黒猫荘
(mobile版)
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これがワテのお勧めやねん!!
オーナー:SAMANA
SINCE 1999.5.4
ようこそ16号室へ!! 私がこの部屋でやろうとしていることは、
1)ミステリ未経験・経験少ない人にミステリ好きになってもらおう!!
2)ある程度の経験者にはまだまだこんなミステリがあるってことを知ってもらってますますミステリ好きになってもらおう!!
3)ミステリどっぷり者には、DEEPな情報をお互いに提供・体験してもらって「アッシャー家」のように泥沼に沈んでもらおう(笑)!!
と、要は「ミステリを好きになる人が増えればいいな」ってことです。
皆さん、「お勧め本」のご紹介よろしくお願いします。「お勧めダブり」は大歓迎。集計して「お勧め人気度」もだしたい(笑)。
でもネタバレはやめてね!!!
ウダ話OK。ミステリウダ話(ミステリにちょっとでも関係した雑談。例えば小ボケ・小ツッコミ・オフ話等)で
ミステリに興味を持ち始める可能性はあると思います。
ただしウダの内容は『皆様の良識』に期待!!
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2553. 2024年03月07日 09時20分14秒
投稿:SAMANA
仕事は忙しさが一山超えつつあるけれど、予断を許さない状況が続い
ているので油断できない…と思ったそばからあれこれ単発物が舞い込ん
で苦しくなってきた…。あ〜あ。『ヒートアイランド』のアキや柿沢の
ように"できる男"になりたいなぁ…(^-^;。
さてさて。それでは積読本状況詳細報告。
2024年2月の読了本
1.『眠れるスフィンクス』 ジョン・ディクスン・カー
2.『名探偵は千秋楽に謎を解く』 戸松淳矩
3.『悪魔のラビリンス』 二階堂黎人
4.『ヒートアイランド』 垣根涼介
4冊読了等。
仕事忙殺下なのにそこそこいいペース。現実逃避で通勤途上に没頭して
いたのが功を奏したようです( ノД`)シクシク…。
極私的超アバウト評価
◎とても楽しめた
なし
○楽しめた
『ヒートアイランド』
・普通
『眠れるスフィンクス』『名探偵は千秋楽に謎を解く』
『悪魔のラビリンス』
△あまり楽しめなかった
なし
×楽しめなかった
なし
1.は、強盗グループがヤクザから奪った大金をストリートギャング
が手にしたことから繰り広げられるアクションエンタメ。
ストギャ、強奪グループ、ヤクザそれぞれに"できる男"たちが魅力的
で、一つ一つの行動がかっこいい。シリーズものらしいけど続編を持
っていないので、買うか買うまいか迷うぐらい楽しめました。
2.は、フェル博士物の長編。ミステリ的によく理解できなかったり
物足なさを感じたり。
3.は、相撲部屋とその近しい町民たちによるユーモア下町ミステリ。
世界観は好ましいけど、ミステリとしてあまり納得できず。
4。は怪人「魔王ラビリンス」の犯罪を名探偵、二階堂蘭子が解き明
かす2中編+1掌編。
こちらはミステリとして楽しめた(特に列車密室の中編)が、作者の
意図する世界観に入り込むことが出来ず。
2024年2月の購入本等
1.『パラダイス・ガーデンの喪失』 若竹七海
2.『或るギリシア棺の謎』 柄刀一
3.『黄土館の殺人』 阿津川辰海
4.『幽霊絵師火狂 筆のみが知る』 近藤史恵
4冊購入等。
3はネット等世評信頼買い。
他は定番作家信頼買い。
積読.若竹18冊。柄刀27冊。阿津川3冊。近藤48冊。しめて96冊。
目指せ、100冊!<絶対に違う。
絶対に死ぬまでには読了するぞっ!<言い聞かせ
そいでは!!
