黒猫荘
(mobile版)

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これがワテのお勧めやねん!!
オーナー:SAMANA

SINCE 1999.5.4
ようこそ16号室へ!! 私がこの部屋でやろうとしていることは、

1)ミステリ未経験・経験少ない人にミステリ好きになってもらおう!!
2)ある程度の経験者にはまだまだこんなミステリがあるってことを知ってもらってますますミステリ好きになってもらおう!!
3)ミステリどっぷり者には、DEEPな情報をお互いに提供・体験してもらって「アッシャー家」のように泥沼に沈んでもらおう(笑)!!

と、要は「ミステリを好きになる人が増えればいいな」ってことです。
皆さん、「お勧め本」のご紹介よろしくお願いします。「お勧めダブり」は大歓迎。集計して「お勧め人気度」もだしたい(笑)。
でもネタバレはやめてね!!!

ウダ話OK。ミステリウダ話(ミステリにちょっとでも関係した雑談。例えば小ボケ・小ツッコミ・オフ話等)で
ミステリに興味を持ち始める可能性はあると思います。
ただしウダの内容は『皆様の良識』に期待!!
  33〜36件 
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2528. 2022年04月03日 12時02分32秒  投稿:SAMANA 

 4月に入り、勤務地異動で全く未経験の職種に就くことになりました。
精神的にはかなり負担が軽くなりそうな気もしてるんですが油断は禁物。
しばらくは様子見です。でも楽になったらいいなぁ…(;^_^。

 さてさて。それでは積読本状況詳細報告。

2022年3月の読了本

  1.『文福茶釜』 黒川博行
  2.『横浜秘色歌留多』 山崎洋子
  3.『都会のトム&ソーヤ 19 19BOX〜日常〜』 はやみねかおる
  4.『マローン御難』 クレイグ・ライス

 4冊読了等。
 この作家メンツだとあと1冊は読了させたかったんですが、年度末に異
動が重なりかなりバタバタしていたので仕方ない…と自分に言い聞かせて
ます(´-ω-`;)ゞポリポリ


極私的超アバウト評価

◎とても楽しめた
 なし

○楽しめた
 『文福茶釜』『横浜秘色歌留多』『都会のトム&ソーヤ 19』
 『マローン御難』

・普通
 なし

△あまり楽しめなかった
 なし

×楽しめなかった
 なし

1.は関西美術界に巣食う小悪党たちがうごめき合うユーモア・プチプリ
ティ・ノアール短編集。小説で読むと愛らしいけど、実際に付き合うのは
やっぱり遠慮しときたい人たちばかり(;^_^。
2.は大正時代の横浜を舞台にロシア革命に関わる暗躍を題材にした長編
ミステリ。イヤミス系でラストはさすがの味わいでしたが、そこに至るま
での、主人公とその母を除く登場人物たちと暗躍ストーリー自体に、何か
うっす〜い靄がかかったような感じで話に入り込めなかったのが残念。
3.は中学生2人が主人公のシリーズ長編19(20?)作目。「"日常"とい
う名のリアルの不確定さを描いた乱歩テイスト変格ジュブナイル」といっ
たところでしょうか。
4。は弁護士マローンシリーズの長編作。切っても切れない関係のジェイ
ク&ヘレンの出番は控えめで、その分、他の脇役関係の出番が多かった印
象。事件の構図と犯人像はいかにもマローンものらしくて手堅い印象。た
だ、子どもの年齢は6、7歳ぐらいのほうがより説得力を感じたかも。


2022年3月の購入本等

  1.『きたきた捕物帖』 宮部みゆき
  2.『都会のトム&ソーヤ 19 19BOX〜日常〜』 はやみねかおる
  3.『歌舞伎座の怪紳士』 近藤史恵
  4.『論理仕掛けの奇談 有栖川有栖解説集』 有栖川有栖
  5.『ベルリンは晴れているか』  深緑野分

 5冊購入等。
1〜4は定番作家信頼買い。
5は予定外で、書店でたまたま見つけ迷いつつも結局、購入。「このミス
第2位」の謳い文句に踊らされてしまいました…エヘ(´∀`)。
また、今回の購入で宮部・近藤・有栖川の未読冊数は46・46・32冊。
なかなか読書順がまわってこないからなぁ……と、自分を富士山より高く
棚上げしつつウンウン頷く春日和です(;^_^。

