とあります。この本(「都市の迷宮」)の刊行は1992.6.20です。
著者プロフィールの執筆は、山前譲さん。
これで少なくとも一冊は、俳句関連の著書があるといえるのではないでしょうか。

また、「自動信号機一○二号」は、鮎川哲也編の徳間ノベルス・及び文庫の
鉄道アンソロジーに収録されていたように記憶しています。


No.455 (2003/05/25 14:06) title:やっぱり
Name:末永昭二
Email:ssuenaga@tt.rim.or.jp

証拠がありましたか。桜さん、ありがとうございます。

もちろん確信はあったのですが、これがどこまで知られていることなのかがわからないのが不安でした。
ここでご教示いただき、感謝しています。


No.454 (2003/05/24 20:34) title:はじめまして
Name:ラー

今月25日(日曜)夜9:30からのNHK衛

星第一放送「地球ウォーカー」では

ルー・リードという人を取り上げま

す。この人、エドガー・ラン・ポー

の詩にメロディーをつけて歌い上げ

る《コンサート》をしています。い

わく「最近の世界はポーの詩の世界

そのものだ。アルカイダ、9:11テロ

、イラク戦争」は時代の予見者とし

てのポーを再発見・再発掘・再解釈

しているようです。


No.453 (2003/05/24 15:51) title:女々良修 と 関川周
Name:

末永昭二さん、「彷書月刊」6月号、拝見しました。
  書かれた結論までの推論には納得されました。
 そのときの結論である

  女々良修 = 関川周

 であることには間違いありません。
  実は、雑誌「探偵クラブ」4月号(昭和27)に
  関川周名義で、「ルビーのお絹」を掲載し、
 その文末で、編集部が、女々良修であることを
 書き記しています。


No.452 (2003/05/24 10:19) title:誤植そのほか
Name:

「本の窓」最新号の「ミステリーとの半世紀」
 佐野洋氏、連載2回目。
  書影として、戦後の探偵雑誌(文中から、創刊号
 と思われます)、6冊があげられていましたが
 よく見ると、そのうちの1冊は
  「ぷろふいる」(2巻1号)昭和9
 で、戦前のものでした。
  「Gメン」
 は創刊号ではなくて、1巻2号でした。

  角免栄二、として、鮎川哲也氏は
 巻末に書かれていましたが、どうやら
 誤植のようです。
  角免栄児
 が正しいようです。経歴不詳ですが、
  「日本の古本屋」で調べると、単行本が
 掲載されています。
  同一人物か、異人か。
 一冊手に入れれば、経歴がわかるかもしれ
 ません。


No.451 (2003/05/23 07:31) title:角免栄児 と 栄二
Name:

最近の古書目録で、
  角免栄児
 という人の、短歌あるいは俳句の著書が
 掲載されていて、どきッとしました。
  「下り”はつかり”」鮎川哲也編(光文社)
   昭和50
 の「編纂を終えて」には
  角免栄二「自動信号機一〇二号」
 という題名があげられていましたので、それを
 思い出しました。
  1字ちがうものの、同じよみかたです。
 それにしても、気になる人の著書でした。


No.450 (2003/05/22 07:26) title:野球殺人事件補足
Name:

野球殺人事件、田島、岩谷書店、昭和26
 について補足しておきます。
  すでに、山下武氏が、探偵小説の饗宴、という
 単行本(1990)、青弓社
 で、言及しています。
  じっさいに筆をとったのは大井広介だが、
  プロットのある箇所は埴谷が手を貸した
  ものだった
 とあります。山下氏はこのことを確かめられた
 ものと思われます。

  小西さん、学研M文庫、買い逃さないように
 していますが、新刊書店にいくと、わすれて
 しまいます。なくならないうちに購入する予定。


No.449 (2003/05/21 20:53) title:学研M文庫《伝奇ノ匣》シリーズに脱帽
Name:海野十三の会 徳島 小西昌幸
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp
URL:http://www.infoeddy.ne.jp/kitajima/hole/bunka/200305.html

■徳島の小西です。今日、給料日だったので、昼休みに書店に走ってゆき、気がかりだった東雅夫編『夢野久作 ドグラマグラ幻戯』(学研M文庫)を買ってきました。
■謎だった狩々博士という人のプロフィールも少し判明しましたし、素晴らしい内容なので、家に帰ってからカバーにパラフィン紙をかけました。(私は、日下三蔵さん編のちくま文庫の一連のシリーズや、ミステリー文学資料館編の探偵雑誌・推理雑誌シリーズ等の、気合の入った貴重本にはすべてパラフィン紙をかけています)。この伝奇ノ匣シリーズも凄いと思います。脱帽です。東さんはいい仕事をしておられますねえ。みんなで買って支えましょう。
■この種のカルトな本は、品切れになると同時に、古書価が数千円レベルに達するものだと思います。店頭で入手できるときに、買っておくべきものでしょうねー。
■出版物にせよ、映画にせよ、《新東宝末期》状況に会社がなったとき、とんでもない企画が通って奇書やカルト作品が生み出されるということが良くあるわけですが、学研は大丈夫なんでしょうか。同様に、杉浦茂本をバカスカ出している河出文庫にも《新東宝末期》をイメージしてしまう私です。
■角川文庫で山田風太郎さんの忍法帖物が新装刊行されていますが、カバーのタイトルの色が増刷分は違っていることに気づきました。参りました。日下さんは、きっと色違いカバー本も買っておられるのだろうなあ、と私は想像しています。おじゃましました。


No.448 (2003/05/21 07:31) title:実数は
Name:

すこし古い(十年前)雑誌をみていたら、
 古書目録の月ごとの発行は、100冊で、
 年間1200冊とされていました。
  最近の古書目録にあがった数字を、手元に
 きた、4月の冊数と比較しますと、ダブりで
 ないのが15冊で、35冊がダブりで、おおよそ、
 50冊が月ごとの発行数になります。
  年間600冊ほどの発行でしょうか。
 手元にくるのが年間330冊ですので、そのうちの
 55%がくる勘定になります。少ないのか、おおいのか
 中途半端な数字ですね。

  古書目録より、創元推理文庫2冊、超Aの難易度。
 ・アドレナリンの匂う女 初カバ 昭和53 300
 ・ギデオン警視の一週間 初帯  昭和36 500
 を入手。

  くにもも・さくらさん、十一回目の開催ですか、
 年々、大きくなっているように、掲示板の反響から
 うかがわれますね。


No.447 (2003/05/21 01:02) title:追記
Name:くにもも・さくら
Email:kiyoko62@hotmail.com
URL:http://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Ink/8578/

いけないいけない。

第十一回「名探偵ナンコ」の開催日は5月25日(日)です。

いつも、なにか抜けてるなぁ。詰めが甘いっす。>自分


No.446 (2003/05/21 00:15) title:探偵講談
Name:くにもも・さくら
Email:kiyoko62@hotmail.com
URL:http://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Ink/8578/

こんばんは。
さて、第十一回『名探偵ナンコ』の開催日が近づいてまいりました。
今回、特筆すべきは海野十三作品でありながら全集未収録の『緑色の汚点』を原作とする「探偵講談・殺生谷の怪事件」!
講談速記風に書かれた珍しい作品で、海野作品らしい衝撃的な結末も……!
これを聴かなければミステリファンの名折れです。さあ集いましょう、<a HREF="http://www.cwo.zaq.ne.jp/bfapw502/newpage5.htm">本遇寺</a>に!!
(JR東西線「新福島駅」、 阪神「福島駅」下車、地下鉄2番出口から徒歩5分。JR環状線「福島駅」下車徒歩10分)
料金は1500円となっております。


No.445 (2003/05/20 07:19) title:野球殺人事件
Name:

大阪で発行された、最近の古書目録に、
 
  1 野球殺人事件 (埴谷雄高変名)
    岩谷書店

 とある。同じことが以前にも、こちらは
 大阪で高名な古書店が「日本古書通信」誌上で
 公開した目録に記載されたことがありました。
  生前、こちらはただちに否定される文章を
 本人が当の雑誌に寄稿されましたが、そこには
  死後、あやまって流布されると困るから
 と書かれてあり、否定されていました。

  死後もかかれてしまうことを予想した結果に
 なりました。恐らく、資料の出所がおなじために
 そのようなことが生じたと思われました。


No.444 (2003/05/19 07:29) title:未見をふくめて
Name:

「「探偵実話」傑作選」をみてみると、
 この時期に、まとめられたことに正直、あたまが
 さがります。
  雑誌「探偵実話」の「総目次」をみますと、「未見」
 (「未確認」でしょうか)として、三冊があげられており、
 さらに、二冊が、昭和26年のものです。こちらは
 「未見」かもしれません。
  とりあえず、「目次」が書かれていないのが、五冊
 のようですので、訂正されることになります。

  なぜ、「約160冊」とされたのか、よくわかりませんが、
 単純に数をおえば、岩堀さんが数えられたように「178冊」と
 なります。
  恐らく、「日本古書通信」5月号では、その昭和26年
 の2冊を数えていない(その内容をみれば)ので、
 「176冊」としたのではないでしょうか。これら2冊は
 号数のダブりがあるので、全体をみると、気付かない
 ものでしょうか。
  小林さん、恐らく、他のものは現物で確認している
 のではないでしょうか。


No.443 (2003/05/19 06:59) title:事情など
Name:

小林さん、SARS、これからの推移は心配です。
 再び、韓国に七月、でかける所用がありますので
 見守るだけです。

  蒼井雄「箱詰裸女」(「犯罪雑誌」昭和23年5月)
 や大倉てる子の「仮装女体」、雑誌「ネオリベラル」
 の西尾正の作品などをよみますと、
 たしかに、あらたな視点がみえてきますね。
  耶止説夫と蒼井雄や大倉、西尾さんたちとの接点
 は文献上、みあたらないように思われます。
  耶止さんが昭和14、15年に「新青年」にかいていた
 ことが大きいのでしょうか。
  これらの雑誌に寄稿していた事情を知りたい
 ものです。


No.442 (2003/05/19 01:16) title:風邪?
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.st.rim.or.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 小林文庫です。
 
 ゴールデンウイーク明け頃から、風邪を引いてしまい、早寝遅起きを心掛けていました。
 全くRESができず、申し訳ありません。
 風邪の方は、「セキ」、「呼吸困難」、「下痢」とSARS類似症状が出ていて、困ってます。
 外出中に、セキをしていると、疑いの目で見られているような気がして(泣笑)
 海外旅行や外国人との接触はしていないし、熱も無いのですが……。
 
◆ 末永昭二 さん
 「横溝正史シンポジウム」は、本当に大盛況でした。
 谷口基さん、村上裕徳さん、浜田知明さんの講演も、「シンポジウム」も刺激的でした。
 
 シンポジウム後の打ち上げ(2次会?)にも出席したかったのですが、体調が万全でないので、参加せず失礼しました。
 神保町まで行きながら、書店にも古書店にも、行かずに帰宅。

◆ もりやま さん
 小林文庫へようこそ
 「黒猫荘」での、投稿は拝見しています。

 「黒猫荘」とは雰囲気が違うかもしれないですが、こちらにも気軽に投稿して下さい。
 これからも、よろしくお願いします。

◆ 岩堀さん、桜さん
 田舎では、光文社文庫は意外に見つけ難くて、困ります。
 ちくま文庫の方が、手に入れ易いのは何故?
 『「探偵実話」傑作選』は、かなり遅れて、先週後半に購入しました。
 
 「探偵実話」と「探偵クラブ」の総発行数については、時期を同じくし「日本古書通信」第5号(最新号)に、若狭邦男氏が「昭和二五年創刊の探偵雑誌」として寄稿しています。
 若狭さんによれば、「探偵実話」の総刊行数は176冊(内、独立前の「実話講談の泉」別冊が5冊?)。
 「傑作選」で未見となっている、1951年の2冊をカウントしていないようです。
 若狭さんは、「傑作選」で未見となっている他の3冊は、確認しているのでしょうか?

◆ 全く出遅れている話題ですが、ちょっとだけフォローを

 CHARLIE-ZHANG さん
 川端男勇と南沢十七について、興味深いお話をありがとうございます。

> このように間違えられて(?)二人になった南沢と,さらに別人の,物書きの
> 川端勇男さんがいるのでは。ディーゼルだかエジソンだかの伝記を書いたのは
> どちらなのでしょう?
 鮎川哲也著『まぼろしの探偵作家』によれば、ディーゼルなどの伝記は、確かに南沢十七(川端男勇)の著書のようです。

 蒼井雄「箱詰裸女」(「犯罪雑誌」昭和23年5月)読んでみました。
 確かにホントウに、あの蒼井雄の作品か、疑問が残りますね。
 同じ号には、大倉てる子の「仮装女体」も掲載。(もぐらもちさんの作品リストには、収録済み)
 この時期、耶止説夫には蒼井雄や大倉てる子と、コネクションが有ったのでしょうか?
 耶止説夫発行の別の雑誌(ネオリベラル)には、西尾正の作品が掲載されているし、やっぱり作家同士のコネクションが有ったのでしょうか?


No.441 (2003/05/18 14:29) title:「探偵実話」冊数
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 桜様

  「『探偵実話』傑作選」本日入手しました。

  巻末の総目次を機械的に数えると、独立誌になってから173冊(未見
  含む)で、昭和26年の号数ダブリを除くと171冊になりました。
  別冊時代をいれて総数176冊ですね。
  山前さんが、前書きで「総冊数約160冊」と書いているのは何故で
  しょうね?

  >・いままで、創刊号が見開きにありましたが、
  >今回はなし。やはり、第1集を掲載したほうが
  >いいように思われます。

   独立誌になってからの第1冊目(正式の創刊号)の写真ですから、
   これはこれでいいのではないかと私は思いますけど…。
   別冊時代の第1集の表紙はあまり探偵雑誌風ではない気もしますし…。

 末永昭二様

  「横溝正史シンポジウム」、盛況だったようで良かったですね。
  私も行きたかったのですが(泣)。次回は是非とも…。


No.440 (2003/05/18 11:55) title:はじめまして
Name:もりやま
URL:http://urbancat.hp.infoseek.co.jp

こんにちわ。
森山樹(もりやまたつき)と申します。
黒猫荘さんのほうには何回か書き込みさせていただきました。
みなさま、よろしくおねがいします。

こちらに来られる方とは比較にならないほど寡読ですが、
一応ミステリを読むのが大好きです。
国内は最近の作家さんを、海外は古めの作家さんを中心に読んでいます。

また遊びに来ようと思います。
よろしくお願いします。


No.439 (2003/05/18 09:11) title:御礼
Name:末永昭二
Email:ssuenaga@tt.rim.or.jp

昨日の「横溝正史シンポジウム」、大変な盛況でした。
オーナー様はじめ、おいでいただいた皆様、ありがとうございました。


No.438 (2003/05/17 19:50) title:「探偵実話」の冊数
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 桜様

  「「探偵実話」傑作選」光文社文庫、恥ずかしながら今日現在
  未入手ですが、冊数については、「日本ミステリー事典」に
  総数で171冊とあり(筆者は末國善己さん)、更に雑誌「幻影城」
  (昭和50年10月号)に浅井健さんが以下のように書いていますので
  狭い意味で171冊、広い意味で176冊と私は認識しています。

   「探偵実話」の創刊号は、「実話講談の泉」の別冊として刊行された
   もので…奥付に昭和二十五年五月十五日発行…「探偵実話」が雑誌と
   して独立したのは十二月号の第六集からである。…

  つまり、独立した雑誌としては171冊、別冊版を入れると176冊
  という事のようです。
  こんな話は先刻桜さんはご存知かもしれず、光文社文庫にも何らかの言及
  あるやもしれませんが、取り敢えず書きこみます。

  明日はなんとしてでも、「「探偵実話」傑作選」入手のつもりです。 


No.437 (2003/05/17 10:16) title:入手には
Name:

もぐらもちさん、彷書月刊 2月号(2003)
 には、特集 柳原白蓮、が掲載されています。
  関連略年譜もあり、昭和3年から昭和20年の
 間は、空白です。
  雑誌「東陽」、大倉氏の方かもしれませんね
 (問い合わせていませんが)。

 ようっぴ さん、このところ、古書目録で
 アタリ、となりませんので、情報はありがたい
 です。
  自分がめざしたものを入手するためには、
 まず、その書物の存在を知ること、次に
 何度か挑戦していれば、アタルこともある
 という、考え方でいます。
  値段が高すぎると、躊躇します。


No.436 (2003/05/16 21:25)
Name:ようっぴ
Email:youppi@mtd.biglobe.ne.jp

>桜さん

いえいえ、申し訳ないなんて。少しでもお役に立てましたら幸いです。
また何かありましたらひょっこり顔を出すかもしれませんので
その時はよろしくお願いします。


No.435 (2003/05/16 12:17) title:ほかにも「火華子」さんていましたでしょうか
Name:もぐらもち
Email:mogura-mochi@nifty.com
URL:http://homepage1.nifty.com/mole-uni/indexhtml

桜さん

情報ありがとうございます。
「東陽」、見た事がないので全然わかりませんが、発行者の巣林書房は大衆文学系の
出版社とも思えませんし、並んでいる執筆陣から想像して、この「火華子」さんは
歌人の柳原白蓮――柳原「火華」子(あきこ)の事かも知れません。ちょっと確認して
みようと思います。

私の所は目録なんて年間50冊も来ないので全然目が届きません。また何か気になる
記載がありましたら(もちろん桜さんの探求とかぶらない範囲で)お教え下さい。
確認作業は全く苦にしておりませんので。


No.434 (2003/05/16 07:33) title:500箱
Name:

本の雑誌 6月号、を見ていたら、特集記事
 のなかで、
  冊数なんて、わかんないや。うちは三百箱
  ぐらいかな
 とある。すこしまえにここに書いた名古屋の
 人は、二万五千冊で500箱(という見積もり
 で新居への引越の際に、処分を決断)ということ
 でしたから、300箱ならば、
  一万5千冊になるのでしょうか。SFのかたの
 話でした。

  もぐらもちさん、来週の木曜日締切の
 古書目録をみていたら、文学堂書店(東京)掲載で
  2210 東陽 2巻2(号) 昭和12
       火華 子、たま、卓、春夫他
 とありました。小説か、随筆でしょうか、
 確認していませんが、随筆かもしれません。
 姓はかかれていませんでした。
  それらの詳細は不明です。
   


No.433 (2003/05/15 18:04) title:今日、復刊!「名探偵チビー 雨上がり美術館の謎」
Name:高志

しばらく前にこのサイト等で話題になった「名探偵チビー 雨上がり美術館の謎」が講談社青い鳥文庫から復刊されるそうです。
なんと今日発売らしいです。
しかしながら試しに1冊の復刊でまだシリーズとしての復刊にはいたらないというはなし。
様子見というとこなのでしょうか。
なので微力ながらみなさんに宣伝して(笑)、6冊(ですよね?)まとめて復刊していただきたいなと思ってます。
「文庫」ということで前のハードカバーのものよりもお目にかかれる機会に恵まれるのではと思いますが。
いつか復刊してほしいとおもっていましたが実現しました。
読んでない人おもしろいので是非読んで見てください。


No.432 (2003/05/15 11:59) title:本の雑誌
Name:旭堂南湖

>桜様 情報、有り難うございます。昔はよく買っていたのですが、ここのところご無沙汰しておりました。早速、探してみます。


No.431 (2003/05/15 07:15) title:金魚屋古書店出納帳
Name:

 ようっぴ さん、書誌情報をありがとう
 ございました。
  妖、と沃のちがいは両者にはありますし、
 発行年も一年ののち、また「探偵小説傑作集」
 の表示もない、ということがわかりました。
 どうもお忙しいところ、もうしわけありません
 でした。

  PR誌、「ほんのしらべ書標」5月号を新刊の
 文庫を購入時に、もらう。「読者から」には

  金魚屋古書店出納帳 芳崎せいむ
  少年画報社、762円

 が掲載されている。書名に惹かれて、注文。

  「「探偵実話」傑作選」光文社文庫をみると
 いくつか気になる箇所がありました。
 ・いままで、創刊号が見開きにありましたが、
  今回はなし。やはり、第1集を掲載したほうが
  いいように思われます。
 ・まえがきでは、約160冊、という数字が
  「探偵実話」総冊数としてあげられていますが、
  ここは、やはり、178冊、ただし、巻号数のダブり
  が二冊ほどありますので、この未確認(未見では
  なくて)の二冊をのぞけば、176冊かもしれません。
 ・この昭和二十六年の二冊、はたして出ていたのか、
  是非その根拠を確認したい、という感想をもちました。


No.430 (2003/05/14 21:05)
Name:ようっぴ
Email:youppi@mtd.biglobe.ne.jp

>桜さん

甲賀三郎「妖女乱舞」の件ですが、
奥付では作品タイトルは「妖女乱舞」のみで、
昭和22年6月25日印刷、
昭和22年7月5日発行、となっています。
定価は二十六円、
送料は二円半、

著者 甲賀三郎
発行者 深町絲雄
印刷者 渡辺清
印刷所 仲外印刷株式会社
発行所 三佯社

書誌情報などを書き込むのが初めてなので、上記のような内容でいいのか分かりませんが、
他にも情報が必要な場合は仰っていただけましたら書き出します。
巻末にも広告のようなものはなく、
表紙に記載されているのも「探偵小説 妖女乱舞 甲賀三郎著」だけです。


No.429 (2003/05/14 07:16) title:探偵小説傑作集
Name:

 ようっぴ さん、情報をありがとうございます。
 三佯社の甲賀三郎、妖女乱舞
  昭和22年6月25日印刷、
  昭和22年7月5日発行
 は、「探偵小説傑作集」とされていない、という
 ことでしょうか。
  それならば、昭和21年に出されたあと、この表記が
 削除されて再版されたことを示している可能性があります。
 「奥付」が気になりますので、教えていただければ、
 幸いです。

  古書目録で出ていたのですが、入手できなくて
 情報を店主からおしえていただいたもので、昭和21年
 発行は確かと思われますが、実物を確認していません。

  この五巻が、昭和22年4月30日発行ですので、その後、
 一部再版されたのでしょうか。

  南湖様、講演会が、本の雑誌 六月号に、
 西上氏により紹介されています。


No.428 (2003/05/13 22:13) title:御支援有り難うございました。
Name:旭堂南湖
Email:nanko@bc5.so-net.ne.jp

いつもお世話になっております旭堂南湖です。
応援して下さる皆様、そして小西さんの御陰で、無事に徳島公演を終えることが出来ました。有り難うございました。
徳島はすだち酒(有名なすだち酎ではなく、日本酒の方です)や徳島ラーメン、フィッシュカツと美味しいものがたくさんあり、海野さんの碑もありますので、何度行っても楽しいところです。
今後は、8/10昼の東京公演に向けて頑張って行きたいと思っておりますので、何卒よろしくお願い致します。


No.427 (2003/05/13 20:53) title:海野十三忌2003の新聞記事
Name:徳島 海野十三の会 小西昌幸(北島町立図書館・創世ホール)
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp

■海野十三の会の小西です。5月12日の「徳島新聞」地方面に、海野十三忌2003の記事が載りました。同社のホームページでも読むことが出来ます。先の書き込みでもお伝えしたように17日の文化面には、旭堂南湖・芦辺拓両先生の対談抄録が掲載される予定です。

【「徳島新聞」2003年5月12日(月)朝刊地方面】

海野十三の逸話など紹介 県立文学書道館で新作講談

 徳島市出身のSF・推理作家、海野十三(一八九七−一九四九年)の生涯や作品をテーマにした大阪の若手講談師・旭堂(きょくどう)南湖(なんこ)さんの新作講談が十一日、同市内の県立文学書道館であった。十三のファンら約百人が熱心に耳を傾けた。
 南湖さんが披露したのは、ミステリー作家芦辺拓さんが脚本を書いた「海野十三一代記」と、自ら台本を作った探偵講談「蝿(はえ)男」。

 「一代記」は、海野の葬式に出席した江戸川乱歩、横溝正史と家族らが、律儀でユーモアに満ちた性格などを語る形で紹介。南湖さんは、十三の妻のせりふとして「結婚のとき『五十一歳までしか生きられない』という約束をしたが、それを守って死んだ。その約束だけは破ってほしかった」などと語った。「病気で吐血した際、血の模様をもみじと表現した人だった」と紹介した。

 南湖さんと芦辺さんの海野作品の魅力を語る対談もあり、二人は「十三を二流作家という人がいるが、イマジネーションにあふれ、SF作家の先駆者であることは間違いない」などと話した。

 この企画は、十三の命日「十三忌」(十七日)を前に「海野十三の会」が企画した。

■12日は、朝11時に南湖先生、芦辺先生をホテルにお迎えに行き、徳島中央公園の2代目海野碑、安宅町の四所神社そばの初代海野碑、旧海野邸付近、住吉島川などを探訪した後、古書店めぐりツアーに突入しました。芦辺先生は15時半、南湖先生は18時のバスで、それぞれ大阪へお帰りになりました。両先生、本当にお疲れ様でした。はなはだ不十分なおもてなししか出来ませんでしたが、どうか今後ともご指導方よろしくお願いいたします。


No.426 (2003/05/13 17:01) title:甲賀三郎
Name:ようっぴ
Email:youppi@mtd.biglobe.ne.jp

>桜さん

三佯社の甲賀三郎は「妖女乱舞」ではないでしょうか。
私の手元には昭和22年6月25日印刷、
昭和22年7月5日発行のものがあります。
これはどうも桜さんのおっしゃっている「探偵小説傑作集」とは違うようですが。


No.425 (2003/05/13 07:33) title:あとの祭
Name:

  衝撃で、放心しました。

  二万五千冊の蔵書(探偵小説、ミステリが
 中心)がすでに処分された、という
 手紙でした。

 それというのも、戦後のミステリ同人誌の方から
 名古屋在住の人にはやく連絡するように、という
 手紙を受け取りましたが、
  どういうことだろう
 と躊躇している間に、半年がたちました。その間、
 処分された、ということを知り、前述のことになった
 のでした。
  そんなことならば、蔵書処分であるとおしえてくれれば
 いいのに、と思いました。

  後の祭でした。


No.424 (2003/05/12 09:33) title:お世話になりました《海野十三忌2003》
Name:海野十三の会 徳島 小西昌幸(北島町立図書館・創世ホール企画広報担当)
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp

■徳島の海野十三の会の小西です。お世話になっております。5月11日開催の《海野十三忌2003/旭堂南湖探偵講談「海野十三一代記、蝿男」》(主催=海野十三の会、共催=徳島県立文学書道館、後援=「新青年」研究会、名張人外境)は、80人が集まる大盛況になりました。
■朝から雨が降り、ほぼ終日雨という悪天候、特にお昼前後は土砂降りだったので本当にこのたびはハラハラしました。私は、50名前後の入場者でも上出来だと予想しましたから、たくさんのお客さんをみて胸をなでおろしました。東京から夜行バスで参加された男性は、3月の竹内博さんの創世ホール講演会にも来てくださった方で、『SFマガジン』の「エト・セトラ」欄をみて徳島入りを決意したということでした。「新青年」研究会の天瀬裕康(=渡辺晋)さんは広島県大竹市から日帰りで来られました。神戸のくにもも・さくら氏、大阪の臼田惣介氏、大阪の阪上宏一氏(SF大会関係者)もお越しになりました。
■催し前日の「徳島新聞」文化面に、大きな記事が掲載されたことなどが効果的だったのだと思います。
■「海野一代記」も「蝿男」も素晴らしい出来で大好評でした。また南湖先生と芦辺拓先生の対談「海野十三と探偵講談」も、芦辺先生の非常に手際の良い進行で、充実した内容でした。この対談の模様は、海野さんの命日5月17日に「徳島新聞」に抄録が掲載される予定だそうです。
■催しの後は、例によって徳島古本流通センターに立ち寄って買い物をし、夜6時過ぎから徳島駅近くの大衆居酒屋さんで打ち上げ会を行ないました。
■皆さん、ご支援くださいまして本当にありがとうございました。
■この書き込みは、名張人外境の掲示板などと、ほぼ同内容です。お邪魔しました。


No.423 (2003/05/12 07:38) title:探偵小説傑作集
Name:

「探偵小説傑作集」三イ羊社、の巻が
 一部不明ながら、判明。古書目録
 を見ていましたら、4巻の単行本があり
 ました。
  収集しにくい部類にはいるのでしょうか。
  1巻 不明
  2巻 沃女乱舞 甲賀三郎 昭和21
  3巻 疑問の黒枠 小酒井不木 昭和21
  4巻 浮ぶ魔島 甲賀三郎 昭和22
  5巻 死の接吻 小酒井不木 昭和22
 ですが、1巻の書名がわかりません。
   全容をあきらかにしたいものの、ひとつです。


No.422 (2003/05/11 10:22) title:誤植について
Name:

 岩堀さん、島田一男氏については、やよいさん
 が書かれておられますように、ビジネス書の
 人がその人にあたるのですね。

  くにもも・さくらさん、今日ですね、講演会は。
 四国は雨の日なのでしょうか、古書店めぐりには
 少し残念ですね。

  CHARLIE-ZHANGさん、おどるさん、「誤植」ですか、
 これについては、南澤十七氏、本人が
  誤植されるので、こまった
 と述べた文献があるので(ということを「誤植」
 という言葉で思い出しました)、akawasさんが
 述べられた記述、本と箱に異なる著書名がある
 ことになります。

  アーネストさん、手元には、「本の窓」はない
 のですが、ノートによれば、昨年ではなくて、
  1996年の「本の窓」でした。
 訂正します。
 


No.421 (2003/05/11 08:09) title:島田一男さん
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 やよいさま

  私も桜さんと同じで3人目の島田一男さんがいるとは
  知りませんでした。心理学の島田一男さんも、まさかとは思いつつも、
  「もしかしてミステリの島田さんのもう一つの顔かなあ?」と長年
  引っかかっていました(顔写真付きの文章は見たことないので。木々
  高太郎の例もありますしね)。
  やよいさんの書きこみでやはり別の人だったんだなあと得心しました。


No.420 (2003/05/11 01:03) title:「海野十三忌2003」
Name:くにもも・さくら@探偵講談サポーター
Email:kiyoko62@hotmail.com
URL:http://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Ink/8578/

とあるトラブルがあり一時は参加が危ぶまれたんですが、前日に参加可能となりました(徳島までの切符もギリギリで購入;)。
前回(竹内博さん講演会)、道に迷って偶然に接近しながらも時間が足りずに訪れることができなかった海野十三先生の石碑を、今回こそは……はっ! 主目的を忘れないようにしないと(汗)。

みなさまは準備おっけーですか?


No.419 (2003/05/09 22:57) title:誤植について
Name:おどる

末永さま

お忙しいところ、梅原北明と米田氏、南沢十七との関係についてお教えいただき、ありがとうございました。

akawasさま

はじめまして。おどると申します。鮎川哲也の「幻の探偵作家を求めて」にも「勇男とされているのは誤り」と記されていますが、書籍にも誤記されている例があるのですね。「勇」と「男」は文字の姿が似ているので、間違えやすいのかもしれません。

アーネストさま

「科学画報」については「日本ミステリー事典」の南沢十七の項に「一時期、編集長を勤めたことがある」と記されていますね。この場合の勇男というのは書き間違いの可能性もある思います。


No.418 (2003/05/09 21:36) title:『東西薬用植物考』について
Name:CHARLIE-ZHANG

>akawasさん
この本の内容は,昭和3年に同じ文久社から出された『東西媚薬考』から
米田祐太郎のお粥のレシピの部分を削ったものです。『…媚薬考』は
500部だかの限定出版でしたので,これの廉価版といったところでしょう。
以前,札幌の古本屋で見かけてメモした目次の内容と,手元にある『…媚薬考』
の目次は一致しています。わたしもこの本で川端「勇男」だと思い込んでいた
クチなのですが。この二冊に関しては,間違いなく著者は一人です。
おそらく誤植か,もしくは当時ママあった無断覆刻のようなものであったタメ
,故意に違えたのかもしれません。

このように間違えられて(?)二人になった南沢と,さらに別人の,物書きの
川端勇男さんがいるのでは。ディーゼルだかエジソンだかの伝記を書いたのは
どちらなのでしょう?

川端氏のおじさんの米田祐太郎が昭和4年に出した『支那綺談 黄龍船』
(日本書院)も,同12年に金鈴社という出版社から『満蒙猟奇秘話』と
いうとんでもないタイトルで覆刻されていますが(内容はまったく同じ,
元の本より装丁がモダンでデカダン)著者名などきれいに削られており
これなどもその無断のクチであったのではないかと考えております。


No.417 (2003/05/09 16:02) title:結末として
Name:

明日は、庭の草刈にかりだされますので、
 話題の継続のために、書き込みます。

  気分的には、一周して、原点にもどった
 ようです。
  アーネストさん、やはり、この文献にいきますね。
 このあと、横田氏が、PR誌「本の窓」(昨年か)連載
 「古書ワンダーランド」で、川端氏の単行本をとりあげ
 ました(1年ごとに、処分しているので、手元に
 その月号がありません)。
  恐らく、両者で、問合せなどがあったのでしょうか、
 そんな雰囲気の記述がありました。

  そのなかでは、ある結論が書かれていた
 ように思います。ミステリの結末を書くように
 思われますので、是非確認してみてください。
 


No.416 (2003/05/09 11:01) title:さらに二人の川端氏について
Name:アーネスト

『別冊太陽 乱歩の時代』所収の會津信吾氏の「『科学画報』と通俗科学」に

  科学全般にわたる内容と平明な文章、そして豊富な図版を特色とする編集方針
  は、岡部長節・仲摩照久・宮里良保・川端勇男ら歴代の主幹に受けつがれ
  原田が目指した「真の通俗科学雑誌」路線を保っている。

という一節が出てきますが、この文中の「川端勇男」は南沢とは別人ということなのでしょうか?


No.415 (2003/05/09 07:08) title:筆名など
Name:

やよいさん、三人目の島田一男さんがおられる
 とは知りませんでした。前者の二人は、義兄弟
 として付きあった、ということを心理学の先生
 が書かれていましたが、両者には、奥付けを
 見ないとわからない著書も存在するようですね。

  アーネストさん、川端姓の二人、その名前で古書
 目録に登場するので、何度か申しこみましても
 ハズレばかりで、興味を持って収集して
 いる人がおられる、と思われます。

  探偵小説を書いた大月恒志と大月木亘(木ヘンに亘)志は
 同一人物であることを、その家族から教えられたときには
 おどろきました。本人が一時期、両方を使用していた
 ということでした。これなどは、ひとりの人による
 同時期の使用ですね。
  


No.414 (2003/05/08 21:43)
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

オーナー
八年目、おめでとうございます。
おそからず、オーナーにいただいた資料をもとに、
『辻小説集』の目次をアップします。
ちよっとお待ちを。
ありがとうございます。


No.413 (2003/05/08 20:23) title:同姓異人
Name:やよい

島田一男は私が認識している範囲では3人います。
作家の島田一男と聖心女子大学教授の心理学の島田一男、ビジネス書関係の翻訳を行う島田一男です。先の二人は故人ですが、最後の一人は2年前くらいに新刊がありました。
で、困るのは前者二人の区別です。心理学の先生は、犯罪心理学だの青年心理学もご専門のようで、警視庁の少年犯罪に関する委員会のメンバーとして文献に登場したり、論文を発表されています。とある政党関係の雑誌に発表された島田(作家)のエッセイに関して、この原稿料が心理学の先生の方に振り込まれ、(彼も何度か同誌に掲載がある)自分の原稿料と額が違うのにびっくりしたというエピソードもあります。
島田自身も「自分の名前はありふれていて困る」という内容のエッセイを書いていたりします。


No.412 (2003/05/08 11:34) title:唐沢俊一『古本マニア雑学ノート』に
Name:アーネスト

「カラサワ・コレクション・ピックアップ」の一冊として『東西薬用植物考』が紹介されています(221P)。著者名は「川端勇男」となっていますが、これは
akawas様がお間違えになられたのと同じ理由でしょう。
ちなみにこの本には南沢の本も紹介されていますが(P25)『東西〜』のキャプションでは、川端男勇(勇男と誤記されていますが)=南沢十七であることは触れられておりません。
僕も『幻の探偵作家を求めて』を読んでからは、古典SF系のエッセイで「川端勇男」と書かれているのは「男勇」の書き間違いだ、と思い込んでたのですが、桜様の書き込みではじめて二人(?)は別人かも知れないということを知り驚いています。
ちなみに先日、大阪大学(だったか)教授の島田一男氏の書いた実用書を見かけました。


No.411 (2003/05/08 07:03) title:その他にも
Name:

長くなったので、二分割、ご容赦ください。

 末永さんが驚かれるかもしれませんが、
 林熊王、と
 林熊生、同じような名前があります。
  本名はすでにどちらも明らかにされています。
  古書目録では、前者のほうをみかけること
 が多いです。

  鈴木五郎、という方は、三人、おられます。

 有名な春陽文庫の書き手にも、同姓同名の
 方がおられました。
  


No.410 (2003/05/08 06:49) title:同じような名前で
Name:

小林さん、開設7周年、おめでとう
 ございます。

  akawasさん、川端男勇、川端勇男、たしかに、
 WEB上では、どちらもでてきますが、南澤十七氏
 の本名は自身書き間違えていないので、もう1人
 の方は異人であると思われます。

  同時期といえば、赤沼三郎。ふたりいます。
 新聞太平記の赤沼三郎(新聞記者)は、探偵作家の
 赤沼三郎ではありません。
  困ったことに、新聞太平記、という著書を
 別人が同じ題名でかいており、同じく新聞記者
 です。

  鷲尾三郎氏にも二人います。本名と筆名で、
 探偵小説家のほうが筆名、もうひとりは新聞記者
 で、本名。探偵小説家には、酒蔵に関する本が一冊
 あって、新聞記者の方がよく間違えられた、と
 言われていました(電話での話)。それで、その本は
 探偵作家鷲尾三郎氏では、おそらく入手困難な一冊です。


No.409 (2003/05/08 01:52) title:8年目に入りました
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.st.rim.or.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 小林文庫です。

 ゴールデンウイーク後半から、風邪をひいてしまいました。
 喉が痛くて、微熱有り。 セキも止まりません。
 海外旅行には行っていないし、外国人とも、外国帰りに人とも接触していないので、心配は無いと思いますが。(笑)
 ちょっと天候不順だと、すぐ体調を崩してしまう。
 これは、年齢のせいなのでしょうか?(苦笑)

 もう日が変わってしまいましたが、昨日5月7日、「小林文庫」開設7周年を迎え、8年目に入りました。
 管理人の書き込み、更新は、ほとんど出来なくなってしまった中、「小林文庫」HPは、掲示板に投稿していただく皆さまに支えられている状況です。
 皆さま、大変ありがとうございます。

 掲示板は、管理人の怠慢にもかかわらず、活況を呈しています。
 これからも、お気軽に投稿し、いろ教えて下さい。

 私も、細々とでは有っても、更新、コンテンツの追加を続けるつもりです。
 8年目も、よろしくお願い致します。
 (7周年記念コンテンツも計画していたのですが…。 大汗)

     ----------     ----------     ----------

 沢山の投稿ありがとうござます。
 私の入っていけない話題も多いですが、私の振った話題と、ついて行ける話題には、徐々にご返事して行きます。
 
 今日のところは、7周年記念のご挨拶と、生存報告だけ。


No.408 (2003/05/08 01:08) title:川端男勇/川端勇男
Name:akawas

akawasといいます。

私の手もとに川端男勇の『東西藥用植物考』(文久社、昭和6年)があります。
原始人の性的法悦/迷信と性的魔薬/和漢薬中の強制薬/現代の性的薬物の趨勢、といった目次構成から知れるとおり、題名とはうらはらの性文献で、『東西媚薬研究』と同工かと思います。

ところがこの本の函・背表紙に印刷された著者名は川端勇男。私もずっとそう思い込んでいました。

さきの<おどる>さんの書き込みで、川端男勇が南沢十七と同一人と知って驚くとともに、勇男・男勇の異同に当惑しました。はじめ、男勇というのが<おどる>さんの誤記かとも思いましたが、鮎川哲也氏の『幻の探偵作家を求めて』にも、確かに男勇とあり、わざわざ<まさお>とルビをふっているくらいですから、間違いはなさそう。

いっぽう川端勇男名義の『薬用植物考』は、内容、出版社から考えて『媚薬研究』の川端男勇の著書としか考えられません。しかも『薬用植物考』の表紙にはドイツ語で題名が印刷されており、著者はMASAO KAWABATAとあってこれも合致します。

不思議に思って、奥付を見ると川端男勇とある。また中扉にも同じく川端男勇とありました。しかしそのどちらも、いかにも活字が小さい。男勇というのはありそうもない名前ですし、表紙・函を手がけた職人が錯覚したのも無理からぬと思いました。

これでは、カタログや書誌で誤っているのも多いのではないか、正しい著者名ではウェブ・カタログでヒットしないのではないのか、と詮索ごころが湧いて、大阪府立図書館のカタログを検索すると、あんのじょう、著者川端勇男となっていました。

ところが国会図書館のカタログでは、著者は正しく川端男勇と記されていてさすがなのですが、川端男勇、川端勇男のどちらで検索しても、まったく同じ18冊が画面にあらわれます。川端男勇名義は上記の2冊のみで、他は川端勇男名義。

もし2人が別人であれば、これは混乱の原因になりそうです。ひょっとして国会図書館は、2人が同一人であることのウラを何かでとっているのか? 川端勇男名義のものは多くが、科学技術関係の啓蒙的な読み物で、時期的にも重なり、同一人であっておかしくはなさそうなのですが。

詮索のかいあらず、かえって疑問符が増えてしまいました。オーナーさま、ミステリとあまり関係のない書き込みですみません。


No.407 (2003/05/07 22:07) title:
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

やっと時間ができた奥木です。
オーナーからお借りしたクラブ会報復刻版。
S22-9号によると、
戦前に『監獄部屋』などの代表作で活躍された羽志主水は、
戦後、落語研究家として正岡容とも交流あった由。
知りませんでした。


No.406 (2003/05/07 16:52) title:『新青年』趣味、拝読しました
Name:はやみ。
Email:hayami@hayami.net
URL:http://www.yokomizo.net/

こちらへの発言は、初めてだったと思います。よろしくお願い致します。
『新青年』趣味、とるものもとりあえず、まず横溝正史特集を拝読しました。
わたくしも、上記のアドレスで横溝正史の入門サイトを開いておりますが、
斬新な、深く切り込んだ内容であったと思います。
これから、その他の記事も、ゆっくり読みたいと思います。
今後とも、ますます研究の盛んなることを、お祈り致します。


No.405 (2003/05/07 07:20) title:椿姫
Name:

  もぐらもちさん、「椿姫ものがたり」を
 最期の考察に使用されているのは、やはり
 大倉テル子を長く考えられた結果だな、と
 思いました。
  誰も気付かなかったから、これはすばら
 しいです。
  個人的には、「椿姫ものがたり」は著者
 自身が削除、加筆・訂正して、完成させた
 もののように思われますが、意見がわかれる
 ところですね。


No.404 (2003/05/06 19:08) title:「伝記・大倉テル子」
Name:テル子マニア もぐらもち
Email:mogura-mochi@nifty.com
URL:http://homepage1.nifty.com/mole-uni/index.html

桜さん

遅ればせながら、「和製椿姫」「椿姫ものがたり」の情報ありがとうございました。

とりあえず単なる改題再録ではなかったらしいので、安心しました。桜さんのご感想から
想像するに一応は改良版、という事になるみたいなので。もっとも時期的に本人の筆が
ちゃんと入っているのかどうか(編集者等の手によるものでないかどうか)安心出来ない
ところはありますが、こればっかりは資料的な裏付けも今のところないもので。

ともあれ私の妄想している大倉テル子像が崩れなくてほっと致しました。

「和製椿姫」もまだ未入手で読んでいないのですが、またお気づきの大倉テル子情報が
ございましたらご教示下さい。


No.403 (2003/05/06 07:31) title:その後のこと
Name:

小説推理6月号で、喜国雅彦氏の
 エッセイを読んで、あのHPB、1500冊
 の行方が気になりました。

  集めて、すでに多くを所有していた人が100万円
 をだして購入したならば、そのダブりをどのように
 処分するのか、大きな問題になりますね。
  十冊が2キロであるとしたら、1500冊では
 300キロですので、重さとしては、そんなには
 なりませんので、その後のダブりの処分です。

  そういえば、雑誌宝石のダブりをどのように
 処分すればいいのか、桜の場合、そのような
 問題をかかえています。かなりありますので、
 大変です。


No.402 (削除済)
No.401 (削除済)
No.400 (2003/05/05 10:15) title:貸本がでた
Name:

小西さん、徳島では、昨年、貸本が山のように
 某所ででたという噂がありますが、機会が
 あれば、訪れたいです。
  その某所とはY書店かもしれません。

 下に書かれている「近くの古書店」とは、そのY書店
 も含まれますね、阿波観光ホテルから近いですから。
  噂がでて、半年近くたちますので、すでに
 その山は消えているのかどうか、気になります。


No.399 (2003/05/05 08:21) title:5・11海野十三忌2003徳島、宴会あります
Name:海野十三の会 徳島 小西昌幸
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp
URL:http://www.infoeddy.ne.jp/kitajima/hole/bunka/200305.html

■海野十三の会の小西です。5月11日の《海野十三忌/旭堂南湖探偵講談「海野十三一代記、蝿男」》(徳島県立文学書道館1階ギャラリー)まであと6日となりました。
■次のような段取りになります。催しは14時開演で16時には終了予定です。催しの後、南湖先生と芦辺先生にサイン会をしていただきまして、徳島県立文学書道館3階の常設展示室の海野十三コーナーの乱歩さん直筆の弔辞や、海野先生直筆の敗戦時の遺書などをみて(観覧料3百円が必要です)、それから近くの古書店を半時間ほど探検します。数台の車で移動します。
■夜は、大宴会です。会場は、徳島駅のすぐ近く(歩いて1分以内)の大衆居酒屋さんです(阿波観光ホテルの斜め前のお店)。京阪神からお越しの方は、ぜひ帰りのバスの便は、20時以降のものを予約購入されると良いと思いますです。会費はワリカンです。南湖先生と芦辺先生からはいただきません。催しのことや、大宴会のこと、文学館の場所など、お気軽に電子メールやお電話等で小西までお問合せ下さい。どうか、ご支援をお願いいたします。
■私の職場・北島町創世ホールの広報紙「創世ホール通信」が、5月1日発行号で百号になりました。記念して2号連続でゆかりのある方々からいただいたお祝いメッセージを掲載することにしました(たくさん届いているので3号連載の可能性もあり)。北島町のホームページでも読めるようになっています。ドイツ文学者の種村季弘先生や、「新青年」研究会の末永昭二さんや八本正幸さん、サエキけんぞうさん(元ハルメンズ〜パール兄弟)などが登場します。興味ある方は、URLから覗いてみてください。遠藤ミチロウ氏や南湖先生や南陀楼綾繁氏(なんだろう・あやしげ=河上進氏)の素晴らしいメッセージは6月号に載る予定です。
http://www.infoeddy.ne.jp/kitajima/hole/bunka/200305.html


No.398 (2003/05/04 09:55) title:雑誌など
Name:

 昨日書いた後、気付きましたが、
 下の年月は、ともに
  昭和23年5月です。訂正します。

 末永さん、「「新青年」趣味」 10号、昨日
 無事拝受いたしました。ありがとうございます。
  末永さんが取り上げられた西尾正氏にも
 蒼井雄氏と同様に、戦後の雑誌に掲載作品が
 あるのですね。

  伝記・大倉火華子
 を読む。「椿姫ものがたり」と「和製椿姫」
 を比較しますと、次のようになります。
  椿姫ものがたり 探偵倶楽部 昭和34,2月
    枚数は20枚
  和製椿姫 仮面 昭和23,5月
    枚数は25枚
 のように、枚数が前者では少なくなっています。
  前者では、後者の1章が約5枚分削除されて
 います。あとは、少々、前者では
 わかりやすく、補足されています。
 とくに、結末は、前者の方がわかりやすく
 なっていました。
  再録掲載ではないようです。


No.397 (2003/05/03 09:56) title:カストリ誌 蒼井雄
Name:

話題がふたつなので、わけました。ご容赦
 ください。

  蒼井雄氏には、やはり、カストリ誌に一作
 ありました。しかし、本人による作品か
 どうか(蒼井雄、という表記がありますが、
 何となく、読んでいて、疑問に思います。
 確証なし)とりあえず、?、としたいと思います。

  蒼井雄 箱詰裸女 雑誌「犯罪雑誌」新緑号
        昭和23.5月、1巻1号

 がそれに当たります。困ったことには、もう
 ひとつの雑誌にもあります。

 蒼井雄 箱詰裸女 雑誌「HANZAI ZASSI
             講談世界」初夏号
         昭和22.5月、創刊号

 というものです。表紙張替え号ですが、雑誌名
 のみ替えています。

  表紙張替えの経緯はわかるのですが、どうして
 蒼井雄氏の作品を掲載できたのか、わかりません。


No.396 (2003/05/03 09:51) title:蒼井優
Name:miyanisi
Email:miyanisi@mua.biglobe.ne.jp

1977年9月の幻影城・別冊の島崎博氏の書誌では、昭和23年「犯罪雑誌5」の「箱詰裸女」を加えた11作になっています。実物はみていないので、小説かどうかは知りませんが。


No.395 (2003/05/03 09:38) title:別人として二人
Name:

CHARLIE ZHANG さん、個人的には、川端男勇、と
 川端勇男、という二人がおられるのでは
 ないか、と考えています。
  別人であるのではないか、と思われる
 文献があったようです。忘失してすいません。

  末永さんが書かれていますように、本名は
 下に書かれているものですが、その逆では
 書かれたものはないようですから、どうやら
 二人は別人である、と考えたほうが面白いですね。
 あくまでも、個人的に思っているだけです。


