黒猫荘
(mobile版)

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これがワテのお勧めやねん!!
オーナー:SAMANA
SINCE 1999.5.4
ようこそ16号室へ!! 私がこの部屋でやろうとしていることは、
1)ミステリ未経験・経験少ない人にミステリ好きになってもらおう!!
2)ある程度の経験者にはまだまだこんなミステリがあるってことを知ってもらってますますミステリ好きになってもらおう!!
3)ミステリどっぷり者には、DEEPな情報をお互いに提供・体験してもらって「アッシャー家」のように泥沼に沈んでもらおう(笑)!!
と、要は「ミステリを好きになる人が増えればいいな」ってことです。
皆さん、「お勧め本」のご紹介よろしくお願いします。「お勧めダブり」は大歓迎。集計して「お勧め人気度」もだしたい(笑)。
でもネタバレはやめてね!!!
ウダ話OK。ミステリウダ話(ミステリにちょっとでも関係した雑談。例えば小ボケ・小ツッコミ・オフ話等)で
ミステリに興味を持ち始める可能性はあると思います。
ただしウダの内容は『皆様の良識』に期待!!
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2316. 2008年08月21日 16時12分20秒
投稿:毒太
どうも、こちらでは初めまして。毒太と申します。
かねてよりこのサイトは愛読しておりまして、数年前に「はやみねかおる作品 小ネタ集」に関してメールをお送りしたこともあります(その時は本名でしたが)。
しばらくこのサイトを見ていなかったのですが、最近書評サイトを見回るのがマイブームになり、久しぶりに見にきました。ついでに思い切ってお勧めミステリを挙げていこうと思います。どうぞお付き合いください。
柳広司「贋作『坊っちゃん』殺人事件」(集英社文庫)
歴史上の人物を探偵役に据えたミステリを得意とする柳広司の小説です。
これはタイトル通り夏目漱石「坊っちゃん」へのオマージュ、というより続編として作られています。
大まかなストーリーは、「街鉄の技師として暮らしている坊っちゃんのもとを山嵐が訪ね、赤シャツが首をくくったという話を伝えてきた。二人は松山に出向き、赤シャツの死の真相を探ろうとする」というものです。
ミステリとしても面白いですが、「坊っちゃん」本編がミステリの伏線になっている、という点が非常に巧くできているので、「坊っちゃん」を読んでからこの作品を読むことをお勧めします。
初野晴「水の時計」(角川文庫)
横溝賞受賞作です。
「死が近づき、自分の臓器を必要としている人に分け与えようと考えた少女と、その運び屋に選ばれた暴走族の少年」の二人を描く、という一風変わったお話です。
ファンタジー要素が強めで、「広義のミステリ」にあたる小説になるでしょうが、いい作品だと思います(ただ、私は臓器移植というものに個人的思い入れがあるので、若干贔屓目に見ているかもしれません)。
今なら、「角川文庫 夏の100冊」の対象作品になっているので、ブックカバーを狙ってみるのもありかと。
石持浅海「水の迷宮」(光文社文庫)
東京の小さな水族館で、展示生物が攻撃される事件が発生、職員たちが謎解きに奔走するというサスペンス系ミステリです。
その水族館では、三年前に職員が館内で死亡しており、それが事件にも関わってきます。
文体が流麗で、テンポ良く読めますし、水族館という涼しげな舞台設定も相まって、夏に特にお勧めしたいミステリです。
野村美月「“文学少女”と死にたがりの道化」(エンターブレイン・ファミ通文庫)
ライトノベルアワード2007(ミステリー部門)受賞作です。
「“物語を食べちゃいたいくらい愛している”文学少女の部長と、“元天才美少女覆面作家”の少年部員」の二人きりの文芸部に、舞い込む事件を描いた小説です。ライトノベルではありますが、そのプロットの巧みさは一般小説と比べても遜色ないものです。
シリーズ化されており、今月末完結編が上梓される予定です。
泡坂妻夫「しあわせの書 迷探偵ヨギガンジーの心霊術」(新潮文庫)
『読者の幸せのために
未読の人に「しあわせの書」の
秘密を明かさないでください』(本文4ページ)
ということで、一切説明はしません。一つだけ言えることは「絶対に最後まで飛ばさずに読んでください」ということだけです。
また、お勧めできる作品があれば、お知らせしにきますm(_ _)m
2315. 2008年08月03日 07時43分42秒
投稿:SAMANA
昨日、タレント大泉洋がメジャーになるきっかけとなったあの超有名ロ
ーカル番組『水曜どうでしょう』DVD1〜3を、衝動的に注文してしまった
居住者SAMANAです〜。この『水曜どうでしょう』といい『走る男』といい、
ローカル&マイナー番組に何がどうというわけでもない魅力を感じてひた
ってしまうのは何なんでしょう(苦笑)?
積読本状況の詳細報告。
2008年7月の読了本
1.『踊る夜光怪人』 はやみねかおる
2.『少年命探偵WHO−透明人間事件―』 はやみねかおる
2冊というか、実質は1冊しか読んでません(泣)。
1.は巻末小ネタ集関係で改めて講談社文庫版を頂戴したのですが、作品
自体は既読ですので読了扱いとしています。本当にありがたいことです。
2.は7月購入ながら即読了した一冊。絵物語を狙ったとのことでイラス
ト超満載。ミステリネタも色濃い新シリーズで、夢水教授シリーズ卒業の
ためにスタートしたのかなと勘ぐるほど。今後の展開が楽しみな作品でし
た。
2008年7月の購入本
1.『踊る夜光怪人』 はやみねかおる
2.『少年命探偵WHO−透明人間事件―』 はやみねかおる
3.『枯れ蔵』 永井するみ
4.『向日葵の咲かない夏』 道尾秀介
5.『フロスト気質』(上) R・D・ウィングフィールド
6.『フロスト気質』(下) R・D・ウィングフィールド
7.『長い長い眠り』 結城昌治
8.『御手洗潔対シャーロック・ホームズ』 柄刀一
1.と2.は前述のとおり。
3.4.は『大いなる聴衆』や『背の眼』等々の、世評の高評判を期待し
ての作者信頼買い(ともに未読作家)。3.はデビュー長編。これで永井
するみ作品の積読冊数は8冊に。大丈夫か(汗)。4.はなんだか評価が
分かれていそうだけれど、それも含めて楽しみ。
5.と6.は嬉しい刊行。1冊刊行だったらもっと嬉しかったのに(苦笑)。
7.は持っていない作品だったので購入。最近は古本屋にも行かなくなっ
たので、こずかい的には損をしているかも。ただ、古本屋に行くと絶対に
歯止めがきかなくなるだろうから、本当は得をしているはず。
8.は作者信頼買い。これで柄刀作品積読冊数は19冊に。完全未読作家
でここまで積んでしまったのも珍しいと、自分自身にあきれるばかり(爆)。
そいでは!!
[NAGAYA v3.13/N90201]