黒猫荘
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探偵喫茶「カラス」
オーナー:宗太郎

ここも最近リフレッシュしたいと思いつき、『推理クイズ』などをやってみようかなあと考えました。                                           推理小説の話しを中心に、暇つぶし、いえ「本気」で取り組んでもらいたいしだいです<炎                                           と言うわけで、推理問題とおをちょくちょくだし、あとで名探偵ランキングでも作ろうかな。                                           皆さん、名探偵めざして頑張れ!!                                           そういえば、古畑ニ任三郎がドラマでやってました。やっぱりコロンボに似てる<笑                                           でも、あんな刑事さんになりたいと思う今日この頃でした
  77〜80件 
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15. 2000年11月13日 06時38分02秒  投稿:花井圭太 
おはようございます。花井です。

はじめまして。20号室にいます。
島田荘司短編、お気に入りの様ですね!
是非、当室へお薦めにいらしてくださいませ。今迄、誰もお薦めなかったんですよね。
何故でしょう?最近の人気低下を現わしているんでしょうか?
突然の飛び込み、失礼しました。
よろしかったら...

それでは。
14. 2000年11月12日 22時57分05秒  投稿:宗太郎 
それでは書きこみです。

にっき―さん<そうなんですか、「本格」とかっていうのはまだ曖昧なんですね。
       
のりりんさん<どうも、はじめまして〜。宗太郎ともうします。
       あ、そうですそうです。「異邦の騎士」。それ読もうと思ってたん
       ですよ〜。
       あのう〜、どんな作品なんでしょうか、教えてくれませんか? 
       <あ、つい喋り言葉でかいていました・・・

それでは、感想文を書きたいと思います。
1987年の島田荘司作品   
              『御手洗潔の挨拶』 
 
 「占星術」と一緒に買ってきた本です。じつは「占星術」の次の作品だと思って
買ってきたのですが・・・・この本の最後に書いてあった「島田荘司全著作リスト」
をみてみると、デビュー作から、「挨拶」まで十九個もの作品があり心がトキメキ
ました。でも、面白かったからいいです。
 この本は表紙が気に入ってしまい、絶対に傷つけない様に気を使いました<笑い。
この本は短編集なので、一つずつ感想を言わせてもらいます、まずは僕が好きな
「数字錠」からです。
              「数字錠」
 この作品は、僕がこの短編集のなかで一番気に入ったものです、それは推理マニア
としてではなく、一人の男として気に入りました。
 詳しい事は読んでないひとが居るので話しませんし、読んだ人は何も言わなくても
解ると思うので、いいません。読んでない人は是非読んでください、いいです。

              「失踪する使者」
 「御手洗決の挨拶」の裏に書いてある紹介文に書かれている事件です。
さすがに紹介文に書かれている事件だけあって、力を入れて書かれていたと思います
でも、あの地図だと、どうも勘違いしやすくて読んだ人は混乱するとおもいます。
御手洗がギター好きだとは知りませんでした。ジャズの空気と御手洗はマッチしてい
ましたが石岡君は場違いな気がします。

              「紫電改研究保存改」
 これは主人公の御手洗より、登場してくるおじいさんの方が目立っていたし、相変
変わらず発情させてくれました。
 クリスティーのパイン氏に似ている感じがしました。男のロマンは良い物です。

              「ギリシャの犬」
 御手洗のやさしさを垣間見た作品です。あれには僕も共鳴しました。
誘拐事件は心理的というよりトリック的で、推理小説と言う感じがして、面白かった
です。

総合的に言うと・・・・・・・読んでください!<笑い>
     
13. 2000年11月10日 22時19分18秒  投稿:宗太郎 
ついに読みました。島田荘司デビュー作

            『占星術殺人事件』

 美しく描かれた人物描写、過去の名事件を四十三年の時を超えて解き明かすと言う、
思わず発情しそうな設定。そして、御手洗達の会話にはアドネラリンが駆け巡る感動
がよぎりました。
 この作品で始めて御手洗が登場してきましたが、どうやら占星術師が本職なそうです。
その友人の石岡君は、職業は小説家。あんまり売れてなさそうでした。
 冒頭のプロローグはリアルで。この事件は本当にあったのか?と騙されるほどでした。
この冒頭がなければ、この作品の良さは引き立たなかった事でしょう。
引き立たないと言えば、その後に来る遺書には発情しました。アゾート製作の詳しい資料
それを誉めない御手洗を書き上げた島田氏には、かなり考えられてると思います。
 しかし、この最初の遺書でのアゾート製作は、はっき「ダミー」だと解ってしまいます。
わざわざ島田氏がアゾート製作の技術まで調べ上げたことには、関心しましたが。そこに
力を入れすぎているので、『このアゾート製作方法と事件にはかなり重要な接点があるな』
と危険な恋の香りを気がつかれてしまいます。実際、ぼくもこの点に凝視してよんでしまい。
すこしがっかりしてしまいました。
 
この作品には多くの遺書が載せられていましたが、それぞれの書き方に個性を感じるのに
驚きました。これもこの作品の持ち味だとおもいますし、それと同時に、作者「島田荘司」
の読者にたいするフェア意識が感じられて、一瞬うんざりしたのを覚えています。
 作者が読者に対して対抗心を燃やし、それを読む読者は、作者の分身とも言える名探偵に
対抗意識を燃やすのは、推理小説ならではでしょう。じっさい他にはみられません。そのあ
たりが、僕にとってはどうでも良いことに思えないのです。なぜ名探偵と勝負を挑まなけれ
ばならないのか?そこが解りません。
 今回のケースなら、御手洗はいわば作者の計算によって、事件解決の時を決定しているの
です。いわば半分手抜き、いかさまな訳です。もしも、島田さんが読者に本気で勝ちたいと
思うのなら、開始10ページで事件の説明、そしてろくな複線やヒントとなる御手洗の行動
も無しに解決にもって行ってしまえば良いわけです。だから、ぼくはわざわざ勝負意識など
もって推理小説を読みたくはありません。でも、読者への挑戦はあったほうがいいと思いま
す。読者への挑戦はいわば作者の決めた国境地帯。完璧な推理という武装をしなければ、国境
を超えた瞬間。あっという間に混乱するぞ!っと言意味として受け取っています。ぼくは読
んでいる最中は、あまり考える事などせず、あとでじっくりと考えるのがすきなので。誤って
非武装地帯に踏み込むのは。推理小説を読む意味がなくなるのと一緒です。
 最後の犯人の遺書にはエクスタシーが加速しました。悲しいやら発情したやらで、楽しかっ
たです。
 と、ここまで書きましたが。この本は良く出来てると思う反面、がっかりする部分も多々
あります、これで「最高に面白い作品」とはとても言いがたいです。しかし、それらを全て
ひっくるめてしまい、ごちゃ混ぜにし、「さあどんな本だった?」といわれれば。「好きな本だよ」と答えてしまうでしょうね。 
  
12. 2000年11月10日 01時19分54秒  投稿:のりりん 
 こんばんは、初めまして。24号室の、のりりんです。
 島田荘司では、『占星術殺人事件』『斜め屋敷の犯罪』『奇想、天を動かす』『異邦の騎士』
『切り裂きジャック百年の孤独』が好きですよ〜

[NAGAYA v3.13/N90201]