No.394 (2003/05/03 08:28) title:簡単に
Name:末永昭二
Email:ssuenaga@tt.rim.or.jp

「男勇」は「まさお」でいいと思います。本名なんだそうで。

北明の雑誌にも書いている「新青年」系の作家というのは少ないもので、その数少ない例の1人が川端さんです。不木あたりは医学系ライターの関係だったと思うのですが、川端さんの場合は、米田さんのツテではなかったかと考えられるわけです。
井上紅梅もそうなのですが、当時、「支那種」のエッセイを書く人は多く、米田さんも北明のところで書いているわけです。
書いている内容と時期から見て、北明のところで書いている川端さんはデビュー直後と思われます(私は川端さんのデビューを知りません)。
ならば、川端→北明というラインに、米田カコウという補助線を引くと説明がしやすいと考えるわけで。
もっといろいろ複雑な事情もあるのですが、煩雑になるので簡単に。


No.393 (2003/05/03 02:17) title:東西媚薬考 ほか
Name:CHARLIE ZHANG
Email:YRL03232@nifty.ne.jp
URL:http://homepage2.nifty.com/CHARLIE-ZHANG/MAIN.html

>おどる さま
>米田氏との共著の「東西媚薬研究」も性関係といえないこともないですし

 これ,薬物の話しは置いといて。南沢のパートは西洋の性関係の
逸話ばっかりあつめた本です。米田はさまざまな強精藥入りのお粥
のレシピをのせているだけ。旧内務省で陛下の手袋の消毒をしてい
たという南沢十七の出身はともかく,米田は医学とは何の関係もな
い東京外語大支那語科の出身です。ただ,どういうツテだったのか
は分かりませんが,南沢との共著以前にも,医療関係の雑誌『同仁』
などに記事を掲載しており,聞きかじりかもしれませんが漢方につ
いてはある程度の知識を有していたようであります。

>梅原北明
との関係は,米田ルートに関する限りわたしも知りません。昭和の
性魔神と直接関係していそうな人を考えると,同じ中国学の仲間に
井上紅梅という人がおり,いちおう,米田と同じ雑誌で記事を書い
てはいます。活躍時期もだいたい同じ。

>一刻もはやい公開を…
すんません,まだかなりかかりそうです。米田の著作一覧は近々,
HPに置いといて,アドレスだけ公開いたしましょう。もしかすると
必要な方もおられるやもしれません。

 さて,南沢についての新たな質問なのですが。その「東西媚薬研究」
の前表紙に著者名を「川端男勇/米田祐太郎」として,

  「M・KAWAHATA/Y・YONEDA」

とあります。わたしはずっとこれは「勇男」の間違いで「イサオ」
じゃないかと思っていたんですが,南沢にはこの「男勇」名義で他
にも著書があるようです。ですがこれ,どうやってMから読むやら。
 「川端男勇」「川端勇男」これらの名前の読みをご存知の方,教
えてください。


No.392 (2003/05/02 22:26) title:蒼井雄
Name:やよい

>日下さま

「新評論」の昭和11年の号に「最後の審判」という短篇がありますが……
最後の部分に(11.7.5)と日付が入っています。

桜さんがおっしゃるように、他にもカストリ系にまだまだありそうです。


No.391 (2003/05/02 17:21) title:ありがとうございました
Name:ようっぴ
Email:youppi@mtd.biglobe.ne.jp

>日下三蔵さん

早速のご返答ありがとうございました。
活用させていただきます。
河出文庫の第2期はその他のラインナップも含めて、本当に実現して欲しいと
心から願っております。
私も第1期を知人に売り込むように努めます。

>桜さん

蒼井雄作品に未発掘のものがあるかもしれないのですね……!
とても心惹かれます&気になります。


No.390 (2003/05/02 10:00) title:「半落ち」をめぐって
Name:こま
URL:http://web.thn.jp/kbi/

横山秀夫氏が、「直木賞選考への疑問」という直木賞決別宣言文を、昨日の毎日新聞(東京版)夕刊に載せていました。少し引用します。
「改めて資料を読み直し、再取材も行なった。」「結論から言うならミスはなかった。」「事実の再検証もせずに『欠陥商品』の汚名を一人歩きさせ、そうまでして直木賞の権威、体面を守ろうとする、得体の知れない空気に戦き、そして心底失望した。」
ミステリファンは必読と、私は思いました。


No.389 (2003/05/02 09:57) title:ありがとうございます。
Name:おどる

CHARLIE ZHANGさま

こんにちは。過日、CHARLIE ZHANGさんから米田氏についてのメールをいただき、その際に感じた疑問点を確認すべく小林文庫の掲示板に書き込んだところ、さまざまな方から情報を頂くことができました。そもそものきっかけをつくってくださったCHARLIE ZHANGさんには感謝いたします。見せていただいた米田氏の書誌も大変興味深く感じました。一刻もはやい公開をお待ち申し上げております。

末永さま
梅原北明については、性風俗関係のジャーナリストとしての認識しかありませんが、不勉強につき、米田氏や南澤十七との関係を理解しておりません。ちょっと調べたところ、昭和8年に武侠社から南澤十七名義で「人類性風俗史 [牢獄篇]」を刊行しているようなので、そういった関係なのでしょうか(米田氏との共著の「東西媚薬研究」も性関係といえないこともないですし)。よろしければご教示いただければと思います。


No.388 (2003/05/02 07:37) title:古書目録の総数
Name:

下にかきこんで、あと一作、蒼井雄氏には
 カストリ誌にあるように思われました
 (記憶違いかもしれません、また再録かも
 しれません)が、どうなのでしょうか。

  小林さん、雑誌 仮面、および増刊号
 には、ひとつだけ広告がありましたが、
 渡辺氏の広告はありませんでした。

  ようやく、手元にきた昨年の古書目録の総数を
 まとめる。
  平成14年(一月から十二月) 336冊
 ちなみに
  平成13年 313冊
  平成12年 297冊
 でした。個人の処分目録の増加が目立ちます。


No.387 (2003/05/02 07:16) title:ありがとうございます
Name:

CHARLIE ZHANGさん、ありがとう
 ございます。
  原稿の資料に月日がいれられなくて、困って
 いましたので、感謝いたします。それにしても、
 HPを拝見しましたが、新世界を見るようでした。
 すごすぎる何かが出てきそうな雰囲気です。

  末永さん、ご送付ありがとうございます。
 ところで、さんどりあ 3号は、桜の方で、
 以前いただいた方に連休明けに連絡する予定です。
  連休中は、何かと郵便事情が悪そうなので。

  日下さん、本当に、一冊にまとめていただければ
 と思われる作品です。是非、お願いします。


No.386 (2003/05/02 00:58) title:蒼井雄
Name:日下三蔵
Email:CXX06677@nifty.ne.jp

>ようっぴさま

・第三者の殺人(「新選探偵小説十二人集」昭和22年9月)

を加えて9篇です。河出文庫が第2期までいければ、これを
全部まとめて一冊、という巻を作りたいなあ、と(笑)


No.385 (2003/05/02 00:56) title:RE:傑作科学探偵小説集
Name:CHARLIE ZHANG
Email:YRL03232@nifty.ne.jp
URL:http://homepage2.nifty.com/CHARLIE-ZHANG/MAIN.html

>No.787 桜 さま
>傑作科学探偵小説集、昭和十六年

手元のコピーの奥付けによると,
昭和16年11月25日印刷
同年12月30日発行 であります。定価80銭
送料10銭。巻頭に「銃後国民や戦地の兵隊さんに
欣ばれること必定です。慰問袋に是非一冊!」とは
あるものの,このマニアックなラインナップは
…ちょっと,ねえ。


No.384 (2003/05/02 00:42) title:米田祐太郎について:多謝!
Name:CHARLIE ZHANG
Email:YRL03232@nifty.ne.jp
URL:http://homepage2.nifty.com/CHARLIE-ZHANG/MAIN.html

>おどる>桜>もぐらもち さま

初めてカキコさせていただきます。中華わらべ唄屋のチャーリーです。
米田祐太郎に関する数々の情報有り難うございます。
ずっと一人で調べていたのですが,もうどうにも手詰まりでいたところ。
また新たな展望が開けてきた思いがします。米田の本との出会いはまだ学生の頃,古本屋の店先で何気なく開いた大正15年発行の本に,「中国の童謡」として――

誰殺了知更雀? 麻雀道:我。 我用了弓和箭,殺死了知更雀…
(たれが知更雀殺したか 雀が言うに私です 私が弓と箭を持って知更雀を殺したの)

――というのを見つけたのがはじまり。
この「中国の童謡」の出所と,本の編者の経歴について探ったのがわたしの卒論でした。もっとも,当時わたしも彼を「マイナーな中国学者」としてしか見ておらず,探偵小説も書いていたなどとは想像してもいませんでしたが,今考えると "Who killed Cock-Robin?" がきっかけというのが,何とも因縁じみております。
また米田の祟りでしょうか,わたし自身は民俗学が専門にもかかわらず,先年来とある雑誌で「はあどぼいるど小説」を書く,という破目に陥っております。調査対象の人生が,自分に重なってくる――それこそ探偵小説のプロットのようですが,気味悪くもあり,楽しくもあり。
米田祐太郎の雑誌掲載の作品については,まだまだわたしもカバーし切れておりません。今後もご教授,ご示唆をお願いいたします。


No.383 (2003/05/02 00:34) title:すみません
Name:ようっぴ
Email:youppi@mtd.biglobe.ne.jp

二重投稿になってしまいました。
削除してください。お手数をおかけしてすみません。


No.382 (削除済)
No.381 (2003/05/02 00:20) title:教えていただきたいのですが……
Name:ようっぴ
Email:youppi@mtd.biglobe.ne.jp

昨日の書き込みは曖昧なものですみませんでした。
日下さん、フォローしてくださって、本当にありがとうございました。

で、久々に出てきたのはちょっと皆様にご教示いただきたい事柄があるからなのですが……。
内容は、「蒼井雄の中・短編について」なんですけど、
『日本ミステリー事典』によると、9作品存在する、とのことですが、
調べてみたところ以下の8作品しか分かりませんでした。

・狂燥曲殺人事件(「ぷろふいる」昭和9年9月)
・執念(「月刊探偵」昭和11年7月)
・蛆虫(「探偵文学」昭和11年9月)
・霧しぶく山(「探偵春秋」昭和12年7〜8月)
・黒潮殺人事件(「新探偵小説」昭和22年7月)
・三つめの棺(「黒猫」昭和22年10月)
・犯罪者の心理(「宝石」昭和22年11月)
・感情の動き(「新探偵小説」昭和23年6月)

もう1作品は何と言うタイトルで、どの雑誌に発表されたのでしょうか。
御存知の方がいらっしゃいましたら、是非ご教示ください。

また、連作のうちの一話で、

・ソルグルクハイマー殺人事件 G、絞られた網(「ぷろふいる」昭和9年11月)

という作品があることも分かりました。
もしかしてこの作品が9作品目にあたるのでしょうか?

以上、質問ばかりで恐縮ですが、よろしくお願いします。


No.380 (削除済)
No.379 (2003/05/01 12:12) title:生島治郎が!
Name:フボキュリアン もぐらもち
Email:mogura-mochi@nifty.com
URL:http://homepage1.nifty.com/mole-uni/index.html

アーネストさん

小説推理増刊号、何のこっちゃ全然わからんぞ確認せねば、と思ってました。
情報ありがとうございます。

日下さん

横合いからいきなりお礼を申し上げるというのも何ですが、ありがとうございます。
特にこれ、初めて知りました。↓

>小酒井不木「メヂューサの首」(生島治郎)

瀬下や葛山の再録はもとより、生島治郎推薦の小酒井不木作品があることを知ったのが
衝撃です。連城三紀彦だけでなく生島治郎まで。今もなお現代作家の心に名を刻む小酒井
不木。って生島は物故作家になってしまいましたが。

60年代から90年代の雑誌ってあまり読んだ事がありませんので(笑)、これらの
再録情報は非常に助かります。


No.378 (2003/05/01 11:53)
Name:アーネスト

>日下さま、ようっぴさま
小説推理増刊の件、ありがとうございます。実を言うと、これは営業用の質問だったので、あまり内容は期待してなかったのですが、ものすごく充実したというか、濃い内容ですね。僕は現代ミステリ作家については詳しくないので、取り合わせの妙が楽しめないのが、ちょっと悲しいです。
というわけで、見ていらっしゃいますか?>宮澤さん、もぐらもちさん♪

『越境する本格ミステリ』も充実してますね。僕自身も最近本屋のマンガ雑誌コーナーを覗いてみて、「ミステリー」と冠せられた少女・レディース系の雑誌がやけに多いな、と思ったのですが、それが裏づけされた感じです。


No.377 (2003/05/01 08:49) title:連休の影響
Name:末永昭二
Email:ssuenaga@tt.rim.or.jp

桜様をはじめ、「『新青年』趣味」をご注文の皆様。ありがとうございます。
29日から今朝までのご注文分は、本日すべて発送いたします。
佐○急便のメール便を使っているので、遅い場合、到着までに3〜5日程度掛かることもあるのですが、連休の影響か、さらに遅れる場合があるようです。
昨夜も別件で配達トラブルがあり、夜遅くに大騒ぎしました。
ご注文分がまだ届かないという方は、今しばらくお待ちいただき、来週になっても未着の場合はご連絡をお願いいたします。発送分はすべて記録を取っていますので、当方で追いかけることができます。

おどる様
例によって物証はないのですが、南沢さんが読物を書くようになったのは、米田さんの影響ではないかと思われるフシがあります。
両者と梅原北明の関係がキーポイントかと考えておりますが、いかがなものでしょう。
作家の「重要度」というのは、なかなかデリケートな問題です。
私としては、「重要でない」とされた作家について、なぜそう判断されたのか、という理由に興味があります。


No.376 (2003/05/01 07:40) title:5月にはいり
Name:

おどるさん、傑作科学探偵小説集、昭和十六年
 (所有本には、残念ながら、月日が消えています
  ので、どなたかご教授ください)
 には、やはり、肩をならべて掲載されていました。
  南澤十七  飛行船の墜落
  米田華舟工 失そう花嫁
 という短編でした。

 波 5月号、5月の新刊。ブラッディ・マーダー
 探偵小説から犯罪小説への歴史 ジュリアン・
 シモンズ 宇野利泰訳、30日(5月)発売
 本体 4800円
 とある。ようやく発売されるのでしょうか。

  本屋で、小山氏との共著、日下三蔵氏の新刊
 を見る。しばし、目を奪われる。購入。

 小林さん、すこしはやいですが、開設7周年
 おめでとうございます。
 


No.375 (2003/05/01 02:57) title:小説推理増刊
Name:日下三蔵
Email:CXX06677@nifty.ne.jp

>アーネストさま
七四年八月増刊号の「現代作家がえらぶ知られざる傑作ミステリー集」
ですね。タイトルのとおり、再録作品に推薦作家のコメントが付いた
なかなかいい一冊です。すぐに出てきたので、ご参考までに収録作品
を書いておきます。(カッコ内は推薦作家)

木々高太郎「青色鞏膜」(松本清張)
海野十三「振動魔」(吉行淳之介)
夢野久作「人の顔」(菊村到)
横溝正史「探偵小説」(佐野洋)
小酒井不木「メヂューサの首」(生島治郎)
小栗虫太郎「地虫」(藤沢周平)
大坪砂男「男井戸女井戸」(都筑道夫)
大下宇陀児「死の倒影」(森村誠一)
大庭武年「小盗児市場の殺人」(島田一男)
地味井平造「煙突奇談」(樹下太郎)
山本禾太郎「窓」(多岐川恭)
瀬下耽「欺く灯」(鮎川哲也)
西尾正「青い鴉」(石沢英太郎)
葛山二郎「影に聴く瞳」(半村良)
林房雄「双生真珠」(阿刀田高)

松本清張、都筑道夫、島田一男など、なるほどという作家選択がある一方
えっ、この人がこの作家を愛読していたの!? という驚きも(笑)


No.374 (2003/05/01 01:16) title:記憶が不確かなのですが……
Name:ようっぴ
Email:youppi@mtd.biglobe.ne.jp

>アーネストさん

はじめまして。瀬下耽の作品の件なのですが、確かその当時の雑誌のどれかに、
鮎川哲也の推薦と共に「欺く灯」が再録されていたように記憶しています。
他にも色々な当時の現代推理小説作家がお気に入りの作品を推薦していたような……。
非常に不確かではありますが、そんな記憶があります。


No.373 (2003/04/30 17:09) title:加納朋子情報補足
Name:アーネスト
Email:ernest-79@par.odn.ne.jp

『ミステリービィストリート』12月号が創刊号のようです。
www.gentosha-comics.net/

>もぐらもちさま
さっそく、あたたかい励ましの御言葉ありがとうございます。
従姉妹にはこの機会に小林文庫のことをよ〜く紹介しておきます。
ところで。『幻の探偵作家を求めて』の瀬下耽の章には、73年の小説推理の別冊だか増刊だかで瀬下などの探偵小説特集号を出した、といった感じの記述がありましたが、文芸年鑑で調べてみても見あたりませんでした。
そんなわけで、これって本当に出ているんでしょうか(『小説推理』ではなくても)?
まあ、出ていればとっくにもぐらもちさん作成の瀬下の作品リストに記載されているでしょうけど(笑)。


No.372 (2003/04/30 12:21) title:米田的メモ
Name:もぐらもち
Email:mogura-mochi@nifty.com
URL:http://homepage1.nifty.com/mole-uni/index.html

米田カコウさんのこと。
自分でメモしておいても使わないデータですし、ここに挙げておくと篤志家がご利用して下さる
かも知れないので書いておきます。

広告で確認しただけなのですが、「少女世界」(博文館)大正15年2月号に「証拠の髪毛」という
作品があるみたいです。見るからに探偵小説、なタイトルですし、南沢さんよりも博文館人脈の
探偵小説作家としては古いのだろうか……などと思いつつ。

ほか、博文館関係の雑誌広告では「文芸倶楽部」昭和2年2月号に「猪八戒探し」というのがあるのを
目撃しました。九分九厘探偵小説ではないでしょうが、パット・マガーの「被害者を探せ」みたいな
やつだったりして。

アーネストさん
『間取りの手帖』の紹介記事、見ました。非常に興味を持った本だったのですが、従姉妹さんの
ご著書でしたか。
bk1の著者紹介「1980年川崎市生まれ。間取り収集家。Madorist。『間取り通信』
発行人。」にも惹かれましたので読んでみます。いいな、マドリスト。私も今度から「フボキュリアン」
とか名乗ってみるか。


No.371 (2003/04/30 12:00) title:ちょっと恥ずかしいですが
Name:アーネスト
Email:ernest-79@par.odn.ne.jp

宣伝です。
僕と同い年の従姉妹が書いた本が、何をどう間違ったのか天下の朝日新聞日曜日の読書欄で紹介されてしまいました(27日 「視線」欄)。
タイトルは『間取りの手帖』、出版社はリトルモアです。著者名はあえて記しません。
えー、書評を読んでみた限りでは、ミステリー作家の方々の種本になるかも…というか本格ミステリ好きの人ならいくらでもおもしろく読める…んじゃないかな…と思われるところがないでもなさそうなので。
書店に寄ったら思い出したらでいいので、この本を探してめくってみてくださいませんか?もちろん、ご購入されれば、ご本人(従姉妹)も喜ぶでしょう。
見かけた方は出来ればご感想なんかもお聞かせくださればありがたいです(遠慮はいりません)。よろしくお願いします。


No.370 (2003/04/30 11:48) title:加納朋子情報
Name:アーネスト

『小説推理』2003年6月号
リレー・エッセイ「私のとっておきシネマ」に寄稿しています。
小山正・日下三蔵監修『越境する本格ミステリ』(扶桑社2003.4.30)
にアンケートを寄せていらっしゃいます。
幻冬舎の少女マンガ誌『ミステリービィストリート』2002年12月号(10月28日発売)から「ささら さや」のコミカライズの連載がスタートしています。作画者は碧也ぴんくさん。一回50Pの大型連載です。
『ミステリービィストリート』は2002年8月28日創刊。隔月刊。偶数月の28日発売。現在6月号が発売されています。単行本は6月24日発売だそうです。
と、いうわけで、知ってしまった以上はこの雑誌を買わなければいけませんよ>オーナー様♪
いくら「ミステリー」と冠せられているとはいえいい年したおやぢが少女マンガ誌を買うのは相当恥ずかしいですぞ(ふっふっふ)。


No.369 (2003/04/30 07:18) title:ないものをさがす
Name:

 ないものをさがす、ということはなぜか
 わくわくするものです。

  雑誌「探偵よみもの」は通巻通り、30号から
 40号まで、存在することになりました。
 手にした時、31、という数字がせまって
 きたことを思い出します。もちろん、手が
 ふるえました。

  おどるさん、しばらく探求していけば、何らかの
 関係がみえてくるかもしれませんので、是非試みて
 ください。
  桜の場合も、いくつか他のことを探求していて
 おもしろいものを手に入れたという実感があります。
  おどるさんに書かれてしまいましたが、南沢(澤)
 と米田、たしかに、一緒に再録されたものがあります。
  しかし、下に書かれたものかどうか、確認していません。
 南沢十七氏には、満洲で刊行された単行本もあります
 ので、探求の意欲にかられそうです。


No.368 (2003/04/29 23:21) title:南沢十七の叔父2
Name:おどる

末永さま

「「新青年」趣味」の到着、楽しみにしております。
また、早速のコメントありがとうございます。
私も中国のわらべ唄の研究者の方から書誌を見せていただくまでは、米田華※[#“舟”偏に“工”]について強く意識していたわけではありませんでした。
米田氏が探偵小説的に重要度が高いかどうかは私にはわかりませんが、「探偵文藝傑作選」に収録されたカコウ名義の作品だけでなく、祐太郎名義でも大正12年(乱歩が「二銭銅貨」を発表した年ですね)には、「週刊朝日」上で十回に渡って「探偵小説 黄龍の目」を連載していたり、昭和14年前後には「新青年」に探偵小説を発表していたりと、南沢十七と相互に影響を与えてあっていた可能性はあるかもしれません。桜さんにご指摘いただいたとおり、このあたり追求するとなにかでてくるかもしれません。米田氏自身はご自分を「探偵作家ではない」と位置付けていたそうですが。
ちなみに昭和16年に出版された戦時体制本「科學探偵小説集」(叢駿三編 啓徳社)には、二人がそれぞれ短編を寄せているようです。


No.367 (2003/04/29 22:34) title:はじめまして!
Name:SACCHI

こんばんわ!今夜はじめて訪問しました。私は活字中毒?といいますか読書大好きで、読む本がない日は考えられない毎日です。でも本代がかさむのでもっぱら文庫や古本を利用していますが((((゚Д゚;)読みはじめると夢中になりどんな本でもあっと言う間に読んでしまうので、本の評論家にでもなろうかしら・・と思うほどです。で、最近自分の気に入った本や読後の感想を話す相手が欲しくて(周りに何人かいるのですが)自分でHPでも開けばいいんだよなぁ〜なんて思い、ちょっとそういったHPを探していたんです。多くはないようですが結構あるんですね。でもHPを開くにはまずその勉強をしなくては・・ですよね。できるかしら??
私は乃南アサ、宮部みゆき、京極夏彦などは全部読破しています。京極さんの新刊もうすぐですね。とても楽しみです。読んだ作家を全部書くのは大変なんで書きませんが、ミステリー系は好きですね。最近貫井徳郎も読破しました。また時々訪問させていただきます。よろしくお願いします。


No.366 (2003/04/29 10:27) title:驚きの、溌見
Name:

 ないものをさがす、ということがよくあります。
 しばらくしていろいろな情報から、
 そうか、なかったんだ、とわかり、
 安心してしまいます。
  ところが、その、ないものがあった瞬間を
 先頃、大阪の古書店で遭遇しました。価格は
 千円。
  雑誌 探偵よみもの 31号、昭和22年
 でした。
  これは、山前譲氏の、書かれた
 「探偵よみもの」総目次(光文社文庫「蘇る
 推理小説雑誌2 「黒猫」傑作選」)には、
 
  当初は号数がとんでいる

 としておられます。
  ないものである、と誰しもが考えていた
 その、とんでいる、31号が存在したのでした。
  驚愕の発見のように思われます。


No.365 (2003/04/29 10:09) title:会報など
Name:

今日は、ふたつにわけますのであらかじめ
 ご容赦ください。

 末永さん、「新青年」趣味お送りいただければ
 幸いです。よろしくおねがいします。
  関西探偵作家クラブ会報、2分冊にされていて、
 その時には、残りの後半部分、41号から78・79
 合併号まで、のもの、コピー版一部しかなくて
 残念な思いでした。
  幸いにも、きちんと揃いになっていました。
 うすい青色で製本済です。

  おどるさん、米田氏、さらに何かでてきそうで
 追求されるとおもしろいかもしれません。
  古書展では、からぶりが多いのですが、
 それも運である、と考えています。


No.364 (2003/04/29 08:24) title:『新青年』趣味
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 末永さん

  遂にというかやっとと言うか出ましたか。
  楽しみにしています。


No.363 (2003/04/28 23:30) title:『新青年』趣味
Name:末永昭二
Email:ssuenaga@tt.rim.or.jp
URL:http://members.tripod.co.jp/sinseinen8/top.htm

大変遅くなりましたが、やっとご注文いただいた方への発送を終えました。遅くとも3、4日で届くと思います。ひとえに私がサボってたわけでして、お詫びいたします。
ご注文、まだの方は私までメールどうぞ。内容は上のURLをご覧ください。
「横溝正史シンポジウム」も、皆様のご参加をお待ちしております。
告知ありがとうございます。>オーナー様

桜様
私も今年の初めに「関西探偵作家クラブ会報」のコピー本を入手したので、同じものかと思っていましたが、桜さんがお持ちのものとはどうやら別物のようです。
私のは1号から74号までが飛び飛びに収録されているものです。誰が何のために作ったのか、由来はわかりません。表紙は白で、かなりの束(32mm)です。でも、コピー漏れのページがあったりして、ちょっと悲しいです。
内容については(なにしろ読みにくいので)子細に検討していないのですが、面白い記事はあるものの、実は、あの「(毒舌のためのような)毒舌批評」というのが苦手でして。

おどる様
私は、米田カコウさんは南沢さんの叔父さんで問題ないと思っていますが、いかがでしょう。
確かな証拠とは言えないのですが、私は、米田カコウを思わせる人物が出てくる小説ともエッセイともつかない南沢さんのものを読んだことがあるので、あまり疑っていませんでした。
その後の資料で触れられていないのは「触れる必要がない」と判断されたからではないでしょうか。少なくとも、探偵小説的には、米田カコウの名前は、(これまでは)あまり重要度が高いものではなかったと思います。私も「中国通の花柳小説家」だと思っていますし。


No.362 (2003/04/28 22:34) title:南沢十七の叔父
Name:おどる

光文社文庫の「幻の探偵雑誌」シリーズの「探偵文藝傑作選」には、米田華※[#“舟”偏に“工”]の「白蝋鬼事件」が掲載されていますが、作者については経歴不詳になっています。
しかし、この作家は鮎川哲也の「幻の探偵作家を求めて」に収録されている「南沢十七」のインタビューでは、南沢十七の叔父であると記載されています。一方、係累関係に詳しい初版の「日本ミステリー事典」の南沢十七の項を見ても(日下さんが執筆されているのですね)、米田氏については言及されておらず、実際のところはどうなのか、漠然とした疑問を抱いていました。

そうした折、中国のわらべ唄の研究者の方から、米田氏についてお教えいただきました。それによると、米田氏は、花柳小説家、軽小説家であり、中国学研究者でもある米田祐太郎であるとのこと。米田祐太郎は、南沢十七と名乗る前の川端男勇と、昭和3年に共著で「東西媚藥研究」(文久社出版部・500部限定)を刊行しています。また、米田華※[#“舟”偏に“工”]名義だけでなく、米田祐太郎名義でも「新青年」に探偵小説を発表しています。他に別名義として、北條太郎があります。中国のわらべ唄の研究者の方は著作一覧など研究結果をいずれサイトで公開されるそうです。

ところで「幻の探偵作家をたずねて」の「南沢十七」のインタビューはご本人に対するインタビューなので、米田氏が南沢十七の叔父であることは間違いないとは思うのですが、その後の資料でその点について触れられていないのはなにか理由があるのでしょうか。(例えば、親戚というのは誤りという訂正がその後あったとか)
もし、おわかりの方がいらっしゃいましたら、お教えいただければと思います。他人の係累関係をつつくのは、あまりよいことではないのはわかっているのですが、お許しください。

先週の金曜日、11時から原宿でお客様とお約束があり、それまで時間が空いていたので、「ついでに、ちょっとだけ」と思って、ぐろりや会を覗くと、開始前の列の最後尾に石井さんがいらっしゃいました。石井さんが「いつもはもっと前のほうに並んでいるのですが」と弁解なさいました。石井さんからは「神保町と原宿じゃ、ついででもなんでもないじゃないですか」と突っ込みを受けたので弁解しようと思ったのですが、それは封じられました。
石井さま、11時までに原宿に行かねばならなかったので、ご挨拶もせず失礼してすいませんでした。最後にお声をおかけしようと思って、探したのですが。おかげさまで、無事、間に合って、何食わぬ顔をして仕事に戻ることができました。ちなみに、石井さんは先々週、桜さんにはお目にかからなかった様子でした。


No.361 (2003/04/28 21:02) title:こいのぼりがうごいてる
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

オーナー

小林オーナーからお借りした『探偵作家クラブ会報』。
昭和26年3月(第46号)
耶止説夫の『索其情』
東亜出版/有意義だったのは、大阪圭吉の「香水夫人」と「人間燈台」の二冊をだして、
彼の遺稿集の役割をはたしたことぐらいだろう。
と、あります。
まずはご連絡まで。


No.360 (2003/04/28 11:00) title:会報など
Name:

 小林さん、関西探偵作家クラブ会報は、
 大阪にある古書店で購入しました。その際
 店主にききますと、1から40号までのものと
 それ以後のものの2分冊でコピー製本されていて
 それぞれ何部かあったということでした。
  後半の分冊である、41号からのものを
 購入しました。

  書窓展、ご推察の通り、古書展の会場では、
 探偵小説、探偵雑誌をてにした人が2,3人
 おられました。
  からぶりにおわりました。

 岩堀さん、再読となると、創元推理文庫を
 読むことが多いです。挿絵のせいでしょうか。


No.359 (2003/04/27 20:47) title:反響、ありがとうございます。
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

ごめんなさい。
小林オーナー、
桜さん。

週末、特に連休は忙しい奥木です。

もう少ししたら、ご返答を書き込みます。

時間を見つけて

いろいろな資料はアップしています。
http://okugim.hp.infoseek.co.jp/
興味のおありの方はよろしかったら訪ねてください。


No.358 (2003/04/27 13:22) title:かもめ書房の出版予告
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.st.rim.or.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

■ 奥木 幹男 さん

 お貸しした『探偵作家クラブ会報』(復刻版)、お役に立っているようで、良かったです。
 何か、面白い発見が有ったら、掲示板などで教えて下さい

 私も一通り目を通していますが、自分にそれだけの知識がないと、重要な情報が有っても、その事に気付けません。
 昔よりは、知識も増えているので、もう一度読み直さないといけない、と思っています。

 かもめ書房の出版予告について、熊谷書房・戦後版「ぷろふいる」と、かもめ書房「小説」について、調べてみました。
 ぷろふいる改題「仮面」は、未所有の号が有るので未確認です。(「仮面」所有号には広告無し)
 
 「ぷろふいる」No.5(昭和22年12日10日発行)に、次の広告が有りました。
     『灯座の踊子』 渡邊啓助著 50円  
  (近刊or発行済みの記述は無し。年は22年で間違いありません)

 「小説」に現れるのは、第二巻六号(昭和23年12月10日発行)が最初
     『灯座の踊子』 渡辺啓助著 近刊 予価120円

 『幽霊島通信』とゆう書名は見つかりませんでした。
 まずこの『灯座の踊子』の事だろうと思いますが、確証は有りません。
 桜さんのおっしゃる通り「無いものをさがす」し、無い事を証明するのは難しいですね。

 ちなみに、同じ「ぷろふいる」No.5 の湊書房の出版広告には、
     『壁の中の女』 渡邊啓助 35円 
 と言う本が載っていました。 これは『狂焔の魔女』の事でしょうか?

■ 桜さん

 書窓展にいらっしゃったようですね。
 開始前に並んでいた方の中には、この掲示板の常連の方々も居たのではないかと想像します。

 「関西探偵作家クラブ会報」には、最初期の号(1〜20号くらい)も含まれていたのでしょうか?
 
 「本の窓」は未確認ですが、県立図書館には入っているので、佐野洋さんの連載は読んでみたいです。
 「くろがね叢書」と「くろがね」は、実物を見た事が有れば違いは歴然ですね。
 「くろがね叢書」については、(一部の号ですが)奥木さんがHPで内容を紹介されています。
 情報の公開を次々増やしてゆく奥木さんは、素晴らしいです。

 ちなみに、某HPでは、わたしの探求している某雑誌の詳細が公開されはじめた様ですね。
 いままで1種類と思っていた雑誌に、定価があって市販された(?)ものと、慰問に使用された(?)ものが有るようです。
 驚きました。


No.357 (2003/04/27 11:59) title:乱歩再読(5) 不遇?な乱歩
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


作品本位でいくとなかなかいいのに、あまり話題にもならずひっそりとした
  印象の乱歩作品がありますね。そんな作品のベスト?5というのも面白いので
は…。

1) 何者
「犯人の動機は世界的にも例がない筈…」と乱歩自身もお気に入りだったようで
すが、「乱歩魔界」とは無縁の健全ムードであるが故に人気がイマイチという
不遇な作品。明智さんも出てくるし、本格物としてはよく書けています。
最近話題の「文藝別冊 江戸川乱歩」(KAWADE 夢ムック)の乱歩作品
ベスト5で、日下三蔵さんが、本格作家としての乱歩を評価して本作を挙げて
おられるのには脱帽です。
 
2)柘榴
  戦前の「中央公論」に発表された時は、読者層が違うせいか悪評だった
とか…。
  個人的には、昭和29年の「探偵実話特別増刊 現代探偵小説名作集」に再録
  された物を読んで子供心に非常に印象に残っています。ちなみに、この増刊
  号には他にも錚々たる作品が沢山載っていてよく覚えています。前にも書いた
  時はウロ覚えでしたが、現在は現物入手しました。「人肉の詩集」(楠田
  匡介)、「氷山」(狩 久)、「液体癌」(川島郁夫)、「美貌術師」(城
  昌幸)…、あげていくとキリがないですね。
   *ザクロの漢字は、乱歩は「“石榴”が正しいと思う」と述べていますが、
    上の増刊号では「柘榴」となっているのでそうしました。

3)目羅博士(の不思議な犯罪)
  創元推理文庫版「日本探偵小説全集2 江戸川乱歩集」にも収録されて
  いますから不遇でもないかもしれませんが、話題になることは少ない
  作品。私自身も若いときはあまり印象に残っていなかったのですが、上の
  文庫版で再読して見直しました。大都会の夜の恐怖がジワジワと迫って
  くる名作でしょう。「文藝別冊 江戸川乱歩」のアンケートでは、千街
  晶之さんが本作を挙げておられます。

4)堀越捜査一課長殿
  昭和31年の雑誌「オール読物」に発表された物で、乱歩自身は「相変わ
  らずの○○○○トリックで失敗作」と書いていて、たしかにその通り
  なのですが、全く「新鮮な」気持ちで読むと結構面白い…というところが
  乱歩の偉さかもしれません。私が乱歩の大人向けの作品で、リアルタイム
  で読んでいるのは本作と「影男」くらいですが、その時は他の作品は未だ
  読んでいなかった(少年物は除く)のです。テレビ放送開始の頃の原始
  的?状況が取りこまれているのも面白いし、貴重だと思います。
  今、先の「日本探偵小説全集2 江戸川乱歩集」の目次をよく見たら
  本作品も入ってましたね。気付かなかったです。

5)防空壕
  「又もこのトリックか…」と言いたくなる作品ですが、この作品の前半の
  空襲の描写は、乱歩自身の実体験だけあって非常にリアルで素晴らしい
  です。そういう面で本作はもっと評価されていいと思いますが、これは
  ヘソ曲がりかも…。

  ベスト5といいながら、最後は腰砕けになって申し訳ないです。


No.356 (2003/04/27 10:36) title:月ごとに
Name:

古書店で、南洋一郎 日本名探偵文庫
   赤いランプ、ポプラ社、昭和33年再版
   カバ、500円
 を購入。このシリーズには、
  江戸川乱歩 呪いの指紋
  大下宇陀児 黒百合城
  海野十三 深夜の市長
 などがあります。
  
  休みなので、古書目録を月ごとに
 整理しています。


No.355 (2003/04/25 07:23) title:探すと
Name:

小西さんの活動、その毎日の大変さが
 うかがわれ、また紙での報告や通信、
 多くの労力に頭がさがります。

 奥木さん、幽霊島通信、これはないものを
 さがす一冊ではないでしょうか、しかし
 出たら大騒ぎになるのでしょうか。
  小林さんの、かもめ書房のリストにも
 ありませんでした。

  関西探偵作家クラブ会報のコピー製本版
 を大阪で購入。
  ある作家の所有物らしき書き込み訂正
 がある。例会で配布されたようです。

  あることで、先日は朝から驚ろかせた
 ようですいませんでした。
  くろがね叢書と「くろがね」と言う会報
 を佐野洋氏は区別していないようですね。
 後者が小冊子で、前者は単行本ですから、
 くろがね叢書の乱歩のこと、続報をのぞみ
 たくなりました。 (「本の窓」5月号)
 


No.354 (2003/04/24 22:29) title:幽霊島通信
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

書き忘れました
渡辺啓助の著作です。
以下の書き込みは。


No.353 (2003/04/24 22:27) title:探偵作家クラブ会報』
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

小林オーナーからお借りした『探偵作家クラブ会報』。
第二号の昭和22年7月に出版速報、
かもめ書房八月の出版予告として『幽霊島通信』がありました。
多分に未刊だと思いますが、
万が一、この本をご確認の方は、ご一報お願いします


No.352 (2003/04/24 15:46) title:4月24日付「朝日新聞」徳島版に「海野十三忌2003」の記事が掲載されました
Name:徳島 海野十三の会 小西昌幸
Email:ktjsosei@mail.netwave.or.jp
URL:http://mytown.asahi.com/tokushima/news01.asp?kiji=3145

■徳島の海野十三の会の小西です。5月11日開催の《海野十三忌2003》の記事が、4月24日付けの「朝日新聞」徳島版に大きく掲載されましたいかに謹んで転載させていただきます。取材されたのは若い記者の方でしたが、大変熱心で「蝿男」の原作本もちゃんと読んでみるということで私の手持ちの中から講談社文庫・大衆文学館版をお貸ししました。URLも入れておきますので、しばらくは海野さんの写真画像もこれで見れるのではないかと思うのですが……。

【「朝日新聞」徳島版 2003年4月24日】

■海野十三 来月11日に紹介
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  日本のSFの生みの親とされ、推理小説も残した徳島出身の作家海野(うんの)十三(じゅうざ)(1897〜1949)を知ってもらおうと、大阪に住む講談師旭堂南湖(きょくどうなんこ)さん(29)が5月11日午後2時から、徳島市中前川町2丁目の県立文学書道館1階ギャラリーで、海野の小説などを講談で披露する。海野の命日の同17日にちなんで「海野十三忌2003」として開き、南湖さんは「堅苦しい印象がある講談だが、笑える部分もたくさんあるので、ぜひ来てください」と呼びかけている。

 「海野十三忌」は、海野の生涯や作品を研究する県内外の約200人でつくる「海野十三の会」が主催する。南湖さんが演じるのは「海野十三一代記」(約20分)と、海野の推理小説「蝿(はえ)男」(約45分)。いずれも徳島では初めての上演となる。

 「一代記」は、海野の葬式に集まった小説家の江戸川乱歩や横溝正史らが海野について語る形で、海野を紹介する創作講談。「蝿男」は、天井に一升ますほどの穴しか空いていない密室の建物で起きた殺人事件を、海野の小説では常連の探偵帆村荘六(ほむらそうろく)が解決するという筋立て。南湖さんが自分で台本を作ったという。

 南湖さんは99年4月に南陵さんに弟子入りした。探偵が犯人を追いつめる探偵講談が明治期には盛んに上演されたが、戦後は誰も演じていないことを知り、「それならば」と、復活に取り組んだ。01年9月から大阪などで探偵講談を演じ始め、明治の講談を再演したり、江戸川乱歩の「魔術師」「二銭銅貨」を演じたりしている。

 講談の観客から海野の名前を聞き、短編集を読んで面白さに引きつけられた。昨年夏、徳島に取材に訪れ、徳島の風景や徳島中央公園にある海野の石碑などを見て回り、イメージが膨らんだという。

 海野の小説について、南湖さんは「荒唐無稽(こうとうむけい)で現実離れしているところがあるが、ユーモアを感じる。事実を誇張して随所にウソも交ぜる講談と相性がいいのではないか」と話している。

 入場料は100円。問い合わせ先は海野十三の会理事の小西さん(088・698・2946)。

■以下は別件です。私の職場・北島町創世ホールの情報紙「創世ホール通信」が5月発行号で通算百号を迎えます。それを記念して、ゆかりのある方々にメッセージをお送りいただいています。「通信」では2号にわたって、記念メッセージを掲載することにしています。百号には「新青年」研究会の八本正幸さんや末永昭二さん、ミュージシャンのサエキけんぞうさん、種村季弘先生などのメッセージが載ります。ネット上では5月10日頃に、北島町のホームページの中の「創世ホールだより」の中の「文化ジャーナル」5月号として読めるようになると思います。


No.351 (2003/04/24 07:27) title:いろいろな出会いで
Name:

こまさん、二十年ですか、密度の濃い時間ですね
 興味がつきないものです。

  十数年まえに、ある探偵作家(65歳)におあい
 したところ、本人かどうか、わからず、いくつかの
 ことを托されて、追求していました。
  ニセモノではなくて、本人であることが、
 その時の話にでていた、はるか前に会った人
 と交通して、ようやく確認できました。
  その作家の方が時期と会った人を記憶していて
 内容が一致しました。
   雑誌に発表した作品が発禁にあい、発表の
 場を失くしたのでした。
  いまでも、そのとき聞いたしられざる
 昭和二十年代の作家のエピソードが思い浮かばれます。

  宮澤さん、アーネストさん、満丸氏は、まんまる、
 と読みたくなりますが、みつまる、でしょうか。
 おもしろそうな本ですね。


No.350 (2003/04/24 01:04) title:Re:『グリーン・ファーザー』観てきました
Name:宮澤@探偵小説頁
Email:GCH02173@nifty.ne.jp
URL:http://www.inv.co.jp/~naga/

>アーネストさん
 詳細な感想ありがとうございます。メッセージ的には重いけど、楽しくて感動する劇でしたね。

 杉山龍丸の砂漠の緑化事業のことはあまり知らなかったのですが、息子の満丸氏の書いた『グリーン・ファーザー』(ひくまの出版:2001)が貼雑年譜も扱ったテレビ朝日「本パラ痛快ゼミナール」で昨年取り上げられたことで少しメジャーになってきたようです。
 早速この本を注文しました。


No.349 (2003/04/23 10:17) title:中井英夫
Name:こま
URL:http://web.thn.jp/kbi/

中井さんとは、スナック薔薇土で、加藤郁乎氏から紹介されて以来、20年のお付き合いでしたが、思い出を書くと、いろいろ差し障りがでてくるので・・・。中井氏が世に送り出した寺山修司の「青春時代展」が26日から世田谷文学館で催されますが、「チェホフ祭」の原稿は複製が出品とか。羽根木のお宅で中井さんから見せてもらったそれは、たしかに保存状態が悪かったなという記憶があります。


No.348 (2003/04/23 07:03) title:半世紀にわたり
Name:

 こまさん、ご推察の通り、3番です。そこに
 中井英夫氏が登場すれば、いい現れ方かも
 しれませんね。
  こまさんの10数年にわたる中井氏との交遊
 や小説の登場人物のひとりでいられるわけですから
 あの書簡の公開は歴史的なものになるかもしれません。

  更新がときどきなのが残念なR倶楽部のHPで、
 本の窓 5月号を知り、店頭で入手。
 佐野洋 ミステリーとの半世紀 連載
 をみると、いくつか気になる事項がある。

  小酒井不木全集、とのみ記載されるが、これは
 直接証拠(実際は旧漢字)掲載で、第三巻、昭和4。
  光文社の、医事ミステリー、と記載されているが
 医学推理小説傑作選 ミステリー総合病院 佐野洋編
 昭和56.11.15
 であり、本の窓とこのアンソロジーでの、記述が
 微妙にことなる。
  たとえば、(自分が)見つけた、とU君が見つけた
   親類、とU君の恩師
 というように、本の窓では、U君が記述されていない。

 くろがね叢書、と乱歩についての記述は詳細なもので
 ないのが気になります。


No.347 (2003/04/22 11:52) title:『グリーン・ファーザー』観てきました
Name:アーネスト

杉山龍丸の生涯に材をとった演劇『グリーン・ファーザー』の19日夜6時半からの公演を宮澤さんとご一緒させていただき、観に行ってきました。
5時半に待ち合わせて、会場の滝野川会館に45分頃到着。会場15分前にもかかわらず、すでに10人くらいの列が出来ていました。客層は意外と20代くらいの若い男女が中心で、ミステリー的興味から来ていた僕と宮澤さんは結構浮いていたかも(笑)。
ホールに入ってからは、熱心に探偵小説についてしゃべっておられた宮澤さんを前の列の娘さんが杉山満丸氏と間違える一幕も。
劇評については宮澤さんが日記に書いておられるとおりの、ミステリーファンで観たのが僕と宮澤さんだけ(でしょうか?)なのが本当にもったいないものすごい熱演でした。
僕の印象に残ったのが龍丸氏と満丸氏との親子関係。いつまでも、親のやってることを理解せず、ただ反発してばかりの劇中の満丸氏に業を煮やした光子さんの「父ちゃん、ずっとあんたに片思いなんよ!」というセリフの後に龍丸氏がよこした膨大な手紙を読んで初めて満丸氏が父親の愛の深さにふれるシーン。そして父親の死語初めてインドに行った満丸氏が見た光景。それは…ずっと昔に売り払われた杉山農園のそれと同じだった……
というラストシーンには泣きそうになってしまいました。
舞台終了後は九州からわざわざやってきた満丸氏がご挨拶。とても体の大きな人だなという印象。
また、宮澤さんにはいろいろとお話を伺えてとても感激。
こんなすばらしい劇をご一緒させていただき、本当にありがとうございました。


No.346 (2003/04/22 10:32) title:古書目録
Name:こま

書き込んで気づきました。桜さんの3がこれですね。


No.345 (2003/04/22 10:29) title:古書目録
Name:こま
Email:kbijutukan@thn.ne.jp
URL:http://web.thn.jp/kbi/

そういえば、先日届いた図書目録は「Culture to Future Vol.
1 the '60s トーキョー・アングラ・シーンの夜明け」という題でした。当時の人脈図から演劇・舞踏、文学、アート・写真、海外と分類され、とても充実した57ページです。寺山修司・唐十郎からアレン・ギンズバーグまでよくも集めたと感心します。編修後記で「今回のカタログの制作は、一人ではとてもカバーしきれない大きなテーマを、三人の視点で捉えて一冊にまとめるというものでした。」(古書サンエー)とあるように、玉英堂書店、五十嵐書店、古書サンエー3店の3本の矢って印象ですね。


No.344 (2003/04/22 07:28) title:ブームは去って
Name:

紙の古書目録に何か異変があるように
 思われます。
 1)従来の印刷、書籍の羅列
 に加えて
 2)文庫版、薄型 (F古書目録)三月
 3)カラー版、大版、テーマ搾り(CtF Vol.1)四月
 4)カラー版、横型、昭和初期詩集(K堂)三月
 5)カラー表紙、書影中心、近代文学特輯(K書目)三月

 種々の形がこのところあらわれていますが、
 いずれも特徴としてテーマが絞られているようです。

  ちまたでいわれている、探偵小説のブームは
 さったということなども影響して、次のブーム
 を模索しているのでしょうか。


No.343 (2003/04/21 21:28) title:『アンダー・サスピション』オフィシャルサイトオープン
Name:株式会社エスピーオー ピクチャーズ事業部
Email:club@cinemart.co.jp
URL:http://www.cinemart.co.jp/undersuspicion/

お話が盛り上がっていらっしゃる中大変失礼いたします。

ジーン・ハックマン、モーガン・フリーマン、モニカ・ベルッチ共演の
話題のサスペンス映画『アンダー・サスピション』オフィシャルサイトがこの度オープンいたしました。
http://www.cinemart.co.jp/undersuspicion/

カリブの小島で起きた連続少女殺人事件の犯人は誰なのか?
作品の随所に手がかりが隠されており、観客の皆様の頭脳に挑戦するような作品でして、
推理・ミステリー作品ファンの方々に大変お勧めです。
是非、一度にサイトにお越しください。
2003年6月14日より全国劇場にて順次公開となります。

*管理人様。小説ではございませんが推理系の映画ということでYahooからアクセスさせていただき、告知をさせていただいたのですが、掲示板の規定上問題ございませんでしたら、記事を残しておいていただければ誠に幸いでございます。


No.342 (2003/04/21 07:42) title:休刊など
Name:

野村氏の情報で、横溝正史氏関連の催しが
 あることなど知り、まちとのつながり
 が重要な要素であると思い知りました。
  資料など配布資料がまたれますね。

 KADOKAWAミステリ、5月号で最終号
 (表紙)、奥付では、休刊。
 うら表紙では、通巻43号。すでに知られて
 いるように、プレ創刊号が二冊、あるので
 総計は45冊。
 のちにわからなくなる通巻表示ですね。
 


No.341 (2003/04/20 21:39) title:オーナー ありがとうございます。
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

今日、小林オーナーから『探偵作家クラブ会報』の復刻版をお借りしました。
それにより、渡辺啓助の部屋ももっと充実できると思います。
ありがとうございます。

それとは別に、現在、改造社の『世界大衆文学全集』の書誌を入力しているのですが、
これがとってもアバウトすぎて、どう処理してよいのか分からないのです。
一面、アバウトすぎる叢書はとっても楽しいのでが、
記録に残すにはちょっと面倒ということになりますか。
でも、私は、おそからずアップする予定です。


No.340 (2003/04/20 10:57) title:座談会
Name:

書窓展に開始時間の20分前にいくと
 すでにドアのまえから壁つたいに20名の
 方がならんでします、丁度階段ところに
 腰掛けていました。
  
  あいてから、みていると、すでに、手元に
 探偵小説と雑誌を掲げた人。どこにあったのか
 とおもい探すものの、そのあたりには消えていて
 残りには傷ものとある雑誌があるだけ。

  日本古書通信4月号の座談会では
 探偵小説のブームは去ったものの、
 台ごとうれている、という古書店主の
 声がある。


No.339 (2003/04/19 09:27) title:少し不思議な気持ち
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp

 
 No.748で、木々さんの短編集を図書館で…と書きこみましたが、
 午後から五反田の古書会館展に行ったら、木々さんの全集(朝日新聞社)が
 バラ売りで出ていました。2冊だけ並んでいて、その内の1冊にエキゾチック
 な短篇八篇が収録されていました。つまり須川さんが教えてくれたものです。
 もちろん即買いでしたが、偶然とはいえ、なんだか不思議な気もしました。


No.338 (2003/04/19 00:57) title:「横溝正史とまちの歴史写真展」と「海野十三忌2003/旭堂南湖探偵講談」
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.st.rim.or.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

野村恒彦 さん
 「横溝正史先生誕地の碑」の準備で、竹内博氏講演会「3人の怪獣王」に行けなかった、と言うこと、HPで拝見していました。

 今回、「写真展」を開催されるとの事、生誕碑実現に向け、着々と準備が進んでいるようですね。
 野村さん、中さん、小西さんと、関西の方は行動的で、皆さん成果を上げていらっしゃる事、頭がさがります。
 私も、少しは見習わなければ。
 
 生誕碑が実現するよう、ぜひご尽力下さい。
 何か応援できる事(例えファンによる寄付とか)あれば、協力させていただきたいと思ってます。

 徳島の小西昌幸さんからは、「海野十三忌2003 旭堂南湖さんの探偵講談」のパンフレットを送っていただきました。
 昨日(18日)届きました。いつもありがとうございます。
 (名張市よりは1日贈れて届くようですね)
 いつもながら、こういったイベントを着実に実現して行く、小西さんの実行力には、感服します。
 そういえば、「竹内博さんの講演会」の際、池田憲章さんが最後の追いこみに入っていた著書、『NHK連続人形劇シリーズのすべて』が発売されたようですね。

 「横溝正史とまちの歴史写真展」と「海野十三忌2003/旭堂南湖探偵講談」とも、お近くの方は是非ご参加ください。
 私は、気軽に行けないのが残念です。


No.337 (2003/04/18 09:33) title:エキゾチックな短編集
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 黒白様、日下様

  ごく軽い気持ちでの書きこみに、いろいろな情報教えて頂いて
  有難う御座います。「エキゾチックな短編(集)」という標題の
  本があったということですね…というのが夕べの状況でした。
  今朝目覚めてふと、前に須川さんにわざわざ買ってきて頂いた
  山梨県立文学館「松本清張と木々高太郎」展の目録思い出して
  もしやと…。ちゃんと26ページに書影が載ってました!
  春秋社「甲賀・大下・木々傑作選集」(昭和13〜14年)の、
  木々集第5巻ですね。

  頂いた日にはざっとみて、その内ジックリ…と思っていてその
  まま…、どこに入れたかも忘れて(別に奥の奥でもなく、目の前の
  本棚にさりげなくあった)いて…。歳のせいにはしたくないですが、
  マンズコマッタモダ… ← 秋田の年寄りがよく使う言葉です
  須川さん、ごめんなさい。

  こうなると、私の記憶にかすかにある古代エジプトを舞台にした作品は
  どれかと気になるのですが、果たして本当に木々作品だったかどうかも
  自信がなくなってきています。明日は是非図書館で確認してみたいです、
  今夜の酒で二日酔いにならなければいいですけど。
  
  


No.336 (2003/04/17 01:33) title:物忘れが多いのです
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.st.rim.or.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 「小林文庫の新ゲストブック」は、オーナーが何もしなくても、利用者の皆さんが勝手にやり取りして下さって、しかも知らなかった事を教えてもらえる、本当に有り難いです。

 掲示板を持っていないミステリーサイト運営者の皆さんも、自分の掲示版代りにドンドン書きこんで下さい。(笑)

miyanisi さん
 はじめまして。(ですよね?)
 
