黒猫荘
(mobile版)
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これがワテのお勧めやねん!!
オーナー:SAMANA
SINCE 1999.5.4
ようこそ16号室へ!! 私がこの部屋でやろうとしていることは、
1)ミステリ未経験・経験少ない人にミステリ好きになってもらおう!!
2)ある程度の経験者にはまだまだこんなミステリがあるってことを知ってもらってますますミステリ好きになってもらおう!!
3)ミステリどっぷり者には、DEEPな情報をお互いに提供・体験してもらって「アッシャー家」のように泥沼に沈んでもらおう(笑)!!
と、要は「ミステリを好きになる人が増えればいいな」ってことです。
皆さん、「お勧め本」のご紹介よろしくお願いします。「お勧めダブり」は大歓迎。集計して「お勧め人気度」もだしたい(笑)。
でもネタバレはやめてね!!!
ウダ話OK。ミステリウダ話(ミステリにちょっとでも関係した雑談。例えば小ボケ・小ツッコミ・オフ話等)で
ミステリに興味を持ち始める可能性はあると思います。
ただしウダの内容は『皆様の良識』に期待!!
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2412. 2012年09月03日 22時20分40秒
投稿:近田鳶迩
こんばんわ、おひさしぶりです。
久々に訪れてみたら、まだちゃんと部屋を維持しておられたとは! 素晴らしい!
というわけでえんじです。ありがとうございます〜。
実際問題、賞をいただいてからはまだ一篇も書き上げていませんし、
プロというからには自分名義の本を一冊は出していないと、といった想いもあり、
現状はまだマラソン大会の出走前、ゼッケンをもらっただけと思っています。
しっかり走っていけるよう頑張りますので、それとなく見守ってやってくださいませ(笑)
『クロスファイア』は、矢田亜希子主演の映画版が結構良い出来で好きでした。
モチーフとなったスティーブン・キングの小説『ファイアスターター』、こちらの映画版
『炎の少女チャーリー』も迫力あってオススメです〜。
2411. 2012年08月11日 19時29分01秒
投稿:SAMANA
最近はロンドンオリンピック一色でしたがそれもそろそろ終わり。盆
休みがなく13日の週は全部出勤でブルーな気分のはずなのに、7月の
読書に当たりが多かったり、ミステリオフで知りあったえんじさんが、
何と東京創元社の第9回ミステリーズ!新人賞を受賞(近田鳶迩「かん
がえるひとになりかけ」)されたりと、楽しい気分に満ちている今日こ
の頃です。
えんじさん。受賞本当におめでとうございます。これからがスタート
だと思いますから、夢に向かって頑張ってくださいね。
さてさて。それでは積読本状況詳細報告。
2012年7月の読了本
1.『失踪』 ビル・プロンジーニ
2.『風雲将棋谷』 角田喜久雄
3.『ヴィラ・マグノリアの殺人』 若竹七海
4.『クロスファイア 上』 宮部みゆき
5.『クロスファイア 下』 宮部みゆき
5冊読了。久々に読む作者本があったり大当り本があったり、先月から
引き続いて嬉しい読書が続いています。むふふふふ。
1.は、名無しのオプシリーズ長編2作目。ちなみに2ちゃんねるミス
テリ掲示板で初期設定?されてる名前は、おそらくこのシリー
ズが元ネタ。
前作同様、文庫本250ページ程度と短めのなかに、主たる事件と
ストーリーの付随要素が的確におさめられているので、作品世
界にけっこう惹きつけられました。これがこのシリーズの人気
要因なのかなと思ったり。ただ、個人的には前作と比較して今
作のプロットがさほど印象に残らなかったのが残念。
2.は、愛しあいながらも敵対関係にある義賊と御用聞きの娘が、謎の
怪人に闘いを挑む時代伝奇小説。
痛快娯楽時代物エンタメで、終始ワクワクしながらの読書でと
ても面白かったです。基本的に陰湿・苦悩等の暗い影を感じさ
せない世界観も気持ちよかったです。一つだけ、怪人がたどり
ついた結末がかなり××××だったのが惜しいところ。ある意
味ここだけ本当にリアルでした(汗)。
3.は、海辺の小住宅街で起きた殺人事件をめぐる住民たちの騒動を描
いたコージーミステリ。
本当に久々に読んだ若竹ミステリ。人の善悪美醜全てを受け入
れれば、若竹ミステリほど痛快なミステリはないかもしれない、
と思ってしまうぐらい楽しめました。ミステリとしても練られ
ていて、安易に嫌な奴が登場する単純なミステリとはひと味も
ふた味も違う、別格の味わいをもたらせてくれるのが若竹ミス
テリの良さだと思ったり。
