黒猫荘
(mobile版)
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これがワテのお勧めやねん!!
オーナー:SAMANA
SINCE 1999.5.4
ようこそ16号室へ!! 私がこの部屋でやろうとしていることは、
1)ミステリ未経験・経験少ない人にミステリ好きになってもらおう!!
2)ある程度の経験者にはまだまだこんなミステリがあるってことを知ってもらってますますミステリ好きになってもらおう!!
3)ミステリどっぷり者には、DEEPな情報をお互いに提供・体験してもらって「アッシャー家」のように泥沼に沈んでもらおう(笑)!!
と、要は「ミステリを好きになる人が増えればいいな」ってことです。
皆さん、「お勧め本」のご紹介よろしくお願いします。「お勧めダブり」は大歓迎。集計して「お勧め人気度」もだしたい(笑)。
でもネタバレはやめてね!!!
ウダ話OK。ミステリウダ話(ミステリにちょっとでも関係した雑談。例えば小ボケ・小ツッコミ・オフ話等)で
ミステリに興味を持ち始める可能性はあると思います。
ただしウダの内容は『皆様の良識』に期待!!
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2541. 2023年04月02日 13時21分24秒
投稿:SAMANA
2023年度を迎えてもあれこれ忙しく、気の休まる時がなくて本当にキツい毎日なのが
悲しい。う〜ん、直近に読んだ笹沢ミステリの影響のせいか、マイナスの内容しか思い浮
かばないです<いつもそうやがな┐( -"-)┌ ヤレヤレ
さてさて。それでは積読本状況詳細報告。
2023年3月の読了本
1.『中空』 鳥飼否宇
2.『飛蝗の農場』 ジェレミー・ドロンフィールド
3.『暗い傾斜』 笹沢左保
3冊読了等。
忙しさも相まって予想以上に読書進まず( ノД`)シクシク…。4月は無理でも5月には
読書ペースをあげたいものです……(・∀・)ウソツケ!!。
極私的超アバウト評価
◎とても楽しめた
なし
○楽しめた
『中空』『暗い傾斜』
・普通
『飛蝗の農場』
△あまり楽しめなかった
なし
×楽しめなかった
なし
『中空』は横溝正史ミステリ大賞優秀作で長編デビュー作品らしい。
限界集落竹林歴史閉鎖ミステリ(何じゃそら?)で、多くのネタが盛り込まれていて、
自分が歴史に造詣深かったらより楽しめたんだろうなぁと思いました。
『飛蝗の農場』は、長編で「このミス」2003年版海外1位作品。自分には苦手な錯綜
サスペンス系で、案の定、理解が追いつかないまま終わってしまったのが残念。訳者の
功績かもしれないけれど、文章がすごく上手な作家だと感じました。
『暗い傾斜』は、仕事に生きる女性にまつわる事件を描いた長編推理作品。静かな
迫力を備えた笹沢ミステリですが、この作品はそのなかでもかなり沈痛ダウナーな内容
ですが、ネタはしっかり考えられていて安定のミステリ度がとてもいい心地でした。
2023年3月の購入本等
1.『遺品博物館』 太田忠司
2.『月下美人を待つ庭で 猫丸先輩の妄言』 倉知淳
3.『たかが殺人じゃないか 昭和24年の推理小説』 辻真先
4.『都会のトム&ソーヤ 20 トムvs.ソーヤ 』 はやみねかおる
4冊購入等。
1、2、4は定番作家信頼買い。1がミステリ度少し薄い感じがしてちょと心配。
3は、最初購入しない予定でしたが、「このミス」2021年版国内1位ほか、当時のラン
キング各種企画に名を連ねていたのを思い出して購入決定。相変わらずブランドに名
声に弱い私です(^_^;。
そいでは!!