 えっ!本当ですか。
 鮎川哲也追悼集(『本格一筋六十年想い出の鮎川哲也』)の、加納朋子さんのエッセイを、リストアップしていなかったっけ。
 と思って確認してみたら、確かに掲載していませんでした。
 もちろん、加納さんの追悼文も読んでいて、すっかりリストアップしていると思い込んでいました。

 最近この手の、抜けや、忘れ物が多いのです。
 
 教えていただき、大変ありがとうございます。
 今週末に、追加します。
 
 他にも漏れは少なくないと思います。
 お気づきの点があれば、どんな事でも気楽に教えて下さい。
 大変ありがとうございました。
 
 


No.335 (2003/04/17 01:16) title:横溝正史とまちの歴史写真展について
Name:野村恒彦
Email:noraneko@portnet.ne.jp
URL:http://www.portnet.ne.jp/~noraneko/

「横溝正史とまちの歴史写真展」

日時 4月の土・日曜日 午後1時から4時まで
場所 まちなか倶楽部(神戸市兵庫区西出町)

 横溝正史先生がお生まれになった神戸市東川崎町で「横溝正史とまちの歴史写真展」を行っています。昭和50年代のブームの際に製作された「犬神家の一族」等の映画のパンフや、当時の「横溝正史フェア」のチラシ等を展示しています。また、映画の看板画家で知られる山中一夫氏の新作「獄門島」も展示されています。
 場所の関係で展示物の数は少なく、スキャナーで取り込んだものがほとんどとなっていますが、事前にご連絡いただければ実物を会場まで持っていきます。他に横溝先生からいただいた年賀状や「本陣」「蝶々」「獄門島」の初版もありますので、ファンの方はぜひお越し下さい。
 なお、会場では「横溝正史氏の生誕地を探る」と題した文章を掲載したパンフを配付しています。会場の「まちなか倶楽部」はJR神戸駅下車徒歩10分程度です。

詳しくは畸人郷のホームページをご覧下さい。

http://www.portnet.ne.jp/~noraneko/ 


No.334 (2003/04/16 22:09) title:鮎川哲也追悼集
Name:miyanisi
Email:miyanisi@mua.biglobe.ne.jp

小林オーナー様。東京創元社の鮎川哲也追悼集の、加納朋子さんの文がリストに入っていない様に思います。エッセイでないからかな?。印象的な追悼文と思います。


No.333 (2003/04/16 07:25) title:再刊 新刊
Name:

 改題再刊本、と聞けば、なぜか
 わくわくしてきますね。

  日下三蔵氏の編集による、ちくま文庫
 小栗虫太郎集 完全犯罪
 がでるということを知りました
 (安田ママ 注目新刊速報より)
  継続、おめでとうございます。
 購入いたします。
  
  明日から、二、三日、北へ
 何かを求めて出かけます。


No.332 (2003/04/16 00:09) title:Re:エキゾチックな短編集
Name:日下三蔵
Email:CXX06677@nifty.ne.jp

ちょっとだけ訂正

>昭和27/7月にでた尾崎書房版では
22年7月ですね。こちらのタイトルは集がぬけて「エキゾチックな
短篇」になってます。23年1月には同じ尾崎書房から「緑色の目」
と改題再刊されていますが、こっちのバージョンの表紙が凄いです。
巨大な目からなにやら光線が出ているという(笑)


No.331 (2003/04/15 22:50) title:エキゾチックな短編集
Name:黒白
Email:bwsepia@nifty.com

なにか久々のような気がします、ご無沙汰しております>皆々様。

木々「エキゾチックな短編集」ですが、戦前と戦後では収録作品がちょっとだけ違ってます。戦前の「甲賀・大下・木々傑作集」での収録作は「緑色の目」、「ジルヴェステル夜話」、「ヴェニスの計算狂」、「盲いた月」、「夜の翼」、「死の乳母」、「第四の誘惑」、「韃靼の掟」、「菊の軌跡」ですが、昭和27/7月にでた尾崎書房版では「緑色の月」、「盲いた月」、「死の乳母」、「夜の翼」、「ヴェニスの計算狂」、「大浦天主堂」、「女の政治」、「水車のある家」(朝日の全集版と同じ収録作)が収録されてます。まあ、海外を舞台とした作品(例外もありますが)の総称が「エキゾチックな短編」であって、そのうちから何篇かをチョイスした、ということかもしれませんが。
 ちなみに、「死の乳母」は何とびっくり、ホームズ物の贋作です。

 ではでは。


No.330 (2003/04/15 07:52) title:雑誌を
Name:

 古書店で、雑誌 講談倶楽部 昭和33.7月
 一冊を均一棚で購入。
  高原弘吉の講談倶楽部入選作家の第一作
  地底の歌
 とある。昭和34年の宝石と週刊朝日の共同
 募集コンテスト、の前年にあたる。

  第一作にひかれて購入。


No.329 (2003/04/14 07:36) title:寄り道など
Name:

木々さんの短編集はどこかにあったはず、と
 さがしていますと、新刊本を整理しなければ
 と思いました。
  岩堀さん、小学生の時、どんな寄り道をする
 かなと友達と語りながら過ごしたものです。
  乱歩の寄り道、たのしみにしています。
 いろいろ書名がでてくるたのしさがありますね。

  寄り道ついでに、
  奇たんクラブ ダイジェスト復刻版
  奇たん研究会編、2002、9.15初版
 を重ねていた購入本のなかから見つける。
 忘れていた一冊。たんは漢字。


No.328 (2003/04/14 06:30) title:木々さんの短編
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 須川さん

  早速の情報有難う御座います。
  図書館で探してみましょう。


No.327 (2003/04/13 17:59) title:エキゾチックな短編
Name:須川 毅

岩堀さん

手近なところでは朝日の全集第2巻で
8編が読めますよ。


No.326 (2003/04/13 11:22) title:海野十三忌2003/旭堂南湖探偵講談「海野十三一代記」「蝿男」のお知らせ
Name:海野十三の会 徳島 小西昌幸
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp
URL:http://www.infoeddy.ne.jp/kitajima/hole/bunka/200304.html

■毎度お世話になっております。徳島の海野十三の会の理事をしております小西昌幸です。くにもも様のメッセージを受けて、告知させていただきます。ご支援いただけますと誠に幸いです。

《海野十三忌2003》
日時 2003年5月11日(日)
会場 徳島県立文学書道館一階ギャラリー
   徳島市南前川町2丁目22−1 電話088・625・7485 徳島中学校東隣
開演 14時(13時半開場)
料金 百円(資料代)
出演 旭堂南湖(きょくどう・なんこ 上方講談師)
特別ゲスト 芦辺拓(あしべ・たく 作家)
内容 1.旭堂南湖/新作講談「海野十三一代記」(作・芦辺拓)
   2.旭堂南湖/探偵講談「蠅男」(原作・海野十三)
   3.旭堂南湖×芦辺拓/特別対談「海野十三と探偵講談」
主催 海野十三の会(問合せ 電話088・698・2946 小西)
共催 徳島県立文学書道館
特別協力 小松島語り部協会・御伽衆
後援 「新青年」研究会、名張人外境

■毎年5月に徳島で開いている海野十三先生の追悼イベントです。今年は人気沸騰のニューウェーブ上方講談師・旭堂南湖さんによる探偵講談をお届けします。
■芦辺先生原作の「海野十三一代記」は完全版であり、この徳島公演が実質初演となります。
■くにもも様。ご支援に感謝いたします。竹内さん講演会のときはお帰りが早かったこともありまして、古書店ツアーにご案内できず申し訳なく思っております。今回は、お帰りのバスの便の切符購入に際しましては、なるべく遅い時間(午後8時台あたり)をおとりください。催し終了後、古書店に皆で行って、それから会費制で打ち上げ会をします。打ち上げ会場は、バス乗り場のすぐそばの大衆酒場を予定しています(昨年の日下三蔵氏講演会の際、中さんがバイト店員さんに「あしたおっちゃんとデートせえへんか」と誘ったら高校生だったというお店)。
■徳島県立文学書道館は、徳島駅から歩いて15分です。ちょっと場所が分かりにくいのですが、くにももさんの記載された公式サイトに地図も出ています。この催しは同館の共催イベントのため、イベント情報にはまだ掲載されていないのだと思います。


No.325 (2003/04/13 11:04) title: 乱歩再読(4) ちょっと寄り道
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


(3)の、エッセイ「パノラマ島奇談」が収録された「わが小説」(雪華社 昭和
37年7月)はなかなかいい本です。朝日新聞のシリーズ企画だったのですが、
何故か発行元は雪華社ですね。140人の作家が自分の思い入れの深い作品に
ついてエッセイを書いています。推理系作家で乱歩以外を拾うと、大下宇陀児
(虚像)、木々高太郎(エキゾチックの短編集)、黒岩重吾(真昼の罠、脂のした
 たり)、高木彬光(白昼の死角)、多岐川 恭(異郷の帆)、星 新一(ボッコ
 ちゃん)、松本清張(断碑)、水上 勉(霧と影)、横溝正史(獄門島)と
 なっていて興味深いですね。このころ(1960年頃)の代表的作家はこういう
 人達だったか…とか、世間一般のみる代表作と、作者の側とは必ずしも一致しな
 いなあとか(横溝正史は一致ししていますが)…。これはミステリーに限った
 ことではなく、後書きでも扇谷正造(なつかしい名前です。当時の朝日新聞学芸
 部長は社会的にも堂々たる名士でした)が「…深く感じさせられたのは、発表当
 時、批評家がほとんど黙殺し、またはとりあげてくれなかった作品を愛惜して
 いる文がかなり多いことだった。それは批評家と同時に我々にとっても痛いこと
 だった。」と書いています。厄ハ敝妨C泝ケ廟帖帖廚任癲嵜遊繊帖廚任發覆い里
 面白いと思います。「白昼…」は時期的に直近ということがあるかもしれません
 が、小説としての迫力も、「破戒裁判」、「白昼…」が「刺青…」「人形…」
 よりもあるような気がします。木々高太郎は、「松本清張は僕に会う度に『エキ
 ゾチックの短編集』がよい。ぜひあれを書いて下さいという。…」と書いていま
 すが、ずばりこの標題(「エキゾチックの…」)の単行本はあるのでしょうか。
 木々はあまり読んでいないもので…。古代エジプトを舞台にした短編を読んだ
 記憶がかすかにありますけど…。

 寄り道ついでに…、朝日選書で「読みなおす一冊」(朝日新聞社 1994年)
 というのもあります。こちらは、各界の著名人が自分の最も好きな(印象深 
 い…)本について述べているものですが、この中で中井英夫が「孤島の鬼」を挙
 げていて、ある意味では「…日本最高の(いや世界最高の)ミステリー『孤島の
 鬼』…」と書いているのが嬉しいですね。その他のミステリーでは、田村隆一
 「牧師館の殺人」、別役 実「シャーロック・ホームズの冒険」、北方謙三「ガ
 ラスの鍵」、森 瑶子「あなたに似た人」、紀田順一郎「奇巌城」が入って
 います。


No.324 (2003/04/13 10:34) title:ミドリ ひかり 光
Name:

森英俊氏により、驚愕の一冊が、
 本の雑誌 5月号に紹介されています。
  丘ミドリ、逆光線の彼方へ、ひかり社、昭和31
 の発掘。
  大倉火華子氏の、決闘する女、福書房、昭和30
 の紙型流用本のようです。驚きました。

  ところで、ひかり、ではなく、同じひかりの、
 光書房を思い出します。
 ここからは、昭和34年に、4冊の摘発本がだされ、
 有名なものでは、中島河太郎篇の、ポケット・ミステリィ
 も出されています。
   ここからは、署名をかえて、再刊した本もあるので、
 思い出すことになりました。
  
 ひかり社と光書房、なんか似ていますね、
 することが。


No.323 (2003/04/13 00:03) title:お願い
Name:くにもも・さくら@探偵講談サポーター
Email:kiyoko62@hotmail.com
URL:http://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Ink/8578/

こんばんは。

現在、▼「探偵講談の口演リスト」を作成しています。
http://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Ink/8578/koudan.html

このリストには、口演をご覧になられた方がサイトにアップされている感想を(旭堂南湖さまの今後の芸の参考や励みにしていただこうという目的により)リンクさせていただいています。

ここでお願いなのですけど、
鑑賞された「探偵講談」の感想をアップされていて、かつ、リストにリンクを貼っても構わないという方、黒猫荘6号室「さくらめ〜る」への書き込み等でご連絡ください。よろしくお願いいたします。

>小西昌幸さま

『海野十三忌2003』の会場、徳島県立文学書道館の公式サイトは

http://www.bungakushodo.comet.go.jp/

で、よろしいのでしょうか?
(催し物案内に『海野十三忌2003』が見当たらないので……)

……あっ。そろそろ切符を購入しておかないと……


No.322 (2003/04/12 21:14) title:いろいろと
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

小西さま。
海野十三による渡辺啓助に宛てた小栗虫太郎についての追悼葉書。
情報ありがとうこざいます。
ケイスケさんの回想では小栗、海野については短い文章ながら、熱いものが残されています。
でも、他では記されていないことが寂しかった。
ですから、
傍証として確認できて嬉しいくお受けしました。

桜さん。
こちらでは
桜が咲くなんてまだまだ。
梅すらチラリホラリで、水仙がやっと咲いた程度です。
ふきのとうの天麩羅が今が旬のいなかです。


No.321 (2003/04/12 15:37) title:竹内博さん講演会秘話
Name:徳島 小西昌幸(北島町立図書館・創世ホール企画広報担当)
Email:ktjsosei@mail.netwave.or.jp
URL:http://www.infoeddy.ne.jp/kitajima/hole/bunka/200304.html

■小西です。竹内博さん講演会のこぼれ話などを書いた「創世ホール通信/文化ジャーナル」4月号が、4月12日午後から北島町のホームページで読めるようになっています。「URL」をご覧ください。
■いつも北島町創世ホールの講演会のときに司会をしてくださっていた村上さんという図書館ボランティアの方が、講演会直前に病のために他界されたので(葬儀は講演会の前日でした)、その方への追悼文も掲載しています。竹内さん講演会秘話とでも言いましょうか。文中でも書きましたが、催しにはいつも様々なドラマがつきまといます。


No.320 (2003/04/12 10:36) title:文庫など
Name:

小西さん、小栗さんがなくなられた後
 のはがきですか、情景がうかばれます、
 大桜、「音」がきいてます。

  奥木さん、桜はそろそろ開花でしょうか、
 散る前のおぼろな感じが好きです。

  新刊で、河出文庫、「奇たんクラブ」の人々
 2003、4.20、購入。たんは漢字。
 徳間文庫の、秘密の本棚I(1998)、II(2000)
 の幻の雑誌、奇たんクラブ、に続くようなもの
 です。
  このところ探求している探偵作家がかいて
 いるので参考に購入。


No.319 (2003/04/12 08:32) title:海野十三さんが渡辺啓助さんにあてた葉書のこと
Name:徳島 海野十三の会 小西昌幸
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp
URL:http://www3.azaq.net/bbs/6135/?1013165769

■徳島の小西です。八本正幸氏(「新青年」研究会)のサイトの掲示板「人でなしボード」には既に書いたのですが、こちらにも書いておく必要があると思いお送りする次第です。
■昨年、池田憲章氏が古書店から、海野十三さんが渡辺啓助さん宛てに出した葉書を入手されました。それは小栗虫太郎さんが亡くなった直後のもので、有名な「雪折れの音凄まじや大桜」が書かれています(扶桑社文庫の小栗虫太郎『二十世紀鉄仮面』をお持ちの方は、472-473頁を開けて海野十三「虫太郎の追憶」をご覧下さい。日下三蔵先生に感謝)。
■今印刷に出している海野十三の会の機関紙「第2期JU通信」9号には池田さんに上記葉書の件を含む昨年の新発見海野資料などについて、お書きいただくことになっていたのですが、彼はアスペクトから出るNHK人形劇の一大資料集の編集作業に追い立てられて、原稿を落としてしまいました(アア)。もしその原稿が今から届くようであれば「創世ホール通信/文化ジャーナル」に載せる予定ですが、いずれにせよ準備中の『海野十三読本』には当該葉書の実物写真なども収録することにしています。
■それにしても池田さんは大物です。おじゃましました。


No.318 (2003/04/12 01:00) title:リンクさせていただきました
Name:石井春生
Email:BYQ11613@nifty.ne.jp
URL:http://homepage3.nifty.com/Time-goes-around/

>オーナーさま
遅まきながら先週はお疲れ様でした。お言葉に甘えて
リンクを張らせていただきました。
もし紹介文等で不適当と思われる箇所がありましたら、
お手数ですが、ご一報くださいませ。

それにしても、最近ここの掲示板にご無沙汰して
申し訳ございません。なかなか書き込めるようなことが
なくて・・・


No.317 (2003/04/11 21:00) title:おひさしぶりです
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

アーネスト様

>鮎川哲也氏の『幻の探偵作家を求めて』
漫画も乱歩も横溝も風太郎も真崎も池上も好きですけど
忘れていました。晶文社1985年の『幻の探偵作家を求めて』のカヴァー画を渡辺啓助が描いていたこと。
ご指摘により、書庫を探し、やっと思いだしました。
ありがとうございます。
ずうっと手元にあったのに私ひとりでは忘れたままでした。

真崎守と探偵小説の関係。
ブロンズ社の選集にある最終巻のエッセイ集をひらいてみましたが、
そこにあるのは漫画、映画、写真とヴィジュアルなものでした。
真崎による探偵小説の漫画化については、
宮田雪の脚本の力が大きかったのかもしれません。
宮田雪とは宮崎駿の旧ルパンにも名を連ねている方のようです。

小学館系の雑誌で現役の池上遼一も、
虫プロや角川でアニメ監督で名を残した真崎守も、
乱歩たちには無関係ではいられなかった。
そのへんが楽しいのです。


No.316 (2003/04/11 08:00) title:それにしても「
Name:

  新刊で、
 文庫ハンターの冒険 町めぐり、古書さがし
  司悠司、2003、3.22、学陽書房
 購入。
 思い出すと、同じ出版社から、2000、4.17
  ブックハンターの冒険 古本めぐり、牧眞司
 がありました。
  それにしても内容の構成も似ていています。
 


No.315 (2003/04/10 07:31) title:再録紙型流用
Name:

 小林さん、雑誌 新風流、の資料
 折を見て、送りますのでお待ち下さい。

 最近、紙型流用の雑誌(?)をたて続けに入手
 していますが、再録との区別がわかりにくく
 再録、紙型流用の両方があるものがあります。
  しかし、以前それらを所有していたコレクター
 の情報がなく、印だけですが、稀なものばかりで、
 それにしてもすごい人がいたものであると思い
 ました。
 


No.314 (2003/04/10 00:28) title:大阪舞台芸術新人賞受賞、おめでとうございます
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.st.rim.or.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

旭堂南湖 さん

 遅くなりましたが、「大阪舞台芸術新人賞」受賞、おめでとうございます。
 (お祝いが遅過ぎますね。スミマセン)

 お祝いの会には、駆けつけたいところですが、翌日が勤務日なので、厳しそうです。
 会場の「鯛よし百番」は、雰囲気の有る店で行ってみたいし、新世界にも繰り出したいのに…。

 東京で講演を行なう機会が有るようでしたら、東京でもお祝いの会を、行ないましょう。
 その時は、丁稚を務めさせていただきます。
 
 探偵講談の件で、南湖さんに初めて投稿していただいてから、まだ1年半程度。
 あれよあれよという間に、探偵講談が実現し、ファンも人脈もレパートリーも増えて行くのは、驚くばかりでした。
 今後も精進されて、より大きな賞を取って下さい。

桜 さん
 「新風流」を手に入れられたのですか?
 現物の存在は、私は初めて聞きました。
 
 「新風流」はプランゲ文庫には所蔵しているらしいので、マイクロフィルムだけでも閲覧したいと思いながら、まだ実現していません。
 そもそも、小説が載っているわけではないので、読めれば良い、と言う雑誌ではりません。
 やはり現物を見てみたいですね。

 教えていただいた情報は、書誌に反映させていただきます。
 国会図書館のプランゲ文庫も、早く閲覧に行かなければ。


No.313 (2003/04/09 07:40) title:雑誌
Name:

PR誌 図書4月号、江戸川乱歩の一ページ
 記事。連載記事の一篇。

  この雑誌、もうひとつの、古書情報誌
 かもしれないと思います。
  古書店の宣伝もあります。
 著者、鶴見俊輔氏、八十歳。


No.312 (2003/04/08 07:46) title:新風流かもめ書房
Name:

小林さん、雑誌 新風流、かもめ書房
 の情報は以下の通りです。
  編集兼発行人 熊谷市郎
  印刷人 村岡俊郎
  印刷所 中外印刷株式会社
  発行所 株式会社 かもめ書房
      京都市中京区衣棚通御池上ル
  定価 金参拾円
  おもて、うら表紙とも昭和23年1.25印刷
            昭和23年2.1発行
            第一巻第二号
  ただし奥付には、昭和23年3.15印刷
          昭和23年3.20発行
          第一巻第一号
  とありますが、うしろの後書では、やはり
  昭和22年12月が、創刊号のようでした。


No.311 (2003/04/07 08:54) title:旭堂南湖大阪舞台芸術新人賞受賞記念大宴会
Name:旭堂南湖
Email:nanko@bc5.so-net.ne.jp
URL:http://www003.upp.so-net.ne.jp/nanko/

いつもお世話になっております旭堂南湖です。

この度の受賞を記念しましてお祝いの会が開かれることになりました。一応、私が主賓なのですが、どうやら一番暇だということで幹事&丁稚に任命されました。当日は「主賓、ビール足りんから注文しといて」「主賓、お酒がこぼれたから雑巾取って」等々の声が聞こえてきそうです。値打ちのない主賓だなあ。ということで、楽しい会ですので、気楽に参加して頂けましたら幸いです。会場は飛田新地にあります「鯛よし百番」という大正時代に遊郭として使われていた建物で、非常に風情のあるところです。特に女性の方はめったに行く機会がないでしょうから、「主賓はどうでもいいのだけど、町並みや建物が見たいから」という理由での参加でも結構です。ゴールデンウィークですので、東京からの大阪見物ついでの御参加もお待ちしております。よろしくお願い致します。

日時/2003年4月27日(日) 午後3時〜午後5時
会場/飛田「鯛よし百番」
http://r.gnavi.co.jp/k069800/
予算/6000円〜7000円程
内容/講談一席&大宴会
待ち合わせ/午後2時半に近鉄電車「あべの橋」駅、西の改札を出たところ。
締め切り/2003年4月12日(土)午後9時

「正直南湖」「小林文庫」「名張人外境」の掲示板にて、参加者の募集をさせて頂きたいと思います。特別ゲストとしまして、芦辺拓先生と中相作さんの参加が決定しております。参加してみたい、という方は12日までに南湖宛に「大宴会希望」というタイトルでメールを下さいませ。まだ行けるかどうかわからんけれど、行けたら行きたいという方も、大体の人数を知りたいのでメールを頂ければ幸いです。最終確認は22日に行いたいと思います。よろしくお願い致します。二次会は新世界・ジャンジャン町かな。


No.310 (2003/04/07 07:14) title:三色の鉛筆
Name:

 新刊の、川野京輔、猿神の呪い、新風舎
 2003,3.31,1200円
 の巻末には、著者の言葉。
  掲載雑誌として、いくつかあげられていますが、
 耽奇小説、推理文学については省略されて
 いました。また、ある雑誌には書いていないように
 思われますが、そこへの掲載作品もあるらしい。

  消えた街、昭和34の収録作品が、資料上
 不明のようです。
  三色の鉛筆、平成元年という、魅力的な
 単行本も気になります。


No.309 (2003/04/06 11:56) title:奥木幹男さま
Name:アーネスト

大衆文学・探偵小説資料コーナー内の「ミステリの漫画化」読ませていただきました(以下の引用はそこからです)。
>真崎守『環妖の系譜』
乱歩、横溝、風太郎とは実に豪華なラインナップですね。
実は真崎守、相当な探偵小説愛好家だったのでしょうか?
特に70年代後半という時代に、風太郎の忍法帖ではなく、「虚像淫楽」を漫画化しているというところに、ただならぬセンスを感じますね。
>諸星大二郎『暗黒神話』
諸星は大ファンなので、この作品は続編の『孔子暗黒伝』ともども「少年ジャンプ」(何度聞いてもインパクトありますなあ)連載時にリアルタイムで読みたかったです。諸星は、特に初期作品には濃厚な探偵小説テイストがありますね(と感じるのは僕だけでしょうか?)。

ところで
>池上遼一、真崎守
こういう名前がさらりと出てくるあたり、読む人は読めばトシがバレバレですよ(笑)。

さらに蛇足ですが、今鮎川哲也氏の『幻の探偵作家を求めて』を読んでいます。こんな面白い本を今まで知らなかったとは。イヤハヤ、無知とは恐ろしいものです。表紙の渡辺啓助氏のカラスの絵も独特の味がありますね。


No.308 (2003/04/06 10:21) title:目録で
Name:

平山さん、以前のものも含めて
 忘れていませんので、お待ち下さい。

  古書目録で、探偵小説傑作集、三イ羊社
 の第二巻、甲賀三郎 妖女乱舞、昭和21を
 みつける。
  このシリーズ、三巻、五巻は、小酒井不木、
 全体はすでに知られているのでしょうか。


No.307 (2003/04/06 09:44) title:感激小説名作集
Name:平山雄一
Email:hirayama@parkcity.ne.jp
URL:http://page.freett.com/Shoso/index.htm

桜さま、

>感激小説名作集、博文館、昭和15
   収録作品は十篇
   山中峯太郎、清水上等兵の母
   海野十三、血に飢えた英国旗
   ほか

この本の情報は峯太郎については「日本著者名総目録」で得てはいましたが、現物は確認しておりません。もしかしたら十三もこの目録に載っているかもしれません。
おいそがしいところ恐れ入りますが、よろしければ以前お願いしたものといっしょに、これもコピーお願いできるでしょうか。


No.306 (2003/04/05 14:07) title:少しご無沙汰気味でした
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 いろいろお言葉頂きながらレス遅れましてすみません。
 実は、この1日から再就職しまして、本日が初めての休みです。

 アーネスト様

 『文藝別冊 江戸川乱歩』、最初パッとみて、同じ河出の「新文芸読本
 江戸川乱歩」(‘92.4)の事かと思ったりして…。でも、喜国さんの
 コレクション記事はなかったなあと…。ポツポツ読んでいますすが、アン
 ケートによるベストファイブは非常に興味深いし、乱歩作品のビデオ、
 DVD情報記事も大変有益でみんな買いたくなってしまいますね。

 おどる様

 >それほど面白くない本まで我慢して読むよりも、趣味にあった面白いと
 >わかっている本を再読したほうが、はるかに面白い。

  全く同感です。本当に面白い本はなんど読んでも面白いですね。
  そんな本をゆったりと読んでいる時はまさに至福の時です。「探偵小説
  四十年」などは、これからも何回となく読むだろうと思います。
  私も子孫が読んでくれれば若い頃からの本すべて残したいのですが、
  なにせ子供はミステリどころか読書など殆ど無縁で、孫も出来そうも
  ないのでもはや諦めの心境です(-△-;)& (^o^) 。

 宮澤様、オーナー様

  拙い「乱歩再読」への暖かいお言葉、素直に喜んでいます。いたって
  浅い内容ですが、なによりも、私自身の楽しみ、そしてボケ防止にも
  なるのでは…(^o^)とも思っていますので、今後ともよろしくお願い
  致します。


No.305 (2003/04/05 11:39) title:ひさびさに
Name:

  届いてみて、驚きの一冊。
 久々に情報ではなくて、購入したもの。
  感激小説名作集、博文館、昭和15
   収録作品は十篇
   山中峯太郎、清水上等兵の母
   海野十三、血に飢えた英国旗
   ほか
 入手してみて、
  会津信吾氏の作成年表にはナシ
  芳林文庫古書目録大衆文学、第12号にはアリ
 この名作集、11冊刊行されているようです
  海野氏のアンソロジー収録、関連資料にはない
 ようでした

  奥木さん、HP、資料蓄積ですね、ありがとう
 ございます。
  最近、交通していたカストリ誌に探偵小説を
 かいていた人が急になくなられていて、驚きました。
 80歳でしたが。  
 


No.304 (2003/04/05 10:07) title:桜は4分咲き
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.st.rim.or.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 群馬県高崎市のお堀端の桜は、4分咲き。
 
 昨日は、お花見をしていたら、雨に降られてしまいました。
 

小西昌幸 さん」

 「竹内博講演会」の資料、お送り頂き、ありがとうございました。
 一昨日(3日)に受け取りました。
 あらためて、パンフレットや出版社のチラシ(多数!)を拝見すると、小西
さんの情熱とパワーに感嘆します。

 複数部いただいたパンフレットは、同好の方にお頒けします。

ありがとうございました。


No.303 (2003/04/05 09:40) title:今後ともよろしく
Name:平山雄一
Email:hirayama@parkcity.ne.jp
URL:http://page.freett.com/Shoso/index.htm

奥木さま、
無事到着したときき、安心しました。
なにか問題があれば、メールにてお問い合わせ下さい。
心霊関係のドイルの記事は、いままでドイル関連書誌に掲載されていなかったものです。しかし大阪にドイルの霊が出現するとは…びっくりですね。


No.302 (2003/04/04 21:27)
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

平山さま
ディスクとFDを、私もいただきました。
ありがとうございます。
戦前のドイルの受容歴。
興味深く読ませていたたぎます。

桜さま
ご感想ありがとうございます。
私もhpでは少しづつ資料をアップしています。

桜さまも、これだけ資料の蓄積がおありでしょうので、
どうぞhpのご開設をお薦めします。
桜さんならではのhp
とっても奥深いものになると思います。


No.301 (2003/04/04 07:26) title:鷲尾三郎
Name:

ここにかいた、読切小説、荒木書房新社
 昭和25年のことがわかりました。
  8月1日発行で、ここには、やはり
 怪奇小説 悪魔の影、鷲尾三郎、45頁分
 が掲載されており、中篇のようです。
  このことから、処女作、疑問の指環
 昭和24、につぐ作品のようです。
  復員物で、全く知られていない作品です。
 やはり、ここに書いてみるものでした。

 奥木さん、HP訪問しました。以前、渡辺氏の
 本の書誌に感動したことを思い出しました。
 


No.300 (2003/04/03 22:41) title:オーナー
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

探偵作家クラブの会報と例の本。
急ぎませんてすので、私が忘れない頃までに、
宅配便などで着払いでお送りくだされば、と思っています。
よろしくおねがいします。
『渡辺啓助の部屋』では、お恥ずかしく
きちんと検証していないので、よろしくお願いします。

また、かつてお世話になった『辻小説集』の件。
私の『大衆文学・探偵小説資料』なるサイトにアップさせていただきたいと思い
入力しています。
よろしいでしょうか。
こちらもよろしくお願いします。


No.299 (2003/04/03 09:50) title:電子本
Name:平山雄一
Email:hirayama@parkcity.ne.jp
URL:http://page.freett.com/Shoso/index.htm

オーナーさま、
無事届いたそうで、安心しました。CDのほうがソフト、フロッピーのほうがデータという形になっています。ソフトはマック用とウインドウズ用両方はいっています。インストールがうまくいかないようでしたら、メールください。ボイジャーのサイトからダウンロードもできます。
また、無料電子本は青空文庫でもこのT-Timeの形式でいろいろあるようです。お試し下さい。


No.298 (2003/04/03 07:21) title:かもめ書房
Name:

小林さん、古書目録にでていた、
 入手できなかった一冊、
  新風流 2号、かもめ書房、昭和23年
 がありました。創刊号は、昭和22年12月、
 翌年が2号のようです。

  その他に、久我荘多郎、開花武士道
 大衆文芸社、昭和17年(戦前では、18冊目
 です)も入手にいたりませんでした。
  情報のみでもうしわけありません。


No.297 (2003/04/03 02:08) title:桜は2分咲き
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.st.rim.or.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

◆ 平山雄一 さん
 お送り(贈り)いただいた電子本、受け取っております。
 ありがとうございました。

くにもも・さくら さん
 関西講談、探偵講談の応援、よろしくお願いします。
 「別冊文藝」掲載の、芦辺拓さん「乱歩一代記」は、実際に聞いた講談の調子の通りで、感動しました。

◆ やよい さん
 「新探偵小説」確認しました。
 著者紹介欄が有るのは、その号だけのようですね。
 300枚の長篇と言う事で、雑誌「小説」が関係しているかと確認してみましたが、情報は有りませんでした。
 そもそも、『挨及詩文の秘密』が読めない。
 調べると「エジプト詩文」らしいですから、『古墳殺人事件』の原型かもしれないですね。

◆ 奥木 幹男 さん
 「探偵作家クラブ会報」、必ずお貸ししますので、今しばらくお待ち下さい。
 お借りした本も、奥木さんが忘れる前に、お返しします。(笑)

 『香水夫人』の事を、最初に知ったのは、「月刊探偵倶楽部」(臥龍書院さん)でした。
 桜さんの、ご推察の通りです。
 『香水夫人』を確認するまでには、臥龍書院さんにも、大変お世話になりました。
 ここであらためて、お礼いたします。
 その間の経緯については、私は一部曖昧に書いておいたのですが、ネット上では秘密には出来ないようですね。
 他の方のHPでも、私が書かなかった事が、幾つか明かにされてしまいました。(笑)
 
 冒頭の写真は、桜ですぅ…。(笑)
 当地、群馬県高崎市でも、お堀端の桜が咲き始めました。
 現在、2分咲きくらいです。

◆ アーネスト さん
 喜国さんの、乱歩コレクション羨ましいですね。
 私も集めたいのですが、中々手に入りません。
 
 黒岩涙香『新説破天荒』初刊・初版本、入手おめでとうござます。
 本自体の価値はもちろんですが、曽祖父さまが購入し、祖父さまが保管していたと言う事で、一層の価値がありますね。
 大事に保管して(もちろん読んで)、お子様に伝えて下さい。
 明治の、SFを初版で購入した曽祖父さまは、素晴らしい方ですね。
 他の蔵書も気になります。(笑)

  :
  :
 ようやく、3月30日ぶんまで、ご返事。
 
 岩堀さんの、乱歩再読のお話は、とても興味深いです。
 また、後程レスしたいと思います。
 ぜひ、お話を続けて下さい。


No.296 (2003/04/02 21:28) title:いやいや
Name:須川 毅

奥木さま
お礼なんて・・


No.295 (2003/04/02 07:41) title:印がおされて
Name:

蔵書一代というようですね、最近では
 印、と、古書目録にもかかれているので、
 手にいれたら、見るようにしています。
  榮
 という印、東京の古書市で昨年から今年
 にかけて、カストリ雑誌、仙花紙本に
 おされたものが大量にでたようです。
  一箇所のみおされています。
 雑誌では、タイトルの横、単行本では
 見開きの下側。
  いずれにしても、相当な量です。

 購入する新刊がふえていますが、
 取り置きばかりのこの頃です。
  個人的には、ここに書く古書情報が
 すくなくなりました。


No.294 (2003/04/01 22:13) title:読書の速度
Name:おどる

岩堀さま

先日の大宴会のときにはお気づかいいただきありがとうございました。
ぼくも再読は好きで、好きな本は何度も読み返すほうだと思います。若い頃は「名作と呼ばれる作品ぐらいは読んでおかなきゃ」という教養主義に毒されて、同好の友人と読んだ本の数を競うというところがありましたが、歳を経るにつれ変わってきました。
面白い本を探し求めて、乱読するあまり、それほど面白くない本まで我慢して読むよりも、趣味にあった面白いとわかっている本を再読したほうが、はるかに面白い。音楽ならば気に入った曲は何度も繰り返し聞くのだし、音楽を楽しむように、読書を楽しめたらと考えるようになりました。年々、記憶力が悪くなり、読んだ本の内容を片端から忘れてしまうことも、再読を加速させているのですが。

乱歩に関しては、面白さが一目瞭然の著名な名作群を別にして、そのほかの作品を楽しむには、ガツガツ読むよりも、心に余裕を持ってゆっくり味わうほうが、面白さがよくわかるような気がします。
「本を読む理想的な速度は、作者が執筆した速さである」というようなことを聞いたことがありますが、そこまで遅くなくとも、せめて書かれた時代のテンポにあわせた速度で読んだほうがいいのかもしれません。そう考えると、昨今復刊されている作品群は、どれもがゆっくり味わいたい作品ですが、出版される速度に読む速度が追いつきません。贅沢な悩みです。宮澤@探偵小説頁さんの述懐ではありませんが、このまま積読を残して逝ってしまっても、何代か後に読み継いでくれる子孫が現れてくれないかな。


No.293 (2003/04/01 21:45) title:須川毅さま
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

やっと常陽藝文誌入手できました。
ありがとうございます。


No.292 (2003/04/01 21:41) title:間違いました
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

桜の花ですよね。
当家が高地で一月遅れの桜の花見なので間違いました。
ごめんなさい。

あと、真崎守も乱歩の漫画をかいているようです。
さいきんでは、池上遼一も、


No.291 (2003/04/01 09:41) title:550003
Name:アーネスト

今日、来ましたら、550003を踏みました。うがーっ!
なんかやたら悔しいです。ともあれ55万ヒットおめでとうございます。
54万ヒットを超えたのが3月8日のようですから、この間1ヶ月弱。
このペースでいけば年内に60万ヒット達成も夢ではなさそうですね。

宮澤さま
どうもありがとうございます。僕の人生にこんなSF的体験が起こるなんて本当に夢のようです。
下に書かれた演劇も面白そうですね。ぜひ行ってみたいです。

桜さま
本棚にあった掘り出し物はあれだけですが、ひょっとしたら、ダンボールの中にも本が詰まってるものがあるかもしれません。でも万一それがなかった場合のことを考えるとこれだけで満足すべきだろう、と思っています。

岩堀さま
『文藝別冊 江戸川乱歩』の件、岩堀様はとっくに入手してるだろうと思って、詳細は省いたのですが、あの時点ではまだ入手なさっていなかったのですね。失礼しました。ともあれ無事入手なされたようで、何よりです。
あのムックは中身が詰まってて本当にいい本ですね。

石川誠壱さま
大友克洋の「鏡地獄」の件、詳細情報ありがとうございます。
う〜ん、単行本未収録ですか。これでまた探すべき雑誌が一つ増えてしまいました(笑)。


No.290 (2003/04/01 07:24) title:新刊など
Name:

小西さん、竹内博氏におききいただいた
 ということ、ありがとうございます。
  香山滋氏関係の雑誌、とくに紙型流用
 のもの、めずらしいものです。800冊
 以上のコレクションですから、すごい
 としか言いようがありません。

  宮澤さん、成甲書房の本、巻末には
 丁寧な翻訳の有無がかかれています。
 新訳も収録されているようです。

  それとは別に、PR誌、波、じつに
 通巻400号には、5月の新刊広告に、
 4度目の(?)、
  ブラッディ・マーダー
  −探偵小説から犯罪小説への歴史
  J・シモンズ、宇野利康訳
 がありました。


No.289 (2003/03/31 23:54) title:グリーン・ファーザー杉山龍丸
Name:宮澤@探偵小説頁
Email:GCH02173@nifty.ne.jp
URL:http://www.inv.co.jp/~naga/

 自分のサイトにも載せましたが、こちらにも投稿させていただきます。
 探偵小説と関係がないこともない演劇のお知らせが入っています。

(以下引用)
◆劇団ファン☆ファーレ 第4回公演 『グリーン☆ファーザー』

 シュワリック・レンジ。
 インドのヒマラヤ山脈南方に続く石と砂の丘は、土砂崩れを繰り返し、インド人の生活をおびやかしていた。「このまま放置しておいたらインド全体が砂漠化してしまう」焦ったインド政府は世界の学者を呼んで、土砂崩壊を食い止めようとした。
 全長3000km。日本列島より長いこの荒れ果てた丘を見て、誰もが叫んだ。「不可能だ」
 そこに「可能だ」と立ち上がった男がいた。 彼の名は「杉山龍丸」。
 彼はインドをすくえるのか…。

 劇団F☆F第4回公演は、インドが舞台。
 ストーリーはインド人もビックリ!象も踊る!
 わかっちゃいるけど感動せずにはいられない。

 龍丸が20年をかけた男のロマン、今ここに。
 …大胆にフィクション&ノンフィクション。これも、昔話では、ない。

◆杉山龍丸さんって?
 (1919.5.26-1987.9.20)
 祖父、茂丸は明治〜昭和初期に活躍した政界の黒幕的存在。
 父は異色の作家、夢野久作。
 その息子、龍丸は16歳で杉山家を相続し、第二次大戦で九死(腹部貫通という重傷)に一生を得ながら帰還して、第二の人生をインドの砂漠を緑地化する事業に費やした。緑の父「グリーン・ファーザー」として、インドの人々に愛されている。

◆日時・会場・チケット
 2003.04.19土・20日
 北区滝野川会館
 19土 13:30open/14:00start 18:00open/18:30start
 20日 13:30open/14:00start 18:00open/18:30start
 前売り券2200円 当日券2500円
 チケットぴあhttp://t.pia.co.jp/ Pコード:324-679

◆備考
 [劇作・演出]鴬谷さくら子
 [お問合せ]劇団ファン☆ファーレ 03-3983-8507
 収益金の一部は緑化に募金させていただきます。
(引用終り)

 この演劇の情報は芝居に関係している友人からもらいました。

 久作は大好きだし、茂丸にも興味がありましたが、三代目の龍丸が砂漠の緑化事業をしていたことは創元推理文庫日本探偵小説全集『夢野久作集』の付録で記憶していたくらいで、その詳しいことは知りませんでした。インドだったんですね。

 この演劇では杉山茂丸や夢野久作のことはちょっとしか出てこないそうですが、杉山家四代目の満丸氏がわざわざ福岡から見に来るかもしれないとの話もあるそうです。


No.288 (2003/03/31 23:53) title:いろいろレス
Name:宮澤@探偵小説頁
Email:GCH02173@nifty.ne.jp
URL:http://www.inv.co.jp/~naga/

>岩堀さん
 「乱歩再読」、すばらしいです。
 いろいろ触発されるものがありますが、積読の山を見上げると自分で再読するのはつらいものがあります。私もリタイアのときを楽しみに待って、今は岩堀さんの鑑賞を味読させていただきます。

>アーネストさん
 ご報告からは心弾む様子がよくわかります。それにしても血筋は争えないものです。蔵書一代とは言いますが、何代か後には喜んでくれる子孫も現れるものなのかも。

>All
 成甲書房というところからヘイクラフト編・仁賀克雄訳『ミステリの美学』が出ているようですが、どなたかお買いになりましたか。


No.287 (2003/03/31 18:46) title:竹内博さん講演会こぼれ話
Name:徳島 海野十三の会 小西昌幸(北島町立図書館・創世ホール)
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp

■徳島の小西です。竹内さんの講演会では、はるばる海を越えてお越しいただいたくにももさくら氏や、サイト上で熱いエールをお送りいただいた小林オーナー様はじめ多くの皆様のご支援に深く感謝しております。本当にありがとうございました。くにももさん、ケーブルテレビの取材を受けませんでしたか。放送されていましたよ。
■講演会の中で竹内さんは、《構想中の企画》として、
一.円谷英二さんのエッセイや対談座談会をすべて収録した単行本(少なくとも2段組7百頁)、
一.三一書房版に収録しきれなかった少年物などを収めた『香山滋未刊行作品集成』(仮題)、
一.大伴昌司全集(少なくとも少年マガジンの全巻頭グラビアを収めたもの)、
等について言及されました。
■もちろん昨今の出版界の状況などが背景にあり、なかなか企画がとおりにくいこと、しかし粘り強く取り組んでみるということを、お話になっておられました。
■桜さんが前に書き込んでおられた、香山滋さんの作品掲載雑誌の書影写真をたくさん掲載するような資料集については、講演会の翌日、個人的におたずねしてみました。竹内さんは、いつの日か、そういう本もやってみたいが、それは商業出版では困難だから私家版的なものになるのではないか、という趣旨のことをおっしゃっていました。
■私見ですが、全国で数百人の熱狂的な愛好者が確実に買うであろうというような出版企画の場合、その数百人の内の何人かが集まって刊行委員会のようなものを作って資金を出し合うというような形態をとるのが良いような気がします。
■私は、『JU通信・復刻版』や『海野十三メモリアル・ブック』を預金をはたいて自分で版下の貼り込み作業をやって作りました。今は『海野十三読本』の準備を池田憲章さんや山前譲さんや瀬名堯彦さんとしているわけです。私の余生―残された生涯―は、たぶん海野さんの資料集を作ることに費やされるはずです。
■従って、どなたか香山さんの資料集を心底望む方がいて、預金をはたく気があるのならそれは何年後かには実現できるはずです。いつでも私は竹内さんにご紹介させていただきます。
■竹内さんとは、講演会の翌日、徳島の古本屋さんを回りながら、山田風太郎さんの作品は本当に面白いですねえ、という話をしました。昨年5月に日下さんともお話をしたのですが、私は『柳生忍法帖』にしびれた人間なので(理不尽な仕打ちを受けたものが命をかけて決起するという展開に弱いのです)、あの作品で年老いた僧侶が命を投げ打って敵と相討ちするというくだりにしみじみと泣けた旨を述べましたら、竹内さんも「ああ、あそこはいいですよねえ」とおっしゃっていました。


No.286 (2003/03/31 13:13) title:おれい
Name:平山雄一
Email:hirayama@parkcity.ne.jp
URL:http://page.freett.com/Shoso/index.htm

奥木さま、
本日無事にコピーとどきました。
ありがとうございます。折れはまったく気になりません。大丈夫です。
つまらないものですが、オーナーさまに送ったものと同じものをおおくりします。(実は電子書籍の普及の意味もこめて)
今後とも峯太郎をみかけたら、どうぞよろしくおねがいします。


No.285 (2003/03/31 09:04) title:乱歩再読(3)
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 乱歩のエッセイ「パノラマ島奇談」は、ある人に、河出文庫の「江戸川乱歩
 コレクション」に載っていると教えられたのですが、結局、古本市で単行本に
 なった「わが小説」(雪華社 昭和37年7月)を見つけて読むことが出来
 ました。この中で、乱歩は「連載中はあまり好評でなかった。初めの方の人間
 入れかわりの個所は面白いにしても、この小説の大部分を占めるパノラマ島の
 描写が退屈がられたようである。…」と書いています。たしかに、私も初読時
 は、冒頭が凄くてこれはいいぞ…と期待したのに、途中からミステリでなく
 なってきて、なんだいこれは…という印象でした。推理小説読み始めの頃で、
 名だたる名作、傑作を読んでは実に面白いと歓喜していた時代ですから、まあ
 当然かもしれません。別の楽しみ方、読み方をすべき作品であることがわから
 なかったのです。上の文章の後で、乱歩は「…萩原朔太郎さんが、私の家の土蔵
 で酒を酌み交わしながら、この小説をほめてくれたことを忘れない。それ以来、
 この作品に少しばかり対外的自信を持つようになった。」と書いていますが、
 乱歩の、子供のように素直な気持ちがよく表れている文章だと思います。乱歩、
 この時68才です。
 


No.284 (2003/03/31 08:51) title:すみません
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp

 
 オーナー様
 
 書きこみに失敗と思ってダブリ投稿してしまいました。
 694削除願います。
 


No.283 (削除済)
No.282 (2003/03/31 08:32) title:「文藝別冊 江戸川乱歩」
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 アーネスト様

 さりげなく、『別冊文藝 江戸川乱歩』(正しくは文藝別冊)とお書きに
 なるので、そんな本があったかな…と思ったのですが、最新本なんですね。
 昨日の某新聞の読書欄「本屋さんに行こう」でどなたかのお買い上げリストに
 出てましてこれは新本かと…。新刊本は出来るだけガマンという事にしているの
 ですが、やはりチェックは必要ですね。市内で一番大きな本屋に行っても無くて
 これは無理かと悄然でしたが、近所の小さい店に1冊あった…。
 発行日を見ると、昨日(3月30日)なんですね。
 少年探偵団主体ですが、それ以外にもなかなか面白い記事あります。
 連載?のネタになりそうです。

 


No.281 (2003/03/31 07:00) title:高志書房
Name:

乱歩の世界、今ごろ、眺めています。
 さる池袋の本屋さんに電話をしたら、ない
 ということでしたが、実際にはあった
 ということ。これには、?でした。
  高志書房が発行した最後の頃は
 いつでしょうか、と思いながら見ていると
 乱歩の、孤島の鬼、が昭和24,12月。
  昭和25年には、どうでしょうか、
 と思う。

  最近、古書を入手していないことを
 痛切に感じています。
  アーネストさん、他にはいかがでしたか。
  


No.280 (2003/03/30 22:07) title:梅の花
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

梅の花
いいですね
梅の節句の次で嬉しいです。

オーナーの画像への心遣い、楽しいです。


No.279 (2003/03/30 16:33) title:漫画『鏡地獄』
Name:石川誠壱
Email:kasimasi@olive.plala.or.jp

お邪魔いたします。

大友克洋『鏡地獄』は、
【別冊漫画アクション】1976年3月21日号に発表された作品で、
単行本未収録です。

なお、大友克洋以外にも、
【週刊ヤングマガジン】1997年2月24日号では、
香港の漫画家「利 志建」(レイ・チタ)という方が、
やはり『鏡地獄』を漫画化しています。


No.278 (2003/03/30 13:50)
Name:アーネスト
Email:ernest-79@par.odn.ne.jp

こんにちは。アーネストです。
先ほど、猟奇の鉄人様の掲示板に書き込んできたのですが、先日、僕の生涯で一度あるかないかというくらい、ものすごい「過去からの贈り物」を発見いたしました。
高校時代は司馬遼一筋だった僕が、この「贈り物」を発見できたのは、ひとえに宮澤@探偵小説頁様や小林文庫オーナー様をはじめとする鉄人の皆様方のやり取りを見てきて素人なりに鍛えられたからであります。
そこでこの場を借りて、今回の発見をすべての鉄人の皆様方にささげたいと思うのであります。ありがとうございました。


No.277 (2003/03/29 11:03) title:ある人に会い
Name:

岩堀さん、続きがよみたくなります。
 是非、続けてください。

 やよいさん、刺激的なタイトルで、島田氏が
 書かれていたら、と思われますね。

 以前お会いした、カストリ誌に探偵小説を
 書いていた人が、やはり、本人であることが
 わかり、驚愕しました。
  ニセモノではなく、なぜか、ほっと
 しました。


No.276 (2003/03/29 09:55) title:乱歩再読(2)
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


  若い頃は、乱歩の代表作(ベストワン)は「孤島の鬼」と思っていましたが、
 最近は、ミステリで考えれば「孤島…」かもしれんが乱歩のこの1作となると
 「パノラマ島奇談」ではないかと思うようになりました。「パノラマ…」も、
 初読時はあまり面白いとは思わなかったのです。先に挙げた雑誌「太陽 特集
 江戸川乱歩」には「怪人乱歩 二十の仮面」と称して、乱歩作品を解き明かす
 20のキーワードが出てきますが、「パノラマ…」にはこれらの大半をあてる
 事が出来ます。乱歩は、昭和37年4月に、朝日新聞の「わが小説」という
 企画(有名作家が自分の作品の中から1作を選んでエッセイを書く)で
 「パノラマ…」について書いています。その時は「へえ、乱歩自身は『パノ
 ラマ…』が好きなのか」と奇異に感じたのですが、今は共感しますね(別に
 映画「恐怖奇形人間」を見て感涙に咽んだからではありません)。乱歩が
 自分の愛してやまないユートピアを好きなように描いた作品であって、「乱歩
 魔界」を味わうにはまずはこれでしょう。

 こう思ってみると、「恐怖奇形人間」が「孤島…」と「パノラマ…」を組み
 合わせて「江戸川乱歩全集」といいう副題?を付けたのはなかなかのものだと
 思います。但し、乱歩がこの映画を見たとして、喜ぶか、怒髪天を衝く(実際は
 頭髪がないから無理…)かは別の話しですが。

 閑話休題、このエッセイの「パノラマ…」を再読しようと思って、文庫版乱歩
 全集の63巻「子不語随筆」を開いたら載っていないんですね。昭和37年
 3月に、これも朝日新聞に発表したエッセイ「幻の女」は最後に載っています
 が…。「生前の業績を細大漏らさず…」の筈なのに何故なのか非常に気になっ
 て…。他の巻の随筆集に載っている?…、それも丹念に見たつもりですが。
 どなたか、この辺の事情ご存知ではないでしょうか。結局、このエッセイ「パノ
 ラマ…」は別本で読みましたが…。
                        (続く…かな?)


