黒猫荘
(mobile版)

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短いことはいいことだ
オーナー:花井圭太
長〜いミステリを読む時間も根気もない貴方(勿論!僕)
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1159. 2004年11月29日 11時45分59秒
投稿:花井圭太
こんにちは、花井です。
せっかく御客様に来ていただいたのに、お待たせして、駄目なオーナーだこと。反省!
>砂時計様
いつもお部屋の話題の豊富さとコアなところに感嘆させていただいております(拍手)。
へえ、聳え立つ二つの塔!!ですか。
そんなのを今頃読んでまして、恐縮でございます。でも、本当にそうですよね。
(僕は『時計館の殺人』も好きです。いまいち、授賞作のわりに世間の評価が低いので
はないか?と、おもっております。)
ドラマはちらりと噂だけは聞いておりましたが、そうですか。。見たいなあ。
珍しい理由のアンチ・クイーンじゃないですか。。
論理の連鎖に納得できないとは。
僕とは頭脳構造に差異がありますね。僕なんか作者の思うがままに引き摺られております(笑)。
こんど、ネタバレでひとつひとつ御教示いただきたいところですね。
いや、でも怖そうだなあ。。
どうも、楽しいおはなし、ありがとうございました。
>SAMANA様
その昔『孤島パズル』は読んでおります。ステキでした。
(SAMANA様がお勧めなのも承知しておりますよ♪)
なのに、どうして『双頭の悪魔』へと進まなかったのでしょうかしら?
やっぱ、厚かったからなんだろう(爆)。
『シャドー81』の感想を読ませていただきました。
勝手に、そういう感想になるよなあ、と納得してしまいました。
僕的には、これってラストへ向けての驚き!よりも、あの犯行方法に感動!の部分に
評価ポイントが高いひとでないと苦しいものがあるように思えますね。
お立ち寄り、ありがとうございました。
『心ひき裂かれて』(リチャード・ニーリイ)読了。
「大体、冒頭部分からして、判っちゃうじゃない、こんなの」
「ミエミエ、まあ、エッチなところも楽しませていただいたし、、」
「並のサスペンスものじゃないの、、、」
「あれ、まだ展開がありそうだぞ」
「えっ。」
「それは、なにをいうつもりだ、お医者さん」
「んなバカなあ」
「グロすぎる〜〜」
「はあ、サイコであったか」
というような感じでした。なにを、いってるのかわかんない(爆)とおもいますので、
そう、思った方は読んでみてください。
*201番前 「遠い座敷」(筒井康隆)
それでは〜〜。
1158. 2004年11月25日 23時48分02秒
投稿:SAMANA
16号室SAMANAです〜。
>双頭の悪魔
花井さんから「最高の香水」とのお言葉がでておりますが、個人的には
前作の『孤島パズル』が「より最高の香水」だとの印象を持っております。
なので、花井さん。
余裕があれば、「より最高の香水」の匂いを嗅いでみませんか(笑)?
ただいまはルシアン・ネイハムの『シャドー81』を読み始め。
評判が良いので期待してるんですが、あまり期待を持ちすぎてもいけないだ
ろうから、何も考えずに読んでいければと思っています。
そいでは!!
1157. 2004年11月25日 18時53分08秒
投稿:砂時計
11号室の砂時計です。
ああ、『双頭の悪魔』!自分にとっては、これと綾辻『時計館の殺人』が、「新本格」という大地に聳え立つ二つの塔であります(二作の方向性はちょっと違っていますが)。ま、それほど多くの作品を読んでいるわけではないので、あくまで自分が読んだ範囲の中での話ですけれど。
そんなわけで、花井さまの語りに嬉しくなって、ついしゃしゃり出てきてしまいました。
ところで、これのドラマ版があるのをご存じですか?(『越境する本格ミステリ』でも取り上げられてたかな?)
WOWOWで放映され、ビデオも出ています(問題編と、問題編ダイジェスト&解決編の二本)。
出来はというと、推理ドラマとしてはかなりのもの。何せ、原作の推理をほぼ忠実に再現しているんですから(だったはず)。全体の構成も良く、映像的にもカチッとした作りで、物語的に多少地味な感はあるし登場人物の個性が原作ほど際立っていないという物足りなさはあるものの、ある欠点さえなければ充分満足できたはずの作品でした。
その欠点というのは、江神とマリアのキャラクターとキャスティング。あそこまで原作に忠実にしといて、なんであの二人に関してだけあんな外し方するかなあ。原作とはまるで別人なんですもん。ちなみに江神は香川照之氏でマリアは渡辺満里奈(後者は名前が似ているから選ばれたに違いない)。大体マリアが村に来た理由が単なる気まぐれというかワガママというか、そんな感じにしか見えないんですよねー。アリスはイメージに近かっただけに余計残念。
……はっ、変な方向に話が暴走してしまった。すみません(いつものことではありますが)。
ちなみに自分、二十代前半くらいまでは、アンチ・クイーンでありました。
「高度な推理を要求する偽の手がかり」の存在と、論理の連鎖に納得できないことが多い、という二つの大きな不満がその理由だったんですよね。後者については、AだからB、BだからC、CだからD、ゆえにD、というロジックに「BだからCとは限らないよなー」と思った時点で醒めちゃう感じで(『アメリカ銃』なんかは、AだからD、またBだからD、またCだからD、だからやっぱりD、というパターンで納得性は高かったけど、それはそれで物足りなさが)。
今では、そこらへんも含めて面白い、と思っていますが。
と、勝手なことをくっちゃべって去ります。
ではでは。
1156. 2004年11月24日 21時17分40秒
投稿:花井圭太
こんばんは、花井です。
『双頭の悪魔』いまさらの読了です。
いまさら、この作品を熱く語ってもしようがないのでやめますが、傑作です。
クイーンの国名シリーズが本格の頂点だと思っている方、
現在の本格読みは、その残り香を求めるためよと、フラフラと誘われてくる方、
そんなあなたには、最高の香水です。
誰でも判った筈の論理で犯人を特定する手際、それを魅せることがクイーン本格の真随です。
その伝統を忠実に守る王道の作品です。
が、しかし、なんだ!
クイーンを読んでいた昔には気にもならなかった(のじゃないか?)不自然さが気になる
ようになってしまいました(グスン)。
”探偵さん、そんな簡単に判ってしまう謎ならスグにその場で解答しちゃうだろう、普通。大団円まで引っ張るのは不自然だろう?”
などと、嗚呼、些細なことなのに。嘆かわしい。年は取りたく無いものです。
でも、この作品にはクイーンには無い青春の瑞々しさ(書いてて恥ずかしいぞ!)があります。
青春の男どもは校庭の鉄棒で逆上がり!なんぞして暇つぶしするもんだ。そうだ、そうだ。
この作には、ちゃんとそのシーンがあります。瑞々しい(大笑)。
素晴らしい!!!
それでは。
[NAGAYA v3.13/N90201]