黒猫荘
(mobile版)

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これがワテのお勧めやねん!!
オーナー:SAMANA
SINCE 1999.5.4
ようこそ16号室へ!! 私がこの部屋でやろうとしていることは、
1)ミステリ未経験・経験少ない人にミステリ好きになってもらおう!!
2)ある程度の経験者にはまだまだこんなミステリがあるってことを知ってもらってますますミステリ好きになってもらおう!!
3)ミステリどっぷり者には、DEEPな情報をお互いに提供・体験してもらって「アッシャー家」のように泥沼に沈んでもらおう(笑)!!
と、要は「ミステリを好きになる人が増えればいいな」ってことです。
皆さん、「お勧め本」のご紹介よろしくお願いします。「お勧めダブり」は大歓迎。集計して「お勧め人気度」もだしたい(笑)。
でもネタバレはやめてね!!!
ウダ話OK。ミステリウダ話(ミステリにちょっとでも関係した雑談。例えば小ボケ・小ツッコミ・オフ話等)で
ミステリに興味を持ち始める可能性はあると思います。
ただしウダの内容は『皆様の良識』に期待!!
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2427. 2013年10月14日 07時11分54秒
投稿:春日野栗平
数年ぶりの投稿になります。
半年ほど前(つまり、4月)に、無事、志望校に入学し、高校生活が始まりました。
して、最近、ビクビクしつつも、宮部みゆきさんの「ソロモンの偽証」にチャレンジし始めました。
いじめ、というテーマの重さ、作品自体の分厚さ、「宮部みゆきを読んだことがない」ということから敬遠していたのですが、読んでみると面白く、黙々と読んでおります。
黙々と読んでるのに、全然ページが減らないあたり、涙を流したくなりますが……厚いっ!
それと、先日(てか昨日)、憧れの西村京太郎記念館に行ってきました。
先生にお会いでき、サインを頂いたり、握手までしていただきました。この上ない至福の時間でしたね。
西村京太郎先生以外にも、江戸川乱歩の直筆原稿もあるので、そちらも一見の価値ありですよ!
考えてみると、乱歩と西村京太郎って、二年間だけ同時期に活動していたんですね。えっと、今年で作家生活50年目……
2426. 2013年10月06日 09時11分14秒
投稿:SAMANA
前の書き込みで暑い暑いと言っていたのにもう10月(爆)。仕事も忙
しくて結局2か月分をまとめることにしちゃいました。これからも読書
を楽しめそうな環境からドンドン外れそうなのが悲しいです…(大泣)。
さてさて。それでは積読本状況詳細報告。
2013年8月の読了本
1.『密室大集合 アメリカ探偵作家クラブ傑作選(7)』 エドワード・D・ホック 編
2.『悪魔のカタルシス』 鯨統一郎
3.『都会のトム&ソーヤ 11(上) DOUBLE』 はやみねかおる
4.『都会のトム&ソーヤ 11(下) DOUBLE』 はやみねかおる
5.『推理作家殺人事件』 中町信
6.『QED 百人一首の呪』 高田崇史
7.『夢の10セント銀貨』 ジャック・フィニィ
8.『蜃気楼・13の殺人』 山田正紀
9.『ホワイトハウス』 景山民夫
2013年9月の読了本
10.『葉山宝石館の惨劇』 梶龍雄
11.『「化かされた古狐」亭の憂鬱』 マーサ・グライムズ