No.275 (2003/03/29 09:43) title:思い出はすばらしい
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


山名様

 >あと、私は何故ひたすら横溝正史の作品にこだわるのでしょうか、と
 >考えてみましたところ最も多感な時期に接した作家が横溝正史だった
 >ということに尽きます。
 (横溝正史との出会いは十二才でした。)

 私が初めて横溝作品に接したのは講談倶楽部連載の「幽霊男」ですが、
 子供のことで挿絵の方にばかり目が行ってしまって…。ノスタルジーで
 最近、その頃の「講談倶楽部」を見付けたら買ったりしています。発行
 年代は昭和29年頃で、偶然ながら、山名さんと同じ12才です。

 ただ、その頃は乱歩の「少年探偵団」物に夢中で、更に高校時代には
 「孤島の鬼」を読んで夢にうなされ…、大学時代に桃源社版乱歩全集を
 バイト料で揃えて…という事で、思い出の乱歩というわけです。

 なんにしても、最近読んだ本の中身はおろか、題名・作者まで忘れる
 事があるのに、若い頃に接した本はよく覚えていること…、挿絵まで
 瞼の裏にアリアリと浮んできますね。

 今でもその頃の友人には「お前はよく本を読んでいたなあ」と言われ
 ますが、本好きに生まれて良かったと思います。これが
 なかったら…と思うと慄然としてしまいます、本当に。
 


No.274 (2003/03/28 16:12) title:乱歩原作マンガ
Name:アーネスト

ちょっと、話はズレますが、『別冊文藝 江戸川乱歩』で紹介されている喜国雅彦さんの乱歩原作マンガコレクションはすごいですね。
一番驚いたのが、藤子不二雄の『怪人二十面相』が復刊されていたということですね。あわてて、近所の書店を走り回って、何とか確保いたしました。
私にとっては藤子不二雄の古典的(由緒正しい)少年マンガの絵で、乱歩の世界が描かれているだけで感動的な一品です。
というわけで気分はもう「オレは今!!モーレツに感動している!!」ですね。

ところで、この喜国コレクションでは紹介されていませんでしたが、大友克洋氏にも「鏡地獄」の漫画化作品がある由ですが、どなたかこれについてご存知の方いらっしゃいましたらご教示ください。よろしくお願いします。
『アメージングコミックス』についてはこちらでも會津氏が連載を持っていたことが分かりました。


No.273 (2003/03/28 15:27) title:ミャーロック・ホームズ
Name:平山雄一
Email:hirayama@parkcity.ne.jp
URL:http://page.freett.com/Shoso/index.htm

やよいさま、
シャーロッキアン情報ありがとうございます。
たしかこのミャーロック・ホームズものは、昔ハードカバーで出ていたように記憶しています。買ったかどうか好く覚えていないので、本棚を探してみたら本当に買っていませんでした…。これは好都合です。それに外国のシャーロッキアンと本を交換するときにも、こういう絵がたくさんはいったのは便利です。一時は古本屋でJETのホームズもののマンガを買い占めていました。
たしかもう一冊シリーズがあったとおもいます。


No.272 (2003/03/28 07:24) title:乱歩
Name:

奥木さん、第一報(長野に出現)を下にかかれた
 配信で知りました。
  その人も、この掲示板をみられておられ
 ますが、継続して、大阪圭吉氏には興味を
 もたれておられるようですね。
  もちろん、小林さんも、その配信で知られた
 のではないか、と推測しています。

  乱歩の読み方、勉強になります。時に、短編を
 新潮文庫で読み返すことがあります。

  久野豊彦傑作選、戦後のある時期の動静が
 かけているものの、短編や詩など、十分に
 収録されています。また、名古屋での動向が空白
 であるのが残念ですが。
  土田さん、これはとてもいい本でした。

 ある古書目録で、平成14年4月6日(日)
 〜12日(土)、とある、めずらしい、ミス
 プリントでした。


No.271 (2003/03/27 22:28) title:こういうネット配信の古本屋さんの資料もありました。
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

ネット配信の
【月刊探偵倶楽部】<4月号>
にこうあります。

2)『香水夫人』その後
昨年秋にお伝えしました様に、長野の古書市場で突如現れた、幻の大阪圭吉著『香水
夫人』。
その後、名古屋の古書店にて販売されました。
同じく満州にて発刊された『人間燈台』以上に稀少本だったわけです。
現在日本に何冊存在するんでしょう。
あるいは、中国北部・モンゴルに残ってるんでしょうか。
「中国に大阪圭吉を探しに行こう!ツアー」なんてどうでしょう。
でも、日本国内の方がありそうです。
どこかに・・必ず・・密かに・・・

探偵倶楽部さんは
古本屋さんです。
http://homepage1.nifty.com/tantei-club/new1.htm


No.270 (2003/03/27 21:19) title:ご返信
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

オーナー
探偵作家クラブの会報の復刻。よろしくお願いします。
二度も三度も池袋のミステリー文学館に足をはこんだのに、
四分の一点しかないのです。
ゲストブックの過去ログを拝見し、
オーナーがご所持と記憶しました。
この過去ログは再読三読する価値があります。

また、
あの本、いつでもご返却結構です。
でも愛着のある一冊なので、そのうちに、私が忘れる前に返してください(笑)。

やよいさま
講談雑誌の件
ここ小林文庫さんのゲストブック過去ログ(No.587 (2003/03/04 21:24))書いておきました。
もし未見でしたらご覧になってください。

平山さま
明日コピーの予定です。
もう少しくお待ちください。


No.269 (2003/03/27 18:07) title:現実逃避
Name:山名耕作
Email:whiroshi@t3.rim.or.jp
URL:http://www.t3.rim.or.jp/~whiroshi

山名です。

岩堀様
はじめまして。

>たまには、普遍的?な話題もいいのではないでしょうか。
早速普遍的?な話題に便乗してしまいました。

>乱歩は執筆順に読んで「白髪鬼」あたりまで進みましたが、再読して見ると、
>昔とは違った良さを感じます。又、昔はそんなにいいと思わなかったもの

乱歩ではないですが、私の場合は横溝正史の作品群に対して再読するたびに新鮮な感銘を受けます。
理由は全く岩堀さんの意見と全く同一です。

あと、私は何故ひたすら横溝正史の作品にこだわるのでしょうか、と
考えてみましたところ最も多感な時期に接した作家が横溝正史だった
ということに尽きます。
(横溝正史との出会いは十二才でした。)

年老いた今、最も楽しかった日々の思い出に耽りたくなった時には必
ず横溝正史の作品群(悪魔の手毬唄等)を読み返しながら、当時十二
才だった頃の自分と向き合って時間を過ごす。

これが、私にとって至福の瞬間です。

本って本当に素晴らしいですね。


No.268 (2003/03/27 16:17) title:乱歩再読(1)
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 たまには、普遍的?な話題もいいのではないでしょうか。

 去年の初夏頃に、「会社をリタイアしたので乱歩再読、クイーン、カー、クリ
 スチーの全巻読破など楽しみたい」と書きこみました。とはいえ、毎日毎日
 これだけを読んでいたのではゲップが出るので、他の作家の作品も適宜読み
 ながら、ポツポツやってきました。
 乱歩は執筆順に読んで「白髪鬼」あたりまで進みましたが、再読して見ると、
 昔とは違った良さを感じます。又、昔はそんなにいいと思わなかったもの
 でも非常にいいというのもあって、そこが又面白いですね。
 特に「踊る一寸法師」「火星の運河」「お勢登場」「人でなしの恋」「木馬は
 廻る」などの諸短編は、若い頃は「どこが面白いんだ…」との印象でしたが、
 今度再読してみて悔い改め?ました。

 その理由を考えてみた(理由なぞどうでもいいかも…)のですが…

1)乱歩没後、その作品に関する多くの評論、参考書籍などが多数出て、
  多種多様な見方、視点というものが私のような一般読者にも浸透してきて
  いる。個人的には、「乱歩と東京」(‘84 松山 巌)と雑誌「太陽 特集
  江戸川乱歩」(‘94 6月号)が衝撃的でした。
2)若い頃は地方(秋田)にいて東京の地理は全くわからなかったのですが、
  その後は東京近傍に住んでいて、東京の地理が身近になっている。
  したがって、乱歩の作品に現実感を持つ事が出来る。もちろん、そうで
  なくても殆どの作品は面白いのですが、実際に団子坂や浅草境内を歩いたり
  してからだと、やはりそれなりの感慨があります。
3)何十年後の再読となると、その間にはそれなりの人生経験があり、登場人物の
  気持ちなどが身近に感じられる。誰でも同じでしょうが、外面的には全く平々
  凡々たる人生でも、それなりにいろいろな体験がある筈で、人生経験がまだ
  少ない時とでは、味わい方が又違ってくるわけです(乱歩作品に限ったことで
  はありませんが)。例えば、「木馬は廻る」の主人公の哀感などは、中高年に
  なって初めてわかろうというものです。この作品は、筋などどうでもよく、
  浅草という場所と主人公の哀感・悲哀をこそ味わうものでしょう。若いとき
  は、そこがわからなかった…。
                                (続く)


No.267 (2003/03/27 14:51) title:新探偵小説
Name:やよい

「新探偵小説」に掲載の島田一男「砂浜の秘密」には著者紹介欄が付いているのですが、その中に大変気になる記載が……
「目下三百枚の長篇を2つ執筆中、そのタイトルは『挨及詩文の秘密』『四谷怪談殺人事件』。」どちらのタイトルも初めて目にするものです。時期的には「古墳殺人事件」の頃になると思うのですがまたしても、探究作品が増えてしまいました。何か情報をお持ちの方がいらっしゃったらよろしくお願いします。

>平山さま
来月の中公文庫のラインナップに「ミャーロック・ホームズ1 パスカビル家の犬」(津田直美著)というのがあります。新しく始まった絵本のシリーズの中の一冊で、津田さんはこれまでにも犬の絵本を何冊か出しています。ちょっと楽しみです。


No.266 (2003/03/27 13:36) title:とても意義のある講演でした。
Name:くにもも・さくら
URL:http://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Ink/8578/

>小西昌幸さま

良い講演(のちのち語り継がれるに違いありません)を聴講させていただき、とても幸運であったなぁとしみじみしています。
いや、もう、これは全て小西さまの尽力の賜物であったと断言させていただきます。ええ。
それから古本屋巡りにお誘いくださり、ありがとうございました(私事のにより参加できなかったのが今回、唯一の悔恨……あっ、もう一つあった〜)。

5月の「探偵講談」にも是非とも伺わせていただきますので、よろしくお願いいたします。
……会場までの道順、なにとぞ、何卒よろしくお願いいたします(近日中に書くであろう3月23日分の日記(レポでなく日記)で理由が明らかに! 苦笑)。


No.265 (2003/03/27 07:13) title:続々と
Name:

ネット上にだけあり、すでにカタログでは
 消去されている、鷲尾三郎の作品。今後の
 探求のために、その題名を書いておきます。
  悪魔の影、鷲尾三郎、雑誌「読切小説」
  昭和二十五年収録
 処女作の次の作品でしょうか、いずれにしても
 知られていない作品のようです。

  新刊が出ています、志村有弘氏の三冊の
 アンソロジーを店頭で確認。
  すでに三冊の、ミステリー関係に加えて、
 時代物のアンソロジー、そして、あらたに
 三冊。出続けていますね。
 


No.264 (2003/03/27 01:06) title:講演会の大成功、おめでとうございます
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.st.rim.or.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

◆ 小西昌幸 さん
 竹内博氏講演会「3人の怪獣王」、ご盛況、おめでとうございました。
 小西さんがご報告を書きこまれたという各氏の掲示板を拝見すると、参加されてみなさんに非常な感銘を与えた、素晴らしい講演だったようですね。
 東京はじめ、県外から駆けつけた方も多数いらっしゃったとの事、快挙と言って、間違い無いと思います。
 講演の内容は、何らかな形で活字化していただきたいです。(>出版社の皆様)
 次の海野十三の会も、頑張って下さい。

◆ 平山雄一 さん
 『辻小説集』の山中峯太郎の文は、400字なので、テキスト入力した方が早いくらいの量でした。
 お礼など不要なのですが、ご好意は有り難く頂戴します。

◆ 奥木 さん
 「探偵作家倶楽部の会報」の復刻版は、所有していますので、お貸しできます。
 ただ、内1冊が水濡れで、状態がかなり悪いです。
  (雨漏りにやられてしまいました。なんて家だ!)
 様子を調べて、またご連絡します。
 
 先日お借りした本は、2〜3週間お貸し下さい。


No.263 (2003/03/26 23:30) title:お願いです。
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

こないだ上京の時、読書の伴侶として持って行ったのが杉森久英の『錆びたサーベル』。
主人公の明石元二郎と近所に時を同じくして生まれたのが国士・杉山茂丸。
夢野久作の父君です。
いろいろな本に資料は埋もれているようです。

オーナー
お願いですが、もしお持ちでしたら、
探偵作家倶楽部の会報の復刻合本をお貸し願えないでしょうか。
いまいちチェックしたいのです。
よろしければお願いしまいす。


No.262 (2003/03/26 23:29) title:お願いです。
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

こないだ上京の時、読書の伴侶として持って行ったのが杉森久英の『錆びたサーベル』。
主人公の明石元二郎と近所に時を同じくして %


No.261 (2003/03/26 13:01) title:お礼
Name:平山雄一
Email:hirayama@parkcity.ne.jp
URL:http://page.freett.com/Shoso/index.htm

オーナーさま、
本日コピー無事届きました。ありがとうございます。
お礼、というほどのものではありませんが、ドイル関連の文献復刻の電子書籍をフロッピーでおおくりしますので、おおさめください。


No.260 (2003/03/26 07:39) title:鷲尾三郎
Name:

末永さんの記事、彷書月刊4月号の
 荒木書房。それをしらべると、読切小説、という
 読切小説集、ではない雑誌がネット上にありました。
  そこには、鷲尾三郎の、きいたことがない
 小説名も書かれています。
  昭和25年のものです。
  推理小説研究、に掲載されていませんでした。

  すでに知られた小説なのでしょうか、雑誌宝石
 以外に掲載された、珍しい小説かもしれません。

 小西さん、ご盛況、おめでとうございます。 
 


No.259 (2003/03/26 06:56) title:竹内博さん講演会へのご支援に感謝
Name:小西昌幸
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp

■徳島の小西です。3月23日の竹内博氏講演会「3人の怪獣王〜円谷英二、香山滋、大伴昌司」開催にあたって、貴重なサイト上でのご支援をいただき深く感謝いたします。おかげ様で非常に充実した催しとなりました。本当にありがとうございました。

■以下は3月24日付け「徳島新聞」記事の転載です。

 《怪獣映画の魅力語る 特撮研究者北島で講演》
 日本の特撮映画研究の第一人者で編集者でもある竹内博さん(四七)の講演会「三人の怪獣王〜円谷英二、香山滋、大伴昌司」(北島町立図書館・創世ホール主催、海野十三の会共催)が二十三日、同町新喜来の同ホールで開かれた。全国から特撮映画ファンら約百二十人が耳を傾けた。
 竹内さんは、映画ゴジラシリーズなどの特技監督を務めた円谷やゴジラの原作者で作家の香山やテレビ「ウルトラマン」に登場する怪獣の図鑑を作成したSF研究家の大伴が、日本の映画や文学史に残した業績を紹介。小学生時代から四十年に及ぶ自身の特撮映画研究については「研究は発表した途端に古くなり、どこまで続くか分からない」などと苦労を語った。
 会場には大伴の母親・四至本アイさん(九二)から同ホールに寄贈された資料[など]約四十点を展示。来場者は、大伴が手がけたテレビ「ウルトラマン」の図解本などを熱心に見入っていた。【「徳島新聞」2003年3月24日地方面】

■上の記事には、講演する竹内さんの写真がカラーで掲載されていました。
■私の力不足で目標の2百人動員達成は出来ませんでしたが、県外からきてくださった方が30人近くいたと思います。これは大変な快挙です。朝日、読売、徳島新聞などに直前の告知記事が写真入りで掲載される予定でしたが、戦争と県内政局の記事で飛んでしまったのが残念でした。しかしやむを得ません。
■講演も素晴らしかったし、もの凄くカルトな集まりになりました。竹内さんが香山さんとの交流をお話になっているとき、しきりに涙をぬぐっている中年男性がいて、私はこの講演会を企画して本当に良かったと思いました。心をお寄せいただいたすべての皆さんに深く感謝いたします。どうか今後ともご指導のほどをお願いいたします。
■この書き込みは、「人でなし倶楽部」の「人でなしボード」、「名張人外境」の「人外境だより」、「小林文庫」の「新ゲスト・ブック」、「いぬん堂」の掲示板、「アルケミーレコード」の掲示板、「スーパーミルク・アンオフィシャル・サイト」の掲示板、「四国ゴジラ組合」の掲示板、「渚にて」の掲示板などなどご支援いただいた掲示板にほぼ同内容のものを送信しています。おじゃましました。


No.258 (2003/03/25 07:02) title:久野豊彦傑作選
Name:

 久野豊彦、という名前を見た時、ひそかに
 集めていたのに、ここにも同好の人がいる
 と思いました。
  土田さんのHPです。
 はじめは、古書か、と思い、どの目録かな
 と思いましたが、見当たらず。
 しばらくしても記憶されていましたので、
 試しに調べると、驚くなかれ、新刊で、
 しかも、この3月10日発売。
 宅急便依頼で購入。
  久野豊彦傑作選 ブロッケン山の妖魔
  嶋田厚編、工作舎
  2800円
 大正、昭和初期に活躍した人です。詳しくは
 工作舎のHPにあります。
  このような時代になったのでしょうか。
 


No.257 (2003/03/24 19:07) title:訂正
Name:古本まゆ
Email:mayu2@sb.starcat.ne.jp
URL:http://www2.starcat.ne.jp/~mayu/index.htm

 また、書き間違えました。

  戦前単行本が刊行されなかった → 生前単行本が刊行されなかった

です。


No.256 (2003/03/24 15:54)
Name:奥木

小林オーナー
昨日は大変お世話になりました
例のコピーありがとうございます
まだ東京の弟の家にいてそこから書き込んでいます
始めてMacにさわりました


No.255 (2003/03/24 15:45) title:情報、ありがとうございました
Name:古本まゆ
Email:mayu2@sb.starcat.ne.jp
URL:http://www2.starcat.ne.jp/~mayu/index.htm

須川毅さま

「常陽芸文」の渡辺温特集の情報を、ありがとうございました。私は渡辺温の大ファンですので、すぐにTELして送っていただきました。
 店としても、渡辺温関係の資料の収集には力を入れていきたいのですが、生前単行本は一冊も出ていませんね。周りに、谷崎や横溝、兄の渡辺啓助という作家がいながら、死後に作品集の一冊も刊行されなかったのは謎です。乱歩の「探偵小説四十年」を読んでも、渡辺温の作品を、非常に高く評価していたことが判ります。この点、同じように戦前単行本が刊行されなかった樋口一葉は、死後は恵まれていました。


No.254 (2003/03/24 07:33) title:アンソロジー
Name:

 小林さん、戦前のアンソロジー、油断
 できないですね。

 ある古書目録で、兵隊と愛情、土岐愛作編
 昭和十七年、が出ていました。こちらは、
 森川、星川、松坂、石原、勝田、とあり、
 「文学建設」同人のアンソロジーのようです。

  徳島での会合、ご盛況のことと
 存じます。是非、何かの本にまとめて
 いただきたいです。


No.253 (2003/03/23 09:17) title:お礼
Name:平山雄一
Email:hirayama@parkcity.ne.jp
URL:http://page.freett.com/Shoso/index.htm

奥木さま、
どうもありがとうございます。「日の出」もどうぞよろしくおねがいします。直メールで住所をおくりました。いそぎませんので、お時間がある時におねがいします。

オーナーさま、
お手数をおかけします。ありがとうございます。こんごともどうぞよろしくおねがいします。


No.252 (2003/03/23 00:48) title:講演会の成功をお祈りします
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.st.rim.or.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

小西昌幸 さん

 竹内博講演会「三人の怪獣王」の準備、お疲れ様でした。
 いよいよ、今日(23日)ですね。
 
 本掲示板や、名張人外境などでの、ご報告を拝見すると、大盛況・大成功は既に約束されたものと思いますが、更なるご盛況をお祈りします。

 ここまで来られたのも、小西さんの熱い思いが有ればこそ、遠くから拝見しているだけでも、伝わってきて、私の心も熱くなります。
 
 残念ながら、参加できませんが、講演会の様子や、参加された皆様の反響など、またお知らせ下さい。

 講演会の内容は、どこかで文書化して欲しいですね。
 今回は、出版社の後援も多いようなので、どこかで何とかならないでしょうか?


No.251 (2003/03/23 00:28) title:講演会の成功をお祈りします
Name:日下三蔵
Email:CXX06677@nifty.ne.jp

小西さま

実は密かに講演会を聴きに行こうと頑張って仕事をしていたのですが、
やはりどうしても徳島往復の時間はひねり出せませんでした。残念。
♯二月の下旬に二週間風邪で寝込んだのが響きました(泣)

私は怪獣大好き香山滋大好きで、子供の頃から竹内さんの編集した本
で育ったようなもんです(ソノラマのファンコレがバイブルでした)
「<OH>の肖像」といい「香山滋全集」といい、舐めるように読んで
いろいろと勉強させていただきました。尊敬する大先輩です。

今回、参加できないのは本当に残念ですが、講演会のご成功を心から
お祈りいたしております。

竹内さん、池田さんにもよろしくお伝えください。


No.250 (2003/03/23 00:08) title:竹内博・池田憲章ご両名、無事徳島入りされました
Name:徳島 海野十三の会 小西昌幸(北島町創世ホール)
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp
URL:http://www.infoeddy.ne.jp/kitajima/hole/bunka/200303.html

■徳島の小西です。本日(3月22日)午後5時半、竹内博さんと池田憲章さんが無事徳島入りされました。前日にANAの飛行機がコンピュータのアクシデントで大幅に遅れたり、多くの欠航が出るなど、非常にやきもきしましたが定刻どおりに到着されました。竹内さんは徳島駅近くの宿舎、池田さんは小西宅でお泊りです。3・23竹内博氏講演会には、「新青年」研究会の八本正幸さんも日帰りで駆けつけてくださいます。小林オーナー様や末永昭二様はじめ、多くの皆さんのご支援でとうとうここまでこぎつけました。感無量です。本当にありがとうございました。


No.249 (2003/03/22 22:15) title:いやあ凄いです。
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

面影の秘密が収録されているアンソロジー
涎を垂らしてまっています。


No.248 (2003/03/22 21:33) title:一週間ぶん纏めて…
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.st.rim.or.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

◆ 牧村天晴 さん
 はじめまして。
 このHPが、少しでもお役に立つ事が有れば、嬉しいです。
 HPも拝見しました。 これからも、宜しくお願いします。

◆ アーネスト さん
 『小説すばる』の、加納朋子さんの短編情報、ありがとうございました。
 教えていただいた時点では、『小説すばる』の件には気付いていませんでした。
 すぐに、新聞広告をチェックしました。
 でも、タイトルの件は、「亀甲マン」と聞いたときに、変だな(笑)と気付きました。
 加納さんが、そのタイトルで書いたら、今までの作風を一変する「新境地」の作品になってしまいます。

 勉誠出版の“怪”シリーズ続刊、現物を確認してから購入したいですが、それには東京に出かけないと。
 
 「アメージング・コミックス」。 続報ではないですが、版元は笠倉出版社のようですよ。
 『昭和空想科学館』は、私も手に入れたくなりました。

◆ 須川 毅 さん
 「常陽藝文」、私も購入依頼したいと思います。
 常陽藝文センターは、突然問い合わせが増えて、驚きそうですね。
 どうやって、こんな知られていない文献を見つけ出したのでしょうか!?

◆ 『探偵小説名作集』
 桜さん、奥木さんと、戦前の知られざるアンソロジーのを取り上げていらっしゃるので、私も対抗上(笑)アンソロジーを探してみました。
 山中峯太郎さんの作品は見つかりませんでしたが、他の作家の収録集が有ったので、参考の為に。
   『探偵小説名作集』 三木 至 編
     発行 新正堂書店 (大阪市北区堂島上)
     昭和十六年九月六日発行
     定価 七十銭
   ・「月光と硫酸」久生十蘭
   ・「面影の秘密」渡邊啓助
   ・「聖主復活事件」耶止説夫
 などが、収録されていました。
 必要なら、詳しい情報を書きます。 (奥木さんには、明日お見せします)

 平山さん。 『辻小説集』のコピーは、月曜日には発送できると思います。

◆ 日本近代文学館 HPリニューアル
 先日届いた館報によると、4月1日から、HPで所蔵雑誌検索が出来るようになる、との事です。
 創立四十周年記念事業として、所蔵雑誌のデータベース化を進めてきた。
 雑誌正本18,288誌427,891冊について入力が完了し、4月1日より、館のHPで公開に向けて準備中、とのことです。
   新URL ⇒ http://www.bungakukan.or.jp/
  
 日本近代文学館のHPで所蔵雑誌が検索出来るようになれば、近代文学に力を入れている主要な図書館は、ほぼ総て自宅でチェックできるようになります。
 田舎者には嬉しい限りです。


No.247 (2003/03/22 21:03)
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

須川さん。情報ありがとうこざいます。
じつはこの冊子。啓助さんの娘さんである東さんが経営する
ギャラリー・オキュルスでご教示いただいたものでした。
でも、入手先など忘れてしまい、
今回、ようやく思いいたった次第です。
須川さんの情報により、本日、版元に所望のむね、連絡しました。
どうもありがとうございました。


No.246 (2003/03/22 15:52) title:はじめまして
Name:牧村天晴
URL:http://www.asahi-net.or.jp/~vp5a-ysn/

このたびようやく軌道に乗った我がサイトで小説リストを作ろうと思いたったのですが、自分が何を読んできたのかも判らない! ということでこちらにお邪魔しました。過去に読んだ作品の思い出が湧いて出てきて、今とても気持ちの良い空気に浸っています。
これからもお世話になります、ではご挨拶まで。


No.245 (2003/03/22 13:42) title:勉誠出版“怪”シリーズ
Name:アーネスト

宮澤@探偵小説頁さまの日記で知ったのですが、勉誠出版の“怪”シリーズに
続刊が出ているようです(『白の怪』『水の怪』『人間心理の怪』)。
今回のシリーズでは『人間心理の怪』に
小酒井不木「好色破邪顕正」
甲賀三郎「ニッケルの文鎮」
大下宇陀児「死の愛欲」
が収録されていているようです。とりあえず、おしらせまで。
それと、『奇想艦隊』や『アメージングコミックス』についても
続報お待ちしています。


No.244 (2003/03/22 10:40) title:均一棚で
Name:

均一棚で、玉塚久純、血の器、文芸社、
 2001,6月、購入。
 略歴に、3度、江戸川乱歩賞に候補に
 なるという。日本ミステリー事典によれば
  1977年 幽霊要塞
  1985年 風燈
  1986年 軍艦旗北へ
 であった。満洲生まれの、80歳。


No.243 (2003/03/21 10:37) title:カタログなど
Name:

小林さん、メールを受け取りました。
 大変、感謝しています。
  ありがとうございました。今後とも
 よろしくおねがいします。

 ようやく、乱歩展で発売されていた
 カタログ、乱歩の世界、平成15年1月31日
 1700円、を入手。
  種々のルートでこころみたものの、ある
 人の好意で入手。

  ところで、最初に戦後、乱歩の蔵を訪問し、
 訪問記を書いた人は誰でしょうか。
  日本古書通信のコラムをみると、昭和24年
 に訪れたと言う人の記事があります。
  何処に溌表されたのでしょうか、不明でした。

 などと、カタログをみながら思いました。

 須川さん、下の雑誌、渡辺氏の兄弟、先ごろ
 なくなられましたが、貴重な証言もありますね。


No.242 (2003/03/21 10:17) title:「常陽芸文」の件
Name:須川 毅

末永さん、奥木さん
(回答遅れ済みません)

渡辺温特集は常陽芸文センターから出ている「常陽芸文」1998/7号
特集は12ページ 写真あり。\250です。電話で頼むとすぐ
送ってくれました。
http://www.joyonet.co.jp/~geibun/shuppan/index.html


No.241 (2003/03/20 21:54) title:アーネストさま
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

私もよく凡ミスをして恥ずかしい思いをよくします。
そんなことより、いろいろと情報ありがとうございます。
訂正させていただきます。


No.240 (2003/03/20 21:51)
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

平山雄一さま
山中峯太郎のHP拝見。
たいへん充実されており驚きました。
すごいです。
ご所望の『大衆読物傑作帖』のコピー承知しました。
また、貴殿のリストで ? となっている『日の出』昭和8−2付録。
もありますので、ご探求でしたらご一報ください。
いっしょにコピーします。
送付先の住所もメールでお知らせください。
ただ、当方、自然と、気ままと、
書物のスペースが取柄の山の中の住人でして、
コピー機のあるコンビニまでクルマで半時間ほどかかります。
それで、
すぐお送りすると云う訳にはまいりません。
数日のご猶予をお願いします。


No.239 (2003/03/20 07:27) title:戦時下の映画
Name:

新刊で、戦時下の日本映画、古川隆久
 吉川弘文館、2800円、2003.2.10
 を購入。
  ここには、山田風太郎氏が見た封切映画
 のことが記載されています。
  日記の正確さがうかがわれました。

  奇想艦隊、二度ほど、創刊号から7冊揃いで
 いい値段で古書店の店頭に出ていたことを
 思い出しました。流通しているようです。
 ひもでくくられていたので中味をみていませんが。


No.238 (2003/03/19 18:08) title:すみません訂正です
Name:末永昭二
Email:ssuenaga@tt.rim.or.jp

皆様のご指摘の通り、「奇想艦隊」と「アメージングコミックス」は、れっきとした商業誌でした。すみません。まったく疎い分野なもので失礼しました。確認して書けばよかった……
実は、さっきまでご本人とお会いしておりまして、そこらのお話を伺ってきたところです。「昔はビジネス雑誌なんかにも書いたけど、保存もしていないし、細かいことは覚えていない」ということでした。
『昭和空想科学館』については、これらの雑誌に掲載したものに大幅に加筆を施したもので、例えば「広島以前のヒロシマ」は「本の雑誌」に掲載されたものを約3倍に書き直しているとのことです。
電子出版で再発売という話もあったのですが、版元が活動停止してしまったので、立ち消えになりました。


No.237 (2003/03/19 17:32) title:大ボケ
Name:アーネスト

奥木幹男さま
渡辺啓助年譜の件、1944年と入力したつもりが1994年になっていました。
大ボケかまして申し訳ありません。

小林文庫オーナーさま
『小説すばる』4月号掲載の加納朋子さんの短編のタイトルは
「虹の藍色」です。「亀甲マン」は清水義範氏のヤツでした。
本当、大ボケもいいとこです。申し訳ありません。
せめて人様に指摘される前に自分で気づいたのだけが救いです。

桜さま
横田氏ってヨコジュンさんのことですか?
だとすると、何気なくそんな名前が出てくる桜さまって…?
実は一部ではかなり有名な方なのでしょうか??

よしだまさしさま
>「奇想艦隊」の話がチラリと出ていますが、これって徳間書店から
>発行されていた大判の雑誌のことじゃないでしょうか。
そのようですね。私が調査したところでは「タウンムック別冊」という形
で出されていたようです。
詳しいことは日下三蔵様の書き込みをお待ちいたします。

日下三蔵さま
はじめまして。日下さまには山田風太郎をはじめとして
読者としてとても恩恵を受けております。
これからもなお一層のご活躍を願っています。
>『アメージングコミックス』は笠原出版社から出ていたA5判の
>マニア向けマンガ雑誌です。たしか、6号か7号ぐらいまで出たような気が。
そのようですね。創刊号は88年5月に出たようです。往年のカリスマ作家
岡田史子も2作ほど発表しているようで、驚いてしまいました。


No.236 (2003/03/19 14:25) title:雑誌について
Name:日下三蔵
Email:CXX06677@nifty.ne.jp

『アメージングコミックス』は笠原出版社から出ていたA5判の
マニア向けマンガ雑誌です。たしか、6号か7号ぐらいまで出た
ような気が。物置に全冊あるはずなので、探しておきます。

『奇想艦隊』はよしださんのご指摘の通り、徳間書店のB5判の
雑誌です。「問題小説」の別冊じゃなかったかな? タイトルで
予測がつくかと思いますが、いわゆる架空戦記の特集雑誌でした。
こちらは3号ぐらいまで出ていたと思います。最初の号には私も
原稿を書いていたりして(笑)


No.235 (2003/03/19 13:14) title:大衆読物傑作帖
Name:平山雄一
Email:hirayama@parkcity.ne.jp
URL:http://page.freett.com/Shoso/index.htm

>あんなに有名な峯太郎なのにいろいろと珍しい作品もあるのですね。
>また、ご存じでしょうが、
>当家の書架のその隣にあった『大衆読物傑作帖』に
.峯太郎の「凱旋の松葉杖」が収録されています。

奥木さま、

峯太郎は作品数がやたらと多く、もう参っています(笑)。有名な割には研究をしているひとが少ないのも事実で、ミステリ関係の書誌がうらやましい、と密かにおもっております。
お恥ずかしい話ですが、『大衆読物傑作帖』存じませんでした。ぜひ情報をお教え下さい。よろしければコピーをお分けいただけないでしょうか。

HPに作品年表を出してはいるものの、実物を確認したもののほうが少ないていたらくです。いずれ大改造をして、持っている本は書影をのせ、確認した雑誌も註をつけたいとはおもっています。


No.234 (2003/03/19 12:48) title:「奇想艦隊」
Name:よしだ まさし
Email:PXM04577@nifty.ne.jp

「奇想艦隊」の話がチラリと出ていますが、これって徳間書店から発行されていた大判の雑誌のことじゃないでしょうか。手に取ったことはないのですが、「SFアドベンチャー」の後継誌のようなものかと思っていましたが。
とりあえず、お知らせまで。


No.233 (2003/03/19 07:21) title:いろいろと
Name:

奥木さん、情報をありがとうございます。
 現代作家傑作文庫 1、には横溝正史氏
 の短編がありましたので、そのあたりも
 関連しているのでしょうか。

  アーネストさん、横田氏におしえていただいて、
 里艸(りそう)を知りました。大河原氏の本は
 入手できなくて、あとのシリーズは入手しました
 が、本購入・抽選、ということで入手は困難を
 きわめました。
  時折、それらは古書目録にあらわれてきますので
 入手の機会はありそうですね。
 ところで、會津蔵書印のある本を購入できたのも
 この古書店でした。
  同時期に、N書店からも、満洲で刊行された
 本、これらもなぜか、會津氏の蔵書でした、
 いろいろと思い出しました。

  小林さん、おくれていますが、
 今日中におしらせいたします。
  


No.232 (2003/03/18 22:19) title:いろいろと
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

アーネストさま
『渡辺啓助の部屋』の誤記のご指摘ありがとうこざいます。
なにせ、私のものを閲してくれる同好の士が近所におりませんで、
こう御指摘いただけるととても嬉しいのです。
どうもありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。
『少年小説大系』資料の事。
ご参考になり嬉しいです。

桜さん
八紘社杉山書店の事。
横溝正史のエッセイにいろいろと書かれているようです。
またそこには八紘社杉山書店と笹本寅の関連も記してありました。

須川さま
>先般、常陽銀行の関連団体の冊子で「渡辺温」の
>特集があることを知り入手しました。まったく
>気の許せぬ世の中ですねえ(-_-;)
私も欲しいです。
詳しい事をお教えください。

平山雄一さま
当家にも『現代作家傑作文庫5』がありました。
収録作品は「江南清郷戦」ですね。
あんなに有名な峯太郎なのにいろいろと珍しい作品もあるのですね。
また、ご存じでしょうが、
当家の書架のその隣にあった『大衆読物傑作帖』に
峯太郎の「凱旋の松葉杖」が収録されています。

オーナー
大阪圭吉のさらなる充実、おめでとうございます。
あと一冊で一応の大団円ですね。
期待しています。
私も圭吉が好きなのに生前のものは一冊も持っていません。
最近、創元推理文庫を再読してみました。
気狂い機関車、坑鬼、白鮫号の殺人事件
これらのラストシーンにおける自然を活用したカタストロフィーは
すごいです。圧倒されました。大阪圭吉の独壇場です。


No.231 (2003/03/18 19:10) title:『昭和空想科学館』読みたいです
Name:アーネスト

末永昭二さま
>あのシリーズは、千葉県の里屮屮(漢字が出ませんでした)という古書店の
>顧客サービス用に制作されたもので、限定200部、抽選でプレゼント
>されたものです。もちろん、現在は入手できません。
ありがとうございます。ずっと気にかかっていたのですが、これで納得できました。
しかし、やはり現在では入手は不可能ですか。でもそうなると、余計読みたくなるんですよね。
どこかの図書館で所蔵されてないでしょうか?

>「奇想艦隊」「アメージングコミックス」は、たぶん同人誌かと。
>私も実は見たことがなくて、『昭和空想科学館』のあとがきから拾っただけでした。
ということは、この本はそれらの雑誌に発表された文をまとめたものなのでしょうか?

桜さま
『小説奇想天外』の件ありがとうございます。會津氏単独の連載とは貴重ですね。
この雑誌は気長に探してみます。

小林文庫オーナーさま
3月17日の朝日新聞朝刊の広告を見ていましたら『小説すばる』4月号
(本日発売、とあります)に加納朋子さんの短編「亀甲マン」が掲載されているようです。
ご存知かもしれませんが、念のため。

奥木幹男さま
渡辺啓助年譜を見ていましたら1994年のところの年齢が「41歳」
となっていましたが、これは「43歳」の間違いではないでしょうか?
それと「大衆文学資料」のコーナーで『少年小説大系第13巻』
に横田順彌氏の月報を知り仰天し(最初借りた図書館ではそれがついていなかった
のでついこの巻には月報がついていないのだな、と思ってたので)
別の図書館で無事月報のコピーが取れました。ありがとうございます。
(実は横田氏の雑文も集めているので)。


No.230 (2003/03/18 14:24) title:早くも来年決まり・・・
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 小林オーナー様、須川様

  来年のMYSCON参加表明?有難う御座います。
  これで決まりですね(^o^)。

  3連休初日からの開催はいいアイデアですね。
  フクさん、よろしく。


No.229 (2003/03/18 13:03) title:お礼
Name:平山雄一
Email:hirayama@parkcity.ne.jp

オーナーさま、桜さま、

有り難うございます。急ぎませんので、お時間がある時におねがいします。

次のホームズクラブの大会では、南湖さんがホームズの講談を披露して下さるそうなので、愉しみです。


No.228 (2003/03/18 08:35) title:広報誌
Name:末永昭二
Email:ssuenaga@tt.rim.or.jp

須川様
広報誌の件、後ほどお知らせいたします(現物がどこかに紛れ込んでしまったので)。
それにしても渡辺温とは!(啓助特集ならわからないでもないですが)

アーネスト様
あのシリーズは、千葉の里艸(りそう)という古書店の顧客サービス用に制作されたもので、限定200部、抽選でプレゼントされたものです。もちろん、現在は入手できません。ついでにラインナップを書いておきます。
大河原宣明『二女流の児童文学―北川千代と吉屋信子』平成9年
會津信吾『昭和空想科学館』平成10年
末永昭二『城戸禮 人と作品』平成10年
市川兼恭外『西学襍纂 飜刻里艸叢書第一』平成10年
梅原北明『高橋お傳記事集成 飜刻里艸叢書第二』平成10年
會津信吾『日本科学小説年表』平成11年
大岩好昭『来し方 移動図書館と共に』平成11年

「奇想艦隊」「アメージングコミックス」は、たぶん同人誌かと。私も実は見たことがなくて、『昭和空想科学館』のあとがきから拾っただけでした。


No.227 (2003/03/18 07:07) title:古書目録で
Name:

小林さん、ありがとうございます。PCを
 かえているので、できるだけはやく
 お知らせ致します。ありがとうございます。

  ある古書目録で(久しぶりに、このように
 書きました)、面白いものがでています。
  入手できるかどうか、ドキドキしています。

  山前譲氏の仕事、佳境に入っています。
 「密室」傑作選、2003、3月、光文社文庫で
 御大 斎藤(斉、とされていますが)氏の
 SRインデックス、が「総目次」に生かされて
 います。
  探偵論想が、探偵論争になっていました。

 平山さん、時間がかかりますが、お待ち下さい。


No.226 (2003/03/18 01:05) title:やっぱり、名古屋!?
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.st.rim.or.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

奈良泰明 さん
 『都會の奇蹟』も、名古屋に出ていましたか!
 やっぱり、大東亞出版社の書籍は、名古屋周辺に残っているようですね。
 もし、版がお判りでしたら、教えて下さい。
 
 お知らせ、ありがとうございました。 作品リストを更新しました。

平山雄一 さん
 『辻小説集』のコピーは、お送りします。
 週末にならないと、手をつけられそうも無いので、しばらくお待ち下さい。

岩堀 さん
 MYSCON4お疲れ様でした。
 岩堀さんは、お元気ですね!
 
