黒猫荘
(mobile版)
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これがワテのお勧めやねん!!
オーナー:SAMANA
SINCE 1999.5.4
ようこそ16号室へ!! 私がこの部屋でやろうとしていることは、
1)ミステリ未経験・経験少ない人にミステリ好きになってもらおう!!
2)ある程度の経験者にはまだまだこんなミステリがあるってことを知ってもらってますますミステリ好きになってもらおう!!
3)ミステリどっぷり者には、DEEPな情報をお互いに提供・体験してもらって「アッシャー家」のように泥沼に沈んでもらおう(笑)!!
と、要は「ミステリを好きになる人が増えればいいな」ってことです。
皆さん、「お勧め本」のご紹介よろしくお願いします。「お勧めダブり」は大歓迎。集計して「お勧め人気度」もだしたい(笑)。
でもネタバレはやめてね!!!
ウダ話OK。ミステリウダ話(ミステリにちょっとでも関係した雑談。例えば小ボケ・小ツッコミ・オフ話等)で
ミステリに興味を持ち始める可能性はあると思います。
ただしウダの内容は『皆様の良識』に期待!!
1〜4件 →
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2561. 2024年11月03日 11時41分01秒
投稿:SAMANA
ようやっと暑さが鳴りを潜めたようでほっと一息の11月。それでも
秋の気配が全然しないのは困りもの。年々秋が短くなってるようだとよ
く聞きますが、今年は逆に、ずっと秋が続いて結局冬が来ないような気
がするのは私だけ(^-^;?
さてさて。それでは積読本状況詳細報告。
2024年10月の読了本
1.『詐欺師の饗宴』 笠原卓
2.『幸運な足の娘』 E・S・ガードナー
2冊読了等。
今月はガードナーにペースを阻まれてしまいました。こんなにガード
ナーって読みにくかったかなぁ……( ノД`)シクシク…。
極私的超アバウト評価
◎とても楽しめた
なし
○楽しめた
『詐欺師の饗宴』
・普通
『幸運な足の娘』
△あまり楽しめなかった
なし
×楽しめなかった
なし
『詐欺師〜』は、"ベテラン復活"のうたい文句で東京創元社が発掘してきた
(と思われる)作家の長編ミステリ。
梗概に「密室トリックにアリバイ崩し」と派手なうたい文句があったり、東
京創元社の売り出し姿勢が珍しく謎に積極性が窺えたりするので、ハッタリ
系ミステリかと思いきや、「全然地味。ただ、手堅さが少し感じられる」と
いったタイプの作品。不遜な言い方で申し訳ないけれど「割と出来のいい習
作」といった印象でした。
『幸運な〜』は、オールドミステリ&TVドラマファンにはよく知られている
と思われる弁護士ペリー・メイスンものの長編作。
作者・探偵役・犯人役の全員が切れ者すぎて、速すぎるテンポのストーリー
内に描かれた展開の意味や会話の内容に凡人の私は全くついていけず、理解
不能すぎてまっしろになった、まさしく「ぽかんぼっち」状態。正直、まい
りました。おかげでメイスンも、ものすご〜く嫌な辣腕弁護士としか見えな
かったし(^-^;。
2024年10月の購入本等
0冊購入等。
……購入0って、ひょっとしたら記録開始してから始めてかも?
新刊文庫チェックして購入0の場合、これまでの年末恒例ベスト10企画で
あがっていた作品のうちで気にかかったもの(主に海外系)を購入するよう
にしていたので。来月も0だったら積読減少面からは嬉しいはずなんですが、
だけど、やっぱり、ちょっと寂しいかも(^-^;・
そいでは!!
2560. 2024年09月29日 08時10分33秒
投稿:SAMANA
コロナにかかって右足手術が延期になるも、9月中に完了できてよかった
よかった。さぁ、明日から仕事仕事……というか、入院中も溜まるばかりの
仕事をサービスでこなしていたのが本当に腹立たしい。何だこれ。何でこん
なことしなきゃいけない環境なんだ??(#゚Д゚)ゴルァ!!
さてさて。それでは積読本状況詳細報告。
2024年9月の読了本
1.『丹下左膳(一)乾雲竜坤の巻』 林不忘
2.『丹下左膳(二) こけ猿の巻』 林不忘
3.『丹下左膳(三) 日光の巻』 林不忘
3冊読了等。
すべて1作家、しかも非ミステリの時代物という、今後絶対にありえない
ような読書月になりました。貴重な体験………なのか(^-^;?