そいでは!!
2527. 2022年03月02日 22時25分35秒  投稿:SAMANA 

 早いもので今年も既に1/6が過ぎました。年度でいえば11/12が過ぎて
残りあと1ヶ月。来年度はちょっと環境も変わりそうで、はてさていった
い私はどうなってしまうんだろう…(((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル。

 さてさて。それでは積読本状況詳細報告。

2022年2月の読了本

  1.『宇宙よりも遠い場所 ファンブック』 アライブ編集部
  2.『ぼんくら (上)』 宮部みゆき
  3.『ぼんくら (下)』 宮部みゆき
  4.『暗黒10カラット 十歳たちの不連続短篇集』 千澤のり子

 4冊読了等。もう少し読了したかったけどやっぱり無理…(;^_^。

極私的超アバウト評価

◎とても楽しめた
 なし

○楽しめた
 『宇宙よりも遠い場所 ファンブック』『ぼんくら(上・下)』
 『暗黒10カラット』

・普通
 なし

△あまり楽しめなかった
 なし

×楽しめなかった
 なし

1は、2021年お勧めエンタメで取り上げたアニメのファンブックで、制作者側のイン
タビューを特に堪能。TVアニメ『宇宙よりも遠い場所』の制作に関わった方々全員は、
この名作アニメを世に生み出したことを、本当に誇りにしていただきたいなぁと勝手
に願ってます。そう思うほどこのアニメは名作です。ホントに。
全話のアフレコ現場ノンフィクションなんてものが書かれたら絶対買って読むんだけ
どなぁ…(  ̄- ̄)トオイメ
2と3は、宮部時代物でめんどくさがり屋の同心が主人公の連作長編。
読み始めの時の感想は「見た目は短編集で1章・2章とも各話完結(これがめっぽう
出来がいい)。連作短編集より密接のため長編扱いされてるなら先が楽しみ」でした
が、この作り込み度合いはまさしく長編テイスト。ただ、宮部みゆきの文章の上手さ
にストーリーと各キャラが追いついていない(負けている)ように思え、長編全体内
の配分が少しズレてるように感じたのが残念。1、2章が単体でものすごく良かった
ので本当に残念( ノД`)シクシク…。
4は、数度のオフ会で面識のあるネット知人さんのミステリ短編集。
「口紅」「初恋さがし」「半分オトナ」が好み。全体を通じてネタ部分には大なり小
なり整理が欲しいのと、この文章は誰の・何を・どこを指しているのか、けっこう読
みづらくて混乱し、たびたび迷子に(;^_^。意図的に読み手を迷い込ませる感じでもな
かったので、もう少し読み手に優しい文章であったほうが嬉しいです。

2022年2月の購入本等

  1.『生還』 小林信彦
  2.『暗黒10カラット 十歳たちの不連続短篇集』 千澤のり子
  3.『カエルの小指 a murder of crows』 道尾秀介
  4.『ダミー・プロット』 山沢晴雄
  5.『世界推理短編傑作集〈6〉』 戸川安宣 編

 5冊購入等。もう少し抑えたかったけどやっぱり無理…(;^_^。
1は、久々に文庫がでたので購入。老いた身の話のようで好みでない内容なので少し
迷いましたが…。
2は、面識のあるネット知人さんのミステリ短編集なので、珍しく単行本買い。
3は、エンタメ系コンゲームっぽいようだし前作『カラスの親指』も積読だったので。
4は、迷ったけれど「私の書いた全作品中一番出来のいい作品」という出版社紹介文
に惹かれて(;^_^。
5は、出版情報入手時点で即購入決定。まさかこの歳になってこのシリーズ新刊が、
しかも戸川安宣編で刊行されるとは…。知ったときはまさしく嬉しい悲鳴をあげまし
たヒェーッヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノヒェーッ♪

そいでは!!
2526. 2022年02月03日 09時52分28秒  投稿:SAMANA 

 新年もまたコロナ禍にふりまわされる社会状況が続き、もう出来の悪いコン
トに知らぬ間に強制参加させられて自分なりに必死に対応している悪夢を漂っ
ているかのよう。今年の読書はこの悪夢の漂いを少しでも途切れさせてくれる
でしょうか……(~ヘ~;)ウーン。