 岩堀さんと同室だった方々、皆さんお逢いしたかった方ばかりです。
 (30代なら、高齢者なんて事は無いですよ!)
 「黒猫荘」の皆さんも10名近く参加されていたし、オフレポを読んで盛り上がっていたようですし、参加したかったです。

 須川さんも、次回の参加表明ですか!?
 私より年上の(強調)お二方が参加されるなら、参加しないわけには行かないですね?
 でも、やっぱり体力が気になります。
 もしかして、ボクが一番体力が無かったりして…… (~_~;)

 体力回復期間を考えると、3連休の初日に開催してもらえると、有り難いのですが。

桜 さん
 『香水夫人』について、お知らせしたい事があります。
 よろしかったら、連絡先のメールアドレスを、お教えいただけませんか。


No.225 (2003/03/17 22:01) title:来年はぜひ
Name:須川 毅

岩堀さん
今年はさぼってしまって申し訳ありませんでした。
(フクさん、ごめんね)我が家の奥さんからも「なんで
行かないの?!」と不審がられました。
来年はぜひ都合をつけて平均年齢向上に寄与
させて頂きます。


No.224 (2003/03/17 15:54) title:MYSCON4
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 小林オーナー様
 須川様

  15〜16、MYSCON4に行ってきました。

  案内された部屋(寝場所)では、素天堂さん、風々子さん、彩古さん、
  黒白さん、ストラングル・成田さん、朝暮三文さんなどいっしょで、
  誰からとなく「この部屋は高齢者用かい」など冗談?が飛びました。
  「岩堀さんにはずっと出席して欲しいです」とどなたかが言ってくれまして
  一瞬嬉しくなったのですが、自分が最高齢の出席者にはなりたくないという
  事でした。

  来年はどうするか今から悩み?です。
  小林さん、須川さん 又一緒に出席しませんか(^o^)。
  


No.223 (2003/03/17 14:04) title:ありがとうございます
Name:平山雄一
Email:hirayama@parkcity.ne.jp

小林文庫オーナーさま、桜さま、

貴重な情報ありがとうございます。
まず独力ではみつからない大発見です。

「現代作家傑作文庫」の5は、ある方のおかげで峯太郎が掲載されているのをお知らせいただいたのですが、1にも掲載されているとは知りませんでした。(ここで私信――あらためてお礼を申上げます。つぎの例会に持参します。)

もしよろしければ、お時間のある時にコピーをお譲りいただけないでしょうか。よろしくおねがいいたします。


No.222 (2003/03/17 08:17) title:訂正ほか
Name:

下の文章、一部削除わすれでもうしわけ
 ありませんでした。
  平山さん、現代作家傑作文庫 1
 (編著者 久慈修太郎)、八紘社杉山書店
 昭和17、5,20発行
  海を渡った女間諜、山中峯太郎
 ほか5編含む

  十三角関係、山田風太郎、光文社文庫、4刷発行
 2002,3.20、で、初版にもどされて
 いることを確認しました。1年前のことでした。
  8巻刊行前に、おこなわれたことが、帯の
 リストからわかります。また、編集部の注も
 この4刷で、5行から10行にふやされています。


No.221 (2003/03/17 07:47) title:いろいろと
Name:

十三の階段、出版芸術社、拝受いたします
 ました。ありがとうございます。
  日下三蔵氏の「解説」では、中島河太郎氏の
 日本推理小説史、第三巻,1996,東京創元社
 の中の、一部書かれていない部分や、雑誌の
 月号数が訂正されていました。注意深く、合作
 をのぞいています。

   アーネストさん、末永さんの書かれていました
 雑誌「小説奇想天外」には、
  1989,4月(8号)、6(9号)、10(10号)
  1990,2月(11号)、6(12号)
 に、連載記事、偏窟翁夜話1から5
 があります。5には、拝啓、那珂良二様
 という記事です。

  末永さん、ご指摘の通りです。意外と、岡戸さんは
 鍵をにぎるかたと思われます。
  奥木さん、杉山書店、おもしろそうです。他にも、
 山中さんの小説のうち、平山さんのリストにはないものが
 あるアンソロジーには掲載されていますね。


No.220 (2003/03/16 23:24) title:都會の奇蹟
Name:奈良泰明
Email:ykatp@kamakuranet.ne.jp

上記書の発行年月日は〔康徳十年三月五日〕です。内容はリストのとうりで土屋光司訳の日本公論社版ですね。この情報はやはり名古屋の方に以前にいただいたものです。


No.219 (2003/03/16 22:49) title:大東亞出版社 発行書籍リスト
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

そんなこと言わないで、これからこのリストを
これからどんどん
充実させてください。

私自身はしっかりHDに記憶させていただきました。

ありがとうございます。」


No.218 (2003/03/16 22:43) title:おくれましたが。
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

山中峯太郎の『辻小説集』集録作は
拝む心で撃つ
という作品らしいです。
実は私は『辻小説集』を持ってはいないのです。
ですが、小林オーナーから、表紙、目次、奥付等のコピーをいただいたまでなのです。
社団法人日本文学奉公会編
昭和18年8月18日発行
初版10.000部
定価1円40銭 特別行為税相当額10銭 合計1円50銭
著者 日本文学奉公会代表者・久米正夫
発行所 八紘社杉山書店
B6判 

詳しい内容については
あのオーナーが
きちんと対応してくれるはずです。
それは過去ログでも明らかですので。


No.217 (2003/03/16 20:49) title:大阪圭吉「著書リスト」更新しました
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.st.rim.or.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

平山雄一 さん
 「辻小説」とは、「献艦献金」の運動の一環として、日本文学報国会の会員が原稿用紙1枚の小説を執筆し、それを街頭(辻)に発表して、国民の士気を高揚しよう、というものだそうです。
 山中峯太郎は「拝む心で撃つ」という文を寄せています。

 『辻小説集』
   社団法人 日本文学報国会編
   昭和十八年八月十八日 初版発行
   定価 一円四十銭
   発行所 八紘社杉山書店

奥木 幹男 さん
 『海軍獻納愛国詩謡集』は初めて知りました。
 おそらく趣旨は『辻小説集』と同じなのでしょうね。
 最近見た目録には『銃後童話読本』(童話作家協会編)という書籍も載っていました。
 あらゆる分野の作家が、戦争に協力していた(させられていた)のでしょうね。

 古本まゆ様のご承諾を得て、「大阪圭吉ファン頁」内の「著書リスト」の『香水夫人』の項に書影を掲載しました。
 不確かな部分の多かった書誌部分も、訂正・補足しました。
 なお、創元推理文庫『銀座幽霊』に収録していただいた「作品リスト」については、訂正する部分はありませんでした。
 あわせて、最後の未見著書となった『誓ひの魚雷』についても、内容紹介を追加しました。
 大阪圭吉に関心の有る方は、ご覧下さい。
 古本まゆ様には、改めて御礼申し上げます。大変ありがとうございました。
 
 
 『香水夫人』出現について反響の有った方々には、大東亞出版社にも興味をお持ちの方が多いようなので、「大東亞出版社 発行書籍リスト」も作ってみました。
 これは、全く不完全なもので、他の方のご教示を得た部分が多く私の成果とは言えないので、一週間程度で削除するつもりです。

 URL⇒ http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/daitoua.html


No.216 (2003/03/16 19:14) title:信用金庫の広報誌
Name:須川 毅

末永さん
ご無沙汰してます。
「信用金庫の広報誌」のこと、入手方法を
教えてください。
先般、常陽銀行の関連団体の冊子で「渡辺温」の
特集があることを知り入手しました。まったく
気の許せぬ世の中ですねえ(-_-;)


No.215 (2003/03/16 13:55) title:引き続き情報お待ちしています。
Name:アーネスト
Email:ernest-79@par.odn.ne.jp

桜さま、小林文庫オーナーさま、末永昭二さま
貴重な情報ありがとうございます。

桜さま
>昭和六十二年「ふるほんや 7」p8−9
>  耶止説夫の海洋小説のこと(付)著書目録
よろしければ、該当ページのコピーでいいので、いただけませんでしょうか?
継続してかかれているかどうかも、詳しいことを
ご存知の方いらっしゃいましたら、どうかお知らせください。
日本古書通信の件についても続報、お待ちしています。

末永昭二さま
『昭和空想科学館』『日本科学小説年表』、タイトルだけは知っていましたが
制作者が末永さまだとは存じませんでした。申し訳ありません。
とても光栄です。この2著は非売品とのことですが、入手は可能なのでしょうか?
またこの2著はどのような経緯で刊行されたのでしょうか?
よろしければ教えてください。
>會津さんの他の執筆雑誌としては「imago」「奇想艦隊」「アメージングコミックス」
>「奇想天外」などがあるようです。
「imago」は分かりますが、他の3誌はそれぞれどのような雑誌なのでしょうか?
また、大まかで良いので、執筆されていた時期についても、記憶されている範囲
でいいので、お知らせくださるとありがたいです。
なんか、頼んでばかりで恐縮ですが、よろしくお願いします。
勿論、この他に何かご存知の方おりましたら、どんなささやかなことでもいいので
お知らせください。それでは。


No.214 (2003/03/16 12:24) title:目配り
Name:末永昭二
Email:ssuenaga@tt.rim.or.jp

桜様
土岐愛作について、ありがとうございました。
実は読者の方からも情報をいただいています。知名度のキャリアで考えると、岡戸武平が土岐愛作を推薦したのかと勘違いしてしまいそうになりますが、結構メジャーな作家なのかもしれません。
海音寺→八切、とつながるわけですね。

さて、最近ズボラを決め込んでいて、あまり大ネタはないのですが、たまたま立ち寄った信用金庫の広報誌に面白い記事(『大菩薩峠』の挿絵についての連載や、海野さんがらみの電波記事)を見つけたり、ケーブルテレビで放映された十蘭の「愛情会議」を見損なったり、ぼんやり「ラジオ深夜便」を聴いていたら、牧逸馬の『この太陽』のテーマ曲(便乗曲?)が流れてびっくりしたり、いろいろ目配りしてると面白い小ネタがあるものです。


No.213 (2003/03/16 10:18) title:土岐愛作
Name:

アーネストさん、日本古書通信、平成4年まで
 さかのぼりましたが、ありませんでした。
 それよりも前だったのでしょうか。

  末永さん、彷書月刊にかかれた、
 土岐愛作さんは、海音寺潮五郎主宰「文学建設」
 同人のようです。
 名古屋出身の岡戸武平の著書、恩讐かげろう斬
 昭和十七年(かげろうは漢字)、近代小説社、
 には、土岐さんの推薦で発行された、とあります。


No.212 (2003/03/16 08:27) title:辻小説集について
Name:平山雄一
Email:hirayama@parkcity.ne.jp
URL:http://page.freett.com/Shoso/index.htm

奥木さま、

はじめまして、山中峯太郎研究協会の平山と申します。
わたしは峯太郎の書誌をつくっているのですが、以前「辻小説集」に峯太郎が書いているというのを聞いたことがあります。
しかし「辻小説集」がなにかというのもわかりませんでした。
もしお持ちの本に峯太郎がありましたら、お教えいただけないでしょうか。よろしくおねがいします。


No.211 (2003/03/15 21:38) title:辻小説集との関連
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

オーナー、
当日、例の物をお持ちしますので、あのコピーの件、よろしくお願いします。

多分わたしはオーナー以上に引きこもりかも知れません。
でも、当日はがんばります。
しかしながら、酔っ払うと大馬鹿になります。
もともと大馬鹿に違いないのですけど(笑)。

大東亜出版社の件。私は一点も実見したことがないので、
興味は大きくありながら、
実際は、夢の話を聞いているようです。
でも、本当の話なのでしょうね。
戦時下の出版は奥が深い。とっても興味深いです。

かつてお世話になった辻小説集の関連について。
大本営海軍報道部編纂
『海軍獻納愛国詩謡集』
を、最近購入。
昭和18年1月28日発行。
キーワードは、口に出してうたう歌のようです。
でも楽譜は集録されていません。

書き手は何人かの有名詩人がいますが、
少なくとも探偵小説関連の人はいないようです。
ご参考になったでしょうか


No.210 (2003/03/15 16:05) title:『昭和空想科学館』
Name:末永昭二
Email:ssuenaga@tt.rim.or.jp

『昭和空想科学館』と『日本科学小説年表』については、オーナー様のデータで間違いありません。なにせ両方とも、私が制作したもので……
會津さんの他の執筆雑誌としては、「imago」「奇想艦隊」「アメージングコミックス」「奇想天外」などがあるようですが、私もよくわかりません。


No.209 (2003/03/15 12:28) title:「MYSCON4」行ってらっしゃい
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.st.rim.or.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 いよいよ、今日は「MYSCON4」。
 皆さま、もう出発されているでしょうか?
 私は、今回は欠席です。
 この時にしか逢えない方もいらっしゃるので、残念です。
 良く行くサイトに、「小林文庫」を上げてくださった方も少なくなのに、お礼もできなくて、申し訳ありません。
 皆さま、楽しんで来て下さい。
 レポートを楽しみにしています。

奥木 幹男 さん
 「SR−Monthly」入手できそうで良かったですね。
 下に書いた、大東亞出版社のリストにも注目してください。
 
 「怪の会」解散パーティーでは、よろしくお願いします。
 私は、人見知り、引きこもりの気が有るので、初対面の方には弱いのです。(笑) 宜しく、お引き回しを!
 『十三の階段』。折角のお話ですから、お持ち頂けると有り難いです。
 
 群馬県立図書館の2階は、地方図書館にしては充実していますね。私も良く利用しています。
 
小西昌幸 さん
 「竹内博講演会 三人の怪獣王」まで、あと1週間。ますます充実した講演になりそうですね。
 大成功をお祈りします。
 
 出版芸術社・原田裕社長の回顧録は、私も是非読みたいです。
 『鮎川哲也追悼集』の、編集者座談会も、山田風太郎さんの追悼も、興味深い話ばかりでした。
 昭和20〜30年代の探偵小説・推理小説界のことも、今書き残しておかないと、埋もれてしまいそうです。
 「ぜひいつかやっていただきたい」とお願いしたいです。

おどる さん
 ミステリー界の作家の訃報、続いていますね。
 私は、宮脇俊三さんが一番残念でした。
 実は、隠れ鉄道ファンで、鉄道紀行もの読者でした。殆どの著作を読んでいるはずです。
 『殺意の風景』を読んだ時は、その上手さに驚きました。
 もっと、小説も書いて欲しかった、と思っています。

アーネスト さん
 會津信吾さんの著作は、意識的にはチェックしていないので、直には思い当たりません。
 桜さんが上げていらっしゃる、非売品の著書は、書名が解りますので、書いておきます。

 『昭和空想科学館』 會津信吾 発行所・里艸 平成10年2月刊
 『日本科学小説年表』 會津信吾編 発行所・里艸 平成11年6月刊
 
 『昭和空想科学館』は持っていないので、未確認です。


No.208 (2003/03/15 12:26) title:『香水夫人』出た!売れた!驚いた!
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.st.rim.or.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

奈良泰明 さん

 何故、『香水夫人』の価格を御存知なのですか!?
 「古本まゆ」さんのHP目録では、売却済みの書籍からは、価格は削除されているのですが。
 もしかして、奈良さんが……(笑)
 
 先の投稿にも書いたように、あの日は外出していて、自宅に戻った時には、既に売りきれていました。
 なので、私は販売価格は見ていません。
 HPに掲載直後には、売りきれたようですね。
 大阪圭吉の人気の凄さは、嬉しいような、嬉しくないような…(泣笑)
 (本の珍しさ、著者の人気からして、『黒死館』や『ドグラマグラ』より高額でも、妥当だと思っています)
 
 『幽霊遠島船』、『香水夫人』は共に、名古屋の古書店から、『人間燈台』も半数以上は名古屋の古書店で販売されたようです。
 大東亞出版社の本は、これからも名古屋を注目ですね。
 耶止説夫が名古屋出身と云う事と、関係しているのでは無いか、と考えています。
 
 これも先の投稿に書いたように、古書市場に『香水夫人』が出品されたとの情報は、昨年末から頂いていたので、私にそれだけの執念と情熱があれば、手に入れる事ができたかもしれません。
 この先、時間が経てば経つほど、無理をしても手を出しておけば良かったと、後悔しそうです。(笑)
 購入したらしたで、やっぱり反省していそうですが(爆)

 幸いにも、「古本まゆ」さんのご好意で、私にとって必要な情報は確認する事ができました。
 『香水夫人』の書誌情報は、明日中に訂正・公開します。
 『香水夫人』出現記念として、非常に中途半端ですが、大東亞出版社の発行書籍リストも公開します。
 海野十三の著書は出ていないと思います。(>もぐらもち様)


No.207 (2003/03/15 10:09) title:満洲から
Name:

奈良さん
 やはり名古屋ですね、満洲からかえられた
 人が持ち込まれたということでしょうか、
  100万円
 でしたか。

  アーネストさん、以下情報をお知らせします。
 昭和六十一年 「古本屋」11冊 これには執筆なし
 昭和六十二年三月 「ふるほんや 7」p8−9
    耶止説夫の海洋小説のこと(付)著書目録 
                  會津信吾
 ということがわかりました。
  以上、おしらせまで。
 


No.206 (2003/03/14 15:53) title:「香水夫人」出た!売れた!
Name:奈良泰明
Email:ykatp@kamakuranet.ne.jp

ビックリでした。100万円で即売れたとは。それにしてもまた名古屋ですね。


No.205 (2003/03/13 07:04) title:旧所蔵者の印
Name:

訂正します。
 ふるほんや 昭和六十二年
 です。そのほかに、日本古書通信の
 短い記事ですが、1999年か、それよりも
 前に、1編、ありました。
  いずれの記事も、印象にのこるものです。

  昨年、仙花紙本、カストリ誌を入手すると、
 表紙に、
  榮
 という、まるい赤のハンコが一箇所おされて
 いるものを手に入れています。おそらく、市場に
 おおく出まわっているものと想像されます。
 旧所蔵者の印と思われますが、情報を教えて
 いただければ幸いです。よろしくおねがいします。
  それにしても、数十冊もあるので、気になります。
  


No.204 (2003/03/12 15:54) title:不明ながら
Name:

アーネストさん、會津信吾さんの仕事として
 非売品の本を所有しています。 好きな
 書き手の方です。古書情報誌として刊行
 されていた
  ふるほんや、昭和六十三年
 に書かれています。同じ書名のものがあるので
 入手するものの、異なるものでした。
  是非、書誌情報がほしいと思いながら
 入手にいたっていません。該当のものに
 継続してかかれているのか、いないのかこれも
 知りたくなります。


No.203 (2003/03/12 11:07) title:會津信吾さんの書誌
Name:アーネスト
Email:ernest-79@par.odn.ne.jp

この掲示板の話題にはふさわしくないかもしれないのですが。
最近、趣味で會津信吾さん@怪美堂主人の書誌を作成しているのですが
グーで検索してみたら、長年の謎だった「未来趣味」の詳細な目次が
あっさりと分かったり、ふらっと寄ってみた古本屋にSFアドベンチャーの
バックナンバーが大量にあったりと(もちろん、関係誌はしっかり確保しました)
嬉しいことが続いて、こんなことってあるんだな、と実感しています。

と、前置きはこれ位にしてご質問させていただきたいのですが
@SFマガジン、幻想文学、未来趣味、SFアドベンチャー、本の雑誌
 別冊宝島、別冊太陽、歴史読本
 以外で會津氏が寄稿している雑誌
A山田正紀『魔境物語』『崑崙遊撃隊』横田順彌『火星人類の逆襲』『星影の伝説』
 『ソロモン王の洞窟』蘭郁二郎『火星の魔術師』
 以外に會津氏が解説を担当されている本
この2点についてご存知の方、どなたかご教示ください。よろしくお願いします。
本来なら、直接ご本人にお聞きすればよろしいのですが
なんとなく面映いので、こちらでご質問させていただきます。もし、不適当な
話題なら削除してもかまいません。それでは。


No.202 (2003/03/12 07:16) title:親子対談
Name:

古書店で、かもめ書房の、ホテル紅館(大下
 宇陀児)をみすごして、熊谷書房の方を
 購入。
  次に、と思うと、これは次がない見本でした。
 やはり、売れていました。
  気になるのが、昭和22年4月であったこと、
 案の定、喜国さんの書影では、3月。
  
  新刊で、挿絵画家・中一弥、中一弥、2003
 二月、集英社新書。資料協力 末永昭二、と
 目次にあります。
  青春と読書 三月号、 には親子対談。

 小西さん、原田さんの回顧録、中さんのような
 スタイルでもいいですね。
  


No.201 (2003/03/11 23:47) title:出版芸術社・原田裕さんからの電話
Name:徳島 小西昌幸
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp
URL:http://www.infoeddy.ne.jp/kitajima/hole/event/20033_2.html

■小西です。今朝、職場に出版芸術社の原田裕社長からお電話をいただきました。原田さんには毎月「創世ホール通信」をお送りしているのですが、その3月号が届いたことでご連絡をいただいたのでした。用件は、講演会場で販売する書籍資料にふしぎ文学館シリーズの香山滋『月ぞ悪魔』と『怪獣大戦争 怪獣小説全集2』も入れたらどうかということでした。
■ゴジラ原作が収録されている『怪獣総進撃 怪獣小説全集1』は既に販売決定しており手配済みなのですが、せっかくの原田さんじきじきのお電話でしたから、2冊も追加で販売することにしました。
■私は絶好の機会とばかりに、「原田さんも柴野さんの『塵も積もれば』のような本をお出しになったらいかがですか。私はぜひ読みたいのです」と提案しました。原田さんは笑って、自分は編集者の回顧録は趣味ではない、という趣旨のことをおっしゃいました。私は「でも原田さんは、山田風太郎さんの追悼の際には必ずお呼びがかかっておられたし、貴重な生き証人なので、ぜひいつかやってください」とお願いした次第です。
■《怪獣小説全集》は各本体1262円、『月ぞ悪魔』は本体1456円で非常にお手ごろ価格なので、未読の方は要チェックです。


No.200 (2003/03/11 22:42) title:作家の訃報
Name:おどる

ちょっと遅れた話題ですが、このところ、生島治郎、宮脇俊三、シャプリゾなど、作家の訃報が続きます。個人的には黒岩重吾が亡くなったのは寂しく思いました。
松本清張は大好きな作家なのですが、社会派推理小説に分類されるほかの作家の作品は、あまり馴染みがありませんでした。大学生の頃、水上勉の純文学作品にはまったことはありましたが。
黒岩重吾の推理小説は最近まで一作も読んでいませんでした。古代史シリーズは何作か読んでいましたが、古代の人物を見てきたように描く作風に、同じ「近代説話」出身の司馬遼太郎と比較すると違和感を感じてました。
しかし、最近、短編を続けて読む機会があり、意外に面白い小説であることに驚きました。歴史小説、現代小説まで幅広く、骨太の作品を生み出したのは驚異であると思います。自分のなかでは、推理小説の枠にとどまらない活躍をした巨人として、松本清張、山田風太郎に並ぶ位置を占めている作家です。ご冥福をお祈りします。


No.199 (2003/03/11 22:30) title:実は怪獣は好きなのです、
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

徳島 北島町立図書館・創世ホール 企画広報担当 小西昌幸 さま。


No.198 (2003/03/11 08:37) title:ご支援感謝します
Name:徳島 北島町立図書館・創世ホール 企画広報担当 小西昌幸
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp
URL:http://www.infoeddy.ne.jp/kitajima/hole/bunka/200303.html

■くにもも・さくら様、ご支援本当にありがとうございます。竹内さんの講演会の当日パンフレットは、今日版下を仕上げます。せっかくたくさんの写真を使用するので、すべて極力大きく処理し、殆どメモ欄の余白がないという異例の講演会資料になります。小林オーナー様には、後日お送りします。
■『大伴昌司コレクション』は、会場販売用で5部取り寄せるよう手配したのですが、書店さんのお話では版元在庫の関係で3部のみの入荷ということです。ということは、もしかしたら、北島町で完売したら版元品切れになるのかも知れませんです。もちろん大きな書店で、周辺文化(サブ・カルチャー)物に強いお店には店頭在庫があると思いますが。
■大伴さんの遺品資料(ウルトラマン台本等)やら講演会関係の書籍資料を展示したガラス・ケースは、1階の図書館カウンター前のスペースにあるので、開演前にでもご覧になってください。館内の状差しには、「創世ホール通信」のバック・ナンバーもドカッと常備しています。無料なのでぜひ物色なさってください。創世ホールはその建物の3階です。書籍資料類の販売+サイン会は3階ロビーで行ないます。


No.197 (2003/03/11 07:15) title:足を運ぶ
Name:

 とりあえず調べてみるということで、徳間
 文庫の、新刊、お役者文七捕物暦 謎の紅蝙蝠
 2003,3月。解説によれば、
 狒々の女、江戸の陰獣、恐怖の雪だるま(略)
 単行本化されたことがない。

  とりあえず見てみると,
 うしろの二作品は、佐七ものに改稿、春陽文庫
 収録、はじめのはなし
  ということで、この新刊で終了せざるをえない
 のでしょうか。

  小林さん、まさか、名古屋まで足を運ばれた
 のでしょうか。書影を新しくするということは。


No.196 (2003/03/11 00:13) title:楽しみにしています。
Name:くにもも・さくら
URL:http://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Ink/8578/

>小西昌幸さま

3/23の徳島までの切符を購入いたしました。
これでよほどの事がない限り聴講することができます♪
竹内さまの講演だけでも素晴らしいのに、夢のような展示品の数々。
ロビーに流れる伊福部先生の楽曲……マーチに聞きほれて忘我していると思います、わたし(笑)。

『写真集 特技監督・円谷英二』と『大伴昌司コレクション』は欲しいけど高価すぎて(たしか10000円と6000円)手が出ません。口惜しい。


No.195 (2003/03/10 22:53) title:十蘭から
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

オーナーとSR会のみなさま。

オーナーを始め、SRの会のやよいさま、東京編集長さま、
そこをへて、

本部編集長に
ようやくたどりつきました。

それで『十蘭特集』をようやく手に入れられることになりました。
皆さま、ありがとうございました。

事務局のKさま。
電話でお話ししただけですが、
宮野叢子
渡辺啓助
小栗虫太郎
東方新書
あまとのりあ新書とアンソロジー

そんな話しをさせていただきました。
満喫満喫。

また、
オーナー。春陽堂の『十三の階段』。
あの日にお持ちしま
しょうか。
いつでも、お返しいただければ、結構です。


No.194 (2003/03/10 07:33) title:緑版解説目録
Name:

小林さん、このところ、名古屋で出現、という
 ことが続いていますね、大東亜出版社刊行物。
  昭和十八年、と言う年、実に多くの出版物が
 かの地ででていたことを知り、驚かされます。
  加納一朗さんの証言は間違いなかったという 
 ことでしょうか。

  遅れ馳せながら、ハヤカワ・ミステリ、2002版
 入手(緑版)。書店員の方は、昨年は、入荷しないので、
 頼んで二冊、そののこりの1冊、という。

  均一本、南條範夫監修、歴史ミステリィ、山田風太郎
 (剣鬼と遊女)、ほか六名の6篇。昭和45、新風出版社


No.193 (2003/03/09 23:55) title:怪の会最終パーティー
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

私とて最近は例会員の方々を存じ上げない地方会員です。
でも、
例会員の方々は話しずらい人はいません。

オーナー
大丈夫ですよ。

私もオーナーと会うことを楽しみにしていますし。

また、怪の会にかかわった方。
一応の最後になりますので、どうぞ、お集まりください。
待っていますよ。


No.192 (削除済)
No.191 (2003/03/09 23:26) title:梅の枝が春を呼びます
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

県立図書館の『B』合本。ううむ。
私が訪ねたときにはなかったようです。
でも、見て見たい。次の課題にします。

二番目に珍しい乱歩の『犯罪幻想』とは、棟方志巧の手刷版画のある200部本ではなく、800部本のもののようです。
あれ、もしかしたら200部本だったっけ。
かつて十数年前閲覧したとき、
誰か、切り取ったら大変と思った覚えがあります。
オーナー、よかったら、再確認、お願いします。

また、講談社『大衆文学大系・別冊』もここの二階にありますので、
興味のある方はお訪ねください。


No.190 (2003/03/09 12:01) title:追加
Name:小林文庫オーナー
URL:http://www2.starcat.ne.jp/~mayu/index.htm

 「古本まゆ」さんのHPは、

 URL http://www2.starcat.ne.jp/~mayu/index.htm です。

 (上の URL をクリック!)


No.189 (2003/03/09 11:59) title:緊急特報 『香水夫人』出現!!!!!
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.st.rim.or.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/


 名古屋の古書店「古本まゆ」さんのHP内「書影展示室」に、大阪圭吉の幻の著書『香水夫人』が掲載されました。
 私自身は確認する間も無く、瞬時に注文が入ったようです。
 書影は、現在も「古本まゆ」さんのHPで見る事ができます。

 実は昨年末、古書市場に『香水夫人』が出品された、との情報が有り、沢山の方から、情報を提供していただきました。
 私としては、どこかで売りに出されないかと、待っていただけ(チョット裏で動きましたが:笑)ですが、最終的に「古本まゆ」さんのもとに納まる事になったようです。

 幸いにも、「古本まゆ」さんのご配慮で、書誌情報をご教示して頂きました。
 (私に「購入しませんか」とオファーが有った訳では有りません)
 創元推理文庫「作品リスト」に載せた書誌情報は、基本的には間違っていなかった事も確認でき、安心しました。

 執念、情熱、資金力、決断力…、総てが足りなかったので、購入することは出来ませんでしたが、それは仕方ないですね。
 何はともあれ、「古本まゆ」様をはじめ、ご好意をいただいた皆様のお陰で、大阪圭吉の戦前の著書は、発売された事を確認できない1冊を除き、総て閲覧、確認する事ができました。
 書誌の不備も、埋める事が出来ました。
 ご好意、ご尽力いただいた皆様に、改めて御礼申し上げます。
 本当に、ありがとうございました。

 「大阪圭吉著作リスト」は、近日中に改定する予定です。
 他の著書についても、書影をもう少し鮮明なものに差し替え、異装版や再版の情報も追加して行くつもりです。
 更新の際は、本掲示板でご連絡します。


No.188 (2003/03/09 11:03) title:解散パーティ
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.st.rim.or.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

奥木 幹男 様

 「怪の会」解散パーティ、出席させていただきます。
 会員(怪員)とは言いながら、会員としての活動は全く行なった事が無く、解散パーティー出席が初めての活動となる不良会員で、内心忸怩たる者があります。
 知合いも殆どいないので、当日はよろしくお願い致します。

 渋川市立図書館にも、一度行って見ます。
 県立図書館の「B」は、閲覧した事があります。
 その時は、合本製本されて、開架展示されていました。
 『犯罪幻想』の二番目に珍しい本、とは?
 県立図書館には、時々出かけるので、今度請求してみましょう。

 遅くなりましたが、「日本探偵作家クラブ関西支部会報」の「ハガキ・アンケート」について、記しておきます。

  「日本探偵作家クラブ関西支部会報」
   第67号(関西探偵作家クラブ会報より通号144号)昭和36年12月1日発行

  「ハガキ・アンケート」
  《レジャー・ブームの折柄変った御趣味と、その楽しさを、お知らせ下さい。》
  回答者によっては、標題がついているものも有りますが、渡辺啓助の回答には標題は有りません。
  『目下の所は「安楽椅子の旅行(アームチェア トラベリング)」に…」云々、とゆう内容でした。
  解散パーティの際に、コピーをお持ちしますね。


No.187 (2003/03/09 10:06) title:新刊購入
Name:

小西さんが紹介された、竹内さん。香山さんの
 掲載雑誌、880冊。一度、書影つきでまとめて
 いただければ、と思います。

  新刊で、購入。
 十三の階段、山田風太郎、出版芸術社、2003,2月
 竜王氏の不吉な旅、鮎川哲也、出版芸術社、2003,2月

 古書ではなく、新刊を購入する日が続いています。
 


No.186 (2003/03/09 01:34) title:鴉白書
Name:大塚俊一

標題の本のあとがきで、奥木さんへの渡辺啓助氏からの賛辞を拝見しました。
渡辺氏ご自身からの寄贈本で、恐らく雪谷あたりから直々来られていたのでしょうか。ご生前に図書館でお目にかかりたかったものです。(そういえば、菩提寺もギャラリーも私の勤務先のすぐ近くです) 


No.185 (2003/03/08 22:54) title:3月23日(日) 「怪の会」解散パーティ
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

3月23日(日) 「怪の会」解散パーティ、で、
小林オーナーとお初にお目にかかれるようです。
楽しみにしております。

また、「怪の怪」に少しでもかかわった方々、
当日、お集まりください。
まっております。

くわしくは
http://www3.wind.ne.jp/kobashin/cgi-bin/nagaya/nagaya.cgi?room=052
まで。
どうぞ。


No.184 (2003/03/08 15:19) title:「創世ホール通信/文化ジャーナル」3月号
Name:徳島 小西昌幸(北島町立図書館・創世ホール企画広報担当)
URL:http://www.infoeddy.ne.jp/kitajima/hole/bunka/200303.html

■徳島の小西です。たびたびおじゃましてすみません。下の書き込みでお知らせした「文化ジャーナル」3月号が北島町のホームページに3月8日午後1時過ぎにアップされました。関心ある方は「URL」を覗いてみてください。一部丸付き数字が文字化けして、ヘンなことになっていますが、お許しください。
■下に書いた、円谷英二、香山滋、本多猪四郎、田中友幸たちが一緒に写っている写真のキャプションをつける必要があって、竹内さんに撮影時期や場所について電話で今朝お聞きしました。東宝の特撮映画「地球防衛軍」の打ち合わせの際の写真だそうで、場所は渋谷の旅館、撮影時期は1957年のお正月とのことでした。すらすらとよどみなく回答が返ってくるので、頭がすっかりボケてきている私は本当にびっくりしました。ううむ、凄いです。それでは失礼いたします。


No.183 (2003/03/08 08:56) title:迫ってきました、竹内博氏講演会「3人の怪獣王」
Name:海野十三の会 徳島 小西昌幸(北島町立図書館・創世ホール企画広報担当)
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp
URL:http://www.topics.or.jp/News/news2003022309.html

■徳島の小西です。3・23竹内博氏講演会「3人の怪獣王〜円谷英二、香山滋、大伴昌司」(北島町立図書館・創世ホール 電話088・698・1100)まであと2週間。仕事もいっぱいたまって、あえいでいます。数日以内に、当日パンフレットの版下を印刷所に入稿しないといけません。パンフレットはA4サイズ6頁・縦組みで行きます。昨日没頭して作業しましたので、ほぼメドはつきました。香山滋、円谷英二、田中友幸、本多猪四郎などが一緒に写っている貴重写真などを掲載します。講演会には、池田憲章氏のほか、「新青年」研究会の八本正幸氏も駆けつけてくださいます。涙が出るような思いです。
■2月23日付けの「徳島新聞」地方面に、講演会に関連した下記のような記事が掲載されましたのでお知らせします。

大伴(SF研究家)の遺品/母親が27点寄贈
「ウルトラマン」の図解や台本/来月の講演会機に/北島町立図書館

 北島町新喜来の町立図書館・創世ホールがSF研究家でフリーの編集者として活躍した大伴昌司(1936−73年、東京都出身)を紹介する講演会を開くのを記念し、遺品やゆかりの書籍など27点が母親の四至本アイさん(92)から寄贈された。大伴が構成したテレビ「ウルトラマン」の図解本など、現在入手困難な物も多く、業績を知る貴重な資料になりそうだ。
 大伴は本名・四至本豊治。日本SF作家クラブ事務局長も務め、少年マガジン(講談社)など少年誌の巻頭グラビア構成を数多く手掛けてSFや科学技術、美術などを独自の視点で紹介。斬新なレイアウトは現在でも高く評価されている。

 寄贈されたのは、大伴が解説した「怪獣大図鑑」(六六年、朝日ソノラマ)など幼児向けで現存している物が少ない図鑑など四冊と、ウルトラセブンなどの台本六作品。台本は執筆資料に使ったとみられ、希少価値が高い。さらに大伴が編集した「世界SF名作集」(六九年、毎日新聞社)なども含まれている。

 講演会は来月二十三日で、特撮映画研究家の竹内博さん(47)=東京都=が大伴らの業績を紹介することになっている。寄贈の話は、同町の小西昌幸主査が昨年十二月、講演会開催について遺族の了承を得るためアイさんに電話連絡した際、喜んだアイさんから「図書館に置いてもらえれば」と申し出があった。一月中旬と二月十三日の二回に分けて届けられた。

 同ホールは、寄贈された資料を来月一日から講演会当日まで展示し、その後、一部は貸し出しも行う。小西さんは「アイさんの好意に報いるためにも講演会を成功させたい」と話している。【2003年2月23日「徳島新聞」地方面】

■この記事は、徳島新聞社松茂支局の若い記者の方が書いてくださいました。「徳島新聞」のホームページには資料写真も掲載されています。関心ある方は、URLをクリックしてみてください。画像に写っているようなものはあまりに貴重なのでもちろん貸し出しはいたしません。東京創元社の小浜徹也さん(ご実家は小西の町の隣町=徳島県藍住町)からはわざわざお電話をいただき、『世界SF名作集』も非常に珍しいものなので気をつけるようにとご助言を頂戴しました。アイさんからいただいた資料には、いんなあとりっぷ社の『SF作家オモロ大放談』などもあったので、貸し出し用はその種のものになります。この次上京するときは、竹内さんにお願いして、四至本アイさん宅を訪問し一言お礼のごあいさつを述べさせていただくつもりでいます。
■掲示板をお読みの皆さん、四国近辺のお友達で、怪獣愛好家や香山滋愛好家をご存じであればぜひ、この催しのことを推薦してやってください。電話で気軽に創世ホール・小西までお問合せ下さい。
■講演会の始まる前と終了後には、会場内とロビーに伊福部音楽を鳴り響かせます。竹内さんと池田さんのサイン会もやります。ロビーで販売する書籍資料は11種類。詳細は「創世ホール通信/文化ジャーナル」3月号に書きました。そろそろ北島町のホームページでも読めるようになるはずです。アップされたら、またお知らせします。おじゃましました。


No.182 (2003/03/07 07:43) title:ああ図録
Name:

古本を入手していない二ヶ月。その虫が
 うずかない日が続いています。
  奥木さん、出帆社版はゾッキで購入
 しています。

  別冊シャレード72号、太田忠司特集
            2003、1月
  別冊シャレード73号、氷川透特集
            2003、3月
 を拝受。
  続いて、おもわず購入。
   「ポパイ」の時代、2002、10月
   「写真時代」の時代、2002、12月
   二冊には、特集の内容、と総目次付
  さらに、三冊目がようやくでて、
    その、日影丈吉全集、を購入。

 気になるのが、図録。乱歩展で販売されていた
 ことがわかり、入手したくなります。二月に
 おわったのですね。
  ジュンク堂にはないようでした。


No.181 (2003/03/06 23:12) title:県内図書館の事
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

オーナー

渋川市立図書館には科学小説第一号が確かにあります。
閉架です。
昭和30年代の単行本も何冊があったようです。

また、幻の誌紙『B』も数冊あり、それは県立図書館のリストにもあるのですが、
なぜか、リクエストしても出で来ないようです。

それとは別に
県立図書館では、
あの貴重な乱歩の東京創元社の犯罪幻想の、二番目に珍しい本が借り出せる
そうです。
10年前の情報ですが、本当です。


No.180 (2003/03/06 23:00) title:大坪砂男全集
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

大塚さん

大坪砂男全集には元版である薔薇十字社版と、紙型流用である
出帆社版の二つがあるようです。
前者はオリジナル元版で、ハードカバー貼箱帯付です。
後者はソフトカバー帯付きです。

薔薇十字社のものは昔から珍しく
それに対して、
出帆社版はかつてゾッキ本として一冊数百円で流通していました。

薔薇十字社版と出帆社の違いが、少なくとも
古書書価に反映されているのかも知れません。

まあ、ネットの古書価情報の不確実なものをそのまま
反映させている古本屋もあって、時に戸惑うこともあります。
講談社の書下し探偵小説全集の一冊を、
やっとでましたとの惹句で、
万単位の故書価をつけている本屋がわが県内にあります。

それはやっぱり何だか。

やはり、
皆さんそれぞれの、自分の経験が大切なのかも知れません。

もちろん私も昔は随分とヘンなモノを掴まされたこともあります。


No.179 (2003/03/06 07:36) title:函なし揃い
Name:

購書日記にあらわれていた、日本の
 ルパンシリーズ。手元の資料では、
 かなりあるようです。戦後にかぎると、

 利根屋書店では、五冊
  侠盗龍伯、妖怪無電、白狼対龍伯、怪侠魔人
  紅手袋
 同星出版社では、二冊
  名刑事と怪盗、笑いの仮面
 新文社では、一冊
  狂ふ毒針

 など、確認されています。

  大塚さん、以前、小酒井不木全集、
 函なし、そろいで、しかし月報が
 付いて、1.2万、出て直ぐ、売切れ、
 というようなものも記憶しています。


No.178 (2003/03/05 07:25) title:全点半額
Name:

古書店に定期的に行くということで
 何かめあてのものが入手できますが、
 時には時間をずらしていくと大物が
 つれることが経験上ありました。
  三月末でなくなる古書店があり
 (他の地区からの支店でしたので
 そこにもどるようです)、全点半額、
 文庫すべて百円でした。

  大塚さん、全集、そろうと高くなり
 ますね。

  新刊で、未読王購書日記、を購入。
 実際にでていたんだ、といくつかの本を
 確認できました。


No.177 (2003/03/04 23:17) title:古本情報
Name:大塚俊一
Email:qwe@mse.biglobe.ne.jp

>アーネスト様
私も少し読んだものをもとに書いただけで、生半可です。

ところで、
>『大坪砂男全集
以前から疑問に思っていたのですが、バラだと3千円くらいなのに、揃いだと、
その10倍くらいになってしまうのは、どうしてなのでしょうか。
(1冊が3千円で、もう1冊が2万7千円なのか?)
2冊全集なのに。


No.176 (2003/03/04 21:24) title:講談雑誌の島田一男
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

やよいさま。

>1.「講談雑誌」昭和26年4月号に作品が掲載されているようです。渋谷東急の古書市>にあったのですが、厳重にビニール包装されていて中が確認できませんでした。

先々月のお書き込みですが、すでに解決なされたでしょうか。
まだなら、該当誌がありましたので書いておきます。
『恋の隠し戸』
御朱印銀次捕物帳の第二番手柄
だそうです。
作品末には(第二話・終)とあります。


No.175 (2003/03/04 11:50) title:古本情報
Name:アーネスト

大塚俊一さま
>詩人としてはポーの焼き直しに近いものがあり、おそらく生前から時代には
>逆行していたものと思われます(本人も承知の上で)。
すいません。詩には全然興味はないもので、生半可はやけどのもとですね(冷汗)。

さて、地域限定の古本情報です。ご存知の方はとっくにご存知かと思うのですが
京成線本八幡駅(千葉県市川市)駅前りぶろ3回内の書店ダイセイコー市川店では
「絶版・品切れ文庫フェア」なる棚を置いてまして、先日たまたまそれをみつけ
のぞいてみましたら江戸川乱歩推理文庫版の『孤島の鬼』とか現代教養文庫版の『昆虫図』
『人形師たちの夜』(講談社文庫)『非常階段』(徳間文庫)『コンスタンチノープル』(中公文庫)
アンソロジーでは『日本ミステリーベスト集成』(1巻欠)鮎川哲也編のトラベル・ミステリー・シリーズ(全巻そろい、いずれもバラ)
などがあり、かなり購買欲をそそられたのですが、いかんせんどれも1280円
の値がついてたので、無職で金欠の当方、泣く泣く一冊も買えずにその場を後にしたのでした。
(気分はもう「さらば、地球よ!」)
ついでに、駅の階段を降りて、右に曲がってすぐの通りに面した山本書店はミステリー
専門の古書店ではないのですが、時々すごい掘り出し物があります。
たとえば以前『大坪砂男全集』『現代の推理小説』のそろいをセットで売っていたのを
みかけたことがあります。今なら幻影城の初期の号2,3冊や探偵小説名作全集版の『木々高太郎集』
などがあると思いますので、付近にお住まいの方は寄ってみてはいかがでしょうか?

それと今過去ログを読んでいましたら『孤島の鬼』の蓑浦君の名前が話題になって
いましたので、ものすごく古い話題で申し訳ありませんが、その件に関して
皆様が触れていらっしゃらない(と思われる)ネタをひとつ。
橋本治の乱歩評論「孤島の小林少年」(初出は『ユリイカ』の乱歩特集号、その後
大幅加筆されて『問題発言』『文学たちよ!』収録)では、『孤島の鬼』が分析の
中心になっているのですが、この文章では蓑浦くんに名前がないことの意味が非常に
重要な分析対象となっています。失礼ですが、オーナー様が提出された「正解」
の、少なくとも10倍は面白い結論が出されていますので未読の方はぜひ読んで
みてください。ただし、本篇を読む前にこれを読んで「あ〜もう、なんかこれだけ
で満腹だから、本篇は別に読まなくてもいいや」ってな状態になっても
(何を隠そう、今の私がそういう状態です―爆)当方は何の責任ももてませんのでそのつもりで。


No.174 (2003/03/04 07:44) title:作品目録
Name:

 郵便物の整理をしていますと、
 松本清張作品目録篇、平井隆一編著
 2002,12月(定価7千円)
 がありました。どうやら、前回の1996年
 の作品目録、を購入していれば、無料で
 入手、ということのようです。

  奥木さん、理由がわかりました。ありがとう
 ございます。見開きには発行日はありませんが、
 奥付にかわるものがありました。
  前の所有者は、服部さんと言う方で、宇宙塵
 同人、そのレシートが添付されていました。


No.173 (2003/03/03 22:49) title:科学小説
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

桜さん
こちらこそよろしくお願いします。 

科学小説誌に奥付、つまり発行年月日かないということ。
これは、この科学小説誌が、一般読者にたいして発行されたのではなく、
《「これは新形式の展示誌である」とゴチック体で書かれ、続けて《雑誌・演劇・ラジオ・テレビ等の/需要に供するためのサンプルだ。/便宜上活字化した生原稿の展示市だ。/われわれはこれを市販しない。/新しいロマンを盛った「科学小説」二百五十部  /この展示誌をジャーナリズム関係者のデスクに/いま、お届けする。/積極的に、生原稿としてこの展示誌を/利用されることを望んでやまない》と新鮮な宣言が書かれている。これは新形式の展示誌である。》(引用は渡辺啓助の部屋から)
ということです。
主旨がこういうことらしく。展示誌という正確ですので、
あえて発行年月日を記さなかったのでしょう。
携わった方々は、これを雑誌とは考えていなかったと思います


No.172 (2003/03/03 08:05) title:新刊
Name:

小林さん、
  科学小説、所有のものには奥付が
 なかった(ことを思い出しました)

 奥木さん、今後、よろしくおねがいします。

  新刊で、歴史読本全558冊総目録、新人物往来社
 を購入。


No.171 (2003/03/02 21:50) title:ありがとうございます
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm


オーナー

SRさんの十蘭については、このゲストブックのやよいさんから、
入手先についてのご連絡をいただき、
関東編集長の方に、入手したい旨、メールで連絡した次第です。
朗報をいただけると嬉しいな。
このサイトがあってこその素早い反応。嬉しいです。

「日本探偵作家クラブ関西支部会報」の渡辺啓助の件。
初耳です。
できたら、渡辺啓助の部屋に反映させていただきたいので、
よろしくお願いします。
やはり、ハガキ・アンケートの題名は、みんな同じで
《レジャー・ブームの折柄変わった御趣味と、その楽しさを、お知らせ下さい。》
といったものなのでしょうか。
繰り返しになりますが、ご確認お願いします。


No.170 (2003/03/02 20:09) title:今年もよろしくお願い致します
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.st.rim.or.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

桜 さん
 お帰りなさいませ。
 これからもまた、よろしくお願い致します。

奥木 さん
 渋川市立図書館にも「科学小説」があるのですか!
 一度行ってみないといけないですね。

 「SR Monthly」の「久生十蘭特集」について補足しておきます。
 No.325 2002年11月号が「特集・久生十蘭」。
 諸氏の評論のほか、沢田安史さん編の「久生十蘭書誌」が掲載されています。
 過去の研究をふまえ、沢田さんの調査・猟渉を加えた、非常に充実した書誌です。
 十蘭の満洲本について言及したのは、初めてではないでしょうか?
 最新号 No.326 2003年01月号 に補遺が掲載されています。(神楽坂さんに教えていただいた記事です)

 必要なら、私がコピーしてお送りしますが、まずはSRの会に問い合わせてはいかがでしょうか?
 SRの会 ホームページ(仮) http://page.freett.com/LeoBruce/SRHP.htm
 をご参考下さい。
 コピーが必要な場合は、あらためてご連絡下さい。

 「十蘭名の顎十郎のデビューが内地でなく満州であった」というのは、末永さんにご教示(指摘)いただいたものです。
 満洲で出版された久生十蘭の著書、大東亞出版社の発行書籍については、大阪圭吉の著書について調べている中で、付随的に興味を持ったもので、本格的に調査をしたわけでは無いです。
 大東亞出版社の発行書籍についてはリストを作っていますが、まだまだ調査不足です。
 久生十蘭については沢田さんが、耶止説夫と大東亞出版社については若狭邦男さんが、既に発表を始めていらっしゃるので、お二人の研究・発表を待ちたいと思います。
 私が得た資料は、お二人にもお送りしています。

 話題は変わって、
 「日本探偵作家クラブ関西支部会報」を読んでいると、渡辺啓助のアンケートが有りました。
    通号 No.144(昭和36年12月)
     「ハガキ・アンケート」 渡辺啓助 ほか
     《レジャー・ブームの折柄変わった御趣味と、その楽しさを、お知らせ下さい。》
 御存知かとは思いますが、念のため記しておきます。


No.169 (2003/03/02 09:46) title:今年
Name:

お久しぶりです。
 ソウルから帰りました。2ヶ月あまり
 ごぶさたしていました。

  いわいさん、拝受しています。
 ありがとうございました。

 皆様、今年もよろしくおねがいします。


No.168 (2003/03/01 21:02) title:ごめんなさい。オーナー。
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

またまた二重投稿をしてしまいました。
削除、お願いします。


No.167 (2003/03/01 21:00) title:SRの会の久生十蘭
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

SRの会さま、今まで存じあげませんでした。
申し訳ありません。
ですが、
最近とみに話題になっている久生十蘭の資料。
これは是非とも欲しいと思いました。
非会員でも入手できるのでしょうか。
入手方法をご存じの方。その方法をお願いします。


No.166 (削除済)
No.165 (2003/03/01 20:37) title:科学小説
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

大塚さん
オーナー

科学小説について書くのを忘れていました。
ごめんなさい。
確かに発行は二号までです。
第一号、馬込図書館にもありましたか。
啓助先生が戦前に教鞭をとった、また、
戦中から疎開なさっていた群馬県渋川の市立図書館にも第一号はあります。
私の手元にあるコピー製本の第一号はその市立図書館が原本です。
図書館スタッフが全部のコピーはマズイといったものの、
どうにか頼み込んでコピーさせてもらったおぼえがあります。

第二号は、
実はこれが困った本なのです。
内容が困った代物といった意味ではもちろんありません。
表紙に特殊な金属箔を使用しているらしく、
刊行当時はもの珍しいことからも話題を呼んだようですが、
これが時間が立つと腐食しボロボロになってしまったようです。
啓助先生所蔵の一冊から十年以上も前にコピーさせていただきましたけど、
その当時ですら、表紙の三分の一は欠落し、残った部分も手脂で腐食し、
もともとのものを推量ることはできませんでした。
そういった意味で困った本なのです。
ですから、第二号はそういった意味で珍しい本だと考えられます。

オーナー
満州の久生十蘭。オーナーがこれまでいろいろと探索なさってもなお、
大変らしいのですから、全貌は闇の中であってもそういわれて、
何も言えません。
これからのご研究の成果をお知らせください。
十蘭名の顎十郎のデビューが内地でなく満州であったとの考察は
とっても鋭いです。ハッとしました。

もうひとつ
初刊『キャラコさん』(博文館)には、新青年掲載の最終回が集録されていません。
最終回だけ一遍のみが、当時、単行本に漏れているようです。
と、いうことは、
新青年『キャラコさん』は、もっと続けて掲載される予定があったのでしょうか。
ご存じの方、よろしくお願いします


No.164 (2003/03/01 11:00) title:有難う御座いました
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 奥木様

  早速のレス本当に有難う御座いました。私のように久生十蘭は少しの
  作品しか読んでいなくて根が浅い、それでいて妙なところが気になって
  くるという人間には大変参考になります。
  薔薇十字社の更に前からのいきさつがあったんですね。

  >薔薇十字社版の中井英夫による解説には
  >大道書房版のことが記されています。

  沖積舎版の川村湊さんの解説にも、簡単でいいから薔薇十字社版の
  事が触れられていればスッキリした気分にはなりますね。


No.163 (2003/03/01 01:59) title:満洲本の世界は闇
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.st.rim.or.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

神楽坂 さん

 『幽霊遠島船』の情報ご提供、ありがとうございます。
 
 私も「SRの会」会員のため、その記事は拝見しています。
 顎十郎捕物帖で初出誌不明の作品も含まれているので、初出誌調査の大きな資料になる、また、既に戦前に顎十郎捕物帖を久生十蘭名義で出版していた、という重要な発見だと思います。
 実は、縁があってその本は拝見させて頂いています。

 今回は、偶々知っていましたが、知らない事、気付いていない事が多い、管理人です。
 これからも、お気づきの点をお教え下さい。

 久生十蘭と満洲本といえば、先日教えていただいたHP「稀覯本の世界」などで、最近話題になっています。

  HP「DAS KABINETT DES DR YAMANAKA」の掲示板「月下の宿帳」
    ⇒  http://525.teacup.com/takeshi/bbs
   の、 2月23日ころから、話題が始まり
 HP「稀覯本の世界」の掲示板「Salon De 書痴」 
    ⇒  http://8504.teacup.com/mon_caprice/bbs
   にも、2月25日ころより話題が繋がっています。

 そこでも『幽霊遠島船』が話題になると共に、もう一冊『紫鬼』という久生十蘭の著書の名前が登場しています。
 大東亞出版社の書籍については少し調べていますが、全く初めて聞くものです。
 信頼できる情報だと思いますが、満洲本の世界は奥が深い。
 と言うより、(私は)暗闇の中を手探りで歩いて言うようなものですね。

 なお、大東亞出版社の本は、近々別の本を見せていただけそうです。
 私にとっては、大ニュースです。 また後日ご報告します。

 城昌幸の話題は、ちょっと入って行けません。
 あまりに、作品を読んでいないので。(汗)

大塚俊一 さん
> 4.「科学小説」の創刊号のみ、稲垣足穂の棚にある(2号以降は出ていないのか?)