極私的超アバウト評価
◎とても楽しめた
なし
○楽しめた
『丹下左膳(一)乾雲竜坤の巻』
・普通
『丹下左膳(二)こけ猿の巻』『丹下左膳(三)日光の巻』
△あまり楽しめなかった
なし
×楽しめなかった
なし
『丹下左膳(一)〜(三)』は約100年前に書かれた時代活劇小説。
子供の頃よく耳にしていた銭形平次・鞍馬天狗・丹下左膳などの映画・テレ
ビの時代劇ヒーローは、よく考えたら読んだことないようなぁ…とたまに思
っていたところ、タイミングよく刊行されたので購入したシリーズもの。
そもそも丹下左膳が悪役系の端役であったことにまず驚き。主役級になって
も「ちょと陽キャで人情味ありと見せつつ基本は支離滅裂の血に飢えた悪鬼」
であることにますます驚き。ニヒルでも憎まれっ子でもない、騒がし系アン
チヒーローだったのね。
話の見せ方は「講談調というよりは落語調、いや、漫談調の脱線を面白がる
語りだ」と、思ったことを(三)の解説にズバリ書かれていてちょと嬉しか
ったり悔しかったり。地の文は世相をからませて揶揄するスタンダップコメ
ディそのもので、時代物とは思えない見せ方が丹下左膳の奇抜な人物像と相
まって面白がられたのかなぁと思ったり。
ストーリーは「乾雲竜坤」と「こけ猿&日光」に分かれていて、前者が端役、
後者が主役級の話ですが、ともに序盤・中盤の盛り上がりがら尻すぼみに終
わっていく傾向だったのが残念。特に「こけ猿&日光」は壺の行方・恋の行
方・母子の行方・子の行方。これらが全て中途半端に終わってる感があり、
いっそすがすがしいほどでした(^-^;。
2024年9月の購入本等
1.『ペットショップ無惨 池袋ウエストゲートパークXVIII』 石田衣良
2.『透明な螺旋』 東野圭吾
3.『死はすぐそばに』 アンソニー・ホロヴィッツ
4.『鵼の碑』 京極夏彦
4冊購入等。
全て信頼作家信頼買い。
1&2の石田&東野作品を久しく読んでいない…( ノД`)シクシク…。
3は、ここ数年のこの時期の風物詩。いつまで続くんだろうか…?
4は、こんなにすぐ文庫化されると思ってなかったので、ちょとビックリ。
でも、なんだか世間に追いついた感じがしてちょっと気持ちいいですo(^-^)o。
そいでは!!
2559. 2024年09月07日 16時34分29秒
投稿:SAMANA
今月、右足カテーテル手術のため、行き帰り含め15日〜18日まで
療養生活を過ごすことに。タバコ止められるかなぁ……( ノД`)シクシク…
さてさて。それでは積読本状況詳細報告。
2024年8月の読了本
1.『マールスドルフ城1945』 多島斗志之
2.『疑惑の影』 ジョン・ディクスン・カー
2冊読了等。
カーの次の本が京極作品並みに分厚く、月内に読み切れなかったので
この冊数になってしまいました( ノД`)シクシク…。
極私的超アバウト評価
◎とても楽しめた
なし。
○楽しめた
『マールスドルフ城1945』
・普通
『疑惑の影』
△あまり楽しめなかった
なし。
×楽しめなかった
なし。
『マールス〜』は、大戦末期でナチス崩壊寸前のドイツで日本人少年が巻き
込まれるサスペンスミステリ。
今作でも、文献や取材を素にした(であろう)多島描写が、かなり楽しめま
した。特にヒトラー・ナチ周辺のエピソード・戦場化ドイツの描写が印象的。
ただ、それらの面白さにストーリーとネタが若干追いついていない出来に思
えたのが残念。主要日本人2人の間の感傷面にもっと踏み込んだ展開が読み
たかったかも( ノД`)シクシク…。
『疑惑〜』は、カーミステリ主要名探偵のフェル博士と、2作?登場してい
る弁護士バトラーの2人が探偵役の、ある意味、怪奇活劇ミステリ。
王道的犯人と事件の流れへの関わり方はかなり面白く思ったものの、バトラ
ーの人物像の立ち位置がほとんど把握できなかったのが残念。読解力がない
のが一番の原因かもしれませんが( ノД`)シクシク…。
2024年8月の購入本等
1.『シャルロットのアルバイト』 近藤史恵
2.『方舟』 夕木春央
2冊購入等。
1人は未読作家ながら、ともに信頼作家信頼買い。
近藤史恵はこれで購入文庫60冊目。かなり作品数多いなぁ。これからも
ますます積読が増えそうです( ノД`)シクシク…。
夕木春央はこの作品の世評を知って買い始めた作家さん。幸いなことに作
品内容をこれまでいっさい目にしていない(記憶していない)ので、まっさ
らの状態で読めたらいいなぁ。読めなかったらどうしよう( ノД`)シクシク…。
今回、全部泣きっぱなしです。疲れてるもんなぁ( ノД`)シクシク…
そいでは!!