2540. 2023年03月05日 11時43分35秒
投稿:SAMANA
年度末のバタバタで忙しさがいつもの100万倍(体感)のため、今回は先月
よりももっと必要最小限の記載のみ。辺境の地の駄文をお読みいただいている
奇特な皆々様、なにとぞお許しくださいませぇ…<(_ _)>。
………と書込み後、最小限記載したらこれがとっても楽ちん。これからもこの書き
方で(遠い目)していこうかなぁぁ〜〜………(^_^;(^_^;(^_^;。
さてさて。それでは積読本状況詳細報告。
2023年2月の読了本
1.『ハイヒールの死』 クリスチアナ・ブランド
2.『『禿鷹城』の惨劇』 高柳芳夫
3.『和時計の館の殺人』 芦辺拓
3冊読了等。
少ない。
極私的超アバウト評価
◎とても楽しめた
なし
○楽しめた
『和時計の館の殺人』
・普通
『ハイヒールの死』『『禿鷹城』の惨劇』
△あまり楽しめなかった
なし
×楽しめなかった
なし
今年から評価厳しめ。
『和時計〜』。楽しめたもののちょと盛りすぎ&ややこしめ。
『ハイヒール〜』。タイムスケややこしすぎ。
『『禿鷹城』〜』。2密室、1点だけ面白味あり。他は関心持てず。
2023年2月の購入本等
1.『雪月花 謎解き私小説』 北村薫
2.『サーチライトと誘蛾灯』 櫻田智也
3.『蝉かえる』 櫻田智也
4.『スノーバウンド@札幌連続殺人』 平石貴樹
5.『名探偵のはらわた』 白井智之
5冊購入等。
1.は1月刊行分の買い残し。
2&3.は3のネット評判買いに引きずられてシリーズ1作目も合わせ買い。
4.は定番作家信頼買い。
5.はネット評判買い。あまりグロくなさそうな感想が後押し。
そいでは!!
2539. 2023年02月05日 12時28分08秒
投稿:SAMANA
今月は忙しいので最小限の書込みにしたいです。あああ、心の安定が
欲しい(^_^;。
さてさて。それでは積読本状況詳細報告。
2023年1月の読了本
1.『ピンク・エンジェル』 ウィリアム・L・デアンドリア
2.『真珠郎』 横溝正史
3.『美の神たちの叛乱』 連城三紀彦
4.『墜ちていく僕たち』 森博嗣
4冊読了等。
いきなり今年の目標「5冊読了」未達成。先行き不安だけど出来る範囲で
がんばろうっと。
極私的超アバウト評価
◎とても楽しめた
なし
○楽しめた
『ピンク・エンジェル』『真珠郎』『墜ちていく僕たち』
・普通
『美の神たちの叛乱』
△あまり楽しめなかった
なし
×楽しめなかった
なし
『ピンク〜』は1900年代初頭(1890年代?)のアメリカを舞台にした
通俗的ミステリ。元大統領のルーズベルトも警察の指揮者として活躍。
本格系作家として知られるデアンドリアが書いたとは思えないほど通
俗的展開ですが、ストーリーとキャラが結構はっちゃけていて面白か
ったです。本格系と思わせる最終盤の犯人特定推理は、実はよく理解
できず。個人的にはこの犯人にはしてほしくなかったなぁ…(^_^;。
『真珠郎』は、目を引くミステリ的思考が1つあったものの、正直少し
物足りない感じ。同じ土着的テイストなら同所収の短編「孔雀屏風」の
ほうが楽しめました。事件を軽く処理してるところがかえって好印象。
それにあまり横溝作品らしくないハッピーエンドが気持ちよかったり。
『墜ちて〜』は、SF的設定で変化男女の様子からジェンダーに対する
意識が芽生えてくるような短編集。「事象としてはなんでもよくて、
そこから派生するものが大事」的な森ワールドが感じられて楽しかった
です。最初2作のような雰囲気が続いた方がよかったかもしれない。
『美の神〜』は、主にパリを舞台にした美術ミステリ長編。連城反転
世界が冒頭から全開ですが、長めの長編(?)で多様な反転構造が各
所に描かれてるがゆえに反転構造そのものが埋没したような印象と、
各種恋愛の正解がない曖昧さから、中途半端に終わったような印象。
キャラは一番魅力的ながら生物学的にありえない状況に結局納得しき
れなかったのも残念。
2023年1月の購入本等
1.『沈黙の目撃者』 西澤保彦
2.『絞首商會』 夕木春央
3.『濱地健三郎の幽たる事件簿』 有栖川有栖
3冊購入等。
1&3は定番作家信頼買い。死ぬまでには絶対に読むことをここ
に誓います。誓う事だけはできます(^_^;。
2は、世評の高い『方舟』作者のデビュー作という事で信頼買い。
恐らく『方舟』が文庫化されたら買うでしょうけど、その先は不明。
そいでは!!