 「科学小説」が棚に有るというのは凄い。
 2号以降は…、という件は奥木さんよりご回答頂けるかと思っていました。
 
 奥木さんのHPには「科学小説」の内容紹介がありますが、結局2号まで発行されたようです。
 1号は250部発行、と紹介されています。
 
 実は、この第1号は希望者には無料で配布したようです。
 その頃、応募していれば……(笑)
 たまたま、最近読み返していた「日本探偵作家クラブ関西支部会報」昭和32年11月に
 「空想科学小説の同人雑誌「科学小説」が発刊されました。入手希望者は渡辺啓助氏まで申し込まれれば同氏より無料進呈の由です。」
 と有りました。


No.162 (2003/02/28 20:59) title:幽霊遠島船
Name:神楽坂

オーナー様
はじめまして。いつも興味深く拝見させていただいております。
もうご存知かもしれませんが、SRマンスリーの最新号2003-1に、久生十蘭「幽霊遠島船」(大東亜出版)のことが触れられていますね。ちなみに

発行S18年8月5日、収録作品は、

幽霊遠島船、鎌いたちの謎、威臨丸騒動、千賀春の死、金座凧合戦、氷献上騒動、酒屋姫君、猫目の男

ということです。


No.161 (2003/02/28 20:15) title:三冊の「紀ノ上一族」
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

岩堀さま

改めて書庫から三冊の『紀ノ上一族』を引っ張りだしてみました。
岩堀さまが話題になさった沖積社版と、没後最初にまとめられた薔薇十字社版、それと生前のS18年に不完全なかたちで刊行されている大道書房版です。
大道書房とは、かつてここ小林文庫の過去ログでも話題になった
某巨大新興宗教の創始者が代表をつとめていた出版社です。

岩堀さまのご質問にお答えしますと、沖積社版にある《編集部の判断》とは薔薇十字社からの流用のようです。

本自体の版は新組みのようです。
しかしながら、沖積社版は、薔薇十字社版のものから、
他に付された短編を集録せず、
解説を差し替えたものといえましょう。
やはり、アンコールの経緯を明らかにしてもらうと嬉しいのてですが……。

ですが、これだけでは疑問が残ります。

総タイトルと第三部までの改題云々は、大道書房版によっているようです。
(実物による)
そして、《なお章明〃羅府〃は編集部の判断による》とあり、
これのみ薔薇十字社の判断ということになりましょうか。
ただ、薔薇十字社版にも大道書房についての言及がなく、
それもいろいろなことを複雑にさせてしまう一端があるのかもしれません。

まあ、付け加えるならば、
薔薇十字社版の中井英夫による解説には
大道書房版のことが記されています。

さて、最後になりますが、
薔薇書十字社と沖積社の関係については知りません。
今回、奥付をながめましたが
両者に繋がる資料はなかったようです。


No.160 (2003/02/28 17:43) title:「紀ノ上一族」
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 大塚様

  久生「紀ノ上一族」(沖積舎)は平成2年発行ですから「現役」でしょうね。
  川村湊さんが解説を書いています。

 奥木様

 上の「紀ノ上一族」の目次の次に以下のような説明ありますが、

  第一部「モダン日本」S・17・11”死の谷”、第二部「新青年」S・
  17・7”巴奈馬”、第三部「講談倶楽部」S17・10”大西洋日本島”
  ー以上三部を改稿改題したうえで総タイトルを「紀の上一族」とし収録する。
  第四部「青年読売」S・19・9〜20・1に”最後の一人”として掲載、
  但し連載第一回は前三部の梗概、なお章名「羅府」は編集部の判断による。

 私のような素人は、末尾の「編集部」は沖積舎の編集部と思ってしまいますが、
 奥木さんおっしゃるように薔薇十字社版のアンコール(多分、上の説明も含め
 て)のようですから(*)、これは不親切な書き方(表現)ではないかと思う
 のですが、奥木さんのご意見聞かせて下さいませ。

  *「SR MONTHLY」昨年11月号掲載のの久生十蘭書誌(沢田安史
   編)によれば、S48年の薔薇十字社版「紀ノ上一族」で、既に第四部の
   章名は「羅府」になっています。ですから、第四部を「羅府」としたのは
   少なくとも沖積舎ではない筈で、常識的には薔薇十字社の編集部でしょう。
   それでいて沖積舎版本体のどこを見ても、薔薇十字社版によるというよう
   な記述はありません。それとも、薔薇十字社の後身が沖積舎になったので
   しょうか。


No.159 (2003/02/27 21:02) title: 城昌幸はもっとアンコールされるべきむだと思います。
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

大塚俊一さま
城昌幸の詩編をきちんと読んだことはないので
何も言えないのですが、
氏の掌編は、一編の詩だとうけとめて愛玩しております。
少なくとも私自身は。
いま、私のサイトのために『辻詩集』の資料をインプットしています。
編中数十人の中、物語作家としてこのアンソロジーで、
私の知っている人は、
井上靖と、城昌幸の二人でした。

また、
十蘭の『紀ノ上一族』は薔薇十字社版のアンコールのようです。

アーネストさま
全詩集が刊行されてもう随分たちますね。全詩集のアンコールも期待したいけれど、
それ以前に
城昌幸の、ミステリアスな物語の集大成の刊行を期待したいところです。


No.158 (2003/02/27 02:03)
Name:大塚俊一

>城左門は「埋もれた詩人」?
以前にもお書きしたように、ご当地作家なのでよろしくお願いします。
ただし、詩人としてはポーの焼き直しに近いものがあり、おそらく生前から
時代には逆行していたものと思われます。(本人も承知の上で)

PS.
馬込図書館の蔵書色々と見ていて気がついたのは、
1.「続幻影城」、「犯罪幻想」に乱歩の謹呈署名がある
 馬鹿高い「いんなあとりっぷ」には横溝の署名も(全部あるのか?) 
(ただ、いたずら書きしようと思えばできる状態)
2.岩谷書店関係はかなり揃っている(編集人)
3.なぜか、「怪奇製造人」は残っていない
4.「科学小説」の創刊号のみ、稲垣足穂の棚にある(2号以降は出ていないのか?)

ところで、
>久生「紀ノ上一族」(沖積舎)見付けた
まだ現役本ですよね。


No.157 (2003/02/26 10:45) title:城左門は「埋もれた詩人」?
Name:アーネスト

先日、書店で『村山槐多詩集』(弥生書房74年)という本を見つけ、なにげなく
目次を開いてみたら、詩以外にも童話や小説なども収録されていて驚愕してしまいました。
それで、詩方面の本のことが急に気になりはじめまして、書店や図書館を駆け回って
調査(笑)してみたのですが、そのとき気づいたのが、城昌幸は城左門としては現在
不遇なのではないか、ということです。その理由として
@各社から出てる詩文庫(ポケット版詩集)に『城左門詩集』が一冊も収録されていない。
A詩歌全集の類にも『現代日本詩人全集第15巻』(東京創元社60年)に『月光菩薩』
などが収録されて以降詩集が一冊(以上)収録される形では全集に収録されていない。
B『城左門全詩集』(牧神社)以降、詩集の単行本が一冊も刊行されていない。
という3つの理由が挙げられます(いずれも私が調査した限りでは、ということ
なので、間違っていたら申し訳ありません)。
城昌幸は生前、自分の本領は「詩人」だと自負していたそうですが(『怪奇製造人』
解説)、その本領たる詩の世界では忘れられていて、彼にとっては「余技」であった
探偵小説(または捕物帳)の方面でしか再評価されていない、というのはいかがな
ものだろうか、とか思ったりしたのでした。
天瀬裕康さんの「時空外彷徨」(memberes.tripod.co.jp/sinseinen8/top.htm)
によりますと、城昌幸は童話も多数書いていたことが確認されたようですが
それらともあわせてどなたか新しく『城左門詩集』を刊行してくださらないでしょうか?
この掲示板の話題としては不向きかもしれませんし、詩には全然興味がなく
しかも城昌幸の作品すら「道化役」しか読んだことがない私がこんなことをいう
のはおこがましい限りなのですが。ちょっと気になったので書き込んでみました。


No.156 (2003/02/23 23:00) title:ごめんなさい
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

ごめんなさい
もちろん
過ぎらしいという表現

素晴らしいの間違いです。


No.155 (2003/02/23 22:39) title:渡辺啓助の筆 のご案内など……
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

オーナー
緑蔭書房の復刻、まったく知りませんでした(笑、汗)
田舎にくすぶっていると情報に疎くなりますね。

皆さま
でも、小林文庫に集まった情報のお陰で〃渡辺啓助の部屋〃では、
いくつか新しい資料がアップできました。
資料を提供下さった方々、ありがとうございます。

他力だけではいけないと思い。本日、〃渡辺啓助の部屋〃では、
啓助先生の筆による作品タイトルを十数種アップしました。
とても過ぎらしい筆致です。
よろしければご覧ください。

また、署名本のアップも、今日現在、構成がようやく完成しました。
もう少しお待ちくださいませ。


No.154 (2003/02/22 23:42) title:『十三の階段』購入 ほか
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.st.rim.or.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 山田風太郎コレクション『十三の階段』購入。
 掲示板で、読みたい読みたいと騒いでいた、「探偵王」掲載の連作長篇「夜の皇太子」が収録されています。
 早速「夜の皇太子」だけを読了。
 作品としては、「連作ですから」という出来ですが、読む事が出来ただけで大感激です。

アーネスト さん
 『八切意外史』の解説について、わざわざお知らせ、ありがとうございます。
 今日じっくり探してみたら、地元の書店でも発見し、確認できました。
 普段は歴史書のコーナーなんて行かないので、見かけないわけですね。
 おっしゃる通り、満洲時代と探偵作家時代については、縄田一男氏と大村彦次郎氏が触れているだけでした。
 ご子息も解説を書いていらっしゃいますね。
 安岡章太郎と八切止夫は面識が有ったという事でしょうか?

 結論として、(今のところ)購入しませんでした。

岩堀 さん
 旭堂南湖さんの会「幻の南湖」で、初めて奥様にお目にかかりました。
> そんな悪いカップルにはなっていないようで…
 ご自身で、その様におっしゃる事ができ、お二人で公演会や展示会にお出かけになる、…大変羨ましいです。
 私も見習いたいですが、その前に大きな壁が… (笑)

奥木 幹男 さん
 講演メンバーも凄いですが、徳川無声・解説の映画も見てみたかったですね。

満洲での出版史に関心の有る方なら、ご存知だとは思いますが、
 緑蔭書房より「日本植民地文化運動資料」として、満洲や朝鮮で発行された図書館資料や出版・読書誌が復刻出版されています。
 「収書月報」(満鉄奉天図書館)
 「書香」(大連図書館)
 「北窗」(満鉄哈爾浜図書館)
 「文献報国」(朝鮮総督府図書館)
 「満洲読書新報」(満洲読書同好会) などです。
 私の種本です。(笑)


No.153 (2003/02/22 22:12) title:こんな会もあったと過去の雑誌をみて驚愕
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

探偵作家クラブ五周年記念
(入場無料)

講演と映画の会
一、会場 有楽町読売ホール
一、日時 十一月二十八日午後一時より
一、講演
     江戸川乱歩
     木々高太郎
     大下宇陀児
     水谷準
     古畑種基
一、映画
     『アッシャア家の没落』
     『ジゴマ』
       徳川無声 解説

別冊宝石24号の広告です。
その当時生まれていたら必ず馳せ参じたでしょう。


No.152 (2003/02/20 16:56) title:松本清張の短編など
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 四条安紀子様

 松本清張お奨めします…などと書いてしまいましたが、もう充分お読み
 だったようで、なんだか失礼してしまいましたね。
 でも、四条さんへのレス書いたことで、何十年ぶりかで短編集を手に
 取りました。新潮文庫版「黒地の絵 短編傑作集(二)」、いずれも
傑作の名に恥じないものばかりですが、私にとっては「拐帯行」と
 いう作品が特に忘れられません。この作品には、若いカップルと中年の
 カップルが出てきますね。私がこれを読んだのはまさに若いカップルの
 年頃で、結婚など夢の又夢の独身生活、自分のような者に果たして
 結婚出来るのか、結婚しても明るいしあわせな家庭生活なんて作れる
 ものだろうか…と暗い気持ちの時代でした。それだけに若い主人公が
 中年カップルを見る気持ちが痛いほどわかって読み進んでいっての
 ラストのどんでん返し…、本当のミステリでも味わえないほど強烈な
 印象でした。人生って一体…。
 そして今、あの中年カップルをはるかに越えた年齢のカップルに
 なってしまって往時茫々、感慨無量…というところです。はたして、
 若いカップルが羨んだようないいカップルになっているのか、自分
 でもわからない…、そんな悪いカップルにはなっていないようで
 先ずは良かったとは思いますけどね(^o^)。

  こんな書き込みしてオーナーに叱られそうな気もしますが…。

 奥木 幹男様

 橘さん、仰せの通り次は教養文庫傑作選読むことにします。
 それから、行き付けの図書館で久生「紀ノ上一族」(沖積舎)見付けた
 のでこれも早速…。古本市でこうにゅうするしかないかと思っていたので、
 嬉しいです。それにしても、沖積舎は復刻本だけでもないんですね。
   


No.151 (2003/02/19 10:50) title:『八切意外史』
Name:アーネスト

小林文庫オーナーさま
『八切意外史』全12巻のうち、現在10巻まで刊行されていますがそのうち
『@信長殺し、光秀ではない』の解説(縄田一男氏)で、八切のおおざっぱな
生涯が紹介されていますが、満州時代に関しては出版社を興したことしか触れられていませんし、
戦後のカストリ雑誌についてもわずかに『生活クラブ』についてしか言及していませんでした。
『D寸法武者』の解説(大村彦次郎氏)でも似たようなものですが、満州応召中
だった安岡章太郎が当地で八切を見かけた事があるようだ、というエピソード
が披露されていました。
というわけで、オーナーさまのご関心のある分野についての記述はこの程度
だったので、結論としてはわざわざご購入されることもないだろう、と思います。

中岡さま
<幻想文学>誌、正確にはあと2号(通巻67号まで)だしたのち、休刊するようです。
詳細は
www.d2.dion.ne.jp/^octa/pages/info4.html
でどうぞ。〈検証・八切止夫〉の書評が載っているのは第65号・神秘文学への誘い
です。

宮沢@探偵小説頁さまへ
卒業が確定し(就職はまだなのですが)最後の機会だと思い、大学の図書館を
調査しましたら、またいくつか雑誌再録物件を発見しましたので、いずれ
ある程度まとめて、ご報告いたしますので楽しみに(笑)していてください。


No.150 (2003/02/17 23:11) title:欲しいという以上に刊行される意義を考えたいのです(汗)。
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

寝る前のいま
目についてしまいました。
日本古書通信の最新号の巻末にあるゆまに書房の広告。
『旧植民地図書館目録』
第T期朝鮮編1
全5巻
揃95.000円

欲しいけど買えません。
できるならば
近場の図書館に収蔵してもらいたいものです。


No.149 (2003/02/17 03:23) title:ありがとうございます
Name:四条安紀子
Email:rozanna@sea.plala.or.jp
URL:http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/3970/nikki.html

オーナーさま

実はこれはあるところからの「注文」なので、やはり推理小説にはしなくてはいけないのですが、
確かにそうかもしれません。
昨年末から読んだ参考文献は実に200冊を超えましたが、読めば読むほど難しいものがあると思いました(というか、知れば知るほど造り方に関して落ち込んでくるというか)。
心の闇ですか。それなら好きなジャンルかも・・・ああ陳腐にならないようにしなくては。

岩掘さま
谷崎、芥川(特に谷崎)は好きでひととおり読んでますが、佐藤春夫はそれほど読んでいないかもしれません。
さっそく読もうと思います。
松本清張はとてもとても良いですね。全集で買おうかと思うくらい大好きになりました。
面白くなくしたなんていわれているのですか。
あんなに面白いのにね。

奥木さま
アドバイス大感謝!です。
ご意見コピペして保存してしまいました。さっそく読みたいと思います。
本当にありがとうございます。


No.148 (2003/02/16 23:11) title:いけない後輩
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.st.rim.or.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

岩堀 さん

> ミスコン欠席ですか…。近い年代の人がいないと淋しいですね。
 申し訳ありません。 (^_^;;;
 今まで皆勤だったのに、残念です。
 仕事の見通しがつかない事も有りますが、深夜に渡るイベントなのが敷居が高いのですよね。
 この年齢になると、睡眠時間を減らすと、体力回復にその二乗の時間が掛かってしまいます。(汗)

四条安紀子 さん
 推理小説詳しくないなら、無理に推理小説仕立てしようとしない方が良いと思います。
 人間の心の謎を描いても、十分ミステリーになります。
 ただ、心の闇や、狂気をテーマにすると、陳腐になってしまう恐れがありますが。
 
中岡 さん
 ご恩返し…、なんて大袈裟な。(笑)
 「検証・八切止夫」の件は、本当に有りがたい情報でした。
 私は田舎に住んでいるので、少数部数の出版物を見かける事は、まず有りません。
 これからも、お気づきの点を教えて下さい(他の皆様も)

 お願いばかりでなく、私からも情報を。
 「日本古書通信」で知った、気になった本です。
 
  『松本清張書誌 作品目録篇』平井 隆一・著
  出版社:日本図書刊行会
  ISBN:4823108175
  価格:¥7,000

 桜さんがいらっしゃった時は、桜さんに教えていただけた情報なんですけれどね。
 桜さん、早く戻って下さい。 (^ー^)゛

橘外男 について(まとめて)
 高校の先輩だ、と言いながら、橘外男の自伝的小説は『私は前科者である』しか読んでいず、それも殆ど覚えていません。
 小説の方も、良き読者とは言えません。 いけない後輩です。

 前述した、母校の百年史や、日本ミステリー事典、皆さんの投稿などを元に、整理してみると…。
 橘外男の父親は、陸軍大佐・橘七三郎。(したがって、日露戦争の軍神とは別人)
 兄弟も軍人の、軍人一家だったようです。
 父の転任に伴い、我が母校の二年に転入。1度落第し、素行不良で四年の時退校。
 親からも勘当され、北海道に渡り、そこで事件を起こし「前科者」となった。
 ……。
 自伝的小説『太陽の沈みゆく時』、『ある小説家の思い出』では、実在の人物もモデルとなり、この高崎時代も、大きなモチーフになっているみたいですね。
 何か、非常に読んでみたくなりました。


No.147 (2003/02/16 22:36) title:皆様ありがとうございます。
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

オーナー

私はまだ例の八切の本が手に入れられていません。
アマゾンとかのネット書店を活用していないからです。
注文は古本屋もやっているの某新刊書店に出すようにしています。
するとギブアンドテイクで、たまに、
思いもしない本を取っておいてくれるので。
(実際は、たまのたまのたまのたまぐらいですけど(笑)。

末永さま。

静書房版になる海野十三の『ヒルミ夫人の冷蔵鞄』がありましたか。
乱歩や宇陀児より一月前の刊行ですね。
ううむ。よく分りません。
いただいたこの情報が分らないのではなく、
戦中戦後初期の出版界かよく分らないのです。
戦後初期のこの当時、どうしてこんな片々たる百頁に満たない単行本が出版されたのでしょうか。
ヤッツケ仕事(その場しのぎ)といってしまえばそうかもしれませんが、
架蔵している宇陀児作品はそんなにひどいセンスとは受け止められません。
不思議です。

岩堀さま。

何か濃すぎる書き込みをしてしまいました。(笑)
でも、現代教養文庫の三冊はそんなにすごすぎる記憶はないので、
お読みなさいまし。
ツンドクの中からもしかしたら宝が出てくるかもしれません。

中岡様

私の
『渡辺啓助の部屋』とは一味違った『大衆文学・探偵小説資料』(これも私のものてですが)なるhpを
ご覧になっいただきありがとうございます。
単純に画像を貼っただけではいけませんねえ。
そう思いながら随分と時間がたってしまいました。
これから書誌事項も追い追い追加していこうと思っています。
また、今、スキャンしているのは署名本を皆様に楽しんでいただこうというページです。
いつ公開できるか分りませんが、
よかったらご期待ください。

奥木 幹男


No.146 (2003/02/16 13:44) title:RE::「検証・八切止夫」入手
Name:中岡
Email:fwin6939@mb.infoweb.ne.jp

小林オーナー様
早々とレス頂き、ありがとう御座いました
オーナーのいち早い書誌情報と簡潔な内容紹介のおかげで
私の中途半端で不親切な書き込みも救われました
なにぶん不慣れなものでご容赦願います
私は三角寛について興味があったので民俗学のコーナーで
この雑誌を見つけて入手しましたが八切止夫の特集というのは意外に思いました 
オーナーにとって必要な資料であったというお言葉は
望外の喜びです。私こそこの掲示板から様々な知識、情報を頂き
多大な恩恵に浴しているからです。ほんのわずかですがご恩返しが
できたような気がします(自己満足ですが)

奥木様
hp拝見いたしました。内容の豊富さに驚きました
数々の書影が楽しく参考になります。殊に「国枝史郎伝奇文庫」の書影
にはため息がでます。なぜ学生の時にリアルタイムで入手できたのに
これを買いそろえなかったのか、半村良はよく読んでいたのにそのルーツのひとり
である作家に興味を持たなかったのか、自責の念にかられます 後年になって未知谷の
「国枝史郎伝奇全集」を買いそろえる羽目になりました(でもツン読状態です)

アーネスト様
「幻想文学」に「検証・八切止夫」の紹介が掲載されている
ことはしりませんでした。そして休刊というのも寝耳に水
でした。定期購読はしていませんが興味のある特集の時は
買っていました。早速近所の書店に行きましたが当該の号が
見あたらず未確認ですが近々なんとか入手したいと思います 


No.145 (2003/02/16 09:35) title:又 橘さん
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 末永昭二様
 
  橘大隊長の件、やはり…ですね。今、日本ミステリー事典をみたら、
  彼の父も陸軍大佐とあり、当然日露戦争には従軍しているでしょうから
  そこからの誤伝ということでしょうか。
  「私は○○○である」を読んでみたいと思ったのですが、事実そのもの
  ではないということですか。う〜ん…。

 奥木幹男様

  「神の地は汚された」…、そういう作品があるのですか。大いに興味は
  ありますが、読んでいて暗澹たる気分になるのは…、これ又う〜ん…。
  久生十蘭の「紀ノ上一族」はかねてから狙っているので、まずはこれで
  耐性(?)をつけてからにしましょう。

 四条安紀子様

  奥木さんが書かれている、谷崎、芥川、佐藤春夫は是非読まれた方が
  いいと思います。他に、私としては、松本清張の初期の短編など
  推理小説に慣れていない方でも読みやすくていいのではないかと…。
  新潮文庫版「松本清張傑作短編集」で言えば「(2)黒地の絵」
  「(5)張りこみ」あたりは絶対お奨めします。長編ならば、「ゼロの
  焦点」でしょう。松本清張は推理小説を面白くなくした元凶であるなどと
  横溝世代、新本格派世代の一部には評判悪いようですが(私は、そうで
  ないと思う)、「ゼロ…」は評価が高いようです。  

 

  
  
  


No.144 (2003/02/16 04:49) title:橘さんを中心に
Name:末永昭二
Email:ssuenaga@tt.rim.or.jp

ご無沙汰してます。

奥木様
静書房のシリーズには海野さんの『ヒルミ夫人の冷蔵鞄』があります。発行日は昭和21年2月25日です。大昔、某古書店で一度手に取ってみたことがあるのですが、あんまりな本なので買いませんでした。

岩堀様
橘大隊長の話はウソです。本人が積極的についたウソではないらしいのですが、そういう訛伝をあえて訂正しなかったために、広まってしまった噂なんだそうです。

橘さんの原稿は小栗さんの付箋だらけの原稿と並ぶ双璧ですね。橘さんの字はキレイです。城戸さんとは大違い(もぐらもちさん、植字ではなくて文選ですよ!)。
橘さんは雑誌掲載の自作を切り抜いて保存しているのですが、後に改題したものは、そのタイトル部分を黒々と塗りつぶしてある。だから雑誌掲載時のタイトルがわからないという作品がずいぶんありました。おまけに誌名が書いてないので、「ムズターク山の惨劇」など、いくつかの作品は初出不明のままです。
ともかく、あの墨塗りは恐ろしいものです。「見せ消ち」の対極というか、ライトテーブルですかしても、ほとんど判読できないそうです。

「自伝」については、あれは「創作」と考えたほうがよさそうです。おそらく、何かの事件を起こして収監されたのは事実だとしても、ディテールはほとんど信用できないのではないでしょうか。
このあたりは『新青年』研究会の谷口基さんがいろいろ調べておられますし、「自伝」の「見せ場」となるエピソードは外国作品を下敷きにしている、という指摘もあります。橘さんのマドンナ「おたちゃん」にしても、「ヨタモン伝」という作品では、失恋したのではなく、東京に出てきて同棲していることになっています。相当ヤヤコシイ関係だったのではなかろうかと。
『ある小説家の思い出』の最後にもありますが、「『私は○○である』という告白小説を各種取り混ぜてメチャクチャに書いたら、どれが本当だかわからなくなる」というのが、橘さんの自伝を読むカギだと思っています。結局、「本当のことは誰にも言いたくない」ってことですね。橘さんは、歿後、こんなにしつっこい(?)研究者が現れるとは思わずに書いていたと思います。
いずれにせよ、「自伝」を事実だと思わないほうがいいです。

オーナー様
『歴史民族学』には、3回ほど原稿を書きましたが、八切さんのことはとんと失念していました。
八切再評価の機運はあると思いますよ。


No.143 (2003/02/15 21:58) title:謎の物語が好きです
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

四条安紀子さま

はじめまして。

推理小説と純文学の違いって、私自身よく分りません。
私はジャンルを越えて謎の物語を楽しんでいるだけです。

まあ、それはそれとして。昭和初期の文庫判の探偵小説全集には、
谷崎、芥川、佐藤春夫などが含まれていました。
謎や秘密や白日の下にさらされてしまったら崩れ去ってしまう美しいものを
いかに小説世界で彼らなりの方法で描いてくれました。
それを読んでいたのは乱歩であり横溝正史ら多くの探偵小説作家でした。
宇野浩二の『蔵の中』を愛していた横溝正史は同名作品を書きました。
私が追っかけている渡辺啓助は、タゴールの昔から、『デスケイルウ』のモーリアック、サルトル、また『北回帰線』、『響きと怒り』、『野生の棕櫚』などが読書として記録されています。
興味がおありでしたらそんな彼らの作品をお読みなさいまし。
私自身は彼らの作により、ものの見方がそれまでより多角的になったような気がします。

岩堀さま

橘外男
よくわかりません。この人。
たとえば、『ある小説家の思い出』『私は前科者である』とか、また、ユーモア全集の一冊に収められている自伝的作品を読んで見るとこれが、少なからず細部が違っているのです。
今回読み直したわけではなく、あくまで過去の記憶ですが。
桃源社『青白き裸女群像』におさめられている作品はやはりインパクトが強すぎますが、
これはまだ、物語の延長として楽しめるものの、
怖すぎるのは、満州から引き上げる家族が最後の最後まで惨殺さ続ける
『神の地は汚された』です。
主人公たちは誰ひとりとして救われません。
同じような趣向はアメリカへ移民した日本のある一族が殲滅される久生十蘭の『紀ノ上一族』がありますが、この場合は作者一流の抑えた筆致が、敵愾心を呼び寄せて
国策小説として成り立っています。
でも、橘の『神の地は汚された』の泥濘のような筆は救いようもないのです。
読んでいて暗澹とするしかありません。

しかし、短編の『蒲団』『生不動』などの人間賛歌は絶対後世に残すべき感動があります。
もしかしたら橘にとってプラスもマイナスも人間とは切っても切られないグチャグチャしたものが探求対象だったのかも知れません。


No.142 (2003/02/15 12:15) title:橘外男
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 橘外男の作品、最近、桃源社の大ロマンシリーズ「青白き裸女群像 他」
 読みました。彼の作品は「逗子物語」しか読んでいなくて、「青白き…」も
 相当凄いと思いましたが、「陰獣トリステサ」にはもっとビックリ…でした。
 こういうテーマを真正面から取上げた小説があるなんて…と。「淫獣…」と
 いう漢字がふさわしいと思います。
 教養文庫版傑作選3冊がツンドク、さていつ読むかと思案中です。
 「ナリン殿下…」は又違うんでしょうね。

 橘外男は、日露戦争の軍神で有名な橘大隊長(中佐)の息子とか、そういう
 のをなにかでチラッと読んだような気がしますが(全く曖昧模糊な記憶です)、
 これは俗説?でしょうね。

 小林オーナー様

  ミスコン欠席ですか…。近い年代の人がいないと淋しいですね。


No.141 (2003/02/14 15:33) title:はじめまして
Name:四条安紀子
Email:rozanna@sea.plala.or.jp
URL:http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/3970/nikki.html

管理人さま 皆さま。はじめまして。
四条安紀子といいます。
私はもともと純文学系の恋愛ものを書いていたのですが、
とある理由から推理小説を執筆しなければならなくなりました。
で、今自分のホームページで連載式で書きながら
とっても苦しんでいるところです…
なにせ去年まで読むといえば古典や純文学系ばかりで、
ほとんど推理小説を読んだことがなかったものですから、
もお毎日泣きそうだし神経消耗するし
私のページのお客にはミステリ推理小説ファン皆無に等しいし。

ここのページはとってもためになります。まさに神の助け。
そして訪れる皆様もかなりハイレベルな討論をしていらっしゃるので
書き込みはかなり勇気がいりましたが、今回思い切って書き込みしちゃいました。
どうかよろしくお願いしますm(__)m。


No.140 (2003/02/14 10:33) title:Re:橘外男
Name:アーネスト

奥木幹男さま、もぐらもちさま
丁寧なご返事ありがとうございます。お二方の書き込みから察しますと
下に引用したようなエピソードは橘外男にはたくさんあるように思われますね。
『「新青年」をめぐる作家たち』も読んでみます。

小林文庫オーナーさま
>橘外男が私の出身高校の先輩だった、と言うのは本掲示板の最初期の話題でした。
それはすごいですね。この掲示板の奥深さの秘密の一端が理解できたような
気がします。

>もぐらもちさま
ごあいさつが遅れて申し訳ありませんが、こんにちは。こちらでははじめまして。
私は長山靖生氏の文章から小酒井不木を知ったので、もぐらもちさまの
「個人的にはもっともっと、小酒井不木を深く論じて欲しい人です」という言葉
にはまったく同感です。しかし、もぐらもちさまには長山氏にはないツッコミの
視点があり、ひとあじ違った不木像を形成できていると思います。

ところで、せっかくですので大倉てる子についても。
蘭郁二郎『火星の魔術師』(国書刊行会)の解説(會津信吾「夢境の魔術師」)
には、大倉てる子の『夢鬼』評の一部が引用されています。ちなみに
『少年小説大系14平田晋策・蘭郁二郎集』の解説やそれとほぼ同趣旨である
「蘭郁二郎の生涯」(『怪美堂』)にはこの件は触れられていません。
ご存知かもしれませんが、念のため。
『「青鞜」人物事典』(大修館書店)の「物集芳子」の項を見ますと
物集芳子=大倉てる子さんはなかなかドラマティックな生涯をおくった方の
ようですね。大変でしょうが、これからも大倉てる子研究頑張ってください。


No.139 (2003/02/14 01:34) title:「検証・八切止夫」入手
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.st.rim.or.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

中岡 さん
 「歴史民俗学 21号」 検証・八切止夫 入手しました。
 
 八切止夫の年譜やご子息のインタビュー、著作目録など、私の知りたかった事、興味が重なる事など、が満載でした。
 若狭邦男さんの責任編集だけ有って、満洲時代の出版物を始め、戦後のカストリ雑誌など、探偵作家、編集者としての八切止夫(耶止説夫)の資料も多く、私にとっては必携の資料でした。
 中岡さんに紹介していただかなければ、出版を知らないままでした。
 ご紹介、本当にありがとうございます。

 斜め読みするつもりが、殆ど読み終わってしまいました。
 巻末の「インターネットに見る八切止夫」には、私のHP内の「大阪圭吉の掲示板」も紹介されていました。
 戦後のカストリ雑誌の発行所が下関市から始まったのは、奥様の実家が有ったからと言うのも納得でした。

 ■ 奉天・大東亜出版社から発行した書籍の詳細
 ■ その中で、大阪圭吉を始めとする(八切以外の)著者と、八切の関係は?
 ■ 新興亜社などから発行された書籍が、大東亜出版社からからも発行されているが、型紙流用?再刊?
 ■ 八切が戦後発行したカストリ雑誌の変遷とその詳細
 などが私の興味有るところです。
 若狭さんの今後の調査で、明らかにしていただける事を期待しています。

 ちなみに、八切意外史は、私が高校、大学生のころベストセラーになっていたので、当時結構読んでいます。

アーネスト さん
 「検証・八切止夫」が「幻想文学」書評で紹介されていたのも知りませんでした。
 アーネストさんのおかげで、「SFマガジン」も「幻想文学」もチャント読んでいない事、本屋で立読みしているだけの事が、明らかになってしまいました。(笑)
 そんな程度の管理人なので、これからも色々教えて下さい。(他の皆様も)

 橘外男の事は、奥木さん、もぐらもちさんにご教示いただきました。
 ありがとうございます。
 
 橘外男が私の出身高校の先輩だった、と言うのは本掲示板の最初期の話題でした。
 その後、母校の百年史が出版されましたが、先輩の群像として、橘外男も紹介されています。
 橘外男参考文献の一つとして、ご紹介。

奥木 さん
 静書房の書籍、一つも所蔵していません。
 お持ちの方がいらっしゃったら、追加情報を希望します。

> これがあっての小林文庫の奥の深さ。
> 何度も訪れる甲斐があるというものです。
 何とも面映いお言葉。
 そんな立派なものではありません。
 まともにレスもできないことが多いので、チョットは目先を変えようか、というだけの事です。(汗)

 ところで、右上の画像は、フラワーポットと3つのチューリップです。
 春ですからね。


No.138 (2003/02/12 21:23) title:
Name:もぐらもち
Email:mogura-mochi@nifty.com
URL:http://homepage1.nifty.com/mole-uni/index.html

橘外男の推敲のものすごさは有名ですね。
私も金沢の文学館で見た橘の自筆原稿(真っ黒)は印象に残っています。

山下武先生の『「新青年」をめぐる作家たち』(筑摩書房)に橘外男の章が
ありますが、そこに推敲後の原稿の写真が載っていました。
半分近くが真っ黒に塗り潰された原稿でちょっと笑えます。

それから推敲の話ではないですが、晩年まだ元気だった城戸禮が筆を折った
直接の原因は、青樹社で城戸さんの原稿を扱っていた植字工が引退して、
城戸さんの強烈なくせ字を読める人間がいなくなったからだ、と、最近体調不良で
あんまり書き込みに出て来ない貸本小説研究家の人から聞いたことがありますよ。


No.137 (2003/02/12 20:57) title:画像が嬉しいです。
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

フラワーポット、と三羽の青い鳥、
オーナーの画像の心使い。
これがあっての小林文庫の奥の深さ。
何度も訪れる甲斐があるというものです。


No.136 (2003/02/12 20:46) title:橘外男
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

アーネストさま。
ちょっとお尋ねの件とは違いますが。
何年か前、金沢文学館を訪ねたことのことです。
原稿用紙の七分から八分までも墨で塗られて真っ黒。
やっぱり橘外男のようにそこまで打ち込む作家は少ないと云われています。
少なくともここでも編集者泣かせです。
アーネストさまのお尋ねに、ちょっとヒントにはなるかも知れません。
ここに思い出すのは、
『蒲団』『生不動』の二短編。
作家編集者の軋轢を越えて、
絶対に必読です。


No.135 (2003/02/12 09:03) title:橘外男のエピソード
Name:アーネスト

宮澤@探偵小説頁さま おどるさま
文春臨増の件、一応改めて現物を読んでみましたら、解説の丸谷氏と井上氏との
対談で、短編小説の書き出しという話題で橘外男の次のようなエピソードが紹介されていました。

―引用開始―
井上 短篇小説の書き出しで笑った話がありまして、これは文藝春秋の編集者
だった高松繁子さんから直に聞いた話なんです。橘外男さん―「ナリン殿下への回想」
で昭和十三年の直木賞受賞―を高松さんが担当していた。まず書き出しにすごく
難渋するとおっしゃって、原稿を取りに行くと、まだなんにもできていない。
口の中でぶつぶつ、ぶつぶつ言いながら、家の中を歩いている。で、机の上には原稿
用紙があり、何も書いてない原稿用紙が破って捨ててある。
丸谷 アハハハハ。
井上 じゃあきょうは先生、考えてください。明日まいりますと言って、翌日行くと
五枚ぐらいできてる。今出来たからちょっと待っててくれと言って、高松さんを
待たせて、墨で訂正する。三十分ぐらいかけてずーっと訂正していて、突然、
「あ、高松君、なくなっちゃった」
―引用終わり―

これはどの作品にまつわるエピソードなのでしょうか?それとも橘外男
(に限らず作家)にはこの種のエピソードはしょっちゅうあったのでしょうか?
よろしければ教えてください。


No.134 (2003/02/11 23:06) title:お返事遅れました
Name:宮澤@探偵小説頁
Email:GCH02173@nifty.ne.jp
URL:http://www.inv.co.jp/~naga/

 パソコンの不調のためにお返事が遅れました。

>アーネストさん
 <文藝春秋>「短編小説傑作選 戦後50年の作家たち」の件、それだけはっきりすれば結構です。どうもありがとうございました。
 今後ともよろしくお願いします。

>おどるさん
 こちらでははじめまして。Nさんですよね。間違っていたら申し訳ありません。
 大宴会ではお世話さまでした。ぜひまたご参加ください。NETとはまた違ってオフ会も楽しいものです。


No.133 (2003/02/10 20:36) title:古本情報
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

オーナー
八切の情報ありがとうございます。
外地や満州などで探偵小説に限らず大衆文学をリードした人々の研究はこれまでないがしろにされてきたこともあり、とっても興味深いものがあります。
絶対無視してはならないことだと思います。

雑誌・幻影城を探求の方
さて、昨週上京した折、雑誌・幻影城の最終に近い号の数点、
そして、別冊の後の方の数点が平積みにされている古本屋を再確認しました。
ここ一年以上ずうっと在庫しているようなので慌てることはないようです。
ちなみに価格は500円均一。
店名は、神田神保町すずらん通りの中山書店。
この店はずっと前からゾッキ本や月遅れの雑誌を良心的に提供している古本屋です。
ちなみに、表通りからは書泉グランデと小宮山書店との間の路地を入って行くと、
すぐたどりつけます。
また、途次の小宮山書店には、ピカピカの桃源社〃大ロマンの復活〃や、戦後のものですが乱歩の限定本。澁澤などの珍しいものが麗々しくガラスケースに収められていました。
見るだけはただですので、ついでに当地を訪れましたら、おたずねなさったらいかがでしょうか。
池袋の乱歩展にはおよびませんが眼福です。


No.132 (2003/02/10 08:57)
Name:アーネスト

どうでもよろしいのですが、中岡さんがご紹介した「歴史民俗学21号
検証・八切止夫」については<幻想文学>最新巻に書評が載っており
私はそちらでこの雑誌のことを知りましたが、なんとなく購入は控えていました。
しかし、みなさまの書き込みを読むと面白そうなので、私も入手したくなりました。

それにしても<幻想文学>休刊とは…
ちょっと、心の中で慟哭してしまいました。


No.131 (2003/02/10 01:48) title:作品社「八切意外史」についても教えて下さい
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.st.rim.or.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 下に書いた、作品社の「八切意外史」。
 各巻に解説が有るようですが、探偵作家としてと八切止夫については、触れられているのでしょうか?
 触れられているなら、購入したいのですが、本を見かけた事がないので、確認できません。
 御存知の方がいらっしゃったら、教えて下さい。


No.130 (2003/02/10 01:43) title:何故に今、八切止夫?
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.st.rim.or.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

中岡 さん
 この掲示板は、全く敷居は高くありません。
 管理人が一番物を知らない状態ですので、安心して書き込んで下さい。
 
 私は八切史観には全く興味はないのですが、探偵作家、探偵小説・探偵雑誌の発行者としての八切止夫(耶止説夫/矢留説夫)には、大変興味を持っています。
 要は、八切止夫になる以前の、八切止夫(耶止説夫)に興味があるのです。
 おそらく、奥木さんも同様かと思います。
 大阪圭吉との関係から、満洲時代のことについては、少し調べてもいます。

 「歴史民俗学」の特集の事は、全く知りませんでした。
 お知らせいただき、大変ありがとうございます。
 
 早速、ネットで検索して、注文してしまいました。
 
   書名: 「歴史民俗学」21号 (検証・八切止夫)
   編集: 歴史民俗学研究会
   出版社:批評社 (http://www.hihyosya.co.jp/)
   発行: 2002年07月
   定価: 1800円
   ISBN: 4-8265-0352-0

 amazon.co.jp からも注文できました。
 
 最近は、作品社から、八切意外史の選集?(八切意外史 全12巻)も発行されていますが、八切の再評価なのでしょうか?