 さてさて。それでは積読本状況詳細報告。

2022年1月の読了本

  1.『我が青春に殺意あり』 梶龍雄
  2.『青春迷路殺人事件』 梶龍雄
  3.『幻獣遁走曲 猫丸先輩のアルバイト探偵ノート』 倉知淳
  4.『怪盗ニックの事件簿』 エドワード・D・ホック

 4冊読了等。
ただ、1は積読中の2の改題作品と判明したため、1の読了とともに2も
ダブリ本として読了扱いで整理。なので実質は3冊しか読了してません。
少ないなぁ……(;´ρ`) ハァァァァ〜。

極私的超アバウト評価

◎とても楽しめた
 なし

○楽しめた
 『我が青春に殺意あり』(=青春迷路殺人事件)
 『幻獣遁走曲 猫丸先輩のアルバイト探偵ノート』『怪盗ニックの事件簿』

・普通
 なし

△あまり楽しめなかった
 なし

×楽しめなかった
 なし

1は、作者の代表シリーズともいえる昭和初期の旧制高校の学生を主人公にすえた
青春ミステリ長編の一作。今作では一高生と三高生がタッグを組んで探偵役をつと
めています。派手さケレン味はないものの、ミステリとしてのトリッキーさはしっ
かり押さえられているし、スポーツ対抗戦への旧高応援気質をはじめ描かれた昭和
初期風俗の世界はやっぱり面白く読めました。
3は、この作者の名探偵キャラ、童顔&年齢不詳の猫丸先輩が活躍する日常系ミス
テリ短編集。細かいところで引っかかる作品(「猫の日の事件」の犯人のあぶりだ
し方法、「たたかえ、よりきり仮面」の犯人の思考)はあるものの、各話の世界観
はそれぞれいい気持ちを与えてくれるものだったので総じて楽しめました。
4は、怪盗ニックものの日本独自短編集シリーズの3作目。こちらは話数が多いの
で作品によって面白さにバラツキがあるものの、駄作と感じるものがないのはさす
がだなぁと思ったり。ニックのスタンスに変化が生じてきたことに軽く驚きました。


2022年1月の購入本等

  1.『記憶の中の誘拐 赤い博物館』 大山誠一郎
  2.『密室蒐集家』 大山誠一郎
  3.『早朝始発の殺風景』 青崎有吾
  4.『帝都探偵大戦』 芦辺拓
  5.『宇宙よりも遠い場所 ファンブック』 アライブ編集部

 5冊購入等。
 1〜4は定番作家信頼買い。2については1の内容確認していたなかで買い漏
れに気づいて購入。1冊増えちゃったけどこれは仕方ない…というか、むしろ気
づいて良かったという思い。ありがとう、wikipedia。
それにしてもこのメンツ、何だか見た目すっごくコッテコテです。
 5は2021年唯一のお勧めだったエンタメ作品の企画本。まぁそこまで入れ込ん
でいるということで…(;^_^。

そいでは!!
2525. 2021年12月31日 18時23分17秒  投稿:SAMANA 
 とうとう2021年も残すところあと1日。今年も何とかミステリ系
エンタメ読書の書き込みを続けていくことが出来ました。

 またたく間に2021年が過ぎ新年が開幕。昨年も何とかミステリ系
エンタメ読書の書き込みを続けていくことが出来ました。

※目にした時点に応じてどちらかお選びくださいませ(;^_^

いつまで続くわかりませんし、そもそも実のない書込みを何で続けてるんだろ
うとも思うのですが「止めよう!」との決意も起きていないので、
もしよろしければこれからも、ながああぁぁぁ〜〜〜い目でお付き
合いいただければ嬉しゅうございます。
よろしくお願いいたします<(_ _)>。

 さてさて。それでは積読本状況詳細報告。

2021年12月の読了本

  1.『閉鎖病棟』 帚木蓬生
  2.『リアル鬼ごっこ』 山田悠介
  3.『2022本格ミステリ・ベスト10』 探偵小説研究会編
  4.『2022年版このミステリーがすごい』 「このミステリーがすごい!」編集部編
  5.『朝霧』 北村薫
  6.『まっ白な嘘』 フレドリック・ブラウン
  7.『アルバイト探偵 調毒師を捜せ』 大沢在昌