2552. 2024年02月04日 17時33分30秒
投稿:SAMANA
2024年初書き込み。皆様、新年おめでとうございます(^-^;。
ただ、ただいま多忙中につき書き込みは最小限。趣味で楽しんで書くん
だから、「多忙だからこそ書けよ!」って話なんですが、そこはそれ。
仕事に戻ります… o(; ;)o。՞。゚՞ブクブク
さてさて。それでは積読本状況詳細報告。
2024年1月の読了本
1.『狩りのとき (上)』 スティーヴン・ハンター
2.『狩りのとき (下)』 スティーヴン・ハンター
3.『十字路に立つ女』 逢坂剛
4.『闇の女王』 半村良
5.『十八の夏』 光原百合
5冊読了等。
ただ、読書記録で1冊誤読了カウントしていたので記録的には読了数は
4冊( ノД`)シクシク…。
極私的超アバウト評価
◎とても楽しめた
なし
○楽しめた
『狩りのとき(上・下)』『十字路に立つ女』『十八の夏』
・普通
なし
△あまり楽しめなかった
『闇の女王』
×楽しめなかった
なし
『闇の女王』は40年以上前の作品ながら2024年でやっと追いついたような
素材で、この素材をもとに小説化するのは日本SFジャンル&半村良ならで
はなんですが、いかんせんストーリーが雑に感じられて面白く感じられず
残念。半村良は絶対にこんなものじゃないことは知ってるつもり。
『十八の夏』は短編集で、全作が根底はハートウォーミングもの。そのな
かでも2話目「ささやかな奇跡」は幸せ度が高く癒されました。
2024年1月の購入本等
1.『孤島の来訪者』 方丈貴恵
2.『受験生は謎解きに向かない』 ホリー・ジャクソン
3.『南海ちゃんの新しいお仕事 階段落ち人生』 新井素子
3冊購入等。
信頼作家&世評信頼シリーズ買い。3冊ですんだのは嬉しい予想外。
そいでは!!
2551. 2024年01月01日 14時30分32秒
投稿:SAMANA
んでは、2023年読書で面白かったミステリ系エンタメ小説の再掲ご紹介。
とは言っても、文庫派&積読派なので相も変わらず旧作ばかり(;^_^。
何かの足しになれば幸いです。
ではどうぞ!
『金塊船消ゆ』 多島斗志之 講談社文庫
戦中の東南アジアで命令された謎の行動をめぐり、金塊探しに巻き込まれた
当事者たちを描いた冒険長編。
灼熱というよりは青白い炎、血沸き肉躍るというよりは地味目というか土台に
しっかり根を張ったストーリー展開。荒唐無稽な設定なのに実際に起きうるこ
とかのように感じさせる書きっぷりは、いかにもこの作者らしいと思ったり。
『都会のトム&ソーヤ 20 トムvs.ソーヤ 』 はやみねかおる 講談社YA! ENTERTAIMENT
まちとむシリーズ21作目(20なのに21作目になるところに、ただではすませ
ないミステリ作家魂を感じるのは私だけ?)。
本編も面白かったけど、特筆は坂田先生がみんなに残したメッセージ。正直、
これだけでもう「とても楽しめた」に決まりました。本当に胸がいっぱいにな
って泣きかけましたから。電車の中だったので我慢しましたけど。●を前にして
のこの心持ち、私には絶対に無理…( ノД`)シクシク。
『超・殺人事件 −推理作家の苦悩−』 東野圭吾 新潮文庫
極私的感想としては「超極上の本格ミステリ」短編集。
当時(今も?)の小説業界の状況を素材として、シニカル&誇張のブラック的ユ
ーモア(あくまでも"的"。ブラックと言い切るには否定感が感じられず、むしろ
"笑い飛ばす"感じがする)を基盤にすえて、本格ミステリで活用される各種テク
ニックを、東野流に惜しげなくぶち込んだ各話は、まさに至高の作品群。こんな
に作家の"手練れ"を感じさせる短編集を読んだのは初めてかも。絶品でした。
『念力密室』 西澤保彦 講談社文庫
超能力の秘匿前提での存在事実及びその犯罪対応世界の設定。
密室の超能力による新たな謎アプローチとロジック主体推理。
非現実的世界ゆえの萌え・クールビューティ・一般人名探偵による更なる
魅力的作品世界。その全てが超好みですが、各話で示されるロジックがひ
ときわ素晴らしい。よくぞここまで複数の見事なロジックが生み出せるも
のだと、感嘆しかありません。
『喪服のランデブー』 コーネル・ウールリッチ ハヤカワミステリ文庫
海外長編サスペンスミステリ。
70年以上前に書かれた作品ですが、平成時代でもテレビのドラマ化や原
案などで使われていたイメージがあります。いわゆる複数人への復讐劇
ですが、この著名なパターンの元祖作品のような気がするし、復讐の一
つ一つにミステリ的細工があって、これらがまたとても良い(これまた
よく知られた1つの有名ネタの元祖のような気がする)。何よりも素晴
らしかったのは地の文。場面場面の描写表現が本当にウィット&メロウ
で感嘆。その影響か、会話のウィット表現も登場人物たちの肉声でなく
作者が生み出したセリフとして認識してしまうようなこともチラホラ。
登場人物たちの魅力が秀でた、いわゆる「キャラもの」とは全く異なる
作品世界で、個人的には、この作品の主人公はあくまでも地の文による
「場面」。順番で行くと「場面」>「設定&細工」>>「キャラ」とい
った感じ。とにかく楽しませてくれました。繰り言になりますが素晴ら
しかったの一言です。
そいでは!