No.129 (2003/02/09 23:36) title:八切は複雑
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

中岡さま
昨年「歴史民俗学」という雑誌の特集として「検証八切止夫」という一冊
が刊行された由、初めてうかがいました。
八切止夫については複雑過ぎて確実なことは何にも存じあげません。
ただ、
戦時下のアンソロジストとしての別名・耶止説夫にはとても興味があります。
その「歴史民俗学」の発行元、入手方法などご存じでしたらよろしくお願いします。
ぜひとも、入手したいので。


No.128 (2003/02/09 22:51) title:「検証八切止夫」
Name:中岡

こちらの掲示板には初めて書き込みさせて頂きます
以前一度だけ大阪圭吉掲示板にお邪魔させて頂きました
ここは大変敷居が高いのでびくびくしながら書いています
既にどなたかが触れられているかもしれませんが
昨年「歴史民俗学」という雑誌の特集として「検証八切止夫」という一冊が
出版されました。この雑誌のタイトルからもご推察いただけますように
これは「市井の歴史家」としての八切止夫にスポットをあてたものではありますが
満州時代の足跡にも触れられていて、謎の多い八切止夫の半生を追っています
探偵小説「だるま貞女」という短編が復刻掲載されておりました。
私が中学生の頃八切止夫の本は本屋の歴史コーナーを占拠しておりましたが
いつの頃からその名を聞かなくなり ほとんど忘れていたところに
大阪圭吉掲示板でその名を聞いて改めて興味がわいてきた次第です
まことに粗雑な書き込みで申し訳ありません


No.127 (2003/02/08 20:40) title:静書房の本
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

池袋西武乱歩展の図録にある静書房の『D坂の殺人事件』は
果たして戦後最初の乱歩単行本だと、その書に書いてありました。
私もそう思います。

追加事項として、
聞き馴れない静書房の所在地は横須賀市中里二二八
つまり、これも都内を離れた疎開出版の一端であるかと。
と、思いました。
また、
同装幀、同月同日発行の大下宇陀児『悪女』が存在しているようです。
他にもこのシリーズで刊行されている本もあるかも知れません。
ご存じの方、情報提供お願いします。


No.126 (2003/02/07 23:31) title:遅れていった乱歩展
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

遅ればせながら最後の方の金曜日に池袋駅の最南端の乱歩展にいってきました。
みなさんがおっしゃる通りすごい内容。
そして、入場者数もすごく平日の午後で見渡す限り50人はいたでしょうか。
あのころの回覧板ってこんなにむ大きくなかったですよね、
と、パネルを見ていた老婦人や、
まあ、すごい達筆と、谷崎潤一郎の筆による掛軸を賛嘆していた、
また違った老婦人。
乱歩と探偵小説ファン以外にも、地元の方にも溶け込んだ乱歩展だったようで、
これからの立教大学による維持保存展覧に弾みがつくと、
影ながら喜んだ次第です。
話はかわりますが、
戦後の本がきれいなのは驚きました。紙質はまったく良いとはいえないのに。
ひとつ箴言に思い至りました。
本(その造形)を好きな人は引っ越しをするべきではない(笑)。
また、
手帳文庫には他になにがあるとか、静書房の出版物にはこんなものがあるなどの
情報交換できれば嬉しいとおもいます。
これから書庫をヒックりかえすので、
皆様、ごめんください。


No.125 (2003/02/07 22:49)
Name:おどる

宮澤@探偵小説頁さま

先日の大宴会では失礼いたしました。お会いすることができて大変嬉しく思っております。ご挨拶をしながら、あがってしまい(途中から参加して、素面のままお会いしたもので、酒席の雰囲気に呑まれてしまいました)、満足に話ができず、失礼があったのではないかと思います。申し訳ございません。また、機会がありましたらよろしくお願いします。
ところで、既にアーネストさんが現物を確認されている旨を書き込みされているので、無用な情報かもしれませんが、

> 久生十蘭「母子像」
> <文藝春秋>「短編小説傑作選 戦後50年の作家たち」(1995.07臨時増刊号)収録

の件です。文藝春秋のこの号に関しては、私も気になっていました。「文藝春秋 戦後50年の作家たち<短篇小説傑作選>」丸谷才一、井上ひさし監修(73巻10号 1995年7月臨時増刊号)ですよね。
といっても現物にあたったわけではなく、日本文芸家協会で発行している「文芸年鑑1996年度版」で目次のみを見ています。ほかに、ほかに、山田風太郎の「万人抗」などが再録されており、現物を確認したいものだと思いつつ、まだ果たしていません。
現物は、東京でしたら、都立図書館の中央図書館と多摩図書館に所蔵されているようです。都立図書館に所蔵されている本は、時間はかかりますが、都内の公立図書館から取り寄せが可能(ただし、中央図書館は雑誌は不可。多摩図書館所蔵のものは雑誌も取り寄せが可能)ですので、最近は会社の近くの区立図書館からその手を使っています。直接、現物を確認するならば、都立多摩図書館という手があるのではないでしょうか。

雑誌の再録は、書誌を混乱させる元にもなりますが、チェックしていくと面白いですね。
泡坂妻夫氏の「亜智一郎の恐慌」ですが、単行本では初出データの掲載年月号はあっているものの、掲載誌が七篇とも「小説推理」になっていました。「あれれ、最初の二篇は「野性時代」に掲載されたのではなかったか」と不思議に思いました。その後、「文芸年鑑」で「小説推理」の目次を確認し、中断していた亜智一郎シリーズが再開される際、最初の二篇が「小説推理」に再録された故に発生した混乱であると理解できました。ちなみに文庫になり、新保博久氏の解説にて、初出誌と再録のいきさつに触れられていました。以上、雑談でした。

小林文庫オーナーさま

大宴会でオーナーがお帰りになったあと、特に事件があったわけではないと思います。初参加なのでわかりませんが。
ただ、社会人になって以降、あのような雰囲気の宴会に参加したのは初めてで、びっくりしています。最初からの参加は家庭の都合でできないとは思うのですが、次回もまた二次会からでも参加したいと思います。


No.124 (2003/02/07 14:57) title:電子書籍
Name:平山雄一
URL:http://page.freett.com/Shoso/index.htm

アーネストさま、

うちであつかっているT-Timeは、pdfとは明らかに違ってモニター上で読むためのものです。ブラウザは無料ダウンロードできますし、実吉全集も無料立ち読み版をダウンロードできますので、お気軽にお試し下さい。


No.123 (2003/02/07 10:38)
Name:アーネスト

オーナー様
>「戦う!」というテーマで、「九百九十九人針」が選ばれるのは、少し違うような気がしますが…。
長山氏もその点には気づいているようで本文でも「横溝、大阪作品を架空戦記に
加えるのはちょっと苦しいのだが、ホラーもしくはファンタジイの要素があるので
あえて収録。好みなのである」と断っています。長山氏のアンソロジストとしての力量は『懐かしい未来』
で明らかなので、このアンソロジーも半分お遊びでしょうが、どこか奇特な出版社が
刊行してくれると嬉しいですね。

宮澤様
>アーネストさん、こんにちは。こちらでは初めまして。
いえいえ、こちらこそ。
>アーネストさんには私が作成したリストをよくもここまでというくらいに読み込んでいただいて
とんでもないです。白状すれば、私はただあちこちの図書館をこまめにまわったり
大学の図書館にあるアンソロジー事典を、学生でめちゃんこひまがあるのをいいことに目を皿のようにして読み込んではネタを拾ってご報告しているだけで
下でもいってるように探偵小説はほとんど読んだこともないのです。
ところで、文春の件ですが、私の通っている大学のある静岡県三島市立図書館にある
のを最初に見つけまして、その後大学の図書館の雑誌収蔵庫にあるのもみかけました。
ユリイカの村山槐多特集号もそこで見つけました。よろしければ目次のコピーを
お送りいたします。

平山様
実吉氏のシャーロキアナ研究全集については、過去ログを読んで存じておりましたが
実際、電子書籍というのはどんな感じなのでしょうか?私はできれば本は寝転んで
読みたいものなので…。まあ読んでみなければわからないでしょうが…


No.122 (2003/02/07 00:23) title:情報ありがとうございます
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.st.rim.or.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

平山雄一 さん
 お久しぶりです。
 「東京人」、拝見しました。
 ジュンク堂「トークセッション 乱歩の世界」で、「江戸川乱歩事典」刊行の可能性がアナウンスされたとのニュースは、どなたかの日記で知り、驚きました。
 折角のご労作ですから、多くの人が読める形で出版されると、嬉しいです。

アーネスト さん
 『SFマガジン』の件、詳細情報ありがとうございます。
 
 「戦う!」というテーマで、「九百九十九人針」が選ばれるのは、少し違うような気がしますが…。
 私が、読み違っているのか?
 「SFマガジン」は、チャンと探して読んでみます。
 
小笠原功雄 さん
 わざわざ、情報ありがとうございます。
 私も『偽史冒険世界』を見つけ出しました。
 おっしゃる通り、本文には出ていないようですね。
 
 それにしても、気になるのは、『海底諜報局』の発行が「内外出版、昭和十七」となっている所。
 私の把握しているのは、熊谷書房 昭和16年(17年の版も有り)、なのですよね。
 単なる誤植なら良いですが、内外出版のものも有るのでしょうか?
 『海底諜報局』には異装版が何種類も有るようなので、間違いとは断言できないのが困ったところですね。


No.121 (2003/02/07 00:16) title:雑誌再録
Name:宮澤@探偵小説頁
Email:GCH02173@nifty.ne.jp
URL:http://www.inv.co.jp/~naga/

 アーネストさん、こんにちは。こちらでは初めまして。

 アーネストさんには私が作成したリストをよくもここまでというくらいに読みこんでいただいて過去数回私の知らないアンソロジーの情報を大量に寄せていただいています。
 そのうち裏付けが自力で取れた分はそのままサイトに反映させていますが、取れないものはここで質問させてもらったりもしていました。

 アーネストさんから最新でもらったのは雑誌再録の情報でしたが、<幻想と怪奇>、<ユリイカ>の村山槐多特集、<SFマガジン>に載った木々高太郎「跛行文明」は確認が取れました。以下のものは確認ができませんでした。

 久生十蘭「母子像」
 <文藝春秋>「短編小説傑作選 戦後50年の作家たち」(1995.07臨時増刊号)収録

 アーネストさんはどこでこの情報を知ったのでしょうか。またどなたか他に現物が確認できる方はいらっしゃるでしょうか。

 雑誌の再録情報を本気でやろうとしたら泥沼だということは知っていますが、確認が取れるものだけでもリストには残しておきたいと思います。


No.120 (2003/02/06 21:26) title:渡辺斉さん安らかに
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

天瀬裕康さんから『時空外彷徨』の最新号を送っていただきました。
それによると
渡辺啓助さんの弟である渡辺斉さんが昨年中に亡くなったとのことです。
齢九十以上だといいます。
やはり長寿の家系なのでしょう。
直接、ミステリとは関係ないようですが、啓助さんの昔を知っている肉親が亡くなってしまったことは寂しいことです。
つつしんでご冥福をお祈りします。


No.119 (2003/02/06 21:20) title:実吉達郎さん
Name:平山雄一
URL:http://page.freett.com/Shoso/index.htm

>動物学者にしてシャーロキアンとは想像以上に多才な方のようですね。
>今度氏の著書を読んでみたいと思います。

ちなみに私のサイトでは、実吉さんのシャーロッキアナ研究全集を電子書籍で出版しています。よろしかったらどうぞ。


No.118 (2003/02/06 20:21) title:bT24『偽史冒険世界』の引用は〜
Name:小笠原功雄

主要参考文献の第4章(参考に、本文章題は−日本ユダヤ同祖説と陰謀説のあいだで−です)部分に−『海底諜報局』大阪圭吉(内外出版、昭和十七)−とあります。但し本文と、索引には出てきません。ご参考までに。


No.117 (2003/02/06 13:19) title:ありがとうございました
Name:アーネスト

オーナー様
>ミステリーファンの間では、『シャーロック・ホームズの決め手』
>『シャーロック・ホームズの情報活用学』『シャーロック・ホームズと金田一耕助』
>などの本を出したシャーロキアンとして知られていると思います。
>私は、さねよしいさ子さんのデビュー以前から、実吉達郎さんは知っていて
>後からいさ子さんの父親だと知って驚きました。
私は、オーナー様とは逆ににさねよしいさ子さんの公式HPから実吉氏のことを知ったのですが、
動物学者にしてシャーロキアンとは想像以上に多才な方のようですね。
今度氏の著書を読んでみたいと思います。

平山雄一様
>おつきあいをさせていただいているので
それはお羨ましい限りですね!
>著書は圧倒的に動物関係が多いです。あと未確認生物という意味の「UMA」
>を考案したそうです。
>「たけしのテレビタックル」のオカルト特集にはほぼ毎回ゲストで出演して
>雪男や吸血生物の解説をしています。最近では大みそかのスペシャルにも登場していました。
詳細な情報をありがとうございます。テレビのほうも早速チェックしてみたいと思います。

ちなみにさねよしいさ子さんの初期の曲に「真夜中のソースごはん」
(アルバム『風や空のことばかり』収録)といういさ子さんと実吉氏の関係の
一端がうかがえる微笑ましいというか不思議というか味わい深い曲がありますので
何かの折に聴いてみてくださいませ。

さて『SFマガジン』の件ですが、コピーを取ってきましたので、以下書き写してみます。
「戦う!」(古典SFアンソロジー 長山靖生編)
@「死の猛襲」福永恭助
A「電気大トーチカ」山中峯太郎
B「海豹鬚中尉」耶止説夫
C「飛空艦隊日本襲来」三津木春影
D「日米未来戦」阿武天風
E「日米石油胆力戦争」河岡潮風
参考資料:怪雲山人「神出鬼没 海底軍艦」(<海国少年>明治三一年五月)
F「竹槍」横溝正史
G「九百九十九人針」大阪圭吉
H「桑港消し飛ぶ」立川賢
I「大東亜座」大下宇陀児
J「海底国境線」那珂良二
K「海底兵団」蘭郁二郎
L「空襲下の日本」海野十三
M「帰郷」三橋一夫
以上です。それではまた。


No.116 (2003/02/06 09:07) title:実吉達郎さん
Name:平山雄一

おひさしぶりです、平山です。

大宴会その他には仕事がいそがしくてうかがえず、すいません。トークセッションでは「事典」が東京書籍で……という話もあったそうですが、もうこれは全面的にS先生にお任せしている話なので私もまったくわからないです。まあ気長にまつつもりです。
またみなさんに御協力していただいた成果の一部が「東京人」に紹介されたことについて、お礼を申上げるのもおくれてすいません。ほんとうにありがとうございます。

ところで実吉達郎さんですが、オーナーさんのおっしゃる通りですが、おつきあいをさせていただいているので少々補足します。
著書は圧倒的に動物関係が多いです。あと「未確認生物」という意味の「UMA」を考案したそうです。動物とホームズ以外には中国文学(なんとか演義とかいうやつです、ああ思い出せない)、邪馬台国(これはかなり昔)などをやってました。
「たけしのテレビタックル」のオカルト特集にはほぼ毎回ゲストで出演して、雪男や吸血生物の解説をしています。最近では大みそかのスペシャルにも登場していました。


No.115 (2003/02/06 01:28) title:實吉達郎さん
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.st.rim.or.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

アーネスト さん
 はじめまして。
 この掲示板は、探偵小説の話題に限ったものではなので、お気軽に投稿してくださいね。
 もぐらもちさんや宮澤さんに、情報提供されてるなら、「ヘナチョコ野郎」であるはずはありませんが、本頁もよろしくお願いします。
 
 SFマガジンは、購入はぜず、本屋で立読みしているだけなので、お知らせいただた特集は、記憶にありません。
 基本的に、ミステリー作家へのインタビューは無いか?と、投稿欄に同人誌発行の案内は無いか?、くらいしかチェックしていないのです。 (;^_^A アセアセ・・・
 SFマガジンは、地元の図書館でも所蔵しているので、バックナンバーを確認してみます。
 『偽史冒険世界』は目を通しているはずですが、大阪圭吉の著書の件は、気付いていませんでした。
 こちらも、確認してみます。

 実吉(實吉)達郎さんですが、どんな方か紹介できるだけの知識はありません。
 ミステリーファンの間では、『シャーロック・ホームズの決め手』、『シャーロック・ホームズの情報活用学』、『シャーロック・ホームズと金田一耕助』などの本を出した、シャーロキアンとして知られていると思います。
 本業は動物学者のようで、どうぶつ奇想天外など、TVでも良く見かけます。
 検索してみると、多数の著書も有るようです。
 私は、さねよしいさ子さんのデビュー以前から、実吉達郎さんは知っていて、後からいさ子さんの父親だと知って驚きました。
 


No.114 (2003/02/05 11:07) title:補足
Name:アーネスト

下でNo.281前後といっているのは2002年4月15日から18日にかけての記事のことです。すいません。


No.113 (2003/02/05 10:47) title:『SFマガジン』2002年5月号
Name:アーネスト

はじめまして。アーネストと申します。この掲示板は時々見ているのですが
いつ見ても、ものすごく濃いので、自分のように戦前の探偵小説はほとんど
読んだことがないヘナチョコ野郎には書き込みしたくてもとても無理です。
畏れおおくって(でも調べ事は好きなので、たまに宮沢さんやもぐらもちさんに
情報提供をしていますが)。
さて、では今回なぜ書き込みをしようと思ったのかといいますと、タイトルの件で
過去ログを見たところ誰も話題にしていなかったように見受けられたからです。

『SFマガジン』当該号では、アンソロジー特集を行っておりまして各ライター氏が
それぞれのテーマに沿って架空のアンソロジー構想をぶちまけており
「古典SF」の項は長山靖生氏が担当されたのですが、そのラインナップがとても豪華でした。
今、資料が手元にないので、具体的にどう豪華なのかは示せないのですが。
一応お知らせしておきます。ちなみに長山氏の『偽史冒険世界』(ちくま文庫)
には参考文献の一冊として大阪圭吉の著書(タイトルは失念しました)
が挙げられておりましたこともお知らせしておきます。

ところでNo.281前後で実吉達郎さんという方のことがちょこっと話題になって
いましたが、この方はどういう人なのでしょうか?実は何を隠そう自分はこの方の
娘さんで歌手のさねよしいさ子さんの大ファンなのですが彼女の「パンパパ(パパンパ」
である実吉氏については全然無知なので、この機会にどなたかご教示くださると
うれしいです。どうかよろしくお願いします。それでは。


No.112 (2003/02/04 22:44)
Name:須川 毅
Email:tsuyoshi.sugawa@nifty.com

奥木さん
お役に立てて光栄です。
どこかのオフ会でおめにかかれる日を楽しみにしています。


No.111 (2003/02/04 22:14) title:密林の医師
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

須川さま、おひさしぶりです。
ほんとに不完全ですが、私のサイト『渡辺啓助の世界』に、
貴殿にいただいた『密林の医師』の資料を反映させていただきました。
まだまだ不完全ですが、これからも研究していこうと考えています。
ありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。


No.110 (2003/02/04 08:42) title:私がサンデー先生です
Name:サンデー先生
Email:stako@e-net.or.jp
URL:http://www.e-net.or.jp/user/stako/frameset.html

 ●小林文庫オーナー様
 おはようございます。サンデー先生です。豊島区制施行七十周年記念事業「江戸川乱歩展」記念大宴会ではたいへんお世話になりました。いつもありがとうございます。最後までおつきあいいただけなかったのがどうにも心苦しく、この次の大宴会は小林さんのご都合を最優先して、東京でのご宿泊が可能な日に開催したいと思っております。開催したいといったって、要するに小林さんにおんぶにだっこなわけなのですが。よろしくお願いいたします。
 乱歩展図録『乱歩の世界』通信販売の件は、開催中は入場者の購入希望を優先したいということでしょうか。発行部数はたぶん五千部のはずで、あれだけ充実した内容ですから、会期中に売り切れてしまう可能性もなくはないと思われます。結局、多少無理をしてでも会場に駈けつけるのが一番でしょう。乱歩ファンよ池袋を目指せ。
 ところであの図録、サンデー先生は先月28日に入手しました。きれいなカラー写真で乱歩の著書がたくさん紹介されています。その書誌データを順番に確認していったサンデー先生は、
 「あれれ」
 と小さく声をあげました。昭和5年の『孤島の鬼』と同10年の『人間豹』のキャプションに、前者は竹中英太郎、後者は青柳喜兵衛が装幀を手がけたと記されていたからです。
 「おかしいな。乱歩邸の土蔵で調べさせてもらったときには、どっちの本にも装幀者名義は見当たらなかったはずだけど」
 サンデー先生は頭を抱えました。サンデー先生はいま、名張市立図書館の江戸川乱歩リファレンスブック3『江戸川乱歩著書目録』の校正作業に没頭しています。もしもこの二冊の本に装幀者の名前が明記されているのなら、校正の段階でそれを追記しなければなりません。しかし、いったいどうやって確認すればいいのでしょう。国立国会図書館にも神奈川近代文学館にも、どちらの本も所蔵されていないのです。
 「あ。そうか」
 あることを思いついて、サンデー先生はにたにたと笑いました。
 「乱歩展の会場に展示された本を調べればいいんだ」
 2月1日、サンデー先生はにたにたしながら上京しました。そして、乱歩展が跳ねてから展示品を確認させてもらうべく、乱歩のご遺族と豊島区、池袋西武の了解をとりつける折衝を進めました。さいわい了解は得られたのですが、ひとつ大きな問題が残っていました。乱歩展が終わるのは午後8時ですが、サンデー先生はその時間、豊島区制施行七十周年記念事業「江戸川乱歩展」記念大宴会の席でべろべろになっているはずです。べろべろのサンデー先生に、果たして確認作業が可能なのでしょうか。
 「あ。そうか」
 あることを思いついて、サンデー先生はにたにたと笑いました。大宴会の顔ぶれを思い浮かべてみたところ、お酒を一滴も召しあがらない男性参加者が二人いらっしゃったからです。
 「これぞ天の配剤。あの二人に手伝ってもらおう」
 サンデー先生はにたにたしながら大宴会に臨み、頃合いを見て二人の男性とともに乱歩展会場を訪れました。そして狙いをつけてあったガラスケースの前に立ち、お手伝いの男性に本を出してもらって装幀者を確認してもらいました。
 するとどうでしょう。どちらの本も装幀者名義は活字で印刷されているわけではなく、『孤島の鬼』は「英太郎装」、『人間豹』は「青柳喜兵衛装幀」と、どちらも扉に書き文字で記されているではありませんか。装幀者の名前がいってみれば扉デザインのモチーフとして扱われていたため、うっかり者の先生はそれをすっかり見落としていたのでした。めでたしめでたし。
 といったような次第で、今回の上京でもいろいろな方のお世話になりました。あらためてお礼を申しあげます。『江戸川乱歩著書目録』は3月刊行の予定となっております。もうしばらくお待ちください。
 立春大吉。


No.109 (2003/02/04 01:44) title:乱歩展と大宴会2
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.st.rim.or.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

奥木 幹男 さん

 「乱歩展」は、間違い無く必見です。
 特に、探偵小説と古書が好きな人には。
 図録だけでも手に入れた方が良いと思いますが、郵送販売は「乱歩展」開催中には対応できない、開催中に売り切れの場合はどうにもならない、とサンデー先生が聞いたら激怒しそうな事を言われた、という話もあります。

 17号沿いのブックオフは、私も一番良く行く店です。
 群馬の新古書店は、どこも交通の便が悪くて、中々行けません。
 私は、群馬では非常に珍しい、公共交通機関利用者なのです。
 
 「現代図書目録」は、国会図書館を検索してみましたが、無いようですね。
 日本出版配給や東京堂の発行物、文藝年鑑、出版年鑑を確認してみたいところですが、田舎にいるとままならないです。
 ちなみに、満洲国立中央図書館の納本月報には、「国内(=満洲)出版物」が掲載されていて、大阪圭吉の著書も納本されています。
 満洲出版年鑑も要調査ですね。

おどる さん
 1日はお疲れ様でした。
 皆さんすっかり出来上がっている時に参加されたので、雰囲気に入って行くのが大変だったと思います。
 それでも、楽しんでいただけた様で、良かったです。
 私が残っている間には、特に修羅場は無かったと思いますが、その後事件でも有りましたか?
 事件が起きなかったなら、あれはいつもの状態です。(笑)

 ミステリーの深い話も、たくさん繰り広げられていました。
 与太話が好きな人でも、他人の話を聞くのが楽しみと言う人(私はこのタイプ)でも、大丈夫です。
 ぜひ今度は、最初からご参加ください。


No.108 (2003/02/03 22:11) title:乱歩展
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

オーナーも
もぐらもちさんも
今回の池袋の乱歩展を必見といっています。
ううむ。
一人ででもいかないと後悔するのでしょうか。
こっそりと上京しょうかな。


No.107 (2003/02/02 22:00) title:昨夜はありがとうございました。
Name:おどる

昨夜の大宴会は二次会のみ出席させていただきましたが、大変楽しい時間を過ごすことができました。暖かく迎えてくださった幹事の小林文庫オーナー、企画の中さん、岩堀さんなど、皆様、本当にありがとうございました。
二次会からの出席だったので、みなさん、すっかり出来あがっており、あちらでは推理小説に関する真面目な話や業界裏話、こちらでは与太話、そちらでは酔ったうえでの修羅場が繰り広げられ、大学時代のコンパを思い出しました。こういう会合に出席するのは初めての経験だったため、こういう世界もあったのか、と目が開かれる思いでした。いや、びっくりしました。機会がありましたら、またぜひ参加したいと思います。これからもよろしくお願い申し上げます。
帰りはもぐらもちさんとご一緒させていただきました。同じ駅を使っており、同じ市にお住まいだとは驚かされました。


No.106 (2003/02/02 20:36) title:皆さん、お疲れのようですけど。
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

オーナー
『戦線文庫』の件、喜んでもらえて何よりです。

私がいちばんよく行くブックオフはM市R17号沿いの店ですかね。
ここは広くて二階のすべてが活字本です。
最近では式貴士(間羊太郎)が三冊。カバーを外してみると、なんと帯が本体に巻かれているではないですか。おかげで本体より日に焼けていない帯付の本が手にはいりました。
帯を二つに折って本体に挟み込む人は少なくないようですが、
このように保存していた人は珍しい。
なおこの店には講談社文庫版の『細く赤い糸』が均一棚にずうっと置かれています。2刷ですけど。
ここを出てC飯店でランチを採ってから、ついそこのM市広瀬団地前の店を覗いて、次は黒白さんも出張するという〃Iや〃のあるI市の店へ行くコース。
それと、M市S駅近くの店からT市の環状線沿の店を覗き
UターンしてT市R17号沿いの店で終わりにする、2つのコースがあります。
G県のブックオフはクルマで回る方が効率的なようです。
K市の二件あるという店には未だ行ったことはありません。ちょっと距離がありますので。
もちろん、ブックオフだけ回るわけではありません。
よかったら、今度一緒に行きましょうか。(笑)
近場の人がいらしたらお誘いしてもいいし。

やよいさま。
はじめまして、これからもよろしくお願いします。

私もあの時代の出版には興味があります。
昭和19年頃の春陽堂文庫を調べるべく、書庫から引っ張り出した出版ニュース社の『資料年表日配時代史』をながめていたところ興味深い記述が眼にはいりました。
同書の年表、昭和19年、日配関係の4.11の項。

日配業務用に編集(共同出版社)の《現代図書目録》出来。本日、内務省に納本届出す。本書は17年10月現在まで過去5年間に日本、満州で発行の新刊、重版書を網羅したもの。収載発行所数1.614社、書目五万五千余点に及ぶ過去最大の目録。残余部数を希望者に実費半額の20円で頒布。

本当かと疑いたくなるくらい現在では話題にのぼらない目録です。
どっかに無いでしょうか。
この目録があれば、満州の出版関係の目録の雛形はできるでしょうに。


No.105 (2003/02/02 10:50) title:乱歩展と大宴会
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.st.rim.or.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

岩堀 さん
 昨日はお世話になりました。
 2日連続の乱歩乱歩三昧、羨ましいです。
 
 末永さん、やよいさん、おどるさんをはじめ、大宴会に参加していただいた皆様、ありがとうございました。
 沢田さんから借りした例の物は、無事に持ち帰りました。 ご安心下さい。

 結局最後は、幹事の役割を放棄して、先に帰ってしまいました。
 清算は大丈夫だったでしょうか?
 金額に不足が有った場合は、16日の南湖さん『幻の南湖』で支払います。言ってくださいね。

奥木 さん
 「戦線文庫」のスキャン、ありがとうございます。
 本掲示板で教えていただいて以来、ずっと捜していた資料を読む事ができて、感激です。
 
 「大宴会」は、乱歩イベントを肴に、普段は一堂に会する事の無い、いろいろなグループの方と逢う事ができるので、刺激的です。
 最後の方では、歌っている人や、踊っている人までいました。(実話)
 2次会以降は、どうなったのでしょうか?

 奥木さんも、機会が有ったら、ぜひご参加ください。
 と言っても、群馬県南部に住む私でも、22:15位がシンデレラリバティーで、新幹線+タクシーで帰って、帰宅が24:30くらいになるので、奥木さんは大変ですね。

 「乱歩展」は、想像を超える充実度でした。
 貼雑年譜を拡大展示し、乱歩の年譜を追うと共に、乱歩の所有している自著を(おそらく)全部展示しています。
 はじめて見る本も、数え切れないほどでした。
 「図録」にも殆どの本の書影が掲載されています。
 今まで見た「乱歩展」の中でも、もっとも充実したものではないかと思います。
 必見です。


No.104 (2003/02/02 09:39) title:ご苦労様でした
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp

 
 オーナー様
 皆様
 
 夕べの大宴会はお世話様でした。一昨日(大江戸八百八町展〜乱歩展〜
 ジュンク堂)、昨日(乱歩映画〜乱歩展(又!)〜大宴会)と大変充実
 した二日間でした。
 オーナー様 会場探しご苦労様でした。
 おどる様 ジュンク堂ではわざわざご挨拶頂き恐縮でした。

 お酒の気がまだ残っていまして、簡単で申し訳ありません。


No.103 (2003/02/01 22:40) title:池袋に行きたかった
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

みなさん池袋で盛り上がっているんでしょうね。
この時間。
わたしも行きたかったのに。
早く帰るというオーナーより
電車で一時間プラス
クルマで30分。ちょっとうちむに帰るまでは大変。
ええい。こんどは
早くからオフ会は、早くから予定を組みたいとと思った奥木です。


No.102 (2003/02/01 08:54) title:海音寺
Name:末永昭二
Email:ssuenaga@tt.rim.or.jp

やよい様
海音寺潮五郎「京洛の夢」は現物を手に取ったことがあります。短編集です。
海音寺潮五郎記念館に所蔵されてなかったので、データをお知らせした覚えがあります。その時に教えていただいたのですが、本としては珍しいが、作品としてはすべて国内で発表されたものなのだそうです。

皆様
大宴会でお目にかかりましょう。


No.101 (2003/02/01 00:28) title:満州本
Name:やよい

久しぶりに満州日報をめくっていたらとんでもない広告を見つけてしまいました。以前にも話題になった奉天の吐風書房のものですが、まずはラインナップの紹介。

 陸直次郎「仇討江戸暦」、竹田敏彦「焦土の白薔薇」、角田喜久雄「勤皇白雲城」、笹本寅「会津士魂」、大下宇陀児「巡業劇団」、海野十三「無人島菌の秘密」、海音寺潮五郎「京洛の夢」、長谷川伸「荒木又右衛門」其他次々と発表準備中乞ご期待を! 

問題なのはこれらの本の紹介文
「内地一流作家自選小説集刊行−健全娯楽読物の刊行を志して、本社は昨年秋来、日本内地一流作家に交渉して、その自信ある自選小説集の、満州版刊行の賛助を求め、目下既に印刷進行しています(以下略)」

言われてみればどこかで聞いた事があるようなものもありますが、やっぱり収録作等気になります。またどこかの目録に載らないかな。ちなみに、予告広告の掲載は昭和18年5月で、大下、角田、海音寺のものは6月に刊行された旨の広告がありました。 


No.100 (2003/01/31 23:41) title:トークセッション
Name:おどる

奥木さま

こちらこそよろしくお願いします。ちなみに豊島区と講談社の折衝の件は私の想像です。

ところで、ジュンク堂のトークセッション「乱歩の世界」へ行ってきました。この手の催しに参加するのは初めてだったのですが、いろいろと興味深い話をお聞かせいただき、楽しい時間を過ごすことができました。
平山さんの「江戸川乱歩事典」が東京書籍にて刊行が検討されている話や、今後は乱歩展を毎年開催していきたいという話、今回の乱歩展をあちこちの文学館で開催しようと検討されている話は、それを待ち望む人の後押しが必要ではないかと思い、ここに書きとめておく次第です。

また、会場ではネット上でお見かけする著名人の方々に挨拶することができたことも個人的には収穫でした。こういう機会ははじめてだったのですっかり緊張してしまい、話し掛けるどころではなかったのが残念です。今後ともよろしくお願いいたします。

山前さんたちに「なにかご質問は?」といっていただけたので、かねてから疑問に抱いていた「乱歩は探偵作家クラブの設立や若手作家のために、かなり豪快に散在をしたようだが、几帳面さを発揮して個人的な家計簿はつけていたのでしょうか」というような質問をさせていただきました。宝石誌の運営時に金銭の出入りを記す帳簿をつけていたようだが、個人的な家計簿のようなものはないようであるとのご解答でしたが、ご丁寧に返答いただきありがとうございました。乱歩が戦後探偵文壇を築き上げるのに個人的につかった金銭の出入りをまとめれば、戦後探偵文壇黎明期をあらわすかなり興味深い資料になると思ったのです。


No.99 (2003/01/31 02:33) title:ありがとうございました
Name:JDC

小林文庫オーナー様、よしだ まさし様、おどる様、ありがとうございました。
4000円ですか、もうちょっと高いのかな?、と思っていたので良かったです。
ジュンク堂のトークセッション 喜国雅彦×新保博久×山前譲「乱歩の世界」に、
行くのでその前に乱歩展に行こう、と思っています。(6500円を握り締めて)

本当にありがとうございました。


No.98 (2003/01/31 01:08) title:サガシテマスゥ…
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.st.rim.or.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

奥木 さん

> 昭和19年の緊急増刊『海の少年兵』(海軍志願兵特集号)です。
 探しています。捜してます。 サガシテマスゥ…。
 過去ログを読んでいただければ、岐阜の郷土資料館に有るとか、目録注文して外れたとか、何度か話題に出したのを、見ていただけたと思います。
 昭和19年と言うと、圭吉はもう出征していたのでは、思いますが、「くろがね会」の関係で寄稿したのでしょうか?
 ぜひ、スキャンまたはコピーを、お願い致します。

 奥木さんの行くブックオフは、私も時々行くブックオフだろうかと、気になります。(笑)
 趣味の良い高校生とは逢ったことは有りませんが、書店でなら横山秀夫さんに似ている人を見かけた事があります。
 人違いかも知れないですが、ご本人でも不思議は無い。群馬在住ですからね。

JDC さん
 いらっしゃいませ。
 お答えしようと思っていたら、早々とよしださん、おどるさんにお答えいただきました。
 お二方、ありがとうございます。
 
 貼雑年譜が、5刷まで出ていたのには驚きました。
 古書価は1万円以上になる事も多い本ですから、悩んでいらしゃるなら、購入をお勧めします。
 「限定500部」と聞いて、私も一瞬買おうかな、と思ってしまいました。(笑)


No.97 (2003/01/30 22:36) title:おどるさま
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

豊島区と講談社の折衝。
初めてしりました。
田舎にいると知らない事が多々あります。
これからもこの掲示板で
よろしくおつきあいお願いします。


No.96 (2003/01/30 22:19) title:失礼しました
Name:おどる

失礼しました。よしださんがお答えくださっていたのですね。


No.95 (2003/01/30 22:08) title:貼雑年譜
Name:おどる

奥木さま

はじめまして。「渡辺啓助の部屋」はかねてより拝見しており、充実ぶりには驚嘆しています。コメントいただき、ありがとうございます。
乱歩展で販売されていた「貼雑年譜」は2003年1月22日付の5刷でした。ちなみに帯もついています。最初、私は豊島区が講談社に申し入れた故の増刷かと思いました。豊島区は講談社乱歩推理文庫全冊の増刷を要望したのですが、講談社側からは断られ、交渉の結果、特別補巻の「貼雑年譜」のみ増刷になったのではないかと。私が所持している「貼雑年譜」も2刷ですので、奥木さんが指摘されているとおり、大きな乱歩展のたびに小部数増刷している可能性もありますね。

JDCさま

はじめまして。おどると申します。価格は4000円(税別)になっています。私が所持している2刷は税込価格で3,000円なので多少値上がりしていますが、古書価は万単位ですので、今回の増刷は快挙ですね。

今回の乱歩展に合わせて、「群像 豊島の文化人−豊島区ゆかりの文化人とその小伝−」(高瀬西帆 編著・サンライズ社刊・1992年)を読みました。月刊池袋情報誌「びぃーゆ」のPR誌の連載をまとめたもので、豊島区長が「発刊によせて」という文を寄せています。とりあげられている文化人は、乱歩のほかに、大下宇陀児、舟橋聖一、山手樹一郎、菊池寛など。
この本によると、乱歩を取り上げたことによって、読者からの問い合わせが飛躍的に増大したとありました。豊島区制70周年の催しに乱歩が取り上げられた背景にはこういう実績もあるのでしょうか。


No.94 (2003/01/30 21:41) title:戦線文庫ほか
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

オーナー
一冊ですけど雑誌・戦線文庫が書庫の棚からでてきました。
昭和19年の緊急増刊『海の少年兵』(海軍志願兵特集号)です。
第七巻第十号ノ二と表紙と裏表紙にあります。
大阪圭吉のものは特集記事の内容は数人の作家が書いている
〃海軍諸学校めぐり〃の中の
『海を制する少年兵』というもので
「海軍航海学校」の紹介のようです。
この増刊号自体が海軍志願兵のためのもののようで、
圭吉の一文もその趣旨によっているようです。
内容をご所望でしたら掲示板に書いてください。
こないだの『辻小説集』のお礼です。
スキャンした資料をメールでお送りします。

最近、日影丈吉全集をお金もないのに買って読んでます。
第二回配本の短編にある、童心が抱く恐怖心にもとずく探偵趣味と、
子供こころが受けとめた初めてのエロチシズムが、とても心地よく再読が楽しくて……。

つい最近、ブック・オフで、買物カゴの中に日影の徳間文庫『非常階段』をちょうどいれていた高校生を発見。
「君、とってもいい趣味を持ってるね。でも出世はできないよ」
と、言ってしまいそうな自分を発見して、苦笑してしまいました。

よしださん。
講談社の『貼雑年譜』。5刷にもなっていたなんて。
初耳です。


No.93 (2003/01/30 21:07) title:『貼雑年譜』の値段
Name:よしだ まさし
Email:PXM04577@nifty.ne.jp
URL:http://homepage2.nifty.com/GARAKUTA/

JDC様

税別4,000円でした。これに税込み1,700円の「乱歩の世界」江戸川乱歩展実行委員会発行と100円の「江戸川乱歩転居双六」を購入いたしますと、ぴったり6,000円となります。江戸川乱歩展の入場料が500円ですので、6,500円を握りしめていれば、まず大丈夫でしょう(笑)
ちなみに、今回売られている『貼雑年譜』は第5刷でした。


No.92 (2003/01/30 14:55) title:『貼雑年譜』
Name:JDC

皆様、初めまして。
いつも、覗いていましたが、質問があるので、初めての書き込みです。
よろしくお願いします。
江戸川乱歩展で売っている、講談社乱歩文庫別冊の『貼雑年譜』は、
幾らで売られているのでしょうか?
良かったら教えて下さい。


No.91 (2003/01/30 01:27) title:「江戸川乱歩展」記念大宴会 最終ご案内
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.st.rim.or.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 おどる さんは、早いですね。

 江戸川乱歩展は昨日開幕しました。
 おどるさんをはじめ、早々と観覧した方からは、期待以上の充実、との声が届いています。
 乱歩展に合わせて、講談社乱歩文庫別冊の貼雑年譜が500部限定で再刊。
 図録も充実。「乱歩引っ越し双六」なども発売されているそうです。

 この江戸川乱歩展「蔵の中の幻影城」開催に合わせ、記念大宴会を計画しています。
 今回は、計画など決めず、当日集まった人で居酒屋に繰り込もう、と云う予定です。
 予約など必要有りませんので、 乱歩展、「乱歩映画劇場」見学の後に、お気軽にご参加下さい。

 (ご注意) 会場の予約は行なっていません。
       「蔵之助」が満席の場合、店をを変更します。
       集合時間に間に合わない可能性のある方は、事前に幹事までメールでご連絡下さい。
       当日の連絡先電話番号をご連絡いたします。
       ⇒ E-mail: kobashin@mail.st.rim.or.jp

 (ご注意) 前回のご案内より、3次集合の時間を遅くしました。(1次、2次集合は変わらず)
       3次集合「芳林堂書店池袋店前」では、5:30〜5:45くらいまでお待ちしています。

 (ご注意) 「江戸川乱歩展」を一緒に見よう、という人はあまりいらっしゃいませんでした。
       1次集合の、「江戸川乱歩展」入口前では、目立たないようにお待ちしています。

   □□□□□□ 大 宴 会 予 定  □□□□□□

   日時: 2月 1日(土) 
       18:00〜20:30 くらい
   場所: 東京・池袋 ちゃんこと地鶏の店「蔵之助」 予定
       東京都豊島区西池袋1−17−6 西口センタービル5階
       (池袋駅西口  丸井前/芳林堂書店池袋店の並び)
       ホームページ  http://ikeike55.com/kuranosuke/
   会費: 4000円程度を予定 (当日 均等割り精算)
       途中退席の場合は、4000円定額
       途中参加の場合は、一律均等割り精算 とさせていただきます

   1次集合: 15:30 西武ギャラリー 「江戸川乱歩展」入口前(池袋西武・イルムス館2階)
         一緒に 江戸川乱歩展を観覧したい方はお集まりください
   2次集合: 17:00 西武ギャラリー 「江戸川乱歩展」出口前
         大宴会会場に一緒に移動します
   3次集合: 17:30 池袋駅西口 芳林堂書店池袋店 前

   ※ ご都合のよい時間から、ご参加ください。
     出来るだけ早めに集合していただけると、助かります。

   ※ 目印: 「江戸川乱歩展」チラシを持った、怪しい集団


No.90 (2003/01/29 23:15) title:乱歩展の貼雑年譜
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

おどるさま。
はじめまして。
奥木ともうします。
最近の乱歩展では講談社版の貼雑年譜が売っているのですか。
一二年前の伊香保(多分小林オーナーとニアミスしています)の乱歩展では売っていませんでした。
あの講談社版の貼雑年譜。リアルタイムで刊行されていた時。ちいさい本屋に予約したら、刊行日が来てもナシのツブテ。三カ月後の忘れたころにとどいたのば2刷。
驚きや怒り以上に呆れてしまいました。
今回の『貼雑年譜』は何刷なのでしょうか。
大きな乱歩展の度に『貼雑年譜』を小部数刷っているのなら驚きです。
いやあ、おもしろい状況をうかがいました。
これからもよろしくおねがいします。


No.89 (2003/01/29 22:41) title:江戸川乱歩展
Name:おどる

会社の帰りに「江戸川乱歩展」を観てきました。
貼混年譜をガイド役に乱歩の生涯を辿る構成で、乱歩の生原稿や著作、掲載誌がこれでもかというほど展示されていて、非常に見ごたえがありました。乱歩の肉声や、乱歩にまつわる絵画、それに乱歩に謹呈されたドグラ・マグラまで見られようとは夢にも思いませんでした。乱歩の著作に混じって、手相についての本も展示されていましたが、乱歩の手相が掲載されているのでしょうか。気になります。

展示の終りにあった趣向には笑いました。もしかして会場は撮影可だったのでしょうか。まさか。

ちょっと(相当)ショックだったのは、出口の売店で、講談社版の貼雑年譜が売っていたこと。乱歩展にあわせた再版が500部限定で行なわれたのですね。つい数ヶ月前に大枚叩いて購入したばかりだったのに。思わず涙目になってしまいました。ショックのあまり、地下の食品館の日本酒売り場に駆けていって、気付薬として、試飲していた日本酒「幻影城」をあおりました。


No.88 (2003/01/29 21:26) title:『傑作スパイ小説集』
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

末永昭二さま
くわしい『傑作スパイ小説集』の資料ありがとうございます。
これにより、またしても啓助資料が充実できました。
紙での刊行の予定はありませんが、
啓助先生の一周忌をむかえて、できるだけ向こうの世界にいる先生に
喜んでもらえる形にしたいと思っています。
ありがとうこさいました。
インフルエンザから立ち直れたとの由。
どうぞご自愛ください。ことしのそれは強いというので心配です。


No.87 (2003/01/29 03:33) title:『傑作スパイ小説集』
Name:末永昭二
Email:ssuenaga@tt.rim.or.jp

オーナー様
実は、まだ本調子ではありません。ほとんど何ともなく、仕事にも支障はないほどに回復しているのですが、ほとんど声が出ませんので。
大宴会にはできるだけ参加させていただこうと思っておりますが、皆さんにご迷惑をお掛けしてもどうかと悩んでいるところです。
皆様もどうかインフルエンザにはお気を付けて。

奥木様
『傑作スパイ小説集』のデータを列記します。

『傑作スパイ小説集』(国民明朗文庫)大井忠・編
昭和16年10月18日啓徳社出版部(京橋区銀座西2-1)発行 発行人・田中啓作
A6判360頁 50銭
「匂ひの事件」蘭郁二郎
「南進兄弟」耶止説夫
「泳ぐ機械水雷」日ノ輪壹彦
「大佐と理髪師」中村獏
「昆蟲夫人」南沢十七
「ソ連S8号」橋爪彦七
「祖国の旗」大林清
「巷の方向探知機」冬木憑
「悪魔の刺繍」渡辺啓助
「功少年の防諜」大井忠
「嵐の要塞監獄」万造寺龍
装画・成瀬一富 挿絵・大野鉄雄、加藤一志、相川寿子、小川秀彦、大里欽矢

というところです。ほかに必要なデータがあればお知らせください。
書影は『彷書月刊』2003年1月号に掲載しております。


No.86 (2003/01/29 01:03) title:投稿失敗や二重投稿を、心配していただく必要は有りません
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.st.rim.or.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

神津No6 さん
 お名前は、黒白さんや文雅さんの掲示板で拝見しています。
 「乱歩展」および、その後の「大宴会」には、ぜひご参加ください。
 お待ちしてます。

 計画は大幅に変わる事は無いと思いますが、できれば1日の出発前までに、この掲示板を覗いて下さい。
 「大宴会」の最終ご案内を、行なう予定です。
 

大塚俊一 さん
 飛鳥高の謹呈署名本が、借り出せると言うのは、凄いですね。
 馬込図書館へも、一度行って見なければ…。
 大田区立図書館は、WEB検索できないんですよね。

山名耕作 さん
 「茂田井武」は、訂正致しました。

桜つぼみ さん
 はじめまして。
 今年に入って、桜さんが登場されないので、寂しい思いをしていました。
 桜さんとご連絡する機会が有りましたら、またおいで下さる日をお待ちしています、とお伝え下さい。

末永昭二 さん
 お元気になられましたか?
 得意様回りとは、個人事業主も大変ですね。(笑)

奥木 幹男 さん
 この掲示板は、一日の書き込みは、そんなに多くありません。
 そんなに、リロードは要らないです。(笑)
 二重投稿にならない為には、「最新25発言」をクリックして下さい。

 ※ 掲示板をメンテナンスするのは、管理人に仕事です。
   投稿失敗や二重投稿を、心配していただく必要は有りません。


No.85 (2003/01/28 23:10) title:ダブること。
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

IE6で、誰かの書き込みがないかと思って
更新をクリックすると、
二重書き込みになってしまうようです。
これから、気をつけます。


No.84 (削除済)
No.83 (2003/01/28 22:56) title:ごめんなさい。オーナー。
Name:奥木 幹男
Email:okugim@chive.ocn.ne.jp
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

またダブってしまいました。
ご面倒でも削除おねがいします。


No.82 (削除済)
No.81 (削除済)
No.80 (2003/01/28 21:23) title:スパイアンソロジーと東方新書
Name:奥木 幹男
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

桜つぼみ様
はじめまして、
お気遣いありがとうございます。

末永様
啓助収録のスパイ小説アンソロジーをお持ちだそうですね。
改めて資料の提供いただけるそうで、ありがとうございます。
期待しています。

よしだまさしさま。
怪の会の例会、たしか渋谷のライオンでお会いしたことがありましたね。
おひさしぶりです。
東方新書、巻末の目録をみると、
源氏鶏太『馬の骨物語』
鹿島孝二『君は千人風呂』
宇井無愁『牛は妄想する』
楽しいですね、このタイトル。
誰がつけたか知りませんが、
こういった不可思議かつなぜか忘れられないタイトルがなくなってから、
小説にかぎらずいろいろな物語作品が平板化してしまったのではないか
と思うのは私だけでしょうか。
もう一度手元のものを確認してみると、
横溝正史『消すな蝋燭』『孔雀夫人』は一段、
甲賀三郎の『姿なき怪盗』は二段組です。
なおかつ、『姿なき怪盗』の活字のはつぶれている部分もあり、
顕著なのはフリガナが後付けのように、
それだけ濃く印刷されているのが印象に残ります。
紙型流用本なのでしょうか。
不思議です。


No.79 (2003/01/28 18:19) title:2/1の件
Name:神津No6

 「屋根裏」に在籍しているものです。2/1に乱歩展行こうと思っていたので、ご一緒させていただいてよろしいでしょうか?実家にしかパソコンが無いので次回確認できるのは1日になってしまいますが、よろしいでしょうか?


No.78 (2003/01/28 14:54) title:少々お待ちください
Name:末永昭二
Email:ssuenaga@tt.rim.or.jp

桜つぼみ様
はじめまして! 桜さんによろしくお伝えください。

奥木様
桜つぼみさんのおっしゃる通り、『傑作スパイ小説集』を所持しております。
しかし、これから私はお得意様を一回りしなければならないので、データは今夜遅くまでお待ちください。
作品は「悪魔の刺繍」で、再録ですよ。


No.77 (2003/01/28 12:40) title:東方新書
Name:よしだ まさし
Email:PXM04577@nifty.ne.jp
URL:http://homepage2.nifty.com/GARAKUTA/

奥木さん

東方新書ですが、僕の手元には宮本幹也「野獣の祭典」、富田常雄「野火」なんて本もありますので、やはりいつもの東方社っぽい作品が収録されていたようですね。Googleなどで検索しても、けっこうひっかかったりするようです。


No.76 (2003/01/28 11:50) title:ご容赦のほどを
Name:桜つぼみ

奥木様、
 桜の友人の桜つぼみです。返事ができないところに
 いるようですので、代りに。
  傑作スパイ小説集については、末永様が所有されて
 おられるらしい(1月号の古書の雑誌に掲載されて
 いた、とのこと)ので、情報が得られるのではない
 でしょうか。

  以上、代りに返事いたしまして、ご容赦ください。


No.75 (2003/01/27 20:59) title:東方新書
Name:奥木 幹男
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm


桜さん。
はじめまして。奥木というものです。
小林文庫初心者です。
過去ログになりますが、No.475 (2002/06/18 07:30)にある東方新書。
私も気になります。何点刊行されたのでしょうか。
桜さんがご指摘の『姿なき怪盗』のほかに、
正史の『孔雀婦人』『消すな蝋燭』を確認しています。
『消すな蝋燭』の巻末目録には、岡田鯱彦の『裸女観音』が記されているようですし、
私の危うい記憶では、甲賀の『盲目の目撃者』もあったような……。
でも、この東方新書。探偵ものを専門にしていたのではなくて、
やはり、全般的な東方社のカラーと同じく物語作品の中の、
一端として見るのがよろしいようで。

桜さん。
つづきまして。
桜さんの過去ログにあった『傑作スパイ小説集』の資料を、私の主催するhp『渡辺啓助の部屋』に活用させていただきたいとお願いします。
よろしくお願いします。
だれもお持ちでない本をたくさんご所蔵のご様子。うらやましいです。
これからも、よろしくお願いします。


No.74 (2003/01/26 22:39) title:確認しました
Name:山名耕作
Email:whiroshi@t3.rim.or.jp
URL:http://www.t3.rim.or.jp/~whiroshi

山名です。

オーナー様
早速「熊谷市郎氏の関わった出版物リスト」を確認させて
いただきました。お役に立てて嬉しい限りです。
ところで、「茂多井武」は「茂田井武」だと想います。
以上よろしくお願いします。


No.73 (2003/01/26 21:19) title:馬込図書館の件 お詫び
Name:大塚俊一

前掲
「妖蝶の島」:「妖蝶記」の間違いです。(結構似たような題名が多いですね)
他には水谷準の「エキストラお坊ちゃま」も気になりました。


No.72 (2003/01/26 18:57) title:馬込図書館 城昌幸文庫
Name:大塚俊一
Email:qwe@mse.biglobe.ne.jp

最近、ご紹介があり、早速行って来ました。(都営地下鉄馬込駅から急な坂を上ってすぐのところ)
いわゆる馬込文士村の作家たちのコレクションと抱き合わせになっており、
冊数的にはそれほどでもなかったのですが、一冊一冊の濃いこと。
城氏の自作「みすてりい」は言うに及ばず、有名どころで言えば「白の恐怖」、
「妖蝶の島」など、さり気なく置いてありました。
(しかも多くは著者謹呈の初版本)
大田区民であれば、他の本と同様に2週間の借り出しもでき、当分は古本屋と
縁がなくなりそうです。(今回は真鍋博の装丁が目を引いた飛鳥高謹呈署名入り
「犯罪の場」を借りてきました)
地元でありながら全く存在を知らなかったのですが(地元でも知られていない
のか,ほとんどの本が借りられている形跡が見られません)、
ご紹介いただき本当にありがとうございました。


No.71 (2003/01/26 12:13) title:書影 確認しました
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.st.rim.or.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

山名耕作 さん

 下の投稿をした後に、HP「小栗虫太郎の夢」を拝見し、書影を確認しました。
 質問の件は、総て解りました。
 確認しないで質問し、すみませんでした。


No.70 (2003/01/26 11:58) title:『航続海底二万哩』書誌情報 ありがとうございます
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.st.rim.or.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

山名耕作 さん

 『航続海底二万哩』 の情報、ありがとうございます。
 おかげさまで、戦前の熊谷書房の出版物は、総てチェックできました。
 (リストに抜けている書籍が有る可能性は残っていますが)

 「熊谷市郎氏の関わった出版物リスト」を更新しましたので、ご確認下さい。
 
 もしよろしかったら、「二万哩」の万は、「万」か「萬」か、装丁者は茂多井武で正しいか、教えていただけませんか?