 7冊読了等。
 2021年最後の月の読了数は順調な数。
 終わりよければ全てよし! といたしますd(^^*)

極私的超アバウト評価

◎とても楽しめた
 なし

○楽しめた
 『閉鎖病棟』『リアル鬼ごっこ』『2022本格ミステリ・ベスト10』
 『2022年版このミステリーがすごい』『朝霧』『まっ白な嘘』
 『アルバイト探偵 調毒師を捜せ』

・普通
 なし

△あまり楽しめなかった
 なし

×楽しめなかった
 なし

1.は精神病棟の患者たちの日常生活で起きる出来事を患者目線で
描かれた長編。
事件は確かに起きるけれども推理&捜査的要素はほとんどなく、人
間ドラマとして楽しめました。文庫裏表紙梗概に引っ張られてしま
ったことをちょと後悔。
2.は刊行当時、ベストセラーとなった長編エンタメ。
思っていたより文章は読みやすく、小説の世界観とテーマの決め打
ち&絞込みで無駄(余韻)を排除したストーリーに違和感を感じる
ことなく楽しめました。でも、この世の全ての小説がこのテイスト
だと面白くないだろうなぁとしみじみ思ったり。
3と4は年末恒例ベストテン本。読了済のランクイン作品は当然な
し。今のところ積読順で17,8年前の文庫新刊を読んでるぐらいです
から…(;^_^。
5.は「円紫さんと私」シリーズで日常の謎系の短編集。どこがど
うと言えないけれど、作品の世界観や主人公の感情が、全ての文章
に内包されていて、すっごくしみじみします。安定の面白さ。
6.は海外SF・ミステリ・ショートショートの世界で著名な作家の
ミステリ系短編集。
これが元ネタ?「笑う肉屋」、あったかい気持ち「メリーゴーラウ
ンド」、最後一行の驚きと納得「闇の女」、トリッキー「カイン」
が楽しめました。
7.はバブル期の不良親子探偵が主人公の軽ハードボイルド短編集。
こういう世界なんだと飲み込んだら意外と面白く読めました。ぶっ
飛んだ設定も気にならず読み進められたのには我ながらビックリし
ましたが(;^_^。


2021年12月の購入本等

  1.『2022年版このミステリーがすごい』 「このミステリーがすごい!」編集部編
  2.『2022本格ミステリ・ベスト10』 探偵小説研究会編
  3.『この橋をわたって』 新井素子
  4.『影絵の街にて』 新井素子

 4冊購入等。
1&2は年末定番購入本。今年ってそんなに本格ミステリが豊作だ
ったんだ…。
3&4は、作家信頼買い。4は書店で手にしたとき、文庫にしては
お高めの価格だと知ってちょっとぐらつきましたが、文庫初収録・
未収録短編という言葉に負けて購入決断。

で、2021年のお勧め本(再掲)ですが、実は今年は「なし」となっ
てしまいました( ノД`)シクシク…。まぁこれはひとえに私の精神状況の
余裕のなさが原因だと思うのですが、このままでは何なので本でな
い「エンタメ」をひとつだけお勧め。


アニメ『宇宙(そら)よりも遠い場所』 通称:よりもい。全13話。
原作:よりもい。監督:いしづかあつこ。
シリーズ構成・脚本:花田十輝。音楽:藤澤慶昌。


正直、このアニメを初めて見たのが2021年だったかその前年だった
かすら、はっきりと覚えていないんですが…(;^_^。それでも「書き
たい」気持ちに嘘はつけないので、駄文を連ねることにします。

内容は、大なり小なり心に何かを抱えている10代女子4人が南極に
行き、それぞれの成長体験を経てちょっと成長して帰ってくるとい
う、恋愛要素とキャピキャピ感がほぼゼロながらそれがいっそ心地
よい、青春王道ドラマ。
よく使われる標語「友情・努力・勝利」になぞらえれば「意志・友
情・成長」といったところでしょうか。
以下、極力ネタバレとならないように魅力をだらだら書込み。