4&5.は、現代社会に巣食う悪に向き合う超能力者の顛末を描いたミ
ステリ。中編『燔祭』に登場する青木直子の後日ストーリーで
もあります。
いくつもの歳月は人を感傷的にさせます。要はオッサンは感傷
的だということ。そのオッサンはこの物語にやられてしまいま
した。
ミステリとしても、ネタの見せ方・小道具の扱い方をはじめ充
分満足いくものでしたが、何といってもこの「物語」自体が本
当に素晴らしい。宮部みゆきの真骨頂というべき作品で、改め
て「作家 宮部みゆき」の凄さを見せつけられました。
展開がかったるい・描写が甘ったるい・整合性がない等々否定
的な感想を持つ方もいるかもしれませんし、それはそれで各自
の読書経験から得た考え方なので、全否定することは出来ない
かもしれません。ただ、少なくとも宮部みゆきが書いたこの物
語のテーマ(自分が正しく理解できてるかどうかは心もとない
ですが)を「鼻で笑う」人が一人でも少ないことを願うばかり
です。
2012年7月の購入本等
1.『プラチナデータ』 東野圭吾
2.『神津恭介の予言』 高木彬光
3.『密室殺人ゲーム2.0』 歌野晶午
4.『残火』 西村健
5.『本音を申せば(5) 女優はB型』 小林信彦
5冊購入。1年間だけでも全てのミステリ文庫化停止になってくれたら
買わなくてすむんだけれど……←バカ丸出し(爆)
1.〜5.すべて作家信頼買い。
好きな東野圭吾作品は『容疑者Xの献身』『探偵ガリレオ』
『虹を操る少年』『探偵倶楽部』。でも面白かった・感動
した等の記憶はありますが、内容は(後の2作は特に)全
く覚えておりません(爆)。
好きな高木彬光作品は『人形はなぜ殺される』「妖婦の宿」
(短編)。キャラとしてなぜか任侠探偵?の大前田英策が好
きです(笑)。
好きな歌野晶午作品は『ガラス張りの誘拐』『正月十一日、
鏡殺し』。古い作品ばかり。でもデビュー作含む信濃譲二
シリーズはさほどでもなかったり(爆)。
好きな西村健作品は『ビンゴ』と『劫火』かなぁ。自分が
思う「荒唐無稽すぎる」ところがでなくなってくれればい
いんだけれど……。
好きな小林信彦作品は『夢の砦』「侵入者」(中編)。地
獄のコラム3作。怪人オヨヨ大統領シリーズは全くなんに
も覚えてません(泣)。
そいでは!!
2410. 2012年07月16日 07時34分37秒
投稿:SAMANA
三連休の最終日。近場へ買い物に出かけて休みは終了の予定。さ〜て
明日からはまた頑張って働こうっと(泣)。
>春日野栗平さん
1.5ヶ月に一回程度しか借主が部屋に戻ってこない雑多部屋にお越し
いただきましてありがとうございますです〜。
>西村京太郎作品。
昔、名探偵シリーズや十津川警部シリーズ、誘拐もの、ノンジャン
ルを数作読みましたが、あまりの作品数の多さに今では追いかけて
いません(汗)。でもミステリ作家としてスゴイ人だと思ってるの
で各種シリーズの初期作品は読んでみたいです。寿命が300年ある
なら赤川次郎・内田康夫・佐野洋・西村京太郎・山村美紗・吉村達
也の初期ミステリを追いかけたいところです。
>ペンギン
なるほど〜。小ネタかもしれませんが、私ら40歳台おっさん世代
の貧乏学生だったころは、同じようにクーラーの効いたスーパーに
よく涼みに行っていたのであまりにもフツーのこと、極端に言えば
「常識」だったので、小ネタとはちょっと言いづらいかもしれませ
ん(汗笑)。
>世界保健機構さん
>月光ゲーム
今はもう忘却の彼方過ぎて、学生アリスシリーズであるということ
しか思い出すことができません。ゴメンナサイ(大汗)。でも、ク
ローズド・サークルものは確かにワクワクしますよね。個人的には
次作の『孤島パズル』で本格ミステリ好きの琴線触れまくりの江神
の名セリフが素晴らしい快作ですので、もし良ければシリーズ次作
以降もお楽しみくださいませ〜。
>アクロイド殺し
私は読む前からこのネタを耳にしていたため、衝撃が味わえなかっ
たのが本当に残念。でも、このネタ以外にも数々の独創的ミステリ
を生み出したクリスティは本当に偉大だと思います。
>都会のトム&ソーヤ 10 前夜祭<創也side>
スッキリできてよかったですね〜。私は自分で謎解きするのが嫌い
なので、ミステリの解決部分にさしかかるとホッとします(苦笑)。
セ・シーマの伊勢志摩解釈にはハッとしました。これは確かに見事
な小ネタかも。
>Q&A
恩田作品は事前の期待が大きすぎるせいか、私の中ではちょと当た
り外れが大きく、作品数も多いため「購入候補本を余裕ができたら
買おう」作家さんの位置づけです(爆)。でも今月読んだ『木曜組
曲』は「当り」だったので嬉しかったですぅ。