おどる さん
 「大宴会」に、ぜひご参加下さい。
 お待ちしています。
 
 今回は、会場の予約もしてない、その場まかせ方式なので、1次会の場所も確定していません。
 おそらく、6時〜9時頃 1次会、その後2次会、となると思います。
 私は、10時頃には頃には帰宅しないといけなくなります。
 電話連絡の付く店を選びますので、途中参加の場合は、私までご連絡下さい。


No.69 (2003/01/25 14:23) title:熊谷書房版『航続海底二万哩』
Name:山名耕作
Email:whiroshi@t3.rim.or.jp
URL:http://www.t3.rim.or.jp/~whiroshi

オーナー様

山名です。
熊谷市郎氏関係 出版物リストで、航続海底二万哩が空白でしたので、それを埋めるべく
漸く廉価で熊谷書房『航続海底二万哩』を入手できましたので報告します。
但し、函付きではありませんでした。(だから安かったのかな?)
目次は

航続海底二万哩・・・・・一
 狂乱のパナマに・・・・三
 海ゆかば水漬く屍・・・二六
南印度洋の悲歌・・・・・五三
颶風グワムにあり・・・・九九
奇獄囚「ビルマ」亀・・・一二五
ウクライナの女密使・・・一五三
熱海魔・・・・・・・・・一七九
南海の鯱・・・・・・・・二〇七
新宝島綺譚・・・・・・・二三五
颱風・・・・・・・・・・二六三

とあります。(295頁)
また奥付けは

昭和十六年十月四日印刷
昭和十六年十月六日発行
著者 小栗虫太郎
発行者 熊谷晃一
神戸市葺合区坂口通七,五〇,一
発行所 熊谷書房
神戸市葺合区坂口通七,五〇,一
振替神戸一九三六三番
印刷所 内外出版印刷株式会社
京都市下京区西洞院通七條南入
配給元 日本出版配給株式会社
東京市神田区淡路町ニノ九

定価 壱円六捨銭
日本出版文化協会員一〇八〇〇八号

でした。


No.68 (2003/01/24 23:08) title:他の掲示板
Name:おどる

小林文庫オーナー

他の掲示板の書き込みにまでコメントくださりありがとうございます。
大宴会二次会参加の件は、同居人に相談後、オーナーにお問い合わせしようと思っていました。
その際はよろしくお願いします。


No.67 (2003/01/24 21:53) title:須川さま
Name:奥木 幹男
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

下のレスで
須川毅さまの名前を記すのをわすれてしまいました。
ごめんなさい。

何か最近、私、脳髄が溶けているようで。


No.66 (2003/01/24 21:48) title:ごめんなさい
Name:奥木 幹男
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

二重投稿になってしまいました。
削除、お願いします。


No.65 (削除済)
No.64 (2003/01/24 21:44) title:『密林の医師』
Name:奥木 幹男
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

ああ、ありがとうこざいます。
じつはこの文庫をどう位置付けてよいのかまだ分らないのです。
書誌的コピーありがとうございます。
s19前後の春陽堂文庫は100点以上刊行されているといわれているのですけど、
よくわかりません。
どなたか情報をご存じの方、
いらっしゃらないでしょうか。
当家にある、その当時の春陽堂文庫の数冊にはいずれも
巻末リストは印刷されていません。


No.63 (2003/01/24 21:04) title:『辻小説集』
Name:奥木 幹男
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

オーナーさん。
『辻小説集』の詳しいコピー、ありがとうございます。
オーナーがおっしゃっていた通り、あえて作品としてどうのこうのといっては
いけない作品なのかもしれません。
でも、
十年以上も探していた一冊の内容がわかり感無量。
こんな人もあんな人もやはり書いていたのですね。
『辻詩集』に書いている城左門(昌幸)や井上靖は『辻小説集』には収録されていないことも分りました。
やはり小説家と詩人という二つの貌がある人には振り分けの機会があったということでしょうか。
また、『辻詩集』は見開き2ぺージ、『辻小説集』は1編1ページと、同じシリーズ内で、
小説より詩のページ数が多いのも珍しいといえば珍しい。

この『辻詩集』には、彬光の叔父である高木恭造の作品も掲載されています。
高木恭造につていは渡辺啓助の回想が忘れられません。
『まるめろ』という恭造の詩集に関心を示した啓助は甥の彬光に入手できるかどうか連絡します。
しかし、彬光によると同書は絶版。彬光が一冊所蔵しているので筆者してさしあげますとの返書。
まさかベストセラー作家になっていた彬光にそんな時間などあるまいとおもっていた啓助のもとにとどいたのは、
大学ノートびっしり克明に丁寧に真摯に筆写された恭造の『まるめろ』。

 謹呈
 渡辺啓助先生
 絶版となりました定本「まるめろ」の活
 字本にかえまして全部の詩を原文通り筆
 写してお送りいたします
      作  高木 恭造
      筆写 高木 彬光
と、巻末にはこうあるといいます。

わたしはこのエピソードを思い出すといつも目頭が熱くなります。


No.62 (2003/01/24 18:40) title:講談雑誌 他
Name:やよい

久しく手を入れていなかった島田一男の著作リストを更新していていくつか確認したいことが出てきました。皆様のお手許に以下の雑誌がございましたら教えていただけないでしょうか。

1.「講談雑誌」昭和26年4月号に作品が掲載されているようです。渋谷東急の古書市にあったのですが、厳重にビニール包装されていて中が確認できませんでした。

2.「読切小説集」昭和30年9月増刊号に掲載されていた11月号予告のなかに「ハルピンギャング」というものがあったのですが、11月号には掲載されていません。広告だけだったのか、他の号に載ったのか?

御存知の方がいらっしゃいましたらよろしくお願いします。


No.61 (2003/01/24 02:01) title:ひと言コメント
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.st.rim.or.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 「江戸川乱歩展」記念大宴会の待ち合わせの会場名を、間違ってしまいました。
 正しくは、池袋西武・イルムス館2階 西武ギャラリー です。

 NHKニュースによると、江戸川乱歩展では図録も発行されるとのこと。
 週刊文春によると、乱歩の土蔵も再現されるとあり、いやが上にも、期待が高まります。

小西昌幸 さん
 お答えをありがとうございます。
 私からも、お礼申し上げます。

くにもも・さくら さん
 竹内博さん講演会「3人の怪獣王〜円谷英二、香山滋、大伴昌司」のご感想など、教えて下さいませ。

おどる さん
 チケットセンター、土曜日まで休みとは思っていませんでした。
 でも、昨日 中相作さんのご好意で、前売り券(封筒付き!)をお贈りいただきました。 万歳!
 1日には、ミステリー文学資料館にも行くつもりです。
 他掲示板での書き込みへのResですが…
 大下宇陀児についても忘れないで欲しい、とは私も思っていました。(豊島区と探偵作家)
 大宴会は、2次会から参加も大丈夫です。(いつもそんな方がいらしゃいます)

乱歩邸 さん
 「稀覯本の世界」、過去ログを読みました。
 恐るべき世界です。
 『香水夫人』は、目録に載った事が有るようですね。
 さすがに、その時代の目録は見たことがありません。

末永昭二 さん
 かなり悪質な風邪をひかれたようですね。
 もう大丈夫でしょうか?
 今年もよろしくお願いします。

 ※ ひと言コメントは、やっぱり苦手だ(笑)


No.60 (2003/01/22 23:01) title:ありがとうございます
Name:くにもも・さくら
URL:http://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Ink/8578/

>小西昌幸さま

詳細なお答えをありがとうございます。おかげさまで全ての問題がクリーンになりました(というか、徳島駅から電車を使うものとばかり思い込んでたので、とんでもない事態に陥るところでした)。

>「古書物色ツアー」

是非ともご一緒させていただきたく……しかし、緊張してガチガチになっている己の姿がはっきりと目に浮かびます。


No.59 (2003/01/22 08:37) title:徳島駅からのバス利用についてのお答え
Name:徳島 北島町立図書館・創世ホール 企画広報担当 小西昌幸
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp
URL:http://www.infoeddy.ne.jp/kitajima/hole/event/20033.html

■くにもも・さくら様。徳島の小西です。ありがとうございます。遠くからわざわざ、講演会におこしいただけるようで深く感謝いたします。
■北島町は徳島市の北隣の町です。徳島駅からは、車で20分前後で北島町立図書館・創世ホールに来ることができます。徳島は田舎なので、バスの便は1時間に1、2本で本数が少ないのですが、徳島駅前にあるバスターミナルの「徳島バス」の2番乗り場・大麻(おおあさ)線「大麻神社行き」か、3番乗り場・鍛冶屋原(かじやばら)線「鍛冶屋原行き」のバスに乗って「北島役場前」で下車してください。料金は三百数十円だと思うのですが、いい加減でスミマセン。時間がひっ迫しているようならタクシーをご利用するしかないと思います。
■北島町総合庁舎と書かれた7階建ての建物の左斜め奥が創世ホールです。
■バス路線は県外の人には分かりにくいかもしれません。駅前の徳島バスの乗り場付近に案内係の人がいるので、「北島役場前で停まるバスに乗るにはどうしたらよいか」とおたずねになってください。
■講演会終了後は、みんなで徳島古本流通センタ−の「古書物色ツアー」に行くのが通例になっています。山前さんのときも長谷邦夫さんのときもそうでした。竹内氏はもちろん、池田憲章氏や、野村恒彦氏もご一緒されるはずなので、良かったらご参加下さい。


No.58 (2003/01/21 23:26) title:豊島区制施行七十周年記念事業「江戸川乱歩展」記念大宴会のご案内
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.st.rim.or.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 下の投稿は、タイトルがオカシクなってしまいました。ごめんなさい。

 2月1日(土)前後に催される、乱歩関連イベントをご紹介

   ――――――――――――――――――――――――――――――――
     江戸川乱歩展「蔵の中の幻影城」
   ――――――――――――――――――――――――――――――――
     ⇒ http://www.city.toshima.tokyo.jp/oshirase/70th/kinenjigyou/3-30-2.html

   主催   江戸川乱歩展実行委員会/豊島区・日本推理作家協会
   開催日程 2003年1月29日(水)〜2月9日(日) 会期中無休
   開催時間 午前10時〜午後8時 (入館は午後7時30分まで)
   会場   西武ギャラリー【池袋西武 イルムス館2階】
   入場料  500円(中学生以下無料)

   ――――――――――――――――――――――――――――――――
     江戸川乱歩再見――初公開資料が語る作家への道
   ――――――――――――――――――――――――――――――――
     ⇒ http://www.kobunsha.com/company/shiryokan.html

   会場   ミステリー文学資料館
   開催期間 2002年11月11日(月)〜2003年4月末日まで
        休館日 日曜、月曜、祝日 (土曜日は祝日でも開館)
   開館時間 午前10時から午後5時まで (入館は午後4時30分まで)
   入館料  300円
   ※ 閲覧テーブル10席のため、入館希望者多数の場合、入館制限する可能性があります

   ――――――――――――――――――――――――――――――――
     江戸川乱歩映画劇場
   ――――――――――――――――――――――――――――――――
     ⇒ http://www.shin-bungeiza.com/index.html

   会場   新文芸座
   開催期間 2月1日(土)〜2月7日(金)
   入場料金 一般1300円 学生1200円  (詳細は、ご確認下さい)
   2月1日上演  黒蜥蜴(1968・松竹)         10:30/2:50/6:30
           江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間〔R-18〕 12:20/4:40/8:20
   ※ 豊島区制70周年記念―豊島区ゆかりの作家 『江戸川乱歩映画劇場』
   ※ 2月1日 2:10より、平井憲太郎さん(雑誌編集者・江戸川乱歩の孫)の
     トークショーがあります。

   ――――――――――――――――――――――――――――――――
     トークセッション 乱歩の世界  喜国雅彦×新保博久×山前譲
   ――――――――――――――――――――――――――――――――
     ⇒ http://www.junkudo.co.jp/evtalk.html#shinohi

   会場   ジュンク堂 池袋本店
          ⇒ http://www.junkudo.co.jp/index.jsp?
   開催日時 1月31日(金) 午後6時半より
   入場料金 1000円(ドリンク付) 4階カフェにて 
   定員   40名(お電話又はご来店にてお申し込み先着順)

   ※ 「江戸川乱歩展」(豊島区主催)開催、及び
     『江戸川乱歩探偵小説蔵書目録 幻影の蔵』(新保博久・山前譲編著 東京書籍)の刊行記念
   ※ 池袋店3F文芸書コーナーにてブックフェア「乱歩の世界」も開催します


No.57 (2003/01/21 23:24) title:豊島区制施行七十周年記念事業「江戸川乱歩展」記念大宴会のご案内豊島区制施行七十周年記念事業「江戸川乱歩展」記念大宴会のご案内
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.st.rim.or.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 乱歩イベントの有る所に、大宴会有り。

 豊島区制施行七十周年記念事業 江戸川乱歩展「蔵の中の幻影城」開催に合
わせ、今回も記念大宴会を行います。
 日程は、中相作さん、旭堂南湖さんの上京に合せ、2月1日(土)と致しま
した。
 
 今回は、時間の決まったイベントが有るわけでも無いので、参加予約などは
行わず、当日集まった方で居酒屋に繰り込む、その日の風まかせ方式で行おう
と思っています。
 何と言っても、前回の「乱歩講談」記念大宴会では、予約人数など全く当て
にならなかったですから(笑)

 2月1日には、池袋周辺で、多数の乱歩関連イベントが実施されています。
 皆様のご都合に合せ、催し物を観覧された後、大宴会にお集まりいただき、
大いに歓談いたしましょう。

 ※ 参加予約は必要有りませんが、概略の参加人数を把握しておきたいため、
   参加を希望される方(殊に団体で参加される方)は、掲示板または、
   E-mailで表明いただけると、有り難いです。
    ⇒ E-mail: kobashin@mail.st.rim.or.jp

   □□□□□□ 大 宴 会 予 定  □□□□□□

   日時: 2月 1日(土) 
       17:30〜20:30 くらい
   場所: 東京・池袋 ちゃんこと地鶏の店「蔵之助」 予定
       東京都豊島区西池袋1−17−6 西口センタービル5階
       (池袋駅西口  丸井前/芳林堂書店池袋店の並び)
       ホームページ  http://ikeike55.com/kuranosuke/
   会費: 4000円程度を予定 (当日 均等割り精算)
       途中退席の場合は、4000円定額
       途中参加の場合は、一律均等割り精算 とさせていただきます

   1次集合: 15:30 イムス・西武ギャラリー 「江戸川乱歩展」入口前
         一緒に 江戸川乱歩展を観覧したい方はお集まりください
   2次集合: 17:00 イムス・西武ギャラリー 「江戸川乱歩展」出口前
         大宴会会場に一緒に移動します
   3次集合: 17:20 池袋駅西口 芳林堂書店池袋店 前

   目印:   「江戸川乱歩展」チラシを持った、怪しい集団

      ※ 出来るだけ早めの時間に集合していただけると、助かります。
      ※ 集合に間に合わない方は、直接 大宴会会場に、お集まり下さい。

 (ご注意) 会場の予約を行なってません。
      「蔵之助」が満席の場合、会場を変更する事になります。
       集合時間に間に合わない可能性のある方は、事前に幹事まで
       メールでご連絡下さい。
       当日の連絡先電話番号をご連絡いたします。
       ⇒ E-mail: kobashin@mail.st.rim.or.jp

 (ご注意) 参加人数が、多くなりそうな場合は、予約方式に変更いたします。
       その場合は、またご案内いたします。


No.56 (2003/01/20 14:55) title:そういえば徳島って初めてだったり
Name:くにもも・さくら
URL:http://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Ink/8578/

>小西昌幸さま

前回の名探偵ナンコでは、ありがとうございました(といっても、二三、質問させていただいただけなので、あれなのですけど)。

>竹内博さん講演会「3人の怪獣王〜円谷英二、香山滋、大伴昌司」

第十回名探偵ナンコと日程が重複せず、開演時間にも到着可能であることが明確になり、問題がほぼクリアできたので聴講できる見込みとなりました。

こう見えても『香山滋全集』の格好良さに惚れ込み、社会人一年生の安い給料でもって『全集』を買い揃えていたりするモノなので、本当に楽しみで楽しみで。

ただ、あと一点、移動についてお訊ねしたいことがあるのです。
当日は高速バスで徳島まで移動しようと考えているのですけど、
そこから《北島町創世ホール》までの移動手段と所要時間を教えていただきたいのです。何卒よろしくお願いいたします。


No.55 (2003/01/19 23:30) title:些細な情報
Name:おどる

小林文庫オーナー

としまコミュニティチケットセンターは土曜日は休みでしたか。平日は19時までやっていることは確認したのですが、土曜がどうだったかは未確認で、紹介するには配慮が今ひとつでした。

前売り封筒はこのあいだの書き込みでは触れませんでしたが、もぐらもちさんの紹介では触れられており、わたしもそれに惹かれて購入したクチです。チラシだけでなく、ポスターも欲しかったのですが、さすがにそれはなかった。乱歩展会場に期待です。

今回、いただいた「ミステリー文学資料館ニュース」は、折り目なしのものと、三つ折りのもの(ダイレクトメール用の残りでしょうか)の二種類あり、どうやら折り目なしのものがなくなってから、折り目つきのものに手を着けている様子です。二号と五号が折り目つきでしたので、在庫僅少ということになるのかも。三号は折り目なしのものをいただきました。細かい情報ですが。


No.54 (2003/01/19 22:08) title:稀こう本の世界
Name:乱歩邸

「稀こう本の世界」は本当に恐るべき所で、私は最初の頃から見学してますが、知らないことばかりですごく勉強になります。大変な書痴の集まりですが、中でも管理人さんと人魚の嘆きさんは超人としか言い様がなく、膨大な知識と蔵書をおしげもなく披露し、しかもありがたいことに、不要な本は格安かタダで還元してくれます。今日の渡辺啓助本一括譲渡もよくある話で、「贈り物」が普通です。書き込みの敷居も最近は少し低くなり、話題もより広範囲になりました。それでも私なんぞは引き気味ですが。大阪本のことは私も楽しみです。新しい情報を期待しましょう。


No.53 (2003/01/19 13:00) title:3つの講演会/展覧会
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 金曜日は、東京で新年会。
 気がついたら、終電に間に合う時間を過ぎてしまい、東京に泊まることになってしまいました。
 
 ちょうど、おどる さんの投稿を拝見し、それなら「江戸川乱歩展-蔵の中の幻影城」の前売券を購入しようと、としまコミュニティチケット
センターに行ってみたら、土曜日はお休みでした。(泣)
 「江戸川乱歩展」のチラシだけ貰ってきました。
 「ミステリー文学資料館」のサービス券も手に入らず、二日酔いで頭痛もひどいので、「ミステリー文学資料館」ヘ行くのは断念しました。
 
 「江戸川乱歩展」の前売り封筒は欲しかった。
 次に行く時までに「ミステリー文学資料館ニュース」の3号は、残っているでしょうか?

■ 豊島区「江戸川乱歩展-蔵の中の幻影城」 1月29日(水)〜2月9日(日) 
  「江戸川乱歩展」には、2月1日(土)に向かうつもりです。
  この日には、名張人外境の中相作さんも上京される予定で、旭堂南湖さんも上京できる
  かもしれないとの事なので、例によって記念大宴会を計画しています。
  
  何時行こうかと考えている方は、1日に計画してください。
  大宴会について、詳しい事はまたご案内します。

■ 『第一回 幻の南湖』ー上方講談ニューウェーブー 2月16日(日) 開場12:30 開演13:00〜
  旭堂南湖 さん
  東京進出、おめでとうございます。
  『第一回 幻の南湖』には、もちろん参加させていただきます。
  「探偵講談・蝿男」楽しみです。 「さやま遊園」はどんな所なのか、全く知りません(笑)
  南湖さんのHPから予約もできるようなので、皆さまもぜひご来場下さい。

  日曜日開催なので、大宴会幹事に立候補できず、すみませんでした。
  東京から2時間かかる田舎に住んでいると、日曜の大宴会はきついのです。

  阿部 弓子 さん
  『幻の南湖』 終演後大宴会の幹事役、ご苦労様です。
  幹事に立候補できず、申し訳ありませんでしたが、阿部さんが担当してくださるなら
  安心です。
  乱歩関係の大宴会は、池袋・蔵之助、「はなの舞」と、ちゃんこ鍋で決まってしまっ
  たようですね。
  山前譲さんの鍋奉行、南湖さんの酒奉行、賑やかな会が目に浮びます。

  大宴会に参加するか悩んでいるところですが、今回は厳しそうです。

■ 竹内博さん講演会「3人の怪獣王〜円谷英二、香山滋、大伴昌司」 3月23日(日) 徳島県北島町創世ホール

  小西昌幸さんから、ポスター、チラシを送って(贈って)いただきました。
  ありがとうござます。
  
  竹内博さんが薫陶を受け、尊敬する三人の方々への思い。「感動必至」の講演会。
  竹内さんの情熱、「熱さ」を分けていただくためにも、参加させていただきたい講演
  会なのですが、…遠くに住んでいるのが残念です。
  小西さん投稿のURLにある、「文化ジャーナル」書かれた小西さんの熱い思いも、必読です。
  人を得れば、地方都市でもここまでの事ができる、と感嘆します。


No.52 (2003/01/19 11:45) title:訂正します
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/


 誤 ※ 私の持っている本は、複数とも大東亞出版「局」発行
 正 ※ 私の持っている本は、複数とも大東亞出版社発行

 でした。


No.51 (2003/01/19 11:28) title:『香水夫人』探究しています
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

乱歩邸 さん

 江戸川乱歩邸の化身の方でしょうか?
 「稀覯本の世界」と『香水夫人』の情報をお教えいただき、ありがとうございます。
 
 「稀覯本の世界」の事は、不勉強で知りませんでした。
 繰り広げられている古書の話題は、驚くべきレベルで、驚嘆しました。
 私などには、とても追随できません。
 
 過去ログには大東亞出版社の話題も出ていて、色々教えられました。
 大東亞出版社の他、大東亞出版局名義で発行されて書籍も有るようなので、調べなおさなければいけません。
 ※ 私の持っている本は、複数とも大東亞出版局発行
 ※ 「稀覯本の世界」管理人様の記述では、大東亜出版局
 ※ Yahoo!オークションに出品された『南方探偵局』は、大東亜出版局 のようです。

 『香水夫人』を持っていらっしゃるという方が登場されのも驚き。
 最近某所で見かけた、という情報もあるので、出版された事は確実のようです。
 ※ 昔のメモを見なおしていたら、名古屋のG倶楽部目録に掲載された事がある(?)と自分で記述していました。
   全く記憶に残っていないのですが、過去にも目録に載ったことが有るのかもしれません。情報ありませんか?
 『香水夫人』は、私も探していますので、何処かで情報を見かけましたら、教えて下さい。
 
 現在、大阪圭吉の『死人蝋燭』という著書が話題になっているようなので、私の知っている事を纏めてみると。
 小森健太朗さんの著書『バビロン空中庭園の殺人』に、某目録で『死人蝋燭』が売りに出された、という記述があります。
 掲示板で小森さんご本人に教えていただいたところによると、実話である、との事でした。
 「探偵倶楽部」で著名な、臥龍書院さんのHPの、「今月のトピックス」に、大阪圭吉に『死体蝋燭』という著書がある、との記述がありました。
 (こちらは、その後『人間燈台』の間違いと、訂正されています)
 全く別の方の記述に、ほぼ同一の書名が出てくるので、間違いとも断言できません。
 大東亞出版社の発行書籍も、総て把握しているわけではないので、もう少し調査が必要と考えています。

 「稀覯本の世界」には、驚愕すべき古書蒐集家の方が集まっていらっしゃるようなので、『香水夫人』、『死人蝋燭』についての情報が提供されるのを期待し、ウォッチングさせていただきます。


No.50 (2003/01/19 07:13) title:講演会への私の心情を綴った文章も、徳島県北島町のサイトで読めます
Name:徳島 北島町創世ホール 小西昌幸(海野十三の会理事)
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp
URL:http://www.infoeddy.ne.jp/kitajima/hole/bunka/200301.html

■竹内さん講演会への私の心情を綴った「創世ホール通信/文化ジャーナル」2003年1月号も北島町のサイトで読めるようになっています。そちらは上のURLでご覧になってください。我々がいかに真剣に取り組んでいるかご理解いただけると存じます。
■大伴昌司さんのお母さん(92歳でご健在)がこの企画をたいそう喜んでくださっております。そして貴重な資料をお送りいただいており、図書館で展示するように準備中です。おじゃましました。


No.49 (2003/01/19 07:08) title:3・23竹内博氏講演会のチラシ画像等が見れるようになっています
Name:徳島 北島町創世ホール 小西昌幸(海野十三の会理事)
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp
URL:http://www.infoeddy.ne.jp/kitajima/hole/event/20033.html

■小林文庫オーナー様には、既にお送りいたしましたが、3月の竹内博さん講演会「3人の怪獣王〜円谷英二、香山滋、大伴昌司」のチラシ、ポスター等が完成しました。欲しい方は気軽に創世ホールまでご請求ください(電話088・698・1100、ファクシミリ088・698・1180)。電子メールで小西宛にお送りいただいてもかまいません。お名前とご住所をお知らせいただけましたら、郵送します。
■北島町のホームページでもチラシ画像を見ることができるようになっております。上のURLを覗いてみてください。


No.48 (2003/01/18 23:22)
Name:須川 毅
Email:tsuyoshi.sugawa@nifty.com

奥木さま
ハードコピーなのでご住所を
メールで教えてください。
郵送します。


No.47 (2003/01/18 23:19)
Name:奥木

okugim@chive.ocn.ne.jp
です。
おねがいします。


No.46 (2003/01/18 22:05) title:すみませぬ
Name:須川 毅
Email:tsuyoshi.sugawa@nifty.com

奥木さま
初めまして、須川です。
(いや、古い話で驚きましたが)
実はその時も奥木さんに献呈すべきか?と言う
ことは頭をよぎったのですが、存じ上げなかった
ので日下さんに差し上げた次第です。表紙、目次、
奥付のカラーコピー(と言っても単色ですが)は
ありますので送付先をご連絡頂ければお送りします。
重ねて申し訳なし。


No.45 (2003/01/18 21:56) title:ほんとに初めての情報です
Name:奥木 幹男
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

須川 毅さま
あの、奥木さんと称された私はおどろいております。
慰問版の春陽文庫の『密林の医師』が存在するなんて。
書影があったら是非お目にかかりたい。
これも小林文庫の奥深さですね。

やっとここまで過去ログを読みました。

奥木 幹男


No.44 (2003/01/18 20:52) title:啓助書誌についてありがとうございます
Name:奥木 幹男
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke-index.htm

いやあまいりました。
こんな単純なミスをしていました。

末永さま
  >渡辺啓助先生の100歳のお誕生日です(1月20日とする文献もありますが、ご   本人も10日とおっしゃっていますし戸籍も10日です)。
私のことですね。凡ミスです。恥ずかしい……。

彩古さま
  >『ネメクモア』の書誌を見ていて、どこにも載っていなかったので、備忘録   がわり
   に書いておきたいことがひとつ。
   岡田時彦の代作として書かれた「偽眼のマドンナ」ですが、この作品、実は   その発表年に単行本に収録されています。
   現代ユウモア全集18巻、続編12巻の第11回配本『漫談レヴィウ』は徳   川夢声、岡田時彦、古川緑波の3人の共著になっていて、岡田時彦パートの   トップで収録されているわけです。
これもごめんなさい。もうずいぶんと昔に、同書は、手書き目録時代の書肆風狂から購入に、それなりに確認していたのですが、これもちゃんと東京創元社のゲラを確認しなかった私が悪いのです。校閲の期間が短かったことは理由になりませんね。

オーナーさん。皆さま、小林文庫あっての、今回の過去ログからの訂正資料です。
ありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。
それと、これからは何かあったら情報よろしくお願いします。
きちんと対処しますので。

奥木 幹男


No.43 (2003/01/18 18:17) title:Re「香水夫人」
Name:乱歩邸
URL:http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ohgai/1317/

先程「香水夫人」の出ているHP「稀こう本の世界」のアドレスを落としてしまいました。失礼しました。


No.42 (2003/01/18 11:09) title:今年もよろしくお願いします
Name:末永昭二
Email:ssuenaga@tt.rim.or.jp

ごぶさたしております、末永です。
ここのところ少々体調を崩しておりまして、あまり書き込みができなかったのですが、今まで通りよろしくお願いいたします。>皆様

奥木様
メール拝受いたしました。ありがとうございます。
奥木さんとは、新青年研究会で大変お世話になりながらも、なかなかお話しする機会がありませんでした。その節はありがとうございました。
改めてお礼を申し上げます。

ここのところ新ネタはなく、今まで通り出版社や取次などを追いかけてます。赤本問屋が面白そうだと思ったり。
目録などを丹念に見ていくと面白そうなものが転がっていますが、なかなか「物証」が見つからないので、なかなか発表までには至りません。
急ぐ話ではないので、ぼつぼつ楽しみながらやっていくつもりです。


No.41 (2003/01/18 09:40) title:「香水夫人」
Name:乱歩邸

ロム専ですがいつも楽しく拝見しています。さて、ちょっとした情報なのですが、オーナーさんが探求されている大阪圭吉の「香水夫人」を持っている人のことHPが「稀こう本の世界」のBBS「Salon de 書痴」に書かれています。こちらでは私はロム専と「贈り物」狙いなのですが、満洲小説本の権威である管理人さんと初版本の日本一のコレクター人魚の嘆きさんの登場するBBSはオーナーさんの所と同じくにぎわっています。あまりミステリーの話は出てきませんが、今回「探求書」欄の書き込みがあり、そこに参加する大衆王さんから情報が寄せられました。ご参考までに。


No.40 (2003/01/17 23:08) title:乱歩再見ほか
Name:おどる

岩堀さま

ネタバラシ本一覧を掲載しているサイトですが、思い出せません。あれは願望がみせた幻だったのでしょうか。
ゲストブックに書き込んだのは誰かが教えてくれないかなという他力本願の意味もあったりして。幻ならば無理ですが。

ところで、「ミステリー文学資料館」で開催されている「江戸川乱歩再見」を見てきました。狭いスペースながら、「秘密小説 二銭銅貨粗筋」と名付けられた原稿や、デビュー以前の創作や翻訳原稿が展示されており、充実した展示であると感じました。「二銭銅貨」は当初、探偵小説ではなく、"ミステリー”と名付けられていたのですね。そのほかには、三津木春影の中絶作「悪魔が岩」を書き継ぐという「少女の友」(1915年9月号)の懸賞に応じて執筆されたらしい原稿や、旧制中学時代につくった雑誌「中央少年」に発表した「怒涛」、ささふね名義で翻訳したドイルの「試験騒ぎ」が興味深かったです。
実は恥ずかしながら、「ミステリー文学資料館」は初めて行ったのですが、小林文庫オーナー同様、帰りに「ミステリー文学資料館ニュース」をバックナンバーを含めていただいてきました。小林文庫オーナーは3号欠けということでしたが、私は1号欠け。3号はいただくことができました。謎です。

「ミステリー文学資料館」への入館は、「江戸川乱歩展-蔵の中の幻影城」の前売券に同封されていた無料閲覧券を使いました。としまコミュニティチケットセンター(tel.03-3590-5321:豊島区役所隣)で購入した前売券は、前売だからといって安くはないようですが、「ミステリー文学資料館」への入館料が300円なので、お得です。窓口の女性からは「江戸川乱歩展」の前売券が売れることが嬉しいのでしょうか、心のこもった声でお礼をいっていただけました。お得でした。
前売券は、もぐらもちさんの「奈落の井戸」で紹介されているのを拝見して、入手しました。ここでお礼をいうのはおかしいですが、もぐらもちさん、ご紹介くださり、ありがとうございます。

池袋駅から「ミステリー文学資料館」へいく途中にある古本屋「八勝堂書店」では、3,000円以上購入すると「江戸川乱歩展」のチケットが貰える旨、ハリガミがしてありました。店内には探偵小説の類がずらりと並んでいたので、3,000円など簡単に突破しそうでしたが、財布の中身が乏しかったので、ちょっとだけお買い物。

話はかわって、昨年12月1日まで山梨県立文学館(tel.055-235-8080 fax.055-226-9032)で開催していた「松本清張と木々高太郎展」の図録は、すばらしい出来栄えとネット上で噂になっていましたが、入手したいと思いつつ、億劫でなんとなくそのままになっていました。しかし、先日、もぐらもちさんが「奈落雑記」で話題にしていたのがきっかけとなり、意を決してファクスにて在庫を問い合わせてみました。もぐらもちさん、背中を押してくださり、ありがとうございます。
世田谷文学館で行われた「山田風太郎展」の図録は会期終了を待たずして品切れになってしまったようなので、残っているだろうかと危惧しましたが、どうやら在庫はまだ残っている様子です。チラシもあるようですが、ポスターはなくなってしまったそうです。価格は1,500円ですが、それに送料310円が加わりました。現金書留か郵便振替で入金後、送付いただけるそうです。早速注文しました。

なんか、もぐらもちさんの影響のままに行動しているようで恥ずかしいです。


No.39 (2003/01/16 22:42) title:辻小説集、ありがとうございます。
Name:奥木 幹男

オーナーさん。
(過去ログでさん付けかがオーナーの基本と書いてらっしゃったので)
私の主催する『渡辺啓助の部屋』に『辻小説』のことをアップさせていただきました。
ありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。


No.38 (削除済)
No.37 (2003/01/16 14:23) title:ネタバラシ本のリスト
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


おどる様

 私もおどる様に触発されて、今、小林文庫の過去ログ少し覗いてみました。
 懐かしいなあ…。自前のパソコンでの発書き込みが98年12月6日、あれ
 からもう4年…わずか4年、自分も世の中も環境激変ですね。
 歳をとると同じ事を何回も言うようになるとか…、「能面…」の件もその口です
 が、やはり私のミステリ読書歴の中でも極めて衝撃的な事件だったわけです。

 私が思うに、巻末にネタバラシ本一覧表(どの本がどのミステリのネタバラシ
 をしているか)を載せているガイドブックなんていうのが出てきてもいい
 ような気がしますが…。これからミステリを読もうといういう人は先ずこの
 本から読めと…(^o^)。そういうサイトもあるとの事ですが、思い出したら
 教えて下さい。もっともこういうのがあっても、TV、ラジオでやられるのは
 防ぎようがないですね。いつかTVでクリスチーの事をやっていて、「アクロ
 イド…」と「オリエント…」のネタを堂々と解説?していたのには、肝を潰し
 ましたね。


No.36 (2003/01/16 08:34) title:2/16(日) 第一回『幻の南湖』 終演後大宴会のお知らせ
Name:阿部 弓子
Email:uni-san@nifty.com

こんにちは、阿部と申します。よろしくお願いします。

東京は両国にて行われます、旭堂南湖さんの探偵講談公演まで
いよいよあと1ヶ月となりました。
手に汗握る講談のあとは、大宴会で水分補給。
鍋奉行:山前譲さん、酒奉行:旭堂南湖さんと共にちゃんこ鍋を
つつきながら、心ゆくまで語り合いましょう。

会場:「築地 はなの舞」 浅草橋久月店
   03-5833-0857 JR・都営浅草線の浅草橋駅から徒歩1分
   公演会場からは1駅、徒歩ですと10〜15分ほどと思われます。
時間:17時〜(終演後、1時間ほど時間が空くことになるかと
   思いますので、各自ご自由にお過ごしください)
予算:おひとりさま4000円予定

お申し込みは、阿部弓子 uni-san@nifty.com
までよろしくお願いします。
会場予約の都合上、〆切は2/9とさせていただきますので、
ご協力お願い致します。


No.35 (2003/01/15 22:06) title:遅れましたが、おめでとうございます。
Name:旭堂南湖
Email:nanko@bc5.so-net.ne.jp
URL:http://www003.upp.so-net.ne.jp/nanko/

昨年の池袋大宴会では本当にお世話になりました。有り難うございました。今年もよろしくお願い申し上げます。昨年、初代快楽亭ブラックの『探偵講談・幻燈』を口演したいと思いまして、古書店を回ったのですが、20万円という値段が付いておりました。天下の貧乏講釈師にはちょっと手が届かない金額だなあ、どうにかならぬかと思っていましたら、池袋公演のときに、内容を見せて頂くことが出来まして、これで口演が出来ると大喜びしました。その後、伊藤秀雄さんから「今春、ちくま文庫でブラックの作品集を出す予定がある」ということを教えて頂きまして、それは素晴らしいなあと思っておりますと、古書店で割と安く『幻燈』が出ておりまして、思わず買ってしまいました。よくよく考えてみれば別に買わなくてもちくまから出るのですし。うーん。まあ、あまり気にしないことにします。いつもの宣伝で、失礼します。
『第九回 名探偵ナンコ』ーよみがえれ!探偵講談ー*英国特集*
日時/2003年1月26日(日) 開場/6:00 開演/6:30
会場/本遇寺(大阪市福島区)
料金/1500円
出演/旭堂南湖「唇のねじれた男」(原作/コナン・ドイル)、「幻燈」(原作/英人ブラック、リライト/芦辺拓)
ゲスト・芦辺拓「対談・探偵講談と探偵小説あれこれ」
いよいよホームズ作品にチャレンジです。一体どうなるのでしょうか。すみません。もう一つあります。
『第一回 幻の南湖』ー上方講談ニューウェーブー
日時/2003年2月16日(日) 開場12:30 開演13:00
場所/お江戸両国亭
料金/2500円
出演/旭堂南湖「探偵講談・蝿男」(原作・海野十三)「新作講談・さやま遊園」「古典講談・薮井玄意」
ゲスト・山前譲「対談 ・ミステリあれこれ」
東京で定期的な公演をすることになりました。ゲストはご存じ山前さんにお願い致しました。出演をお願いする時に、「山前さん。ゲストで出て頂けませんか」「うーん」「終演後に宴会がありますよ」「喜んで参加します」というやりとりがありましたが、大宴会もありますので是非御参加下さいませ。
長々とすみませんでした。


No.34 (2003/01/14 23:13) title:民族の自信
Name:おどる

岩堀さま

小林文庫オーナーもお書きになっていますが、ぼくも本ゲストブックの過去ログ愛読者なので、岩堀さんが「能面殺人事件」から受けた被害について何度となく書き込まれていたことは知っていました。
ぼく自身は「能面殺人事件」より先に海外作品を読んでいましたが、それより先に中島河太郎や藤原宰太郎が子供向けに執筆していたガイドブックやクイズが好きでよく読んでいたため、実際に作品を読む前に、多くの名作の犯人やトリックを知っていました。なにしろ子供だったため、将来、それがどれほど読書の楽しみを奪うのかわからず、目先の楽しみを追いかけていました。今では読んだ本の粗筋を片端から忘れてしまうのに、昔のことは繰り返し読んだせいもあって忘れないんだこれが。

ポーの「モルグ街」の犯人や「盗まれた手紙」のトリック、ドイルの「まだらの紐」の正体、チェスタトンの「見えない人」や「折れた剣」の犯人まで含めると、作品中にネタバレが行なわれているのは、ほかにも結構あるような気がします。どこまでが共通言語として引用を許され、どこからがネタバレなのかは線引きが難しいところです。
また、カーの「三つの棺」の密室講義はセーフのような気がしますが、あれ以上状況を詳細に説明されたら作品名を明記していなくてもアウトのような気がします。
どなたかのサイトでネタバレ作品がリスト化されていたような記憶がおぼろげながらあるのですが、どこだったか思い出せません。

先日の書き込みでは、1949年から翻訳権に関する仲介業務がはじめられ、ぶらっく叢書等の翻訳探偵小説が刊行されるにともない、海外作品のネタバレの流行が下火になったのではという仮説をたてましたが、岩堀さんのご指摘通り、占領下の産物という見方もできそうですね。湯川秀樹のノーベル賞受賞(1949年)、羅生門のベネチア映画賞グランプリ(1951年)、サンフランシスコ平和条約調印(1951年)に伴って民族の自信が回復され、それが契機となって、それまでの舶来志向が下降線を辿ったとか。


No.33 (2003/01/14 21:26) title:ありがとうございます
Name:奥木 幹男

みなさまの情報だけでも嬉しいといのに、
その後、小林オーナーからの書き込みをいただき
喜びに咽んでいる奥木です。

過去のゲストブック量も質もすごくて、いまだ1999年のものを読ませていただいております。みなさん正直なところが、読みとばせないという、確かな感想です。

さて、ちょっと前の話になります。
岩谷書店版の高木彬光『わが一高時代の犯罪』は、それほど珍しい本ではないのですが、
これには〃〇〇映画化〃なる帯がついていたという説があります。

実は私も持っていたのですが一昔前、友人にあげてしまいました。

これって皆さんご存じの話なのでしょうか。
情報、お待ちしています。


No.32 (2003/01/13 23:08) title:『辻小説集』
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

奥木さん

 書誌情報は次の通りです。

 『辻小説集』 (辻は綾辻行人の辻/ `(点)が二つ)
   昭和十八年八月十一日 初版印刷
   昭和十八年八月十八日 初版発行
   編者  日本文學報國會
       代表者 久米正雄
   発行所 八紘社杉山書店
   B6 227頁
   定価 一圓四十銭  特別行為税相當額 十銭  合計 1圓五十銭

 「入學祝ひ」と「奥付」をスキャンしたら、800K位になってしまいました。
 添付ファイルが大きくなっても良いなら、メールでお送りします。
 メールアドレスをお教え下さい。
 コピーをご希望の場合は、送付先住所をお教え下さい。
 どちらにしても、メールでご連絡下さい。(用件だけで構いません)

 情報提供の件、機会がありましたら、よろしくお願い致します。


No.31 (2003/01/13 20:26) title:うれしいです
Name:奥木

オーナーさま
お初におめめにかかります。
『辻小説集』お世話になれましたらこんなに嬉しいことはございません。
それとごめんどうでなければ発行年月日の情報も重ねてお願いしたいのですけれど、こちらもよろしくお願いします。

情報提供ですか。できましらこちらから何か情報があればどんどん提供できたら、こちらとしても嬉しいかぎりです。

掲示板初心者の奥木ですが、これからもよろしくおねがいします。

あと、コレリの翻訳と涙香、乱歩の『白髪鬼』を読み比べた『白髪鬼の推移』なる一文をかつて〃地下室〃に書いたおぼえがあります。1DD時代のフロッピーに記憶させてあるので、今のパソコンでは再現できません。
ご所望の方がいらしたらコピーをどこかにアップしてみますので。
どうぞ。


No.30 (2003/01/13 11:57) title:遅過ぎる、新年のご挨拶
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 あけましておめでとうございます。
 
 管理人が、すっかり怠けている間に、二十数件もの投稿をしていただきました。
 新年のご挨拶や、情報を書きこんでいただいた皆様、大変ありがとうございます。
 
 昨年は、小林文庫HPも、50万アクセスを超える事が出来ました。
 管理人が殆どご返事もしなくなってしまった中、アクセスしてくださる方が続いているのは、掲示板に投稿していただいている皆様のおかげです。
 大変感謝しております。 あらためて、お礼申し上げます。

 管理人については暖かい目で見守っていただき、これからも投稿、情報提供、チャチャ入れを、お願い致します。

 ここで、恒例(?)の今年の抱負と目標を…。

 今年は、できるだけ一言コメントでも、投稿にご返事をする様にしたいです。
 でも、何かコメントしようとすると、ダラダラと長くなってしまう傾向が有るんですよね。
 簡略なコメントが苦手なんで、どこまで出来るか…(大汗)
 
 コンテンツについては、定期的な更新は困難になっているので、随時更新で良い資料物に力を入れたいと思っています。
 まずは書影と書誌情報として、週1冊の雑誌書誌入力を目標にします。
 と云いながら、まだ1冊も入力していないし、昨年も同じ事を言っていた様な気がしますが…(大汗)

 体力、気力の衰えから、「熱い」と言われる事の無いHPになってしまいましたが、何とか継続して行くつもりです。
 今年も、小林文庫をよろしくお願い致します。


No.29 (2003/01/13 11:10) title:ビルトゥング・ロマンス?
Name:小林文庫オーナー
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

奥木幹男 さん

 はじめまして。
 小林文庫HPにおいでいただき、ありがとうございます。
 
 何度も投稿していただきながら、すっかりご返事が遅くなってしまって、申し訳ありません。
 小林文庫掲示板は、管理人がすっかり怠惰になってしまい、投稿していただく皆様の力に頼りきっています。
 申し訳ありませんが、管理人については暖かい目で見守って下さい。
 よろしかったら、これからは奥木さんも、情報提供をお願い致します。
 
 奥木さん主催の「渡辺啓助の部屋」については、前々から拝見しています。
 資料の充実、網羅ぶりには、いつも驚嘆しています。
 「地下室」の連載も、拝読しています。
 同じ群馬県の住人として、(影ながら)親しみを感じたりもしています。
 
 掲示板の過去ログは、(歴史が古いことも有って)ネット掲示板の成長物語、ビルトゥング・ロマンスの相を呈していますね。
 初めて来ていただいた方には、面白いと評判が高いです。
 自分で読み返しても、面白いですもの…(笑)
 
 『辻小説』に収録の渡辺啓助作品は、「入學祝ひ」 というタイトルです。
   (学は旧字、祝の偏(左側)は示)
 大阪圭吉の収録作もそうですが、渡辺啓助も含め殆どの作品が、戦意高揚(?)趣旨に乗ったもので、今読むと辛いものがあります。
 江戸川乱歩がここに執筆していないのは、一つの見識なのではないか、と思ってしまいます。
 たった1頁の作品なので、必要ならスキャンして、メールでお送りします。
 かもめ書房『灯座の踊子』の近刊予告についても再確認してみましたが、収録作などについては記述が有りませんでした。
 編集後記を読むと、殆ど出版の準備ができていたようですが…。

 これからも、小林文庫をよろしくお願いします。


No.28 (2003/01/11 23:14) title:ごめんなさい
Name:奥木

繰り返してしまいました。削除お願いします。


No.27 (削除済)
No.26 (削除済)
No.25 (2003/01/11 22:50) title:いやあ、樂しいです。
Name:奥木

山名さま、土田さま、情報ありがとうございます。
打てば響くというか、情報にいち早くお答えいただけるのが
やはここ、小林文庫の強み、そしてよさ、親しみ安さだと思いました。
実は、過去ログが楽しくて、今日までにやっと、No.1000 (99/1/25 19:26)まで読んだ次第です。皆様、とっても有用な情報を提供なさっています。
全部読んだらまた書き込みをさせていただきます。
では、これからもよろしくお願いします。


No.24 (2003/01/11 21:08) title:「青銅」も読むぞ
Name:風々子

金光寛峯さん>
>少し前に出版芸術社から "完全版" と銘打って再刊された本ですね。

出版芸術社から出る、という情報はどこかで目にした記憶があります。
いつ出るかわからないまま忘れていたんですが、
この書き込みを見て、本日書店で確認してまいりました。
「完全版」というのは、続編の「青銅の魔人」までも含めて1冊にした
という謂いのようですね。
私は続編は未読です。まずは原典の乱歩「青銅の魔人」を読まなきゃ。


No.23 (2003/01/11 10:53)
Name:岩堀
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


おどる様

扶桑社文庫の「初稿・刺青殺人事件」、私は風呂場の平面図など入っていると期待
して買ったのですが入っていないようなのでそのまま未読状態です。厄ハ敝妨C郎ヌ
初からネタバラシの「け」があったということですね。
>「能面殺人事件」の比較対象として挙げるのなら、「新青年」に掲載した「黒死
>館殺人事件」(小栗虫太郎)や「Yの悲劇」(角田喜久雄)のほうが適当かも。

 同感です。個人的には(あちこちで書いていますが)、「能面…」と角田
 「Y…」は恨み骨髄です。

>読者層が限られ、また、読むべき作品が少ない時代にあっては、クリスティより
>も高木彬光を先に読む読者がいるとは思わなかったのだと思います。

 そういう考え方もあるかも…。私は、欧米のやる事はなんでも(ミステリに限ら
 ず)有り難がる時代の産物とも思ったりしていますが。
 「アメリカでは…、イギリスでは…」と言えば誰でも盲従する時代が少なくとも
 戦後何年かはあった…、まさにそういう時代の作品です。
 「アクロイド…」は極めて意外な犯人ということは充分知っていて、私はいつ
 読もうかとワクワクしながら先送りしていて、その間に「能面…」にぶち
 あたってしまったわけです。高木のアキちゃん(若かりし頃、ミステリ好きの
 友人とはこう言ってました。作家・高木彬光がノリにノっていた頃)には、
 読む順序なんて、人の好き好き、人様々…と考えて欲しかったと思いますね。


No.22 (2003/01/11 02:06) title:城昌幸
Name:土田裕之
Email:pooh@02.246.ne.jp
URL:http://www.02.246.ne.jp/~pooh

奥木様

「怪奇の創造」の星新一解説によれば
馬込図書館内に城昌幸記念文庫なるものがあるそうです。
もっとも自分が現物を見たわけではありませんが。
没後、未亡人から全蔵書を寄贈されてできたものだそうです。

追伸:HP拝見しました。素晴らしいですね。


No.21 (2003/01/11 01:16) title:感謝&陳謝
Name:山名耕作
Email:whiroshi@t3.rim.or.jp
URL:http://www.t3.rim.or.jp/~whiroshi

山名です。

奥木様

はじめまして。
「辻小説集」ですが、残念ながら私は小栗虫太郎の作品のみにしか
頭になかったので目次まで気がまわりませんでした。
質問にお答えできず、すみません。
今後は、このようなことがないように心がけます。
参考にならないかもしれませんが、私は日本近代文学館で「辻小説集」
を閲覧しましたので一度、日本近代文学館に問い合わせたらいかがでしょうか?
お役に立てず本当に申し訳ありません。

金光様

私の勝手なお願いを快く引き受けていただき感謝します。

>「幻想文学」に掲載された松山俊太郎氏のインタビューやここ等での
>書き込みなどから、大まかなことを知っただけです。
インタビューの内容が凄く気になります。早速「幻想文学」を入手します。

>虫太郎があればできるかぎりコピーを取ってきます。
改めて深く感謝します。


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