黒猫荘
(mobile版)

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短いことはいいことだ
オーナー:花井圭太
長〜いミステリを読む時間も根気もない貴方(勿論!僕)
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1122. 2004年10月06日 19時32分05秒
投稿:花井圭太
こんばんは、花井です。
読了してないんですが、しばらくおわりそうにない本にとりかかってしまったので、
出てきました。
その本は、『エジプト人』(ミカ・ワルタリ)平凡社 世界名作全集 34。
なんでまた、こんな本にしちゃったのかいな、844頁。
むかし、『本の雑誌』に載ってた中島梓のオールタイムベスト10の1冊だったのが
ずっと記憶に残っての選出なんでしょうね、きっと。
このベスト10は長大な作ばっかで占められていたような記憶が、、、
鈴木力衛先生訳の『ダルタニアン物語』とか『デューン 砂の惑星』とかが並んでい
た筈。ご記憶の方は教えてちょうだいませ。。
(たしか、五木寛之先生の『青春の門』は入れてやんねえ!と、いわれてたような。)
ただし、映画の方は昔、何度のテレビで放映されてました。閉所恐怖症の僕には耐えられない結末でしたっけ。
などと、妖婦ネフェルネフェルネフェルに誘惑にあったりして、64頁まで読中。。
では、では。
1121. 2004年10月04日 19時58分00秒
投稿:花井圭太
こんばんは、花井です。
”シェクリイを読もう!第3弾”
『人間の手がまだ触れない』読みました。
第1短編集ということからなのか、ますます初々しい作品だらけになってまいります。
「怪物」
「幸福の代償」
「祭壇」
「体形」
「時間に挟まれた男」
「人間の手がまだ触れない」
「王様のご用命」
「あたたかい」
「悪魔たち」
「専門家」
「七番目の犠牲」
「儀式」
「静かなる水のほとり」 以上13編
「体形」「専門家」「人間の手がまだ触れない」という辺りが僕なんかがSFという
ことばでイメージするおはなしですね。どれだけ未知の生命体を想像できるかを嬉々
として競う。。。無定形生物、知的な生物なら専門化しないはずはない、甲の肉は乙
の毒、、、よろしいです。その他にもホラーの「祭壇」・ミステリの「七番目の犠牲」
おはなしの楽しさに満ちてます!
それでは。
1120. 2004年10月03日 00時38分32秒
投稿:花井圭太
こんばんは、花井です。
『不思議のひと触れ』(スタージョン)読みました。
お薦め、お薦め。
「高額保険」 なんと処女作はミステリだし。
「もうひとりのシーリア」 マスターピースでしょう。都筑さんのお薦め。
「影よ、影よ、影の国」 これもひとり遊びもののマスターピースには絶好。
「裏庭の神様」 日本のSFにありそうな設定。不細工な神様にぷふっ。
「不思議のひと触れ」 恋の奇蹟を描いて間然とするところなし。
「ぶわん・ばっ!」 ゴキゲン!
「タンディの物語」 侵略者ものなんだよね、これは。怖い。
「閉所愛好症」 内気な僕に勇気を。
「雷と薔薇」 古典SF.
「孤独の円盤」 「不思議のひと触れ」とセットで読んだらこりゃ泣ける
以上の読み終わるのが惜しい10編
大森さんの力の入った解説に言い尽くされています。「なに」を語るか ではなく
「いかに」語るか ですね。短編は。
それでは。
1119. 2004年09月29日 23時39分48秒
投稿:花井圭太
こんばんは、花井です。
”シェクリイを読もう!第2弾”
『無限がいっぱい 異色作家短編集11』読みましたが。
「グレイのフラノを身につけて」
「ひる」
「監視鳥」
「風起る」
「一夜明けて」
「原住民の問題」
「給餌の時間」
「パラダイス第2」
「倍額保険」
「乗船拒否」
「暁の侵略者」
「愛の語学」 以上12編。
スパッとキマるのはイマイチなかったような気はするものの嬉しく読ませてくれるもの
ばかり。星や筒井に親しんだ日本の読者がイマ読んだら新鮮さには欠けるかもなあ、な
どと言わずもがな、の感想を持ったり。暗澹たる未来を予感させて終わるパターンが多
いかな。
それでは。
[NAGAYA v3.13/N90201]