2538. 2022年12月31日 17時04分10秒
投稿:SAMANA
正直、最近はミステリ読書よりもアニメ視聴の方に時間を割いている状況。
そんななか、今年のベスト3は
『明日ちゃんのセーラー服』
『ぼっち・ざ・ろっく』
『その着せ替え人形は恋をする』
といったところか……って、60歳手前ジジイのマイアニメベスト3って気
持ち悪いだけやっちゅうねん☆(゚o゚(○=(`ε´○#
さてさて。それでは積読本状況詳細報告。
2022年12月の読了本
1.『狸はどこへ行った 大浪花諸人往来 第2集』 有明夏夫
2.『螢草』 連城三紀彦
3.『2023年版 このミステリーがすごい』 このミステリーがすごい!編集部編
4.『2023本格ミステリ・ベスト10』 探偵小説研究会編
5.『アリア系銀河鉄道 三月宇佐見のお茶の会』 柄刀一
5冊読了等。
よく読んだほうです。終わりよければすべて良し!<無理やり感満載(^_^;。
極私的超アバウト評価
◎とても楽しめた
なし
○楽しめた
『狸はどこへ行った』『螢草』『2023年版 このミステリーがすごい』
『2023本格ミステリ・ベスト10』
・普通
『アリア系銀河鉄道 三月宇佐見のお茶の会』
△あまり楽しめなかった
なし
×楽しめなかった
なし
『狸は〜』明治初期の大坂を舞台にした捕物帳短編集。
浪華の維新世話物との感じで楽しめたけど、コンプラセクハラパワハラモラハラ
の上っ面を褒めそやすこのご時世、ひょっとしたら眉ひそめる人もおるんかなぁ。
ふざけんな。
『蛍草』は各種愛憎の機微を描いた短編集。それぞれにミステリテイストがあっ
たので無骨な私でも楽しめました。ある意味『狸は〜』と真逆の世界観だけど根
つこは通じてると思いたい。
『このミス』『本ミス』は面白そうな作品が見つけられるのでやっぱり好き。気
にかかった作品は文庫化したときに買うつもりで毎年いるのですが、果たしてい
つまで覚えているのやら…(^_^;。
『アリア系〜』は、SFファンタジーミステリ短編集。ファンタジーは苦手分野な
ので、スゴイことをしている作品だと思ってはいるものの乗り切れず。損してる
なぁと思うことしきりですo(TヘT)oショボーン
2022年12月の購入本等
1.『2023年版 このミステリーがすごい』 このミステリーがすごい!編集部編
2.『2023本格ミステリ・ベスト10』 探偵小説研究会編
3.『逢魔が刻 腕貫探偵リブート』 西澤保彦
4.『11文字の檻 青崎有吾短編集成』 青崎有吾
5.『黒真珠 恋愛推理レアコレクション』 連城三紀彦
5冊購入等。
1&2は、年末恒例ミステリ企画もの2大冊子。買わない選択肢は今のところあ
ありません。
3と4は、定番作家信頼買い。『腕抜』シリーズは7作全部積読中で、その面白
さをいまだ味わっておりません<(_ _)>。『11文字〜』も青崎ミステリすべて
未読で面白さ未体験。退職して時間できてから読書邁進するつもりだけど、本当
に死ぬまでに読めるか心配になってきた……。
5は、「単著未収録」の文字を目にして即購入決定。まだまだ連城未購入本たく
さんあるはずだから、そっちを先買えっ!て話なんですけど(^_^;。
で、2022年のお勧め本は2冊。あって良かった…(^_^;。
ここに再掲して今年の駄文は終了。
『標的』 ディック・フランシス ハヤカワミステリ文庫
競馬シリーズもの長編。
今作は主人公がサバイバル作家という、ストイックの面白さに満ちたフランシス
作品世界にうってつけの設定。のみならず他の登場人物も魅力的であるがゆえに、
真相究明後にそれぞれが歩む茨の道のりを想起させる苦い味わいがとても良かっ
たです。
『過去を連れた女』 笹沢左保 角川文庫
5作所収の短編集。
その最後をかざる「曇天」は、事件が起きないからこそ徐々に迫る不穏の影に対
する苦悩と、それゆえにありきたりな生活の尊さが本当に心に沁みこんでくる、
地味だからこその名短編。様々なミステリの有り様のうち、1つの正解作みたい
な印象を持ちました。
皆さま、来年もよろしくお願いいたします<(_ _)>。
そいでは!!
[NAGAYA v3.13/N90201]