黒猫荘
(mobile版)

[015号] [017号]
[入居者リスト]


これがワテのお勧めやねん!!
オーナー:SAMANA

SINCE 1999.5.4
ようこそ16号室へ!! 私がこの部屋でやろうとしていることは、

1)ミステリ未経験・経験少ない人にミステリ好きになってもらおう!!
2)ある程度の経験者にはまだまだこんなミステリがあるってことを知ってもらってますますミステリ好きになってもらおう!!
3)ミステリどっぷり者には、DEEPな情報をお互いに提供・体験してもらって「アッシャー家」のように泥沼に沈んでもらおう(笑)!!

と、要は「ミステリを好きになる人が増えればいいな」ってことです。
皆さん、「お勧め本」のご紹介よろしくお願いします。「お勧めダブり」は大歓迎。集計して「お勧め人気度」もだしたい(笑)。
でもネタバレはやめてね!!!

ウダ話OK。ミステリウダ話(ミステリにちょっとでも関係した雑談。例えば小ボケ・小ツッコミ・オフ話等)で
ミステリに興味を持ち始める可能性はあると思います。
ただしウダの内容は『皆様の良識』に期待!!
  145〜148件 
[HomePage]   ▼ 投稿する

2422. 2013年06月25日 13時44分17秒  投稿:SAMANA 

 太りすぎやストレスやなんやかんやで体調が悪かったりしますが、それでも
積読本読み切るまで死ぬ気もないし死にたくもないので、医者に行きつつ体調
管理しっかりしたいと思います。「館シリーズ」や「アリスシリーズ」や「御
手洗もの」はやっぱり全部読みたいので作者さんより先に逝くわけにはいきま
せん。年齢的には大丈夫のはずなんですが(汗)。

>くにもも・さくらさん

 お久しぶりでございます(ぺこり)。
 間違われたお勧めの数々、調べてみたら初音ミクの楽曲の数々のもよう。ボ
 ーカロイド初音ミクの展開の「仕組み」が実はよく判ってませんが、娘が初
 音ミクをよく聞いてるので、知ってる曲があるかどうか、こんど聞いてみま
 すです。娘にはBONNIE PINKやチャットモンチーがいいぞと勧めてるんですが、
 娘は全く興味を示さず、初音ミクとか西野カナとかE-Girlsとかばかり聞いて
 ます(苦笑)。

 七河迦南。珍しい名前でどこかで眼にした記憶があったんですが、光文社の
 「新・本格推理」の投稿メンバーだったんですね。内容全く覚えてない…と
 いつものごとく思ったら、掲載本未読でした(爆)。目次だけ見て印象的だ
 ったので覚えてたんかしら(汗)? 
 読むときはご忠告通り『七つの海を照らす星』から読むようにいたします〜。

さてさて。それでは積読本状況詳細報告。

2013年5月の読了本

  1.『盤上の敵』 北村薫
  2.『リバイアサン1999』 景山民夫
  3.『裁くのは誰か』 ビル・プロンジーニ&バリー・N・マルツバーグ
  4.『闇色のソプラノ』 北森鴻
  5.『甦る推理雑誌1「ロック」傑作選』 ミステリー文学資料館 編

5冊読了。そこそこ。

1.は、本格ミステリ&サスペンス長編。
    読解力がないので図が欲しかったのと、成功させるにはちょっと無理っ
    ぽい仕掛けに思えてしまったのと、従来の北村薫作品にはなかった素材
    による対比効果なのか従来の北村薫作品に見られる登場人物の繊細さが
    誇張的に浮き上がって今ひとつすわりの悪い印象が残ったけれど、それ
    でもよく練られたミステリとして楽しむことができました。

2.は、世紀末SF長編。
    宗教問題以降、縁遠くしてしまった景山作品ですが、宗教云々に関わら
    ず面白い作品があるんじゃないかと思い直して数冊買ったうちの1冊。
    でも、この作品は今イチでした。アクションシーンは景山アイデアが随
    所にみられたり(新旧対決は判官びいき心をくすぐられまくり)、思い
    もしなかったあの人物との遭遇など、良かったところもあるんですが、
    全体の骨子とストーリー展開がいろんな意味で甘すぎ。次読書作品に期
    待です。
    
