黒猫荘
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これがワテのお勧めやねん!!
オーナー:SAMANA
SINCE 1999.5.4
ようこそ16号室へ!! 私がこの部屋でやろうとしていることは、
1)ミステリ未経験・経験少ない人にミステリ好きになってもらおう!!
2)ある程度の経験者にはまだまだこんなミステリがあるってことを知ってもらってますますミステリ好きになってもらおう!!
3)ミステリどっぷり者には、DEEPな情報をお互いに提供・体験してもらって「アッシャー家」のように泥沼に沈んでもらおう(笑)!!
と、要は「ミステリを好きになる人が増えればいいな」ってことです。
皆さん、「お勧め本」のご紹介よろしくお願いします。「お勧めダブり」は大歓迎。集計して「お勧め人気度」もだしたい(笑)。
でもネタバレはやめてね!!!
ウダ話OK。ミステリウダ話(ミステリにちょっとでも関係した雑談。例えば小ボケ・小ツッコミ・オフ話等)で
ミステリに興味を持ち始める可能性はあると思います。
ただしウダの内容は『皆様の良識』に期待!!
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2315. 2008年08月03日 07時43分42秒
投稿:SAMANA
昨日、タレント大泉洋がメジャーになるきっかけとなったあの超有名ロ
ーカル番組『水曜どうでしょう』DVD1~3を、衝動的に注文してしまった
居住者SAMANAです~。この『水曜どうでしょう』といい『走る男』といい、
ローカル&マイナー番組に何がどうというわけでもない魅力を感じてひた
ってしまうのは何なんでしょう(苦笑)?
積読本状況の詳細報告。
2008年7月の読了本
1.『踊る夜光怪人』 はやみねかおる
2.『少年命探偵WHO-透明人間事件―』 はやみねかおる
2冊というか、実質は1冊しか読んでません(泣)。
1.は巻末小ネタ集関係で改めて講談社文庫版を頂戴したのですが、作品
自体は既読ですので読了扱いとしています。本当にありがたいことです。
2.は7月購入ながら即読了した一冊。絵物語を狙ったとのことでイラス
ト超満載。ミステリネタも色濃い新シリーズで、夢水教授シリーズ卒業の
ためにスタートしたのかなと勘ぐるほど。今後の展開が楽しみな作品でし
た。
2008年7月の購入本
1.『踊る夜光怪人』 はやみねかおる
2.『少年命探偵WHO-透明人間事件―』 はやみねかおる
3.『枯れ蔵』 永井するみ
4.『向日葵の咲かない夏』 道尾秀介
5.『フロスト気質』(上) R・D・ウィングフィールド
6.『フロスト気質』(下) R・D・ウィングフィールド
7.『長い長い眠り』 結城昌治
8.『御手洗潔対シャーロック・ホームズ』 柄刀一
1.と2.は前述のとおり。
3.4.は『大いなる聴衆』や『背の眼』等々の、世評の高評判を期待し
ての作者信頼買い(ともに未読作家)。3.はデビュー長編。これで永井
するみ作品の積読冊数は8冊に。大丈夫か(汗)。4.はなんだか評価が
分かれていそうだけれど、それも含めて楽しみ。
5.と6.は嬉しい刊行。1冊刊行だったらもっと嬉しかったのに(苦笑)。
7.は持っていない作品だったので購入。最近は古本屋にも行かなくなっ
たので、こずかい的には損をしているかも。ただ、古本屋に行くと絶対に
歯止めがきかなくなるだろうから、本当は得をしているはず。
8.は作者信頼買い。これで柄刀作品積読冊数は19冊に。完全未読作家
でここまで積んでしまったのも珍しいと、自分自身にあきれるばかり(爆)。
そいでは!!
2314. 2008年07月29日 22時38分38秒
投稿:SAMANA
あと1ヶ月ぐらいしたら完全未経験の職務&職場にも慣れて、毎朝夕の
通勤電車内で読書する余裕がでてくるだろう……とでも思わなきゃやって
られない居住者SAMANAです~(泣笑)。
本日は私からのお勧め。世間的には超有名な作品。
『探偵ガリレオ』 東野圭吾 文春文庫 短編集
幅広い作風でミステリ界でも広い支持を集める東野圭吾が、湯川学
という一風変わった物理学者を探偵役におき、不可解な現象の謎を
解き明かすミステリ。「燃える」「転写る」「壊死る」「爆ぜる」
「離脱る」の5話所収。
というか、〝フジテレビで福山雅治が主役を演じたドラマの原作〟
というほうがたぶん解りやすいはず(苦笑)。
物理学者をわざわざ探偵役においただけあって、各作に○○トリッ
クが用いられておりますが、個人的には本書の読みどころはそこだ
けでなく、ミステリ&エンタメ的展開を熟知した作者が構築したプ
ロットが秀逸で、短編でありながらひねりの効いた見せ場やそれと
なく感情が込み上がる印象的なシーンを随所に盛り込み、ミステリ
としてもヒューマンドラマとしても、あるいはヒューマンドラマを
内包したミステリエンタメとしてのストーリーに仕上げられている
ところが素晴らしいと感じました。
個人的には、第一作の「燃える」が最も面白かった(少しのヒネリ
で高い効果を生み出すミステリテクニック、手紙や登場人物たちの
ちょっとした心情描写で読者の感情をゆするドラマテクニック等で、
目立たないけどストーリー全体の完成度抜群の佳品エンタメ)と思
うのですが、他の作品群も幅広い作風で勝負してきた東野圭吾らし
い世界に染まった本格ミステリで、充分楽しめる作品だと思います。
もしもし食わず嫌いなミステリファンがいらっしゃいましたら、よけれ
ば手にとってみてくださいませ~。
そいでは!!
