黒猫荘
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オーナー:ないとー
ここの管理人のないとーです。
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183. 2003年06月22日 00時02分21秒
投稿:ないとー
とうとう、ご馳走にとっといた『太陽黒点』読んじゃった。
「十一時の殺人」A・A・ミルン(ミステリマガジン・95年4月号)
細工された跡の残っている腕時計から本当の犯行時刻を割り出す、クイーンばりの見事なロジックが読み所。時計が十一時止まってるがゆえに、十一時にアリバイのあるものは犯人であるといった逆説めいた設定、そこからの意外な展開とオチにはもういうことなし。
<購入本>
『壷中の天国』倉知淳
『サムソンの犯罪』鮎川哲也
『夏のグランドホテル』井上雅彦・編
『双月城の惨劇』加賀美雅之
『やっつけ仕事で八方ふさがり』ジャネット・イヴァノヴィッチ
<読了本>
『太陽黒点』山田風太郎
182. 2003年06月20日 03時29分47秒
投稿:ないとー
『死がいちばんの贈り物』。19日の18:00の回、見に行くことにしました。
楽しみだね。
<短編渉猟>
「誰がベイカーを殺したか?」エドマンド・クリスピン/ジェフリー・ブッシュ
(ミステリマガジン85年4月号)
ショートショートといっていいくらいのかなり短い作品だけど、挑戦状が
付せられた立派な犯人当てございます。だけど、フェン教授はこっちの思惑
を裏切って意外な犯人をあげてみせる。はっきりいって、相当ズルい手を使っ
てるので、真面目に犯人が誰か考えて読んだ人は怒っちゃうかもしれないけど、
フェン/クリスピンの仕掛けた茶目っ気たっぷりのトリックが愉しい。
「ストラング先生、ハンバーガーを買う」ウィリアム・ブリテン
(EQ87年1月号)
はっきりいって肝心の謎解きは面白味に欠けるけれど、古典的なミステリの
愛好者なら、稚気に溢れた最後の一行に、思わず頬が緩むに違いない。
<読了本>
『夜宴』愛川晶
181. 2003年06月18日 02時42分38秒
投稿:ないとー
このところ、国会図書館で単行本未収録作品を漁ることにはまってます。
「道化の町」ジェイムズ・パウエル
ピエロばかりが住む町で起こった殺人の謎を、これまたピエロの警官が
解くというストレンジ・ワールドのミステリ。ピエロは直接、他人に危害
を加えられないだとか、西澤保彦のミステリを思わせるような設定が出て
くるけど、謎解きはちょっと飛躍しすぎてて物足りないかわりに、この独
特の世界ならではのオチがあって、印象的な作品。
<購入本>
『探偵X氏の事件』別役実
<読了本>
5.阿弥陀ヶ滝の雪密室/黒田研二
6.捕虜収容所の死/マイケル・ギルバート
7.プリズム/貫井徳郎
8.殺しは時間をかけて/ユベール・モンティエ
180. 2003年06月01日 22時44分23秒
投稿:ないとー
コピーしてきた「小説王」に掲載された若竹の連作を読みました。
寝る前に一編だけ読むつもりだったのが、読み始めたら止まらなくなっちゃって、
結局、最後まで読み通してしまったので、今日は眠たくって困りました。
話が面白かったのも勿論なんだけど、これはファンなら必読。
楽しめること請け合い。
[NAGAYA v3.13/N90201]