3.は、海外ミステリ長編。
    大国アメリカのトップである大統領を深く巻き込んだ殺人事件という
    魅力ある設定のなかでの本格ミステリ。作者の試みがキッチリ成功し
    てるかどうかは読み直してみないと判りませんが、ミステリが大好き
    であろうこの作者の挑戦意欲には、成功失敗に関わらず「イイよね〜」
    と思ってしまいます。

4.は、本格ミステリ長編。
    これも凝ったミステリですが、全体の地味なトーンは重厚さというより
    薄靄がかかったようなぼやけた雰囲気にしか感じられなかったことに加
    え、凝ったネタも少し無理っぽく思え、全体的に散漫な印象になってし
    まったのが残念でした。

5.は、昔の推理雑誌掲載作品を集めた企画モノ。
    鮎川哲也と岡田鯱彦作品は既読でした。印象に残ったのは横溝正史・山
    田風太郎・青池研吉の各作品と、木々高太郎の随筆中で江戸川乱歩との
    誌上論争?でありました。「一人の芭蕉の問題」ってここからでたんで
    すね。

2013年5月の購入本等

  1.『目白台サイドキック 女神の手は白い』 太田忠司
  2.『いつか、ふたりは二匹』 西澤保彦
  3.『ガリレオ 真夏の方程式』 東野圭吾

3冊購入。よしよし。

1.から3.全部が作家信頼買い。購入数絞るとどうしても作家が偏ります。今
回の3人と島田荘司・宮部みゆき・近藤史恵を加えると、毎月1冊は誰かの文庫
を買ってるような気がします(汗)。

お勧め、ありがとうございました〜!!
そいでは!!
2421. 2013年06月16日 16時33分15秒  投稿:くにもも・さくら 
お久しぶりでございます……

……さて、力一杯、オススメに参りました。

『メルト』『ワールドイズマイン』『FREELY TOMORROW』『ねこみみスイッチ』『お断りします』『爆砕プリン』『おなかすいたのうた』『ましゅまろくっしょん』

…間違い…ああ、でも何度聴いても『おなかすいたのうた』は和むなぁ……

『空耳の森』(作/七河迦南)…じゃなくて(今、読んだばっかで感動中。けどこれから入ってはダメ)
『アルバトロスは羽ばたかない』(作/七河迦南)…じゃなくて(七河作品のベストだと思うけど、以下同文)

『七つの海を照らす星』(作/七河迦南)です。ちょうど文庫になってますねぇ。SAMANAさん、ラッキーです。うふふ。

それから、SAMANAさんの投稿でえんじさんの『かんがえるひとになりかけ』を読むことができました(汗)。ありがとうございます。


2420. 2013年06月02日 14時56分31秒  投稿:SAMANA 

 今日の午前は村のソフトバレーボール大会。参加人数が少なかったの
で試合にほぼ出ずっぱり。明日は絶対筋肉痛……(泣)。

さてさて。それでは積読本状況詳細報告。

2013年4月の読了本

  1.『地上50m/mの迎撃』 ジェイムズ・セイヤー
  2.『青い炎』 貴志祐介
  3.『骨』 ビル・プロンジーニ
  4.『小豆島殺人事件』 中町信
  5.『私家版』 ジャン=ジャック・フィシュテル

5冊読了。
そこそこ読んだほうだと自己賛美しておきます(汗)。

1.は、天才スナイパー対決アクション長編。
    ショッキングな展開など面白かったところは多かったのです
    が、解説にあるとおりツッコミどころも結構あって、ファン
    タジーささえ感じられてしまった(なぜ主人公が裁かれる展
    開がないのか)のがちょと残念。もっとシビアな視線で展開
    しつつ、読者を腕づくで納得させるようなストーリーであっ
    てほしかったところ。