2313. 2008年07月12日 10時25分57秒
投稿:SAMANA
7/1から完全未経験の職務・職場への異動で、毎日ヒイヒイハアハア、かな
り追いつめられている居住者SAMANAです。
そのうち慣れてくると思うのですが・・・、そう思いたいです(泣)。
>あっきぃさん
そんなわけで長らく放置になってしまい本当に本当にごめんなさい。甘い
考えですがこれに懲りず、生死を確認しにまた訪れてやってくださいませ。
あ。死んでた時は警察に通報しといてください。また、現場が密室状態だ
ったらついでに謎解きもしておいてくださいね(爆)。
『怖い絵』。
非エンタメ小説系のエッセイ・ノンフィクションは相変わらず手にしてな
いので、やはり初耳でした(汗)。
絵画の裏に隠された意外な真実というパターンはミステリ小説の中でもい
くつかありますけれど、現実の社会でもあるんですね。真実を探る過程と
その真実の質に、ミステリ小説的な面白どころと重なる部分があるかどう
か気になるところです。結構、売れている本のようなので、興味をもたれ
た方はぜひともご一読くださいまし~。
名画の隠されたエピソードの紹介、という説明から、朝日放送の深夜番組
『ビーバップ!ハイヒール』で似たような企画を見たことある(その時は
ゲストブレーンは男性だった)なぁと思い返していたのですが、作者のブ
ログを見るとなんと作者ご本人も出演した回があったとのこと。その回、
見てみたかったなぁ……(泣)。
で、取り急ぎ、積読本状況の詳細報告。
2008年6月の読了本
1.『謎のギャラリー 愛の部屋』北村薫編
2.『名探偵 水乃サトルの大冒険』二階堂黎人
3.『謎解きが終わったら』法月綸太郎
4.『探偵ガリレオ』東野圭吾
5.『明治の探偵小説』伊藤秀雄
6.『ナヴァロンの要塞』アリステア・マクリーン
7.『謎のギャラリー こわい部屋』北村薫編
8.『夜にその名を呼べば』佐々木譲
9.『かめくん』北野勇作
1.と7.は企画本。巻末の北村薫・宮部みゆきによる対談も面白いけれど、
2人特有の感覚だという気がしないでもなかったり。
2.は短編集で軽い設定での新本格ミステリ系。「『本陣殺人事件』の殺人」
の新解釈のうち、盲点部分ネタがナイス。
3.は評論集。個人的には想像過多のような気が。それが今の評論スタイル
かもしれないけれど。
4.はテレビドラマ化もされたミステリ。東野圭吾らしいミステリスタイルが
絶品。
5.は評論集。明治時代の作品あらすじ紹介がキモだと思うのですが、文章表
現についていけず、肝心なところをすべて斜め読みに。何をしてるんだか私は。
6.は冒険小説。面白いしキャラ造形が素晴らしいんだけれど、個人的には少
しスーパースター過ぎる気が。
8.も冒険小説系。途中思いついたネタがその通りだったので、ちょっと残念。
9.はSF。確かに癒される雰囲気なんだけれど、私自身の環境変化にとらわれ
て作品世界に没頭できず、徐々に垣間見えてくるSF状況にもいまひとつ乗り切
れず、作品に対して申し訳ない結果になってしまいました。
2008年6月の購入本
1.『賢者はベンチで思索する』近藤史恵
2.『木野塚佐平の挑戦だ』樋口有介
3.『笑い犬』西村健
4.『凍った太陽 高城高全集(2)』高城高
1.はお楽しみの近藤史恵。作者信頼買いです。
2.は〝木野塚佐平〟なので当然の買い。あの世界をまた味わえるかもしれな
いということでかなり期待。
(個人的に)本当に久々の壮&美緒シリーズ。相応に歳は重ねられてい
3.はこの作者初読作品の『ビンゴ』の面白さを期待して信頼買い。
4.も作者信頼買い。国産初期ハードボイルドでの文章表現ってどんなものな
のか期待。
お勧め、ありがとうございました~!!
そいでは!!
2312. 2008年06月14日 21時23分27秒
投稿:あっきぃ
こんちはー
ワタクシも公私ともに忙しいです(涙)
オススメ本は『怖い絵』(中野京子 著)です。
名画の隠されたエピソードの紹介といった本で、
なかなか読み応えあり、です。
私が一番怖いなーと思ったのは、「ヘンリー八世像」です。
画家の心情を思うと、よく描いたなあと感心すらします。
あと、中世に生まれなくて本当によかったと思いました。
まあ現代でも、いきなり事件に巻き込まれる可能性もあるっちゃああるんですが。
絵というよりも、結局人間が一番怖いんじゃないか、という本ですね。
[NAGAYA v3.13/N90201]