>中村青司
そのものズバリだと思います。というか、それ以外であって欲しく
ないかも(笑)。
さてさて。それでは積読本状況詳細報告。
2012年6月の読了本
1.『木曜組曲』 恩田陸
2.『死刑台のエレベーター』 ノエル・カレフ
3.『異人館周辺』 陳舜臣
4.『二日酔いのバラード』 ウォーレン・マーフィー
5.『4000年のアリバイ回廊』 柄刀一
5冊読了。読書ペースも順調でしたが、それ以上に今月は当り本が多か
ったのが嬉しかったです。
1.は、女流作家の不審死を機に、毎年集う身内女性たちの人間模様を
描いたミステリ長編。
人間模様が軸ながら文庫本で250ページ程度と短いせいか、用
いられている本格テイストと全体にわたるミステリマインドが
密に感じられて扱われていてかなり楽しめました。話の理詰め
加減に好みが分かれそうで、私自身もこれで「アリ」と思う一
方、情緒的終息の形も読んでみたかったと思ったり。そんな事
を思い巡らせるほど面白かった作品でした。
2.は、殺人者にふりかかった予期せぬ出来事の顛末を描いたフランス
サスペンス長編。
個人的には「なんじゃこれは」のダメミステリ。自分のことは
棚に上げておりますが、登場人物たちの甘ったれ加減に辟易。
そのため、どんなことが起きようともスリルを感じる事ができ
ず……というより、こんなやつらの動向でスリルを感じたくも
ないという思いしか生まれなかったほど。映画や音楽等でタイ
トルはよく知られてる作品ですが、とても残念でした。
3.は、作者が育った神戸を舞台にした推理小説短編集。
ということで先月読んだ「六甲山心中」と同じ紹介文ですが、
内容としては明らかにこちらのほうが私の好み。作家歴からす
ると本末転倒な言い方ですが、「崖門心中」「秘閤の梅」をは
じめとする数作はまるでヒネリが上手く決まった連城三紀彦ミ
ステリのよう。御大推理作家の味を堪能しました。
4.は、ユーモア系というか、シリアスでないアメリカンハードボイル
ドシリーズの長編1作目。
主人公の恋人?キャラ設定と、主人公との立ち位置に親しみと
面白さを少し感じたものの、それ以外は今のところフツーな感
じ。今後の作品に期待といったところでしょうか。
5.は、縄文時代と現代、それぞれのミステリと両者を結ぶミステリを
描いたミステリ長編。
縄文時代の謎を描いたミステリは、本格ミステリ的視点の活用
に私が全く思いつかなかったこともあって、とても秀逸に感じ
ました。加えて現代のミステリ部分のトリックも壮大。作者が
描きたかったテーマゆえに少し情緒過多に思えるところもある
けれど、何よりも現代ミステリとして「真摯」なところが素晴
らしかったです。この作者の作品はこれからも信頼買いしてい
く価値があると決意を新たにしてくれました。本当に嬉しい限
りです。
2012年6月の購入本等
1.『ふたりの距離の概算』 米澤穂信
2.『神津恭介の復活』 高木彬光
3.『探偵・藤森涼子の事件簿』 太田忠司
4.『腕貫探偵 残業中』 西澤保彦
5.『空色メモリ』 越谷オサム
5冊購入。読了数を1冊だけでも増やしたかったんですが、欲望に負け
てしまいました…(汗)。
1.は、作家信頼買い。米澤ミステリはまだ1作も読んでませんが、と
にかく信頼買い。自分のカンを信じます。
2.も、作家信頼買い。神津恭介の作中年齢が気になりますが、とにも
かくにも文庫化がとてもありがたいです。
3.も、作家信頼買い。本当は文庫化されてない『遊戯の終わり』『追
憶の猫』『カッサンドラの嘲笑』といった藤森涼子シリーズ作
を読みたいんですが、やむを得ず既読作の入ったこの短編選集
を買うことにしました。うううん、悲しい(泣)。
4.も、作家信頼買い。何はなくとも西澤ミステリは絶対買い。
5.は、ネット検索で調べたところ、同じ作者の別作品『陽だまりの彼
女』の紹介にはじまり、癒し系・ハートウォーミング・青春小
説等々の情報から読みたい衝動が思いっきり起きてしまい。買
わずにいられなくなって購入することにしました。ミステリ度
は高くないかもしれないけれど、別の面で期待してます。
書込み、ありがとうございました〜。
そいでは!!
2409. 2012年07月13日 20時54分06秒
投稿:世界保健機関
春日野栗平 さんに便乗して。
「機巧館のかぞえ唄」P-79 6,7行目
「この館を建てるとき、奇妙な館を設計するので有名な中村という建築家に・・・」
というところで、この「中村」とは、綾辻行人さんの館シリーズに登場する
奇妙な館を設計する建築家、「中村青司」ではないでしょうか?
[NAGAYA v3.13/N90201]