2558. 2024年08月11日 11時51分25秒
投稿:SAMANA
8月もお盆時期になってから、確かに暑いけれど朝晩は過ごしやすくなっ
てきたように思います。この気候が2、3日だけ限定でなければいいんだけ
れど……。酷暑激暑の日々はもうイヤだ〜〜〜(^-^;。
さてさて。それでは積読本状況詳細報告。
2024年7月の読了本
1.『成瀬は信じた道をいく』 宮島未奈
2.『密偵ファルコ 砂漠の守護神』 リンゼイ・デイヴィス
3.『怪盗クイーン インド『もう一つの0』』 はやみねかおる
4.『愛人はやさしく殺せ』 笹沢左保
5.『走らなあかん、夜明けまで』 大沢在昌
5冊読了等。
よく読んだほうです。というか今月は冊数よりも読書内容が充実していた
ことに嬉しさを覚えました。良かった良かったo(^▽^)o
極私的超アバウト評価
◎とても楽しめた
『成瀬は信じた道をいく』『愛人はやさしく殺せ』『走らなあかん、夜明けまで』
○楽しめた
なし。
・普通
なし。
△あまり楽しめなかった
『密偵ファルコ 砂漠の守護神』
×楽しめなかった
なし。
□保留
『怪盗クイーン インド『もう一つの0』』
『成瀬は〜』は、成瀬(ぜぜから?)シリーズ短編集の2作目。
感想は前月に書いた1作目と同じなので割愛。個人的に成瀬作品については
過去に遡った成瀬ストーリー(小中高時代)を書かれるより、作者のリアル
時間軸とおおむね合致させた、リアルタイム成瀬ストーリーを書いてほしい
と思っています。今の時代を過ごす成瀬の生き様を読んでいきたい。ただ、
数多くの成瀬ストーリーを読みたいのも確かなので、両方を満足させるには、
2ヶ月に1作のペースで成瀬ストーリーを作者さんには書き上げてほしいと
ころです<希望が無茶過ぎです(^-^;。
『愛人は〜』は、昭和平成推理小説界の巨人の長編作。
ある意味、この作家っぽい通俗小説的なタイトル(元タイトルから改変され
てるらしい)ですが、中身はバリバリの本格ミステリ。約380作の著作がある
超絶多作作家ながらなぜにこんなシステムトリッキーなネタを生み出せたの
か(しかも今作以外でも多数あり)、本当に不思議でなりません。読者の目
をそらさせる目くらまし設定も鮮やか。「本格ミステリの天才」と呼びたい
気分です。
『走らなあかん、夜明けまで』は、大阪ディープ地区を舞台に繰り広げられ
る巻き込まれ型タイムリミットサスペンス長編。
主人公は、東京者でごくごく普通で平凡な「良い」青年。
ヒロインは、コテコテなにわヤンチャ系でも心根はあったかい、世話好きな
「良い」おネェちゃん。
連れ合いは、下っ端ヤクザで抗えない弱さはあるけれど、不義理を悔やむ心
は持ってる「良い」バカ者。
ヒーローは、ケンカ名人ながら一般人の常識と強さと義理人情を持ち合わせ
た「良い」あんちゃん。
こんなキャラたちが、馴染みを感じる大阪の街を走り回ってアタフタするス
トーリーが私にとって面白くないわけがないっ!! 悪役側の憎々しさも効
果倍増でした。何といっても「大人だなぁ」とにやにやほっこりするラスト
のセリフが粋で、最後の最後にあったかさ満開。いやもう本当に堪能させて
もらいました。
『密偵ファルコ〜』は、古代ローマ時代を舞台に密偵を主人公にしたシリー
ズもの長編(6作目?)。
海外ユーモア風会話の妙が全く判らず、古代西洋史も全く興味がない私にと
っては中盤まで全く面白さを感じず文字を追うだけ状態。事件の真相探しを
しはじめたあたりから少しは話に入り込めるように感じたものの、結局は
「普通」までも至らず。このシリーズ作はもう積読に残ってないので、私の
ファルコシリーズはこれにて終了。ちゃんちゃん。
『怪盗クイーン〜』は、ジュブナイル怪盗ものシリーズ長編13作目。
単体作品だと思ってましたが、まだ2〜3冊ほど続く連作長編作品だったの
で感想は保留。う〜ん。作品として一気読みしたいところなので、正直、連
絡長編ということを事前に知っておきたかったです( ノД`)シクシク…。
2024年7月の購入本等
1.『怪盗クイーン インド『もう一つの0』』 はやみねかおる
1冊購入等。 正直、少なくて嬉しい(ほくほく)。
現在のはやみねかおるを代表するシリーズの長編13作目。
読了済なので紹介・感想等は上記書き込み済( ノД`)シクシク…<まだ泣いてる。
そいでは!!
[NAGAYA v3.13/N90201]