黒猫荘
(mobile版)

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カフェ「白梅軒」
オーナー:川口且真

(OPEN:1999年7月19日)

「白梅軒」へようこそ。

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4741. 2012年01月08日 23時52分16秒  投稿:かわぐち 
1月8日
朝より上野へ。今年初の東京国立博物館。
開催中の「北京故宮博物院200選展」がたいへんな混みようと聞くので開館10分前に着いたのだが・・・・・・
時すでに遅しで、何百人もの列が。今回の目玉「清明上河図」は、この段階で180分待ちが確定!
さっさと諦めて、会場内の他の作品のみを観ることにする。しかし、この何百人のうち、今回の展覧会(の宣伝)以前から「清明上河図」を知っていた人が何人いるのだろうか?
私は朝日新聞を見てもいないのだが、どうやら主催者朝日新聞の一面で紹介したらしく、それがこの混雑の原因ではないのか。
博物館もここまでの混雑を予想していなかったように思えた。
これならナショナルギャラリーの「ダ・ヴィンチ展」のように日時指定のチケットを発行してもらいたいな。
それはさておき、展覧会自体はフツーに良い展覧会だと思いました。
これまでの印象では「良いものは(デカイものを除いて)みんな台湾に運ばれてしまい、北京に残るのはその余りもの」でしたが、なかなかどうして優品あるじゃないですか。
中野美代子氏の本でさんざん紹介されたカスティリオーネ画が観られたのもうれしい。
ただ正直にいえば、これほど並ばなくたって、これくらいのもの台湾故宮に行けばごろごろしてると思うんだけど・・・・・・と思ったのも確か。
きっと「清明上河図」の展示は24日までなので、それがなくなればこの異常な群集心理も落ち着くのでは。
国立博物館の楽しみは常設展も。今年は昨年ほど異常な充実ぶりではないものの、それでもさすがの名品が。
しかし、私が嬉しかったのは、佐藤朝山(玄々)の吉祥像。あ、この人って、あの日本橋三越のでかい天女像の人じゃないか!
共通する派手な変さがあってイイ!
私の大好きな龍のモチーフ作の特集も嬉しい。あと池大雅「楼閣山水図屏風」もすばらしい。

続いては日本橋高島屋へ。「隠元禅師と黄檗文化の魅力」展。
先に萬福寺へ行ったとき、何点かの仏像が出品中で欠けていたことで知った展覧会。
2011年12月27日から2012年1月16日までと短い会期(1月19日から大阪高島屋で開催)なので慌てて行ってきました。
萬福寺で買った絵葉書の中で特に気に入った韋駄天像に東京で対面することになろうとは。
若冲の作品が8点ほど出品されていたのも嬉しい意外性でした。
4740. 2012年01月08日 23時51分51秒  投稿:かわぐち 
遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
本年も気が向きましたらば、おつきあいいただけたらと存じます。

12月31日
青春18きっぷを使い、実家のある愛知から福井県小浜市へ。
前年にも同コースにチャレンジしたのだが、あまりの豪雪に断念、
中途より岐阜県多治見市に変更したのであったが、今回再チャレンジ。
駅でレンタサイクルを借り、寺社回り。
明通寺(国宝の本堂と塔が美しい)→神宮寺→若狭彦神社→萬徳寺→若狭姫神社
と回る。今回初めて電動アシスト自転車を利用したのだが、これがとってもラク。
予定より早く目的を達したため、敦賀に向かう。
駅から気比神社に向かう道すがら、松本零士のブロンズがあるのだが(あきらかに境港の鬼太郎ロードの二番煎じ)、
私が好きなのはあくまでも「マンガ」であって、アニメキャラの像にはどうにも愛着が持てないことがわかった。
敦賀市立博物館(旧大和田銀行本店)の建築を見学し帰路へ。

