黒猫荘
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乱読の部屋(ネコソギって!)
オーナー:きっし〜
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35. 2001年12月16日 22時48分50秒
投稿:きっし〜
ちょっと、久しぶりしてしまいました。
さすがに年末に向けて(というか来年に向けて)の仕事は多いね。
只今、「21世紀本格」と「龍臥亭事件」を併読中。。。
両方、島田荘司氏関連ということです。読了したら感想を書くです。
さて、1冊読了本を。。。
殊能将之氏の「鏡の中は日曜日」(講談社ノベルズ)。
2作目から登場の石動戯作の第3弾。とにかく前作で一体このシリーズの世界は
どうなることやら?と思っていたら、意外と無事に進んだようで、ほっと安心。
で、今回の作品。構想や犯人の意外性という点はなかなか良かったし、雰囲気も含めて
好きなんだけどね。さすがにこの内容が全くそのまま正しいとすると、あまりにも
偶然性が強すぎますよね。というかそこまで「偶然だった」を用いてまでひねらなくても
良かったと思うんですけどね。。。
一方で、石動とは別に名探偵・水城優臣の活躍は嬉しかったですね。正統派だし、また
いずれ出てきて欲しいと思います。
34. 2001年12月06日 23時55分08秒
投稿:きっし〜
忙しくて読了本はたった一冊。
高橋克彦氏の「降魔王」(講談社文庫)
う〜ん、これは前作の「蒼夜叉」読んでいないとまったく分からんぞ!読んでいても、かなり前だから、覚えていないし、ちょっと無茶でしょ〜、高橋先生!
そもそも発売予定から遅れちゃったんだから、もう少し説明付けして欲しかったです。
せっかく題材は面白いんですから。。。
33. 2001年12月01日 02時03分53秒
投稿:きっし〜
世の中の不景気は相変わらずのようで。。。でも、ようやく
雅子さまもご出産ということなので、少し明るい話題で上向きになって
ほしいものです。
さて、今回の読了本。
歌野晶午氏の「死体を買う男」(講談社文庫)
最近、「ブードゥーチャイルド」を読んだばっかりなので、どうしようかと思って
いたのですが、内容の要約に惹かれて買ってしまいました。
仮とはいえ、乱歩と朔太郎のコンビが作中作で活躍するとのことで、興味深く
読ませてもらいました。しかし、朔太郎ってこんなキャラだったのか?と驚き!
「月に吠える」は昔、中也に半分はまった時に、一緒に買った覚えもありますが、
想像もつかなかった。
さて、「死体を買う男」ですが、「ブードゥーチャイルド」同様、その正体、実は。。。
という点にかなり重きを置いていますね。まあ無理矢理のどんでん返しではなくて、
行動や心理状態(見る夢も含めて)から考慮すると妥当な結末という、納得できる
ものなので、緻密に考えられているな!というのが感想です。
犯罪のトリックや犯人はわかりやすいのですが、犯罪以外の側面の設定はなかなか
見抜けませんね。
SAMANA様
>どれもこれも私が思いっきり打ちのめしてくれた短編ばかりです〜。
う〜む、短編にはあまり触手が動かなくて。。。コメントできずごめんなさい。
でも、トリック、犯人という点だけの面白さ、意外さってのは、短編の方が
浮き出やすいかもしれませんね。
長編だとどうしても、他の(枝葉末節とはいいませんが。。。)要素が大きい
ことも多いですよね。
少し短編集(たまにオムニバスは買いますので)で頭の体操でもしてみます。
天野様
>うーん……3作しかないですね。乾くるみの『匣の中』を入れても、竹本健治のウロボロスを 入れてもいいんですけど……
「匣の中」はまだ新しいので無理でしょうが、ウロボロスはそろそろ文庫になってもいいのでは
と思っているのですが・・・・でも「匣の中の失楽」でさえ文庫化されていないから、当分期待は
できないのでしょうかね。
>四大ミステリ、四大ミステリ……と、考えてみましたが、まとまりがつかなくなったので、
かなり、意図のはっきりしないアバウトなアンケート(というか質問!?)で皆様におかれては
答えにくかったかと思います。
ということで、12月で新しく、枠を狭めてアンケートを取ろうかな?と思っております。
これまで質問にお答えいただいた皆様、有難うございました。
32. 2001年11月30日 03時18分05秒
投稿:天野一
ども。21号室、天野です。
四大ミステリ、四大ミステリ……と、考えてみましたが、まとまりがつかなくなったので、とりあえず『虚無への供物』中心に考えてきました(笑)。
『虚無への供物』 中井英夫
『匣の中の失楽』 竹本健治
『天啓の器』 笠井潔
うーん……3作しかないですね。乾くるみの『匣の中』を入れても、竹本健治のウロボロスを入れてもいいんですけど……ここはあえて、短編ですが、
「田端346番地」 森真沙子 (『東京怪奇地図』収録)
で締めると、私的に綺麗な形になるかと。
と、考えてはみたんですけれど、「四大」じゃないですね……。あくまで、『虚無への供物』で始まって、「田端346番地」でしめる、というだけで。
まあ、どれもこれも好きで、大きく影響を受けた作品ではあります。
またナニか思いついたら参ります。
[NAGAYA v3.13/N90201]