2550. 2024年01月01日 14時28分08秒
投稿:SAMANA
明けましておめでとうございます。今年はガシガシ本を読んでいきます!
いきたい。いければ。いけるかな? いけないかも? いけないよな。いけない。
いけるはずない。いくもんか。いってたまるか。いかないぞっ!
……これだけ挙げればたぶん今年どれかにあてはまるはず(;^_^。
さてさて。それでは積読本状況詳細報告。
2023年12月の読了本
1.『悪魔たちの誘拐』 笹沢左保
2.『2024年版このミステリーがすごい』 このミステリーがすごい!編集部編
3.『2024本格ミステリ・ベスト10』 探偵小説研究会編
4.『絵が殺した』 黒川博行
5.『絶対安全エージェント』 大沢在昌
5冊読了等。
冊数は多いけれどムック本2冊あるので、作品読了数としては少なめ。
もう1冊ぐらい読了したかったのが本音。毎年毎年、後悔しながら年越ししてる気が
する……(^_^;。
極私的超アバウト評価
◎とても楽しめた
なし
○楽しめた
『悪魔たちの誘拐』『絵が殺した』
・普通
『2024年版 このミステリーがすごい』『2024本格ミステリ・ベスト10』
『絶対安全エージェント』
△あまり楽しめなかった
なし
×楽しめなかった
なし
『悪魔〜』は、長編誘拐ミステリ。
よくもまぁ毎作毎作、水準以上のミステリネタを思いつくもんだと感心しきり。四
半世紀前、その名称から日本ミステリ界の頂上的な賞と伺える「日本ミステリー文
学大賞」の第三回受賞者が笹沢左保と報道されたとき、未読だった私は「へ? な
んで? 多作だけじゃないの?」と思ったんですが、今はその不明を恥じるばかり。
作品の暗い世界観は正直苦手なところはあるものの、それを上回るほどのミステリ
愛が素晴らしいです。
『絵が〜』は、長編大阪府警会話絶妙ミステリ。
独断ですが、関西色豊かな世界観ながら正面切っての人情要素はあえて入れ込んで
ない(素直じゃないこっけいな表出はある)ように思ってる黒川ミステリですが、
この作品の動機の説得力にはやられました。せつないっすねぇ…。
『絶対〜』は、ユーモアサスペンス短編集のシリーズ2冊目。
何といいますか、ユーモアサスペンスとして良くもなく悪くもなく、「フツー」と
しか言いようがない印象。これまた独断ですが、作者自身が全く興にのらずに書き
あげたように感じました。
『このミス』『本ミス』は、年末恒例ベストテン本。
『このミス』は間口広げてエンタメに徹した感じで、読んでいて楽しいひと時。
『本ミス』は研究会編だけあって少し硬い印象。エンタメ系各ジャンル作品に内包
された「本格ミステリ」の面白さを世に広めようとする意図は汲み取れるものの、
各内容が多数の作品を紹介してるだけで、そこに熱量が感じられなかったのが残念。
熱量は問題にしてなくて、あくまでガイドに徹してると言われればグゥの音もでま
せんが…(;^_^。
2023年12月の購入本等
1.『2024年版このミステリーがすごい』 このミステリーがすごい!編集部編
2.『2024本格ミステリ・ベスト10』 探偵小説研究会編
3.『福家警部補の考察』 大倉崇裕
4.『執行』 深谷忠記
4冊購入等。
年末恒例本があるにも関わらず4冊でおさまったのはラッキーでした。この幸運が
今年も続いてくれたら嬉しいなぁ〜。でも買うんだろうなぁ…… (-。-*)ボソッ
1&2は年末恒例ベストテン企画本。
読んで気になった作品は文庫化された時に買おうと思って買い続けてますが、2023年
度版は果たしてどうなりますことやら。私の頭の中だけの記憶なので忘れてしまって
る可能性は200%ぐらいなんですけれど( ノД`)シクシク…
3.は定番シリーズ信頼買い。
倒叙モノとして既に5作目。1作目未読なのはいつものこと。絶対死ぬまでに読んで見
せます<何の宣言だ?
4.定番作家信頼買い。ノンシリーズ作みたい。
最近のタイトル漢字二文字作品はかなり重めのミステリの印象。気力が充実してると
きに読書順番が回ってきたらいいなぁ。でもその時はたぶん後期高齢者だから、そも
そも気力があるかどうかわからない…(;^_^。
そいでは!!
[NAGAYA v3.13/N90201]