9冊と2冊で計11冊読了。
1.に収められているヒュウ・ペンティコースト「子供たちが消えた日」に感心。
いつも騙されるこの手の「捻り」トリックが大好き。
2.は既によく覚えていない(汗)。ちょっと消化不良気味だった印象あり。
3&4.はシリーズ安定の味。
5.は何を書いても未読の人にとっては興をそぐことになりそうなので多くは書
きませんが、中町信ミステリらしさをある意味飛び越えた作品だと思います
ので、この作品は氏家周一郎シリーズの中町信ミステリを読みなれた人にも
ぜひ読んでみてもらいたいと思ったり。
6.は初読作家。百人一首にまつわる検証は労作だと思いますが興奮するほどの
興味は持てず。ミステリとしてまずます楽しめ、キャラクターも含めてこれ
から楽しんでいけそう。
7.は途中まで主人公の性格に辟易。相手方の性格が認識できた段階で勧善懲悪
ものとしてそこそこ楽しめました。
8.もよく覚えておらず。大がかりな謎で事件全体の組み立てもよく収束されて
た記憶があるんだけれど…(汗)
9.はライトファンタジーだけど、お洒落ないつもの景山節とあいまって、心地
よさ&微笑ましさが充実。
10.は、表現は悪いですがモッサリした印象。真相の書き方に洗練さが欲しか
ったり。モッサリしたオッサンが言うのもどうかと思うけど。
11.は、キャラ的にそこそこ楽しめましたが、ミステリ全体としてはよく把握
できなかったのが残念。地図が欲しかったところ。
2013年8月の購入本等
1.『舞田ひとみ14歳、放課後ときどき探偵』 歌野晶午
2.『ポリス猫DCの事件簿』 若竹七海
3.『都会のトム&ソーヤ 11(上) DOUBLE』 はやみねかおる
4.『都会のトム&ソーヤ 11(下) DOUBLE』 はやみねかおる
5.『虹果て村の秘密』 有栖川有栖
6.『新参者』 東野圭吾
2013年9月の購入本等
7.『三百年の謎匣』 芦辺拓
8.『目白台サイドキック 魔女の吐息は紅い』 太田忠司
9.『松谷警部と目黒の雨』 平石貴樹
10.『「奥の細道」不連続殺人ライン』 深谷忠記
6冊と4冊で計11冊購入等。
相変わらずほとんど個人的定番作家さんばかりですが、10.は特別。なんたって
あの壮と美緒が結婚してるんですから。ただ、作品の初めから結婚が既定事実にな
ってるのがとても残念。願わくば事件の解決とともに「結婚しましょう」という流
れの作品が読みたかったなぁ……(泣)。
そいでは!!
2424. 2013年08月17日 05時44分54秒
投稿:SAMANA
暑い暑いああ暑い。歳のせいか「夏バテ」をひしひしと実感するように
なってきました。この調子だと数年後、十数年後はもっとバテバテで動け
ず仕事にも支障をきたしそうな感じ。これほどの猛暑は今年限りでありま
すように……(泣)。
さてさて。それでは積読本状況詳細報告。
2013年7月の読了本
1.『目撃者を捜せ!』 パット・マガー
2.『三浦和義事件』 島田荘司
3.『地球平面委員会』 浦賀和宏
4.『クジラの来る海』 景山民夫
4冊読了。ちょと少なめ。2.はかなり分厚かったけど3.4.がそれを
補えるほどの薄さだったので言い訳にならない(汗)。
1.は、海外ミステリ長編。船上から女性が海に落ちた事件を殺人と推測
して、犯人ならぬ目撃者を探そうという、この作者らしい斜め視
点な作品ですが、現場状況がよく理解できなかったのと、「裏に
何かある」との期待が大きすぎたせいか、終わってみれば従来の