1.ストーリーが素晴らしい。
南極に行って成長して帰ってくるという全13話を通じた1つの骨
太なストーリーがありながら、各話完結方式でしかも各話の完成度
がメチャクチャ高い。その完成度の高さが、複数回の関連性や伏線
の妙も含めて全体ストーリーをさらに骨太にさせているという、こ
れ以上の相乗効果は目にしたことがないようなストーリです。
ミステリで「連作短編」の型がありますが、これほど「秀逸な各話」
で「骨太の長編」が構築された作品は見たことがありません。
各話の印象を一言にするならこんな感じでしょうか。 
1話:一歩前に踏み出す不安と決心
2話:他愛ないことの青春のワクワク感
3話:無意識の期待が実現した時の喜び
4話:南極に行く意義と夜の青春高揚感
5話:友情の形って決まりきった形だけじゃない
6話:意地の張り合いで良くなる関係
7話:一つにまとまる瞬間はやっぱり熱い
8話:無邪気さも青春
9話:達成した時の本音は人を揺さぶる
10話:友達のありかた 内部編
11話:友達のありかた 対外編
12話:一つだけじゃない友情の形と迎えなければならない通過儀礼の悲哀
13話:キング・オブ・大団円

2.各話の繋がりが見事
各話完結ですが、複数回が関連していることで全体ストーリーが骨
太になっています。
大きなところでいえば3話と10話。6話と11話。5話と13話。
2話と9話と12話。それに存在自体がストーリーの一つの武器と
もいえる「しゃくまんえん」に始まり、最強の伏線といえる「報瀬
のスマホ」や"そんなとこまで!"の「ピーラー」など含めると各話
全てが他の回と繋がっているようにも思えるほどの繋がりが、本当
に見事です。

3.コメディとシリアスのバランスが絶妙
「よりもい」がシリアスシーンだけだったら、恐らくここまでハマ
っていませんでした。私見ですがよりもいのベースはコメディだと
思っています。基本、全話がコメディベースと言ってもいいかもし
れません。あの12話ですら「美容室のかなえ」「どぼじよう…の
キマリ」「結月のジャンキー笑顔」等のコメディシーンがいくつも。
このコメディセンスがまた自分に良くあって、飽きることがありま
せんでした。ここまで笑いと感動が同居したストーリーは未体験で
した。

4。音楽が秀逸。
これまで音楽はまぁまぁ聴いてきたほうだと思うのですが、正直、
音楽で「心が救われた」「人生の想い出として心に残る」なんてこ
とはありませんでした。ところが「よりもい」の音楽と出会ったこ
とで、私もその仲間入りをすることになりました。
OP曲・挿入歌・ED曲・BGMと、よりもいで流れる音楽すべてが良い
メロディなんですけど、まず、ストーリー佳境のシーンでふと挿入
歌が流れだすタイミングが、本当に素晴らしい。私もネットでよく
目にする「パブロフの犬」状態で、目が自然とウルウルしてしまい
ます。挿入歌の選曲も本当にバッチリ。2周目3周目となると、ス
トーリーシーンに直接関係しないOP曲を聴いてもウルウルするぐら
い。我ながら一番驚いたのが、歌ですらないBGMを耳にして涙がこ
ぼれてしまったこと。12話の報瀬のモノローグのところで流れた
「大人からのYell」には、女子4人の素朴な仲の良さを描いたシー
ンとあいまって、報瀬に対し「本当に良かったね」と思わずにいら
れない感情を昂られて涙させられました。映像と音楽の合致がここ
まで見事な作品を他には知りません(そんなにアニメを見てるわけ
ではないのですが…(;^_^)

5.その他もろもろ
1)繰返し見ることで面白さが増していくのが素晴らしい。
2)主人公の女子4人以外の人物像も本当に素敵。特にめぐっちゃ
んの存在はお見事の一言。
3)声優の演技は良く判りませんが、素晴らしかったと思います。
全話通じてと12話後半(「くぅ〜」と報瀬への叫び)の水瀬さん。
12話後半(昭和基地以降)の花澤さん。
5話後半(キマリ自宅前)の金元さん。
13話後半(PC受取り前「言うようになったね」)の能登さん
この4人が個人的な最優秀演技賞。

最後に。
『宇宙よりも遠い場所』に対する私のワガママな願い事。
この作品を見たことがない「初見」の人は、ぜひ見てほしい。
「面白かった」ときっと思ってもらえると思うから…o(^◇^)o

そいでは!!

[NAGAYA v3.13/N90201]