2.は、倒叙型青春ミステリ長編。
    シャレた大人のようでありながら熱い思いも持ち合わせ、未
    熟さともろさも少しうかがわせる高校生の主人公の造形が素
    晴らしかったです。文庫版解説者が珍しく佐野洋(自分が面
    白いと思った作品しか解説しないイメージがあります)でし
    たが、リアリティを感じさせる殺害方法の検討はまさしく佐
    野洋好みのもので、佐野洋が褒めていたのもうなずけます。
    余談ですが、映画版の主人公は嵐の二宮和也で、このキャス
    ティングは私としてはドンピシャであります。
    
3.は、お馴染み名無しのオプシリーズ長編。
    事件の追跡経過途中で感じることは多少あったけれど、真相
    が明らかになった時にしみこんでくる感慨がほとんどなかっ
    たのが残念。シリーズキャラクターの動向等、本筋以外のと
    ころで楽しむ割合が多くなってきたかも(汗)。

4.は、著者お得意パターンのミステリ長編。
    久々の中町ミステリでちょっと嬉しかったんですが、内容は
    満足するところまで全くいかず。現実世界でのリアルさが感
    じられないのはいつもの中町節だからいいとしても、ネタか
    ら驚き・満足感を得られなかったのは悲しかったです。あと、
    ここまで探偵役設定パターンにこだわる理由が不思議。この
    パターンが小説展開上そんなに書きやすいのかなぁ。

5.は、フランスミステリ長編。
    1人称感情表現過多のいかにもなフランスミステリな作品。
    ツマらなくはないけれど、主人公の過去の感情と行動に同意
    や同情をすることもなく、相変わらず「なんでそこまでオー
    バードラマティックに語るかなぁ」といういつものフランス
    ミステリ感想で終わってしまったのが残念でした。

2013年4月の購入本等

  1.『魔法使いの弟子たち (上)』 井上夢人
  2.『魔法使いの弟子たち (下)』 井上夢人
  3.『モップの精とニ匹のアルマジロ』 近藤史恵
  4.『必然という名の偶然』 西澤保彦
  5.『冬に散る華 函館水上警察』 高城高
  6.『大阪圭吉作品集成』 小林眞・小野純一 編

6冊購入。
上下巻があるから実質は購入限度目標数の5作品だもんね〜と毎度
毎度の言い訳。

1&2.は、作家信頼買いの長編。
    ミステリでなくSF設定エンタメのようですが、井上夢人作
    品ならそんなの関係なく購入。魔法使いの弟子たちを描く
    魔法使いがどんな魔法を見せてくれるのか、今から楽しみ
    です。

3.も、作家信頼買いでシリーズ作の長編。
    まだこのシリーズ作品を1冊も読んでないんですが、近藤
    史恵作品だからそんなの関係なく購入。女性清掃員のキリ
    コがどんな人なのか、今から楽しみです(汗)。

4.は、作家信頼買いの短編集。
    未読の西澤ミステリがたぶん20冊以上あるけれど、西澤
    ミステリだからそんなの関係なく購入。舞台になっている
    櫃洗市という市がどれほどぶっそうな町なのか、今から楽
    しみです(汗)。

5.は、作家評判買いの短編集。
    高城高作品自体、まだ1冊も読んでないはずだけれど、日
    本ハードボイルド小説の先駆け作家作品とのことなのでそ
    んなの関係なく購入。本作は近年に書かれたシリーズ作品
    で、今から楽しみです。

6.は、ネット情報からの作家信頼買いの短編集。
    少年時代に知った「デパートの絞刑吏」のネタに感動して
    以来、私の中では探偵小説作家のトップ作家と印象づいて
    いるので滅多に買わない限定本を購入。今から楽しみです。