犯人探しミステリ的な印象しかのこらなかったのが残念。主要人
物の心の動きもいまひとつ説得力が感じられませんでした。
2.は、実際の事件を題材に小説風に仕立てたノンフィクション的「島田
荘司小説」。(被疑者側には申し訳ないが)狂騒曲悲喜劇として
面白く読めたものの、実際の真実が不明のためモヤモヤした感じ
がやはり最後まで残ったため、「小説」とした場合の読後感は今
ひとつ。被疑者以外の趣意・被疑者の趣意・裁判記録等の3部構
成ですが、作者のスタンス&構成上やむを得ないにしても、多く
の重複部分は膨大なページ数も影響して、ちょとゲンナリ。
3.は、男子大学生が主人公の青春系?ミステリ。
ワンアイデアミステリと言っていいと思うんですが、真相に気づ
けなかったしそのおかげでかなりの衝撃を受けて面白く思ったの
でかなり楽しめました。とある名探偵の使い方もナイスだと思い
ます。
4.は、非ミステリ系短編集。
ギャグ・オシャレ・SF味・格闘系と多様な短編(ギャグが多め)
が揃っていますが、面白さはそこそこ。先入観が邪魔していたの
を否定できないところが、自分自身に対して残念。
2013年7月の購入本等
1.『冬のフロスト (上)』 R・D・ウィングフィールド
2.『冬のフロスト (下)』 R・D・ウィングフィールド
3.『長い廊下がある家』 有栖川有栖
4.『本音を申せば(6) 森繁さんの長い影』 小林信彦
5.『折れた竜骨 (上)』 米澤穂信
6.『折れた竜骨 (下)』 米澤穂信
7.『完本 初ものがたり』 宮部みゆき
8.『怪盗クイーンと悪魔の錬金術師 (前編)』 はやみねかおる
9.『福家警部補の再訪』 大倉崇裕
10.『GOTH番外編 森野は記念写真を撮りに行くの巻』 乙一
10冊購入。完璧に買い過ぎ。先月の1.2.の買い漏らしはまだしも、
迷いに迷って7.9.10も買うと決めてしまったのがダメダメ。でも
たまには散在してストレス発散しないと後が続かないので、ダメダメ承
知で購入。あ〜気持ち良かった(爆)。
1.&2.は、先月刊行の買漏れ補填分。書店に並んでるのは気づいてま
したが、何かのフェアで既刊本が並べられてるんだろうと
勘違いしてました(苦笑)。これまでの作品同様、複数事
件同時進行ユーモアミステリの楽しさが満喫できることを
願ってます。
3.と4.は、作者信頼買い。ともに積読本だいぶたまってます(汗)。
5.&6.も、作者信頼買い。あああ、まだ米澤作品を1冊も読んでない
よう(泣)<勝手に泣いとけ
7.は、既刊の完本でない同タイトル本は既読なんですが、3短編が初所
収なのと、舞台となる江戸の町の地図が入っていたので、迷った
けれど結局購入。地図を見ながら読むと、作品世界と登場人物た
ちがよりいっそう身近に感じられそうで楽しめそう。
8.は、おなじみ児童ミステリの雄、はやみねさんの新刊。上下本で下巻
がでるのはかなり先のようですが、あわせて読もうと思ってるの
で、下巻が出るまでこの本は順番積読読みとは別の待機状態にし
ておきます。
9.は、世評信頼買い。当初は購入しない考えでしたがシリーズ1冊目を
既に購入していたことと倒叙ミステリであること、そして一番の
本音は主人公が「若そうな女性」だということです(爆)。
10.は、作者&世評の信頼買い。でも一番の要因は読むのにあまり時間
がかからなさそうな本の薄さだったり。<こんなんばっかり。
そいでは!!
