黒猫荘
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黒猫荘「集会室」
オーナー:小林文庫
ここは、黒猫荘の「集会室」です。
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310. 2003年09月01日 00時02分02秒
投稿:近田鳶迩
↓よっしゃー、締切20秒前、完璧だぜー(笑)
今読み直してみたら誤字脱字以前に何が言いたいのかよくわからない悪文に
なっちゃってますがご勘弁を。
309. 2003年08月31日 23時59分40秒
投稿:近田鳶迩
えーと、僕が最後でしょうか。まだいるかな。温泉オフの交換本企画感想です。
『嫁洗い池』 芦原すなお・著 文藝春秋
創元推理文庫で出ている『ミミズクとオリーブ』の続編で、作家の旦那さんと隠れ名探偵である
奥さんの日常と、友人の刑事が持ち込んでくる事件とをを綴った短編集です。
ええと、正直に書きますが、僕には些か合いませんでした。一度違和感を感じちゃうと駄目ですね、
最後まで妙な感触を引き摺ってしまいました。美味しそうな料理が沢山出てくることで有名な
シリーズなんですが、僕はお酒も駄目だし食の興味も薄いので……あとは旦那さんのキャラで
しょうか。いやあ、いい生活しているなあとは思いましたが(笑) ミステリ的も弱いものが多く、
そもそもミステリを主眼としていないように思えるのでそちらの方も微妙でした。あ、でも「まだらの猫」
と「シンデレラの花」は部分的に感心する箇所がありましたね。この辺、作者がミステリ畑の人間で
あったならもっと意図的な演出があったと思うんですが。まあ、いいのかな。
ちょっと否定的な感想になってしまいましたが、こういう企画は結構好きなのでまたやってみたいと
思います。ではでは。
308. 2003年08月31日 23時30分43秒
投稿:Tomo-s
Tomo-s@27号室です。
浜松オフでみわっち。さんよりいただいた交換本の感想です。
(読んだのはしばらく前ではありますが)
自分のホームページの日記に載せたものを加筆修正しています。
歴史ミステリどころか本格的な歴史研究に踏み込んだ内容であり、同じく写楽を題材にした高橋克彦『写楽殺人事件』などに比べれば数倍歯ごたえがある。私は昔から歴史が好きなので苦にせず読めた。さらに、一次史料から徹底的に当っていく明石散人の研究スタイルはむしろ好感が持てた。論証の過程は、「これが歴史学の醍醐味なんだろうなあ」と思わせる。そちら方面の知識がこれっぽっちもないので「ロジックの妥当性」を判断できないのが少々悔しい。
一点気になるところと言えば、「ワトスン役」の佐々木幹雄が、「ホームズ役」の明石散人をやや持ち上げ過ぎなのが鼻につくぐらいか。論証の説得力をかえって下げているようで、少々もったいない気がした。
あと、「絵や名前の中に隠されたメッセージ」を強調する議論に胡散臭さを感じたのは、ダイイング・メッセージものの胡散臭さに近いものを嗅ぎ取ったからだろうか、とちょっと思ったりもした。
よし、夏休みの宿題終わり!
それでは。
307. 2003年08月31日 22時56分37秒
投稿:鍋谷 伸一
オフ会での交換本の感想です。
江戸川乱歩「魔術師」。まだ読んでなかったのかと言われそうですが、読んでませんでした。
小学生の頃、ポプラ社版では読んではおりますが。
一応、トリックとかだいたいのストーリー展開は憶えているかと思っていたのですが。
最後の共犯には見事にやられました。あれーこんな展開だった?
もっと驚いたのが解説でこの共犯人のことバラして書いてあるではありませんか。
作品自体は70年前とは思えない感じて、今読んでも十分楽しめました。
魔術師との明智との三度の対決シーンはお見事でして、何せ事件が始まる前から
魔術師との対話があって、説得して事件にむ介入しないように試みるのだから
凄い。また最後の船での対決シーンはきまってますね、明智は。
また話がいったん終わったと思わせて、また事件が始めるところなんぞは
知ってててもゾクゾクきました。
話でてくる7尺の大男、私の頭の中ではずっとアンドレ・ザ・ジャイヤントが浮かんで
きてずっと離れなかったですね。
また当時は上野から中央線から出ていたのは新たな発見でした。
浜松でのオフ会の翌日、両国で講談があり見に行きました。そこでのお題の一つが
乱歩の「魔術師」。
今年は池袋での乱歩展、映画(『恐怖奇形人形』・『黒蜥蜴』・『蜘蛛男』)などなにかと乱歩との「縁」がありまして、
今回、乱歩作品が読むことができラッキーでした。
そらた様
ウェストレイク楽しんでいただけたようで何よりです。
ケンリックも楽しんでいただければ嬉しい限りです。
[NAGAYA v3.13/N90201]