そいでは!!
2419. 2013年05月06日 11時55分49秒  投稿:SAMANA 

 佐野洋が亡くなった。昔、その作品数に興味をおぼえて結構読んだ
けれどほぼ完全に記憶をなくしていて、お勧めにした『死体が二つ』
ですら面白かったという印象しか残っていません。けれど自作におい
てもリアルに感じられない設定や人の感情・動作きに対して言い訳め
いた文章を導入せずにいられないほど、推理小説に対する真摯な姿勢
に好ましい印象が残っています。「推理日誌」だけでなく佐野洋の
「推理小説」の代表作を識者が詳細にあげられるのを願う今日この頃
です。

さてさて。それでは積読本状況詳細報告。

2013年3月の読了本

  1.『復讐』 ビル・プロンジーニ
  2.『「活けじめ美女」殺人事件』 嵯峨島昭
  3.『黒衣の花嫁』 コーネル・ウールリッチ
  4.『どんどん橋、落ちた』 綾辻行人
  5.『豚は太るか死ぬしかない』 ウォーレン・マーフィー
  6.『ハードボイルド・エッグ』 荻原浩

6冊読了。
まずまずのペース。

1.は、名無しの探偵シリーズ長編。
    日系人やヤクザが登場したりして日本色が濃いちょっと毛色の
    変わった作品。悲しく侘しい事件でありました。

2.は、お気楽コメディエロチック歴史グルメおバカミステリ長編(ど
    んなミステリだ?)。
    主人公の造形が前に読んだ作品からかなり変ってました。間に
    数作あるようなので、その間に変化したのかも。
    全ての要素が埋没してしまって全て中途半端に思えたのが残念。

3.は、サスペンス長編。
    かなり魅力的なスリリングさの第一部。惹きこまれて読む手を
    止められない第二〜三部。エンディングへの予感も加味させた
    第四部。驚天動地ではないけれどサスペンスとして十分満足さ
    せてくれた第五部。
    傑作だと思います。

4.は、本格ミステリ短編集。
    それぞれんぽ稚気を楽しめましたが、個人的にはやっぱり「意
    外な犯人」が好き。何の予備知識もなくたまたま目にした深夜
    番組「真冬の夜のミステリー」での「意外な犯人」を見終えた
    時の衝撃は今でも忘れられません。

5.は、ユーモアハードボイルド長編。
    主人公のトレースがどうも今いち好きになれないため、作品に
    もさして惹かれることがなかったのが残念。伏線は好ましいし
    もう一人の主人公であるチコは好きなんだけれど。

6.は、国産のユーモアハードボイルド長編。
    充分に面白かったんだけれど、文庫版の裏表紙や帯で書かれて
    るほど涙をさそわれるものではありませんでした。過度に期待
    しすぎてしまったことを反省。

2013年3月の購入本等

  1.『和菓子のアン』 坂木司
  2.『隻眼の少女』 麻耶雄嵩
  3.『ハルさん』 藤野恵美
  4.『深泥丘奇談』 綾辻行人
  5.『深泥丘奇談・続』 綾辻行人


5冊購入。もう少し自制心が欲しかったかな…と、ちょと反省(汗)。

1&3.は、ネット評判買いで短編集。
    心あったまるハートフルミステリといったらしい内容につられ
    て衝動買い。最近、この手の文句のミステリに弱くなってます。
    日常のしんどい仕事にはないものを求めて涙したいと思ってる
    のかしら。ええオッサンだけど(爆)

2.は、作家信頼買いで長編。
    日本推理作家協会賞&本格ミステリ大賞作品とのkと。麻耶雄
    嵩は本ミス大賞をとるイメージはあったけど、日本推理作家協
    会賞をとるイメージは私の中ではなかった作家さん。どんな作
    品か楽しみ楽しみ。

4&5.は、悩んだあげくの作家信頼買いでホラー短編集。
    非ミステリ作品は買わないつもりだったけど、この作家さんだ
    けは何かミステリ的仕掛けも入れてそうな気がして、先に5.
    を衝動買い。「続」を買ったらやっぱり1作目も欲しいよなぁ
    と4.も続けて衝動買い。しかもリアル書店数店で見当たらな
    かったのでわざわざのネット買い。あああ、自制心が…(泣)。

そいでは!!

[NAGAYA v3.13/N90201]