1月2日
京都へ。
平等院→宇治上神社→萬福寺→法界寺→醍醐寺→京都市美術館→京都府立図書館→平安神宮→有鄰館→京都市役所
というコースで、寺社並びに近代建築見学。
平等院は鳳凰堂の美しさもさることながら、鳳凰館(宝物館)の充実、そしてショップの商品のセンスの良さに感心。
萬福寺は中国禅寺の様式を残す黄檗宗の本山。これまで観たことのなかった様式美を楽しめた。
醍醐寺の霊宝館(宝物館)は期待していたのだが、残念ながら閉まっていた(あとで調べたら春秋の特別拝観のみの公開)。

1月3日
前日に続いて京都へ。
コースは、仁和寺→広隆寺→賀茂別雷神社(上賀茂神社)→賀茂御祖神社(下鴨神社)→三十三間堂→豊国神社→長楽館→祇園閣→東華菜館
とにかく神社の人の多さにウンザリ。初詣でなんて考えず、ひたすら神社建築の見学のみが目的だったので、大失敗であった。
これからは正月期間中は寺のみを回ったほうがよさそうだ。
広隆寺は国宝桂宮院本堂が見学できず残念。しかし宝物館の仏像は見応えあり。
長楽館は、「たばこ王」村井吉兵衛別邸で、いまはカフェ・レストラン営業。
しかし、待たなければならないので、今回は外観見学のみ。なにせ建築見学は日が落ちるまでが勝負。
東華菜館は中華レストラン。ヴォーリーズ建築なのだが、珍しい派手さがいい。入り口のタコの写真撮るも光量不足でいい写真にならず残念。

4739. 2011年12月29日 18時40分17秒  投稿:かわぐち 
砂時計さま
ご丁寧な挨拶、痛み入ります。

>店主さまの書き込みが復活したのは今年の嬉しい出来事の一つでした。
そういっていただけると、赤面のいたりです。

>『浅草芸人 〜エノケン、ロッパ、欽ちゃん、たけし、浅草演芸150年史〜』(マイナビ新書)
まったく知りませんでした。そもそも「マイナビ新書」なるものを聞いたのは初めて。
いまネットで調べてみました。なるほど、これは私が知らないのも道理。自力ではまず知ることのなかった本です。
もちろん、私の年齢では(いくら年だといっても)浅草通いをした経験もないので、かの地に思い入れがあるわけでもないのですが、
日本の大衆芸能史に関心を持つ以上、知りたくなります。まだ出たばかりの本なのですね。ご紹介ありがとうございます。

>日曜朝の特撮、『仮面ライダーフォーゼ』を毎週楽しく観ています。
私ももちろん観ております。東映チャンネルが1〜10話無料放送でしたので、録画を消してしまった
(DVDに落とせないのでHDDの容量の関係で、消さないわけにはいかない)以前のエピソードも先ほどまで見返しておりました。
2ちゃんねるではアンチスレもありますが、私見では、フォーゼは必殺における「剣劇人」のポジションではないかと思っております。
必殺にチャンバラ活劇の要素を取り入れた「剣劇人」がそれまでの必殺にこだわりのあるマニアから相スカンをくらったように、
フォーゼも学園ドラマと「世界を守る仮面ライダー」を融合させた、かなりの「異色作」になる気がします。


というわけで、本年も(年半ばからの登場でしたが)ありがとうございました。
来年も気の向くことがございましたら、皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております。


4738. 2011年12月29日 08時41分59秒  投稿:砂時計 
ごぶさたしております。2011年ももう終わりですね。
店主さまの書き込みが復活したのは今年の嬉しい出来事の一つでした。

先週発売された中山涙『浅草芸人 〜エノケン、ロッパ、欽ちゃん、たけし、浅草演芸150年史〜』(マイナビ新書)はご存じでしょうか。
自分はその方面には暗いのですが、店主さまにとってはご興味の範囲ではなかったかと思いまして。
「「浅草芸人〜」について、著者による解説。」 ttp://d.hatena.ne.jp/karatedou/20111223/p1 (URLの直接入力ができないので頭の「h」を抜いてあります)

日曜朝の特撮、『仮面ライダーフォーゼ』を毎週楽しく観ています。

[NAGAYA v3.13/N90201]