2423. 2013年07月15日 14時13分56秒
投稿:SAMANA
3連休のうち前2日は夕方に一時的大雨。最終日の今日は朝から雨。
うっとおしいのですが、前2日は雨はあがった後に気温が下がって快適
だったし、今朝も気温が高くなってないので、今回ばかりは「恵みの雨」
としてありがたがることにいたします。あぁ涼しい涼しい♪
さてさて。それでは積読本状況詳細報告。
2013年6月の読了本
1.『ウィチャリー家の女』 ロス・マクドナルド
2.『女名刺殺人事件』 梶龍雄
3.『ソドムの門 ある殺人者の肖像』 深谷忠記
4.『伯母殺人事件』 リチャード・ハル
5.『グッドナイト、スリープタイト』 景山民夫
6.『「大久保長安の黄金」殺人行』 阿井渉介
7.『モナミは宇宙を終わらせる? We are not alone!』 はやみねかおる
7冊読了。よしよし。
1.は、私立探偵リュウ・アーチャーもののハードボイルド。
気づいてもよさそうなものなのに、地味ながら一歩ずつ進むアー
チャーの捜査に惹きつけられて最後まで気づかない。ロスマクの
掌の上でまんまと転がされてしまいました。
2.は、エロティック推理小説短編集。
スポーツ新聞のエロページに連載されてるかのような、中年読
者向けサービスたっぷりの、いかにも通俗ノベルスといったも
の。それでも「これは通俗小説でなく、あくまでミステリです」
といったしつらえになっていて、そこに作者のポリシー・こだ
わりが感じられるように思えたんですが、これってやっぱり贔
屓目なのかなぁ…。
3.は、薬害問題を扱った社会派長編ミステリ。
読んでるときは主人公の動きに驚いて「スゴイ」と感じました
が、読み終わってよく考えたら別にそう動いてもおかしくない
よなぁと、考え直しました。ある一点が目くらましになってい
たようです。いろんな意味で主人公にこの手の人物を配した作
者にやられました。
4.は、倒叙型海外古典ミステリ長編。
約80年前の作品なので、このパターンはかなり斬新だったはず。
全編に漂う皮肉なユーモア味も効果倍増。確かによく出来た作
品だと思いました。海外物が苦にならない人ならイギリスの田
舎の情景も含め、先入観があっても、のんびりと楽しめる一品
だと思います。
5.は、音楽をテーマにした中短編集。
サブカルを使ってお洒落で心地いい小説を初めて読んだのは景
山民夫作品でしたが、この本もその系統。いやぁ、ベタですが
やっぱりイイ。小品で軽いけど、だからこそ味わえるほんのち
ょっとしたささやかなスッキリ&幸せ感が心地いい。こんな景
山作品、もっと読みたかったです。
6.は、新本格ミステリ長編。
島荘系「幻想味あふれる謎」ものですが、ミステリ的にも物語
的にもキャラ的にも心に響くものが全くなかったのが残念。無
理して幻想味あふれる謎をださなくてもいいと思うんですけど
ねぇ……。
7.は、ウルトラスーパーミラクルドジっ娘女子高生のモナミが活躍?
するSF系学園コメディ長編。購入見逃しに気づいて慌てて買っ
て読みました(汗)。
前作よりこみいった構成ではありませんが、ワンポイントのミ
ステリ趣向が効いてますし、ハチャハチャな世界観とモナミの
個性がよりパワーアップしてたと思います。モナミのキャラが
かなりツボで、個人的には教授と双璧をなすレベル。ここまで
ドジじゃないし食欲旺盛でもないのに、なぜか自分の娘と重ね
てみてしまうのです(苦笑)。
2013年6月の購入本等
1.『あんじゅう 島屋変調百物語事続』 宮部みゆき
2.『アルファベット・パズラーズ』 大山誠一郎
3.『三つの名を持つ犬』 近藤史恵
4.『モナミは宇宙を終わらせる? We are not alone!』 はやみねかおる
5.『七つの海を照らす星』 七河迦南
5冊購入。そこそこ。
1.は、作家信頼買い。
「あんじゅう」の漢字読みをネットで知って、この作品が百
物語であることを改めて認識してしまいました。未読なので
本当にその手の話なのかどうかは判りませんが。漢字読みは
ちょっとした驚きでしたが、未読のうちに知ったのは果たし
て得をしたのか損をしたのか。
2.も、作家信頼買い。
かなり前にネット上で評判を聞きつけて、PDF形式で読んだ
「彼女がペイシェンスを殺すはずがない」がとても面白か
ったことを覚えています。その後、新本格界隈で大活躍して
るようなので楽しみです。
3.も、作家信頼買い。近藤作品も積読本がとうとう20冊を超えてし
まいました。早く順番まわってこないかなぁ。
4.は、はやみねかおる作品の新キャラ2作目長編。前述のとおり買
い忘れに気づいて慌てて購入。表紙が今どきのイラストでナ
イスです。
5.は、お勧めいただいたミステリ短編集。購入予定数が少なかった
こともあって思わずすぐに買いました。楽しみにしたいと思
います。
そいでは!!
[NAGAYA v3.13/N90201]